スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダー。スノーボーダー歴約20年。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格保有。冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

このWebonでは滑り方別にスノーボードの「板」「ブーツ」「ビンディング」の選び方・おすすめを解説していきます!

滑り方によって選ぶべき道具の特徴はかなり変わってくるのでまずは自分がやってみたい滑り方を思い描いておきましょう!読めば必ずあなたにピッタリの道具に巡り合い、そしてスノーボードも上達するはずです!

 

スノーボードの道具の基礎的な事を知りたい方はまずはこちらからお読みください!(同著者の前著です)

 

第1章 滑り方6種類

スノーボードは、単に滑るだけでなくジャンプ台でジャンプしたり回転技をしたり、様々な楽しみ方があります。スノーボードの板は、自分が何をやりたいかを明確にしてから選ぶことが必須なのです。

ここでは基本的なスノーボードの滑り方ジャンル6種類を解説しています。

スノーボードの滑り方6種類を知る!

 

第2章 滑り方別・道具の選び方

滑り方でスノーボードの道具の選び方は変わります。ここからは滑り方別でおすすめの道具をご紹介していきます!

 

パーク編

ジャンプ台やBOX・レールが設置されたコースを「パーク」と呼びます。また、パークで滑る事も「パーク」と呼びます。

華麗な技を決めていく「パーク」におすすめの道具をご紹介します!

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

グランドトリック(グラトリ)編

ジャンプ台などを利用せずに回転技などを決める滑り方の事を「グラウンドトリック(グラトリ)」と呼びます。どこでもできるので初心者にも取り組みやすいでしょう。

ここでは「グラトリ」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

カービングターン編

弧を描くように綺麗なターンを決める滑り方を「カービングターン(カービング)」と言います。カービングターンの気持ちよさは一度決めればその虜になる人も多いそうです。

ここでは「カービングターン」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

パウダー編

まだ誰も通っていない雪を「パウダースノー」と呼び、その上を滑る事を「パウダー」と呼びます。フカフカの雪を自分が初めて通る快感は病みつきになる事でしょう。

ここでは「パウダー」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

ハーフパイプ編

photo by BC Living

半円状のコースを高速で滑りながら技を決めていく「ハーフパイプ」。全ての技術が詰まった可憐なハーフパイプではバランスの良い道具が求められます。

ここでは「ハーフパイプ」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

オールラウンド編

「なんでもやりたい!」という人に向いているのがバランスのよい「オールラウンド」型のモデル。道具の中でもやはり人気は高いそうですが、商品が多くあるので逆にどれにしたらいいか迷ってしまう事も。

ここでは「オールラウンド」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

 

3点セットで選ぶのが最適

 

このページはカービングターンにおすすめの「板」「ブーツ」「ビンディング」を紹介します。

この3つの道具はセットで選ばなくては、性能をフルに発揮することはできません。

ということで、おすすめモデルを3点のセットアップで紹介していきます。

 

ただ、一口にカービングの3点セットと言っても、カービングの目的によっても選ぶ道具は変わってきます。

 

ここでは

  • カービングを覚えたい人
  • 本格的にカービングをしたい人
  • カービングをメインに他にも色々やりたい人

という3項目に分けて解説します。

 

カービングを覚えたい人におすすめの3点セット

 

まずは「まだカービングに挑戦したばかりだけど、これからどんどん上達していきたい」という人におすすめのセットを紹介していきます。

初心者の人ほど、道具の性能が重要になります。

上級者ならある程度技術でごまかすことができますが、初心者ではそうもいきません。

 

バランスの良い道具ならずっと滑りやすくなりますので、ここで紹介するモデルを道具選びの参考にしてください。

 

▼カービング初心者におすすめ3点セット

道具 特徴 おすすめ
ミドルフレックス(中間の硬さ)ディレクショナルキャンバーボード BURTON「CUSTOM」
ブーツ 硬め BURTON「RULER」
ビンディング ミドルフレックス(中間の硬さ) BURTON「MALAVITA EST」

ポイント:低速時に滑りやすく、全体的にバランスの良い道具。

 

下記では、カービング初心者におすすめ3点セットの詳細についてお伝えいたします。

 

▲スノーボードの板の硬さの説明図 。スノーボードの板で言う硬さは、「しなりやすさ」や「ねじりやすさ」のことを指します。

 

カービングには硬めの板が適しています。

しかし、初心者のうちはスピードを出すことが難しいので、低速でも滑りやすいように硬すぎないミドルフレックス(中間の硬さ)の板がおすすめです。

ディレクショナルのキャンバーボード(下記説明)ならエッジグリップも強くなる(操作しやすくなる)ので、ミドルフレックスと合わせると、低速でカービングターンがとてもしやすくなります。

これからカービングを覚えたい人には最適です。

 

ディレクショナル

板を真上から見た形状。ノーズ側が長く、ターンをするのに向いているという特徴などがある。

キャンバーボード

キャンバーボードは板を横から見ると真ん中が少し浮いている形状。ターン時のグリップ力が強いという特徴などを持つ。

 

▼カービング初心者におすすめ板を買う BURTON(バートン)「CUSTOM(カスタム)」

 

 

ブーツ

▲ブーツで言うところの硬さは足首の曲がり具合。硬い程曲がりづらい。

 

足元は硬めの方が安定感が出るのでおすすめです。

ビンディングでも足元の硬さは調整できますが、ブーツでもサポートできるよう硬めのモデルを選びましょう。

 

▼カービング初心者におすすめブーツを買う BURTON(バートン)「RULER(ルーラー)」

 

 

ビンディング


▲ビンディングの硬さは

・ハイバック(アキレス腱の部分)
・アンクルストラップ(足首に締める部品)
・ベースプレート(土台)

の3つの部分の硬さで決まります。特にハイバックの硬さは顕著に硬さを感じる重要な部分です。

 

ビンディングはブーツに合わせて選びましょう。

ブーツもビンディングも硬くしてしまうと、初心者には動きづらくなってしまいます。

 

先ほどおすすめしたブーツは硬めでしたので、ビンディングはミドルフレックス(中間の硬さ)くらいがちょうど良いです。

 

▼カービング初心者におすすめビンディングを買う BURTON(バートン)「MALAVITA EST(マラビータ エスト)」

 

 

おさらい:カービング初心者用おすすめセットアップ一覧

 

ポイント:低速時に滑りやすく、全体的にバランスの良い道具。

道具 特徴 おすすめ
ミドルフレックス(中間の硬さ)ディレクショナルキャンバーボード BURTON「CUSTOM」
ブーツ 硬め BURTON「RULER」
ビンディング ミドルフレックス(中間の硬さ) BURTON「MALAVITA EST」

 

本格的なカービング用おすすめ3点セット

 

ここでは、カービングが大好きな人向け、カービングができるようになってきて、カービングの魅力の虜になってしまった人に本格的なカービングにおすすめな道具を紹介します。

カービング好きの人が使えば、さらにスノーボードが気持ち良く楽しくなってしまうような道具です。

 

▼本格的カービング向けおすすめ3点セット

道具 特徴 おすすめ
ハンマーヘッドのミドルフレックス(中間の硬さ) MOSS「TWISTER」
ブーツ 硬い K2「THRAXIS」
ビンディング 硬い NOW BINDING「DRIVE」

ポイント:ハンマーヘッドの板、硬めのブーツにビンディング。安定感に優れたカービングに特化したセット。

 

 

スノーボードの競技のジャンルには「アルペン」という競技があります。そしてアルペンの中の「スラローム」などはカービングターンのイメージが強い競技です。

 


▲アルペンの一種であるスラロームの様子

 

