ハーブ風呂の効能効果と作り方・楽しみ方【おすすめアロマオイル】

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ハーブは安価で身近にあり、生活に取り入れやすい植物です。古来より伝えられている葉っぱを生活の様々な場所で取り入れることで体も心も健康になるでしょう。

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ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

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ハーブ風呂の効能効果

入浴の効果に合わせてお風呂をもっと楽しむ為に取り入れてほしいのがハーブ風呂(ハーブバスとも言われます)です。

ハーブはハーブティーとして内側から成分を吸収するだけではなく、ハーブ風呂にも利用できるので有効成分を身体の表面からも吸収できます。

またハーブティーと同様に、自分の好きなハーブをブレンドし、自分に合う香りや効能を探しながらお風呂を楽しむことができます。

もともと日本では、冬至にはゆずを入れたりして楽しむ習慣がありました。昔から日本で親しまれている和ハーブのお風呂は薬草風呂とも言われています。

たまに銭湯やスパへ行くと、私は変わり風呂として薬草風呂を見かけてはワクワクして入浴します。

腰痛や冷え性に良い「ヨモギ湯」。自然に生えているヨモギを利用する際には、天日干しして充分に乾燥させて利用します。消炎作用や鎮痛作用のある「生姜湯」。こちらは、生姜をスライスして利用します。

肌がすべすべになると言われる「桃の葉湯」。桃の葉は楽天やamazonの通販でも多く取り扱われています。

これらは全て代表的な日本のハーブのお風呂です。

楽天で「桃の葉」を探す  amazonで「桃の葉」を探す

 

温泉地では、オレンジやみかんがまるごと温泉に入っている香りを楽しめるお風呂もよく見かけますが、さすがに自宅で同じ事をするのは「美味しいのに勿体ないな」と思います。

自宅で浴用として利用する場合、皮だけでも充分に「柑橘風呂」を楽しめます。柑橘系の皮には血液循環を良くする効果があるので、果実は美味しく頂き、皮はヨモギと同じように天日干しすれば、自宅でも簡単に出来るのでおすすめです。

 

それでは前置きはこのくらいにしてハーブ風呂を自宅で楽しむ為に必要な準備を紹介します。

 

ハーブ風呂を楽しむ為の準備

1 ハーブを入れる袋を用意する

薔薇の花弁を浮かばせたお風呂も素敵ですが、入浴後のお風呂掃除が大変ですし、自然に生えている薔薇をそのまま使えば花弁に虫がついている可能性もあります。

花弁をそのまま利用する場合は、下写真のお風呂のように、ローズピンクのつぼみのドライハーブや大きな葉のフレッシュハーブを少なめで楽しむ事をおすすめします。

 

 

第1章で紹介したカモミールジャーマンやレモンバーベナ、ヒースなどのドライハーブでも気軽にハーブ風呂が楽しめます。

ドライハーブは細かくカットされたものもあり、そのまま入れてしまうと薔薇の花弁を浮かばせたお風呂と同じように、入浴後のお風呂掃除がかなり大変です。

その為ハーブ風呂を楽しむための準備として、まず必要なのがドライハーブを入れる袋です。先ほど紹介した和ハーブを使った薬草風呂でも通常は袋に入れて利用します。袋は網目が細かく、ハーブが外に出ないものが好ましいです。

家にあるもので簡単に用意出来るものとしては、ガーゼ、網目の細かい洗濯ネット、お茶パック、ストッキングを利用する方法です。私はその中でも洗濯ネットと、お茶パックの利用をおすすめします。

 

洗濯ネットとお茶パックをおすすめする理由

私がこちらをおすすめする理由は

  • 身近にあり、安く手に入りやすい。
  • 自身でハーブを包む際に手間がなく、初心者でも簡単に楽しむことが出来る。
  • 衛生的

の3つです。

ガーゼやストッキングも身近にあり手に入りやすいので簡単に用意は出来ます。さらに「ガーゼ」の場合は、網目が細かくハーブが外に出ないという利点があります。

しかし、布切れ状態なので袋状態にするために紐や輪ゴムで絞ったりと、ハーブが出ないようにしなければいけないので準備に少し手間が掛かってしまいます。

「ストッキング」の場合は、ハーブを入れた後に自身でストッキングを結べば簡単に使えるので手間がかかりません。しかしいくら履かなくなったストッキングとはいえ、洗濯したものでも履いていたものをお風呂に入れるのは抵抗がある人もいるかと思います。(抵抗ない人にはおすすめです。)

