スロープスタイル/ビッグエアの大会の楽しみ方

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

「スロープスタイル」は2014年のソチオリンピックから、「ビッグエア」は2018年の平昌オリンピックから正式種目に加わり、そのジャンプの大きさや迫力ある滑りで話題を集めました。

このページではそんな「スロープスタイル」「ビッグエア」について、大会観戦をする際にもっと楽しむ事ができるような知識や観方を掘り下げて紹介していきます。

 

冬季オリンピックの開催年と都市
開催年 開催都市(国)
2014 ソチ(ロシア)
2018 平昌(韓国)
2022(予定) 北京(中国)

 

スロープスタイルの楽しみ方

スロープスタイルとは

▲スロープスタイルの様子

▲スロープスタイルのコースの例 photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

種目名 スロープスタイル
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

スロープスタイルは、キッカー(ジャンプ台)や、ジブアイテム(レールやボックスなどの雪以外でできたアイテム)などが設置されたコースを滑り、演技を競い合う競技です。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

キッカー(ジャンプ)やレール・BOX(ジブ)などのいくつかのセクションがあり、全てのセクションの滑りが総合的に採点され、その得点で競われる種目です。

スロープスタイルではジャンプがあるので派手なジャンプばかりに目が行きがちですが、レールやBOXといった「ジブ」セクションも同じくらい得点の割合を占める重要なポイントで、勝負の分かれ目となります。

スノーボードのフリースタイル(ジャンプ技などのトリック)の総合力が試される競技と言えるでしょう。

 

 

スロープスタイルの魅力

1 大会によって違うユニークなコース

▲キッカーの様子 photo by The Camp of Champions S

 

スロープスタイルのコースは大会によって異なります。

オリンピックではジブ(レールやBOX)セクション3つ、ジャンプ(キッカー)3つくらいのオーソドックスなコースでしたが、大会によって短いハーフパイプ(下図参照)が設置されたコースや、コース上に自動車が設置されたコースなど、バラエティに富んだユニークな大会も多々あります。

▼ハーフパイプ

photo by sookie 

 

特にアメリカで人気のスノーボードの大会「X-GAMES」などは毎年ユニークなことをして、楽しませてくれます。

 

▼「X-GAMES」のスロープスタイルの様子

「X GAMES」については前のページで解説しています! 「X GAMES」については前のページで解説しています!

 

2 色々な技と個性ある滑り

 

スロープスタイルでは、コースの中で同じ技(例えば同じ方向に回転するジャンプなど)をすると得点が伸びないので各選手色々な技を繰り出します。

また、選手それぞれ個性ある滑りをしますので、ジブセクションからジャンプセクションまで見逃すことができません。

このように色々な技を見ることができるのはスロープスタイルの魅力ですので、選手それぞれの「個性ある滑り」に注目して見てもらえると、よりスロープスタイルを楽しく見れると思います。

 

 

3 勝敗を分けるポイント

 

大会毎に異なるコースで、個性ある滑りを観るだけでも楽しいですが、やはり「勝敗」も大会の醍醐味です。

勝負の分かれ目となるポイントを知ればスロープスタイルの観戦はもっと楽しめるでしょう。

 

スロープスタイルでは小さなミスが勝敗を分けます。

減点にならないような小さな着地のミスでも、スピードを落としてしまうとリズムを崩して次のセクションがうまくいかなくなったりします。

派手な競技性とは裏腹に、繊細な部分が勝敗を分けるスロープスタイルは緊張感があり、その緊迫感も注目ポイントです。

 

 

▼以上の点を踏まえてもう一度スロープスタイルを観てみよう!

 

ビッグエアの楽しみ方

ビッグエアとは

▲ビッグエアの大会

▲ビッグエアの様子

種目名 ビッグエア(ストレートジャンプ/ワンメイク)
同時滑走人数 1人
形式 採点

 

ビッグエアはキッカー(ジャンプ台)での演技を競う競技です。

ビッグエアは別名「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」と呼ばれる場合もあります。

先ほどご紹介したスロープスタイルでもキッカー(ジャンプ台)はありますが、ビッグエアは一発のキッカーでの演技で勝負をします。

「技を競い合う」という競技の特性上、出場する選手はスロープスタイルと同じ選手ばかりなのでスロープスタイルをある程度観ていればビッグエアも楽しめると思います。

 

 

ビッグエアの魅力

1 大技やユニークな技が観られる

 

キッカー(ジャンプ台)のサイズはスロープスタイルよりも若干大きいサイズを使用します。

極端にサイズが変わるわけではありませんが、スピード調整など余計なことに気を配らずジャンプだけに集中することができるので、スロープスタイルよりも大技やユニークな技が出やすいのが魅力です。

 

 

2 大きなジャンプ

 

ビッグエアで使われるキッカーのサイズは、特に決まりがないので大会によって異なります。

世界トップ選手が繰り出す大きなジャンプはまさしく圧巻で誰もが興奮するでしょう。

 

ちなみに大会ではないのですが、スノーボードの世界記録で57mの飛距離を飛んだという記録があります。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

Standard Films製作の「Paradox」というビデオに映像が収録されていて、まさしく圧巻です。

▼Paradoxの公式動画

 

▼以上の事を踏まえてもう一度ビッグエアの大会を観てみよう!

 

スロープスタイル・ビッグエアの技

ジャンプ技

 

ジャンプの技は基本的にはハーフパイプの技と同じですので、詳しくはハーフパイプのページを参考にしてください。

 

 

ただ、ハーフパイプよりもキッカーを使っているスロープスタイルやビッグエアの方が大きなジャンプをしやすいので、さらに高レベルのトリック(技)が繰り出されています。

 

ハーフパイプでは、ダブルコーク1440(縦2回転、横4回転のジャンプ技)が最高難易度とされていますが、キッカーではトリプルコーク1620(縦3回転、横4回転半)が標準的で、これまで最大でクワッドコーク1920(縦4回転、横5回転半)までメイク(達成)されています。

 

▼クワッドコークの例(動画はクワッドコーク1800)

 

ジブ(レール、ボックス)技

 

ジブの技としては、

ジブアイテムに対してまっすぐに両足で乗ることを「50-50(フィフティーフィフティー)」

片足で乗ることを「ノーズプレス」「テールプレス」

横にして乗ることを「ボードスライド」や「リップスライド」

などと呼びます。

 

▼50-50(フィフティーフィフティー)(まっすぐに両足で乗る)


photo by James Streater

▼ノーズプレス・テールプレス(片足で乗る)

photo by Travis Hightower Imaging

▼ボードスライド・リップスライド(ボードを横にして乗る)

photo by The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp 

 

さらにジャンプの際スピンしてからBOXなどのアイテムに乗ったり降りたりする技をon(オン)、out(アウト)などと呼びます。

 

 

例えば「270 on 270 out」というトリックなら、270°スピンしてアイテムに乗り、アイテムから降りながら270°スピンして着地します。

 

スノーボードを知らない人からすると、スノーボードのトリック名は訳がわからないような名前も多いですが、基本を知れば以外と単純でわかりやすいです。

グラブトリック(=ボードをジャンプ中に掴む技:下図参照)などはユニークな名前のものも多いですので、トリック名を覚えるだけでも結構楽しめます。

▼グラブトリックの例

 

以上、スロープスタイルとビッグエアについて掘り下げて解説をしました!これだけの知識があれば、より大会を楽しむことができるはずです!

次のページではアルペン/テクニカル種目の大会の楽しみ方をご紹介いたします!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門

 

このWebonでは「観るスノーボード」つまりスノーボードの大会や動画をより面白く観る為の知識を紹介していきます!

スノーボード種目のルールや見どころ、そしておすすめ映像作品まで、読めば観たくなる事間違い無しです!

はじめに

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』の魅力

 

第1章 スノーボードの大会の世界

スノーボードの大会種目を知ろう!

代表的なスノーボードの大会を知ろう!

