ベトナム・ホーチミンで愛されるスイーツ8選

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日本での生活に疲れていませんか?外に目を向ければ様々な世界があります。ベトナム・ホーチミン在住の著者も日本を飛び出して海外移住を決めたその一人。是非ホーチミンの暮らしぶりを読んでみてください。

『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!

著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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第3章ではベトナムの地元グルメを紹介しています。このページではベトナムで愛されるスイーツを一挙公開!是非ベトナム・ホーチミンでスイーツを楽しんでいただければと思います。

 

第3章「ホーチミンの地元グルメ」
料理
スイーツ】(当ページ)
コーヒー

 

おすすめスイーツ8選

 

ベトナムの庶民スイーツを楽しみましょう!

優しい素朴な甘さでとっても美味しいのが、ベトナムの庶民スイーツです。

庶民スイーツは、市場や路上におかれたプラスチックの小さいイスに座って食べるのがベトナム流。もちろん、テイクアウトも全然OKです。

こちらでご紹介するのは、いずれも下町などで買うことのできる庶民スイーツ、お洒落なカフェやレストランではメニューにないものばかりです。

是非ホーチミンの下町にも足を踏み入れて、庶民の味を楽しんでください。

 
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ベトナム・ホーチミンの一般的な食事5選・ソウルフード3選

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第3章ではベトナムの地元グルメを紹介しています。このページではベトナムで愛される料理を一挙公開!是非ベトナム・ホーチミンで地元グルメとソウルフードを楽しんでいただければと思います。

 

第3章「ホーチミンの地元グルメ」
料理】(当ページ)
スイーツ
コーヒー

 

ベトナムの地元グルメ

 

レストランでのお食事も美味しいのですが、やっぱり庶民の味が美味しいですよね。日本人観光客の皆さんのお口に合うようで、ベトナム料理は人気のお料理です。

ところで、ベトナムでは食事をする場所にランクがあるってご存知ですか?

レストラン⇒食堂⇒飯屋⇒屋台といった感じでしょうか。

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是非見てほしいマカオのレトロ×モダンなおすすめスポット

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マカオはカジノ・世界遺産のイメージが強くありますがそれ以外にも魅力はたくさんあります。本当のマカオを知る事ができる観光ツアーを体験してみません?マカオ在住10年、旅行のプロ・ツアーガイドをしている著者がお届けします!

読むマカオ観光ツアー ~在住10年、旅行のプロが伝えるマカオ~(全10ページ)はこちらから!

著者:越宮椿

マカオ在住10年のツアーガイドです。現地で知り合ったマカオ市民と国際結婚し、1児の子育てをしながらゆるく働いています。ギラギラしているようで実はのどかな、安全で清潔な観光都市マカオの魅力を、旅行のプロがごく個人的な視点からご紹介します。もしお気に召しましたら、ぜひ実際にマカオへ遊びに来てください。

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時間が止まったようなレトロな古い建物と、新しい建物の対比もマカオの魅力です。有名な観光地である、世界遺産の歴史的建造物は西洋も東洋も趣があり美しいです。

また人々の暮らすローカルエリアの住宅は、内装はリフォームしても外壁は古いものが多く、どこか寂しい佇まいに哀愁を感じます。

 

一方2000年代から建設が始まった大型カジノはピカピカで、見る者の心をワクワクさせてくれます。中でもマカオ半島の「グランドリスボア」と歴史的建築物の古い建物の対比は見事です。

 

グランドリスボア

マカオにある世界最大のカジノリゾート。マカオを象徴するような施設で、2008年に建築されたリゾート内の新しいホテル「グランドリスボア」は蓮の花をイメージして作られた。

▼グランドリスボア

 By Kroisenbrunner投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

 

マカオのレトロフューチャーな街並み

こういったマカオならではの独特な街並みは、退廃と発展、歴史と進歩など、見るものに相反する感情をもたらします。

これはマカオが「歴史市街地区」という古い世界遺産の街並みを守りながら、カジノで急成長を遂げていることに理由があります。古い部分を残しながらも開発がどんどん進んでいるマカオは、古さと新しさのコントラストが面白い場所です。

レトロフューチャーなマカオの街並みは、マカオの人々の生活の有様を端的に物語っているようで魅力的です。以下ではグランドリスボアを中心に、ぜひ見てほしい、絵になるマカオの魅力を紹介していきます。

 

▼マカオの地域図

 

1 世界遺産×現代マカオの象徴

 

誰もが必ず訪れるマカオの世界遺産から見える「グランドリスボア」は、歴史ある建物とのちぐはぐな感じがマカオの急成長を物語っています。

聖ポール天主堂跡のあたりからは、グランドリスボアがよく見えます。その裏手にある伝統的な寺院であるナーチャ廟、旧城壁の方へ回ってみると、歴史的建造物と異形のカジノホテルが一度に視界に入り、大変面白い構図となります。

 

▼旧城壁から見るグランドリスボア

 

写真の好きな方は、旧城壁の壁の向こうから撮影するのがおすすめです。壁がフレームのような役割を果たし、印象的な写真が取れます。

聖ポール天主堂跡の隣、小高い丘の上にあるモンテの砦はかつての要塞(ようさい:攻撃を防ぐために作られた建物)でした。

 

▼モンテの砦

by William Some rights reserved

 

砦の頂上は開けた回廊になっており、ここからは中国までよく見えます。

マカオは数百年に渡る大規模な埋め立てを行なってきましたが、元々は海岸線がすぐそばにあった大変小さな土地ですから、海からの敵に対応できるようこの砦には大砲が配備されていました。

 

▼13世紀頃のマカオ半島

(出典:マカオ政府文化局© 澳門特別行政區政府文化局 版權所有)

 

ホテルを臨む方向には大砲台のレプリカが数台並べてあり、グランドリスボアを狙うように大砲が設置されています。

遠い昔活躍したであろう大砲と現代のマカオを象徴するカジノホテルの共演は壮観です。

 

▼グランドリスボアを狙う大砲

by Robert Lowe 

 

2 リアルな住宅街×光り輝く異形の建物

マカオ市民が昔から暮らす住宅には、人々の生活が息づいています。マカオは地震がないため古い建物が多く、時に廃墟マニアでなくともときめくような街並みに出会います。

建物自体は古いですが、実際は内装をリフォームしており中は案外きれいということが多いです。

 

ナショナルジオグラフィック(自然・歴史・文化などの記事を掲載する雑誌)の写真コンテストに投稿された作品が話題を呼んだのが、細い道の左右に並んだマンションの間から見える「グランドリスボア」という構図の写真です。

カジノホテルの奇抜な形と住宅地のレトロさのコントラストが、まるでSFのような雰囲気です。夜景も見ごたえがありますよ。

 

▼マンションの間から見えるグランドリスボア

▼見る事ができる場所「東望洋新街」

 