また、ストッキングは非常に網目が細かいので一度使うとハーブが繊維について洗いにくいので、再利用には向かず、新品を利用したとしても捨てるはめになると思うので、他より費用がかかります。

以上の理由から銭湯でも利用されていて何度も洗って利用できる「洗濯ネット」と、使い回しは出来ないけど経済的で顔にもパックしやすい「お茶パック」の利用をお勧めします。

 

さて、下の画像は洗濯ネットにハーブを入れた様子です。今回は香りのよいラベンダーとレモンバーベナのハーブを利用しました。

※ラベンダーやレモンバーベナの解説は第1章のこちらのページで!

 

この洗濯ネット、上下の網目は細かいのですが、画像で分かる通り左右は網目が少し大きいです。

上の写真で言うと網目の大きさの目安は、ハーブの下の細かい網目ぐらいの大きさにして下さい。左右の網目の大きさぐらいですと、ハーブが外に出てしまいます。

以下の画像は先程の洗濯ネットを利用した例です。なんと輪ゴムで左右の隙間を防いでいます。(笑)

 

 

洗濯ネットを利用する利点は洗って使いまわしができる事です。以前銭湯でハーブ風呂に入った際に洗濯ネットを利用していたので真似しました。

大きなハーブの葉を使う時もあるので私はこちらを利用していますが、細かいドライハーブだけを利用する場合は、網目の細かいネットを探しましょう。

(ちなみに今回利用したのは100円ショップダイソーさんの女性下着用洗濯ネットです。)

 

▼下着用洗濯ネットの例

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次におすすめなのがこちらのお茶パックです。

 

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お茶パックは、お茶を入れる際と同じようにパックにハーブを入れて包むだけです。簡単にハーブ風呂を楽しめます。また利用後もそのまま捨てるだけですので、簡単です。

もう一つお茶パックを利用する利点は、ハーブのパックを楽しめることです。

 

 

ここでは、肌に良いレッドローズのハーブを利用しました。レッドローズについての効能は、次のページで紹介していますので是非そちらもご覧下さい。

お見苦しい画像(下画像)ですみません。こちらはお茶パックに詰めたハーブをハーブ風呂に入れる前に参考として撮ったものです。

このままでも香りがして気持ち良いですが、入浴中の暖かいハーブのパックは最高ですよ。

 

 

目や頬などに当ててハーブの成分や温かみを感じて入浴すると、とてもリラックスして入浴を楽しむことができるのでとてもおすすめです。肌にいいハーブは直接肌につけて利用したいですよね。

銭湯では色々な人が利用するので、このように直接肌につけることは出来ませんが、自宅でなら思いっきり楽しめます。

スーパー等でもお茶パックは安く売られているので、是非ハーブ風呂を楽しむ際に利用して下さい。

 

2 ハーブ成分の抽出時間に注意する

ハーブティーの場合は、お湯の温度が高いので3分程で抽出できますが、ハーブをお風呂に入れるだけだと、だいたい40度前後のお湯ですのでかなりの時間がかかります。

ハーブ風呂は湯船にお湯を貯める前にハーブを入れた袋を入れ10程待つか、鍋等でハーブを入れた袋を煮出して浴槽に入れると時短になり効果的です。

(ハーブを抽出したお湯は透明ではないので、浴槽に色がつく場合があります。心配な方はお風呂を楽しんだ後、早めに浴槽の掃除をして下さい。)

 

ハーブ風呂をより楽しむ為に

アロマオイル(精油)の使用で注意したいこと】

アロマオイル(精油)は、植物を濃縮してつくられる天然の物質です。香りが良く様々な効能が期待出来生活に取り入れやすいものですが、植物の状態の時よりも成分が70倍以上濃縮されているのでとてもパワフルな作用があります。アロマオイル(精油)の禁忌事項として以下の事に当てはまる方は以下に挙げるアロマオイルの使用禁止、注意が必要です。

【アロマオイル(精油)の禁忌】

○赤ちゃん                            ※原則精油を使わない(キャリアオイルは可)

授乳中の赤ちゃんはお母さんの香りを覚える期間でもあるため、アロマオイルを利用する事はおすすめできません。また眠りの妨げになり、皮膚への刺激も懸念されるので利用はしないでください。