ハーフパイプの大会の楽しみ方

スロープスタイル/ビッグエアの大会の楽しみ方

アルペン/スノーボードクロス/テクニカルの大会の楽しみ方

知っておきたいプロスノーボーダー14選

 

第2章 スノーボードビデオの世界

おすすめスノーボードビデオ10選 【初級編】

おすすめスノーボードビデオ10選 【上級編】

知っておきたいスノーボードビデオスター13選

5分でわかる!ハーフパイプのルールと楽しみ方!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

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北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

ハーフパイプの大会の楽しみ方

 

このページからはスノーボードの種目についてさらに掘り下げて紹介していきたいと思います。

まず最初に「ハーフパイプ」という種目について解説していきます。

ハーフパイプのルールや見どころ、注目ポイントを知ればもっと楽しくハーフパイプを観戦することができるでしょう。

 

ハーフパイプとは

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

 

ハーフパイプは円柱を半分に切ったような形状のコースで、壁を利用してジャンプをして、その演技を競う競技です。

ハーフパイプのサイズは、特に決まりはなく大会ごとでサイズが異なります。

ちなみに2018年の平昌オリンピックでは、横幅20m、全長180m、高さ6.8mという最大規模のサイズで競技が行われました。

 

▼ハーフパイプの大会の様子

 

ハーフパイプの採点

 

ハーフパイプは「演技全体の印象」「ジャンプの高さ」「技の難易度」「技の完成度」「技の多様性」などの項目を総合的に判断して採点します。

つまり、複数回ジャンプを行うハーフパイプでは1つのジャンプだけが良くてもダメで、色々な技を高い完成度で繰り出し、総合的に優れた滑りをしなくては高得点は出ないということです。

 

採点方法と審査員の数
平昌五輪のハーフパイプでは(大会によって審査員の数や点数は異なります)6人の審査員がそれぞれ100点満点で審査をしました。6人の中で最も高い採点と最も低い採点を除いた4人の点数の平均がその選手の点数になります。

A B(高) C D(低) E F
95点 99点 93点 90点 95点 93点

上のような採点が行われた場合は最高点(99点)のB審査員と最低点(90点)のD審査員を除いたA95点C93点E95点F93点の4名の平均である「94点」が得点となります。

 

細かい採点方法は各大会ごとによって異なりますので、一概に「どんな滑り方が良い」と決めることもできないのが難しい部分になっています。

以下では採点基準について詳しく解説していきます。

 

採点基準1 技と難易度

photo by Zach Dischner

 

ハーフパイプは空中でジャンプしながら回転する「スピントリック」が基本的な技となります。

そしてその技の難易度の高さと完成度を競うのですが、基本的にはたくさん回した方が難易度が高くなり、ポイントも高くなると考えて大丈夫です。

 

 

横方向のスピンは半回転が180(ワンエイティー)、1回転が360(スリーシックスティー)、1回転半が540(ファイブフォーティー)というような回転数に合わせた呼び方をします。

 

 

さらに、この横方向のスピンに加えて縦回転のスピンを加えることを「コーク」や「ロデオ」「マックツイスト」「クリップラー」などと呼びます。

これらはどれも「縦回転と横回転の複合技」ですが、縦回転の軸の入り方によって技名が違い、違う技となります。(判断は難しいのでとりあえず名前だけでも憶えておきましょう)

そしてさらに、縦に2回転することをダブルと言い「ダブルコーク」とか「ダブルマックツイスト」などと呼びます。

 

▼横回転+縦回転の例

 

さらに回転方向によっても名前が異なり、体の正面方向に向かって回ることを「フロントサイド」、背中側に回ることを「バックサイド」と呼び、さらに通常のスタンスと逆(レギュラーの人なら右足を前にする)で滑ることをスイッチと言います。

 

 

例えば、「スイッチフロントサイドダブルコーク1080」なら、通常と逆のスタンスに飛んで、コーク軸の回転で縦に2回転しながら横に3回転する技になります。

 

▼フロントサイドダブルコーク900

 

一般に横回転するよりも、縦回転を入れた「コーク」や「ロデオ」などの方が難易度は上とされ高得点が出ます。

現在は、(スイッチ)フロントサイドダブルコーク1440が最高難易度の技となっています。

 

採点基準2 技の完成度

 

さらに、技の完成度というものも採点する上で重要な部分で、空中でのグラブ(板を手で掴むこと)の時間や、バランスを崩して暴れたりしない方が、より完成度が高いとされ高得点が出ます。

 

▼グラブ

 

採点基準3 技の多様性

 

先ほど(スイッチ)フロントサイドダブルコーク1440が最高難易度と言いましたが、じゃあその技を連発すれば高得点が出るのか、と言われるとそうではありません。

様々な技をやった方が高得点がでます。

 

縦方向のスピンだけでも「フロントサイドスピン」「バックサイドスピン」「スイッチフロントサイドスピン」「スイッチバックサイドスピン」の4方向の回転があり、それらは全部別の技としてカウントされますし、「ロデオ」と「コーク」(これらは縦回転の違う軸回転)でも違う技になります。

 

 

それらの別の技を色々組み合わせながらルーティンを組む必要があり、選手がどんなルーティンを組んでくるのかもハーフパイプの楽しみ方の1つです。

 

採点基準4 ジャンプの高さ

photo by _e.t Some rights reserved

 

ハーフパイプの見所はなんと言ってもそのジャンプの高さです。

そしてその高さは高得点を出す上でも重要なポイントとなります。

単純に同じ技を同じルーティンで繰り出した選手がいたとしたら、ジャンプが高い方が高得点が出ると考えて良いでしょう。

 

ジャンプの高さは技の完成度にも繋がる部分で、高くジャンプしながら高難易度のトリックを繰り出すのは本当に難しいので、その難しいことをするのが高得点に繋がります。

 

ハーフパイプの注目ポイント!

 

オリンピックなどの世界トップレベルの大会になると、みんなすごすぎて何が高得点で何がダメなのかよくわからなくなりますよね。

そんな時にズバリ注目して欲しいのは「着地」そして「ジャンプの高さ」です。

 

 

着地に失敗すると減点の対象となるばかりか、スピードが落ちて次のジャンプで高さを出すことができなくなります。

減点にならないような細かい着地のミスだとしても、次の技に繋がらなくなり高得点を出すのが難しくなってしまいます。

どんなにすごい技をした人でも、着地が微妙で次に繋がらなくては勝つことはできません。

ですので、着地とジャンプの高さを見れば、その1本がうまくいって高得点が出そうなのかがわかるはずです。

 

スタイルにも注目!

photo by Nic Redhead Some rights reserved

 

これはスノーボーダーの習性だと思うのですが、みな高得点を狙いながらも個性を出した自分らしい滑りを忘れることがありません。

スノーボードの世界では、それを「スタイル」と呼ぶのですが、高得点を狙うだけならみんな同じルーティンの技にしてしまうでしょう。

しかし、それをせず他の人とは違う個性的な滑りを必ずどこかしらに入れてきます。

 

例えば、平野歩夢選手ならファーストエアー(最初のジャンプ)は、スピンをせずにとにかく高いジャンプを入れ、金メダルのショーン・ホワイト選手はルーティンの途中に、独特のグラブ(板を手で掴むこと)で魅せるフロントサイド540を必ず入れてきます。

 

平野歩夢(1998-)
平昌五輪のハーフパイプ銀メダリスト。その他大会でも受賞歴は多数。

▼平野歩夢選手のハーフパイプ(ファーストエアーに注目!)

ショーン・ホワイト(1986-)
アメリカ出身。平昌五輪のハーフパイプ金メダリスト。

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▼ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

 

また、腰パンで世間を騒がせた國母選手は、大きな「マックツイスト」という技を必ず入れてきました。

 

國母 和宏(1988-)
バンクーバー五輪8位入賞。

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これはスノーボードならでは部分だと思うので、勝敗を分ける部分以外にも是非注目してみてほしいです。

このように選手それぞれの個性的な部分に注目すれば、ハーフパイプの大会をもっと楽しく見れるでしょう。

 

【編集部のギモン】上級者はどこを観る?

 

スノーボード上級者でも、1番興奮するのは高いジャンプや高難易度のトリックなど初心者の方と変わらないと思います。優勝候補の選手が、すごい演技をミスなく見事に完走した時はレベル関係なく誰もが最も興奮します。

ただ上級者は、選手それぞれの「スタイル」に注目する人が多いです。

先にも少し書きましたが、選手それぞれの個性的な滑りを「スタイル」とスノーボードでは言います。

平昌オリンピックでも解説の方が「格好いいです」「スタイルが出ていますね」というスノーボードならでは解説をして少し話題にもなりました。

他の人がやらないような個性的なグラブや技、特徴的な滑りをする選手がいると、順位に関係なくスノーボードを実際にやっている人は興奮するのです。

 

以上のポイントを知った上でもう一度ハーフパイプを観てみよう! 以上のポイントを知った上でもう一度ハーフパイプを観てみよう!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

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スノーボードのグラトリ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

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スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

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グラトリ(グラウンドトリック)とは

 

「グラウンドトリック」とはキッカーと呼ばれるジャンプ台などを使わず、平地のゲレンデでスピンというボードを回転させる技やプレスという板を浮かせる技などの総称です。

略して「グラトリ」とも言います。

 

▼キッカーの例(グラトリでは使用しない)

photo by The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp

 

▼スピンの例

▼プレスの例(滑りながら板を持ち上げる)

 

グラトリはスピードを出さなくてもできるので、怪我のリスクが少なく、気軽に楽しめることから人気があります。

スノーボードは「パーク」というジャンプ台があるコースがあったり、「パウダー」というさらさらの雪の上で滑る楽しみがあったりする中、グラウンドトリックは場所を選ばず誰でも挑戦しやすいのも特徴です。