聖ポール天主堂跡から徒歩10分強のこの通りは、「ロイヤルホテル」のすぐ近くにあります。写真が話題になって以来、ここで撮影している人を見る機会が増えました。

ここは細い道ですが、車が結構通ります。背中側から車が来ますので、写真を撮る際にはくれぐれも注意が必要です。

 

3 質屋×サイバーパンク

 

マカオのカジノの近くには質屋があります。

現金の持ち込みが制限されているため、手持ちの現金がなくなったギャンブル好きが、金目のものを質に入れてまた勝負に挑むからだと言われています。

 

マカオの現金持ち込み額

マカオでは12万パタカ(約170~180万円)以上の現金持ち込みが禁止されている。また、持ち出しも12万パタカ以上の場合は申告が必要となっている。

 

そんな質屋のレトロな看板は、夜になるとライトアップされます。

猥雑でドキドキするような妖しい光に照らされた街並みは、攻殻機動隊やブレードランナーの世界のような雰囲気です。

 

▼攻殻機動隊

 

中でも「リスボアホテル」の近くには質屋が密集していて、看板の光に誘われて小さなお店の並んだ路地に入ると、異次元に迷い込んだような趣があります。

 

 

以上、おすすめのレトロ×モダンの魅力的なスポットでした。次のページから第2章。第2章では街並み以外のマカオの魅力をお伝えします。

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著者:越宮椿

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マカオの魅力的な夜景スポット【カジノホテルは楽しみ方色々!】

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マカオの魅力は太陽の出ている間だけに留まりません。カジノホテル群は日が落ちると輝き始め、昼とは違う表情を見せます。

カジノは24時間営業で、マカオはまさに眠らない街。夜が明けるまでそのきらめきを放ち続けます。

 

安全なマカオの夜を満喫しよう

マカオのカジノは24時間営業しているため遅くまで開けている店も多く、深夜でも街が明るく人通りが多いです。そのため治安がよく、女性だけの旅行でも安心して夜景を楽しむことができます。

街が小さいので見どころがギュッと凝縮されており、歩いて気軽に夜景スポットを回れるのも魅力です。

カジノの楽しみ方は賭け事だけではありません。夜明けまで続くにぎやかな夜景を眺めながら、マカオならではの建物に込められた風水の意味を読み解いたりするのも楽しいですね。

 

現地バスツアーでも人気のマカオ半島のランドマークと、カジノリゾートが立ち並ぶコタイ地区を代表するおすすめの夜景スポットをご紹介します。

 

 

1 マカオの象徴「リスボア」&「グランドリスボア」

 

「新旧リスボア」は、マカオを代表するランドマークです。

風水をもとに建てられた奇抜な建築デザインと派手なイルミネーションは、他のどの建物とも一線を画しています。

 

▼カジノの元祖「リスボアホテル」

by Tim Wang Some rights reserved

 

「リスボアホテル」はマカオで最初のカジノです。マカオのカジノの歴史はここから始まりました。

円柱形をしていることから通称「鳥かご」と呼ばれ、カジノのお客さんが入りやすく出にくい構造を風水で作ったといわれます。

 

▼マカオの今を体現する「グランドリスボア」

 By Kroisenbrunner投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

 

「グランドリスボア」はマカオのシンボル、蓮の花をイメージしたといわれる一際目立つ建物です。

 

▼蓮の花

 

金ぴかの外壁には、風水で悪いものをはねのけるという意味があります。

高さは216mあり、市街地のどこからでも見え、現在のマカオを象徴するような見応えのある独特の夜景が魅力です。

 

▼「グランド・リスボア」動画

 

2 音と光の噴水ショー「ウィン・マカオ」

 

「ウィン・マカオ」は2001年にカジノ経営権が開放された際、いち早くマカオに参入してきたアメリカ・ラスベガスのカジノリゾートです。

こちらはホテルメインロビー前での噴水ショーが見どころです。音楽に合わせて水が踊る噴水のショーは、昼から午後10時前後まで15分おきに行われています。

おすすめの時間帯は、ライトアップや炎の演出も一段と見映えのする日没後です。

 

噴水は人造湖の南湾湖に面する遊歩道からすぐの場所にあり、遊歩道からは「新旧リスボア」や「マカオタワー」、コタイ地区の「ギャラクシーリゾート」までよく見えます。

 

▼遊歩道

 

夕食後にぶらぶら散歩したい、ロマンチックな夜景散策スポットです。

 

▼「ウィン・マカオ」動画

 

3 東洋のラスベガス「コタイストリップ」

 

マカオの巨大なカジノリゾートが数多く立ち並ぶのが、埋め立て地のコタイ地区です。

中でもこのエリアの中心を突っきる1本の道路を、アメリカ・ラスベガスの「ラスベガス・ストリップ」にちなんで「コタイ・ストリップ」と呼びます。

 

ここには「ベネチアン・マカオ」や「シティ・オブ・ドリームス」「サンズ・コタイ・セントラル」「パリジャン・マカオ」「スタジオ・シティ」など個性的な大型カジノリゾートが並んでおり、夜には一層美しいライトアップが見られます。

 

▼コタイ地区で1番派手なライトアップで金運アップ!「シティ・オブ・ドリームス」

by Grand Hyatt Macau Some rights reserved

▼「シティ・オブ・ドリームス」動画

 

中でも「シティ・オブ・ドリームス」の建物群の壁一面に流れるライトアップは、とても派手で見応えがあります。

ここは先ほど紹介したリスボアのオーナー、スタンレー・ホー氏の息子であるローレンス・ホー氏が経営する、水をテーマにしたカジノリゾートです。

 

水は風水で「お金」を表すため、金運の上がるスポットとしても人気があります。

また2018年6月にリゾート内にオープンしたザハ・ハディド氏設計のホテル、「モーフィアス」も必見です。

曲線を多用した、近未来的で幾何学的なデザインが話題を呼んでいます。

 

▼モーフィアス

 

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「パリジャン・マカオ」も見逃せません。

 

▼きらめくエッフェル塔に目を奪われる「パリジャン・マカオ」

 

実物の半分の大きさで作られたエッフェル塔のレプリカは、本物のように美しくきらめき、私たちの目を楽しませてくれます。

パリジャンのショッピングモールから、エッフェル塔に上ることもできますよ。

 

以上、マカオのおすすめ夜景スポットでした。次のページではレトロ×モダンを感じることができるスポットをプロ視点でお伝えします。

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ベトナムコーヒーの飲み方 【ホーチミンで味わう極上の時間】

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著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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「ベトナムというと何を想像しますか?」、このような質問の答えとして帰ってくるのが、歴史的なことならベトナム戦争、食材関係ならベトナム・コーヒーです。

このベトナムコーヒー、日本の皆さんはよく理解されていないのではないでしょうか。

ベトナムコーヒーって何なのか、日本で飲むコーヒーとは違うのか、たかがコーヒーされどコーヒーです。

今回は、ベトナムコーヒーのお話をします。

 

