利尻島観光の基本情報

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利尻島に住んでいた主婦が伝える「利尻島観光」入門の決定版!利尻島へ行く予定の方も旅行先を迷っている方も、これを読めば利尻観光が楽しみになる・行きたくなる!

『利尻島観光入門』はこちらから!

著者:そらゆか

旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから

 

『利尻島観光入門』目次へ  (全13ページ)

 

 

このページから第1章。元島民ならではのエピソードを交えて、利尻の基本的な情報や定番の観光地を紹介していきたいと思います。

 

利尻島の基本情報

面積 約182㎢ (東京都:約2188㎢)
人口(平成30年10月末) 4,563人 (東京都:約927万人)
名産 昆布・ウニ
最高峰 利尻山(別名:利尻富士)
主なアクセス 稚内からフェリー(約1時間40分)

札幌から飛行機(約50分)

東京から飛行機(約1時間55分)など

▼利尻富士(利尻山)

▼利尻昆布

(出典:りしぷら

▼利尻島のウニ

 

利尻島は北海道北部の稚内市から、北西約52kmに位置する円形の島。

「利尻」という地名は、アイヌ語で「高い島」を意味する「リイ・シリ」から名づけられました。

 

利尻町と利尻富士町という2つの自治体で構成。

島の人口は4,563人(平成30年10月末。利尻町HP「統計情報」より)

島の大部分は「利尻礼文サロベツ国立公園」に指定され、風光明媚(ふうこうめいび:自然の景色が清らかで美しく、すばらしく眺めのよいこと)な利尻山(別名:利尻富士)を中心とした豊かな自然が織り成す美しい景観から『夢の浮島』とも呼ばれています。

 

利尻礼文サロベツ国立公園

「利尻礼文サロベツ国立公園」は、山岳、お花畑、海食崖、湿原、海岸砂丘など変化に富んだ景観を誇る日本最北の国立公園。

公園全体の約7割が原生的な自然状態であり、全域に渡って風が強い。「礼文島桃岩付近一帯の野生植物」「利尻島のチシマザクラ自生地」「稚内海岸砂丘林」「レブンアツモリソウ群生地」が北海道の天然記念物にも指定されている。

▼利尻山(別名「利尻富士」)

以下のリンクで利尻礼文サロベツ国立公園の様子が見られます。(環境省公式HPより)

サロベツ原野:http://www.sizenken.biodic.go.jp/live/view.php?camera_no=78

サロベツ湿原:http://www.sizenken.biodic.go.jp/live/view.php?camera_no=119

(出典:環境省公式HP

 

利尻山を取り巻く形で集落(島民が住む場所)があるので、ほぼ全ての家から海と山の両方の景色が楽しめます。

 

 

夜になればこぼれ落ちてくるような満天の星空を心ゆくまで堪能できるのも利尻島の魅力のひとつなのです。

 

利尻島へのアクセス

▲利尻島のフェリー

 

ここでは利尻島へのアクセス方法として

1 フェリー

2 飛行機

の2種類に分け、実体験に基づきご紹介していきます。

※以下の情報はあくまで著者の実体験の為、時期や年度によって異なる場合があります。

 

1 フェリー

▲実際のフェリーターミナルの様子

 

フェリーは稚内~利尻を結び、所要時間は約1時間40分。(春と秋には礼文島を経由する便も1便あり)

夏は1日3便、冬は1日2便が運航されています。

礼文島~利尻島を結ぶ便も1便~最大4便/日で運航しています。

(時刻表参考:http://www.heartlandferry.jp/timetable/

 

 

私が島に住んでいたころフェリーはかなりの回数・頻度で利用したので、感想や特徴をいくつかあげていきます。

 

観光シーズン

 

最大550名まで収容可能なフェリーですが、観光シーズンになるとまさに「すし詰め状態」となります。

座席確保の戦いに敗れると通路や外のデッキにて過ごすはめに。

逆に冬はほぼ島民しか利用しないため、ガラガラ。

ひどいときには数人の時もあり、同じ船とは思えない変貌ぶりに最初はびっくりしたことも。

 

冬は欠航率が高くなる

 

波の高さが致命傷となるのがフェリー。

冬は波高の時化(しけ)の日が多く、フェリーが連日欠航するのは日常の光景です。

そのため島民が旅行や仕事で移動する場合、週間天気予報や気圧配置などを見て日程を調整することもよくあります。

日程変更ができないときは、運航するかしないかのまさに神頼みのような感じになります。

 