 

このページでは、グラトリ(グラウンドトリック)向けのブーツについて説明していきます。

どんなに上手い人でも、グラトリに向かないブーツを使えば、できるトリックもできなくなるし、上手にやるのは難しくなります。

グラトリでもブーツは非常に重要な道具となりますので、もっと楽しくグラトリをしたいなら、是非グラトリ向けのブーツを選びましょう。

ここではグラトリ向けのブーツの特徴を解説すると共に私のおすすめするグラトリ向けブーツを3つご紹介いたします。

 

グラトリ向けのブーツの特徴

 

グラトリ向けのブーツは、

  • フィット感が良い
  • 硬さはミディアム〜ソフトフレックス
  • 足裏感覚が優れる
  • クッション性が良い

という性能を持ったブーツが最適です。

これを見てお気づきになった方がいるかも知れませんが、実はグラトリは基本的にはパーク向けのブーツと同じ様な性能が求められます。

パークもグラトリも「スピン」や「プレス」といった同じ様なトリックをする為です。

 

しかし、より「グラトリ向けのブーツ」を探すのであれば以下の事を知っておくと良いでしょう。

1つはグラトリではパーク向けブーツよりも柔らかめのモデルがおすすめという事です。

パークを滑るよりも単純にスピードを出すことがないので、低速でも柔軟な動きをすることができる柔らかめのモデルの方が、トリックの幅が広がります。

 

2つ目は、クッション性能もあるに越したことはありませんが、なくてもそれほど問題はない、という事です。

パークのように大きなジャンプはしないので衝撃を受けることが少なくてあまり必要ないのです。

もちろんクッション性は疲労の軽減にも繋がりますのである方が良いのですが、グラトリの場合はそこまで気にしなくてもいいでしょう。

 

パーク向きブーツの解説は「パーク編」で!(このページはグラトリ編)

 

ここからは先ほど挙げた4つのそれぞれの項目について詳しく解説をしていきます。

 

グラトリ向きブーツの特徴1 フィット感が良い

 

フィット感の良さは、グラトリ用のブーツに限らずどんなブーツでも一番重要なポイントです。

フィット感を左右するのは、インナーの素材と構造で、優れたインナーならブーツの中でかかとが浮かず、足とブーツがピッタリとフィットします。

 

 

自分の足の形に合ったブーツを、試着して探しましょう。

 

グラトリ向きブーツの特徴2 ミディアムフレックス~ソフトフレックス

 

グラトリ用ブーツの硬さは、硬すぎず柔すぎないミディアムフレックス(中間の硬さ)がおすすめです。

グラトリでは低速で滑ることも多いので、硬いブーツでは操作がしづらいと感じるかもしれません。

初級者の方であれば、低速で滑ることがもっと多くなるので柔めのブーツでも大丈夫です。

 

また、足回りの硬さは、バインディングの硬さでもある程度は調整できます。

 

 

しかし、硬いブーツに柔いバインディングよりも、柔いブーツに硬いバインディングの方が板の操作性が良くなるので、グラトリではこの二つのどちらかと言われれば柔らかめブーツがおすすめです。

基本的にこだわりが無ければミディアムフレックスかソフトフレックス(柔らかい硬さ)を選びましょう。

 

グラトリ向きブーツの特徴3 足裏感覚が優れる

 

グラトリでは繊細なボードコントロールが必要になります。

スピンやプレスなどのトリックをする前は細かい動きをするからです。

 

「足裏感覚」というのはブーツの底で雪面をどれだけ感じる事ができるか、という感覚です。

足裏感覚に優れたブーツなら、雪面の凹凸などを感じることができますので、繊細なボードコントロールがしやすくなります。

足裏感覚はソール(靴底)の形状や素材で違います。

比較的薄くて、ゴツゴツしていない平らな物の方が足裏感覚は感じやすいでしょう。

実際に試着したり、メーカーの説明を読んで参考にすると良いでしょう。

 

足裏感覚とは
雪を足で踏んでいる感覚や、雪面の硬さや凹凸などを足の裏で感じる感覚のことなどを指します。

 

グラトリ向きブーツの特徴4 クッション性が良い

 

ジャンプ着地の際など、グラトリでは足に衝撃が加わることが多いです。

クッション性が良いと衝撃を吸収してくれますので、着地の精度も上がりますし、何より疲れずらくなります。

ブーツの作りやソールの素材でクッション性は変わります。

先ほど解説した「足裏感覚」を確かめる時に、クッション性も確認しましょう。

 

ただし、グラトリではそこまで高い位置からのジャンプというものはしないのでクッション性は必要無い場合もあります。クッション性が多少低くてもグラトリは大丈夫ですのでクッション性の優先度は低くても大丈夫でしょう。

 

 

以上がグラトリ向けブーツを選ぶ際にチェックすべきポイントです。

ネットでも店頭でも、購入する際はこれらをしっかりとチェックしてから購入すれば間違いはないでしょう。

 

▼グラトリ向けブーツの特徴と理由

特徴 理由
フィット感が優れる 操作が楽になる
ミディアムフレックス~ソフトフレックス 操作性が良い
足裏感覚が優れる 繊細なボードコントロール
クッション性が良い 疲れずらい

 

 

ここからは著者がおすすめするグラトリ向けブーツをご紹介していきます。

 

著者おすすめグラトリ向けブーツ3選

 

パーク向けブーツの中でも、よりグラトリに向いているおすすめモデル3選を紹介します。

 

1 DEELUXE「Choice」

 

DEELUXE(ディーラックス)というメーカーの「Choice」(チョイス)というモデルのブーツです。

インナーを熱成形で自分の足型にピッタリ成型することができる「サーモインナー」を採用したフィット感に優れるブーツです。

 

サーモインナー
「サーモインナー」というブーツはインナーを特殊なオーブンで温めて、足に合わせてピッタリの型を成型することができます。歯医者で歯の型を取るような感じです。どんな人が使っても完全なフィット感を得ることができます。

▼サーモインナーの解説(公式)

 

アウトソール(靴底⇔インソール)には足裏感覚に優れる「スケートフレックスソール」というクッション性にとても優れ、足元が柔らかい上にしっかりとした安定感が特徴のソールを採用しています。

足にピッタリフィットしたインナーと、このアウトソールのお陰で非常に優れた足裏感覚を発揮します。

 

ソフトフレックスで動きやすく、低速のグラトリにもピッタリですので、初心者の方にもおすすめです。

 

▼グラトリにおすすめのブーツを買う DEELUXE「Choice」

 

 

2 Thirtytwo「ZEPHYR」

 

Thirtytwo(サーティツー)というメーカーの「ZEPHYR」というモデルのブーツです。

Thirtytwoは、スノーボードブーツ専門メーカーで、優れた性能とデザインのブーツが人気を集めているメーカーです。

 

ZEPHYRは、最高のストリートスノーボーダーと言われる、ジェレミー・ジョーンズが使っているブーツですので、トリック性能の高さ(トリックのしやすさ)は間違いありません。

 

▼ジェレミー・ジョーンズ

 

オプションパーツを使ってフィット感の調節ができ、抜群のフィット感を持ったソフトフレックスモデルですのでとてもおすすめです。

 

▼グラトリにおすすめのブーツを買う Thirtytwo「ZEPHYR」

 

 

3 VaNS「Hi-Standard」

 

VANS(バンズ)というメーカーの「Hi-Standard」(ハイスタンダード)というモデルのブーツです。

スニーカーのイメージが強いVANSですが、スノーボードブーツメーカーとしても長い歴史と実績を持つ優れた人気のメーカーです。

 

「Hi-Standard」はスケートライクな(スケートのような)滑りをテーマに作られたブーツですので、動きやすさとトリック性能の高さはピカイチです。

見た目もストリートスタイルなオシャレなデザインで、見た目にもグラトリに向いているブーツと言えるでしょう。

 

▼グラトリにおすすめのブーツを買う VANS「Hi-Standard」

 

 

▼おすすめブーツの早見表

メーカー/名称 特徴 備考
DEELUXE「Choice」 ソフトフレックス・足裏感覚〇・フィット感〇 サーモインナー搭載
Thirtytwo「ZEPHYR」 ソフトフレックス・トリック性能〇・フィット感〇 ジェレミー・ジョーンズも使用
VANS「Hi-Standard」 動きやすさ〇・トリック性能〇 スケートライクな滑り

 

 

 

グラトリ以外の滑り方のおすすめ道具を知りたい方は目次へ!

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダー。スノーボーダー歴約20年。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格保有。冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

このWebonでは滑り方別にスノーボードの「板」「ブーツ」「ビンディング」の選び方・おすすめを解説していきます!

滑り方によって選ぶべき道具の特徴はかなり変わってくるのでまずは自分がやってみたい滑り方を思い描いておきましょう!読めば必ずあなたにピッタリの道具に巡り合い、そしてスノーボードも上達するはずです!

