バリ島でお土産を買おう!おすすめ食べ物3選

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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『バリ島観光入門』目次へ  (全18ページ)

 

 

バリ島のお土産におすすめの食べ物3選

 

待ちに待ったバリ島旅行。

せっかくなら、お土産をたくさん買って帰国したいですよね。

 

衣類や雑貨、コスメなど形に残る物を買うのも良いですが「その国の文化や習慣が伝わるお土産」と言えば食べ物ではないでしょうか?

 

味の好みは国によって違うため、日本人にとっては

「え、これって本当に美味しいの?」

と思えてしまうような料理がバリ島では人気なことも。

 

ちなみに、バリ島含むインドネシアの人々は、辛い味付けの料理を好みます。

例えば「サンバル」という名のインドネシア風チリソースが人気で、大半のインドネシア人はこのサンバルを色々な料理にかけて食べます。

 

▼サンバルを体験してみよう!

 

私自身、何度もバリ島へ訪れましたが、あらかじめレストランでは「あまり辛くしないでください」と頼んでから料理を注文します。

これを伝えておかないと、日本人の口には合わないような辛口料理が出てきますので気をつけてください。

 

なるべく辛いものを避けるには?第4章で紹介!

 

また、バリ島でお土産として販売されているお菓子は、日本のお菓子と比べて甘い味付けのものが多いです。

そのためバリ島含むインドネシアでは、辛味や甘味など味付けの濃い料理が好まれるのかな?と考えられます。

 

今回は、そんなバリ島でお土産におすすめの食べ物を3つ紹介したいと思います。

有名な物からあまり知られていないものまでざっくばらんに紹介しますので

「バリ島旅行ではお土産に美味しい食べ物をいっぱい買うぞ!」

と意気込んでいる人は必見です。

 

また、次のページではお土産を買うならどこが良いのか?おすすめのスポットも紹介させてもらいますので参考にしてください。

 

バリ島のお土産におすすめの食べ物3選!
  • カシューナッツ
  • インドミー
  • マサコ

以下で詳しく解説していきます!

 

1 おつまみは世界共通?『カシューナッツ』

 

お酒と一緒に食べたくなるかも?

バリ島で人気のおつまみと言えば、East Bali Cashews(イースト バリ カシュ―)のカシューナッツです。

 

▼East Bali Cashewsのカシューナッツ

(出典:公式HP https://www.eastbalicashews.com/our-products)

 

バリ島旅行の定番土産として有名で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどありとあらゆるお店に並べられています。

 

East Bali Cashewsのカシューナッツは、ただのおつまみではありません。

バリ島に存在する貧困問題や女性の雇用問題などの様々な社会問題を解決する役目を担っているのです。

 

このカシューナッツが生産、加工されているのはバリ島東部にあるパン村というところ。

 

このパン村があるバリ島東部には、

女性の雇用機会が少ないこと

アルコール中毒者が多いこと

教育の機会が与えられていない子供が多いこと

など様々な社会問題が存在しています。

 

この社会問題を解決しようと、立ち上げられたのがEast Bali Cashewのカシューナッツ。

 

(出典:https://www.eastbalicashews.co/process/)

 

フェアトレード品として生産から加工まで全て現地パン村の人々に仕事を任せるため、その影響で雇用が生まれ、結果としてバリ島東部の貧困対策へ役立てられています。

 

East Bali Cashewsのカシューナッツの活動は世界中で注目されていて、日本でも新聞やニュースなどのメディアでも取り上げられるようになりました。

 

美味しいだけではなく、バリ島へ社会貢献しているのがEast Bali Cashewsのカシューナッツ。

そんなEast Bali Cashewsのカシューナッツとはどういったおつまみなのか?

2018年現在では、8つの種類があるようですので紹介させていただきます!

 

  1. チョコレート(ココアの甘さが女性に人気!)
  2. ガーリックペッパー(日本人の口に合う?ニンニクとゴマの組み合わせが癖になる)
  3. ロウ(シンプルなプレーンタイプ)
  4. ネイティブ(薄皮がついたままのカシューナッツ)
  5. ローステッド(こんがりと焼いたナッツが食欲をそそる!)
  6. シーソルト(海の塩を使ったサッパリとした味付け)
  7. セサミジンジャー(おつまみにピッタリな生姜とゴマの組み合わせ)
  8. チリクランチ(ついつい手が止まらなくなるピリ辛唐辛子)

 

以上、この8つがバリ島では販売されています。

お店によっては取り扱いのない商品もあるため、よく確認しておくといいかもしれませんね。

 

私もこのEast Bali Cashewsのカシューナッツが大好きでよく購入するのですが、個人的にはチリクランチが1番おすすめ

日本のお菓子で例えると、柿の種に似たような味です。辛さはピリ辛程度ですので、辛いのが苦手な人でも問題はないかと。

 

▼柿の種

 

ちにみに、バリ島で1番人気の味はガーリックペッパーだそう。パンチのきいたガーリック味が、癖になりそうです。

 

どの商品もサイズは大小2つあり、小さいものだと日本円で200円程度から購入できます。

 

East Bali Cashewsのカシューナッツはおつまみが大好きな日本人受けしそうな商品ですので、複数の味の商品を買って、帰国後にお土産としてばらまくのが良さそうです。

 

味の美味しさはもちろん、社会貢献にも一役買っているEast Bali Cashewsのカシューナッツ。1つ買うだけで簡単にバリ島の社会に貢献できます。

 

ちょっとした話のネタに、お土産に買ってみてはいかがでしょうか?

 

2 庶民の味方!お手頃価格が嬉しい『インドミー』

世界で1番、ラーメンの消費量が多いと言われる日本人。

お店で食べるラーメンも美味しいですが、カップラーメンやインスタントラーメンにもまた違った美味しさがありますよね。

 

インドネシアのIndo Mie(インド ミー)」というインスタントラーメンは、安くて美味しい庶民の味方として、バリ島だけではなくインドネシア国民の生活を助けています。

 

アメリカの有名なブログ「The Ramen Rater」の「世界で最も美味しいインスタント麺10選」で第3位にランクインするほどの高評価をたたき出すインドミー。(2013年トップ10。この時の1位はシンガポールのラーメン。6位に日本のインスタント焼きそば「一平ちゃん」)

 

▼サイト「The Ramen Rater」

(出典:https://www.theramenrater.com/)

 

このインドミーは種類が豊富で、定期的に新商品が発売され店頭に並べられています。

スーパーマーケットへ行けば大量のインドミーが陳列されていて、あまりの量に店内の一角がインドミー専用のスペースになることも。

 

価格は、日本円でいうと15~20円程度という格安価格。

日本でインスタントラーメンを購入する場合、最低でも100円はかかってしまいますよね。かなりお得だと言えるのではないでしょうか?

 

肝心の味についてですが、比較的日本の焼きそばに似ています。

日本と違うところと言えば、エスニックな香辛料が使われているところ。日本にはない独特の風味が効いたピリ辛な味が特徴です。

 

味の種類が豊富なインドミーですが、好みによって好きな商品は変わるはず。

そこで、個人的に私が好きな商品を以下に5つおすすめしたいと思います!

 

著者が好きな「インドミー」ベスト5

1 ミーゴレン(1番スタンダードな味!甘さと辛さがほどよい割合)

2 ミーゴレン スペシャル(通常のミーゴレンに野菜など具材が追加され豪華に)

3 アヤム スペシャル(麺に鶏肉が入ったもの。シンプルで食べやすい!)

4 ミーゴレン ソトー(スープの香りが食欲をそそる東南アジアらしい味)

5 ミーゴレン ペダス(インドネシアの調味料サンバルで味付けされた辛い麺)

 

個人的にはこの5つが好きで、よくスーパーマーケットで購入しています。

 

初めてバリ島に行く人、インドミーを食べたことがない人は、ひとまず通常のミーゴレン味を食べてみてもいいんじゃないかな~と思います。

 

ミーゴレン
インドネシアやマレーシアで食べられている焼きそば料理。

photo by WeI-chieh Chiu

 

どれを食べても美味しいには美味しいのですが、少し癖がある味のものも。

たとえば、ミーゴレン ペダスなんかは辛いのが苦手な人には少し厳しいかもしれません。

 

これらの商品はお土産用に買う人が多いですが、旅の途中で小腹が空いたときに食べるのにもピッタリ。

夜食としてホテルの部屋で夜中に食べるのも、なんだか悪いことをしているような贅沢な気分に。

 

コンビニで手軽に買えますので、ぜひバリ島旅行の際は1つ食べてみるのをおすすめします!

 

3 ナシゴレンの素と言えば『マサコ』

 

親日国として知られるインドネシアでは、いたるところで日本語の名前がつけられた商品を見かけます。

その中でも特に有名なのが、MASACO(マサコ)」と呼ばれる調味料です。

 

▼MASAKO(マサコ)画像クリックで商品詳細へ

 

「マサコ」というと女性の名前を連想しがちですが、これはインドネシア語の「マサック(料理をする)」という意味からきています。

このマサコ、実はなんと製造元が日本を代表する企業である「味の素」なのです。

 

インドネシアでの風味調味料の需要増加にともない、ジャワ島のカラワンという地域にある工場でマサコの製造を開始した味の素。

2018年現在、マサコのインドネシアでの風味調味料シェアは6割までにのぼっています。

 

 

ここ数年で急速にインドネシア中に浸透し始めたマサコは、家庭料理はもちろんレストランや「ワルン」と呼ばれる屋台でも日常的に使われています。

 

このマサコ、どんな料理に使われるのかというと、基本的にはどんな料理にも対応が可能です。

インドネシアといえばナシゴレンが有名ですが、ナシゴレンにマサコを使うことで味を調整してくれる役割を持ちます。

 

ナシゴレン
インドネシアやマレーシアで食べられている焼きご飯料理。

photo by brando

 

インドネシア料理に使われる調味料は辛味が強いものが多いですが、このマサコは味の素が開発しただけあり、日本人にもとっつきやすいサッパリとした味をしています。

 

ちなみに味は、鶏か牛の2種類。これは、インドネシア人のほとんどがイスラム教徒であり、豚を食べられない人が多いという理由が関係しています。

 

▼マサコ鶏肉味(画像クリックで商品詳細へ)

 

インドネシアではもはや定番の調味料となっているマサコ。

もちろんバリ島でも、この商品を探すのは簡単です。

 

大型ショッピングセンターはもちろん、個人経営の小さな商店でも大抵は販売されています。

複数個まとめて買っても、値段は数十円程度。かなりリーズナブル!