島民割引

 

島民は町役場が発行する所定の用紙に必要事項を書き、切符を購入するときに提出すると割引を受けられるのが嬉しいです。

 

2 飛行機

 

北海道エアシステム(HAC)・・・丘珠(おかだま)空港発着。1日1往復で座席数36席。

全日空(ANA)・・・新千歳空港発着。1日1往復で座席数126席。

いずれも利尻空港~各空港間の所要時間は、約50分です。

 

 

飛行機は悪天候に強い

 

島民は何かあれば札幌に行くことが多いです。

飛行機なら所要時間が約50分と短く、島民の割引が手厚くなったこともあり、より手軽に利用できるようになりました。

 

意外だったのが、冬はフェリーより飛行機の方が運行する可能性が高いこと。

空港の状況次第では別の場所に着陸するという前提の「条件付き運航」という名目で「フェリーが欠航になっても、飛行機は飛ぶ」ということも1度や2度ではなかったです。

 

 

 

利尻島の暮らし

▲利尻島の夕陽

 

病院

 

島の病院には基本的に内科と外科しかないため、重篤(じゅうとく)な病気や専門性の高い症状などには対応できません。

島で対応できない症状の場合、稚内や札幌の病院まで行かなければならないため、飛行機やフェリーで受診や通院をするのが当たり前の光景でした。

 

ショッピング

 

島には北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」が3軒もあります。

あとは大手ドラッグストアと、大手ホームセンターがメインのショッピングエリアです。

行くところが限られているので移動した先々で同じ人に会ってお互いに笑ってしまうことも。

 

▼セイコーマートの例

photo by regvn Some rights reserved

 

買いだめ必須

 

災害時にスーパーやコンビニから食材がなくなることがありますよね?

あの光景は島では全然珍しくないのです。

フェリーが欠航すると食材が入ってこなくなるので、悪天候が続くことがわかるとあっという間にコンビニからパンなどの食材が消えます。

特にフェリー欠航の多い冬場の食料の買いだめは必須。

 

口が悪いが温かい

 

利尻には島特有の訛りがあります。

特に高齢の方はかなり訛りが強いので正直、何を言われているのかわからなかったこと数知れず。

猟師さんが多いので口調も荒く言葉も悪い人も。

でも文句を言いながら面倒を見てくれたり、そっと魚を置いていってくれたり、さりげなく温かくて優しい。

利尻はそんな人々が住んでいる島なのです。

 

以上、利尻島の基本情報でした。次のページからは第2章。3ページに渡って利尻島のウニの魅力をご紹介します。

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バックパッカー旅行におすすめの国35選【北アメリカ・中央アメリカ編】

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バックパッカー旅行に興味はありますか?バックパッカー旅行とは から バックパッカー旅行におすすめな国までをバックパッカー旅行で40ヵ国以上巡ってきた著者が初心者の方にも分かりやすく解説をします!

「バックパッカー旅行初心者入門 ~興味があるなら踏み出そう!~」はこちらから!

著者:ぐちを

旅が大好きなフリーのライター&カメラマン。大学時代にバックパッカー旅行で40ヶ国以上を訪問し、数々の元紛争地を巡ったり、アフリカの電気水道が無い村で現地人と生活を共にしたりする。

特に好きな国は東南アジアのミャンマー。これから発展していく「アジア最後のフロンティア」に注目している。自身のTwitterやブログではミャンマーの観光事情を中心に、旅の情報やフリーランスの生き方を発信中。 お問い合わせはこちらから

Twitter(ぐちを):https://twitter.com/guchiwo583?lang=ja

 

『バックパッカー初心者入門』目次へ  (全17ページ)

 

 

 

バックパッカー旅行におすすめの国【北アメリカ、中央アメリカ、カリブ海諸国編】

 

 

いよいよアメリカ大陸へ入ります。今回はバックパッカー旅行にオススメの国、北アメリカおよび中央アメリカ・カリブ海諸国(南米以外のアメリカ大陸)編です。

 

次のページで紹介する南アメリカ編を含めて、紹介する国の多くはスペイン語圏になるので、ある程度のスペイン語が話せると旅行に役立つでしょう。

 

24 ワーキングホリデーで旅の資金調達も可能!『カナダ』

  

メープルの国、カナダは雄大な自然と多国籍国家で移民に寛容な人々が暮らす国です。

 

物価はバックパッカー旅行をするには高めですが、大自然の魅力と治安の良さからヒッチハイクで旅するバックパッカーも多い国。

世界有数のオーロラ鑑賞スポットをはじめ、カナダ各地の国立公園にぜひ訪れたいですね。

 

▼カナダのメープル街道

カナダのメープル街道についてはこちらでも紹介!(別Webon)

ナイアガラフォールズ、トロント、オタワ、モントリオール、ケベックなど、約800kmにわたるカナダ東部落葉樹林帯が紅葉に染まる素晴らしい絶景を望めます。メープル街道という名前は、日本人が付けた名前だとか。

 

▼ブッチャートガーデン

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Butchart_Gardens_Fountain_-_panoramio.jpg)

カナダのブッチャートガーデンについてはこちらでも紹介!(別Webon)

港に面した美しい街として有名な、バンクーバー島ビクトリアにある観光名所です。一年を通してさまざまな花を見ることができますが、チューリップやスイセンなど何万もの球根花や八重桜などの木々たちが芽吹く春が一番おすすめです。

 

ワーキングホリデーの制度もあるので、1年間働いて貯金をし、次のバックパッカー旅行の費用にするのも可能です。

 

ワーキングホリデーとは
旅行では外国に基本的には数か月しか滞在する事が許されないがワーキングホリデーという制度を利用すれば18歳~30歳までの間に1~2年の滞在ができる。日本と協定を結ぶ国でしか制度を利用できない。

 

主観も入った!「カナダ」基本情報
「主観入り基本情報」の見方!

実際に多くの国を旅した著者が体験した事や様々な人と話した事を元に基本情報を作成しております。

<星の数の見方>

「英語伝わる度」

1:ほぼ通じない  2:あまり多くはない(日本と同じくらい) 3:観光業の人はかなり話せる 4:若い人はかなり話せる 5:お年寄りも話せる

「日本との文化の違い度」

1:日本と変わらない~5:日本と大きく異なる

「スリル」

1:スリルが無い~5:スリル満点

「物価」

1:安い~5:高い

東京からの距離 8054km
東京との時差 -17時間(サマータイム-16時間)
公用語 英語・フランス語
主な宗教 キリスト教
国民性 優しい
英語伝わる度
★★★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★
★★★★★
スリル
★★★★★
物価
★★★★
★★★★★
国旗
地図

 

25 中央アメリカ最大の国『メキシコ』

 

 

タコスやテキーラで有名なメキシコもバックパッカー向けの国と言えます。

 

▼タコス

 

▼テキーラ

 

物価も安く、各地に見所が多く、またビザなしで半年も滞在可能なので、ロングステイも可能です。

 

ビザ(VISA)とは
ビザ(VISA)とはその国へ入る際の許可証の事。VISA発行までにお金や時間がかかる(国によって額や時間は様々)。

VISAが無ければ基本的に他国へ入国する事はできないが日本は協定を結んでいる国が多いので短期間の滞在であればビザ不要で入国できる国が多い。(日本の「ビザなし」入国可能国数は121ヵ国。2018年現在)

 

オススメ観光地は首都メキシコシティ近郊のマヤ文明の遺跡「テオティワカン」、カラフルな街並みが可愛らしい「グラナファト」や世界屈指のビーチリゾート「カンクン」が挙げられます。

 

▼マヤ文明の遺跡「テオティワカン」

 

▼カラフルな街並み「グラナファト」

 

▼ビーチリゾート「カンクン」

 

国民性もかなり陽気なので、人との触れ合いも楽しいこと間違いなしです!

 

なお、メキシコの一部地域は麻薬の密売が横行していて治安の悪い場所がありますので旅行の際は注意しましょう。

 

治安の悪い場所を調べるには・・・?
外務省による海外の治安情報を記載したホームページ
URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/

 

主観も入った!「メキシコ」基本情報
東京からの距離 11,319km
東京との時差 -15時間(サマータイム-14時間)
公用語 スペイン語が最も人口的に多い
主な宗教 キリスト教
国民性 フレンドリー
英語伝わる度
★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★
国旗
地図

 

26 物価のかなり安いスペイン語圏『グアテマラ』

 

メキシコの隣国、グアテマラもバックパッカー向けの国。

 

コーヒーの生産で有名なこの国は先住民が作る可愛らしい雑貨や快適な気候も相まって総じてバックパッカーからの評価が高い国です。

 

オススメの観光地は「アンティグア」。

形状も標高も富士山そっくりなアグア山の麓の街は、スペイン植民地時代の歴史ある建築物が数多く残り、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

 

アンティグア 

photo by Rialfver

 

また、グアテマラは世界で最もリーズナブルにスペイン語留学ができる国として知られています。

 

語学学校によってもピンキリですが、その費用はおよそ1か月で滞在費を含んでも10万円程度からとかなり安く、バックパッカー旅行と合わせて3か月程度語学留学をするケースも多いです。

 

アンティグアには日本人経営の語学学校「ATABAL」も存在するので、日本人にとってもありがたいですね。

 

▼ATABAL公式HP

(出典:http://atabalspanishschool.com/)

 

ラテンアメリカを旅行する際にはスペイン語を話せたほうがいいので、バックパッカー旅行の前段階にグアテマラで留学してみるのもオススメですよ!

 

主観も入った!「グアテマラ」基本情報
東京からの距離 12,236km
東京との時差 -15時間
公用語 スペイン語
主な宗教 キリスト教
国民性 フレンドリー
英語伝わる度
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★★★★
国旗
地図

 

27 バックパッカーなら一度は行きたい社会主義国家『キューバ』

 

今も残る数少ない社会主義国家のキューバはバックパッカーならぜひ訪れておきたい国の一つ。

 

社会主義国家とは
個人の自由や自由経済による弊害に反対し、平等を目指す国家。資本主義国家の対比概念。

 

この国は社会主義であるがゆえ、他の国とは異なる点がいくつかあります。

 

まずは通貨が外国人用(兌換ペソ・だかんぺそ)と現地人用(ペソクバノ)で分けられていること。兌換ペソは「クック」とも呼ばれています。

 

▼キューバ国民が使う紙幣「ペソクバノ」

photo by Renata Avila

 

1兌換ペソは25ペソクバノであり、1兌換ペソは1米ドルとの固定レートとなっております。

キューバでは米ドルの利用が制限されている事もあり兌換ペソという外国人向けの紙幣が出回っているのです。

 

キューバ国内では、外国人向けのお店と現地人向けのお店が明確に分けられており、基本的に外国人向けのお店は高めの値段設定になっています。

バックパッカーであれば、ぜひ現地人用のお店を利用して費用を安く抑えたいもの。まずはそれぞれの通貨の使い方を理解し、使い分けができるようにしましょう。

 

使い分けの基本

  • 基本的に兌換ペソを使うお店(高級多め)とペソクバノを使うお店(リーズナブル多め)は分かれている
  • 外国人であっても兌換ペソとペソクバノの両替は可能
  • どちらを使うお店か分からなくても店主に聞けば教えてくれる

 

また、キューバではドミトリーのホステルはあまりなく、カサ(Casa)と呼ばれる民宿タイプの宿泊施設が一般的になります。

ホテルだと最低でも1万円以上とかなり高額になるので、キューバを旅行する予定のバックパッカーは、「宿泊はカサ」と覚えておくといいですよ。

 

そんな普通の海外旅行とは異なる点の多いキューバですが、キューバならではな魅力もまたたくさんあります。

 

  • 街中を走るクラシックカー
  • 明るくフレンドリーな人々
  • モヒート発祥の地でもある世界遺産の首都ハバナ

▼ハバナ

  • 美しいカリブ海沿いの街トリニダ

▼トリニダ

photo by Dieter Mueller, dino1948

など。

 治安もラテンアメリカでは比較的良好なので、バックパッカーにとっても嬉しいですね!