 

スノーボードの道具の基礎的な事を知りたい方はまずはこちらからお読みください!(同著者の前著です)

 

第1章 滑り方6種類

スノーボードは、単に滑るだけでなくジャンプ台でジャンプしたり回転技をしたり、様々な楽しみ方があります。スノーボードの板は、自分が何をやりたいかを明確にしてから選ぶことが必須なのです。

ここでは基本的なスノーボードの滑り方ジャンル6種類を解説しています。

スノーボードの滑り方6種類を知る!

 

第2章 滑り方別・道具の選び方

滑り方でスノーボードの道具の選び方は変わります。ここからは滑り方別でおすすめの道具をご紹介していきます!

 

パーク編

ジャンプ台やBOX・レールが設置されたコースを「パーク」と呼びます。また、パークで滑る事も「パーク」と呼びます。

華麗な技を決めていく「パーク」におすすめの道具をご紹介します!

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

グランドトリック(グラトリ)編

ジャンプ台などを利用せずに回転技などを決める滑り方の事を「グラウンドトリック(グラトリ)」と呼びます。どこでもできるので初心者にも取り組みやすいでしょう。

ここでは「グラトリ」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

カービングターン編

弧を描くように綺麗なターンを決める滑り方を「カービングターン(カービング)」と言います。カービングターンの気持ちよさは一度決めればその虜になる人も多いそうです。

ここでは「カービングターン」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

パウダー編

まだ誰も通っていない雪を「パウダースノー」と呼び、その上を滑る事を「パウダー」と呼びます。フカフカの雪を自分が初めて通る快感は病みつきになる事でしょう。

ここでは「パウダー」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

ハーフパイプ編

photo by BC Living

半円状のコースを高速で滑りながら技を決めていく「ハーフパイプ」。全ての技術が詰まった可憐なハーフパイプではバランスの良い道具が求められます。

ここでは「ハーフパイプ」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

オールラウンド編

「なんでもやりたい!」という人に向いているのがバランスのよい「オールラウンド」型のモデル。道具の中でもやはり人気は高いそうですが、商品が多くあるので逆にどれにしたらいいか迷ってしまう事も。

ここでは「オールラウンド」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

スノーボードのインソール(中敷き)の選び方とおすすめ

Webon紹介目次著者
スノーボードの道具の正しい知識を持てば、寒くないし、痛くないし、簡単に上達できるようになるのです。「進化の変遷」「道具の選び方」など、スノーボードの道具について一から学んでみてはいかがでしょうか。

風祭健氏によるスノーボード初心者『道具の選び方』入門はこちらから

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

インソールとは

 

インソールとは、いわゆる中敷きの事です。

最近は様々なスポーツの世界でこのインソールが注目されています。

 

▼インソールの例

 

インソールひとつで運動のパフォーマンスを大きく向上することができるので、様々なインソールが開発され、多くのトップアスリートが使用しています。

 

スノーボードでもインソールによる効果は非常に大きいので、興味のある方は別途購入して使用してみてはいかがでしょうか。

殆どのスノーボードブーツには、純正の(ブーツのメーカーが作った)インソールが付属しています。

もちろんそのインソールでも、ある程度の性能は発揮してくれますが、専門メーカーのインソールと比較するとやはり性能は比べ物になりません

 

今回は、そのインソール専用メーカーが開発した「高機能インソール」を紹介します。

 

インソールの効果

 

スノーボードにおいて、インソールがもたらしてくれる効果は主に以下の4つになります。

 

  • バランス力アップ
  • 疲労軽減
  • 姿勢の歪み補正
  • パワー伝達力アップ

 

それぞれスノーボードには非常に重要となってくる部分ですので、優れたインソールを使えばスノーボードのパフォーマンスを大きく向上させてくれます。

 

1 バランス力のアップ

 

人間がバランスを取るにはかかと部分が非常に重要と言われています。

高機能インソールでは、そのかかと部分をサポートする機能があり、バランスを保つ補助をしてくれます。

通常のインソールは平らな形状をしていますが、高機能インソールはかかとを包み込むような形状で、かかとがしっかりとサポートされるのです。

 

▼かかとがサポートされるインソールの例(画像クリックで商品詳細へ)

 

2 疲労軽減

 

足が疲労する主な原因は、足にかかる衝撃によるものです。

通常人間は足にかかる衝撃を足のアーチ(土踏まず)で吸収します。

高機能インソールの多くは、そのアーチをサポートする機能があるので衝撃を効率的に吸収し、疲労を軽減してくれます。

 

▼アーチをサポートする機能のあるインソールの例

 

3 姿勢の歪み補正

 

人間の体の作りから研究して作られている高機能インソールは、足の裏からのサポートで、姿勢の矯正まで可能にしています。

ハイヒールなどを履いていると、姿勢が悪くなったり外反母趾になったりすると言われますが、要はその逆ですね。

 

姿勢が良くなれば、バランスや疲労の面でも非常に良い効果が得られ、怪我の防止効果もあります。

スノーボードだけでなく、普段の生活にも良い影響を与えてくれるので、普段靴でも使うのもおすすめです。

 

▼姿勢の歪み補正効果のあるインソールの例

 

4 パワー伝達力アップ

 

バランス力がアップし、姿勢の歪みもなくなれば、効率的に足に力を伝えることができます。

ですので、高機能インソールを使えば、板に力を伝えやすくなるので、操作が楽になるでしょう。

無駄な力を使わなくなるので、疲労軽減にも効果があります。

高機能インソールは、これらの様々な要素による相乗効果でスノーボードのパフォーマンスを向上してくれるのです。

 

▼パワー伝達力がアップするインソールの例

 

おすすめのインソール3選

 

ここからは著者おすすめのインソール3選をご紹介!一度騙されたと思って使ってみてください!

 

1 SUPERfeet「GREEN」「BLUE」「Redhot」

(画像クリックで商品詳細へ)

 

 

 

こちらのSUPERfeetシリーズは様々なプロスノーボーダーも使用する実績あるインソールです。

ハーフパイプのオリンピック銅メダリスト平岡卓選手も使用し、そのサポートを受けています。

▼平岡卓選手

 

SUPERfeetはかかと部分に、バランスをサポートするスタビライザー(揺れを減少させて安定させる装置)が取り付けられています。スタビライザーはカットすることで調整が可能ですので、足の動きを妨げない工夫もされています。

体の姿勢を補正し、バランス力のアップと疲労軽減効果があります。

 

数種類の商品がありますが、スノーボードにおすすめは「GREEN」「BLUE」「Redhot」の3つです。

「GREEN」は高性能ですが、ヒールカップが深いので、足に合わない場合は「BLUE」がおすすめです。

「Redhot」は保温機能がついたモデルですので、スノーボードには最適なモデル

 

▼SUPERfeet公式

 

▼おすすめインソールを買う

 

 

2 BMZ「カルパワースマートフィット スノー」

 

スノーボードパラレル回転のオリンピック銀メダリストの竹内智香選手が使用していることで有名なインソールです。

 

▼竹内智香選手

 

BMZの特徴は、足の「アーチ」ではなく「ドーム」として考えた理論を元に作られています。

土踏まずは横から見た時のアーチだけでなく、前から見た時のアーチもありドーム型をしているのです。

 

 

この足を前から見た時のアーチまで考慮することで、安定性と運動性をさらにサポートすることに成功しています。

特にスキー・スノーボード用の「カルパワースマートフィット スノー」というモデルが、スノーボードにはおすすめです。

 

▼BMZ公式

 

▼おすすめインソールを買う

 

3 Ba2ne(バネ)INSOLE「DEELUXE Ba2ne INSOLE サーモインナー」「DEELUXE Ba2ne INSOLE 」

(画像クリックで商品詳細へ)

 

かかとのサポートと足裏のアーチのサポートで、体軸を安定させバランス力とパワー伝達を向上させます。

ブーツメーカーのDEELUXEと共同開発した、スノーボード専用モデルが発売されていておすすめです。

 

「サーモインナー」はDEELUXEの開発したブーツをピッタリと足にフィットさせる商品です。これを使用したモデルは、インソールでも熱成型させて(専用のオーブンで形を作る事で)足裏にピッタリフィットさせることができます。

ただ、熱成型できる設備がないと効果も半減ですので、正規店での成型が必要です。

 

▼おすすめインソールを買う

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

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スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

パウダーとは

 

パウダーとは、たくさんの人が滑って凸凹になった雪を圧雪(整備)したゲレンデではなく、非圧雪(整備されていない)の深い雪の上を滑ることその雪の事です。

スノーボードをあまり知らない人でも「パウダーは気持ち良い」という事を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

フカフカの雪の上を滑るパウダーは、ゲレンデでは味わうことができない快感があります。

 