大量買いをして、帰国後にばらまくのがおすすめですね。

 

このマサコはどんな料理にも使えるため、バリ島のイブ(母・成人女性という意味)たちの生活を助け続けています。

揚げ物や炒め物、スープや煮物など家庭料理にはもってこいの万能調味料。

 

バリ島旅行が終わり、インドネシア料理が恋しくなった頃。日本でもこのマサコを料理に使えば、簡単に懐かしのインドネシア料理の味を再現できます。

 

ちなみに余談ですが、バリ島では「マサコ石鹸」と呼ばれる(ブラットワンギ石鹸とも呼ばれる)ココナッツ石鹸が販売されていて、こちらも日本人女性からの人気が高いです。

 

▼マサコ石鹸(画像クリックで商品詳細へ)

 

マサコ石鹸はウブドにある工房で製造されていますので、マサコつながりでこちらもあわせてチェックすると面白いかもしれませんね!

(ウブドについては当Webon第2章4ページ目をご参照ください!)

 

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著者:佐藤ひより

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バリ島「1日観光」モデルコース ~ウブド編~

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バリ島「1日観光」モデルコース ~ウブド編~

 

バリ島芸術の中心地と呼ばれるウブドは、北部エリアの山岳地帯に位置します。

南部リゾートエリア(クタエリアなど)とはガラッと雰囲気が変わり、ウブドはバリ島ののどかな田園風景の中にあります。

 

南部リゾートエリアの観光モデルコースは前のページで紹介!

 

観光開発が進むバリ島の中でも、まだまだ昔ながらの田舎っぽさが残るウブド。

観光地とは異なる、本来のバリ島らしさを感じたい人はぜひウブドへ足を運びましょう。

 

このページでは、ウブドを旅行する場合のおすすめモデルコースをご紹介します。

しかし、ただ単純にウブドの観光コースをお伝えするだけではありません。

 

このモデルコースを通して、バリ島の自然や芸術、そしてバリ人の宗教観や風習を理解して頂きたいと思っています。

 

ちなみにウブドは、自然素材のコスメやクリームが有名で、若い女性を中心に近年人気を集めています。

私自身、よくウブドにあるコスメショップで買い物をしますが、使い心地は抜群。

自信をもっておすすめできます!

 

ナチュラルコスメに興味がある人や健康志向な人は、特にウブドを気に入るはず!

 

ウブドエリア1日観光モデルコースの流れ
バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

朝 バリ人と一緒に沐浴をしよう!

 

バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

ウブドに到着し、記念すべき1日目の朝。

 

ホテルでゆったりとしたモーニングを楽しむのも良いですが、せっかくのバリ島旅行。

午前中は少し、珍しい体験をしてみませんか?

 

ウブドの北にあるティルタ・エンプル寺院(またはティルタウンプル寺院)では、ローカルのバリ人と一緒に沐浴が体験できます。

 

▼ティルタ・エンプル寺院

photo by Graeme Churchard

 

日本では体験するのが難しい、沐浴。

なかなか想像がつかないかもしれません。

 

ティルタ・エンプル寺院は「聖なる泉がわく寺院」と呼ばれ、ヒンドゥー教信者の沐浴場として古くから親しまれています。

沐浴場に訪れると、ローカルのバリ人が沐浴している姿を見かけます。

ここ数年で観光客の数が増え、特に祭礼の日になるとローカルバリ人と観光客の両方でかなり混雑するようです。

 

沐浴
沐浴とは体を水で洗い、清める事。特に宗教的な儀式として行う場合を指す。「沐」は水を頭から浴びること、「浴」は水に身体を浸けることを意味する。

沐浴の宗教的な意味としては「川、海、泉など、聖なる場所で沐浴することで、けがれを取り除く」などの意味がある。バリ島の多くの人が信仰する「バリ・ヒンドゥー教」では沐浴と呼ばれるがキリスト教では「洗礼」、日本の神道では「禊」と呼ぶなど、宗教ごとに呼び名は異なる。

 

▼ティルタ・エンプル寺院で沐浴をする人々

photo by Eduard Marmet

 

バリ島の宗教「バリ・ヒンドゥー教」
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

962年、ヒンドゥー教の神様であるインドラ神が魔王マヤ・ダナワと決闘した際、杖で大地を強く突き刺しました。

その際に、大地から湧き出た泉こそがティルタ・エンプル寺院の始まりだと伝説では言われています。

 

▼ティルタ・エンプル寺院の伝説イメージ

▼インドラ神

 

ティルタ・エンプル寺院の聖水には無病息災の力があり、多くの観光客が聖水を求めに訪れます。

ペットボトルを持参で、聖水をもらいに来る人も少なくありません。

 

ティルタ・エンプル寺院はヒンドゥー教徒(バリ・ヒンドゥー教徒も)のための寺院ではあるものの、観光客も気軽に立ち入って沐浴を体験することができるのがポイント。

 

バリ・ヒンドゥー式の沐浴は手順が細かく決まっているため、どう沐浴すれば良いのかわからない観光客がほとんどです。

通常他の寺院では沐浴の仕方を教えてくれるローカルガイドがいるのですが、残念ながらティルタ・エンプル寺院にはそういったガイドはいません。

ですから、先頭に並んでいる人のやり方を真似するのが1番良いでしょう。

 

ただ初めて訪れる人はきっと不安だと思いますので、先に少しだけ沐浴の手順をお伝えします!

 

ティルタ・エンプル寺院、沐浴の方法
  1. 沐浴前に、聖水で身をお清めする。
  2. 沐浴は、左側の吐出口から順番に浴びる。

(右側の3つの吐出口は、死者のための聖水なので使わない。注意!)

  1. 一通り沐浴が終わったら、その横にある別の沐浴場でも同じ手順を繰り返す。

▼吐出口

photo by Jelle Oostrom Some rights reserved

 

以上の手順で、沐浴を進めていきます。

 

ここではざっと沐浴の流れだけお伝えしましたが、これ以外にも細かいルールはたくさんあります。

沐浴前にチャナンをお供えしたり、沐浴の最中はうがいをしたりなど。

やり方がよくわからない人は、先に並んでいる人についていけば大丈夫ですので、安心してください!

 

▼チャナン(バリ・ヒンドゥー教のお供え物)

 

ちなみに今回紹介したのはティルタ・エンプルという寺院ですが、グヌン・カウィ・スバトゥ寺院も、バリ島で沐浴ができるスポットとして有名です。

 

▼グヌン・カウィ・スバトゥ寺院で沐浴をする男性

photo by Roberto Faccenda Some rights reserved

 

グヌン・カウィ・スパトゥ寺院は、ティルタ・エンプル寺院よりもローカル感が強く、観光客はあまり訪れません。

ティルタ・エンプル寺院よりもディープな場所だと言えます。

※グヌン・カウィ寺院というお寺も近くにありますが関係ありませんのでご注意ください。

ウブドからは車で30分程度なので、ウブドのホテルからタクシーを手配して行くのがおすすめです!

 

Tirtha Empul(ティルタ・エンプル寺院)

開館時間:9:00~17:00

入場料:15,000ルピア

住所:Tampaksiring 80552, Indonesia

アクセス:テガラランのライステラス(←後ほど解説)からほど近く。ウブド中心街から車で30分ほど。

 

午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ

 

バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

朝から沐浴をして、すっきりと目が覚めた後。

少し軽めの運動をしたくはありませんか?

 

ウブドでちょっとした運動をしたい時は、ヨガがおすすめ。実はウブドはヨガの聖地として有名です。

 

数年前、バリ島を舞台にした『食べて、祈って、恋をして』という映画が若い女性からシニア層を中心に話題になりました。

 

▼食べて、祈って、恋をして(画像クリックで商品詳細へ)

 

簡単に映画の内容を説明すると、ニューヨークでジャーナリストとして活躍する女性エリザベスが、離婚や失恋という人生のターニングポイントをきっかけに世界中を旅へ。

イタリアやインドで自分を探し続け、最後に訪れたバリ島では予想外な出会いを果たす。というシナリオです。

 

ちなみに私もこの映画を観たことがありますが、ストーリーがわかりやすく、特にキャリアに悩む女性には共感する部分が多そうだな~という印象を受けました。

舞台がバリ島ということもあり、バリ島の素朴な街並みや田園風景がたっぷりと映されています。

今までバリ島に一度も訪れたことがない人でも、この映画を観ることで「バリ島ってこんな場所なんだ!」とイメージがつきやすくなります。

ぜひ一度観て欲しい映画の1つ!

 

少し話が脱線してしまいましたが、この「食べて、祈って、恋をして」の映画の中でヨガの場面が多数使われ、それをきっかけにバリ島でヨガをする人が増えたという話も。

 

ウブドのハノマン通りはヨガの聖地として知られています。世界各国のヨギーニ(ヨガをする女性のこと)が、ここハノマン通りに集まります。

 

 

ハノマン通りには、有名なヨガスタジオが複数あります。インストラクターも一流の人が多く、インドネシアだけでなく、ヨーロッパやアメリカ、インドなど様々な国からヨガを教えるためにバリ島へ移住した人もいるほど。

 

ウブドにはヨガスタジオが多く、結局どこのスタジオに行けばいいのかわからない。そんな人におすすめなのがUbud Yoga house(ウブド ヨガハウス)です。

 

▼ウブド ヨガハウス公式サイト

(出典:https://ubudyogahouse.com/)

 

ウブドヨガハウスは、日本人にはあまり知られていない穴場的なスタジオです。

このウブドヨガハウスの魅力と言えば、まさにその絶好のロケーション。

 

スタジオの目の前にはウブドのシンボルとも言える、新緑のライステラスが広がります。

自然豊かな田んぼに囲まれているだけで、なんだか健康になれそうですよね!

 

ライステラス
インドネシアなど東南アジアで有名な棚状になった田んぼ。ライス=米。

▼バリ島のライステラス

 

ヨガレッスンのレベルも初心者向けのものが多く、初めてヨガに挑戦する人でもすんなりと溶け込めるはず。

本格的にヨガを習得したい!という人よりも、バリ島でヨガの雰囲気を感じてみたい!という人におすすめのスタジオです。

その他にも、ウブドにはヨガスタジオがたくさんあるので、自分に合ったところを探してみると良いかもしれませんね。

 

▼ウブド ヨガハウスの公式紹介動画

 

Ubud Yoga House(ウブド ヨガハウス)

クラススケジュール(時間帯により講師は変わる)

月・火 7:30-19:00

水・木・金・土 7:30-12:00

住所:Jalan. Subak Sokwabah, Ubud, Gianya, Kabpaten Gianyar, Bali 80571



昼食 自然豊かなライステラスで!

 

バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

ヨガで汗をかき、小腹が空いてきた頃。

そろそろランチがしたい!

 

ウブドの町中にある少し高めのレストランも良いのですが、せっかくならウブドにしかない豊かな自然を感じながら食事をしたくはありませんか?

そんな時におすすめの場所と言えば、ライステラスにあるカフェです。

 

みなさん、ライステラスは知っていますか?

写真で見たことがある人も多いと思いますが、ライステラスとは階段状になっている田んぼ、つまり棚田のこと。

 

▼ライステラス

 

広大な丘陵地帯に広がるバリ島のライステラスは、世界遺産にも登録されています。

 

このライステラスを観られる場所はバリ島にいくつかありますが、その中でも人気の2つがジャティルイとテガラランという場所にある2つのライステラスです。

 

この2つを比較すると、ジャティルイのほうが大規模で迫力があるものの、アクセスの悪さからあまり観光客は訪れません。

もう一方のテガラランのライステラスは、ウブドの北にあり中心街からは車では15分足らずで到着できます。

 

▼バリ島の有名なライステラス比較

場所 特徴 ウブドから
ジャティルイ 大規模で迫力あり 車で1時間半程度
テガララン コンパクトだが迫力あり 車で15分程度

 

▼ジャティルイ ライステラス

photo by american_rugbier Some rights reserved

 

▼テガララン ライステラス

photo by Aleksandr Zykov Some rights reserved

 

そのため、今回はウブドから近いテガラランのライステラスをご紹介しようと思います!

 

ちなみに私もこのテガラランのライステラスへは1度だけ訪れたことがありますが、本当に最高の場所でした!

どんなところが最高なのか?これから解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

ジャティルイのライステラスはこちらで紹介!(別Webon)

 

テガラランのライステラスの魅力

 

先ほどもお伝えしましたが、テガラランのライステラスはウブドの北にありウブド王宮(後ほど紹介します)などのウブド主要観光スポットからのアクセスは良好です。

 

▼ウブド王宮

photo by Jorge Láscar

 

ウブド中心街から車で15分程度なのでタクシーで訪れるのも良いですが、テガラランのライステラスは観光スポットとしても人気が高いので、旅行会社の観光バスで訪れるのもおすすめ。

タクシーより少し安くすむ可能性も!

 

バリ島の旅行会社は日本企業のJTBやHISも初心者にはおすすめ!理由はこちらで!(別Webon)

 

テガラランの魅力はまず、コンパクトな大きさにもかかわらず迫力があるということ。

もう一つの有名なライステラスであるジャティルイと比べ、テガラランのライステラスは見やすい大きさにまとまっていて、ちょうど良い規模感だと言えます。

しかしコンパクトだとは言っても「小さすぎて拍子抜けした!」なんてことにはありませんので、安心してください。

バリ島を代表する絶景スポットとして、長年観光客から不動の人気を集めています。

 

そんなテガラランのライステラス周辺には、観光客用のレストランやカフェが複数あります。

もともとこういった観光客向けの飲食店は多くありませんでしたが、観光客の増加に伴い年々飲食店の数が増えていったよう。

 

複数ある飲食店の中でも、特におすすめなのがTeras Padi Café(テラス パディ カフェ)

 

▼テラス パディ カフェ公式HP

(出典:http://teraspadicafe.com/)

 

このカフェへは1度だけ訪れたことがありますが、この店の魅力はまさに雰囲気の良さにあると言えます。

ガゼボと呼ばれる限定の座敷席が人気で、足を広げながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

 

ライステラスのすぐ目の前というロケーションも抜群で、目の前には360度広がるパノラマのライステラスが広がります。思わず声が出そうになる、息をのむ絶景ですよ!

 

▼カフェからの眺め

photo by kibun

 

また、1番のお目当てである食事のクオリティも高いです。

私が注文したナシクニンと呼ばれるワンプレート料理は、ボリュームもほどよく十分満足できました。

 

ナシクニン
ウコンとココナッツミルクで炊いたインドネシアのご飯。インドネシア語で「黄色いご飯」という意味。レモングラスなどを加える場合もある。

▼ナシクニン

photo by Midori CC 表示-継承 3.0

 

Teras Padi Caféは、テガラランのライステラスにあるカフェの中でも1番の老舗。

日本人観光客も多いため、日本語メニューも用意されています。ですから、英語やインドネシア語に自信がない人でも心配はいりません。

 

ウブドのランチは、自然豊かなライステラスで食事をするのがおすすめです。

 

Teras Padi Café(テラス パディ カフェ)

住所:Desa Chekingan, Tegallalang, Gianyar

アクセス:ウブド中心街から車で15分

営業時間:10:00-18:00

 

午後~ ウブド市場でショッピング!

 

バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

海外旅行で1番の楽しみと言えば、ショッピング!そんな女性も多いのでは?

女性だけでなく、彼女にバリ島土産を頼まれている男性も多いはず。

 

そんな、バリ島でショッピングがしたくてたまらないみなさんは、ウブド市場(Pasar Ubud:パサール ウブド)に行きましょう!

 

▼ウブド市場(Pasar Ubud)

photo by Jos Dielis

 

ウブドの中心街にあるウブド市場は、常に多くの人でわいわいと賑わっています。

 

まだ市場に人の少ない早朝、観光客ではなくローカルのバリ人が食材を買い出しに市場へ訪れます。

Ibu(イブ)と呼ばれるインドネシア人のお母さんたちは、ウブド市場で1日の食材を買いそろえ、観光客が増え混雑する前にそそくさと退散するのです。

 

Ibu(イブ)と呼ばれるインドネシア人のお母さんたち
「イブ」はインドネシアの女性、特に既婚者や目上の方への呼び名。英語で言うところの「Mrs.」「Ms.(Missではなく「ミズ」。成人女性全般に使える)」にあたります。

 

お昼が近づくにつれ、続々と観光客が増え始めます。

この市場では何が買えるのかというと、お土産物なら「何でも手に入る」と言われるほどの品揃えの良さ。

 

ラヤ・ウブド通りというウブドのメイン通りにあるウブド市場は、道を埋め尽くすほどの露店で溢れかえっています。

あまりの露店の多さに、どのお店で買い物するのが良いのかよくわからなくなってしまうほど。

衣類や鞄、雑貨などありとあらゆる物が並べられています。

 

特にウブド市場で人気の商品と言えば、バリ島の特産品であるアタ製品。

シダ科の植物「アタ」を使って作られたアタ製品は、特に女性に人気のお土産です。

 

アタ製品
シダ科の植物である「アタ」を使って作られる製品。アタはバリ島で自生している。アタ製品はアタを編み込んでカゴやバッグなどにしたもの。

▼アタ製品の例

 

 

アタ製品の中でも特にアタ・バッグが人気で、バリ島へ旅行する女性ならぜひチェックしておくべき代物。柄や形の種類も豊富ですので、ぜひお気に入りの1つを見つけて下さいね!

 

▼アタバッグの例

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在庫限り 巾着アタバッグ 全11種 ドット ボーダー 麻無地 和柄 花柄 メール便不可 あす楽
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価格交渉も楽しみの一つ!

 

また、ウブド市場の楽しみ方の1つが、店員さんとの価格交渉です。

せっかくバリ島へ旅行に来たのなら、ゲーム感覚で値引きに挑戦してみませんか?

 

日本人はお金を持っていると思われることが多いので、最初は大幅に高額な値段でふっかけられることが多いです。

私もバリ島へ訪れた初期の頃は、価格の相場がわからず正規価格より何倍も高い値段で商品を買っていました。

店員さんに言われた値段で購入してしまうと、かなり損してしまうので気をつけてくださいね!

 

いくらで価格交渉するのかは人にもよりますが、自分が

「この値段以上では絶対買わない!」

と決めたら、その値段を目指してひたすら心理戦をするのみ。

 

バリ島の露店に並ぶ商品には、定価なんてあってないようなもの。ゲーム感覚でお気に入りの商品を落とすのが良いでしょう。

 

しかしそんなこと言っても、初めてバリ島へ来たのに価格交渉のやり方なんてわからない!

そんな人がほとんどかと。

 

そんな人は、まずは1度他の人が価格交渉している現場を観察してみるのが良いかもしれませんね。

どのくらい値引きしてもらっているのか。そもそも値引きに対応してくれそうな店員さんなのか。

特に中国人観光客は値段交渉が上手なので、参考になります。

 

ちなみに私は、毎回相手の言い値の半額くらいで購入できるよう意識しています。

しかし値引きが成功するかどうかは、店員さんといかにフレンドリーになれるかにかかっている気も。

語学が堪能な人は、雑談をふったり店員さんをほめてあげたりすると良いかもしれません。

 

ウブド市場は、たとえ商品を買わなかったとしても、商品を眺めながら歩き回っているだけで十分楽しめる場所です。

ここでは小商いをしながら生きるバリ人たちの活気、そして生活感に触れられます。

ウブドへ訪れたなら、ふらっとでも良いのでウブド市場に立ち寄ってみるのがおすすめ。

きっと今までには触れたことのない世界観がそこにあるはず。

 

▼バリ島の主なパサール比較

名称 エリア 特徴
パサール・シンドゥ サヌール とにかく安い!
パサール・バドゥン デンパサール バリ島1大きい
パサール・ウブド ウブド バリ島1有名

 

Pasar Ubud(ウブド市場)

住所:Jalan Raya Ubud No35

営業時間:6:00~18;00



~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!

(出典:ウブドの美術館Museum Puri Lukisan公式HP

 

バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

舞踊、工芸、文学、そして美術。

芸術と言っても種類は様々ですが、ウブドを観光するなら絵画の鑑賞をしてはいかがでしょうか。

 

バリ島芸術の中心地、ウブド。

ここにはバリ島中の名画が集まるため、美術の研究や修行をするためだけにウブドへ長期滞在する人もいるほど。

 

こじんまりとしたアートギャラリーも町中に点在していて、バリ島絵画独特のカラフルなデザインが、ウブドの町のアーティスティックな雰囲気を形作っています。

 

ウブドでは、町中を散歩しているだけで目を惹かれる絵画に出会えます。急いでいても、ついつい足を踏み入れたくなるような魅力的なアートギャラリーがたくさん。

 

バリ島絵画の特徴としては、バリ・ヒンドゥー教(先述)の考えが反映された作品が多いということ。

特に王宮や神様の絵が多く、その次に多いのがバリ島の自然や鳥だという印象を受けます。

 

▼バリ島の絵画の例

photo by Jorge Láscar

 

家の玄関に飾るような小さなキャンパスから、王宮に飾るような豪華な絵画までバリエーションは様々。

絵画の種類や大きさにより価格は変わりますが、観光客向けにリーズナブルな価格で販売されているものもあります。相場は、安いもので3万円程度から。

旅行の思い出に、1つ購入してみるのも良いかもしれませんね!

 

ウブドには有名な美術館がたくさんありますが、その中でも特に有名なのが

 

Museum Puri Lukisan(プリ ルキサン 美術館)」

photo by  Jorge Láscar

 

「Neka Art Museum(ネカ美術館)」

出典:http://www.museumneka.com/

 

「Museum Arma(アルマ美術館 Agung Rai Museum:アグン・ライ美術館とも言われます)」

(出典:https://www.armabali.com/museum/)

 

の3つ。

 

この3つは、バリ島の3大美術館と呼ばれています。

 

今回はその中でも特に私がおすすめしたい、「Museum Puri Lukisan(プリ ルキサン 美術館)」についてお伝えします。バリ島の絵画や芸術全般に興味がある人はぜひ参考にしてくださいね!

 

Museum Puri Lukisan(プリ ルキサン美術館)の魅力

▲プリ ルキサン美術館の様子 photo by Jorge Láscar

 

ウブドで1番歴史の長い美術館と言えば、Museum Puri Lukisan(プリ ルキサン美術館)。

 

プリルキサン美術館は、1956年にオランダ人画家であるルドルフ・ボネとその仲間たちにより創設されました。

 

ルドルフ・ボネ
オランダの画家。バリ島で40年以上過ごし、多くの時間をプリルキサン美術館の絵画コレクションに費やした。

 

私自身この美術館へは何度か訪れたことがありますが、この美術館の敷地はかなり広いです。

周辺は緑が多く自然豊かですので、何も考えずにボーっと散歩するのにピッタリですよ!

 

この美術館の名前である「Puri Lukisan(プリ ルキサン)」には、「絵画の王宮」という意味があります。

そのため、美術館に展示されている絵画も王宮にかかわるものがたくさん。

古典風から現代風のものまで幅広い年代の絵画が展示されているため、ただ単に絵画を観て楽しむだけではなく、1つ1つの絵画からバリ島の歴史を学び取ることができます。

 

この美術館は、事前予約をすることで舞踊や木彫りの体験も可能。

本場のバリ島芸術に触れられる機会はあまりないため、この機会に芸術体験をするのも良いかもしれませんね!

 

Museum Puri Lukisan(プリ ルキサン美術館)

開館時間:9:00~17:00

入場料:40,000ルピア

住所:Jalan Raya Ubud Gianyar, Ubud Bali

アクセス:ウブド王宮から徒歩5分

公式サイト:http://museumpurilukisan.com/

 

夜 ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

バリ人と一緒に沐浴をしよう!
午前~ ヨガで汗を流すのがおすすめ!
昼食 自然豊かなライステラスで!
午後~ ウブド市場でショッピング!
~夕方 ウブドの美術館でバリ島の名画を鑑賞!
ウブド王宮でレゴンダンスを鑑賞!

 

ここまで一通り、ウブド観光のおすすめコースをご紹介しました。

 

沐浴、ヨガ、自然、市場、そして美術。

ウブドは、様々な顔を持つ多彩な地域であるということをわかって頂けたのではないでしょうか?

 

そんなウブド旅行の締めくくりは、バリ舞踊の鑑賞がおすすめ。

ウブドでは、毎晩町のいたるところでバリ舞踊の公演が開かれています。

 

バリ舞踊には種類が複数ありますが、その中でも特に有名なのが

  • 「ケチャックダンス」
  • 「バロンダンス」
  • 「レゴンダンス」

の3つです。

 

ケチャックダンスは、上半身裸の男性たちが円陣を組み「チャチャチャ」と力強い掛け声をかけるのが特徴の男らしいダンス。

 

▼ケチャックダンスの様子

photo by Brian Jeffery Beggerly

 

男性たちの太い掛け声と美しい舞のコラボレーションは、少しアンバランスな感じがあり、ついつい見入ってしまいます。

 

バロンダンスとは、獅子の姿をした「バロン」と、魔女が変身した「ランダ」が主役の舞踊。

 

▼バロンダンスの様子

photo by  Walter Lim

 

バロンダンスには、人々を災いから守るようにという願いが込められています。

もともとは寺院で厳粛に行われていた伝統舞踊でしたが、現在では観光客でも理解しやすいようコミカルにアレンジされています。

 

最後にレゴンダンスですが、私個人の意見としてはウブドでバリ舞踊を鑑賞するならレゴンダンスを観るのがおすすめ!

 

ウブド以外の地域でもレゴンダンスを観ることは可能ですが、ウブドで開催されるレゴンダンスのショーは他地域のものよりレベルが高いのが魅力。

 

レゴンダンスは、古くから宮廷舞踊としてバリ島ローカルの人々に親しまれてきました。

主役は、色鮮やかな衣装を着た美しい踊り子。ガムランの音色に合わせて幻想的な舞を踊ります。

 

ガムラン
インドネシアで行なわれている色々なドラや鍵盤の打楽器などによる民族音楽の総称。

▼ガムランで使用される楽器

photo by Rex Roof

 

▼レゴンダンスの様子

photo by Tiomax80

 

レゴンダンスの特徴は、踊り子の手つきにあると言えるでしょう。

指先の伸ばし方や、しなやかな手の動かし方がポイントで、女性らしい繊細な動きが観客を魅了します。

また、目の動きにもレゴンダンスの特徴は出ています。

ガムランの音楽に合わせ黒目を動かし、独特の表情を作るレゴンダンス。ギロッと睨んでいるように見えますが、どこかエキゾチックな雰囲気を漂わせています。

この手と目の動きが、他のバリ舞踊にはないレゴンダンスだけの特徴と言えます。

 

レゴンダンスをウブドで鑑賞するなら、ウブド王宮がおすすめ。

ウブド王宮では、曜日によって異なる公演がされています。

 

▼ウブド王宮

photo by  CC 表示-継承 3.0

 

ウブド王宮で観るバリ舞踊は、踊りのレベルの高さもさることながら、その踊りを音楽で支える楽団のパフォーマンスの高さにも目を見張る物があります。

ガムランやその他の楽器で奏でられる音色は、緩急が激しく観客の心を揺さぶります。

 

▼ウブド王宮のレゴンダンスの様子

photo by momo

 

ウブド王宮は、ウブドの中心地からも近くアクセスは良好。

そのため昼間はウブドのセントラルで観光をし、夜はウブド王宮でバリ舞踊の鑑賞をするというのがウブドのスタンダードな観光コースだと言えるでしょう。

 

他にもウブドにはおすすめの観光スポットがたくさんありますが、ぜひ今回ご紹介したモデルコースを参考にして頂ければと思います!

