おいしいアイスハーブティーの作り方とおすすめレシピ

Webon紹介目次著者

ハーブは安価で身近にあり、生活に取り入れやすい植物です。古来より伝えられている葉っぱを生活の様々な場所で取り入れることで体も心も健康になるでしょう。

ハーブ生活入門 ~万能な自然のおくりもの~(全11ページ)はこちらから!

著者 ひよこR

ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

お問い合わせはこちらから

 

『ハーブ生活入門』目次へ  (全14ページ)

 

ハーブティーは多少飲みにくいものもありますが、ハーブの効能効果を期待できます。そのため「出来れば生活に取り入れて欲しい」飲み物です。

花粉症の緩和対策で緑茶に似た味のする「ネトル」や、風邪やインフルエンザ等で体が消耗した時に効果のあるハーブ、「リンデン」や「エルダー」等も飲みやすくおすすめです。

そうは言ってもハーブティーがやっぱり苦手な方もいるかもしれません。そんな時は、ジュースにするのも美味しく飲めるおすすめの方法です。

このページではハーブティーが苦手だった私の友人にも好評だったおすすめのハーブアレンジドリンク(アイスハーブティー)を紹介します。

 

アイスハーブティーの作り方

 

ハーブティーは、他のお茶と同じように冷たくして飲むこともできます。私は冬でもコーヒーはホットよりアイス派です。

夏の熱い日等、「暖かいハーブティーを飲むのには少し抵抗がある」という時でもアイスハーブティーは美味しく飲めます。ハーブティーの癖が強いものも、冷たくすれば多少飲みやすくなります。

アイスハーブティーはアレンジハーブティー(ハーブティーに少し手を加えた飲み物。以下で紹介するジュースもアレンジハーブティー)に欠かせないので、まずはアイスハーブティーの作り方を紹介します。

 

作り方

① ホットを作る時と同じハーブの量を使います

前のページで紹介したレッドティーを例にすると材料と抽出時間は

【材料】

○ローズヒップ               ティースプーン1杯(2g)

○ハイビスカス                  ティースプーン1杯(2g)

 抽出時間目安:5分 

となります。

 

② ハーブをポットに入れ、お湯を入れます

暖かいハーブティーでは400mlのお湯を使いましたが、濃い目のティーを作る為、半分の量(好みで調節)でハーブティーを作ります。

抽出時間は、変わらず5分です。(甘いハーブティーが飲みたい方は、抽出後に蜂蜜を入れてよく混ぜて下さい。)

 

③ 抽出後、グラスに氷をいれて、ハーブティーを注いで完成です

甘いハーブティーを飲みたいけど蜂蜜が無い場合は、出来あがったアイスハーブティーにガムシロップを入れても問題ありません。

 

この作り方を覚えておけば、そのままアイスハーブティーとして飲んだり、ジュースやお酒、炭酸にまぜても自分オリジナルのドリンクが作れます。

以下では特におすすめのジュースのレシピを紹介しますので、続けてご覧下さい!!

 

おすすめジュースレシピ

 

お酒等を合わせた飲み物もいつか紹介出来たらいいなと思いますが、今回はお子さんでも飲みやすいおすすめジュースレシピを2点紹介します。

今回利用したジュースはこちらです。

 

左がトモエ乳業株式会社さんの「果実工房100%パインアップルジュース」。パインの甘みがさわやかで美味しいです。

右がメイトーさんの「VC3000レモネード」。レモン150個分のビタミンが入っているのに、甘くて飲みやすいです。

まずは、パインジュースを使ったアレンジハーブドリンクのレシピを紹介します。

 

さっぱりパインミントドリンク(2杯分)

【材料】

○レモンバーム                                           ティースプーン1(2g)

○レモンバーベナ                                          ティースプーン1(2g)

○ペパーミント                                              お好みで少々

○お湯                                                            150ml

○100%パインアップルジュース              250ml

 

アイスハーブティーを作り、氷の入ったグラスにいれたらジュースを注いで完成です。アップルジュースやオレンジジュースでも代用できます。

ペパーミントを入れるとよりすっきりした味になり、大人向けのジュースになります。

夏の熱い日にはより喉越しを感じられるようにパインジュースをジンジャーエールで代用するのもおすすめです。フルーツにとても合う飲み物ですので、夏の休憩時やちょっとしたおもてなしの際の飲み物としておすすめです。

自宅で育てているレモンマートルの葉を飾りに利用しました。

 

トリプルビタミンドリンク(2杯分)

【材料】

○ローズヒップ                             ティースプーン1(2g)

○ハイビスカス                                ティースプーン1(2g)

○お湯                                              200ml

○VC3000レモネード                200ml

 

アイスハーブティーを作り、氷の入ったグラスにいれたらジュースを注いで完成です。ローズヒップとハイビスカスとレモンジュースの3つのビタミンを味わえるジュースです。

こちらは風邪で体調が悪い日に是非飲んでほしいジュースです。冷却効果とビタミン補給の効果が抜群なのでスポーツにもおすすめ。

手軽に美味しくビタミンを補給出来るので、老若男女問わず飲んでほしい美味しいジュースです。こちらも自宅で育てているレモンバームを飾りに利用しました。

 

あたたかいお茶に飾りのお花やハーブが入っていると、私は少し邪魔だな!と感じてしまいます・・・。(勿論可愛いですが)

アイスハーブティーやアレンジしたハーブドリンクは、こうした生の花や葉を飾りにしてもストローで飲めば飲みやすいので、見た目の華やかさを出したい時にはおすすめです。

ハーブで作ったオリジナルのドリンクは、来客時のおもてなしとしても喜ばれるし、自分へのちょっとしたご褒美として是非生活に取り入れてみて下さい。

 

コーヒーにお砂糖を入れたら飲める。そんな感覚と同じように、ハーブティーを自分らしく、飲みやすく楽しんでくれたらとても嬉しいです。

以上、アイスハーブティーの作り方とアレンジハーブティーおすすめレシピでした。次のページから第3章。第3章ではハーブを入れたお風呂、ハーブ風呂について紹介します。

『ハーブ生活入門』目次へ  (全14ページ)



スポンサーリンク

目次著者

著者 ひよこR

ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

お問い合わせはこちらから

初心者おすすめハーブ12種類②【効能効果・香りと注意点】

Webon紹介目次著者

ハーブは安価で身近にあり、生活に取り入れやすい植物です。古来より伝えられている葉っぱを生活の様々な場所で取り入れることで体も心も健康になるでしょう。

ハーブ生活入門 ~万能な自然のおくりもの~(全11ページ)はこちらから!

著者 ひよこR

ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

お問い合わせはこちらから

 

『ハーブ生活入門』目次へ  (全14ページ)

 

前のページから引き続き初心者におすすめのハーブを紹介しています。

 

▼このページで紹介するハーブ一覧

名称 香り ブレンド
ローズヒップ 蜂蜜で付けた甘い梅のような酸味のある香り ハイビスカス
マロー 少し酸味のあるさわやかな香り 何でもOK
オレンジフラワー 花の甘みが広がる爽やかで華やかな香り
ラベンダー 豊潤で甘く爽やかな香り ミント/ローズ
ローズマリー すっきりしたスパイシーな香り
ハイビスカス 強い酸味と甘みのある花の香り ローズヒップ
名称 効能 値段
ローズヒップ 美容/ストレス/脂肪燃焼 500円程度
マロー 美容/喉のトラブル 1800円程度
オレンジフラワー ストレス 800円程度
ラベンダー 鎮痛/抗菌など 700円程度
ローズマリー 虫よけ/美容/食欲増進/集中力など 600円程度
ハイビスカス 解熱/疲労回復/美容など 650円程度

前のページでも6種類のハーブを紹介しています!

 

※ここで紹介するハーブの相場はハーブ会社が仕入をどのようにしているか、パック詰めを自社でおこなっているか、有機の物か・・・などでかなり価格が異なります。その為、有機ではない物・著者が出していい値段を「ドライハーブを50グラム購入した時の相場」として記載します。

 

7 ローズヒップ

名称 ローズヒップ
効能 美容/ストレス/脂肪燃焼
香り 蜂蜜で付けた甘い梅のような酸味のある香り
主な使用方法 ティー/オイル/カプセル
おすすめブレンド ハイビスカス
相場 500円程度

 

ローズヒップはバラ科の植物で、ハーブでは種子を除いた実の部分を利用しています。

コロンと丸みがある形で赤い色をしているので可愛いです。購入する際も他のハーブとは見た目が違うのでわかりやすいと思います。

上の写真の形状のハーブはホールですが、ファインカット・パウダー状のものも人気です。

 

切り方での違い

ハーブの種類によって無い物もありますが、切り方は「ホール(葉の形状そのまま)」「カット」「ファインカット」「パウダー状」のハーブがあり、断面が多い分(カットが細かい分)香り、味が強いです。

それぞれの自分好みで使う方が多いのが前提ですが、「ホール」はそのままで使う人向けです。(シングルハーブティーやシングルハーブバスなど)

「カット」はシングルやブレンドとしても使える万能型。「ファインカット」は、ブレンドとして香りや味をより強く感じたい方向け。「パウダー」はそのままヨーグルトに入れたりして使います。

しかし、あくまで私の利用法です。初めて購入するかたは、普通のカットされた製品が使いやすいのでおすすめします。

 

香り・味

蜂蜜で付けた甘い梅のような酸味のある香りがしますが、ハーブティーとしてシングルで飲むと甘くはなく、優しい酸味のある味がします。

ローズヒップは効率的にビタミンCを取る事ができるのでハーブティーとして習慣的に取り入れて欲しいおすすめハーブの一つです。

このページの後で紹介するハーブ、ハイビスカスとのブレンドティーが(一般的なローズヒップティーと呼ばれるハーブティー)女性からも人気です。

 

効能

ローズヒップには人の体では作ることの出来ないビタミンCがレモンの20倍も含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用、コラーゲンの生成を即す効果があるので美容に良い事は広く知られていますが、他にも鉄分の吸収をよくしたり、体のストレスによる不調、免疫力をあげる効果があります。

また、ポリフェノールが豊富で脂肪燃焼を効率的にしてくれる効果があります。ローズヒップはハーブだけではなく、美容オイルとして使われたり、効率よく摂り入れられるカプセルも人気です。

以前は抗ガン作用が期待され医学的にも注目を浴び、ネットでもその効果を謳う情報が未だに多くありますが、残念ながら臨床試験では抗ガン効果が認められなかったようです。

しかし、ローズヒップが効率的にビタミンCを摂れる事に変わりはありません。風邪をひいたりして免疫力が下がった場合にはビタミンCは欠かせないので、私はローズヒップのハーブティーを市販で売られているレモンジュースにまぜたり、蜂蜜を入れたりして飲んでいます。

これがとても美味しくて飲みやすいです。おすすめですので、第2章で作り方を紹介します。(現在第1章)

 

ローズヒップのワンポイントアドバイス!

ハーブティーとして抽出し終えたローズヒップは、やわらかくなりそのまま食べることができます。

食感はねっとりしたさつまいものようで、ヨーグルトに蜂蜜と混ぜて食べると美味しく食べられるのでおすすめです。ハーブをあますことなく利用できるので経済的ですし、タバコを愛用している方、ビタミンCを摂りたい方には本当におすすめのハーブです。

(関節炎にも効果のあるハーブですが、作用が重複するので病院で関節炎の薬を飲んでいる場合はローズヒップの使用を医師に相談して下さい。)

 

著者がおすすめ!まず買うならこの商品!

安さで選ぶ!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【F対象商品12点購入で送料無料】ローズヒップシェル【100g】【配送方法メール便選択時一配送商品2個まで対応ご対応】【小型配送選択時一配送商品4個まで対応ご対応】スパイス カレー カレー粉 香辛料ハーブ ドライハーブ
価格:404円(税込、送料別) (2019/5/12時点)

オーガニック(有機JAS商品)で選ぶ(※)!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

有機JAS オーガニック・ローズヒップ ファインカット100g 【送料無料】 【 ローズヒップティー 茶葉 ハーブティー リーフティー ノンカフェイン ハーブ ドライハーブ お茶 】
価格:1000円(税込、送料無料) (2019/5/12時点)

※JASとは国が決めた基準以上の品質がある商品です。有機JASのハーブは、科学的な肥料や農薬を使わないで作られていること、袋詰めの際も第三者が環境汚染されていないことを認定しているものですので、オーガニックに興味がある人におすすめです。

 

8 マロー

名称 マロー
効能 美容効果/喉のトラブル
香り 少し酸味のあるさわやかな香り
主な使用方法 ティー
おすすめブレンド 何でもOK
相場 1800円程度

 

ハーブティーとして淹れた時、綺麗で鮮やかなブルーの色になる花、マローの紹介です。

マローは酸性になるとブルーから鮮やかなピンクの色に変身します。この色の変化からマローは『夜明けのハーブティー』と言われ、その綺麗な色を見ているだけでも心が癒されます。

下の写真は、マローティーにレモン果汁を淹れた色の変化です。

 

※色をわかりやすく紹介する為、キリンさんのアルカリイオンの水、ポッカさんのポッカレモン100を利用しています。

 

香り・味

少し酸味のあるさわやかな香りがしますが、飲んでみるとハーブ独特の癖がなく、味はあまりしません。初めて飲む方でも飲みやすいハーブティーです。

生の花はエディブルフラワー(食用花)として利用されます。

 

▼マローの生の花(ウスベニアオイ)

 By Alvesgaspar投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

 

効能

マローの値段は少し高めですが、アントシアニン、タンニンの成分を含み、美肌効果や喉のトラブルにも期待されます。

以前ハーブ店で働いていた時に声優スクールが近くにあったのですが、そこの生徒さんが「喉のケアとしてマローを先輩におすすめされた」と話してくださり、購入してくれました。

喉のケアとして濃いマローのハーブティーを作り、やけどしない温度まで冷ましてうがい剤として利用するのも効果的です。

 

マローには種類があり、今紹介しているマローは「マローブルー」というマローの中では多く流通されている種類です。

美容効果や色の変化をより楽しみたい方は、マローブルーよりも多くのアントシアニンが含有されている「マローブラック」という品種がおすすめです。

※現在あまりマローブラックは販売されておりません。楽天市場では以下のお店に写真が掲載されている程度でした(2019年4月時点)。

楽天市場アメ横大津屋

 

マローは癖がない分、他のハーブとブレンドしても相性がいいので、あれば利用しやすく便利です。

色の変化は実験のようで子供でも見ていて楽しいと思いますので、是非実際に目で見てマローを楽しんでいただきたいです。

 

 

9 オレンジフラワー

名称 オレンジフラワー
効能 ストレス
香り 花の甘みが広がる爽やかで華やかな香り
主な使用方法 香料/バス
おすすめブレンド
相場 800円程度

 

こちらはオレンジの花弁を乾燥させたハーブです。

品種で言うと一般的な食用のオレンジではありませんが、オレンジフラワーの皮はジャム(ママレード)として食べる事ができます。

皮の部分は他にもハーブではオレンジピール、漢方では陳皮(チンピ)として利用され、果実はオレンジビターオイル、花の部分をネロリオイル、葉と茎はプチグレンオイルとしてアロマオイル(エッセンシャルオイル)で使われています。

編集部注※ オレンジビターオイル、ネロリオイル、プチグレンオイルはそれぞれオイルの名前。効能など異なる。

オレンジ一つでこんなにも多くの製品として利用されている事に驚きます。

 

香り・味

花の甘みが広がる爽やかで華やかな香りで、香料として利用される事が多いです。

どのハーブでも産地によって少し見た目や香りに差がありますが、以前イラン産のオレンジフラワーの香りがあまりにも高級な花の甘みを感じる物だったので、即購入しました。

今ではハーブの中で私が一番好きな香りです。

この香りを嗅げばきっと誰もが、シングルハーブティーで華やかな味を楽しめると思ってしまうでしょうが(私は思いました)、じわじわと後から独特の苦みが襲ってきます。

あまりに苦く声が出る程の苦さです。

まだ知識が無い頃に初めてわくわくして飲んだ時は、あまりにも香りと味のギャップがありビックリしました。

ハーブティーとしての利用は、料理にもっと深みのある味が欲しい時に調味料を足すように、味にアクセントが欲しい時に使う事をおすすめします。私は決してシングルで飲む事はおすすめしません。

 

効能

効能効果としては、フラボノイド類が成分に含まれているので、ストレス緩和に役立ちます。おすすめの利用法は、香りをゆっくりと楽しめるので浴用として利用することです。

価格も比較的手ごろなものが多くありますので、自然のオレンジの花の香りを嗅ぎながら癒されたい方にはとてもおすすめのハーブです。

 

フラボノイド

野菜や果物に含まれる色素成分。抗酸化作用や血管を強くする働きもあると言われる。

 

 

10 ラベンダー

名称 ラベンダー
効能 鎮痛/創傷治癒/抗菌/殺菌
香り 豊潤で甘く爽やかな香り
主な使用方法 ティー/サシェ
おすすめブレンド ミント/ローズ
相場 700円程度

 

ラベンダーはハーブを開封した瞬間から、豊潤で甘く爽やかな香りが強く感じられます。ハーブは花の部分を使います。

ラベンダーは観賞用としても人気で、北海道のラベンダー畑も人気のスポットになっています。

 

▼北海道のラベンダー畑

 

香り・味

個人的にはブレンドしてもラベンダーの香りが強く、苦みがあるため飲むのは苦手ですが、ミントやローズなどの他の香りが強いものとブレンドすると飲みやすくなります。

また紅茶にフレーバーとして少し足すのもおすすめです。

 

効能

「アロマテラピー」という言葉は、フランスのルネモーリス・ガットフォセという科学者がこのハーブの精油(エッセンシャルオイル)を火傷に利用して傷を治した事から生み出された、という歴史あるハーブです。

私も小さい時からラベンダーの香りがする市販のポプリが家にあったので馴染みがあるハーブですが、このラベンダーを火傷の治癒に使うなんて、昔の人は凄いなあと感心します。

 

▼ポプリのイメージ

 

鎮痛作用や創傷治癒作用があるので、アロマオイル(エッセンシャルオイル)をうすめて虫さされや吹き出物などの皮膚のトラブルに利用できます。

 

おすすめ使用方法

特におすすめの使い方は、ドライハーブをサシェ(袋に入れたニオイ袋)として利用する方法です。抗菌・殺菌作用があるので、玄関やクローゼット、トイレに置いても可愛いです。

 

▼サシェ

 

香りはリラックス効果があり安眠にも期待できるので、寝室にもおすすめです。

サシェはラベンダーのように強い芳香があるものを常備して置けば、香りが消えた時に簡単に作れるので毎回買いに行く手間も省けて便利です。

上の画像はラベンダーを四角い布に包み、紐で結んだ私の作ったサシェです。巾着型の袋に入れたらそのまま吊るして使えますし、カジュアルに仕上げたい場合は、麻を利用しても素敵です。

私は人からプレゼントを頂いた際に、ラッピングに使っている袋や紐等をいつも綺麗にしまい保存しているので、それで作ることが多いです。ラベンダーの効能を理解して、是非自分に合う使い方で有効に利用して下さい。

 

 

11 ローズマリー

名称 ローズマリー
効能 虫よけ/美容/食欲増進/血行促進作用/頭脳明晰/集中力など
香り すっきりしたスパイシーな香り
主な使用方法 ティー/料理/バス
おすすめブレンド
相場 600円程度

 

はじめに」でも紹介したハーブ、ローズマリーです。ハーブでは葉の部分を利用します。

 

香り・味

ハーブティーにするのであれば独特の香りがあるので、生の葉の方が香りの癖がなく飲みやすいです。

すっきりしたスパイシーな香りで虫よけ効果があるので、家庭でもよく庭や玄関に植えているのを見かけます。手間がかからず比較的育てやすいハーブの一つです。

ローズマリーが「若返りのハーブ」として有名になった「ハンガリーウォーター」という名前を聞いたことがありますか?

 

▼ハンガリーウォーターの例(画像クリックで商品詳細へ)

 

ハンガリーウォーターはローズマリーを主成分としてアルコールを合わせ何度も蒸留して出来た薬酒です。

現存している資料では、ハンガリーウォーターの製造方法が記載された1659年の冊子があり、昔から美容・健康に良いと利用されていました。

作り方は昔と違いますが、現在でもアンチエイジング製品として人気のあるハンガリーウォーターをはじめとし、多くの化粧品にローズマリーが用いられています。

 

効能

葉には食欲増進、血行促進作用、抗菌・抗酸化作用があり、香りには頭脳明晰、記憶力、集中力効果があります。朝起きて会社や学校に行く前にハーブティーを飲めば、脳のはたらきが活性化して仕事や勉強もはかどるかもしれません。

私は、昼食後の眠い時にコーヒーかローズマリーをブレンドした紅茶をよく飲みます。ここぞという時に集中できるので、頑張りたい時はおすすめのハーブティーです。

料理にも肉や魚のにおい消しとして利用できます。ローズマリー、にんにく、唐辛子等をオリーブオイルで漬けたハーブオイルや、じゃがいもとローズマリーを炒めて作るジャーマンポテトもとても美味しいのでおすすめです。

また美容作用だけでなく、ストレスや冷え性、肩こりにも効果があると言われているのでドライハーブを利用した手作りせっけんやハーブバスもおすすめです。

ローズマリーもあれば色々な用途があるハーブですので、是非常備して生活に役立てて下さい。

 

<注意点>

てんかんのある人や妊娠中は精油の利用を避けて下さい。葉の利用は可能です。

 

 

12 ハイビスカス(ローゼル)

名称 ハイビスカス(別名ローゼル)
効能 解熱作用/疲労回復/美容
香り 強い酸味と甘みのある花の香り
主な使用方法 ティー
おすすめブレンド ローズヒップ
相場 650円程度

 

ハイビスカスは沖縄やハワイの花として有名ですが、ハーブで使われているハイビスカスはそれらの花とは違う品種のハイビスカスです。

ハーブでは結実し(実がなり)、乾燥した萼(ガク:花弁が二重になっているもの)を使います。

 

▼ハーブで利用されるハイビスカス

 

香り・味

このページの最初に紹介したローズヒップティーには欠かせないハイビスカス。

強い酸味と甘みのある花の香りが合わさった魅惑のある香りです。個人的にはこの甘酸っぱい香りをそのまま食べてしまいたいような食欲をそそる香りがします。

赤いハーブティーはローズヒップティーのイメージがありますが、実はあの赤い色はハイビスカスがブレンドされていなければ出せない色です。

また、ローズヒップはシングルで飲むとそれほど酸味が強くありません。こちらのハイビスカスの酸味が強いのでローズヒップに酸っぱいイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

下の写真は「ローズヒップのみのハーブティー」とローズヒップとハイビスカスを合わせた「ハイビスカスティー」を照らし合わせたものです。

 

 

喫茶店でメニューを見ると、なぜかローズヒップティーにハイビスカスと書かれていないものをよく見かけて、私は悲しい気持ちになります。

何故そこにこだわるかには理由があります。

ハイビスカスにはローズヒップの効能をより発揮出来る相乗効果があり、個別でも様々な効能があり綺麗な色をしているから。ローズヒップばかりピックアップされていることがとても残念でならないのです。

 

効能

ハイビスカスの成分は、クエン酸、リンゴ酸などの植物酸やアントシアニンを含んでいて、解熱作用があり、エネルギー代謝を促し肉体疲労や疲労回復にも効果があります。

冷却性で喉の渇きも速やかに癒すので、スポーツドリンクとしても愛用されていました。

体を動かすとビタミンCは消耗してしまいますが、ローズヒップはビタミンCが多く含まれているので、ハイビスカスの疲労回復効果に合わせればより体に良い相乗効果を感じることが出来ます。

お互いが持つ共通の効果も多いので、ローズヒップとハイビスカスとブレンドして毎日飲むだけでも、美容・健康のサポートになります。

私はあまり酸っぱい飲み物は得意ではないのですが、酸味が苦手な方でもそれぞれのハーブをシングルで購入すれば量を調節できるので、自分にあった味が作れてとてもおすすめです。

真っ赤なハーブを楽しみたい方、よく体を動かす方、美容に興味のある方は是非ハイビスカスをお試し下さい。

 

 

おすすめネット通販3選

1 cafe de Savon【カフェ・ド・サボン】

 

こちらの会社はハーブの種類が多く、送料は別の料金ですが、お試しサイズとして10グラム100円程の値段からハーブが購入可能です。

このお店は、初心者の方でも取り入れやすい石鹸キットなども扱っているのでおすすめです。

カフェ・ド・サボン 楽天市場店(ハーブ)を覗く

カフェ・ド・サボン ヤフー店(ハーブ)を覗く

 

2 natural shop なごみ

(出典:https://nagomisabo.jp/)

 

有機JASオーガニックにこだわった商品を取りそろえています。

単品でも購入可能ですが、おすすめは送料無料1,000円で36種類からハーブティーを選べるのも魅力的です。

ルイボスティーも美味しいのでおすすめです。

natural shop なごみ(旧:なごみ茶房)を覗く

▼natural shop なごみ 楽天市場店(4種セット)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

オーガニック・ハーブティー 有機JAS 選べる セット お試し 4種 【送料無料…
価格:1000円(税込、送料無料) (2019/3/23時点)

 

3 ハーブティー&アロマ専門店 yuwn【ユーン】

(出典:http://shop.yuwn.com/)

 

特に女性向けのブレンドハーブティーが人気のお店で、シングルハーブの種類もかなり多くおすすめのお店です。

お試しだと20グラムから販売しています。

少し高いですがゴーヤ茶も香ばしくて美味しいのでおすすめです。

ユーン本店を覗く

ユーン楽天支店を覗く

 

ハーブの利用について

ここまで2ページにわたり紹介したハーブは、市販や喫茶店、スーパーやネット販売でも多く取り扱われているハーブです。

あなたが「もう少し美容に気を使ってみようかな」と思った時や「良い香りのハーブで自分オリジナルのポプリを作ってみたい」と思った時に手に入りやすく、活用してほしいハーブばかりです。

私の感想も踏まえくわしく紹介しましたが、一度知識をつけてしまえば楽しみながらハーブを気軽に生活に利用できると思い紹介させていただきました。

 

私達生活者には『セルフメディケーション』といって、自分自身の健康に責任を持ち、体の軽い不調を自分で手当てする義務があります。

しかしそれはあくまで市販の医薬品を利用する場合に対してのことです。

私がハーブを利用する際に必ず気をつけてほしい事は、薬としてハーブを利用しないこと、そして大量に摂取しないことです。私達が口に入れるものにはどんなものでもアレルギーや副作用がおこりうる可能性があります。

カルシウムの多い牛乳も乳製品のアレルギーがある方は飲用をひかえなければいけませんし、美容や眠気を覚ます効果のあるコーヒーも大量に摂取すれば、カフェイン中毒になります。

何でも大量に摂取することは、かえって体に負担をかけます。

もしも、高熱等の症状が4日以上続く場合や、吐き気が止まらない等の症状がある場合は、ハーブや市販の医薬品ではなく、病院に行って治療をして下さい。

ネットではハーブの効能だけを記載しているものが多いので、誤解や間違った認識をせずに利用する為に、これだけは必ず気をつけてほしいと思っています。

 

なんとなく調子が悪い時に効果を発揮するものとして利用したり、観賞用として育てたり、ハーブで雑貨を作ったり、料理に加えて楽しんだり、ハーブの魅力を充分に楽しむには、普段の生活に安全に取り入れる事が必要です。

これから利用してみようかなと思った際には、楽しくハーブ生活をスタートできるようにどこか頭の片隅にでも、ハーブを使う上で気をつけるべきこととしてインプットしてくれたら嬉しいです。

 

次のページから第2章。第2章ではハーブティーについて詳しく解説をしていきます。

『ハーブ生活入門』目次へ  (全14ページ)



スポンサーリンク

目次著者

著者 ひよこR

ハーブティーを初めて飲んだその日から、その魅力に取りつかれ10年。ハーブティーだけではない様々なハーブの利用方法や効能など、皆さんが簡単に生活に取り入れやすい情報を幅広く発信していきます。

お問い合わせはこちらから