 

主観も入った!「キューバ」基本情報
東京からの距離 12,518km
東京との時差 -14時間(サマータイムは-13時間)
公用語 スペイン語
主な宗教 キリスト教(無信教者も多数)
国民性 フレンドリー
英語伝わる度
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★★
★★★★★

(兌換ペソ払いの外国人向け価格設定がある)

国旗
地図

 

『バックパッカー初心者入門』目次へ  (全17ページ)

 

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目次著者

著者:ぐちを

旅が大好きなフリーのライター&カメラマン。大学時代にバックパッカー旅行で40ヶ国以上を訪問し、数々の元紛争地を巡ったり、アフリカの電気水道が無い村で現地人と生活を共にしたりする。

特に好きな国は東南アジアのミャンマー。これから発展していく「アジア最後のフロンティア」に注目している。自身のTwitterやブログではミャンマーの観光事情を中心に、旅の情報やフリーランスの生き方を発信中。 お問い合わせはこちらから

Twitter(ぐちを):https://twitter.com/guchiwo583?lang=ja

バックパッカー旅行におすすめの国35選【南アジア・中央アジア・中東編】

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バックパッカー旅行におすすめの国【南アジア・中央アジア・中東編】

 

前回こちらでご紹介した東アジア・東南アジアに引き続き、同じアジアの南アジア・中央アジア・中東について今回はご紹介します。

 

6 バックパッカーの聖地『インド』

 

 

インドは「バックパッカーの聖地」とよく評されています。もしバックパッカーとして海外を旅行しようとするなら、

「人生観が変わるから一度は訪れた方がいい」

と数多くのバックパッカーの先輩たちから言われることでしょう。

 

インドに行くと人生観が変わる理由は、様々なカオスを体験できるからだと言われています。

 

著者が思う「インドのカオス」

・  人間に限らず、犬や牛などありとあらゆるものが街を歩いている

・  道を聞いても聞く人ごとに答えがバラバラ

・  決まりのない交通ルール(とにかく車や人が行き交う!)

・  とにかく自由で一人一人が個性的すぎるインド人

 

こうした日本では絶対に経験できない体験をインドという国は与えてくれます。

タージマハルやガンジス川といった有名観光地だけでは語れないのがインドの魅力です。

 

タージマハル

インドの代表的建築物で世界遺産の一つ。ムガル帝国の皇帝が亡き愛妻の為に立てたお墓。

ガンジス川

インドを流れる大河。沐浴や火葬場としても有名で多くの観光客が訪れる。

 

また、インドは

・  暑い(場所や季節にもよるが、気温40度以上になることもある)

・  汚い(ゴミが街中に散乱している)

・  うるさい(都市部では車のクラクションが鳴りっぱなし)

といった3拍子が揃い、必ずといっていいほど「食あたり」をするとも言われている環境的に厳しい国です。

 

そんなインドですが、貴重な人生体験の一つとして一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

主観も入った!「インド」基本情報
「主観入り基本情報」の見方!

実際に多くの国を旅した著者が体験した事や様々な人と話した事を元に基本情報を作成しております。

<星の数の見方>

「英語伝わる度」

1:ほぼ通じない  2:あまり多くはない(日本と同じくらい) 3:観光業の人はかなり話せる 4:若い人はかなり話せる 5:お年寄りも話せる

「日本との文化の違い度」

1:日本と変わらない~5:日本と大きく異なる

「スリル」

1:スリルが無い~5:スリル満点

「物価」

1:安い~5:高い

東京からの距離 6,089km
東京との時差 -3.5時間
公用語 ヒンドゥー語(準公用語・英語)
主な宗教 多くがヒンドゥー教、その他様々な宗教
国民性 大らか
英語伝わる度
★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★★
★★★★★
スリル
★★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★

(入場料などで観光客価格(高めの値段設定)あり)

国旗
地図

 

7 中央アジアを訪れるなら『ウズベキスタン』

 

中央アジアを訪れるなら、オススメしたい国がウズベキスタンです。

 

中央アジアってどこ?

ユーラシア大陸の中央部。カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス・トルクメニスタン・タジキスタンなどが中央アジアに当たる。モンゴルなども含める場合がある。

▼ユーラシア大陸

▼中央アジア

 

 

ウズベキスタンはシルクロード(中国と地中海付近の国との歴史的な貿易道)の中継地点として古くから栄えた地域であり、歴史的な観光名所が数多く存在します。

 

特にサマルカンドやヒヴァといった歴史都市は本当に壮大なもので、その歴史的価値から世界遺産にも登録されていますね。

 

サマルカンド

ウズベキスタンの古都で世界遺産の一つ。青空と建築物の色から「青の都」と呼ばれる。

ヒヴァ

ウズベキスタンの代表的な宗教都市。

 

近年、ウズベキスタンは国を挙げて観光振興に力を入れており、20182月からは日本人はビザ無しでウズベキスタンに旅行できるようになりました。

 

ビザ無しとは

VISAと呼ばれる入国に際して必要な手続きが不要な国。通常、外国に入る場合VISAを事前に発行しておかなければならないが日本の信頼が厚い国(実際には協定を結んでいる国)などは日本のパスポートを提示すればVISAが無くても入れる。

VISAを発行するためには時間や費用がかかる(行く国によって異なる)のでビザなしの国は旅行者にとってありがたい。

 

ウズベキスタン航空なら日本からの直行便も通っているのでこれからますます注目される国となるでしょう!

 

主観も入った!「ウズベキスタン」基本情報
東京からの距離 6,354km
東京との時差 -4時間
公用語 ウズベク語
主な宗教 イスラム教9割
国民性 フレンドリー
英語伝わる度
★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★

(日本の半分程度)

国旗
地図

 

8 旅人を最大限にもてなす国『イラン』

 

「人が一番親切だった国はどこ?」

と聞くと、数多くのバックパッカーが揃って答える国がイランです。実際に、イランを旅行すると

 

・  地元の人に泊めさせてもらえる

・  レストランで食事をしていたら、隣の見知らぬ人が奢ってくれる

・  街中で「イランへようこそ!」と話しかけられる

 

といったことが普通に起こります。

 

イラン人の多くはイスラム教徒で、イスラム教の教えに

「旅人を最大限にもてなすべし」

といった教えがあるため、その教えを真に実践しているんですね。

 

イスラム教の教え「旅人を最大限にもてなすべし」

マスコミの報道などの影響で「危険」などのイメージがあるイスラム教だが実際は「旅人を最大限にもてなすべし」などの教えなどからも分かるように心優しい教えが多くある。「イスラム過激派」と「イスラム教」は異なる。

 

イランというと、核開発やアメリカと敵対している国というイメージ、また中東の国なので治安が心配という人も多いでしょう。

 

しかし、本当のイランは旅行者を大歓迎し、また治安も比較的落ち着いているバックパッカーならぜひ訪れておきたい国なんです。

 

特にオススメしたい観光地はその昔「世界の半分」と言われるまで栄えた歴史都市のエスファハーンです!

 

エスファハーン

貿易が盛んで世界中の商品がエスファハーンに集まった事から「世界の半分」と称された歴史都市。

▼エスファハーン

photo by Khaju Bridge by User:Gire 3pich2005 Chehel Sotoun Palace by User:Arad Si-o-se Pol by User:Shahab.mg Naqsh-e Jahan Square

 

主観も入った!「イラン」基本情報
東京からの距離 7,655km
東京との時差 -4.5時間
公用語 ペルシア語
主な宗教 イスラム教
国民性 優しい
英語伝わる度
★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★★
★★★★★

(物価が上昇傾向にある)

国旗
地図

 

9 ビザ無しで1年も滞在できる『ジョージア』

 

「ジョージア」という国をご存知でしょうか。ジョージアはその昔「グルジア」とも呼ばれていた国です。

 

編集部コラム<ジョージアとグルジア>
2015年に「グルジア」から「ジョージア」に名称が変更された。多くの国が元々ジョージアという呼び方をしていた事が名称変更の主な理由。だが、現地語ではジョージアではなく「サカルトヴェロ」と呼ばれている。

グルジアはソ連の構成国家だったが1991年に独立を果たしている。ロシアやソ連からの支配が続いた事も影響してロシアと対立路線にいく事もしばしばある。

 

ジョージアはご飯がとても美味しい国と言われています。

地理的にアジア、ヨーロッパ両方の影響を受けているため、料理もパンやポテト・チーズを使ったヨーロッパ風のものから、小籠包に似た「ヒンカリ」と現地語で呼ばれるアジア風の料理まで多岐に渡ります。

 

▼ヒンカリ

 

また、ジョージアの特徴は日本人ならビザ無し(先述)で360日滞在できること。

ビザ無しで1年近くも滞在できてしまう国なんてまずありませんから、すごいことです。物価も安いので長く滞在することも十分に可能ですね。

 

観光としては、コーカサス山脈の大自然、また歴史のある教会や城塞(都市や町を守る建築物)を見に行くツアーがとてもオススメです!

 

コーカサス山脈

黒海からカスピ海に走る山脈。

スヴェティツホヴェリ大聖堂

ジョージアの歴史的な教会の一つ。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/グルジアの歴史#/media/File:Cathedrale_Svetitskhoveli.jpg)

 

 

主観も入った!「ジョージア」基本情報
東京からの距離 7,885km
東京との時差 -5時間
公用語 グルジア語7割(他はロシア語・アルメニア語など)
主な宗教 キリスト教(ジョージア正教)他
国民性 穏やか
英語伝わる度
★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★

(ドミトリーは1泊500~1000円程度)

国旗
地図

 

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著者:ぐちを

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バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力。インドネシアに留学経験・インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。お問い合わせはこちらから
twitter(佐藤)

 

バリ島を訪れた事はありますか?バリ島はインドネシアにある島のうちの一つで、リゾート地として世界各国から観光客が訪れます。しかし、バリ島には多くの魅力があり知れば知るほど興味が湧いてくる島なのです!

そんなバリ島の魅力をバリ大好き佐藤ひより氏が「バリ島ってどんなところ?」から「バリ島観光モデルコース」までを詳しく解説します!

バリ島に行った事がある方も、まだ行った事が無い方も、興味が少しだけある方も、これを読めば行きたくなる事間違い無し!

 

 

~~バリ島は世界有数のビーチリゾート地として、毎年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。しかし、バリ島にはハワイやグアムにはない、バリ島だけが持っている魅力があります。バリ島だけが持っている魅力、ずばりそれは神秘性と国民性の2つです。~~
はじめに ~バリ島と日本を比べることで、新しい世界や多様な価値観に触れてほしい!~」より

 

 

はじめに

バリ島に魅了された著者が語るバリ島の魅力。まずはバリ島を100%楽しむ為の前提知識を著者に教えてもらいましょう!

はじめに ~神々の住む島バリ島の魅力とは~

 

第1章 バリ島ってどんなところ?

バリ島観光に当たって抑えておくべき基礎知識をまとめています!バリ島の言語・宗教から観光の際に気を付ける事など、この章を読んでおけばざっとバリ島の事を知る事ができます!

バリ島の基本情報

バリ島観光初心者おすすめエリア4選

バリ島の宗教と知っておくべきタブー

バリ人の国民性・性格 ~5つのポイントで知る~

 

第2章 バリ島「1日観光」モデルコース

バリ島初心者が目いっぱいバリ島を楽しむ為のおすすめモデルコースを紹介しております。全てを制覇しても良し、気になるスポットだけを訪れても良しです!

バリ島「1日観光」モデルコース ~クタ・レギャン編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ヌサドゥア・ブノア編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ウルワツ・ジンバラン編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ウブド編~

 

第3章 バリ島でお土産を買おう!

バリ島観光に来たら沢山お土産を買っていきましょう!お土産も安く買えるのでいっぱい買ってお土産話と一緒に渡しましょう!

ここではバリ島初心者の為のおすすめお土産や、どこでお土産を買えばいいかなどを解説しております!

バリ島でお土産を買おう!おすすめスーパー3選

バリ島でお土産を買おう!おすすめパサール2選

バリ島でお土産を買おう!おすすめ食べ物3選

 

第4章 バリ島へ行く前に

魅力いっぱい詰まったバリ島へいざ出発しましょう!・・・とは言ってもバリ島へ飛び立つ前に知っておいた方が良い事、やらなくてはならない事があります。ここではバリ島初心者の方へ向けてバリ島へ行く前に知っておいた方がいい知識を紹介していきます!

バリ島のホテルの取り方 ~初心者おすすめサイト~

バリ島の航空券の取り方 ~初心者おすすめサイト~

バリ島の入国手続き・入国審査 ~厳しい?英語は?~

 

第5章 バリ島のリスク・安全対策

バリ島は『海外旅行慣れしていない初心者』にとっても魅力的な場所でありますが慣れない場所ではトラブルに巻き込まれないように細心の注意を払う必要があります。以下ではバリ島の治安について、そして安全に過ごすための対策を解説しております。

バリ島6つのリスクと安全対策①

バリ島6つのリスクと安全対策②

バリ島で辛い物を避ける方法

同じ著者のWebon『バリ島が日本人に愛される「9」の理由』も是非ご覧ください!