 

Ubud Palace(ウブド王宮)公式にはPuri Saren Palace

バリ舞踊開演~終了時間:19:30~21:00

住所:Jalan Raya Ubud, Ubud

 

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目次著者

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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バリ島6つのリスクと安全対策①

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

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バリ島6つのリスク

 

海外旅行には、ありとあらゆるリスクがつきもの。

あらかじめそのリスクを知っておくことで、不要なトラブルを避けることができます。

 

バリ島は重犯罪が少ないものの、ちょっとしたトラブルが多く発生しているのが現状です。

 

「せっかくのバリ島旅行で嫌な思いをしたくない!」

そんな人に向けて、ここではバリ島で起こりうるリスクについてお伝えさせていただきます。

 

1 個人店でのぼったくりリスク

 

大型のショッピングセンターでは心配する必要はありませんが、個人店で買い物する場合はぼったくりに気をつける必要があります。

 

具体的には、以下2つのトラブルが多いです。

  • お釣りの額を少なめに返される
  • 商品価格を、本来の価格より高めに伝えられる

 

特に、このお釣りを少なめに返されるというトラブルは頻繁に起こります。

バリ島のお札は0の桁数が多いため、うっかり違う紙幣を受け取らないように気をつけましょう。

 

<編集部コラム>バリ島の紙幣

インドネシアのお金は「ルピア」と言います。1,000ルピアから100,000ルピア(10万ルピア)までがあるので日本人にとってはぱっと見ただけでは100000と10000が(10万と1万)が見分けにくいので注意が必要です。

ちなみに2018年9月24日現在のレートでは1ルピアは100分の1円以下なので基本はゼロを2つ切り取って日本円で換算すると良いかもしれません。(厳密には1000ルピア=7.5円程度)

また、インドネシアの紙幣は2016年12月頃よりお札のデザインが変わりました。そのため、「このお札、なんか変…」といったトラブルにならないよう事前に確認しましょう。

下記が、新札と旧札のデザインです。

▼旧札のイメージ

旧札は6種類あり、それぞれ男性の偉人が描かれています。

2016年12月頃に登場した新札ですが、旧札と比較するとデザインの種類が7パターンに増えました。旧札にはなかった2000ルピア札が登場しています。

また、紙幣に描かれている偉人は男女混合となっています。

 

日本人が特にぼったくられやすいのですが、その理由としては、バリ人にとって日本人はお金持ちに見えるというのが挙げられます。

 

バリ島には日本人・韓国人・中国人など東アジアからの観光客がたくさん訪れますが、確かにその中でも日本人は1番高級感のある格好をしている印象を受けます。

ローカルなお店でショッピングをする際は、Tシャツとジーンズといったカジュアルな洋服を着ていくと良いでしょう。

 

▼比較的安全な服装のイメージ

 

2 荷物を取られるリスク

 

バリ島では、荷物の管理を油断するとかなり危険。いつの間にか荷物が消えていることがあります。

 

レストランやカフェなど、席を離れる際は貴重品を肌身離さず持ち歩くよう意識しましょう。

 

私は今まで荷物を盗まれた経験はありませんが、周囲ではよくiPhone が盗まれています。

東南アジアではiPhoneが高く売れるため、闇商人の間で人気のようです。

iPhoneを持っている方は、テーブルや台の上に置きっ放しにして席を離れないように気をつけましょう。

 

道端で声をかけてくる人にも注意を

 

また、バリ島の町中を歩いていると、気軽に「荷物を持つよ!」と話しかけてくる人もいますが、信用しないように。

 

彼らは2人組で話しかけてきて、その1人と会話をしている間に、もう1人が財布や携帯を盗もうとします。

会話に夢中になっていると、いつの間にか貴重品が消えている。これはよくある事例なので、気をつけて下さい。

 

3 体調を崩すリスク

 

発展途上国であるインドネシアでは、体調面でのトラブルが最も多いのではないでしょうか。

特に、ローカルの人と同じ食事をして腹痛を起こしてしまう人が多いです。

 

高級レストランや綺麗なカフェは衛生面でも信頼がおけますが、ローカルの屋台で食事をする人気をつけて下さい。

バリ島にも腹痛の薬はありますが、日本から持参しておくと安心ですね。

 

また食事だけではなく、強い日差しで熱中症を起こしやすいというリスクも。

ビーチリゾートバリ島では、マリンスポーツを楽しみたい人も多いと思いますが、こまめな水分補給を怠らないよう気をつけましょう。

 

水道水を飲んでしまうとお腹を下す原因ともなるので水分を摂る際は、ミネラルウォーターを選ぶことをおすすめします。

 

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バリ人の国民性と性格 ~5つのポイントで知る~

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バリ人の国民性・性格

 

実はバリ島には、日本人女性とバリ人男性のカップルが多くいます。知っていましたか?

 

繊細な日本人と、まったりとしたバリ人。

もしかしたら性格の相性が良いのかもしれませんね。

 

ここでは、バリ人の性格や国民性について紹介させていただきます!

 

1 何とかなるよ精神

▲おおらかでポジティブな性格のバリ人 photo by runran Some rights reserved

 

有名なインドネシア語にTidakapaapa(ティダ アパアパ)という言葉があります。

この言葉には「なんとかなるよ」や「気楽にいこう」という意味があり、バリ島では日常的に使われています。

 

良くも悪くも、ポジティブな性格の人が多いバリ人。

不安なことがあっても、とにかく笑顔でいれば何とかなると信じています。

 

Tidakapaapaの言葉が持つ意味は多岐にわたり、その他には「問題ない」という意味合いで使われることも多いです。

たとえば、時計の時間がずれている時や、レストランでオーダーした品物が違う時などにもこの言葉が使われたりします。

細かいことは気にしない、バリ人の性格をよく表している言葉だと言えます。

 

おおらかで適当な性格のバリ人。

時計の時間もずれていて、待ち合わせ時間に全員揃うことはありません。

 

ちなみにこれはインドネシア語だと

「Tidakapaapa(ティダ アパアパ)」

ですが、バリ語では

「Sing ken ken(シンケンケン)」

と言います。

バリ島ではインドネシア語もバリ語も使われていますので、どちらでも大丈夫です。

 

バリ島に訪れた際は、ぜひ使ってみてください。きっと喜ばれるはず!

 

2 プライドが高い

 

フレンドリーでゆったりとした性格のバリ人。

しかし、意外とプライドは高いです。

プライドの高さゆえ、人前で怒られるのをとても嫌がります。

 

また、これはバリ島に限らずインドネシア全土に言えることですが、「公の場で叱る」というのは自分自身をコントールできない恥ずべき行為だとも考えられています。

そのため、公で怒られた側は「恥をかかされた」と落ち込む人が多く、怒った側も周りから「あの人は自分をコントロールできない」と思われてしまう事が多いようです。

 

バリ島ではないのですが他の地域であった事例としては、公の場で怒鳴られたインドネシア人が逆上して、相手の人をナイフで刺してしまったということもあるくらい。

それくらい、インドネシア人にとって人前で怒るというのは耐え難い行為だと言えます。

 

3 人見知りせず、人懐っこい

 

バリ人は基本的に人懐っこく、おしゃべりが大好きです。

 

見知らぬ外国人に対しても物怖じせず

「どこから来たの?」

「日本ってどういう国?」

「なんでバリ島に来たの?」

など興味津々で尋ねてきます。

 

こういった人懐っこい性格は、日本人とは真逆だと言えそうですね。

 

また、親日国として知られるインドネシアでは、日本人と積極的にコミュニケーションを取りたいと考えている人が多くいます。

覚えたての日本語で話しかけてきたり、好きな日本のアニメの話をしてきたり。

バリ島へ旅行すれば、きっと色々なバリ人が話しかけてくるはず。

 

▼親日国と言える例:東日本大震災直後にバリで行われた、追悼と復興を祈念するイベント。約800人が参加した。

photo by Great East Japan Earthquake Some rights reserved

 

4 親切で面倒見がいい

 

困っている人がいると、放っておけないのがバリ人。

 

道に迷った観光客が途方に暮れていると、たくさんのバリ人がわらわらと周りに集まって助けてくれます。

村社会(昔からの秩序を保った地域社会)であるバリ島には、お互いに助け合う文化があります。

見返りを求めているわけではなく、困っている人を助けるのは当たり前という価値観が浸透しているのです。

 

また、単独行動はあまりせず、基本的にはグループで行動したいという考えも強いです。

1人でショッピングしたいのに、なかなか1人にさせてくれないこともしばしば。

 

良く言えば、親切で面倒見がいい。悪く言えばおせっかいなのが、バリ人の性格なのです。

 

5 お金の管理が下手

▲インドネシアのお金「ルピア」 photo by JasonParis Some rights reserved

 

バリ人、特にバリ人男性はお金の管理が下手です。

 

ワーカホリックと言われる日本人とは真逆で、バリ人は長時間働いてまで大金を稼ぎたいとは思っていません。

 

ワーカホリック
「仕事中毒」という意味で、私生活を犠牲にしてまで仕事に打ち込んでいるような人のこと。

 

生活を豊かにするための給料があれば十分。そう考えている人が多いのです。

そのため、自分が稼いだお金に対して無頓着な人が多く、自分がいくら稼いで、そして貯金はいくらなのかきちんと把握している人は少ない印象です。

 

お金はあればある分だけ使ってしまう。そんな人が多いのです。

また宗教行事を大切にするバリ人は、祭日に使う道具にドカッとお金を使ってしまう傾向があります。

 

編集部コラム「祭日に使う道具」

例えば、インドネシアの「ガルンガン」と呼ばれる祭日(日本でいう迎え盆のようなもの)では、男性が「ペンジョール」という竹のお飾りを用意します。

神に対して感謝の念を表すために家の前に立てるものなのですが、各家庭のペンジョールの豪華さを競う風習もあるため、お金をかけて豪華な飾りつけをする男性も少なくないのです。

▼ペンジョール

photo by Jorge Láscar

 

それもまた、バリ人がなかなか貯金できない原因と言えるでしょう。

 

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日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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バリ島の宗教と知っておくべきタブー

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バリ島の宗教

 

バリ島の宗教は「バリ・ヒンドゥー教」
バリ・ヒンドゥー教はインドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

2015年、『神様はバリにいる』という映画が放映され、巷では話題になりました。

 

神様はバリにいる

20151月に公開された日本の映画。

クロイワ・ショウが執筆したエッセイ『出稼げば大富豪』が原案。クロイワがバリ島で出会った、「アニキ」と呼ばれる大富豪がモデルとなっており、堤真一が「アニキ」を演じた。Amazon Primeで視聴可能

 

この映画のタイトルにもある通り、バリ島は神々が住む島と呼ばれています。

観光業でひたすら発展を続けてきたバリ島ですが、神々が住む島と呼ばれる理由は一体何なのか。

 

それには、バリ人の持つ宗教観が密接に関係しています。

 

宗教と生活が一体

▲バリ島の寺院 photo by xiquinhosilva

 

インドネシアには「Bhinneka Tunggal Ika (多様性の中の統一)」という言葉があります。

この言葉は国のスローガンとされており、インドネシアでは最も重要な言葉だと考えられます。

 

この言葉は、「人々が何の宗教を信仰し、何の言語を使おうが、みんな同じインドネシア国民である」という意味を持ちます。

インドネシアは多民族国家であるにもかかわらず、お互いの価値観を押し付けずに理解しようという文化が根付いているのです。

 

お祈りするということ

photo by VasenkaPhotography

 

昔からバリ人の間では、「生きるとはお祈りすること」という価値観が存在します。

 

毎日ヒンドゥー教の神々にお祈りするのが習慣化しているバリ島では、時間になると場所を問わずにあちこちでお祈りが始まります。

こういった現場を目にした観光客が、「バリ島は神々が住む島だ」と言い始めたのではないかと考えられているのです。

 

ヒンドゥー教の祭日

 

また、日々のお祈り以外にもバリ人はヒンドゥー教の祭日を大切にしています。

 

ニュピと呼ばれる祭日はすでに紹介しましたが、その前日に行われるオゴオゴという日もヒンドゥー教の祭日として有名です。

 

▼オゴオゴの様子

photo by Fabrice Florin

祭日「ニュピ」についてはこちらで紹介!

 

ニュピの前日になると、悪魔払いの意味をかねて、悪魔に扮した神輿や張りぼてがバリ島の町の中を練り歩きます。

このオゴオゴに向けて、バリ人は何日も前から気合を入れてお祭りの準備を始めるのです。

 

こういったニュピやオゴオゴ以外にも、バリ人は1ヵ月に何度も小さなお祭りを行うほどのお祭り好き。

その度に女性たちは町内会へ出席し、大量のお供え物を作る必要があるのです。

宗教と生活が一体化しているバリ島では、お祭りに参加したがらない女性は村八分(仲間外れ)になりやすい傾向があります。

 

将来的にバリ島に移住しようと考えている人は、こういったバリ人の宗教観をあらかじめ理解しておくのが大切でしょう。

 

絶対にしてはいけない「タブー」

 

バリ島に古くから根付いている、バリ・ヒンドゥーの教え。

 

バリ・ヒンドゥー教とは
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

バリ島を旅行する上で気をつけて欲しいことが、2つあります。

 

1 左手の使い方に注意する

 

バリ島では左手を「不浄の手」としてとらえていて、日常生活ではめったに使いません。

 

不浄の手
ヒンドゥー教では左手が不浄の手とされている。用を足した後に左手を使う事が決められている。

 

そのため、バリ島で現地の人と握手をする機会があっても、左手ではなく右手を差し出すよう意識しましょう。

 

食事をするときも、できれば右手を使う。あとは小さな子の頭を撫でるときも、左手を使わないようにしてください。

 

2 寺院など神様がいる場所には肌の露出が少ない恰好で行く

 

その他に注意することと言えば、寺院など神様がいる場所には肌の露出が少ない恰好で行くということです。

 

▼露出の少ない恰好でお参りに向かう人々

photo by anoldent Some rights reserved

 

神様への信仰心が強いバリ人は、露出の高い恰好で神様に会うことは無礼だと考えて嫌がります。

観光スポットにある寺院ではサロンなど肌を隠す布を貸してくれますが、念のためノースリーブやミニスカートで参拝するのは避けるよう気をつけましょう。

 

サロンとは

インドネシアで使われている、ロングスカート上の腰布。多彩な模様を染め出した、美しいものが多い。

▼このように、布を売っているお店もあります

photo by Diandra Epifania Some rights reserved

 

バリ島にはブラックマジックが存在する?

 

みなさんはブラックマジックを知っていますか?日本語に直すと「黒魔術」という意味があります。

 

バリ島にはブラックマジックが存在すると言われ、嫉妬心などのネガティブな気持ちを原動力にして、相手を不幸にできると考えられています。

 

日本人の中にはこういった非科学的な話を信じる人は少ないかもしれませんが、バリ島ではかなり真剣にこのブラックマジックが信じられています。

 

ブラックマジックにかかるとどうなるかというと、具体的に以下のような状態に陥ります。

 

  • 病気にかかる
  • 事故にあう
  • お金を失う
  • 事業が失敗する
  • 失恋する

 

その他にも、バリ人男性にブラックマジックをかけられた日本人女性が、いつの間にかその男性と結婚していた。など、にわかに信じられない話も存在します。

 

ブラックマジックは本当に存在するのか。

 

それは人々の価値観によるため何とも言い難いですが、バリ島にはそういった話が存在するという事実を覚えておくと良いかもしれません。

 

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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バリ島観光初心者おすすめエリア4選

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

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日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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バリ島観光初心者にもおすすめなエリア4選

 

白い砂浜に、青い海。

みなさんがイメージしているバリ島は、そんな感じでしょうか?

 

まさにその通り、バリ島は世界トップクラスのビーチリゾートとして、例年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。

 

でも実は、ただのビーチリゾートというだけではなく、バリ島はエリアによって様々な顔を持ち、それぞれの地域によって特色があるのです。

ここではバリ島の主要観光地を、

  • ①    クタ・レギャン
  • ②    ヌサドゥア・ブノア
  • ③    ジンバラン・ウルワツ
  • ④    ウブド

の4つに分け、エリア別に紹介させていただきます!

 

1 クタ・レギャン ~バリ島随一の歓楽街~

 

バリ島随一の歓楽街と言えば、クタ・レギャンエリア。

 

クタ・レギャン

バリ島デンパサールのングラライ空港(デンパサール国際空港)から北に広がるエリア。

バリ島イチの歓楽街で、ショッピング・スパ・グルメ・ビーチなどを楽しむことができます。

 

クタ・レギャンはとにかく人が多く、混沌とした世界観を見せてくれます。

 

バリ島中の「ありとあらゆる面白い」がここへ集まるため、遊びにはきっと困らないはず。

街中には大型ショッピングセンターが並び、外国人観光客が大きなショッピングバッグを持ち歩いて忙しなく買い物をしている姿を見かけます。

 

特に、クタビーチの目の前にあるBeach Walk(ビーチ・ウォーク)というショッピングセンター。

ここは、他のショッピングセンターにはないデザイン性の高さが目立ち、圧倒的な存在感を放っています。

 

クタビーチ

クタ・レギャンエリア内にある、バリ島で最もにぎやかなビーチ。

波が高いのが特徴のため、遊泳よりもサーフィンやボディーボードがおすすめです。サンセットが美しい場所としても有名。

▼クタビーチ

 

Beach Walk(ビーチ・ウォーク)

2012年にオープンしたショッピングセンター。高級店からお手ごろ価格のお店まで、幅広いジャンルのテナントが入っています。

レストランやカフェなどの飲食店も豊富で、インドネシアのローカル料理やアメリカンスタイルの食事も楽しむことができますよ。

 Beach Walk(ビーチ・ウォーク)

(出典:Beach Walk公式サイト:https://beachwalkbali.com/)

住所:Jalan Pantai Kuta, Kuta, Kabupaten Badung, Bali 80361

 

町中だけではなく、ビーチも常にたくさんの観光客でわいわいと賑わっていて、開放的な雰囲気が特徴的です。

 

日中はがやがやとうるさいクタビーチですが、夕暮れ時になると雰囲気はガラッと変わり一気に静かに。

クタビーチは美しいサンセットが見られる絶景スポットとして有名なため、ビーチで遊びを終えた人々は夕陽を鑑賞する準備に入るのです。

 

▼クタビーチのサンセット

 

クタの夕陽は日によって色や見え方が変わり、見るたびに違う印象を与えてくれます。

ゴールドに輝く日もあれば、空がピンク色に染まる日も。

 

クタへ訪れるのであれば、ぜひこの美しい夕陽を目に焼き付けてください。

 

クタ・レギャンエリアの1日観光モデルコースは第2章で紹介!

 

2 ヌサドゥア・ブノア ~高級感漂うリゾート~

 

ラグジュアリーで高級感が漂う、他とは一線引いた格式高いエリアがヌサドゥア・ブノア。

 

ヌサドゥア・ブノア

インドネシア政府によって開発された高級リゾートエリア。

バリ島デンパサールのングラライ空港から車で20分ほど南に走り、セキュリティゲートをくぐった先にあります。

 

ヌサドゥアとブノアは観光客向けに開発された観光特区で、このエリアに入るためには専用の大きな門(セキュリティゲート)をくぐる必要があります。

 

▼セキュリティゲート

 

この門は、観光客や専門のドライバーなど決められた人しか通ることができないため、セキュリティはかなり頑丈。

そのためヌサドゥアの治安は非常に良く、トラブルの心配をする必要もなく安心して滞在できます。

 

また治安が良いヌサドゥアは、マリンスポーツをするのにも向いています。

 

ビーチ沿いにはたくさんのマリンスポーツ斡旋会社があり、その場で好きなアクティビティのオプションを選ぶことができます。

 

▼パラセーリング

 

ジェットスキーやバナナボート、ダイビングやパラセーリングなど。

定番のマリンスポーツは一通り網羅しているはず。専門のインストラクターも付き添ってくれるため、初心者でも不安にならなくて大丈夫です!

 

マリンスポーツだけではなくショッピングも楽しみたい人は、Bali Collection(バリコレクション)というヌサドゥアにあるショッピングセンターがおすすめです。

 

Bali Collection(バリコレクション)

ヌサドゥア唯一の大型ショッピングセンター。スーパーから土産店まで、あらゆるお店がこの中に集約されています。日本で有名な百貨店「SOGO」も出店しています。

(出典 Bali Collection公式サイト:http://bali-collection.com/)

住所:Komplek ITDC Nusa Dua, Benoa, Kuta Selatan, Benoa, Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80363

 

ヌサドゥア・ブノアエリアの1日観光モデルコースは第2章で紹介!

 

3 ジンバラン・ウルワツ ~ロマンティック+伝統~

 

古き良きバリ島らしさが感じられるエリアと言えば、ジンバランとウルワツ。

 

ジンラバン

デンパサール空港から車で20分ほどの、バリ島南部に位置するエリア。白浜や海が美しい絶景のリゾート地で、有名な高級リゾートホテルが点在しています。

 

ウルワツ

ジンバランの南側に広がるエリア。

もともとは何もないエリアだったため、ホテルなどが建設されるようになったのは近年になってからのこと。最近では隠れ家ホテルエリアとして人気があります。

 

ジンバラン

まず初めにジンバランですが、ここはビーチ沿いに並ぶ無数のレストランがバリ島の名所として有名です。

波打ち際ギリギリにはたくさんのテーブルが並び、バリ島で獲れた新鮮なシーフード料理を楽しめます。

 

▼ジンバランのビーチ沿いのレストラン

photo by Kevin Poh

 

日が沈む時間帯になると、テーブルの上には蝋燭のランプが灯されとてもロマンティックな雰囲気に。新婚旅行やデートにピッタリのロマンティックなエリア、それがジンバランです。

 

ウルワツ

 

次にウルワツですが、ここはウルワツ寺院という断崖絶壁に立つ寺院が有名です。

 

ウルワツ寺院

ウルワツエリア南西端の沿岸沿いに位置する。

海の精霊を祀った寺院で、パワースポットとしても有名です。

▼ウルワツ寺院

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルワツ寺院#/media/File:Uluwatu_temple.JPG)

ウルワツ寺院住所:Pecatu Village Badung Bali, Uluwatu.

 

ウルワツ寺院ではケチャ・ダンスというバリ島の伝統舞踊を鑑賞できます。

 

▼ケチャ・ダンスの様子

photo by Brian Jeffery Beggerly

 

ケチャ・ダンスとは、男性たちの「チャチャチャ」という掛け声に合わせ、色鮮やかな衣装を着た踊り子が舞踊を披露するという演目。

ガムランの音楽が心地よく響くケチャ・ダンスは、バリ島舞踊の中でもトップレベルの人気を誇ります。

 

ガムランとは

インドネシアで行われる打楽器合奏の総称。ガムランで使われる楽器の組み合わせは様々だが、代表的なものとしては、ガンサ(鉄琴)・クンダン(太鼓)・ゴング(ドラ)などがある。

▼ガムラン

photo by Benjamin Hollis

 

ウルワツ寺院で真っ赤な夕陽を眺めてからそのまま舞踊を観るというのが、スタンダードなウルワツの観光モデルコースとして知られています。

 

ちなみにウルワツ寺院付近には猿が多く、油断すると荷物を盗られる可能性があるので気をつけて下さい。

 

ウワルツ・ジンラバンエリアの1日観光モデルコースは第2章で紹介!

 

4 ウブド ~芸術の中心地~

 

最後に紹介するのが、ウブドという北部エリアにある農村地域です。バリ島芸術の中心地として名を馳せています。

 

ウブド

バリ島の都市デンパサールから車で50分ほど北へ進んだ場所にあるエリア。

海から離れた内陸にあり、美しい田園風景を楽しむことができるなど、ビーチリゾートとは異なった芸術・文化の村として人気です。

▼ウブドの田園風景

photo by Luke,Ma

 

ウブドはビーチリゾートではありませんが、自然豊かな山岳部にあり、ここ数年で徐々に人気を高めています。

 

舞踊や工芸、絵画など芸術分野に興味がある人はウブドへ足を運んでみてください。

 

特に、毎晩ウブドの町で開かれるバリ舞踊の公演。これは、ウブドに訪れるなら一度は見る価値があります。

バリ舞踊の中でもレゴン・ダンスと呼ばれる舞踊が人気で、美しいガムランの音楽(先述)と、可憐な踊り子の舞のコラボレーションが非日常的な世界を作り上げます。

 

レゴン・ダンスとは

もともとは宮廷舞踊として始まり、発展してきたダンス。

ウブド地域ではレゴン・ダンスが特に盛んで、ホテルのディナーショーや王宮での公演などが行われています。

▼レゴン・ダンスを踊る女性

 

舞踊以外にもウブドは、ヨガやスパ、ナチュラルコスメなどが有名で、健康志向の女性を中心とした根強い人気を誇っています。

 

緑豊かな自然が多いのも特徴で、他のビーチリゾートにはない魅力をウブドは持っているのです。

 

 

以上、ここではバリ島観光初心者におすすめな4エリアの特徴を紹介をしました。

この他にもサヌールやデンパサールなど魅力的なエリアはたくさんありますが、ひとまずここでお伝えした4つを覚えておけば、バリ島ビギナーも観光には困らないはずです!

 

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日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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バリ島の基本情報

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「バリ島」という島をご存知ですか?

 

「名前は聞いたことがあるけど、実際どこの国にある島なのかわからない」

そんな人も多いのではないでしょうか?

 

バリ島は、インドネシア共和国の東側にある小さな島の1つ。

世界有数のビーチリゾート地として知られています。

 

 

皆さんにバリ島のことをよく知ってもらうためにも、この章ではバリ島の基本情報についてサラッとお伝えします!

 

バリ島の基本の基本
名称 バリ島 東京(参考)
インドネシア共和国 日本
面積 5780㎢ 2188㎢
人口 422万人 927万人
言語 バリ語・インドネシア語 日本語
主な宗教 バリ・ヒンドゥー教 無宗教

 

言語

 

まず、バリ島ではどのような言語が使われているのでしょうか?

 

インドネシアでは、基本的に公用語であるインドネシア語が使われますが、バリ人同士の会話となるとバリ語がよく使われます。

 

インドネシアには数え切れないほどの島が存在し、それぞれの地域で使われる言語が異なります。

 

バリ人同士はバリ語、ジャワ人同士はジャワ語など、それぞれの地域独自の言語で会話することが多いのです。

 

「バリ人」と「ジャワ人」とは
基本的には生まれた場所によって分けられており、バリ島で生まれたならば「バリ人」、ジャワ島で生まれたならば「ジャワ人」とされています。

 

ジャワ島は、バリ島の隣に位置するインドネシアのメイン島。バリ島からジャワ島までは、フェリーに乗って1時間ほどで移動することができます。

 

ただ、バリ島は観光開発がとても進んでいるため、旅行をする分には英語でも問題ありません。

 

余談ですが、インドネシア語は「世界一習得するのが簡単な言語」と言われていますので、第二言語の習得に興味がある人は挑戦してみると良いかもしれませんね。

 

英語や日本語と違い、時制(過去・現在・未来)がないため、単語を並べるだけで会話が成り立ってしまうのが結構面白いですよ。

 

気候

 

熱帯性気候に属するバリ島は、1年中夏が続きます。もちろん雪が降ることはありません。

 

熱帯性気候とは
緯度が低い地域の特徴である、1年を通して高温多湿な気候のことをいいます。ちなみにインドネシアの1年を通じての平均気温は23~33℃と言われています。

 

ただ、「乾季」「雨季」の2つの季節があり、乾季は4月から10月まで、雨季は11月から3月までの約半年間ずつ気候が分かれています。

 

乾季の特徴

乾季は雨が少なく、日中はカラッとした気候で過ごしやすい日が続きます。

夜になると少し冷えることもあり、宿泊先によっては上着が必要なところも。

 

雨季の特徴

一方、雨期になると一気に降雨量が増えます。

ただ1日中ずっと雨が降っているということはなく、「スコール」と呼ばれるどしゃぶりの雨が断続的に降るようになります。

いつ雨が降るか予測できないというリスクがあるため、あらかじめ傘を持ち歩くようにすると良いでしょう。

 

宗教

 

インドネシア国民の9割がイスラム教徒であるのに対し、バリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教徒。

また冒頭でもお伝えした通り、バリ人が信仰しているヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれ、バリ島独自の宗教を指します。

 

バリ・ヒンドゥー教
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

無宗教と言われる日本人には理解しがたい感覚かもしれませんが、バリ人は宗教をとても大切にしています。

「宗教は生活の一部」と考えている人が多く、お祈りやお祭りはもはや当たり前の習慣ととらえているのです。

 

バリ人はあらゆる場面でお参りをしますが、守らなければならないルールもいくつかあります。

 

まず寺院にお参りに行く際、女性は沐浴を済ませ清い体にしてからでないと神様に会うことは許されません。

そして、インドネシアの伝統的な衣装であるクバヤを身にまとって向かいます。

 

↑この女性たちが着ているブラウスのようなものが「クバヤ」です。

 

クバヤを着て化粧をした女性たちの姿はとても美しく、その華やかさにきっと目を奪われるはず。

 

お供え物にチャナンという花を供え、あとはひたすら神様にお祈りをしたら一連の流れは完了です。

 

▼チャナン

 

こういったお祈りの所作は道端でも自然に目にすることができ、まさに「宗教が生活の一部」であることを実感できるでしょう。

 

祭日

 

バリ・ヒンドゥーの祭日で、「ニュピ」という日があります。

 

ニュピは暦でいうと正月にあたり、瞑想をしてバリ島から悪霊が去るのを祈る日です。

 

そのため、ニュピ当日はバリ島にいる人全員(旅行者も含む)が、外に出ることを許されません。

空港でもすべての飛行機の離発着が止められ、バリ島全土が静寂に包まれます。

 

この日にうっかり外に出てしまうと、自警団に取り締まりを受ける可能性があるので注意が必要です。

 

また、この日は電気を使うことも禁止されるため、ニュピの晩は町中が真っ暗闇になります。

 

1日中外にも出られないし、電気を使うこともできない。

そう考えると、「ニュピのバリ島はつまらないのではないか?」と思う人もいるはず。

 

しかし、そんなことはありません。

 

ニュピの日はどこの家庭も電気を使わないため、夜になると満点の星空が眺められるのです。

 

静寂の中、バリ島の夜空に浮かぶ満点の星たちを、ただただ何も考えずにボーっと眺める。

こんな贅沢な体験ができるのはニュピの日だけではないでしょうか?

個人的には、ニュピの日に旅行の日程をぶつけるのも1つの体験としておすすめですよ。

 

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はじめに ~神々の住む島バリ島の魅力とは~

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みなさんは、バリ島を訪れたことはありますか?

 

今まで1度もバリ島を訪れたことがない人にとって、バリ島はハワイやグアムに並ぶビーチリゾートのイメージが強いのではないでしょうか。

 

確かに、そのイメージは間違っていません。

バリ島は世界有数のビーチリゾート地として、毎年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。

 

しかし、バリ島にはハワイやグアムにはない、バリ島だけが持っている魅力があります。

 

バリ島だけが持っている魅力、ずばりそれは神秘性と国民性の2つです。

 

バリ島の神秘性

 

まず1つ目の、神秘性について。

 

インドネシア国民の9割がイスラム教徒であるのに対し、バリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教徒です。

またその中でも、バリ島で信仰されているヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー」という、バリ島土着の信仰とインド仏教が合体した独自の宗教観を持っています。

 

この風変わりな宗教観は、バリの町中を歩いていると簡単に見つけることができます。

 

道端に落ちているチャナンと呼ばれる色鮮やかな花。これは、バリ人が神様にお供えするために置いた、神聖な花です。

 

▼チャナン

 

1度でもバリ島を訪れたことがある人は、店先や玄関前でこのチャナンを見かけたことがあるかもしれません。

 

バリ・ヒンドゥーの教えでは、

地面には悪霊が住んでいて、その悪霊が悪さをしないよう神様にお願いをする

という意味を込めて、ありとあらゆる場所にチャナンがお供えされているのです。

 

バリ・ヒンドゥー教
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

バリ人にとって、宗教は生活から切っても切り離せないもの。

 

無宗教と呼ばれる私たち日本人にとって、バリ人の強い信仰心や宗教観は、エキゾチックでどこか神秘的なものに映ることでしょう。

 

バリ人の国民性

 

そしてもう1つ、バリ島の魅力として特筆すべきなのがバリ人の持つ国民性です。

 

南国特有の温厚な性格のバリ人は、日常生活でめったに怒ることがありません。

バリ人の生活する社会では「邪気」を持つことを嫌い、どんな時でも怒らず笑顔でいようとする風潮があるからです。

 

つらいことがあっても、とにかく笑顔でいれば何とかなる。そう考えている人が多いのです。

 

有名なインドネシア語に

Tidak apa apa(ティダ・アパアパ)

という言葉があります。

 

この言葉には、「何とかなる」や「気楽にいこう」という意味があります。

 

バリ人はこの「Tidak apa apa(ティダ・アパアパ)」という言葉を大切にしていて、どんな困難が起きても「なんとかなるさ」と楽観的に前を向いて歩いていく人が多いです。

 

これは、仕事や家庭の問題で悩み苦しんだ結果、自殺者が増えつつある日本社会にも取り入れるべき考え方であると言えるのではないでしょうか。

 

 

ここまでの内容を踏まえ、この記事を通して私が伝えたいことは以下の2つです。

 

  • 日本とバリ島を比較することで、自分の知らない世界が地球には存在するということを知ってほしい

 

  • バリ人の宗教観を知り、自分とは違う価値観を持つ人を許容するよう意識してほしい。

 

この2つのことを、バリ島がもつ神秘性と国民性という側面から考えてほしいと思います。

 

また、このWebonでは

「バリ島に興味はあるけれどまだ一度も行ったことがない!」

というバリ島初心者に向けて、おすすめの観光スポットやお土産、そしてトラブルを避けるための対策もお伝えしていきます。

 

これからバリ島へ行く予定の人、あるいは他のリゾート地と比較して旅行を悩んでいる人はぜひ参考にしてください!

 

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バリ島を訪れた事はありますか?バリ島はインドネシアにある島のうちの一つで、リゾート地として世界各国から観光客が訪れます。しかし、バリ島には多くの魅力があり知れば知るほど興味が湧いてくる島なのです!

そんなバリ島の魅力をバリ大好き佐藤ひより氏が「バリ島ってどんなところ?」から「バリ島観光モデルコース」までを詳しく解説します!

バリ島に行った事がある方も、まだ行った事が無い方も、興味が少しだけある方も、これを読めば行きたくなる事間違い無し!

 

 

~~バリ島は世界有数のビーチリゾート地として、毎年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。しかし、バリ島にはハワイやグアムにはない、バリ島だけが持っている魅力があります。バリ島だけが持っている魅力、ずばりそれは神秘性と国民性の2つです。~~
はじめに ~バリ島と日本を比べることで、新しい世界や多様な価値観に触れてほしい!~」より

 

 

はじめに

バリ島に魅了された著者が語るバリ島の魅力。まずはバリ島を100%楽しむ為の前提知識を著者に教えてもらいましょう!

はじめに ~神々の住む島バリ島の魅力とは~

 

第1章 バリ島ってどんなところ?

バリ島観光に当たって抑えておくべき基礎知識をまとめています!バリ島の言語・宗教から観光の際に気を付ける事など、この章を読んでおけばざっとバリ島の事を知る事ができます!

バリ島の基本情報

バリ島観光初心者おすすめエリア4選

バリ島の宗教と知っておくべきタブー

バリ人の国民性・性格 ~5つのポイントで知る~

 

第2章 バリ島「1日観光」モデルコース

バリ島初心者が目いっぱいバリ島を楽しむ為のおすすめモデルコースを紹介しております。全てを制覇しても良し、気になるスポットだけを訪れても良しです!

バリ島「1日観光」モデルコース ~クタ・レギャン編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ヌサドゥア・ブノア編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ウルワツ・ジンバラン編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ウブド編~

 

第3章 バリ島でお土産を買おう!

バリ島観光に来たら沢山お土産を買っていきましょう!お土産も安く買えるのでいっぱい買ってお土産話と一緒に渡しましょう!

ここではバリ島初心者の為のおすすめお土産や、どこでお土産を買えばいいかなどを解説しております!

バリ島でお土産を買おう!おすすめスーパー3選

バリ島でお土産を買おう!おすすめパサール2選

バリ島でお土産を買おう!おすすめ食べ物3選

 

第4章 バリ島へ行く前に

魅力いっぱい詰まったバリ島へいざ出発しましょう!・・・とは言ってもバリ島へ飛び立つ前に知っておいた方が良い事、やらなくてはならない事があります。ここではバリ島初心者の方へ向けてバリ島へ行く前に知っておいた方がいい知識を紹介していきます!

バリ島のホテルの取り方 ~初心者おすすめサイト~

バリ島の航空券の取り方 ~初心者おすすめサイト~

バリ島の入国手続き・入国審査 ~厳しい?英語は?~

 

第5章 バリ島のリスク・安全対策

バリ島は『海外旅行慣れしていない初心者』にとっても魅力的な場所でありますが慣れない場所ではトラブルに巻き込まれないように細心の注意を払う必要があります。以下ではバリ島の治安について、そして安全に過ごすための対策を解説しております。

バリ島6つのリスクと安全対策①

バリ島6つのリスクと安全対策②

バリ島で辛い物を避ける方法

同じ著者のWebon『バリ島が日本人に愛される「9」の理由』も是非ご覧ください!