まず、パウダーを滑るためには板の浮力が必要です。そしてその浮力をいかに大きくしながら操作のしやすい板を選ぶかがポイントとなります。

しかし今回主題となる「ブーツ」には浮力はあまり関係ありません。

 

 

しかし、より楽しく気持ち良くパウダーを滑るためには、実はブーツの性能が非常に重要になります。

滑りやすいブーツなら、自分の思い描いたとおりの滑りをやりやすいので、パウダーでもストレスなくより楽しく滑ることができます。

 

もっとパウダーを楽しく、上手に滑りたい、という人は是非パウダー向けのブーツを検討してみてください。

このページではそのパウダーを滑るのに適したブーツとはどのようなものか、そしておすすめのブーツを紹介します。

 

パウダー向けのブーツとは

 

「パウダー向けのブーツ」と一括りに言っても、パウダーでの滑り方も人それぞれですのでおすすめのブーツも違います。

マッシュ(雪の大きなコブ)などの地形を使ってジャンプするのが好きな人、木の間を滑るツリーランが好きな人、広いコースをゆったりとクルージングするように滑り降りるのが好きな人など、様々です。

 

▼マッシュの例


photo by Theodore C

▼ツリーランのイメージ

 

ですが、以下の3つのポイントを気にして選んで貰えば、パウダーのどんな滑り方でも滑りやすいブーツを選ぶことができるでしょう。

▼パウダー向けのブーツを選ぶ際のポイント!

  • フィット感が良い
  • フレックス柔らかめ
  • 重量は軽め

 

それぞれ解説していくので、ブーツを選びの参考にしてみてください。

 

パウダー向きブーツの特徴1 フィット感が良い

 

 

パウダーでもフィット感の良さはやはり大切です。

足が痛くなったり、かかとが浮いたりしない自分の足にピッタリ合ったものを、試着して選んだ方がよいです。

 

フィット感の大切さについて詳しくはこちらで!(別Webon)

 

滑りの気持ち良さを求めるパウダーでは、ある意味特に大切な性能と言えるかもしれません。

フィット感の良いブーツなら、自分の狙い通りの滑りがしやすいので、より気持ち良く滑ることができます。

 

また、柔らかい雪の上では繊細な動きも必要となってくるので、フィット感の良いブーツの方が滑りの助けにもなってくれるでしょう。

 

パウダー向きブーツの特徴2 フレックス柔らかめ

 

スノーボードのブーツの硬さは足首の曲がりやすさのことを指します。そしてこれを「フレックス」と表現します。

圧雪(整備)されたゲレンデより柔らかい場所を滑るパウダーは、ブーツも圧雪されたゲレンデで使うブーツよりも柔らかいブーツの方が滑りやすいです。

硬いブーツは、柔らかいブーツよりも反応が速く、足首が曲がりづらい「サポート性能」と呼ばれる特性を持っています。サポート性能により板に力が加わりやすくなります。

そのため、硬いブーツだとより繊細な動きが必要になるのです。

固い雪面であれば力を加えすぎても、それほど埋まらず誤魔化しが効くのですが、パウダーでは埋まりやすいので誤魔化しが効きません。

つまり、圧雪されたゲレンデと同じ硬さのブーツを使い、同じ動きをすると、雪の中に埋まりすぎてしまうようになってしまうのです。

 

ですので、自分の滑りに合わせて、ゲレンデを滑りやすいブーツよりも柔らかめのものを選ぶと滑りやすいと思います。

 

 

パウダー向きブーツの特徴3 重量軽め

 

 

ブーツが軽いと足元が軽くなるので板の操作性やジャンプのしやすさは向上しますが、基本的に滑っている間はブーツの軽さはあまり関係ありません。

しかしパウダーを滑っていると、時に雪にボードが埋まってしまい、歩いて脱出しなくてはならくなる時があります。

その時に軽いブーツは非常に役立ちます。

 

特に埋まることが多いと思う初級者の人や、「より深いパウダーを体験できる場所まで歩いていきたい」というアグレッシブな人には軽いブーツをおすすめします。

 

▼パウダー向けブーツの特徴と理由

特徴 理由
フィット感が優れる 繊細なボードコントロール
フレックス柔らかめ 雪に埋まりにくい
重量軽め 雪の上を歩きやすい

 

パウダー向けおすすめブーツ3選

 

ここからはパウダー向きブーツのおすすめを著者が厳選してご紹介!

どんなブーツにすればいいか分からない初心者の方も、迷われている方も、是非ご参考にしていただければと思います!

 

1 FLOW「TRACER」

 

FLOWというメーカーの「TRACER」というモデルのブーツです。

FLOWは元々ビンディングメーカーでしたが、現在は板とブーツも製造しているメーカーです。

ブーツも非常に高い性能を持っており評価が高く人気です。

 

「TRACER」は柔らかめのミディアムフレックス(つまり中間よりやや柔らかめの硬さ)で動きやすさもありながら、必要なサポート能力(足首をサポートする性能)もしっかり備えた高性能なブーツです。

パウダーでのターンもジャンプも何でも対応しやすいでしょう。

ブーツの紐にはBOAを採用しているので、ブーツを楽に確実に締めることができます。

 

 

加えて、足首部分に「スピードレーシング」が搭載されており、足首部分だけさらにしっかりと締めることができます。

 

 

これによりかかとが浮きづらく、足とブーツをしっかりとフィットさせることができるようになっています。

 

▼パウダー向おすすめブーツを買う FLOW「TRACER」

 

 

2 K2「TARO TAMAI SNOW SURFER」

 

K2というメーカーの「TARO TAMAI SNOW SURFER」というモデルのブーツです。

パウダーのレジェンド的プロスノーボーダー玉井太郎モデルのブーツでもあります。

 

玉井太郎
GENTEMSTICKというスノーサーフブンドの創始者。プロスノーボーダーとして活動するだけでなく、フィッシングやサーフィンにも造詣が深い。

▼玉井氏がパウダーを滑っている動画(アウトドアメーカー「パタゴニア」公式)

 

名前のとおり雪山でサーフィンをするかのように、パウダーで気持ちのいいターンをするために作られたブーツです。

ソフトフレックス(ソフトフレックス:硬さの度合いが柔らかいということ)で非常に動きやすいので、パウダーの上なら自由自在に非常に滑りやすいブーツとなっています。

 

K2独自の、BOAインナーで締めるシステム搭載ですので、フィット感の高さも特徴です。

 

 

▼パウダー向きおすすめブーツを買う K2「TARO TAMAI SNOW SURFER」

 

 

3 DEELUXE「ORIGINAL」

 

「ORIGINAL」はDEELUXEのパウダー向けのラインナップのブーツです。

柔らかめのフレックスで、フカフカのパウダーでも動きやすいように作られています。

インナーには足型にピッタリ合わせるサーモインナーを採用しています。「サーモインナー」は専用のオーブンで温めることで、どんな足型の人にもピッタリフィットするDEELUXEの開発した商品です。

さらに従来の紐のレーシングシステム(つまり靴紐のように締める方法)採用で締め付けも調整できるので、どなたでも抜群のフィット感を得られるでしょう。

 

足裏感覚に優れた性能も持っているので、雪面を敏感に感じた滑りも可能です。
パウダーでのジャンプやトリックなどにも挑戦しやすいと思います。

 

足裏感覚とは
雪を足で踏んでいる感覚や、雪面の硬さや凹凸などを足の裏で感じる感覚のことなどを指します。

 

▼パウダー向きおすすめブーツを買う DEELUXE「ORIGINAL」

 

 

 

パウダー以外の滑り方のおすすめ道具を知りたい方は目次へ!

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

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スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

ハーフパイプとは

photo by Cypress Halfpipe

 

ハーフパイプは、オリンピックで日本人が2大会連続メダルを獲得したことで話題になり、知っている人も多いと思います。

上の画像のような両側に作られた雪の壁を駆け上り、ジャンプして技を繰り出してそのジャンプの難易度や完成度を競う競技です。

 

ハーフパイプのあの特殊な地形で大ジャンプをするためには、スノーボードのあらゆる滑走技術が必要です。

そのためには道具の性能も大切で、特に直接体に身につけるブーツの性能は重要になります。

 

あらゆる技術が必要なハーフパイプは、どんな滑り方にも対応するオールラウンドモデルのブーツが必要です。

ですので

「ジャンルに拘らずに色々な滑りをしたい人」

「スキー場全体を自由に滑るフリーランをメインにしたい人」

という様な人とハーフパイプ向けのブーツを探している人は同じようなブーツを探す事になります。

 

ハーフパイプ向けのブーツとは

 

ハーフパイプ向けのブーツは、全体的にバランスの良い性能のモデルが最適です。

なぜなら、例えばカービングターン向けの硬いブーツではジャンプの技がしづらくなりますし、グラウンドトリック向きの柔いブーツでは、スピードを出すのが難しくなるでしょう。

 

カービングターン

▲カービングターンをしている様子

カービングターンとは板のエッジ(板の周囲についている金属部分)を使って滑り、雪面に一本の線を描くように滑るターンのことです。略して「カービング」とも呼びます。

グラウンドトリック

グラウンドトリック(グラトリ)とは、ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

スピンとは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。プレスとは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

 

このように、極端な性能を持ったブーツではなく、バランスの取れたブーツの方が良い滑りができます。

 

特に以下の2点に注意してブーツ選びをすれば、自ずとバランスの良いブーツを選ぶことができるはずです。

  • フィット感が良い
  • ミディアムフレックス(中間の硬さ)

以下では、この2点について詳しく解説していきます。

 

ハーフパイプ向きブーツの特徴1 フィット感が良い

 

フィット感はスノーボードのブーツ選びで最も重要な部分です。当然ハーフパイプ向けのブーツでも重要な部分となります。

自分の足にフィットし、かかとが浮かないブーツを選びましょう。

優れたインナーを使っている高性能ブーツほど優れたフィット感を持っています。

 

 

ブーツの選び方の基礎知識についてはこちら!(別Webon)

 

また、「BOA」や「スピードレーシング」というシステムを採用しているブーツで、足の甲部分とスネ部分を分けて締められるモデルだと、締め付けを調整してよりさらに高いフィット感を得られるのでおすすめです。

 

 

ハーフパイプ向けブーツの特徴2 ミディアムフレックス(中間の硬さ)

 

ブーツの硬さは、足首の曲がりやすのことを表します。

硬ければ高速で滑った時の安定感とカービングターン性能に優れます。

 

しかし、足首が固定されることで動きづらくなってしまいますので、ジャンプやトリック(技)がしづらくなってしまいます。

逆に柔かめのブーツは、低速でのジャンプやトリックはしやすいですが、高速のスピードを出した時に不安定になってしまいます。

 

滑走スタイルにもよりますが、硬すぎず柔すぎないミディアムフレックス(中間の硬さ)のブーツを選べば、ハーフパイプでは滑りやすいでしょう。

 

▼ハーフパイプ向けブーツの特徴と理由

特徴 理由
フィット感が良い 繊細なボードコントロール
ミディアムフレックス バランスが良い

 

ハーフパイプ向きおすすめのブーツ3選

 

ここからはハーフパイプ向きブーツのおすすめを著者が厳選してご紹介!

どんなブーツにすればいいか分からない初心者の方も、迷われている方も、是非ご参考にしていただければと思います!

 

1 BURTON「RULER」

 

BURTON(バートン)というメーカーの「RULER」というモデルのブーツです。

ハーフパイプの平昌オリンピック銀メダリスト・平野歩夢選手が使用しているブーツです。

 

▼平野選手のハーフパイプ

 

意外と安価なモデルを使用していて、板の硬さもBURTONのラインナップの中では比較的柔らかめのモデルとなっています。

安価ですが、もちろん性能はオリンピックメダリストの折り紙付きで、足の甲部分とスネ部分を分けられるレーシングシステムに、ブーツ内の熱を保温する機能など高機能を搭載したブーツとなっています。

 

 

非常にコスパに優れるので、試着をしてみてフィット感が良ければおすすめの一本です。

 

▼ハーフパイプ向きおすすめブーツを買う BURTON「RULER」

 

 

2 SALOMON「DIALOGUE JP」

 

SALOMON(サロモン)というメーカーの「DIALOGUE JP」というモデルのブーツです。

スキーメーカーでもあるSALOMONは、スノーボードの道具も非常に高い性能のものを開発しており、ブーツの評価もとても高いです。

この「DIALOGUE JP」幅広甲高の日本人の足に合わせた形状をしているので、他にしっくりくるブーツのない人でも、高いフィット感を得られやすいブーツとなっています。

是非一度試着をしてみてはいかがでしょう。

 

こちらも足の甲とスネを分けて締められるので、足の形を問わずしっかりと締め上げることができます。

ミディアムフレックスの硬さと高いフィット感を持っているので、オールラウンドに使いやすいブーツとなっています。

 

▼ハーフパイプ向きおすすめブーツを買う SALOMON「DIALOGUE JP」

 

 

3 thirtytwo「SESSION」

 

thirtytwoというメーカーの「SESSION」というモデルのブーツです。

thirtytwoはスノーボードブーツの専門のメーカーです。

国内外問わず非常に高い人気があります。

「SESSION」は従来の紐を使ったレーシングシステム(ワイヤーによる締め上げではなく通常の靴紐のようなタイプ)を採用しているので、締め付けの調整ができて高いフィット感があります。

さらに、足首部分だけをBOAで締めることができ、足首とかかとのホールド性をさらにめた、フィット感に優れたブーツとなっています。

柔すぎず硬すぎない丁度いいサポート性能(足首の硬さ)があり、伸縮性のある紐のレーシングシステムを採用しているので、レスポンスにも優れた性能も持っています。

 

▼ハーフパイプ向きおすすめブーツを買う thirtytwo「SESSION」

 

 

 

ハーフパイプ以外の滑り方のおすすめ道具を知りたい方は目次へ!

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードの滑り方6種類を知る!

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボードはただ滑るだけではない!楽しみ方は色々!

 

山の頂上までリフトで登りゲレンデを滑って降りていく。

それだけでもスノーボードは十分に楽しいです。

しかし、ただ山を何となく滑るだけでは、スノーボードの魅力の半分しか味わえていません

滑りに目的を持って滑れば、スノーボードはもっと楽しいものになります。

 

かといって、始めたばかりの人ではどんなことをすれば良いのかわからない、と思いますので、ここではスノーボードの滑り方を6つのジャンルに分けて紹介したいと思います。

普通に滑られるようになり「この後は何をしよう」と悩んでいる人などに是非参考にしていただきたいです。

スノーボードをジャンルで大きく分けると、以下のようなジャンルに分けられます。

 

スノーボードのジャンル

  • パーク
  • グラウンドトリック
  • カービングターン
  • パウダー
  • ハーフパイプ
  • オールラウンド

 

色々試してみたら、その中でも特に好きなスノーボードのジャンルがわかると思います。

そして自分の好きなことに向いている道具などを購入すれば、スノーボードはもっと楽しくなること間違いなしです!

 

 

▼滑り方別魅力と必要な技術

パーク

難易度3

魅力 ・絶叫マシン的な楽しさ

・成功した時の達成感

・格好良さ

必要 ・自分の行きたい所へ行けるターン技術

・直滑降を安定して滑ることができる技術

グラトリ

難易度2

魅力 ・少ないリスクで気軽に楽しめる
必要 ・特になし(初心者にもおすすめ)
カービング

難易度2

魅力 ・スピード感と綺麗なターンができた時の気持ち良さが魅力
必要 ・ある程度スピードを出しても滑られる滑走技術が必要
パウダー

難易度3

魅力 ・浮遊感が非常に気持ち良い

・思い切った滑りができる開放感

必要 ・ある程度のスピードを出せる滑走技術

・急斜面を滑る技術

ハーフパイプ

難易度4

魅力 ・スピード感、スリル感

・トリックを決めた時の達成感

・雪面を彫っていくカービングの気持ち良さ

必要 ・ある程度のカービングターン技術

・あらゆるスノーボードの技術

※オールラウンドはこれら5つ全てを含むので表には入っていません

 

1 パーク

 

パークとは

 

パークとは、雪を盛って作ったキッカー(ジャンプ台)や、レール(手すりのようなパイプ)やBOX(箱型のアイテム)などが設置されたコースのことを言います。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

キッカー(ジャンプ台)でジャンプをして技を決めたり、レールの上を滑ったりして楽しみます。

ソチオリンピックから正式種目となったスノーボード・スロープスタイルのコースをイメージしてください。

オリンピックで使われているような巨大な「パーク」もありますし、初級者向きの小さいパークもあります。

自分に合った難易度のパークを選んで楽しむ事ができるのです。

 

スロープスタイルとは
スロープスタイルは、ジャンプ台や障害物のあるコースで技などを披露し採点を競う競技です。2014年のソチ五輪から冬季オリッンピックの競技に採用されました。

▼スロープスタイルのコース


photo by Sport Communities

 

パークの魅力・楽しさ


photo by
The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp

 

パークの魅力は主に3つ。

  • 絶叫マシン的な楽しさ
  • 達成感
  • 格好良さ

です。

 

まず、大きなジャンプをした時のスリルや飛んでいる最中の浮遊感による気持ち良さなど、絶叫マシン的な楽しさが味わえます。

そしてただジャンプをするだけでなく、「スピン」という回転技や「グラブ」という空中でボードを掴むなどの技もすることができ、難しい技に挑戦して見事決まった時の達成感は素晴らしいものがあります。

 

▼スピンの一例


photo by James Streater

 

▼グラブの一例 ボードを手で掴む技

photo by MunsterNet

 

そして何より、パークはスノーボードのジャンルの中でも特に華がありますので、格好良さが最大の魅力です。

格好いい人を見ると、憧れて真似したくなりますよね!

そして頑張って練習して「格好いい!」なんて言われた日には最高に嬉しいです!

 

難易度

難易度★★★

このように様々な魅力があるパークのスノーボードですが、滑るためにはそれなりのリスクと技術が必要です。

普通のゲレンデで滑る様にはいきません。

じゃあ上級者しかいけないのか、と言われると全然そんなことはありません。初級者用の小さいジャンプが用意されているパークもたくさんありますし、やり方を間違えないで行えば安全に滑ることができます。

 

【参考リンク】初心者向けのパークの一例:エイブル白馬「ドラゴンパーク」

 

最低限自分の行きたい所へ行けるターン技術(進路を適切に変えることができる能力)と、直滑降(斜面をまっすぐ滑ること)を安定して滑ることができる技術があればパークを滑ることは十分可能です。

そして、ヘルメットやプロテクターなどの装備を備えれば、安全にパークを楽しむこともできます。

 

ヘルメットやプロテクターの基礎知識や選び方はこちらで解説!(別Webon)

 

最初の一度だけでも良いですので、スクールに入ってパークのマナーや、安全なパークの滑り方などを学べばより安心です。

 

▼パークの特徴

魅力 ・絶叫マシン的な楽しさ

・成功した時の達成感

・格好良さ

必要な技術 ・自分の行きたい所へ行けるターン技術

・直滑降を安定して滑ることができる技術

 

 

2 グラウンドトリック

 

グラウンドトリックとは

 

グラウンドトリック(グラトリとも言います)とは、ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

 

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

 

キッカーなどを使わずに、普通の平らなゲレンデで行ないます。

フィギュアスケートをイメージすると良いかもしれません。

 

グラウンドトリックの魅力・楽しさ

 

グラトリの魅力はなんと言っても少ないリスクで気軽に楽しめるところです。

パークで紹介した「キッカー」でジャンプをするのは少し怖いという人もいるでしょうし、怪我のリスクを考えるやりたくない人もいるでしょう。

それでも技とかはしてみたい、という人にグラトリは一番おすすめです。

 

キッカーなどは小さい物でもある程度のスピードを出さなくてはいけません。
それだけでもリスクですよね。

しかし、グラトリなら自分の好きなスピードでやることができます。

ゆっくりのスピードで自分のペースでやればいいので、非常にお手軽に楽しむことができます。

 

難易度

難易度★★

グラトリは初心者にもおすすめです。

簡単な技なら、ちゃんと滑ることができなくても挑戦できます。

滑りの練習をしている時に息抜き感覚でやってみるのもいいです。

板の操作の仕方を覚えるのにもグラトリは最適ですので、初心者の方でも積極的にやっていくことで上達にも繋がります。

初心者から上級者まで楽しめるのがグラトリの魅力です。

 

▼グランドトリックの特徴

魅力 ・少ないリスクで気軽に楽しめる
必要な技術 ・特になし(初心者にもおすすめ)

 

 

3 カービングターン

▲カービングターンの様子

 

カービングターンとは

 

カービングターンとは、スピードを付けてエッジを使ってスピードを落とさないようにするターンのことです。

 

 

ちなみにカービングとは英語で「彫る」という意味です。

「曲がる」ではなく雪面をエッジで「彫る」ようにして滑ることをカービングターンと言います。

 

カービングターンの魅力・楽しさ

 

カービングターンは加速しながらターンをして滑ります。

スピード感と綺麗なターンができた時の気持ち良さが魅力です。

スノーボードに限らず、スキーや車やバイクでもレースは人気ですよね。猛スピードで綺麗に無駄なくコースを滑ることは、人間の本能的に好きなのではないでしょうか。

スノーボードではスピードを競うレースだけでなく、ターンの美しさを競う「テクニカル」という競技もあります。

 

難易度

難易度★★

カービングターンをするにはある程度のスピードが必要です。

ですので、ある程度スピードを出しても滑られる滑走技術が最低限必要になります。

カービングターンは初心者がまず目標にしたい滑りです。

やればやるほどうまくなる技術ですので、普通に曲がれるようになったら、もっと重心を傾けるようにターンをしてエッジで滑るカービングをしていきましょう。

エッジだけで滑る感覚を感じることができれば、カービングターンの気持ち良さは必ず分かると思います。

 

▼カービングターンの特徴

魅力 ・スピード感と綺麗なターンができた時の気持ち良さが魅力
必要な技術 ・ある程度スピードを出しても滑られる滑走技術が必要

 

 

4 パウダー

▲パウダーで滑る様子

 

パウダーとは

 

パウダーとは、たくさんの人が滑って凸凹になった雪を圧雪車を使って整備されたゲレンデではなく、非圧雪の深い雪の上を滑ることです。

 

▼圧雪車の例

photo by JGSDF10式雪上車

 

雪の特徴としては、積もったばかりの雪でさらさらとした粉状(パウダー状)であることが挙げられます。

非圧雪コースなどで雪が降った翌日に楽しむことなどができます。

スキー場だけでは満足できず、スキー場じゃない山を登山して、誰も滑っていない山を滑る人もいるほど魅力の多いスノーボードのジャンルの一つです。

 

パウダーの魅力・楽しさ

 

深雪のパウダーの上を高速で滑ると、板は雪の中に沈まず浮き上がってきます。
その浮遊感が非常に気持ち良く、これがパウダーの最大の魅力です。

そしてフカフカの深雪なら、転んでも全然痛くないので思い切った滑りもできます。

その開放感もまた魅力の一つです。

 

難易度

難易度★★★

パウダースノーは整備されたゲレンデを滑るよりは高度な技術が必要です。

スピードがないと、雪の中に埋まっていってしまうので、ある程度のスピードを出せる滑走技術と急斜面を滑る技術も必要になります。

最初はコース脇に残った雪などで練習して徐々にパウダーを滑れるようにしていきましょう。

ちょっとした雪でもうまく滑られるとパウダーの気持ち良さがわかると思います。

 

いきなり非圧雪コースなどへ行くと、埋まりまくって満足に滑ることができず、最悪パウダーが嫌いになってしまうかもしれません。

徐々に練習していくことをおすすめします。

 

▼パウダーの特徴

魅力 ・浮遊感が非常に気持ち良い

・思い切った滑りができる開放感

必要な技術 ・ある程度のスピードを出せる滑走技術

・急斜面を滑る技術

 

 

5 ハーフパイプ


▲ハーフパイプの様子 photo by BC Living

 

ハーフパイプとは

 

パイプを半分に切ったような地形のコースを「ハーフパイプ」と言います。

左右にある数メートルの壁を駆け上ってジャンプしながら滑り降りていきます。

オリンピック種目で、日本の平野歩夢選手が銀メダルを獲得して話題になったので知っている人も多いかと思います。

 

ハーフパイプの魅力・楽しさ

 

ハーフパイプには、あらゆるスノーボードの技術が入っていると言われています。
先述した「カービングターン」をしてスピードを乗せながら壁を駆け上り、頂上でジャンプしてトリックを決めます。

着地をして、また次の壁へ向けてスピードを殺さないようにカービングターンをしていくのです。

ジャンプと滑走のあらゆる技術が詰まっています。

 

スノーボードのあらゆる技術が詰まっているということは、スノーボードのあらゆる魅力も詰まっているということです。

スピード感、ジャンプのスリル、トリック決めた時の達成感、雪面を彫っていくカービングの気持ち良さなど、スノーボードの醍醐味を一度に味わえるのがハーフパイプの魅力です。

 

難易度

難易度★★★★

ハーフパイプはスノーボードのあらゆる技術が必要なので、やはり当然難易度も高いです。

90度の壁は上まで登るだけでも高い技術が必要となります。

しかも、ハーフパイプの雪面は氷の様に固くできていますので、余計にリスクも高く、技術も必要です。

ある程度のカービングターン技術は最低限必要になります。

 

ただ、壁は必ずしも一番上まで行かないといけない、ということはないので、そこまで敷居が高いわけではありません。

あの地形を滑るだけでも非常に練習になるので、ある程度カービングができるようになったら挑戦してみるのも良いと思います。

 

▼ハーフパイプの特徴

魅力 ・スピード感、スリル感

・トリックを決めた時の達成感

・雪面を彫っていくカービングの気持ち良さ

必要な技術 ・ある程度のカービングターン技術

・あらゆるスノーボードの技術

 

 

6 オールラウンド

 

また、全てのジャンルを滑りたい場合は「オールラウンド」というジャンルもここでは特別に設けています。

スノーボードはどのような滑り方でもとても面白いものです。ですので偏りなくオールラウンドに楽しみたい、という方は「オールラウンド」というジャンルを選択していただければと思います。

 

 

やりたいことが決まったら・・・

 

スノーボードでやりたいことが決まったら、次は滑りに合わせた道具を選ぶことが大切です。

 

スノーボードは今と昔で道具が進化しています。道具の選び方について学ぶだけでスノーボードはレベルアップするのです。

また、スノーボードの板であればここでご紹介した6種類のやりたいジャンルに合わせた板を選ぶことが大切です。

 

Webonでは、スノーボードの道具を滑り方に合わせて選び方・おすすめの商品をご紹介しています。

こちらから自分のしたい滑りにぴったりの道具を見つけてみてはいかがでしょうか?

 

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

グランドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

ハーフパイプ編

photo by BC Living

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

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スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

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第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

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ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

オールラウンドの板

 

スノーボードの板はモデルによって特徴的な性能を持っています。

パーク用の板、パウダー用の板、それぞれ全く性能が違い、その日のコンディションに合わせて、板を乗り換えながら滑ることができればすごく調子が良いでしょう。

 

「パーク」「パウダー」向けの板の選び方については「パーク編」「パウダー編」で!(このページは「オールラウンド編」)

 

しかし、板を何本も購入するのは大変なことだと思いますし「ジャンルに拘らずなんでもやりたい」という人もいるでしょう。

そんな人にはオールラウンドモデルの板をおすすめします。

 

オールラウンドモデルは、名前の通りバランスが良くてどんな滑りにも向いている板が向いていますまた、ゲレンデ中を自由に滑る「フリーラン」には他のどんな板よりもオールラウンド向きの板が最適な板でもあります

一本持っていれば間違いないので、スノーボードにハマってきた人には、まずおすすめしたい一本です。

 

オールラウンド向けの板は好みが大きい

 

「これ一本でどこでも滑れます!」と謳っているオールラウンドモデルの板は、やはり人気も一番高く、多くの種類が出ています。

その為性能や形状もそれぞれで、どれを購入すれば良いのか本当に悩みます。

特にまだスノーボード歴の短い人にとっては、自分の好みの板もわからないでしょうから、なにを基準に選んで良いのかもわからないと思います。

 

下記ではスノーボードのオールラウンド向けの板の基礎知識と、おすすめの板を紹介してまいります。

スノーボードの板を選ぶ上で

「キャンバー形状(板を横から見た時の形)」

「板の硬さ」

「シェイプ(板を真上から見た時のアウトラインの形)」

の3つは重要な要素になっていきます。

オールラウンド向けの板を選ぶ際には、これらのどういう点に注目したらいいか、を要素ごとに分けてお伝えいたします。

 

オールラウンド向きの板1 キャンバーの形状

 

キャンバーの形状(ボードを横から見た時の形状)によって、相当乗り味が変わりますので、板選びの際には最初に考えても良い部分です。

基本的にはどのような形状でもいいのですがよくわからない人や、悩んでしまっている人にはハイブリッドボードをおすすめします。

 

特にダブルロッカーや、フラットキャンバーと言われる形状はバランスが良いのでおすすめです。

 

 

オールラウンド向きの板2 板の硬さ

 

スノーボードで言うところの板の硬さというのは、しなりやすさやねじりやすさのことを指します。

 

バランスのいい硬さは、形状により違います。

ロッカーボードなら硬い板

キャンバーボードなら柔い板

ハイブリッドボードなら中間の板

の硬さがおすすめです。

 

キャンバーをたわませた様な形状のロッカーボードは、柔らかい板だと板が曲がりすぎてしまい頼りなくなります。

 

 

逆にキャンバーボードの硬い板だと、高速時は乗りやすいですが、低速だと板がたわまないので操作が難しくなります。

 

 

ちなみに柔いロッカーボードはグラトリ向き、硬いキャンバーはカービング向きの板になります。

 

グラウンドトリックとは
略して「グラトリ」と言われることもある。ジャンプ台などを使わず平地で行うトリック(スノーボードの技の総称)のこと。ボードを回転させる「スピン」という技などがある。

 

ただし、これらはあくまで好みです。

例えば「グラトリをメインにフリーランも楽しみたい」という人なら柔めのロッカーボードなどもありですし、「いろいろやりたいけど、常にスピードを出したい」という人なら、硬いキャンバーボードなども使いやすいと思います。

 

このように板の形状と硬さで選ぶのは少しややこしくなりますので初心者の方などは基本の

ロッカーボードなら硬い板

キャンバーボードなら柔い板

ハイブリッドボードなら中間の板

を覚えておけばいいでしょう。

 

オールラウンド向きの板3 シェイプ(板を真上から見た時のアウトラインの形状)

 

ディレクショナルボードは、メインスタンスのターン性能とパウダーの浮力の高さに優れます。

対してツインチップは、板をずらしやすいのでキッカーというジャンプ台でのスピン(回転する技)などがしやすく、スイッチもメインスタンスも同じ様に滑れるのでトリック性能が高いです。

 

メインスタンスとは
滑る向きで滑りやすい向きのことを「メインスタンス」と言います。その逆を「スイッチスタンス」と言います。板によって決まっています。

▼キッカー(ジャンプ台)でのスピンの一例

photo by James Streater

 

ただツインチップの板でも、パウダースノーの上を滑る時だけセットバック(ビンディングの位置をテールよりに取り付ける)を入れることも可能ですので、ツインチップだからといってパウダーに向かないわけではありません。

 

 

逆にディレクショナルでもスイッチが滑りづらいというわけではありません。

ここはかなり迷う部分ですが、

メインスタンスをメインにするのか

スイッチでも積極的に滑りたいのか

で決めれば良いと思います。

 

オールラウンド向きおすすめの板3選

 

以下では著者のおすすめ板を3つ紹介しています!こちらもご覧いただき、購入の参考にしてみていただければと思います!

 

1 BURTON「Custom FLYING V」

 

BURTON(バートン)というメーカーの「Custom FLYING V」というモデルのボードです。

「Custom FLYING V」ではなく、BURTONの「Custom」というモデルは世界一売れている板と言われている一本です。

性能のバランスの良さが人気からも伺えます。

その「Custom」をダブルキャンバーにしたのが「Custom FLYING V」です。

通常のキャンバー形状のモデルより板の操作が楽で、パウダースノー滑走時の浮力も高いので誰に対してもおすすめの板です。

この板はディレクショナル形状をしていますが、ツインチップのモデルも出ていますので、ツインチップが欲しい人ならそちらもおすすめします。

 

▼オールラウンド向けおすすめ板を買う BURTON「Custom FLYING V」

 

 

2 LIB TECH「T.RICE HP」

 

LIB TECH(リブテック)というメーカーの「T.RICE HP」というモデルのボードです。

世界最強ライダー「トラビス・ライス」のシグネチャーモデル(著名人の承認モデル)の板です。

 

トラビス・ライス

大会にはほとんど出ないが、映像の世界で活躍しているプロスノーボーダー。桁違いのビッグジャンプと、崖のような急斜面も簡単に滑り降りる技術は世界一と言われる。

▼トラビス・ライス選手

photo by NuitNoire – Own work

▼トラビス・ライス選手の滑り

 

トラビス・ライスのシグネチャーボードは数種類出ていますが、その中でもバランスの取れた一本です。

ツインチップのダブルキャンバー形状で、高いトリック性能を持ちながらパウダーの浮力も高いです。

パウダーの自然な地形を使ってビッグジャンプをするトラビス・ライスの為に作られた板ですので、バランスの取れた優れた性能を持っています。

 

▼オールラウンド向けおすすめ板を買う LIB TECH「T.RICE HP」

 

 

3 SALOMON「MAN’S BOARD」

 

SALOMON(サロモン)というメーカーの「MAN’S BOARD」というモデルのボードです。

スキーメーカーでもあるSALOMONは高い技術力を持っていて、板の性能も優れたものが多いです。

その中でもオールラウンドモデルとしておすすめするのはこの「MAN’S BOARD」です。

ツインチップの形状で、ビンディングの取り付け位置をテール寄りにした、ディレクショナルツインシェイプを採用しており、少ない力で動かしやすいので、メインスタンスの滑りやすさを兼ね備えたモデルです。

 

足の間は普通のキャンバーですが、足元から板の先端にかけてロッカー形状をしているハイブリッドキャンバー形状をしています。

それにより、キャンバーの反発力とロッカーの浮力と動きやすさを持ち、滑りのジャンルに拘らず高い性能を発揮します。

 

▼オールラウンド向けおすすめ板を買う SALOMON「MAN’S BOARD」

 

 

 

オールラウンド以外の滑り方のおすすめ道具を知りたい方は目次へ!

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

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カービングターン編

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パウダー編

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ハーフパイプ編

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オールラウンド編

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから