おいしいハーブティーの作り方・入れ方

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ハーブは安価で身近にあり、生活に取り入れやすい植物です。古来より伝えられている葉っぱを生活の様々な場所で取り入れることで体も心も健康になるでしょう。

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著者 ひよこR

ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

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ハーブティーの魅力はハーブによって違う味や色、そして香りが楽しめる事です。

自分に合ったハーブティーを探しながら作ることも楽しみの一つです。初めて作ったブレンドのハーブティーが失敗しても、色々試していくと納得いく味が作れたりします。

ハーブはノンカフェインで、オーガニックのものも多いので、お子様と実験のようにハーブティー作りを楽しんで、一緒に飲んでみるのもおすすめです。

 

ハーブティーの入れ方

 

ハーブティーはただ飲んでリラックスするわけではありません。ハーブティーを作り始めて、飲み終えるまでの時間ずっとあなたの五感を刺激してくれます。

こちらではハーブティーを入れる(淹れる)前から飲み終えるまでを時系列に紹介します。自分が今ハーブティーを作っている想像をしながら、沢山の魅力を感じてくれたら嬉しいです。

ハーブティーの入れ方(淹れ方)についても是非参考にして下さい。

 

1 準備

 「今日は何を飲もうかな。」 

 

様々な色や形のハーブは見ているだけでわくわくします。

ハーブティーを作る際にはまずハーブを準備しなければいけません。(おすすめのハーブや購入方法は第1章で紹介しています)

見て何のハーブかすぐわかるよう置いておくと便利です。

上の写真の左上の瓶はティーパックの緑茶。中身が何かわかるようにマスキングテープを使ってラベルを貼るのもおすすめです。

 

▼マスキングテープ

 

ハーブは密封ができ、自分が使いやすいものに入れて保管しましょう。ハーブの商品には真空パックのものも多く売っているので、その場合は購入した容器のまま保管も可能です。

瓶の形をした真空パックは立てて置く事も出来る100円ショップダイソーさんの優れもの。タグの所にメモも書けます。

 

▼瓶の形をした真空パックのイメージ

 

ハーブは湿気がなく、直射日光が当たらない場所に常温で保管します。

賞味期限は1年から2年。長く楽しめるものばかりです。

 

2 ハーブティーを作る

 「口の中がさっぱりするペパーミントとレモングラス、カモミールを使おう。」 

 

封を開けると、ハーブのいい香りがします。

ハーブをポットに入れてから、沸騰して落ち着いたお湯を注ぎ、湯気とともに広がるハーブの香りを嗅ぎ、蓋をして出来あがるのを待ちます。

 

 

ドライハーブはポットの中でくるくるまわり、時間と共に水分を吸って葉が開いていく様子を見ることができます。

ハーブティーが出来上がるまでも、その様子を見て楽しみ、香りに癒されながら出来る瞬間を待ちます。

 

 

容量と抽出時間

ハーブはティースプーン1杯でコップ1杯分。大体2g位が目安です。茶こしがついているポットはそのままつかえて便利です。

 

▼茶こし付きポットの例

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ポットが無い場合はお茶パックにハーブを詰めて抽出もできます。

葉や花のハーブは3分、ローズヒップ等の実のハーブはだいたい5分ほど抽出の時間がかかります。

濃いハーブティーを飲みたい人は、ハーブの量を多くします。抽出時間をあまり長くしてしまうと苦みがでてくるので、気をつけましょう。

 

 

3 カップに注いで出来あがり

 「さあ、飲もう。」 

 

出来あがったハーブティーを注ぎます。

耐熱性のガラスカップに入れ色を楽しもうか。それとも、華やかなカップに入れてリッチな気分に浸ろうか。真っ白なカップに入れてリラックスした時間を過ごそうか。

ティーを注ぐカップは、いつも頑張っているあなたが素敵な休息をする為に、その時の自分の気分に合ったカップを選びましょう。

 

【著者に聞きました!】著者はどこでカップを購入している?

雑貨屋さんや「エンハーブ」等のハーブ屋さんで買います。特に購入するお店は決まっていません。大型スーパーでも、自分がいいなと思った物や、使いやすそうな物を見つけたら購入します。

 

蓋をしたポットには蒸気により水滴がたくさんつきます。この水滴はハーブの成分が沢山つまった蒸気なので有効な成分です。

 

▼水滴がついたポット

 

注ぐ時に優しくポットを回してカップに注ぐのがおすすめです。

私は色や、抽出されるハーブを楽しみたいので、ポットもカップも透明の物を利用することが多いです。

ハーブティーも他のお茶と同じように2煎目まで抽出可能です。

 

4 ハーブティーを彩ろう

 「今日のおやつはクッキー!」 

 

外を眺めながら。仕事や勉強の合間に。友達とのティータイムに。甘いものを食べてまた頑張れるように、このひとときを楽しみましょう。

今回私が作ったハーブティー(上の画像)は、胃の消化作用があるぺパーミント。お菓子を食べ終えた後の口の中をさっぱりさせるハーブティーです。

ミントは口臭効果も期待されるので、後の時間に人と会う時にもおすすめです。

このハーブティーに添えるおやつは、クッキーやチーズケーキがよく合います。勿論おやつだけでなく、お肉などの脂成分もミントは口をさっぱりしてくれるので、食後にもこのハーブティーはおすすめです。

 

ハーブだけで飲むのが苦手な人は、紅茶や緑茶にハーブを入れても美味しく飲めます。

紅茶にローズ系のハーブをブレンドすれば、香りが広がる優雅な休憩に。ココアやコーヒーにブレンドハーブティーとしてもよく使われるシナモンを添えれば、喫茶店にいるかのような気持ちになれます。

 

ハブ茶やカキの葉などの和ハーブに他のハーブをブレンドしても美味しく、和ハーブは和菓子やおせんべいのおやつにもってこいです。

甘いものが飲みたい時は、蜂蜜やジャムをハーブティーに入れたり、ジュースや牛乳にハーブティーを混ぜても美味しく飲めます。

ハーブを利用すると飲み物のレパートリーが沢山増えます。いつもの飲み物に少しハーブをプラスするだけでも、いつもと少し違った気分になるはずです。

きっと今までになかった自分が好きな味を見つけられると思うので、ハーブティーを楽しんで作ってくれたら嬉しいです。

 

今回作ったハーブティーのレシピ

「さっぱりリラックス レモニーミント」(2杯分)

材料

○ペパーミント                  ティースプーンの4分の一程度(0・5g)
○レモングラス               ティースプーン軽く2杯程度(2・5g)
○カモミールジャーマン    ティースプーン1杯程度(1g)
○お湯                                400ml

 

レシピは私のオリジナルですので、まずは飲んでみてから次は違うハーブを足してみたり、自分が好きな味に調整することをおすすめします。

他のハーブティーレシピも次のページでたくさん紹介しますので、良かったら作ってみて下さい。

 

ハーブティーの作り方おさらい

  • ハーブとお湯を準備する

ハーブはティースプーン1杯でだいたい1杯2g、お湯はいカップだいたい200ml ※ハーブの種類により重さは異なるので、大体の目安でOK!

  • ポットやカップを準備する(なければ水筒とお茶パックで作ることも可能)

茶こし・又はお茶パックにハーブをいれた後に、お湯を注ぎ抽出時間になるまで待つ。 ※葉や花は3分、実などの抽出しづらいものは5分

  • 茶葉をポットから取り出し、カップに注いでいただく(茶葉は2煎利用可能)

ハーブティーには蜂蜜やジャムを添えても良い。

 

ハーブティーおすすめ表

こちらは第1章で紹介したハーブの中で、ハーブティーを作るとしたら私のおすすめポイントごとに表にしたものです。

個人差はありますが是非参考にして下さい。

優先するもの ハーブ名
香り(フレーバー ペパーミント・レモンバーベナ・オレンジフラワー・ラベンダー
味に癖がないもの・飲みやすいテイスト レモングラス・レモンバーベナ・カモミールジャーマン・マロー
色が綺麗なもの(カラー マロー・ハイビスカス
シングルハーブティーとして利用 レモングラス・レモンバーベナ・レモンバーム・カモミールジャーマン・ローズヒップ・マロー
ブレンドティーとして利用(シングルでは飲みにくい物) ペパーミント・オレンジフラワー・ローズマリー・ハイビスカス

 

以上、ハーブティーの作り方・入れ方でした!次のページではおすすめハーブティーレシピをご紹介していきます。

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ベトナムコーヒーの飲み方 【ホーチミンで味わう極上の時間】

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日本での生活に疲れていませんか?外に目を向ければ様々な世界があります。ベトナム・ホーチミン在住の著者も日本を飛び出して海外移住を決めたその一人。是非ホーチミンの暮らしぶりを読んでみてください。

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著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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「ベトナムというと何を想像しますか?」、このような質問の答えとして帰ってくるのが、歴史的なことならベトナム戦争、食材関係ならベトナム・コーヒーです。

このベトナムコーヒー、日本の皆さんはよく理解されていないのではないでしょうか。

ベトナムコーヒーって何なのか、日本で飲むコーヒーとは違うのか、たかがコーヒーされどコーヒーです。

今回は、ベトナムコーヒーのお話をします。

 

▼ベトナムコーヒー

by Simon Law Some rights reserved

 

第3章「ホーチミンの地元グルメ」
料理
スイーツ
コーヒー】(当ページ)

 

ベトナムのコーヒー豆

 

ベトナムのコーヒー豆の生産量は世界第2位。ご存知でした?(参照:http://www.fao.org/3/a-i4985e.pdf)

これって、日本では案外知られていないんですよね。

 

 