▼ベトナムコーヒー

by Simon Law Some rights reserved

 

第3章「ホーチミンの地元グルメ」
料理
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コーヒー】(当ページ)

 

ベトナムのコーヒー豆

 

ベトナムのコーヒー豆の生産量は世界第2位。ご存知でした?(参照:http://www.fao.org/3/a-i4985e.pdf)

これって、日本では案外知られていないんですよね。

 

 

第1位のブラジルでは、メインで生産しているのが日本でよく飲まれているアラビカ種のコーヒ豆。

対してベトナムではロブスタ種のコーヒー豆の生産がメインとなっています。

世界で流通しているコーヒー豆の3分の1はロブスタ種。そしてその3分の1がベトナム産なんですよ。(参照:岡山県ベトナムビジネスサポートデスクレポート

 

 

ロブスタ種は「成長が早い」「病害に強い」「収穫量が高い」といった、生産するには申し分のない品種なんです。

また、山などの高地で栽培されるアラビカ種と違いロブスタ種は低地栽培がOKなので、山のないホーチミンの周辺でも栽培がされています。

ロブスタ種は、他のコーヒ豆に比べて抽出される水溶性成分やカフェイン量がかなり多いので、インスタントコーヒーや缶コーヒーに適しているとも言われます。

日本で販売されているコーヒー製品でも、ベトナムのコーヒー豆が使われている事もあります。

 

ロブスタ種の味

 

ロブスタ種のコーヒー豆の特徴は、苦みが強めでとっても香ばしい香り。

先ほどベトナムのコーヒー豆が使われる事もある、と言いましたが日本で使われているコーヒーのほとんどはアラビカ種のコーヒー豆なんです。

日本の方がロブスタ種のコーヒーを飲んだ際、「あまり美味しくない」といった否定的な感想をよく持たれるようです。

「麦茶のような味で変」っていう意見も少なくないとか。

その為日本国内で、ロブスタ種のコーヒーをストレートで口にすることは滅多にありません。

やはり日本人からすれば「酸味がない」「泥臭い」「焦げた麦の臭いがする」などの印象が強いからだとか。ロブスタ種のコーヒー豆は日本人の味覚に合わないのかもしれませんね。

でも私の場合、アラビカ種よりロブスタ種のコーヒーが好きでよく買ってきます。

素直なアラビカ種より、くせのあるロブスタ種の方がお気に入りなんですね。

それに何といっても安い!

ロブスタ種の中にもいろいろランクのようなものがありますが、1kgで500円弱。200g買っても100円、びっくりですね。

編集部注※ 日本ではコーヒーチェーンスターバックスのハウスブレンド(アラビカ種)が250g1050円(税抜き)

 

ベトナムコーヒーの飲み方

 

一般に言う「ベトナムコーヒー」というのは、ベトナムで生産されたコーヒーという意味ではなく、ベトナムの伝統的なコーヒーの入れ方(淹れ方)のことを示しているそうです。

ベトナムには、独自のコーヒー文化が形成されているんですよね。

その「伝統的な入れ方(淹れ方)」とは、特有の焙煎・抽出方法で出したコーヒーを、コンデンスミルク(練乳)と合わせて飲む、というものです。

 

▼カップの下の白い層がコンデンスミルク

by Paul Arps 

 

これがまた、とっても濃厚な味わいで、驚きの美味しさなんですよ。

甘党ではない人にとっては、違う意味での驚きのようですが(笑)。

さすがに、ロブスタ種を生産をしている国だけあって、美味しく飲む方法をしっかりと把握しているようです。

 

 

ベトナムでコーヒーを飲む楽しさ

 

ベトナムにおいて『コーヒーを飲む』と言うことは、私流の解釈として、ただ「喉が渇いたから飲む」という単純な意味ではないと思っています。

ベトナムでは、大陸からの風を感じて楽しみながら時間を過ごすんです。

そんな時に欠かせないアイテムがベトナムコーヒー。

カフェでベトナムコーヒーを注文すると、正式なところなら小さめのコーヒーカップの上に、ベトナムコ-ヒー用のフィルターが乗ったままで出てきます。

 

▼銀色の部分がフィルター

by Charles Haynes

 

日本のコーヒーのように、直ぐに飲める状態では出てきません。

一滴一滴、ろ過されたコーヒーが落ちていくのを、のんびり楽しむのです。

更にアイスコーヒーでは、濃いコーヒーと練乳の甘さが自分の好みになるまで、時間の流れを楽しみながら氷が解けていくのを待ちます。

日々、時間に追われ、あっと今に時間が過ぎていく国の人にとっては、忘れてしまった時間の過ごし方なのでしょうね。

日本から来られた皆さん、カフェでベトナムのアイスコーヒーを注文して、出てきたら一気飲みして・・・、もったいないですよねぇ。

コーヒーと一緒に楽しむものの方が、重要だと思うのですが。

メインは過ぎ行く時間を楽しむこと。ベトナム・コーヒーはそのためのアイテムだと認識されてる方はほとんど皆無かも。

ベトナムに来られた際には、コーヒーというサブアイテムを目の前に置いて、ゆっくりじっくりのんびりと時間の流れを楽しんでください。

 

以上、五百井飛鳥氏による「ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本に疲れた方へ~」でした!

ベトナムの活気、そして過行く時間を楽しめる環境。日本にはない光景が広がっている事がお分かりいただけましたでしょうか?是非次の旅行はベトナムを選択肢に入れていただき、そして移住先の一つとして考えていただければと思います!

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世界にはどんな地域・国がある?

 

 

このページでは海外旅行へ行く前に、まずは世界にどのような地域があって、どのような国があるのかを紹介します。自分が行きたい場所のイメージにピッタリの地域や国を選んでいただければと思います。

 

世界の地域・国

 

まず、海外(世界)は大きく分けると

アジア・オセアニア・ヨーロッパ・アメリカ・アフリカ・南極

の6つに分ける事ができます。(国際連合HP:https://unstats.un.org/unsd/methodology/m49/より)

 

▼世界6つの地域

 

以下、初心者の方が行くことがほとんどない南極以外の地域を解説していきます。

初心者の方が行くとしたらおすすめは「アジア」⇒「オセアニア」⇒「アメリカ」「ヨーロッパ」⇒「アフリカ」の順番です。

 

アジア

 

まずは日本も属しているアジアから紹介します。

アジアは日本のある「東アジア」と呼ばれる地域(日本、中国、韓国など)から「東南アジア」(タイ、ベトナム、インドネシアなど)「南アジア」(インドなど)「中東」(サウジアラビア、UAEなど)まで幅広い地域があります。

東アジアや東南アジアは宗教的には仏教国も多く、ヨーロッパなどに比べれば日本に文化的に近いですが気候は東アジア以外(東南アジア・南アジア・中東)は温暖な地域が多くリゾート地も多くあります。

 