その為、「アルペンボード」と呼ばれるカービングに特化した板がありますが、アルペンボードを使うと「アルペン」競技以外の滑りは難しくなってしまいます。

そういった理由からアルペンボードは現在そこまで人気がなくなってきています。

近年は「ハンマーヘッド」と呼ばれる形状の板は圧倒的に高いカービング性能を持ちながら他の滑りにも対応できるので人気があります。

 

ハンマーヘッド形状とは

▲ハンマーヘッドシャーク

板の先端がハンマーヘッドシャークの頭のように四角い形状をした板をハンマーヘッドと言います。ハンマーヘッド形状の板は、有効エッジという実際に板が雪に触れている面がとても長いです。有効エッジは長ければ長いほど、エッジを使った滑りであるカービングが滑りやすくなるのです。

 

カービングをメインに滑りたい人にはハンマーヘッド形状の板は是非使ってみてほしいです。

ハンマーヘッド形状というだけでも安定感が優れますが、ミドルフレックス(中間の硬さ)以上の硬めの板にすれば、さらにスピードを出した時の安定感が抜群になります。

ただ、パウダースノー(圧雪や整備がされていないゲレンデの雪)を滑る時の浮力などはほとんどない(滑りにくい)ので、カービング専用の板と考えてください。

 

▼本格的なカービングにおすすめ板を買う MOSS(モス)「TWISTER(ツイスター)」

 

 

ブーツ

 

ハンマーヘッドの板を使い、ハイスピードのカービングターンをするならブーツからのサポートも欠かせません。

 

硬いブーツならハイスピードのカービングでもしっかり滑りをサポートしてくれます。

スピードを出せば出すほど、キレの良いカービングをすればするほど、硬いブーツが必要になると考えても良いでしょう。

 

▼本格的カービングにおすすめブーツを買う K2(ケイツー)「THRAXIS(トラキシス)」

 

 

ビンディング

 

板が硬いのでビンディングも硬いモデルがおすすめです。

柔らかいビンディングにしてしまうと、板の反応が伝わりづらくなり操作性が悪くなります。

おすすめしたブーツも硬いものだったので、もし足元にもっと柔軟性が欲しければ、ブーツを柔らかめのモデルに落とす方が良いでしょう。

 

▼本格的カービングにおすすめビンディングを買う NOW BINDING(ナウ バインディング)「DRIVE(ドライブ)」

 

 

おさらい:本格的なカービングおすすめセットアップ一覧

ポイント:ハンマーヘッドの板、硬めのブーツにビンディング。安定感に優れたカービングに特化したセット。

道具 特徴 おすすめ
ハンマーヘッドのミドルフレックス(中間の硬さ) MOSS「TWISTER」
ブーツ 硬い K2「THRAXIS」
ビンディング 硬い NOW BINDING「DRIVE」

 

メインはカービングだけど他にも色々したい人におすすめ3点セット

 

最後は「カービングをメインに滑りたいけど、パウダーの滑りや地形を使ったフリーランもしたい」という人におすすめの道具を紹介します。

 

▼地形を使った滑り

 

今までおすすめしてきたカービング用の3点では、圧雪(整備)されたゲレンデ以外を滑るのは難しくなってしまいます。

ですので、カービング以外にも色々な滑りをしたい人にはこちらのセットをおすすめします。

 

▼メインはカービングだけど他にも色々したい人におすすめの3点セット

道具 特徴 おすすめ
硬めのディレクショナルキャンバーボード K2「JOY DRIVER」
ブーツ ミドルフレックス(中間の硬さ) Thirtytwo「SESSION」
ビンディング 硬め UNION「FALCOR」

ポイント:カービングターンがしやすくパウダー浮力もある3点セット

 

 

有効エッジが長く、硬さがの硬いディレクショナル形状のキャンバーボード(下記解説)なら、カービングターンがしやすい上にパウダースノーを滑る時の浮力もあり(つまり滑りやすく)様々な場所での滑りやすさがあります。

 

有効エッジ

 

有効エッジとは、上記の図のように板が実際に雪面に触れている部分のことを言います。有効エッジが長いと、より長い部分が雪にグリップする(固定される)のでターンの際の安定感が高くなります。

 

また、有効エッジが長く、硬いディレクショナルのキャンバーボードは高速性能も非常に高い(高速で走りやすい)ので、急斜面の滑走やビッグジャンプなどにも向いた本格的な板とも言えます。

スピードがないと滑りづらくなってしまいますので、中級者以上におすすめです。

 

▼メインはカービングで他にも色々したい人におすすめ板を買う

K2(ケイツー)「JOY DRIVER(ジョイドライバー)」

 

 

ブーツ

 

ブーツは板とビンディングのバランスを考えると、ミドルフレックスくらいの硬くも柔らかくもないモデルがおすすめです。

あまり足元を硬くすると、カービングには最適ですが、その他の滑りが難しくなります。

ですのでおすすめはミドルフレックス(中間の硬さ)のブーツです。

 

▼メインはカービングで他にも色々したい人おすすめブーツを買う Thirtytwo(サーティーツー)「SESSION(セッション)」

 

 

ビンディング

 

硬い板を使うのであれば、板に負けない硬いビンディングのセットがおすすめです。

柔らかいビンディングを使うと、板が体の動きについてこれず操作性が悪く(操作しにくく)なります。

ブーツをミドルフレックスにすれば、ある程度足元の動きやすさも確保できるので、ビンディングは硬め、ブーツはミドルフレックスのセットにするのがおすすめです。

 

▼メインはカービングで他にも色々したい人におすすめビンディングを買う UNION(ユニオン)「FALCOR(ファルコア)」

 

 

おさらい:メインはカービングだけど他にも色々したい人におすすめ3点セット

ポイント:カービングターンがしやすくパウダー浮力もあるセット

道具 特徴 おすすめ
硬めのディレクショナルキャンバーボード K2「JOY DRIVER」
ブーツ ミドルフレックス(中間の硬さ) Thirtytwo「SESSION」
ビンディング 硬め UNION「FALCOR」

 

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

カービングターンとは

 

「カービングターン」とは板のエッジ(板の周囲についている金属部分)を使って滑り、雪面に一本の線を描くように滑るターンのことです。

略して「カービング」とも呼びます。

 


▲カービングターンをしている様子

 

カービングターンと言えば、レースなどの競技をイメージする方も多いかも知れません。

しかし、ターンの技術を競う「テクニカル選手権」という大会もあるくらい、ターン自体に魅了されている人達も多くいます。

 

カービングターンでは板をずらさないで、スピードを加速させるようにターンします。

圧雪車(雪をならして固める車)で綺麗に整備されたゲレンデを、猛スピードでターンを刻んでいく快感は、パウダースノー(粉状のさらさらの雪)のゲレンデを滑るのにも負けない気持ちよさがあります。

 

▼圧雪車の例

photo by JGSDF – 10式雪上車

 

パウダー好きも、パークというジャンプ台などがおいてある場所が好きな方も、カービングターンの経験があれば、一度その気持ちよさを感じたことがあるはずです。

 

そしてカービングターンは非常に道具の性能が重要になるジャンルでもあります

一番道具の違いが出るジャンルと言っても過言ではないはずです。

 

ターン性能の高い板(ターンがしやすい板)を使うだけで、美しく高速なワンランク上のターンだって可能になります。

ということでこのページではカービングターンに向いている板がどのような板か、そしておすすめする板をご紹介していきます。

 

カービングに最適「アルペンボード」

 

「アルペンボード」というのをご存知でしょうか。

スラロームなどのレースの大会で使われているスキー靴のようなブーツを着用しているボードです。

 

▼スラロームの様子。スラロームは旗の間を通り抜けて、2本滑ったタイムの合計順位を競う競技。

 