第1位のブラジルでは、メインで生産しているのが日本でよく飲まれているアラビカ種のコーヒ豆。

対してベトナムではロブスタ種のコーヒー豆の生産がメインとなっています。

世界で流通しているコーヒー豆の3分の1はロブスタ種。そしてその3分の1がベトナム産なんですよ。(参照:岡山県ベトナムビジネスサポートデスクレポート

 

 

ロブスタ種は「成長が早い」「病害に強い」「収穫量が高い」といった、生産するには申し分のない品種なんです。

また、山などの高地で栽培されるアラビカ種と違いロブスタ種は低地栽培がOKなので、山のないホーチミンの周辺でも栽培がされています。

ロブスタ種は、他のコーヒ豆に比べて抽出される水溶性成分やカフェイン量がかなり多いので、インスタントコーヒーや缶コーヒーに適しているとも言われます。

日本で販売されているコーヒー製品でも、ベトナムのコーヒー豆が使われている事もあります。

 

ロブスタ種の味

 

ロブスタ種のコーヒー豆の特徴は、苦みが強めでとっても香ばしい香り。

先ほどベトナムのコーヒー豆が使われる事もある、と言いましたが日本で使われているコーヒーのほとんどはアラビカ種のコーヒー豆なんです。

日本の方がロブスタ種のコーヒーを飲んだ際、「あまり美味しくない」といった否定的な感想をよく持たれるようです。

「麦茶のような味で変」っていう意見も少なくないとか。

その為日本国内で、ロブスタ種のコーヒーをストレートで口にすることは滅多にありません。

やはり日本人からすれば「酸味がない」「泥臭い」「焦げた麦の臭いがする」などの印象が強いからだとか。ロブスタ種のコーヒー豆は日本人の味覚に合わないのかもしれませんね。

でも私の場合、アラビカ種よりロブスタ種のコーヒーが好きでよく買ってきます。

素直なアラビカ種より、くせのあるロブスタ種の方がお気に入りなんですね。

それに何といっても安い!

ロブスタ種の中にもいろいろランクのようなものがありますが、1kgで500円弱。200g買っても100円、びっくりですね。

編集部注※ 日本ではコーヒーチェーンスターバックスのハウスブレンド(アラビカ種)が250g1050円(税抜き)

 

ベトナムコーヒーの飲み方

 

一般に言う「ベトナムコーヒー」というのは、ベトナムで生産されたコーヒーという意味ではなく、ベトナムの伝統的なコーヒーの入れ方(淹れ方)のことを示しているそうです。

ベトナムには、独自のコーヒー文化が形成されているんですよね。

その「伝統的な入れ方(淹れ方)」とは、特有の焙煎・抽出方法で出したコーヒーを、コンデンスミルク(練乳)と合わせて飲む、というものです。

 

▼カップの下の白い層がコンデンスミルク

by Paul Arps 

 

これがまた、とっても濃厚な味わいで、驚きの美味しさなんですよ。

甘党ではない人にとっては、違う意味での驚きのようですが(笑)。

さすがに、ロブスタ種を生産をしている国だけあって、美味しく飲む方法をしっかりと把握しているようです。

 

 

ベトナムでコーヒーを飲む楽しさ

 

ベトナムにおいて『コーヒーを飲む』と言うことは、私流の解釈として、ただ「喉が渇いたから飲む」という単純な意味ではないと思っています。

ベトナムでは、大陸からの風を感じて楽しみながら時間を過ごすんです。

そんな時に欠かせないアイテムがベトナムコーヒー。

カフェでベトナムコーヒーを注文すると、正式なところなら小さめのコーヒーカップの上に、ベトナムコ-ヒー用のフィルターが乗ったままで出てきます。

 

▼銀色の部分がフィルター

by Charles Haynes

 

日本のコーヒーのように、直ぐに飲める状態では出てきません。

一滴一滴、ろ過されたコーヒーが落ちていくのを、のんびり楽しむのです。

更にアイスコーヒーでは、濃いコーヒーと練乳の甘さが自分の好みになるまで、時間の流れを楽しみながら氷が解けていくのを待ちます。

日々、時間に追われ、あっと今に時間が過ぎていく国の人にとっては、忘れてしまった時間の過ごし方なのでしょうね。

日本から来られた皆さん、カフェでベトナムのアイスコーヒーを注文して、出てきたら一気飲みして・・・、もったいないですよねぇ。

コーヒーと一緒に楽しむものの方が、重要だと思うのですが。

メインは過ぎ行く時間を楽しむこと。ベトナム・コーヒーはそのためのアイテムだと認識されてる方はほとんど皆無かも。

ベトナムに来られた際には、コーヒーというサブアイテムを目の前に置いて、ゆっくりじっくりのんびりと時間の流れを楽しんでください。

 

以上、五百井飛鳥氏による「ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本に疲れた方へ~」でした!

ベトナムの活気、そして過行く時間を楽しめる環境。日本にはない光景が広がっている事がお分かりいただけましたでしょうか?是非次の旅行はベトナムを選択肢に入れていただき、そして移住先の一つとして考えていただければと思います!

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著者:五百井飛鳥

2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。

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