▼温暖なリゾート地の代表例:アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ

 

それぞれの特徴を挙げるとキリが無いのでここでは割愛しますが、アジア圏は基本的に植民地だった歴史とそれまで独自の文化が発展してきた歴史を併せ持っている国が多いので旅行へ行けば独特な文化を楽しむことができるでしょう。

 

独特な文化の例

アジアはかなり広いので様々ですが、日本の浮世絵、中国のカンフー、タイのムエタイ、ミャンマーの民族衣装ロンジー、インドのガネーシャ(インド神話の神様)などがあります。

▼ロンジー


By Paul Arps – https://www.flickr.com/photos/slapers/11772966814, CC 表示 2.0, Link 

▼ガネーシャ

 

オセアニア

 

オセアニアはオーストラリアやニュージーランドなど温かい気候が特徴です。フィジー島などのリゾート地として観光に訪れる方も多い地域です。

 

▼フィジー島

 

海外旅行初心者の方が訪れるとしたらまずはオーストラリアが良いでしょう。

オーストラリアはコアラやカンガルーなどの動物を観て楽しんだり、ビーチでのんびりしたり、世界最大級の一枚岩である「エアーズロック」を観て楽しんだりとライトな観光体験がたくさんできるでしょう。

 

▼エアーズロック

 

ヨーロッパ

▼東ヨーロッパと西ヨーロッパの大まかな違い

東ヨーロッパ(東欧) 西ヨーロッパ(西欧)
ロシア・ウクライナ・ベラルーシなど フランス・イギリス・ドイツ・イタリアなど
あまり通じない 英語 通じる
鼻がとても高い 顔立ち 鼻が高い

 

ヨーロッパは東はロシア連邦から西はフランス・スペインなどまで広がっており東と西では雰囲気が大きく異なります。

東はソ連時代に共産主義の影響を受けた国々と、西は華やかな雰囲気のあるフランスやイタリア。東と西では異なる文化が形成されています。

 

【コラム】西と東の印象の違い

共産主義は最終的に貧しくなり、崩壊してしまった歴史があるので暗い雰囲気の国が多いと感じています。フランスやイタリのような資本主義国家は、成功を収めたので豊かになり文化も明るく発展していったもののように感じています。

 

例えば言語にしても東側のロシアに行くと英語はほとんど見る事ができません。(ロシア語ばかりです)

西側のヨーロッパの多くの国では(日本でもそうですが)外国人観光客の為に英語表記がお店や交通機関にありますが、ロシアだとそのような事が無いので「異国に来た感」を感じる事ができます。

また、顔立ちも東欧の国の方は鼻がとても高く(西ヨーロッパの人よりもさらに高く)美しいのでそのようなところでも独特の雰囲気があります。

 

▼ロシアの方の顔立ちの例:スケート選手エフゲニー・プルシェンコ選手


By David W. Carmichael , CC 表示-継承 3.0, Link 

 

西ヨーロッパはフランス・イタリア・ドイツなど日本でもよく名前を聞く国が多いので馴染み深いですがやはり街並みがとてもきれいです。

レンガ調の建築物が古くから残っているので世界史で習った場所(例えばイタリアにあるローマ帝国時代の「コロッセオ」など)を訪れても感動します。

 

▼イタリア:コロッセオ

 

北欧(ノルウェーやスウェーデンなど)もまた違った気候や文化です。

 

▼ノルウェーはオーロラが観られることで有名:オーロラ

 

 

アメリカ

 

アメリカは北米(アメリカ合衆国、カナダなど)と南米(ブラジル・アルゼンチンなど)に大きく分けることができます。

アメリカは日本へ文化的に多く入ってきているのでなんとなくイメージが付くでしょう。

ただ実際にアメリカを訪れると広大な土地が広がっている事を感じる事ができるでしょう。ニューヨークやロサンゼルスなどの栄えた場所もあるのですがアメリカのほとんどは自然です。

 

▼ニューヨーク

 

壮大な自然はアメリカで多く見る事ができて感動するはずです。日本ではなかなか見る事のできない「とにかく大きな滝」「とにかく大きな岩」などを楽しむことができます。

 

▼とにかく大きな滝の例:ナイアガラの滝

▼とにかく大きな岩の例:グランドキャニオン

 

南米は陽気なイメージがあると思います。

もちろん陽気で明るい人たちも多くいますがこちらも自然はみどころです。特にまだあまり人が訪れたことの無い場所も多く残っていて、「ありのままの自然」という感じがします。

例えばベネズエラの”ロストワールド”と言われる「ギアナ高地」を見ていただければその意味が分かるでしょう。

 

▼ギアナ高地(ギアナ地方にある高地)。下記写真の「テーブルマウンテン」を指す。

 

アフリカ

 

アフリカは発展途上で、初心者にはあまり向いていない地域ですがサバンナで野生の動物をみたりするのが旅行の時の楽しみ方です。

 

▼サバンナ

 

他には現地の文化を継続する(首長族などの)民族のいる地域を訪れてみたりするのも楽しみ方の一つです。

 

▼首長族の女性

 

そんな民族もいる一方、ケニアのナイロビなどの都市ではビルが建築されたりしているので近代文明が入り込んでいる地域もあります。

 

アフリカの国の中には内戦が未だに続いているソマリアという国もあり治安は全体的にあまり良くない事もあるので旅行に行きたい場合は下調べをよくしてから行くと良いでしょう。

調べ方は地球の歩き方などのガイドブックを読む、ネットで現地情報を検索する(旅行ブログなど)などがあります。ただ、日本語の情報も限られていますので英語でネット検索して英文を読む(又はグーグル翻訳を駆使して読む)などが良いでしょう。

 

治安の詳しい調べ方は別Webon『バックパッカー初心者旅行』で解説!

 

以上、世界の地域の紹介でした。

上記ではおおまかな分類をして紹介しましたが実際は国によって文化・気候・治安はかなり異なりますのであくまでも旅行先を選ぶ際の大まかな参考程度に考えていただければと思います。

次のページでは海外旅行に行こうと思った時の準備について解説をしていきます。

ホーチミンのおすすめ観光スポット

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ホーチミン市の中心部を歩いていると、外国人の姿を多く見かけます。外国人は住んでいる方や観光客の方。

欧米人の皆さんに日本人をはじめとするアジアの皆さん。更に最近特に目立ってきたのがイスラム文化圏から来られている皆さんです。

ベトナムは観光スポットとしても人気が高いところで、ホーチミン市は代表的なベトナムの都市なので外国人観光客も多いんですよ。

 

ベトナムの観光事情

 

ベトナムには歴史的な世界遺産や素晴らしい自然も多く、見所満載なのですが、一般的に観光の基点とされているのが北部のハノイと南部のホーチミンですね。

 

 

最近では、日本からの直行便も開通した中部のダナンも人気のようです。

 

 

ダナンの周辺にはフエホイアンといった世界遺産もあるので、観光には最高です。

このように「ハノイ」「ダナン」と並んでベトナム3大拠点の1つとなっているのが「ホーチミン」。

その魅力を一つだけ挙げるとすれば、まるでヨーロッパにいるような錯覚さえ覚える街並でしょう。

エキゾチックな雰囲気に包まれて、素敵な時間を過ごすことができます。

 

ホーチミンは東洋のパリと称されるくらいに、フランス風の雰囲気が漂っています。それが目的で来られる方も多いです。

ホーチミンは1850年頃~1950年頃までフランスの統治下に入り、ナポレオン3世の指示により街つくりが行われました。その為街には19~20世紀の建物がたくさん残っています。

当然に文化的なこと(食や言語など)も、大きくフランスの影響を受けて、今に続いているのです。

 

ホーチミンのおすすめ観光スポット3選

① 街並

 

エキゾチック感を醸しだしているのが、フランス統治時代に作られた数々の建物です。

 

フランス統治時代の建物の例

市民劇場(サイゴン・オペラ・ハウス)、サイゴン大教会、サイゴン中央郵便局、ホーチミン人民委員会庁舎、タンディン教会、統一会堂など

 

ほとんどが19世紀~20世紀に作られたもので、当時のフランス文化が色濃く残る建築物となっています。

それらのフランス風の建物が多く残り、ナポレオン3世による都市計画によって作られた街並は、まさに「プチパリ」と称されるだけあって、素敵な香りに包まれています。

 

▼プチパリと称される街並み

 

穏やかな昼下がり、おしゃれなカフェでアフタヌーンティーを楽しみながら、19~20世紀に作られた彫刻が素晴らしいコロニアル様式屋根の建築物を眺めるなんて素敵ですよね。

 

▼現地で撮影された街並み

コロニアル様式

17~18世紀頃のアメリカの植民地で発達した建築様式。大きな窓やベランダがあり、建物の正面には庇(ひさし)がついているのが特徴。(「フレンチコロニアル」とも呼ばれる)

▼アフタヌーンティーのイメージ

 

気分は完全に19~20世紀のヨーロッパにタイムスリップです。

 

② 歴史的建築物

※以下で紹介するスポットはこの地図の「歴史的建築物スポット」エリアに入っています。

 

ホーチミン市内観光のメインとなっているのが、数多くの歴史的な建築物です。

しかし、それらの建物は有名な観光スポットでありながら、未だに現役の建築物として活躍しています。

 

ホーチミン市人民委員会庁舎は、1902年~1908年にかけて当時のサイゴン市庁舎として作られた、フレンチコロニアル(「コロニアル」と同義)様式の美しい建物です。

 

▼ホーチミン市人民委員会庁舎


By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link 

▼ホーチミン市人民委員会庁舎(夜バージョン)


By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

サイゴン中央郵便局は、1886年~1891年に当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として作られました。

 

▼サイゴン中央郵便局の外観


By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

サイゴン中央郵便局の鉄骨を設計したのはあのエッフェルです。この建物は、当時は駅舎だったパリにあるオルセー美術館がモデルとなったそうです。

 

エッフェル

アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル( 1832年- 1923年)。フランスのパリにあるエッフェル塔を設計した。

▼エッフェル

▼オルセー美術館の外観


photo by Simon Schoeters

 

サイゴン中央郵便局は現在では、お土産コーナーも充実した観光スポットですが、ホールの周囲にあるカウンターでは、今でも実務が行われています。

 

サイゴン・オペラハウス(ホーチミン市民劇場)は、1897年建築された劇場で、こちらも未だに現役の劇場として使用されています。

 

▼サイゴン・オペラハウス


By Diego Delso, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

その他、一般のアパートメントなどもかなりの年代物が残存して、一般の皆さんが使われているんです。

 

▼年代物のアパートメント

 

③ アヘン工場

 

ホーチミン市内中心部、観光客の皆さんのメインストリートともなっているドンコイ通り付近などに、歴史を感じるとっても趣のあるスポットが数カ所点在しています。

 

それらは、その昔アヘン工場だったところ。

一時は取り壊す予定になっていたようなのですが、結局はそのまま残されて、現在はおしゃれな飲食店や物品販売店として利用されています。

※一例「L’Usine」というレストラン

 

【編集部注】アヘンとベトナム

アヘンはアジア諸国がヨーロッパの為に栽培させられていた麻薬というイメージが強い。また、ベトナムがフランスの植民地だったころに体力が無くなったらアヘンを吸って身体を麻痺させて働かされていた、とも言われている。

▼アヘン工場を改装したカフェ

 

歴史を感じる雰囲気に溢れているスポットだということはわかりますが、そこがアヘンの工場だったなんて思いも及びません。

工場の跡地を利用している飲食店の中には、お店の一部を展示スペースとして昔の資料や写真などを保存&公開しているところもあります。

 

ベトナムコーヒーとバインミーもおすすめ

 

パリでのお茶タイムは、カフェオレとクロワッサンが定番。

フランス文化が色濃く残るベトナムにも、パリのお茶タイムが源流となっているのではないかと思われるのが、ベトナムコーヒーとバインミーなんですよ。

 

▼バインミー(東南アジアで食されるサンドイッチ。フランスパンが使用される。)

CC 表示-継承 2.0, Link

 

「ベトナムコーヒー」はベトナム独特のエスプレッソ風のコーヒー。「バインミー」はベトナム独特のフランスパンを使ったサンドイッチです。

ベトナムは世界第2位のコーヒー産出国。

ベトナムの地で育まれて完成したベトナムコーヒーの特徴は、何といっても練乳が入っていることでしょう。

とっても甘くて、初めて飲んだ方はびっくりされます。でも、それが病みつきになってしまうんですよね。

私も自宅で作って、甘いアイスコーヒー(ベトナム語でカフェ・ス・ダー)を楽んでいます。

 

▼ベトナムアイスコーヒー

by Simon Law Some rights reserved

 

ベトナムに来られた際には、是非一度は味わってみてくださいね。

※ベトナムの料理とベトナムコーヒーについて詳しくは第3章のこちらのページで紹介します!

 

次のページではベトナム・ホーチミンでおすすめのローカル市場、タンディン市場にある「ア・モイ」について詳しくご紹介します。

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目次著者

著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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海外旅行に行った方がよい理由

 

 

著者:ナツメ

海外約15か国を巡る。世界一周旅行。中国・香港・マカオ・インドネシア・フィリピン・韓国・ミャンマー・インド・ラオス・タイ・オランダ・イタリア・イスラエル・トルコ・アメリカ・カナダ・・・お問い合わせはこちらから

 

海外旅行へ行こう!

 

はじめまして。Webon TRAVEL編集部です。

こちらのページをお読みいただいている方はおそらく「海外旅行に興味はあるけれどまだ行ったことが無い」という方が多いのではないでしょうか。

海外にまだ行ったことが無い方にとってみれば「海外旅行に行きたいけど何を準備すればいいのか」「何から調べればいいのか」というところをまずは知りたいと思います。

そこで、このWebonでは海外旅行初心者の方にゼロから海外旅行のイロハをお伝えしたいと思います!

この海外旅行初心者入門を読み終えた時には海外旅行に行く為に何をすればいいか、そしてどこの国に行くかが決められるかと思います。是非、海外旅行初心者入門を読んで海外旅行へ行っていただければと思います!

 

ちなみにWebonTRAVELでは多くの著者様がそれぞれの国の魅力を語っています。

ブラジル在住歴17年の方が『ブラジル生活入門』を。バリ島と日本の2拠点で活躍するライターの方が『バリ島観光入門』を。その他にもたくさんの海外に関することが情熱を持って書かれています。

実際に海外旅行に行きたくなったら、これらのWebonに目を通してそれぞれの国の魅力を知ってから行くのがおすすめです。

 

海外旅行だからこその楽しい体験

 

海外旅行では国内の旅行では、体験できない楽しく、また感動的な体験をすることができます。挙げるときりがありませんが、世界一周を行った際に印象的だった経験を4つほど挙げさせていただきます。

 

まずニューヨークで見たNBA(プロバスケットボールリーグ)はとても楽しかったです。バスケットボールのルールを知らなくても楽しめます。

 

▼NBAの試合の様子


photo by theopie

 

オランダの街並みも感動しました。クリスマス時期に行きましたが街全体がイルミネーションで装飾されたディズニーランドのようでした。

 

▼イルミネーションで装飾されたオランダの街並み


photo by Kent Wang

 

ガンジス川のほとりでは火葬が行われていて誰でもその様子を見る事ができます。「感動」とは少し違いますが人が焼かれている様子も考えさせられる景色として印象に残っています。

食で言えば、イスラエルの「フムス(ひよこ豆のペースト)」という伝統料理は美味しくて感動しました。(人によっては美味しくない、とおっしゃる方もいるようですが・・・)

 

▼フムス

 

このように海外旅行では、観光・食・景色など色々な面から楽しめます。ただそれ以上に海外旅行に行くことで得られる大きなメリットがあると私は考えます。

 

海外旅行に行った方がよい理由

 

私は「多くの方が海外旅行へ行った方がいい」と思っています。

その理由はズバリ選択肢が広がるからです。

以下では海外に行けば広がる選択肢を「考え方」「場所」「言語で広がる多くの選択肢」の3つに分けて紹介します。

 

海外旅行で広がる選択肢

① 考え方

 

まずは「考え方」の選択肢です。

一つの国だけしか知らなければその国の人が考える事が基本となる事でしょう。もちろんその国だけでも多くの考え方はありますが、国土・人種・歴史から考え方の範囲は一定の幅になります。

島国の日本と大陸の中国。先進国の日本と発展途上国のフィリピン。敗戦国の日本と戦勝国のアメリカ。石油のほとんどとれない日本と石油大国のアラブ首長国連邦。無宗教の人が多い日本と宗教の聖地イスラエル・・・

同じ考え方でないのは一目瞭然です。そしてその国に行けば少しでも違う考え方を知る事ができるのです。

知れば考え方を変えたい時の選択肢になる事でしょう。

 

【コラム】違う考え方を知った出来事

路上生活者が日本とは比較にならないくらい多い地域(東南アジアの貧困地域)に行っただけで自分は恵まれている事にすぐ気づくと思います。そこの人と話す機会(例えばバーなどで)があれば「生活の為に何でもしなければならないのは当たり前」という考え方などを聞く事ができます。実際私も聞きました。また、イスラエルに行った時はキリスト教の教会で十字架の前で泣いている人がいました。理由は分かりませんがそのような光景が日常で見られることで「無宗教なのは普通じゃない。本当に神様を信じている方は(私は無宗教なので)この世に沢山いる」という考え方が私は出てきました。

▼イスラエル 聖墳墓教会


By Berthold Werner投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

② 場所

 

次に住む場所の選択肢も広がります。

これはWebon TRAVELをお読みいただければよくわかるのですが海外へ移住した多くの方は当たり前ですが最低でも一度は「海外へ行った」のです。行った結果そこに住むことを決めたのです。(もちろん転勤や結婚であれば行く前に決める事もありますが、一度も行かずに移住が決定する事は稀です。)

行ってみて、日本よりも自分の性格に合っているならば移住してみればいいのです。嫌であればしなければいい。でも行ってみなければ移住という選択肢はない

このように住む場所の選択肢を広げてくれるのが海外旅行なのです。

 

③ 言語で広がる多くの選択肢

 

海外に行くことで「言語」が身につき、仕事・恋愛・友人関係など多くの選択肢が広がります。

海外へ行けば日本語は通じません。日本語が公用語(一般に使われている言語)なのは日本だけです。つまり海外では日本語以外でコミュニケーションを取らなくてはなりません。

すると、必然的に何かしらの方法であなたはコミュニケーションをとる事になるでしょう。それがボディーランゲージにしろ英語にしろ、日本語以外でのコミュニケーションを取ろうとすることで「言語の壁を超えよう」という意識が芽生えます。

今まで日本語だけで生きていた方は少しでもその意識が芽生える事でボディーランゲージであれば「言語以外で相手に伝える力」、英語や他言語であれば「他言語で相手に伝える力」が向上するのです。

つまりその力を持ってできる事は増え、最終的には「仕事」「恋愛」「友人関係」などの選択肢につながると思います。

確かに観光旅行などの短期間では言語が身につける訳ではないですが、身につけようと思うきっかけにはなると思います。

またなかなか日本でしか生活をしたことがないとコミュニケーションとしての他言語を習得するモチベーションは保つのが難しいと思います。「○○を誰々に伝えたい!」という動機は海外旅行によって生まれる確率が高いと思います。

 

私は海外へ行ったことのある経験により、以前勤めていた会社で「海外事業部への異動もある」と言われました。つまり仕事の選択肢が広がったのです。

 

まとめ

 

海外旅行に行って増える選択肢については「食べ物」「時間感覚」「美的センス」・・・など挙げればキリがないですが、全てのものについて「今まで考えていた常識が変わる」という意味で選択肢が広がると思います。

以上のように海外旅行へ行けば選択肢が増えるのがとても良いと私は考えています。もちろんそこまで難しい事は考えず、最初は「興味があるから」「楽しそうだから」でいいのです。

是非、このWebonを読んで海外へ行く方が一人でも増えていただければ幸いです。そして海外へ行き、選択肢が増え、一人でお多くの方が幸せになる。Webon TRAVELも合わせてお読みいただければきっと良い人生の幕開けになるはずです。

 

次のページでは世界の地域や国の特徴について紹介していきます。

 

おすすめタンディン市場の「ア・モイ」

Webon紹介目次著者
日本での生活に疲れていませんか?外に目を向ければ様々な世界があります。ベトナム・ホーチミン在住の著者も日本を飛び出して海外移住を決めたその一人。是非ホーチミンの暮らしぶりを読んでみてください。

『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!

著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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活気あふれるローカル市場

 

元気なホーチミンをいっぱいに感じたいのでしたら、とにかく市場にいきましょう。

庶民の台所とも呼ばれる市場、迷路のような狭い通路が走る市場の中は、小さなお店がひしめき合って並んでいます。

 

▼市場の様子


photo by Tri Nguyen

 

更に市場の周りには、露天がビッシリとあって、大勢の人々が買い物に訪れます。

各地域にある市場は観光客の姿もまばら、食材や日用品がメインとなっています。

お肉やお魚に野菜などの食料品を扱うお店は、早朝に開店してお昼過ぎには閉まってしまうところも少なくありません。

これは働く時間を短くしたいから、というわけではありません。ベトナムの皆さんは働き者です。

早朝に開店してお昼過ぎには閉まってしまう、というのは市場での傾向で「常温での販売」というのも関係しているかもですね。もちろん夕方まで営業しているお店もたくさんあります。

ただ「庶民の活気」に触れようと思ったら朝のうちか遅くてもお昼前に訪れるようにしたほうが良いでしょう。

 

タンディン市場「ア・モイ」

 

ホーチミン市の各地域には、「ローカルの市場」があるんです。

ローカルの市場とは言っても、そこそこ大きいのですけどね。

そんな市場の中でもおすすめなのが、ホーチミン市の3区にあるタンディン市場です。

 

▼庶民の台所となっている市場「タンディン市場」


photo by Tri Nguyen

▼動画:タンディン市場

▼ホーチミン市の3区

 By Rdavout – self-made. Originals by Renaud d’Avout d’Auerstaedt (http://renaud.davout.org/), registered wikipedian (rdavout). Batch created in 2007-04., CC 表示-継承 3.0, Link

 

タンディン市場は服の生地で有名な市場、地元の皆さんが生地を探しに訪れます。

お気に入りの生地が見つかったなら、採寸してオーダーメイドで希望の服を作ってもらえるんですよ。

それも、驚くほどの格安で。

でも、私のタンディン市場でのおすすめは生地屋さんじゃなくて乾物屋さん。

「ア・モイ」という小さな小さな商店で、私の一番のお気に入りです。

 

▼ア・モイ

 

ア・モイの商品価格について

商品よって金額は様々です。大抵が1キロ当り20万ドン~30万ドンくらいです。日本円で1000円~1500円くらいですね。私は500gくらいの単位で購入しますが、普通は200gでしょうか。そうすると、200gが1つで200円~300円ほどとなります。

 

ア・モイおすすめ商品5選

1 カシュー

 

ア・モイで一番のおすすめは、なんと言ってもナッツ類、様々な種類が揃っています。

ベトナムは、ナッツ関係もめっちゃ美味しいんですよ。

カシューナッツにヘーゼルナッツ・マカダミアナッツ・アーモンド・クルミにピスタチオ、更には、カボチャやヒマワリの種まで。

特に皮付きのカシューナッツは、日本ではとても珍しいのでお土産に最適だと思います。

面倒くさがりやさんの自分用としては、スキンレスのカシューナッツが良いですね。

毎日手の平くらいの量を食べるようにしていると、アンチエイジングに効果があるとか。

でも、食べすぎはカロリーの取りすぎになるので要注意です。

そして、なんといっても驚きなのがお値段。

ご案内した観光客の皆さんもびっくりされています。

 

2 ドライフルーツ

 

ドライフルーツも、絶対におすすめです。

 

日本でドライフルーツというと、砂糖漬けのような状態でとっても甘いイメージですよね。

でもこちらのドライフルーツは、ほとんどがノンシュガー。

食べた感じは、ドライフルーツというよりも、普通に半生のフルーツなんです。

種類も豊富で、南国のフルーツでお馴染みのマンゴーやパッションフルーツなど、生姜や蓮の実までが揃っています。

マンゴーやパイナップルのようなメジャーなドライフルーツも美味しいのですが、私的にあまり知られたくないおすすめ品は金柑(きんかん)です。

これはコンフィチュール(果実の形が崩れていないジャムのようなもの)のようになっていて、洋酒との相性もバッチリ。

私が日本にいる時、金柑を買ってコンフィチュールを作っていたのですが、金柑は結構高い上に調理もとても面倒でした。

それがとても安くて購入でき、おしゃれな器に入れてウイスキーなどと一緒にだせば、最高なんですよ。

 

3 蟹・海老・小魚の佃煮

 

あくまで普通の乾物屋さんなので、魚貝類の乾物も当たり前に並びます。

乾燥させたというか半生風の海老はお料理にグッドですし、小蟹の佃煮風はお酒に合いそうです。

ただ、お酒の飲めない私はご飯の友にさせていただいています。

ご飯の友といえば、最高なのが小魚の佃煮風。

暖かい白ご飯との相性は、まさにベストマッチで何杯でもお代わりができそうです。

小魚の佃煮風、おすすめの一品です。

 

【著者に聞きました!】ベトナムのお米

Q.(Webon編集部) ベトナムのお米と日本のお米にはどのような違いがあるのでしょうか?

A.(著者:五百井) ベトナムでのメインはインディカ米(お米の品種)です。ベトナムはタイ・アメリカに次ぐお米の輸出国です。日本のお米のような、もちもちとした感じではなく、どちらかというとパサパサな感じです。焼き飯にしたら、とっても美味しいです。

でも日本のお米がやっぱり一番美味しいですね。ベトナムでも日本米を購入できますが結構高いです。私も移住をした頃は、ベトナム米(ベトナム産のお米)の匂いが少々気になりましたが、今では慣れて美味しくいただいています。

それと、最近感じているのですが、一般に売られているお米も、以前と比べてかなりもちもち感が増してきている感じがしています。ジャポニカ米(お米の品種)に性質が似てきているのか、私の感覚がそう感じているだけなのかはわかりませんが。

 

4 鶏肉や魚の干物

 

本来の乾物屋さんといえば、メインとなる商品が干物ですよね。

はい、ア・モイにももちろん揃っています。

魚の干物はそこそこ大きいので、家に帰ってから料理バサミで一口サイズにチョキチョキ。

1切れでご飯3杯いけるかもですね(笑)。

魚だけでなく、お肉の干物(なのでしょうか?)もあります。

 

5 お花のお茶

▲お花のお茶のイメージ By Shizuha投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

 

そして、最後にご紹介するのがお茶、様々な花のお茶が揃っていますので、いろいろ味比べをしてみても楽しいですね。

その中でも、私のおすすめはジャスミン茶です。

いろんなお店でジャスミン茶を買ったのですが、今のところ、ア・モイのジャスミン茶が一番美味しいと感じています。

そしてもう1つのおすすめがローズティー。

1年中暑い暑いホーチミン生活、水分補給は欠かせません。

我が家では、常に数種類のお茶を冷やしてお水代わりにゴクゴクしています。

そのラインナップに常に顔を出しているのが、紅茶&ローズティーのミックス。

香りも良くサッパリとしてとても美味しいです。

 

以上、ホーチミンのおすすめローカル市場、タンディン市場のおすすめのお店「ア・モイ」でした。次のページから第3章。第3章ではホーチミンの地元グルメをご紹介します。

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ベトナム女性の洋服と値段 【伝統衣装から普段着まで】

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ベトナム人の女性はとっても働き者です。

屋台や食堂、そして市場や商店、労働力のほとんどが女性のようです。

それに比べて、お昼間から仕事もせずにだらだらしているベトナム人の中年男性、よく見かけるんですよね。

一家の大黒柱になってるのが、働き者の女性っていう世帯も多いかもですね。そんな働き者のベトナム人女性たちに関する、伝統的&現在の服装の文化をお話しましょう。

 

第1章「ベトナム生活の基本」
魅力
水・インフラ
タクシー
洋服】(当ページ)

 

伝統的な服『アオザイ』

▲アオザイ by Tran Trung KienSome rights reserved

 

「世界で一番女性が美しく見える衣装」と言われているのがアオザイです。

ベトナムの伝統的な服装ですよね。

今では、正式な場での正装として着られています。

男性の正装ももちろんアオザイ。男性用のアオザイもあるんですよ。

 

▼男性用アオザイ

 

街の中でアオザイを見ようと思えば、学校の制服(毎日ではなく決まった日だけ着用するようです)や一部の職場でのユニホームとしてみることができます。

制服としては飲食系が多いかな・・・あっ、ベトナム航空の制服もアオザイですね。

 

▼ベトナム航空の制服(アオザイ)

(出典:https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/home)

 

アオザイの価格

アオザイは体にフィットする衣装ですので、オーダーメイドが一般的です。ホーチミン在住のベトナム人の皆さんなら、タンディン市場のような庶民的なお店で生地を選んだ後に採寸&デザインを決めて製作をしていただきます。

※タンディン市場は第2章のこちらのページで紹介しています。

私自身、アオザイを作ったことがないのでだいたいの金額になりますが、一般的なもので50万ドン~100万ドン(2500円~5000円)くらいでしょうか。生地のランクで値段は全く異なりますし刺繍などが入ると更に金額はアップします。

日本人の皆さんがアオザイを購入する際、日本語が通じるなどのそれなりのお店を利用されていますが、1着1万円前後なのではないでしょうか。5万円程度の高級品も売れているようですが。

 

普段着『ドーボー』

 

私は日本から観光で来られる皆さんのガイドもしているのですが、その際に「ドーボーって知っていますか?」って必ず聞くんです。

その際に、「知ってますよ」って言う返事が返ってくるのは皆無ですね。

そこで、「街でパジャマみたいな服着てる女性を見ませんでしたか」って聞くと、皆さんが「見た!」って。

ドーボーは働くベトナム人女性の仕事着から発生した服装で、ローカル地域に行くと、普段着としてもよく着用されています。

 

 

デザインはなぜかハデハデ、でもとっても着心地が良いです。

そしてなんたって飛び抜けての低価格、上下で300円~500円くらいで、ちょっと良いものでも1000円にはならないですね。

私も3着ほど持っているのですが、とっても重宝しています。

働き者のベトナム人女性の日常服でもあるドーボー、自分や親しい友達用のお土産としてもいいのではないでしょうか。

日本でも夏場の部屋着として着用すれば、ご近所さんからも「それいいね」って言われるかもですね。

 

帽子『ノンラー』

▲ノンラー By terence from Singapore – DSC_3567-1, CC 表示 2.0, Link

 

日本で見られる映画の中でベトナムを舞台とした映画、その時のベトナム人が必ず着用しているのがノンラーです。

 

「ノンラーって何?」っていわれる方もおられるでしょうか。

藁(わら)でできた三角錐の帽子、テレビや映画で見たことがあると思います。

イメージ的には田舎の農民の方々が使っておられる感じですが、いえいえどうして、ホーチミンの街中でも普通に日よけの帽子として着用されています。

最近では、お土産に買って帰られる外国人も多いようですね。

 

▼ノンラーを被るベトナム人

by guido da rozze Some rights reserved

by manhhai

 

ノンラーの価格

普通に市場などでも売っているので、200円~500円くらいだと思います。ラタニアの木の葉でできた帽子なのですが、観光客のお土産用に検閲にかからないような素材のノンラーもあるようです。

ちなみに、ノンラーのノンが笠でラーが葉という意味です。

▼ラタニアの木

 

毎日履く『草履』

価格 お店や諸品のグレードによってピンキリです。庶民が普段履きにする草履はは5万ドン~10万ドン(250円~500円ほど)くらい。お洒落な草履や観光客用の商品となると20万ドン~50万ドン(1000円~2500円)、更にはもっと高くなります。

 

最近では、ホーチミンでも外資系の企業が増えてきました。

そういう所で働く若い力がとっても多くなっていますし、多くの若者が外資系の企業に就職を希望しています。

ベトナムの会社と比べて給料も良いでしょうし、当然の社会現象ですね。

でも、ホーチミン生活も長くなってきた私にとって、とても魅力的に感じるのが商店や市場で汗を流して働いている女性の姿です。

とにかく一年中暑い日が続くホーチミン。彼女たちの足元見れば、ほとんどが裸足か草履です。

 

▼足元は草履

by Staffan Scherz 

 

それも、ゴム草履的な簡易なものが多いですね。

水を使う場所も多いし、安くて気兼ねなく履けるのが良いのかも。

最近では、デザイン性に富んだおしゃれな草履がたくさん売られています。

 

紫外線対策を

 

ホーチミンに移住してきた頃に違和感をもった光景の一つが、女性の完全防備の服装です。

特に、バイクを運転しようかっていう女性。

こんなに暑いのに、長袖のパーカー着込んで、足にはひざ掛け、顔中隠れるマスクをして、サングラスにヘルメットの下にはツバの広い帽子まで。

たぶん、汗だくになっているんだろうなぁなんて思いながら、なんとも不自然に思っていました。

 

▼完全防備するベトナム女性

by Edgardo W. Olivera

 

でも、ホーチミンは日本の遥か南の地で赤道も近い、紫外線の強さも半端じゃないんです!

まともに受ける紫外線、痛さを感じることもあるんですよ。

ホーチミンの若い女性も、日焼けが嫌いなのですね。

 

以上、ベトナム人女性の服装についてのご紹介でした。

次のページから第2章。第2章ではベトナム・ホーチミンの地元生活をより楽しむことができる地域密着型のスポットをご紹介。観光で訪れる方も必見です。

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