「スキー靴のようなブーツ」とは、スキーで使用されるブーツのようにとても硬いプラスチック素材でできています。

足首の可動部分で少し曲がるのみで、他の部分は殆ど曲がりません。

 

「アルペン」「アルペンボード」とは
「アルペン」はスノーボードの競技のカテゴリーの一種。競技の中に先述したスラロームなどがあり、カービングターンを良く行うイメージが強い競技。

▼スラロームのイメージ

「アルペンボード(アルペン用のボード)」は、主にアルペンの競技者やインストラクターなどが使用する。ターン性能や高速性能を重視した作りとなっているのが特徴。

ボードの形状は、ウエスト(中腹)の幅が狭くテール(後ろ)の先端が水平になっているのが特徴。

▼アルペンボードの例

 

理想のカービングターン向けの板というは、「アルペンボード」をイメージしていただければ良いのですが、実はアルペンボードはあまり人気が無くなっています。

それは「他の滑りがしにくい」などの理由からです。

 

そんなアルペンボードに対して、普通のスノーボードのことは「フリースタイルボード」と呼びます。

フリースタイルボードの進化により「他の滑りもしやすい上にカービングターンにも向いている」ボードが誕生しています。

その為、ここではフリースタイルボードの中のカービングターン向けの板を紹介します。

つまり、以下で紹介する板は「アルペンボードのような高いカービングターン性能を持ったフリースタイルボード」となります。

 

カービングターン向けの板

 

上述したようにカービングターン向けの板とは、下記のような「アルペンボードのような高い性能を持ったフリースタイルボード」になります。

▼カーピングターン向けの板の特徴

  • 硬い板(フレックスが硬い)
  • 有効エッジが長い
  • キャンバー形状・ディレクショナルボード
  • 幅が細い

 

なぜこのような特徴を持った板が、カービングターン向けであるのかを詳しく解説していきます。

 

カービング向け板の特徴1 硬い板

 

スノーボードの板の硬さとはしなりやすさや、ねじりやすさのことを指します。

ちなみに、硬さの度合いは「フレックス」で表します。

柔らかい板だとターンをした時の減速が大きくなります。

その為、カービングターンには硬い板が向いていると言えるのです。

 

カービング向け板の特徴2 有効エッジが長い

 

有効エッジとは、上図のように板が実際に雪面に触れている部分のことを言います。

有効エッジが長いと、エッジが長く雪にグリップする(固定される)のでターンの際の安定感が高くなります。

 

カービング向け板の特徴3 「キャンバー形状」「ディレクショナル」

 

板を横から見た時の形状は、キャンバー形状のものが良いです。

 

 

また、板を真上から見た時のアウトラインの形状は、ディレクショナルというノーズ(前)側が長い板が良いです。

 

 

これらディレクショナルとキャンバー形状の板はエッジのグリップ性能が高く、雪面からの反発力も強いので、ターンの切り替えの時の加速力が優れます。

 

 

ちなみにパーク向けの板やパウダー向けの板などでも、カービングは無理なく可能です。特にパウダー向けの板は安定感も高いのでターン性能は低くありません。

ただ、どうしてもそれらの板だと、スピードも遅くなりますし、可能なことも限られてしまいます。

ですのでカービングターンが特に好きな方はディレクショナルとキャンバー形状の板にして加速力を付けるのが良いでしょう。

 

「パーク向け」「パウダー向け」の板については「パーク編」「パウダー編」で!(このページは「カービングターン編」)

 

カービング向け板の特徴4 幅が細い

 

板が細いとエッジと足が近くなるので、エッジに力を加えやすくなります。

ターンは、いかにエッジに加重するかが大切ですので、幅が細い板の方が向いています。

 

 

▼カービングターン向け板の特徴と理由

特徴 理由
硬い板 減速しにくい
有効エッジが長い ターン時の安定感
キャンバー形状・ディレクショナル ターン切り替え時の加速力
幅が細い 力を加えやすい

 

カービングに特化した「ハンマーヘッド」


▲ハンマーヘッドシャーク

 

現在のテクニカル競技(スピードではなく技術を競う競技)の殆どの選手は、ハンマーヘッドという形状の板に乗っています。

板の先端がハンマーヘッドシャークの頭のような四角い形状をした板をハンマーヘッドと言います。

 

▼ハンマーヘッドの板(画像クリックで商品詳細へ)

 

▼普通の板

 

ハンマーヘッドボードはアルペンボードの様な見た目をしていて、ノーズ(先端)とテール(尾っぽ)の反り上がりが殆どないので、有効エッジの圧倒的な長さが特徴です。

有効エッジは長ければ長いほど、エッジを使った滑りであるカービングが滑りやすくなるのです。

普通のフリースタイルボードよりも10センチは長くなります。

 

 

ハンマーヘッドボードはカービングに特化した板として製作されているので、キャンバーやサイドカーブの形状、フレックスの硬さなどもターンに最適なものとなっているのがほとんどです。

「ターンだけできれば良い」という人にはおすすめの最適なモデルですので、ハンマーヘッドの板も検討してみてください。

 

カービングターン向けおすすめ板3選

 

ここからは実際にカービングターンでおすすめな板を3つ著者が厳選してご紹介いたします!

どんな板にすればいいか分からない初心者の方も、迷われている方も、是非ご参考にしていただければと思います!

 

1 OGASAKA「FC」

 

国産スノーボードメーカーであるOGASAKAが開発販売している「FC」という板です

OGASAKAの板は、質が良いことで有名です。滑走面が非常にきれいに作られていて滑りの良さが魅力です。

セミハンマーヘッド(ハンマーヘッドよりやや丸みを帯びている)のキャンバー形状の板で、カービング時のエッジグリップは抜群です。

セミハンマーですので、ハンマーヘッドよりもトリック性能(トリックのしやすさ)も備えた板です。

 

 

 

2 MOSS「TWISTER」

 

MOSSというメーカーの「TWISTER」というモデルです。

MOSSは古くからスノーボード開発を行っている老舗メーカーです。

MOSSも質の良さが特徴で、加速力とトップスピードが素晴らしいです。

この板はテクニカル選手権に出場する選手も多く使用しているボードで、ターン性能の高さに定評があります。

ハンマーヘッドで、アルペンボードなみのターン性能があります。

 

 

 

3 BURTON「Custom X」

 

BURTON(バートン)というメーカーの「Custom X」というモデルです。

BURTONのCustom Xは、高いターン性能が必要なハーフパイプの選手からも人気の高いカービング性能の高いモデルです。

 

▼ハーフパイプの様子

photo by BC Living

 

整備されたゲレンデでのカービングターン性能はハンマーヘッドの方が優れますが、フリーラン(ただ滑ること)をしながらターンを楽しみたい、という人にはこのBURTON Custo Xの方が最適です。

 

 

 

カービング向きの板は値段が高い?

 

カービング向きの板は、高速での滑りに重点を置いているので、滑走面の素材は質が優れたものを使用します。

滑走面の質の高さは、そのまま値段に直結する部分ですので、カービング向けとされている板は価格が高いものが多いです。

 

 

「予算がない」という人に個人的におすすめしているカービング向けの板があります。

それはパーク向けの板で、フレックス硬めのキャンバー形状のモデルです。

パーク向けの板は有効エッジが長く作られているので、長めのサイズを購入すれば意外とターンのグリップ力が高いです。

 

 

セットバックを入れれば(ビンディングをテール(後ろ)寄りに取り付ければ)、ディレクショナルボードのような、高いターン性能も発揮することができます。

実際に知り合いのテクニカル選手権で全日本に進出している選手でそのようなセッティングで乗っている人がいます。

ちょっと人と違う乗り方ができるもおすすめポイントです。

 

 

 

 

カービング以外の滑り方のおすすめ道具を知りたい方は目次へ!

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから