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ハーブティーの魅力はハーブによって違う味や色、そして香りが楽しめる事です。
自分に合ったハーブティーを探しながら作ることも楽しみの一つです。初めて作ったブレンドのハーブティーが失敗しても、色々試していくと納得いく味が作れたりします。
ハーブはノンカフェインで、オーガニックのものも多いので、お子様と実験のようにハーブティー作りを楽しんで、一緒に飲んでみるのもおすすめです。
ハーブティーの入れ方
ハーブティーはただ飲んでリラックスするわけではありません。ハーブティーを作り始めて、飲み終えるまでの時間ずっとあなたの五感を刺激してくれます。
こちらではハーブティーを入れる(淹れる)前から飲み終えるまでを時系列に紹介します。自分が今ハーブティーを作っている想像をしながら、沢山の魅力を感じてくれたら嬉しいです。
ハーブティーの入れ方(淹れ方)についても是非参考にして下さい。
1 準備
「今日は何を飲もうかな。」
様々な色や形のハーブは見ているだけでわくわくします。
ハーブティーを作る際にはまずハーブを準備しなければいけません。(おすすめのハーブや購入方法は第1章で紹介しています)
見て何のハーブかすぐわかるよう置いておくと便利です。
上の写真の左上の瓶はティーパックの緑茶。中身が何かわかるようにマスキングテープを使ってラベルを貼るのもおすすめです。
▼マスキングテープ
ハーブは密封ができ、自分が使いやすいものに入れて保管しましょう。ハーブの商品には真空パックのものも多く売っているので、その場合は購入した容器のまま保管も可能です。
瓶の形をした真空パックは立てて置く事も出来る100円ショップダイソーさんの優れもの。タグの所にメモも書けます。
▼瓶の形をした真空パックのイメージ
ハーブは湿気がなく、直射日光が当たらない場所に常温で保管します。
賞味期限は1年から2年。長く楽しめるものばかりです。
2 ハーブティーを作る
「口の中がさっぱりするペパーミントとレモングラス、カモミールを使おう。」
封を開けると、ハーブのいい香りがします。
ハーブをポットに入れてから、沸騰して落ち着いたお湯を注ぎ、湯気とともに広がるハーブの香りを嗅ぎ、蓋をして出来あがるのを待ちます。
ドライハーブはポットの中でくるくるまわり、時間と共に水分を吸って葉が開いていく様子を見ることができます。
ハーブティーが出来上がるまでも、その様子を見て楽しみ、香りに癒されながら出来る瞬間を待ちます。
容量と抽出時間
ハーブはティースプーン1杯でコップ1杯分。大体2g位が目安です。茶こしがついているポットはそのままつかえて便利です。
▼茶こし付きポットの例
スーパーステンレス網茶こし付き耐熱ガラスポット急須 ねこ 《蓋は長崎県産の波佐見焼(はさみ焼)》【楽ギフ_包装】 【楽ギフ_のし】 HASAMI おしゃれ |
ポットが無い場合はお茶パックにハーブを詰めて抽出もできます。
葉や花のハーブは3分、ローズヒップ等の実のハーブはだいたい5分ほど抽出の時間がかかります。
濃いハーブティーを飲みたい人は、ハーブの量を多くします。抽出時間をあまり長くしてしまうと苦みがでてくるので、気をつけましょう。
3 カップに注いで出来あがり
「さあ、飲もう。」
出来あがったハーブティーを注ぎます。
耐熱性のガラスカップに入れ色を楽しもうか。それとも、華やかなカップに入れてリッチな気分に浸ろうか。真っ白なカップに入れてリラックスした時間を過ごそうか。
ティーを注ぐカップは、いつも頑張っているあなたが素敵な休息をする為に、その時の自分の気分に合ったカップを選びましょう。
雑貨屋さんや「エンハーブ」等のハーブ屋さんで買います。特に購入するお店は決まっていません。大型スーパーでも、自分がいいなと思った物や、使いやすそうな物を見つけたら購入します。
蓋をしたポットには蒸気により水滴がたくさんつきます。この水滴はハーブの成分が沢山つまった蒸気なので有効な成分です。
▼水滴がついたポット
注ぐ時に優しくポットを回してカップに注ぐのがおすすめです。
私は色や、抽出されるハーブを楽しみたいので、ポットもカップも透明の物を利用することが多いです。
ハーブティーも他のお茶と同じように2煎目まで抽出可能です。
4 ハーブティーを彩ろう
「今日のおやつはクッキー!」
外を眺めながら。仕事や勉強の合間に。友達とのティータイムに。甘いものを食べてまた頑張れるように、このひとときを楽しみましょう。
今回私が作ったハーブティー(上の画像)は、胃の消化作用があるぺパーミント。お菓子を食べ終えた後の口の中をさっぱりさせるハーブティーです。
ミントは口臭効果も期待されるので、後の時間に人と会う時にもおすすめです。
このハーブティーに添えるおやつは、クッキーやチーズケーキがよく合います。勿論おやつだけでなく、お肉などの脂成分もミントは口をさっぱりしてくれるので、食後にもこのハーブティーはおすすめです。
ハーブだけで飲むのが苦手な人は、紅茶や緑茶にハーブを入れても美味しく飲めます。
紅茶にローズ系のハーブをブレンドすれば、香りが広がる優雅な休憩に。ココアやコーヒーにブレンドハーブティーとしてもよく使われるシナモンを添えれば、喫茶店にいるかのような気持ちになれます。
ハブ茶やカキの葉などの和ハーブに他のハーブをブレンドしても美味しく、和ハーブは和菓子やおせんべいのおやつにもってこいです。
甘いものが飲みたい時は、蜂蜜やジャムをハーブティーに入れたり、ジュースや牛乳にハーブティーを混ぜても美味しく飲めます。
ハーブを利用すると飲み物のレパートリーが沢山増えます。いつもの飲み物に少しハーブをプラスするだけでも、いつもと少し違った気分になるはずです。
きっと今までになかった自分が好きな味を見つけられると思うので、ハーブティーを楽しんで作ってくれたら嬉しいです。
今回作ったハーブティーのレシピ
「さっぱりリラックス レモニーミント」(2杯分)
材料
○ペパーミント ティースプーンの4分の一程度(0・5g)
○レモングラス ティースプーン軽く2杯程度(2・5g)
○カモミールジャーマン ティースプーン1杯程度(1g)
○お湯 400ml
レシピは私のオリジナルですので、まずは飲んでみてから次は違うハーブを足してみたり、自分が好きな味に調整することをおすすめします。
他のハーブティーレシピも次のページでたくさん紹介しますので、良かったら作ってみて下さい。
ハーブティーの作り方おさらい
- ハーブとお湯を準備する
ハーブはティースプーン1杯でだいたい1杯2g、お湯はいカップだいたい200ml ※ハーブの種類により重さは異なるので、大体の目安でOK!
- ポットやカップを準備する(なければ水筒とお茶パックで作ることも可能)
茶こし・又はお茶パックにハーブをいれた後に、お湯を注ぎ抽出時間になるまで待つ。 ※葉や花は3分、実などの抽出しづらいものは5分
- 茶葉をポットから取り出し、カップに注いでいただく(茶葉は2煎利用可能)
ハーブティーには蜂蜜やジャムを添えても良い。
ハーブティーおすすめ表
こちらは第1章で紹介したハーブの中で、ハーブティーを作るとしたら私のおすすめポイントごとに表にしたものです。
個人差はありますが是非参考にして下さい。
優先するもの | ハーブ名 |
香り(フレーバー) | ペパーミント・レモンバーベナ・オレンジフラワー・ラベンダー |
味に癖がないもの・飲みやすい(テイスト) | レモングラス・レモンバーベナ・カモミールジャーマン・マロー |
色が綺麗なもの(カラー) | マロー・ハイビスカス |
シングルハーブティーとして利用 | レモングラス・レモンバーベナ・レモンバーム・カモミールジャーマン・ローズヒップ・マロー |
ブレンドティーとして利用(シングルでは飲みにくい物) | ペパーミント・オレンジフラワー・ローズマリー・ハイビスカス |
以上、ハーブティーの作り方・入れ方でした!次のページではおすすめハーブティーレシピをご紹介していきます。
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はじめに
第1章 種類
第2章 ハーブティー
第3章 ハーブ風呂
番外編
著者 ひよこR
ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。
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