バリ人の国民性と性格 ~5つのポイントで知る~

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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バリ人の国民性・性格

 

実はバリ島には、日本人女性とバリ人男性のカップルが多くいます。知っていましたか?

 

繊細な日本人と、まったりとしたバリ人。

もしかしたら性格の相性が良いのかもしれませんね。

 

ここでは、バリ人の性格や国民性について紹介させていただきます!

 

1 何とかなるよ精神

▲おおらかでポジティブな性格のバリ人 photo by runran Some rights reserved

 

有名なインドネシア語にTidakapaapa(ティダ アパアパ)という言葉があります。

この言葉には「なんとかなるよ」や「気楽にいこう」という意味があり、バリ島では日常的に使われています。

 

良くも悪くも、ポジティブな性格の人が多いバリ人。

不安なことがあっても、とにかく笑顔でいれば何とかなると信じています。

 

Tidakapaapaの言葉が持つ意味は多岐にわたり、その他には「問題ない」という意味合いで使われることも多いです。

たとえば、時計の時間がずれている時や、レストランでオーダーした品物が違う時などにもこの言葉が使われたりします。

細かいことは気にしない、バリ人の性格をよく表している言葉だと言えます。

 

おおらかで適当な性格のバリ人。

時計の時間もずれていて、待ち合わせ時間に全員揃うことはありません。

 

ちなみにこれはインドネシア語だと

「Tidakapaapa(ティダ アパアパ)」

ですが、バリ語では

「Sing ken ken(シンケンケン)」

と言います。

バリ島ではインドネシア語もバリ語も使われていますので、どちらでも大丈夫です。

 

バリ島に訪れた際は、ぜひ使ってみてください。きっと喜ばれるはず!

 

2 プライドが高い

 

フレンドリーでゆったりとした性格のバリ人。

しかし、意外とプライドは高いです。

プライドの高さゆえ、人前で怒られるのをとても嫌がります。

 

また、これはバリ島に限らずインドネシア全土に言えることですが、「公の場で叱る」というのは自分自身をコントールできない恥ずべき行為だとも考えられています。

そのため、公で怒られた側は「恥をかかされた」と落ち込む人が多く、怒った側も周りから「あの人は自分をコントロールできない」と思われてしまう事が多いようです。

 

バリ島ではないのですが他の地域であった事例としては、公の場で怒鳴られたインドネシア人が逆上して、相手の人をナイフで刺してしまったということもあるくらい。

それくらい、インドネシア人にとって人前で怒るというのは耐え難い行為だと言えます。

 

3 人見知りせず、人懐っこい

 

バリ人は基本的に人懐っこく、おしゃべりが大好きです。

 

見知らぬ外国人に対しても物怖じせず

「どこから来たの?」

「日本ってどういう国?」

「なんでバリ島に来たの?」

など興味津々で尋ねてきます。

 

こういった人懐っこい性格は、日本人とは真逆だと言えそうですね。

 

また、親日国として知られるインドネシアでは、日本人と積極的にコミュニケーションを取りたいと考えている人が多くいます。

覚えたての日本語で話しかけてきたり、好きな日本のアニメの話をしてきたり。

バリ島へ旅行すれば、きっと色々なバリ人が話しかけてくるはず。

 

▼親日国と言える例:東日本大震災直後にバリで行われた、追悼と復興を祈念するイベント。約800人が参加した。

photo by Great East Japan Earthquake Some rights reserved

 

4 親切で面倒見がいい

 

困っている人がいると、放っておけないのがバリ人。

 

道に迷った観光客が途方に暮れていると、たくさんのバリ人がわらわらと周りに集まって助けてくれます。

村社会(昔からの秩序を保った地域社会)であるバリ島には、お互いに助け合う文化があります。

見返りを求めているわけではなく、困っている人を助けるのは当たり前という価値観が浸透しているのです。

 

また、単独行動はあまりせず、基本的にはグループで行動したいという考えも強いです。

1人でショッピングしたいのに、なかなか1人にさせてくれないこともしばしば。

 

良く言えば、親切で面倒見がいい。悪く言えばおせっかいなのが、バリ人の性格なのです。

 

5 お金の管理が下手

▲インドネシアのお金「ルピア」 photo by JasonParis Some rights reserved

 

バリ人、特にバリ人男性はお金の管理が下手です。

 

ワーカホリックと言われる日本人とは真逆で、バリ人は長時間働いてまで大金を稼ぎたいとは思っていません。

 

ワーカホリック
「仕事中毒」という意味で、私生活を犠牲にしてまで仕事に打ち込んでいるような人のこと。

 

生活を豊かにするための給料があれば十分。そう考えている人が多いのです。

そのため、自分が稼いだお金に対して無頓着な人が多く、自分がいくら稼いで、そして貯金はいくらなのかきちんと把握している人は少ない印象です。

 

お金はあればある分だけ使ってしまう。そんな人が多いのです。

また宗教行事を大切にするバリ人は、祭日に使う道具にドカッとお金を使ってしまう傾向があります。

 

編集部コラム「祭日に使う道具」

例えば、インドネシアの「ガルンガン」と呼ばれる祭日(日本でいう迎え盆のようなもの)では、男性が「ペンジョール」という竹のお飾りを用意します。

神に対して感謝の念を表すために家の前に立てるものなのですが、各家庭のペンジョールの豪華さを競う風習もあるため、お金をかけて豪華な飾りつけをする男性も少なくないのです。

▼ペンジョール

photo by Jorge Láscar

 

それもまた、バリ人がなかなか貯金できない原因と言えるでしょう。

 

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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