○妊娠初期                            カモミール、ラベンダー、ローズ

妊娠初期は、肌が敏感になります。また、子宮を刺激する精油は使えません。購入する際には店員さんに利用可能かどうか、確認して下さい。

○妊娠中期・後期                ジュニパー、ラベンダー

○乳幼児                                ラベンダー

○腎臓障害                            ジュニパーベリー

○敏感肌                                ジュニパーベリー、ティートゥリー

○高濃度の使用                    イランイラン

当Webonで紹介しているアロマオイル(精油)の中で、利用に注意が必要なものを記載していますが、アロマオイル(精油)の中には、ほかにも注意が必要な物が沢山あります。これから購入する方も、現在利用している方も紹介したオイル以外を利用する際は、よく確認してから利用して下さい。

 

アロマオイル

【香りを楽しむには・・・アロマオイル(精油)】

ハーブは植物そのものの効果や香りを感じますが、ハーブ風呂にした場合は入浴剤のような強い芳香性は感じません。

ハーブを抽出した芳香物質であるアロマオイル(精油)を利用すればハーブの香りをより感じられるので、もっと香りを楽しみたい方にはおすすめです。

ハーブを入れた袋とは別に、アロマオイルを瓶から直接お湯に3~5滴程落として利用すれば気軽に楽しめます。

 

キャリアオイル

【保湿をしたいなら・・・キャリアオイル】

上画像の左の大きなボトルに入っているのは「キャリアオイル」といいます。

キャリアオイルは赤ちゃんにも利用できるオイルで、ホホバオイルが有名です。キャリアオイルにはほとんど香りはありません。

アロマオイル(精油)のままだと濃度が濃く直接肌に利用する事は出来ないのでアロマオイル(精油)を希釈するためにもキャリアオイルはよく利用されます。

お風呂では保湿の目的で少しお湯に混ぜて利用します。

 

天然塩

【身体を温めるには・・・天然塩】

通常の入浴だけでも身体が温まる効果がありますが、冷え性の方や身体をより温めたい方には天然塩がおすすめです。

よく銭湯のミストサウナの中にも天然塩が置かれていますが、天然塩は発汗作用や加温作用があるので身体が温まりやすくなります。

また発汗することにより、たっぷりとデトックス出来るので、肌の状態が整い美肌効果が期待出来ます。銭湯などでできるミストサウナでも塩を肌に塗り、汗をかいた後にとても肌がつるつるになります。体験した事が無い方にはおすすめですよ!

ただし汗をかかなければ、美肌についてはあまり効果を感じられません。あまり普段汗をかかない人は長時間浴槽に浸かる事でのぼせてしまう場合もあるので、まずは身体を温める事を目的に利用してみて下さい。

天然塩にアロマオイルを垂らして混ぜて使うのもおすすめです。(天然塩は、肌に傷がある場合ヒリヒリしますので使用しないで下さい。)

 

これらの他にも保湿を高める蜂蜜の利用等、身近にあるものでハーブ風呂を楽しむ方法は沢山ありますが、私が実際使ってみて「使いやすくて便利と感じた」3つを紹介させていただきました。

 

お風呂に混ぜるおすすめアロマオイル

お風呂に混ぜるアロマオイルですが基本は自分の好みの精油が一番良いと思います。(香りが好みのもの) あとは、第3章ハーブバスレシピのページ(次のページ)でも紹介していますが下記のアロマオイルがおすすめです。

・ティートリー(葉)・・・すっきりしたシャープな香り。ニキビや虫さされに良い。

・ローズオットー(花)・・・「香りの女王」といわれる。肌トラブル全般に良い。

・ラベンダー(花と葉)・・・ハーブの王道。手荒れや火傷に良い。敏感肌の方にも。

・ゼラニウム(花と葉)・・・バラとミントが合わさったような香り。しわやしみに良い。

・ジュニパーベリー(果実と葉)・・・スモーキーで少し甘い大人の香り。体臭に良い。

・イランイラン(花)・・・甘くフローラルな魅惑の香り。皮脂分泌を調整する。

・ローズオットー(花)・・・「香りの女王」といわれる。肌トラブル全般に良い。

・フランキンセンス(樹脂)・・・レモンのような澄んだ木の香り。しわやたるみに良い。

・イランイラン(花)・・・甘くフローラルな魅惑の香り。皮脂分泌を調整する。

・サンダルウッド(木部)・・・気持ちが落ち着く木の香り。毛穴の引き締めに良い。

・カモミールローマン(花)・・・少し癖のあるリンゴのような香り。クマや湿疹に良い。

 

以上、ハーブ風呂の効能効果、作り方、そして楽しみ方でした。次のページではハーブ風呂におすすめのハーブやレシピ、芳香浴について紹介します。

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おいしいアイスハーブティーの作り方とおすすめレシピ

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ハーブティーは多少飲みにくいものもありますが、ハーブの効能効果を期待できます。そのため「出来れば生活に取り入れて欲しい」飲み物です。

花粉症の緩和対策で緑茶に似た味のする「ネトル」や、風邪やインフルエンザ等で体が消耗した時に効果のあるハーブ、「リンデン」や「エルダー」等も飲みやすくおすすめです。

そうは言ってもハーブティーがやっぱり苦手な方もいるかもしれません。そんな時は、ジュースにするのも美味しく飲めるおすすめの方法です。

このページではハーブティーが苦手だった私の友人にも好評だったおすすめのハーブアレンジドリンク(アイスハーブティー)を紹介します。

 

アイスハーブティーの作り方

 

ハーブティーは、他のお茶と同じように冷たくして飲むこともできます。私は冬でもコーヒーはホットよりアイス派です。

夏の熱い日等、「暖かいハーブティーを飲むのには少し抵抗がある」という時でもアイスハーブティーは美味しく飲めます。ハーブティーの癖が強いものも、冷たくすれば多少飲みやすくなります。

アイスハーブティーはアレンジハーブティー(ハーブティーに少し手を加えた飲み物。以下で紹介するジュースもアレンジハーブティー)に欠かせないので、まずはアイスハーブティーの作り方を紹介します。

 

作り方

① ホットを作る時と同じハーブの量を使います

前のページで紹介したレッドティーを例にすると材料と抽出時間は

【材料】

○ローズヒップ               ティースプーン1杯(2g)

○ハイビスカス                  ティースプーン1杯(2g)

 抽出時間目安:5分 

となります。

 

② ハーブをポットに入れ、お湯を入れます

暖かいハーブティーでは400mlのお湯を使いましたが、濃い目のティーを作る為、半分の量(好みで調節)でハーブティーを作ります。

抽出時間は、変わらず5分です。(甘いハーブティーが飲みたい方は、抽出後に蜂蜜を入れてよく混ぜて下さい。)

 

③ 抽出後、グラスに氷をいれて、ハーブティーを注いで完成です

甘いハーブティーを飲みたいけど蜂蜜が無い場合は、出来あがったアイスハーブティーにガムシロップを入れても問題ありません。

 

この作り方を覚えておけば、そのままアイスハーブティーとして飲んだり、ジュースやお酒、炭酸にまぜても自分オリジナルのドリンクが作れます。

以下では特におすすめのジュースのレシピを紹介しますので、続けてご覧下さい!!

 

おすすめジュースレシピ

 

お酒等を合わせた飲み物もいつか紹介出来たらいいなと思いますが、今回はお子さんでも飲みやすいおすすめジュースレシピを2点紹介します。

今回利用したジュースはこちらです。

 

左がトモエ乳業株式会社さんの「果実工房100%パインアップルジュース」。パインの甘みがさわやかで美味しいです。

右がメイトーさんの「VC3000レモネード」。レモン150個分のビタミンが入っているのに、甘くて飲みやすいです。

まずは、パインジュースを使ったアレンジハーブドリンクのレシピを紹介します。

 

さっぱりパインミントドリンク(2杯分)

【材料】

○レモンバーム                                           ティースプーン1(2g)

○レモンバーベナ                                          ティースプーン1(2g)

○ペパーミント                                              お好みで少々

○お湯                                                            150ml

○100%パインアップルジュース              250ml

 

アイスハーブティーを作り、氷の入ったグラスにいれたらジュースを注いで完成です。アップルジュースやオレンジジュースでも代用できます。

ペパーミントを入れるとよりすっきりした味になり、大人向けのジュースになります。

夏の熱い日にはより喉越しを感じられるようにパインジュースをジンジャーエールで代用するのもおすすめです。フルーツにとても合う飲み物ですので、夏の休憩時やちょっとしたおもてなしの際の飲み物としておすすめです。

自宅で育てているレモンマートルの葉を飾りに利用しました。

 

トリプルビタミンドリンク(2杯分)

【材料】

○ローズヒップ                             ティースプーン1(2g)

○ハイビスカス                                ティースプーン1(2g)

○お湯                                              200ml

○VC3000レモネード                200ml

 

アイスハーブティーを作り、氷の入ったグラスにいれたらジュースを注いで完成です。ローズヒップとハイビスカスとレモンジュースの3つのビタミンを味わえるジュースです。

こちらは風邪で体調が悪い日に是非飲んでほしいジュースです。冷却効果とビタミン補給の効果が抜群なのでスポーツにもおすすめ。

手軽に美味しくビタミンを補給出来るので、老若男女問わず飲んでほしい美味しいジュースです。こちらも自宅で育てているレモンバームを飾りに利用しました。

 

あたたかいお茶に飾りのお花やハーブが入っていると、私は少し邪魔だな!と感じてしまいます・・・。(勿論可愛いですが)

アイスハーブティーやアレンジしたハーブドリンクは、こうした生の花や葉を飾りにしてもストローで飲めば飲みやすいので、見た目の華やかさを出したい時にはおすすめです。

ハーブで作ったオリジナルのドリンクは、来客時のおもてなしとしても喜ばれるし、自分へのちょっとしたご褒美として是非生活に取り入れてみて下さい。

 

コーヒーにお砂糖を入れたら飲める。そんな感覚と同じように、ハーブティーを自分らしく、飲みやすく楽しんでくれたらとても嬉しいです。

以上、アイスハーブティーの作り方とアレンジハーブティーおすすめレシピでした。次のページから第3章。第3章ではハーブを入れたお風呂、ハーブ風呂について紹介します。

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おいしいハーブブレンドの作り方とハーブティーおすすめレシピ

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ハーブは安価で身近にあり、生活に取り入れやすい植物です。古来より伝えられている葉っぱを生活の様々な場所で取り入れることで体も心も健康になるでしょう。

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何種類かブレンドしたハーブを常備しておけば、飲みたい時にお湯を入れるだけでハーブティーが作れるので便利です。

まずはハーブブレンドの簡単な作り方を紹介します。簡単に作れるブレンドのハーブレシピはこのページの後半で紹介しています。ブレンドハーブの作り方を覚えてレシピを参考にしながら、是非ハーブティーを楽しんで下さい。

 

ハーブブレンドの作り方

 

ハーブティーに使用されるハーブは約2gで1杯分です。そのため、色々なハーブをブレンドして1杯分作るのはわざわざ量る必要があり、結構大変です。

自分の好みのハーブをあらかじめ多めにブレンドしておけば、お湯があればいつでもハーブティーを楽しめますし、簡単に作れます。是非このページのハーブブレンドの作り方を参考にしてハーブティーを楽しんでいただければと思います。

 

 

今回はこちら(上画像)の5種類のハーブをブレンドします。

私は毎日ハーブティーを飲みますが、普段のハーブティーは効能や香りよりも、味を第一優先にしてハーブティーを作っています。

特に右下の「グリーンルイボス」は大変美味しいのでおすすめです。赤いルイボスティーは発酵したルイボスの茶葉を利用して作られていますが、グリーンルイボスティーは、急速乾燥された茶葉を利用していてとても飲みやすいのでこちらをベースとしたブレンドをよく作っています。

 

【コラム】発酵と急速乾燥

あくまで著者の感じるところですが発酵すると独特の味が出ると思います。

緑茶・ウーロン茶・紅茶は同じ葉で作られます。緑茶は発酵させていないお茶なので(ウーロン茶や紅茶は発酵させています)、苦みはあるけど癖はない気がします。一番発酵してつくる紅茶は結構酸味がある気がします。

これと同じでルイボスティーも発酵して作るので、酸味が少しあり苦手な人もいるかと思いますが、グリーンルイボスは発酵させていていない(急速乾燥させた)ので癖がなく飲みやすいのです。

 

ブレンドするには100円ショップグッズを使うのがとても便利です。瓶やビニール袋を用意しましょう。

 

 

下図のようにビニールか瓶にブレンドするハーブをスプーンで入れていきます。

 

 

このまま使うとだと同じハーブが偏ってしまうので、均等になるように混ぜます。混ぜても軽いものは上に、重い物は下にいってしまいますが、ある程度混ぜておいた方が飲む際に便利です。

 

 

ブレンドができました。

瓶に入る位でブレンドを作るならそのまま保存出来るので、入れ替える作業が無い分、ビニール袋より瓶で作った方が便利です。大量に作る場合は、混ぜやすいのでビニールを利用するといいでしょう。

 

▼瓶に入れ替えて早速淹れてみました。

 

自分で言うのもなんですが、ゴビゴビと飲める位飲みやすいハーブティーでした。

ブレンドで利用したグリーンルイボスは、美容効果に期待できるフラボノイドと、アンチエイジングが期待できるアスパラチンが普通のルイボスティーよりも多く含まれています。

美容に興味のある方にはとてもおすすめです。よく購入する2つの通販のお店を紹介します。

 

おすすめのグリーンルイボス通販

natural shop なごみ 楽天市場店(グリーンルイボス)

ハーブの購入でも紹介した「なごみ」さん。少し高いですが、美味しい。こだわりを感じます。

アメ横 スパイス豆の専門店(グリーンルイボス)

グリーンルイボスを毎日続けて飲むならかなりおすすめのお店。安いです。ハーブやスパイスの種類も豊富です。

 

ハーブティーおすすめレシピ

 

これから紹介するハーブティーレシピは、第1章で紹介した12種類のハーブから、2種類~3種類でブレンドしたハーブティーです。

是非参考にして下さい。

 

スパイシーレモンティー(2杯分)

フレーバー ☆☆
テイスト ☆☆☆
カラー

【材料】

○レモングラス               ティースプーン1(2g)

○レモンバーベナ              ティースプーン1/2(1g)

○ローズマリー                  ティースプーン1/2(1g)

○お湯                                400ml

 抽出時間目安:3分 

 

レモンの香りがするハーブ同士を合わせ、ローズマリーできりっと味が締まります。食事に合わせても飲みやすいです。

レモングラスには消化促進作用があるので、食後にもおすすめのハーブティーです。ローズマリーは苦みがあるので苦手な方は量を少なくして飲んでみて下さい。

 

【更にプラスするなら】

レモンバーム、ミント系のハーブ、紅茶

 

レッドティー(2杯分)

フレーバー ☆☆☆
テイスト ☆☆
カラー ☆☆☆

【材料】

○ローズヒップ               ティースプーン1(2g)

○ハイビスカス                  ティースプーン1(2g)

○お湯                                400ml

 抽出時間目安:5分 

 

王道のハーブティー。毎日の美容対策にいかがですか?

ビタミンCの不足は健康にも影響します。酸味が苦手な方は、ハイビスカスの量を減らしローズヒップを多めにして飲んでみて下さい。

 

【更にプラスするなら】

ヒース、グリーンルイボス、ローズ系のハーブ

 

ブルーティー(2杯分)

フレーバー ☆☆
テイスト ☆☆☆
カラー ☆☆☆

【材料】

○マロー                          ティースプーン1(2g)

○ジャーマン                     ティースプーン1(2g)

○お湯(又は牛乳)           400ml

 抽出時間目安:3分 

 

肌に良いハーブの組み合わせです。リラックスしながら美肌になれたら素敵ですよね。

お湯を入れた瞬間は綺麗なブルーの色が楽しめます。お湯を牛乳にかえてまろやかなミルクティーにするのもおすすめ!

蜂蜜を入れて美味しくいただきましょう。

 

【更にプラスするなら】

ジンジャー

 

リラックスティー(2杯分)

フレーバー ☆☆☆
テイスト
カラー

【材料】

○ジャーマン                   ティースプーン1(2g)

○オレンジフラワー           ティースプーン1/2(1g)

○ラベンダー                     ティースプーン1/2(1g)

○お湯                                400ml

 抽出時間目安:3分 

 

ストレス緩和に良いオレンジフラワーと鎮静、安眠効果のあるラベンダーのブレンドです。淹れる前から既にハーブの香りに癒されます。

私は一口飲んでリラックス効果を感じます。夜寝る前にもおすすめです。味は多少癖があるので、飲みやすくしたい方はジャーマンを多めにブレンドすると◎

 

【更にプラスするなら】

レモンバーム、ミント系のハーブ、緑茶

 

以上、ハーブブレンドの作り方とおすすめするハーブティー紹介でした。次のページではアイスハーブティーについて紹介していきます。

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ハーブティーの魅力はハーブによって違う味や色、そして香りが楽しめる事です。

自分に合ったハーブティーを探しながら作ることも楽しみの一つです。初めて作ったブレンドのハーブティーが失敗しても、色々試していくと納得いく味が作れたりします。

ハーブはノンカフェインで、オーガニックのものも多いので、お子様と実験のようにハーブティー作りを楽しんで、一緒に飲んでみるのもおすすめです。

 

ハーブティーの入れ方

 

ハーブティーはただ飲んでリラックスするわけではありません。ハーブティーを作り始めて、飲み終えるまでの時間ずっとあなたの五感を刺激してくれます。

こちらではハーブティーを入れる(淹れる)前から飲み終えるまでを時系列に紹介します。自分が今ハーブティーを作っている想像をしながら、沢山の魅力を感じてくれたら嬉しいです。

ハーブティーの入れ方(淹れ方)についても是非参考にして下さい。

 

1 準備

 「今日は何を飲もうかな。」 

 

様々な色や形のハーブは見ているだけでわくわくします。

ハーブティーを作る際にはまずハーブを準備しなければいけません。(おすすめのハーブや購入方法は第1章で紹介しています)

見て何のハーブかすぐわかるよう置いておくと便利です。

上の写真の左上の瓶はティーパックの緑茶。中身が何かわかるようにマスキングテープを使ってラベルを貼るのもおすすめです。

 

▼マスキングテープ

 

ハーブは密封ができ、自分が使いやすいものに入れて保管しましょう。ハーブの商品には真空パックのものも多く売っているので、その場合は購入した容器のまま保管も可能です。

瓶の形をした真空パックは立てて置く事も出来る100円ショップダイソーさんの優れもの。タグの所にメモも書けます。

 

▼瓶の形をした真空パックのイメージ

 

ハーブは湿気がなく、直射日光が当たらない場所に常温で保管します。

賞味期限は1年から2年。長く楽しめるものばかりです。

 

2 ハーブティーを作る

 「口の中がさっぱりするペパーミントとレモングラス、カモミールを使おう。」 

 

封を開けると、ハーブのいい香りがします。

ハーブをポットに入れてから、沸騰して落ち着いたお湯を注ぎ、湯気とともに広がるハーブの香りを嗅ぎ、蓋をして出来あがるのを待ちます。

 

 

ドライハーブはポットの中でくるくるまわり、時間と共に水分を吸って葉が開いていく様子を見ることができます。

ハーブティーが出来上がるまでも、その様子を見て楽しみ、香りに癒されながら出来る瞬間を待ちます。

 

 

容量と抽出時間

ハーブはティースプーン1杯でコップ1杯分。大体2g位が目安です。茶こしがついているポットはそのままつかえて便利です。

 

▼茶こし付きポットの例

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ポットが無い場合はお茶パックにハーブを詰めて抽出もできます。

葉や花のハーブは3分、ローズヒップ等の実のハーブはだいたい5分ほど抽出の時間がかかります。

濃いハーブティーを飲みたい人は、ハーブの量を多くします。抽出時間をあまり長くしてしまうと苦みがでてくるので、気をつけましょう。

 

 

3 カップに注いで出来あがり

 「さあ、飲もう。」 

 

出来あがったハーブティーを注ぎます。

耐熱性のガラスカップに入れ色を楽しもうか。それとも、華やかなカップに入れてリッチな気分に浸ろうか。真っ白なカップに入れてリラックスした時間を過ごそうか。

ティーを注ぐカップは、いつも頑張っているあなたが素敵な休息をする為に、その時の自分の気分に合ったカップを選びましょう。

 

【著者に聞きました!】著者はどこでカップを購入している?

雑貨屋さんや「エンハーブ」等のハーブ屋さんで買います。特に購入するお店は決まっていません。大型スーパーでも、自分がいいなと思った物や、使いやすそうな物を見つけたら購入します。

 

蓋をしたポットには蒸気により水滴がたくさんつきます。この水滴はハーブの成分が沢山つまった蒸気なので有効な成分です。

 

▼水滴がついたポット

 

注ぐ時に優しくポットを回してカップに注ぐのがおすすめです。

私は色や、抽出されるハーブを楽しみたいので、ポットもカップも透明の物を利用することが多いです。

ハーブティーも他のお茶と同じように2煎目まで抽出可能です。

 

4 ハーブティーを彩ろう

 「今日のおやつはクッキー!」 

 

外を眺めながら。仕事や勉強の合間に。友達とのティータイムに。甘いものを食べてまた頑張れるように、このひとときを楽しみましょう。

今回私が作ったハーブティー(上の画像)は、胃の消化作用があるぺパーミント。お菓子を食べ終えた後の口の中をさっぱりさせるハーブティーです。

ミントは口臭効果も期待されるので、後の時間に人と会う時にもおすすめです。

このハーブティーに添えるおやつは、クッキーやチーズケーキがよく合います。勿論おやつだけでなく、お肉などの脂成分もミントは口をさっぱりしてくれるので、食後にもこのハーブティーはおすすめです。

 

ハーブだけで飲むのが苦手な人は、紅茶や緑茶にハーブを入れても美味しく飲めます。

紅茶にローズ系のハーブをブレンドすれば、香りが広がる優雅な休憩に。ココアやコーヒーにブレンドハーブティーとしてもよく使われるシナモンを添えれば、喫茶店にいるかのような気持ちになれます。

 

ハブ茶やカキの葉などの和ハーブに他のハーブをブレンドしても美味しく、和ハーブは和菓子やおせんべいのおやつにもってこいです。

甘いものが飲みたい時は、蜂蜜やジャムをハーブティーに入れたり、ジュースや牛乳にハーブティーを混ぜても美味しく飲めます。

ハーブを利用すると飲み物のレパートリーが沢山増えます。いつもの飲み物に少しハーブをプラスするだけでも、いつもと少し違った気分になるはずです。

きっと今までになかった自分が好きな味を見つけられると思うので、ハーブティーを楽しんで作ってくれたら嬉しいです。

 

今回作ったハーブティーのレシピ

「さっぱりリラックス レモニーミント」(2杯分)

材料

○ペパーミント                  ティースプーンの4分の一程度(0・5g)
○レモングラス               ティースプーン軽く2杯程度(2・5g)
○カモミールジャーマン    ティースプーン1杯程度(1g)
○お湯                                400ml

 

レシピは私のオリジナルですので、まずは飲んでみてから次は違うハーブを足してみたり、自分が好きな味に調整することをおすすめします。

他のハーブティーレシピも次のページでたくさん紹介しますので、良かったら作ってみて下さい。

 

ハーブティーの作り方おさらい

  • ハーブとお湯を準備する

ハーブはティースプーン1杯でだいたい1杯2g、お湯はいカップだいたい200ml ※ハーブの種類により重さは異なるので、大体の目安でOK!

  • ポットやカップを準備する(なければ水筒とお茶パックで作ることも可能)

茶こし・又はお茶パックにハーブをいれた後に、お湯を注ぎ抽出時間になるまで待つ。 ※葉や花は3分、実などの抽出しづらいものは5分

  • 茶葉をポットから取り出し、カップに注いでいただく(茶葉は2煎利用可能)

ハーブティーには蜂蜜やジャムを添えても良い。

 

ハーブティーおすすめ表

こちらは第1章で紹介したハーブの中で、ハーブティーを作るとしたら私のおすすめポイントごとに表にしたものです。

個人差はありますが是非参考にして下さい。

優先するもの ハーブ名
香り(フレーバー ペパーミント・レモンバーベナ・オレンジフラワー・ラベンダー
味に癖がないもの・飲みやすいテイスト レモングラス・レモンバーベナ・カモミールジャーマン・マロー
色が綺麗なもの(カラー マロー・ハイビスカス
シングルハーブティーとして利用 レモングラス・レモンバーベナ・レモンバーム・カモミールジャーマン・ローズヒップ・マロー
ブレンドティーとして利用(シングルでは飲みにくい物) ペパーミント・オレンジフラワー・ローズマリー・ハイビスカス

 

以上、ハーブティーの作り方・入れ方でした!次のページではおすすめハーブティーレシピをご紹介していきます。

『ハーブ生活入門』目次へ  (全14ページ)



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目次著者

著者 ひよこR

ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

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