スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダー。スノーボーダー歴約20年。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格保有。冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

このWebonでは滑り方別にスノーボードの「板」「ブーツ」「ビンディング」の選び方・おすすめを解説していきます!

滑り方によって選ぶべき道具の特徴はかなり変わってくるのでまずは自分がやってみたい滑り方を思い描いておきましょう!読めば必ずあなたにピッタリの道具に巡り合い、そしてスノーボードも上達するはずです!

 

スノーボードの道具の基礎的な事を知りたい方はまずはこちらからお読みください!(同著者の前著です)

 

第1章 滑り方6種類

スノーボードは、単に滑るだけでなくジャンプ台でジャンプしたり回転技をしたり、様々な楽しみ方があります。スノーボードの板は、自分が何をやりたいかを明確にしてから選ぶことが必須なのです。

ここでは基本的なスノーボードの滑り方ジャンル6種類を解説しています。

スノーボードの滑り方6種類を知る!

 

第2章 滑り方別・道具の選び方

滑り方でスノーボードの道具の選び方は変わります。ここからは滑り方別でおすすめの道具をご紹介していきます!

 

パーク編

ジャンプ台やBOX・レールが設置されたコースを「パーク」と呼びます。また、パークで滑る事も「パーク」と呼びます。

華麗な技を決めていく「パーク」におすすめの道具をご紹介します!

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

グランドトリック(グラトリ)編

ジャンプ台などを利用せずに回転技などを決める滑り方の事を「グラウンドトリック(グラトリ)」と呼びます。どこでもできるので初心者にも取り組みやすいでしょう。

ここでは「グラトリ」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

カービングターン編

弧を描くように綺麗なターンを決める滑り方を「カービングターン(カービング)」と言います。カービングターンの気持ちよさは一度決めればその虜になる人も多いそうです。

ここでは「カービングターン」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

パウダー編

まだ誰も通っていない雪を「パウダースノー」と呼び、その上を滑る事を「パウダー」と呼びます。フカフカの雪を自分が初めて通る快感は病みつきになる事でしょう。

ここでは「パウダー」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

ハーフパイプ編

photo by BC Living

半円状のコースを高速で滑りながら技を決めていく「ハーフパイプ」。全ての技術が詰まった可憐なハーフパイプではバランスの良い道具が求められます。

ここでは「ハーフパイプ」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

オールラウンド編

「なんでもやりたい!」という人に向いているのがバランスのよい「オールラウンド」型のモデル。道具の中でもやはり人気は高いそうですが、商品が多くあるので逆にどれにしたらいいか迷ってしまう事も。

ここでは「オールラウンド」をやるのにおすすめな道具をご紹介します。

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

道具は3点セットで選ぶのが良い理由

 

「板」「ブーツ」「ビンディング」は3つをセットとして選んでいくと、バランスが良く使いやすい道具となります。

特にビンディングは、板とブーツの硬さや特性などのバランスをみて選ばなければ、どんなに良いビンディングでもその性能を発揮することができません。

 

ということでこのページでは、パークにおすすめの「板」「ブーツ」「ビンディング」の3点を、セットアップで紹介します。

ここでは

  • パーク初心者
  • キッカー・ジャンプ
  • ジブ(BOXやレール)

という項目に分けておすすめ3点セットを紹介していきます!

 

パーク初心者におすすめの3点セット


photo by The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp

 

ここでは「これからパークに挑戦したい」「パークの楽しさに目覚めてきた」という人におすすめの道具を紹介します。

初心者はスピードを出しすぎると危険です。ジャンプをするとしても小さいジャンプ台を使えばスピードも必要ありません。

ですので、スピードを重視した道具ではなく動きやすい道具が良いです。

ただ、少し硬めの道具にした方が安定感もあり落ち着いて挑戦しやすいので、バランスの良いセットをおすすめします。

 

▼パーク初心者におすすめの道具一覧

道具 特徴 おすすめモデル
ミドルフレックス(中間の硬さ)のハイブリットボード BURTON「PROCESS FLYING V」
ブーツ ソフトフレックス(柔らかめ) BURTON 「CONCORD」
ビンディング ミドルフレックス(柔らかすぎない) BURTON「CARTEL EST」

ポイント:スピードは出さないので「動きやすい道具」。少し硬めで安定感のあるバランスの良いセット

 

下記では、パーク初心者におすすめの道具の詳細を解説していきます。

 


▲スノーボードの板の硬さの説明図。板の硬さは「しなりやすさ」「ねじりやすさ」のことを意味します。

 

パーク初心者の方には、硬すぎず柔すぎないミドルフレックス(中間の硬さ)の板がおすすめです。

板が柔らかいと動きやすいですが、その分最初はバランスを崩すこともよくありますので、ある程度硬さがある方が板に頼ることができます。

 

また、形状は動きやすく安定感のあるハイブリッドボードがおすすめです。

ロッカーボードよりもバランスを崩した時の踏ん張りが効きますし、キャンバーボードよりも操作性が良いので低スピードで動きやすいです。

 

ハイブリッドボードとは

▼ハイブリットボード

 

スノーボードの板には様々な形状がある。ハイブリットボードは、基本的にはロッカーボードとキャンバーボードの間の性能。

▼ロッカーボード

ルーズな操作性が特徴で、自由な動きがしやすくパウダーの浮力が高い。

▼キャンバーボード

反発力とターンの時のグリップ力が強い。

 

これらの事を考えるとBURTON(バートン)というメーカーの「PROCESS FLYING V」というモデルがおすすめとなります。

 

▼おすすめの板を買う BURTON「PROCESS FLYING V」

 

ブーツ

▲ブーツの「硬さ」とは足首の曲がり具合を指す。

 

ブーツの硬さは低速で動きやすいソフトフレックス(柔らかい)のモデルがおすすめです。

特にレールやボックスに挑戦する時は、細かい足元の操作ができる柔らかめのブーツが最適となります。

 

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

ビンディングを硬めのモデルにすれば、キッカーでのジャンプも安定しますので、ブーツは柔めで大丈夫です。

 

これらの事を踏まえるとブーツは板と同じくBURTONというメーカーの「CONCORD」というモデルがおすすめとなります。

 

▼おすすめのブーツを買う BURTON 「CONCORD」

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ビンディング

 

板がミドルフレックスなので、ビンディングは柔らかすぎないモデルがおすすめです。

 

ビンディングの「硬さ」とは

▲ビンディングの図

ビンディングの硬さは

・ハイバック(アキレス腱の部分)
・アンクルストラップ(足首に締める部品)
・ベースプレート(土台)

の3つの部分の硬さで決まります。

特にハイバックの硬さは顕著に硬さを感じる重要な部分です。

 

ビンディングだけが柔らかいと板に負けてしまい、操作がしづらくなります。

また、ブーツは柔らかめのモデルが良いので、ビンディングまで柔らかいと安定感が悪くなってしまいます。ミドルフレックスくらいがバランスが良く使いやすくておすすめです。

 

これらの事を踏まえるとビンディングもBURTONというメーカーで「CARTEL EST」というモデルがおすすめとなります。

 

▼おすすめのビンディングを買う BURTON「CARTEL EST」

 

 

おさらい:パーク初心者用おすすめ3点セット一覧

 

ポイント:スピードは出さないので「動きやすい道具」。少し硬めで安定感のあるバランスの良いセット

道具 特徴 おすすめ
ミドルフレックスのハイブリットボード BURTON「PROCESS FLYING V」
ブーツ ソフトフレックス BURTON 「CONCORD」
ビンディング ミドルフレックス BURTON「CARTEL EST」

 

パークの中でも、特にやりたいことがある場合

 

一口に「パーク」と言っても、パークにもジャンプ・レール・BOXなどやれることは様々です。

下記では、パークの中でもやりたいことに合わせた道具を紹介いたします。

 

ここでは

  • キッカー・ジャンプ
  • ジブ(レール・BOX)

というパークでやれる事に分けて解説します。

 

キッカー・ジャンプにおすすめ3点セット


photo by The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp

 

キッカー(ジャンプ台)のジャンプをメインでやりたい、と考えている人におすすめの道具を紹介します。

キッカーはスピードも必要ですし、高いジャンプをするためには板の反発力も必要になります。

また、高いジャンプをした後の着地にも耐えられる道具のサポート性能も必要です。

それらを考慮して道具選びをしましょう。

 

▼キッカーのジャンプにおすすめのセットアップ一覧

道具 特徴 おすすめ
ミドルフレックスのキャンバーボード RIDE「HELIX」
ブーツ ミドルフレックス K2「DARKO」
ビンディング ミドルフレックス NOW BINDING「BRIGADE」

ポイント:高いジャンプをする時に必要な反発力と、着地に耐えれるサポート性能を兼ね備えた道具

 

 

キャンバーボードの板は反発力が強くて高いジャンプが可能となります。また、着地の時の踏ん張りも効きますので着地もしやすいです。

ミドルフレックスくらいの硬すぎない板をチョイスすれば、スピードを出した時の操作性が抜群ですのでキッカーには最適です。

 

▲キャンバーボードの形状は、真横から見ると真ん中がちょっと浮いている

 

これらの事を踏まえるとRIDE(ライド)というメーカーの「HELIX」という板がおすすめとなります。

 

▼おすすめの板を買う RIDE「HELIX」

 

 

ブーツ

 

硬いブーツは上体を支えてくれますので、キッカーでの安定した着地をしやすいメリットがあります。

また、高速で滑っている時の安定性もあるので、キッカーをメインに考えている場合はある程度硬めのブーツが良いでしょう。

しかし、硬すぎると低速時に動きづらくなるので、大きなキッカーを飛ぶ人以外は、硬すぎないミドルフレックスのブーツがおすすめです。

 

これらの事を踏まえるとK2というメーカーの「DARKO」というモデルがおすすめとなります。

 

▼おすすめのブーツを買う K2「DARKO」

 

 

ビンディング

 

ビンディングはブーツに合わせて選ぶと良いでしょう。

硬いブーツを選んだ場合は、柔めのビンディングにすれば確かなサポート性能を確保しながら、動きやすさも確保できます。

 

サポート性能とは
「足首を曲げようと思っても、硬くてほとんど曲げることができない」という機能がサポート性能。つまり足首が動かない分、力が余すことなく伝わるので「サポート性能が高い」という事はそれだけ動きやすくなる。

 

柔らかめのブーツを選んだ場合は、硬めのブーツにすればブーツの不安定感をビンディングがサポートしてくれます。

つまりキッカー・ジャンプ用ブーツはミドルフレックスを先ほどおすすめしましたのでここでもミドルフレックスのビンディングが好ましくなります。

 

これらの事を踏まえるとNOW BINDINGというメーカーの「BRIGADE」というビンディングがおすすめとなります。

 

▼おすすめのビンディングを買う NOW BINDING「BRIGADE」

 

 

おさらい:キッカー・ジャンプ用おすすめ3点セット一覧

 

ポイント:高いジャンプをする時に必要な反発力と、着地に耐えれるサポート性能を兼ね備えた道具

道具 特徴 おすすめ
ミドルフレックスのキャンバーボード RIDE「HELIX」
ブーツ ミドルフレックス K2「DARKO」
ビンディング ミドルフレックス NOW BINDING「BRIGADE」

 

ジブ(BOX・レール)におすすめ


photo by The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp

 

次はジブ(BOXやレールの総称)をメインにやりたい人におすすめの道具を紹介します。

レールなどをやると板を痛めつけることになるので、ジブをメインにやりたい人には、あまり高価な板はおすすめしません。

以下ではこれらの事を考えたジブ用おすすめの道具をご紹介していきます。

 

▼グラトリ・ジブにおすすめの3点セット一覧

道具 特徴 おすすめ
柔らかめ LOBSTER「JIBBOARD」
ブーツ 柔らかめ BURTON「CONCORD」
ビンディング 柔らかめ UNION「CONTACT」

ポイント:低速で滑るので高速性能は必要なく、トリックのしやすい動きやすい道具。

 

 

グラトリもジブも低速で滑ることが多いで、高速性能(高速で滑りやすい性能)は必要ありません。

また、柔軟に動ける方がトリックもしやすいので、とにかく動きやすい板がおすすめです。

ですので、柔らかめのロッカーボードやハイブリッドボードなどをおすすめします。

 

▼ロッカーボード

ルーズな操作性が特徴で、自由な動きがしやすくパウダーの浮力が高い。

▼キャンバーボード

反発力とターンの時のグリップ力が強い。

 

これらの事を踏まえるとLOBSTER(ロブスター)というメーカーの「JIBBOARD」というモデルがおすすめです。

 

▼おすすめの板を買う LOBSTER「JIBBOARD」

 

ブーツ

 

ブーツは動きやすいさを重視して、柔らかめのブーツにするのがおすすめです。

そうなると高速滑走時は安定感が悪いので、スピードを出すこともある人は硬めのブーツを選択するのも悪くないでしょう。

足元の硬さはビンディングでも調整できますので、ブーツの硬さはあまり重要視しなくても問題ありません。

 

これらの事を踏まえるとブーツはBURTONというメーカーの「CONCORD」がおすすめとなります。

 

▼おすすめのブーツを買う BURTON「CONCORD」

 

 

ビンディング

 

柔らかい板を使う場合は、どんな硬さのビンディングを使用しても高い操作性(操作のしやすさ)を発揮できます。

ですので、ブーツに合わせたビンディング選びをしましょう。

ジブやグラトリはそれほどスピードを出しませんので、柔らかめがおすすめですが、好みで選んでしまっても問題ありません。

 

先ほどおすすめしたブーツは柔らかめでしたのでここでも柔らかめのUNION(ユニオン)というメーカーの「CONTACT」をおすすめします。

 

▼おすすめのビンディングを買う UNION「CONTACT」

 

おさらい:ジブ用おすすめ3点セット一覧

 

ポイント:低速で滑るので高速性能は必要なく、トリックのしやすい動きやすい道具。

道具 特徴 おすすめ
柔らかめ LOBSTER「JIBBOARD」
ブーツ 柔らかめ BURTON「CONCORD」
ビンディング 柔らかめ UNION「CONTACT」

 

以上がパーク向け3点セットです。

迷ったら、よくわからなかったら是非これらを参考にしていただき選んでいただければと思います!

 

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

パークとは

 

前ページで既に解説したように「パーク」とはキッカーと呼ばれるジャンプ台でジャンプしたり、レールやBOXの上に乗って滑ることができるコースのことです。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

パークは「スロープスタイルのコース」とも言われます。

スロープスタイル(つまりパークで行うような滑り)はオリンピック競技にもなったので、最近スロープスタイルに憧れてスノーボードを始めたという人もいるのではないでしょうか。

 

スロープスタイル
スロープスタイルは、ジャンプ台や障害物のあるコースで技などを披露し採点を競う競技です。2014年のソチ五輪から冬季オリッンピックの競技に採用されました。

▼スロープスタイルのコース


photo by Flickr upload bot

 

今回はそのパークを滑るのに最適なブーツについて紹介していきます。

 

どんなブーツを使ってもパークは滑れます。

しかし、やりづらいブーツでは上達の妨げにもなりますし、うまく滑れないとやはり楽しくないですよね。

 

ですので、「パークの滑りをうまくなりたい」という人ならパークに向いている道具を使うことをおすすめします。

特にブーツ選びは非常に大切ですので、慎重に選びましょう。

実際どんなブーツがパークに向いているのかを詳しく解説していきます。おすすめのブーツも紹介しますので参考にしていただけたらと思います。

 

パーク向けブーツの選び方

 

パークでは、ジャンプして技をしたり、レールの上を滑ったりなど、普通のゲレンデを滑るよりもハードで細かい動きをします。

ですので、パークを滑るブーツにはその激しい動きサポートしてくれるような性能が必要になります。

具体的には、下記の4つが挙げられます。

 

▼パーク向けブーツの選ぶポイント

  • フィット感が良い
  • 硬さはミディアムフレックス
  • 足裏感覚が優れる
  • クッション性が良い

この4つの特徴を持ったブーツがパークでの滑りには向いています。

下記では、なぜこれらの特徴を持ったブーツがパークの滑りに向いているかを解説していきます。

 

パーク向きブーツの特徴1 フィット感が良い

 

フィット感の良さは、パーク用のブーツに限らずどんなブーツでも一番重要なポイントです。

フィット感を左右するのは、インナーの素材と構造で、優れたインナーならブーツの中でかかとが浮かず、足とブーツがピッタリとフィットします。

 

 

自分の足の形に合ったブーツを、試着して探しましょう。

 

パーク向きブーツの特徴2 硬さはミディアムフレックス

 

パーク用ブーツの硬さは、硬すぎず柔すぎないミディアムフレックス(中間の硬さ)がおすすめです。

パークでは低速で滑ることも多いので、硬いブーツでは操作がしづらいと感じるかもしれません。

初級者の方であれば、低速で滑ることがもっと多くなるので柔めのブーツでも大丈夫です。

 

また、足回りの硬さは、バインディングの硬さでもある程度は調整できます。

 

 

しかし、硬いブーツに柔いバインディングよりも、柔いブーツに硬いバインディングの方が板の操作性が良くなるので、パークではこの二つのどちらかと言われれば柔らかめブーツがおすすめです。

基本的にこだわりが無ければミディアムフレックスを選びましょう。

 

パーク向きブーツの特徴3 足裏感覚が優れる

 

パークでは繊細なボードコントロールが必要になります。

ジャンプする時もレールやボックスに入る時も、エッジ(スノーボードの板の外側についている金属)を少しだけ立てながら滑る、という細かい動きをするからです。

 

 

「足裏感覚」はブーツの底で雪面をどれだけ感じる事ができるか、という感覚です。

足裏感覚に優れたブーツなら、雪面の凹凸などを感じることができますので、繊細なボードコントロールがしやすくなります。

足裏感覚はソール(靴底)の形状や素材で違います。

比較的薄くて、ゴツゴツしていない平らな物の方が足裏感覚は感じやすいでしょう。

実際に試着したり、メーカーの説明を読んで参考にすると良いでしょう。

 

足裏感覚とは
雪を足で踏んでいる感覚や、雪面の硬さや凹凸などを足の裏で感じる感覚のことなどを指します。

 

パーク向きブーツの特徴4 クッション性が良い

 

ジャンプ着地の際など、パークでは足に衝撃が加わることが多いです。

クッション性が良いと衝撃を吸収してくれますので、着地の精度も上がりますし、何より疲れずらくなります。

ブーツの作りやソールの素材でクッション性は変わります。

足裏感覚を確かめる時に、クッション性も確認しましょう。

 

以上がパーク向けブーツを選ぶ際にチェックすべきポイントです。

ネットでも店頭でも、購入する際はこれらをしっかりとチェックしてから購入すれば間違いはないでしょう。

 

▼パーク向けブーツの特徴と理由

特徴 理由
フィット感が優れる 操作が楽になる
ミディアムフレックス 操作性が良い
足裏感覚が優れる 繊細なボードコントロール
クッション性が良い 疲れずらい

 

 

ここからは著者がおすすめするパーク向けブーツをご紹介していきます。

 

著者おすすめパーク向けブーツ3選

 

ここではパークに向いているブーツを著者が厳選して3つご紹介!迷ったらこの中から決めてみてもいいかもしれません!

 

おすすめブーツ1 K2「DARKO」

 

K2(ケーツー)というメーカーの「DARKO」というブーツです。

スキーメーカーでもあるK2は、スキー開発の技術も活かして高性能なスノーボードブーツを開発しています。

少し詳しい方はK2は板のイメージが強いかもしれませんが、実は非常に優れたブーツを開発していて、ブーツは板以上に高い評価を得ています。

 

DARKOはアウターは紐で締め上げ、インナーはBOAで締め上げるというシステムを採用しています。

これによりフィット感が非常に優れたモデルとなっています。

 

 

ミディアムフレックスで、足裏感覚に優れるソールを採用し、パークに最適な性能を持っています。

特に軽さが最大の特徴で、まるでスニーカーのような軽さをしています。

疲れ知らずで練習できるので、非常に重宝するモデルです。

ちなみに私もこのモデルを使っていますが、本当におすすめです。

 

▼画像クリックで商品詳細へ

 

おすすめブーツ2 BURTON「CONCORD」

 

スノーボードメーカー最大手のBURTON(バートン)が手がける「CONCORD」というパーク用ブーツです。

硬さはミディアムフレックスで、ソールが薄く作られているので足裏感覚に優れています。

それでいてクッション性にも優れるているので、パークでの滑りには最適なモデルです。

熱を反射する素材も埋め込まれているので、寒がりの人にもおすすめのブーツとなっています。

 

▼画像クリックで商品詳細へ

 

 

おすすめブーツ3 DEELUXE「ID TF」

 

DEELUXE(ディーラックス)というメーカーの「ID TF」というブーツです。

DEELUXEはスノーボードブーツを専門で作っているメーカーです。長年非常に高い評価を獲得しているので、ブーツの性能の高さは間違いありません。

DEELUXEといえば、足の形にピッタリフィットするサーモインナーが有名ですが、このモデルにももちろん採用されています。

フィット感の高さは抜群です。

 

サーモインナー

「サーモインナー」というブーツはインナーを特殊なオーブンで温めて、足に合わせてピッタリの型を成型することができます。歯医者で歯の型を取るような感じです。どんな人が使っても完全なフィット感を得ることができます。

 

通常のモデルが良いという方にもサーモインナーを使っていないモデルがありますのでおすすめです。

「TF」というのがサーモインナーが採用されているモデルという意味ですので、購入の際にはよく確認してください。

「ID」はDEELUXEのパーク向けブーツの代名詞とも言えるとても有名なモデルです。

硬さはソフトフレックスの柔めのブーツですが、足裏感覚に優れクッション性の高いソールを使っていますので、

パークには最適なモデルとなっています。

 

▼画像クリックで商品詳細へ

 

▼おすすめブーツの早見表

メーカー/名称 特徴 備考
K2「DARKO」 ミディアムフレックス・足裏感覚〇・フィット感〇 軽さが最大の特徴
BURTON「CONCORD」 ミディアムフレックス・足裏感覚〇・クッション性〇 寒がりの人におすすめ
DEELUXE「ID TF」 柔らかめ・足裏感覚〇・クッション性〇 サーモインナー搭載

 

 

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

スノーボードの滑り方6種類を知る!

Webon紹介目次著者
スノーボードは道具によって滑りやすさが大きく変わります。自分がしたい滑り方に合った道具を選ぶ事で何倍もスノーボードを楽しむことができるのです!

「スノーボード『道具の選び方』入門 ~滑り方で選ぶ!~」はこちらから!

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

スノーボードのグラウンドトリック向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのグラウンドトリック向けブーツの選び方!おすすめ3選!

グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

スノーボードのカービングターン向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのカービングターン向けブーツの選び方!おすすめ3選!

カービングターン向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

パウダー編

スノーボードのパウダー向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパウダー向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのハーフパイプ向けブーツの選び方!おすすめ3選!

ハーフパイプ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

オールラウンド編

スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのオールラウンド向けブーツの選び方!おすすめ3選!

オールラウンド向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボードはただ滑るだけではない!楽しみ方は色々!

 

山の頂上までリフトで登りゲレンデを滑って降りていく。

それだけでもスノーボードは十分に楽しいです。

しかし、ただ山を何となく滑るだけでは、スノーボードの魅力の半分しか味わえていません

滑りに目的を持って滑れば、スノーボードはもっと楽しいものになります。

 

かといって、始めたばかりの人ではどんなことをすれば良いのかわからない、と思いますので、ここではスノーボードの滑り方を6つのジャンルに分けて紹介したいと思います。

普通に滑られるようになり「この後は何をしよう」と悩んでいる人などに是非参考にしていただきたいです。

スノーボードをジャンルで大きく分けると、以下のようなジャンルに分けられます。

 

スノーボードのジャンル

  • パーク
  • グラウンドトリック
  • カービングターン
  • パウダー
  • ハーフパイプ
  • オールラウンド

 

色々試してみたら、その中でも特に好きなスノーボードのジャンルがわかると思います。

そして自分の好きなことに向いている道具などを購入すれば、スノーボードはもっと楽しくなること間違いなしです!

 

 

▼滑り方別魅力と必要な技術

パーク

難易度3

魅力 ・絶叫マシン的な楽しさ

・成功した時の達成感

・格好良さ

必要 ・自分の行きたい所へ行けるターン技術

・直滑降を安定して滑ることができる技術

グラトリ

難易度2

魅力 ・少ないリスクで気軽に楽しめる
必要 ・特になし(初心者にもおすすめ)
カービング

難易度2

魅力 ・スピード感と綺麗なターンができた時の気持ち良さが魅力
必要 ・ある程度スピードを出しても滑られる滑走技術が必要
パウダー

難易度3

魅力 ・浮遊感が非常に気持ち良い

・思い切った滑りができる開放感

必要 ・ある程度のスピードを出せる滑走技術

・急斜面を滑る技術

ハーフパイプ

難易度4

魅力 ・スピード感、スリル感

・トリックを決めた時の達成感

・雪面を彫っていくカービングの気持ち良さ

必要 ・ある程度のカービングターン技術

・あらゆるスノーボードの技術

※オールラウンドはこれら5つ全てを含むので表には入っていません

 

1 パーク

 

パークとは

 

パークとは、雪を盛って作ったキッカー(ジャンプ台)や、レール(手すりのようなパイプ)やBOX(箱型のアイテム)などが設置されたコースのことを言います。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

キッカー(ジャンプ台)でジャンプをして技を決めたり、レールの上を滑ったりして楽しみます。

ソチオリンピックから正式種目となったスノーボード・スロープスタイルのコースをイメージしてください。

オリンピックで使われているような巨大な「パーク」もありますし、初級者向きの小さいパークもあります。

自分に合った難易度のパークを選んで楽しむ事ができるのです。

 

スロープスタイルとは
スロープスタイルは、ジャンプ台や障害物のあるコースで技などを披露し採点を競う競技です。2014年のソチ五輪から冬季オリッンピックの競技に採用されました。

▼スロープスタイルのコース


photo by Sport Communities

 

パークの魅力・楽しさ


photo by
The Camp of Champions Snowboard & Ski Summer Camp

 

パークの魅力は主に3つ。

  • 絶叫マシン的な楽しさ
  • 達成感
  • 格好良さ

です。

 

まず、大きなジャンプをした時のスリルや飛んでいる最中の浮遊感による気持ち良さなど、絶叫マシン的な楽しさが味わえます。

そしてただジャンプをするだけでなく、「スピン」という回転技や「グラブ」という空中でボードを掴むなどの技もすることができ、難しい技に挑戦して見事決まった時の達成感は素晴らしいものがあります。

 

▼スピンの一例


photo by James Streater

 

▼グラブの一例 ボードを手で掴む技

photo by MunsterNet

 

そして何より、パークはスノーボードのジャンルの中でも特に華がありますので、格好良さが最大の魅力です。

格好いい人を見ると、憧れて真似したくなりますよね!

そして頑張って練習して「格好いい!」なんて言われた日には最高に嬉しいです!

 

難易度

難易度★★★

このように様々な魅力があるパークのスノーボードですが、滑るためにはそれなりのリスクと技術が必要です。

普通のゲレンデで滑る様にはいきません。

じゃあ上級者しかいけないのか、と言われると全然そんなことはありません。初級者用の小さいジャンプが用意されているパークもたくさんありますし、やり方を間違えないで行えば安全に滑ることができます。

 

【参考リンク】初心者向けのパークの一例:エイブル白馬「ドラゴンパーク」

 

最低限自分の行きたい所へ行けるターン技術(進路を適切に変えることができる能力)と、直滑降(斜面をまっすぐ滑ること)を安定して滑ることができる技術があればパークを滑ることは十分可能です。

そして、ヘルメットやプロテクターなどの装備を備えれば、安全にパークを楽しむこともできます。

 

ヘルメットやプロテクターの基礎知識や選び方はこちらで解説!(別Webon)

 

最初の一度だけでも良いですので、スクールに入ってパークのマナーや、安全なパークの滑り方などを学べばより安心です。

 

▼パークの特徴

魅力 ・絶叫マシン的な楽しさ

・成功した時の達成感

・格好良さ

必要な技術 ・自分の行きたい所へ行けるターン技術

・直滑降を安定して滑ることができる技術

 

 

2 グラウンドトリック

 

グラウンドトリックとは

 

グラウンドトリック(グラトリとも言います)とは、ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

 

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

 

キッカーなどを使わずに、普通の平らなゲレンデで行ないます。

フィギュアスケートをイメージすると良いかもしれません。

 

グラウンドトリックの魅力・楽しさ

 

グラトリの魅力はなんと言っても少ないリスクで気軽に楽しめるところです。

パークで紹介した「キッカー」でジャンプをするのは少し怖いという人もいるでしょうし、怪我のリスクを考えるやりたくない人もいるでしょう。

それでも技とかはしてみたい、という人にグラトリは一番おすすめです。

 

キッカーなどは小さい物でもある程度のスピードを出さなくてはいけません。
それだけでもリスクですよね。

しかし、グラトリなら自分の好きなスピードでやることができます。

ゆっくりのスピードで自分のペースでやればいいので、非常にお手軽に楽しむことができます。

 

難易度

難易度★★

グラトリは初心者にもおすすめです。

簡単な技なら、ちゃんと滑ることができなくても挑戦できます。

滑りの練習をしている時に息抜き感覚でやってみるのもいいです。

板の操作の仕方を覚えるのにもグラトリは最適ですので、初心者の方でも積極的にやっていくことで上達にも繋がります。

初心者から上級者まで楽しめるのがグラトリの魅力です。

 

▼グランドトリックの特徴

魅力 ・少ないリスクで気軽に楽しめる
必要な技術 ・特になし(初心者にもおすすめ)

 

 

3 カービングターン

▲カービングターンの様子

 

カービングターンとは

 

カービングターンとは、スピードを付けてエッジを使ってスピードを落とさないようにするターンのことです。

 

 

ちなみにカービングとは英語で「彫る」という意味です。

「曲がる」ではなく雪面をエッジで「彫る」ようにして滑ることをカービングターンと言います。

 

カービングターンの魅力・楽しさ

 

カービングターンは加速しながらターンをして滑ります。

スピード感と綺麗なターンができた時の気持ち良さが魅力です。

スノーボードに限らず、スキーや車やバイクでもレースは人気ですよね。猛スピードで綺麗に無駄なくコースを滑ることは、人間の本能的に好きなのではないでしょうか。

スノーボードではスピードを競うレースだけでなく、ターンの美しさを競う「テクニカル」という競技もあります。

 

難易度

難易度★★

カービングターンをするにはある程度のスピードが必要です。

ですので、ある程度スピードを出しても滑られる滑走技術が最低限必要になります。

カービングターンは初心者がまず目標にしたい滑りです。

やればやるほどうまくなる技術ですので、普通に曲がれるようになったら、もっと重心を傾けるようにターンをしてエッジで滑るカービングをしていきましょう。

エッジだけで滑る感覚を感じることができれば、カービングターンの気持ち良さは必ず分かると思います。

 

▼カービングターンの特徴

魅力 ・スピード感と綺麗なターンができた時の気持ち良さが魅力
必要な技術 ・ある程度スピードを出しても滑られる滑走技術が必要

 

 

4 パウダー

▲パウダーで滑る様子

 

パウダーとは

 

パウダーとは、たくさんの人が滑って凸凹になった雪を圧雪車を使って整備されたゲレンデではなく、非圧雪の深い雪の上を滑ることです。

 

▼圧雪車の例

photo by JGSDF10式雪上車

 

雪の特徴としては、積もったばかりの雪でさらさらとした粉状(パウダー状)であることが挙げられます。

非圧雪コースなどで雪が降った翌日に楽しむことなどができます。

スキー場だけでは満足できず、スキー場じゃない山を登山して、誰も滑っていない山を滑る人もいるほど魅力の多いスノーボードのジャンルの一つです。

 

パウダーの魅力・楽しさ

 

深雪のパウダーの上を高速で滑ると、板は雪の中に沈まず浮き上がってきます。
その浮遊感が非常に気持ち良く、これがパウダーの最大の魅力です。

そしてフカフカの深雪なら、転んでも全然痛くないので思い切った滑りもできます。

その開放感もまた魅力の一つです。

 

難易度

難易度★★★

パウダースノーは整備されたゲレンデを滑るよりは高度な技術が必要です。

スピードがないと、雪の中に埋まっていってしまうので、ある程度のスピードを出せる滑走技術と急斜面を滑る技術も必要になります。

最初はコース脇に残った雪などで練習して徐々にパウダーを滑れるようにしていきましょう。

ちょっとした雪でもうまく滑られるとパウダーの気持ち良さがわかると思います。

 

いきなり非圧雪コースなどへ行くと、埋まりまくって満足に滑ることができず、最悪パウダーが嫌いになってしまうかもしれません。

徐々に練習していくことをおすすめします。

 

▼パウダーの特徴

魅力 ・浮遊感が非常に気持ち良い

・思い切った滑りができる開放感

必要な技術 ・ある程度のスピードを出せる滑走技術

・急斜面を滑る技術

 

 

5 ハーフパイプ


▲ハーフパイプの様子 photo by BC Living

 

ハーフパイプとは

 

パイプを半分に切ったような地形のコースを「ハーフパイプ」と言います。

左右にある数メートルの壁を駆け上ってジャンプしながら滑り降りていきます。

オリンピック種目で、日本の平野歩夢選手が銀メダルを獲得して話題になったので知っている人も多いかと思います。

 

ハーフパイプの魅力・楽しさ

 

ハーフパイプには、あらゆるスノーボードの技術が入っていると言われています。
先述した「カービングターン」をしてスピードを乗せながら壁を駆け上り、頂上でジャンプしてトリックを決めます。

着地をして、また次の壁へ向けてスピードを殺さないようにカービングターンをしていくのです。

ジャンプと滑走のあらゆる技術が詰まっています。

 

スノーボードのあらゆる技術が詰まっているということは、スノーボードのあらゆる魅力も詰まっているということです。

スピード感、ジャンプのスリル、トリック決めた時の達成感、雪面を彫っていくカービングの気持ち良さなど、スノーボードの醍醐味を一度に味わえるのがハーフパイプの魅力です。

 

難易度

難易度★★★★

ハーフパイプはスノーボードのあらゆる技術が必要なので、やはり当然難易度も高いです。

90度の壁は上まで登るだけでも高い技術が必要となります。

しかも、ハーフパイプの雪面は氷の様に固くできていますので、余計にリスクも高く、技術も必要です。

ある程度のカービングターン技術は最低限必要になります。

 

ただ、壁は必ずしも一番上まで行かないといけない、ということはないので、そこまで敷居が高いわけではありません。

あの地形を滑るだけでも非常に練習になるので、ある程度カービングができるようになったら挑戦してみるのも良いと思います。

 

▼ハーフパイプの特徴

魅力 ・スピード感、スリル感

・トリックを決めた時の達成感

・雪面を彫っていくカービングの気持ち良さ

必要な技術 ・ある程度のカービングターン技術

・あらゆるスノーボードの技術

 

 

6 オールラウンド

 

また、全てのジャンルを滑りたい場合は「オールラウンド」というジャンルもここでは特別に設けています。

スノーボードはどのような滑り方でもとても面白いものです。ですので偏りなくオールラウンドに楽しみたい、という方は「オールラウンド」というジャンルを選択していただければと思います。

 

 

やりたいことが決まったら・・・

 

スノーボードでやりたいことが決まったら、次は滑りに合わせた道具を選ぶことが大切です。

 

スノーボードは今と昔で道具が進化しています。道具の選び方について学ぶだけでスノーボードはレベルアップするのです。

また、スノーボードの板であればここでご紹介した6種類のやりたいジャンルに合わせた板を選ぶことが大切です。

 

Webonでは、スノーボードの道具を滑り方に合わせて選び方・おすすめの商品をご紹介しています。

こちらから自分のしたい滑りにぴったりの道具を見つけてみてはいかがでしょうか?

 

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

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グランドトリック(グラトリ)編

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カービングターン編

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パウダー編

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パウダー向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

 

ハーフパイプ編

photo by BC Living

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オールラウンド編

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目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

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グラウンドトリック(グラトリ)編

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グラトリ向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

カービングターン編

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パウダー編

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ハーフパイプ編

スノーボードのハーフパイプ向けの板の選び方!おすすめ3選!

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オールラウンド編

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スノーボードのオールラウンドモデルの向けの板の選び方!おすすめ3選!

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パークとは

 

前ページで解説したように「パーク」とはキッカーと呼ばれるジャンプ台でジャンプしたり、レールやBOXの上に乗って滑ることができるコースのことです。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

パークは「スロープスタイルのコース」とも言われます。

スロープスタイル(つまりパークで行うような滑り)はオリンピック競技にもなったので、最近スロープスタイルに憧れてスノーボードを始めたという人もいるのではないでしょうか。

 

スロープスタイル
スロープスタイルは、ジャンプ台や障害物のあるコースで技などを披露し採点を競う競技です。2014年のソチ五輪から冬季オリッンピックの競技に採用されました。

▼スロープスタイルのコース


photo by Flickr upload bot

 

今回は、そんなパークを楽しく快適に滑るための板の選び方と、おすすめの板を紹介していきたいと思います。

ただ、ひとえに「パーク」と言ってもレールやBOX(「ジブ」とも言います)向けの板と、ジャンプ向けの板は違います。

その為ここではジブからジャンプまで、なんでもやりやすい「パーク全般向けのモデル」「スロープスタイル向けのモデル」を紹介していきます。

 

パーク向けの板とは

 

カタログなどを見ると、パーク向けの板は各メーカーからたくさん出ています。

どのような板がパーク向けとして販売されているのでしょうか。「パーク向けのモデル」とされるものは大きく分けると以下の3つの特徴があります。

 

パーク向けの板の主な特徴

・ツインチップの板
・有効エッジが長くサイズが短い板
・幅が太めの板

 

なぜこれらの特徴を持っているとパーク向けの板として適しているのかを、下記で詳しく解説していきます。

 

パーク向け板の特徴1 ツインチップの板

 

 

ツインチップの板とはノーズ(前)とテール(後ろ)が同じ形状のものを言います。

ちなみにテールに比べてノーズ側が長い板の形状を「ディレクショナル」と言います。

 

ツインチップはスイッチスタンスが滑りやすい特徴があります。

 

「スイッチスタンス」とは
滑る向きで自分が得意な方のことを「メインスタンス」と言います。その逆を「スイッチスタンス」と言います。

 

先ほど紹介したパークの中の「キッカー」というジャンプ台で板を回転させる技などをすると、スイッチスタンス(逆向き)で着地することも多いです。

つまり下記の図のようになります。

 

 

要は、最初は左足の方を前にして滑っていたのに回転することでで向きが変わって右足の方を前になってしまうことが多いということです。

ですので、パーク向けの板ではスイッチスタンスの時の滑りやすさは重要です。

 

また、ツインチップはボードの取り回しがよく(取り回しがよい:取り扱いがしやすい)、スピンがしやすいというメリットもあります

スイッチで滑らないという人でも、パークで様々な技をしたいならツインチップの板がおすすめです。

 

パーク向け板の特徴2 有効エッジが長くサイズが短い板

 

有効エッジとは滑走する時に、スノーボードの板で実際に雪面に接地する部分のことを言います。

有効エッジは、カタログでは「Effective edge」と表記されています。

 

 

短い板でも有効エッジが長ければ、ハイスピードでも問題なく滑走することができます。

キッカー(ジャンプ台)でボードを回転させる技である「スピン」をする際は、重量も軽く遠心力も少なくなる短い板の方がやりやすいです。

ですので、「有効エッジの長い」「短いサイズ」の板を選べば、「高速性能も高く(高速で滑りやすく)」「スピンもしやすい」パークには最適な板となります。

 

しかし、全長が短いとその分「パウダースノー」というさらさらの雪の上を滑る際の浮力はなくなってしまうので、パーク向けのボードを選ぶ時はパウダー性能(パウダースノーで滑りやすい性能)は捨ててしまいましょう。

 

パウダースノーとは
新しく積もったばかりの雪でさらさらしている。転んでも痛くない等の特徴を持っており人気が高い。

▼パウダースノー

 

パーク向け板の特徴3 幅が太めの板

 

板の幅は太いと直進の際の安定性に優れ、細いとターン(向きを変える)性能に優れます。

パークではキレの良いターンは必要なく、直進安定性が欲しいので、板の幅は細いより広い方が向いています

技をする時でも、できるだけターンをしないように助走をつけますので直進安定性は重要になります。

キッカーでのジャンプは、できるだけ安定した姿勢で向かうのが大切になります。

 

ただ、広すぎると逆に操作性が悪くなりますので、自分の足に合った適度なサイズを選びましょう。

 

板を選ぶ際のポイント

 

各メーカー毎にパーク向けのモデルの板が販売されています。

それらの板は今述べてきたパーク向けの板の特徴である

「ツインチップ」

「有効エッジが長くサイズが短い」

「幅は太め」

に設定されていますので、パーク向けとして出されているモデルを購入すれば間違いはありません。

 

その上でさらに自分に合った板を選ぶには下記の三点に注目して選ぶといいでしょう。

  • 板の硬さ
  • キャンバーの形状
  • 予算

予算は人それぞれですので下記では、「板の硬さ」「キャンバーの形状」をどのように選べばいいのか解説いたします。

また、さらにその下では筆者のおすすめの板も紹介しますので、板を選ぶ際の参考にしてください。

 

板の硬さ

 

硬さとは板のしなりやすさと捻れやすさのことを指します。

 

板の硬さは好みのものを選びましょう

硬い板なら高速、柔らかい板は低速での操作性に優れます。

ビッグキッカー(巨大なジャンプ台)を飛ぶならある程度の硬さは必要になります。しかし、小規模のパークで楽しく滑る分には、柔らかい板の方が優れます。

 

個人的にはミディアムフレックス(中間)ぐらいの硬さをおすすめしています。

一番万能ですので、何にでも挑戦しやすいです。

色々なことに挑戦する方がスノーボードは楽しく、上達にも繋がりますので、迷ったらバランスの良いモデルを選択するのが良いと思います。

 

▼板の硬さの考え方

硬さ 特徴 パーク
硬い 高速での操作性〇 ビッグキッカー向き
柔らかい 低速での操作性〇 小規模パーク向き

※著者のおすすめはミディアムフレックス(中間)

 

キャンバーの形状

 

キャンバーの形状にはロッカーボードやキャンバーボードなど色々な形状がありますが、これも板の硬さと同じで、好みの形状を選択して良いと思います。

 

ロッカーボードなら軽い動き(動きやすい)ができ、スピントリックなどが非常にやりやすいです。

 

キャンバーボードなら高い反発力と踏ん張りが効き、高いジャンプと着地のしやすさがあります。

 

 

個人的には両方の特徴を併せ持つハイブリッド形状がおすすめです。

 

 

パークの滑りにはジャンプ・ターン・トリック色々な要素が必要ですので、万能な性能を持つ板が求められます。

ですので、迷ったらハイブリッド形状の板を選択しましょう。

 

▼キャンバーの形状の考え方

形状 特徴 パーク
ロッカーボード 動きが軽い スピントリック向き
キャンバーボード 高い反発力と踏ん張り 高いジャンプ向き

※著者のおすすめはハイブリッドボード(ロッカーボードとキャンバーボードの特徴を併せ持つ)

 

著者が厳選!パーク向けおすすめの板3選

 

ここからはパークに向いている板(パークボード)のおすすめを3つご紹介していきます!購入する際の参考にしてください!

 

おすすめ板1 DC「PLY」

DC(ディーシー)というメーカーの「PLY」というボード。

 

「ROCK&LOADキャンバー」と呼ばれる、ノーズとテールがフラットになったハイブリッドボードを採用しており、操作性の軽さが特徴の板です。

 

 

硬すぎず柔らかすぎないミディアムフレックスの板ですので、ビッグキッカー(大きなジャンプ台)から低速のジブ(BOX)までやりやすいモデルです。

私もこの板を使用しているのですが、動きが凄く軽く、キッカーのトリックでも他の板より180°くらい(半回転)多く回すことができます。

価格が高くないので、パークも思い切って攻めやすい(思い切って滑りやすい)のもおすすめの理由です。

 

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おすすめ板2 LOBSTER「PARK BOARD」

 

LOBSTER(ロブスター)というメーカーの「PARK BOARD」(パークボード)というボードです。

 

「パークボード」という名前からも分かる通りパーク向けに作られている板です。

LOBSTERというメーカーの板は「3Dキャンバー」という形状を採用しています。ノーズとテール部分が丸まったような形状です。

それにより、LOBSTERの板はキャンバーの力強さとロッカーの動きやすさを併せ持つ特徴を持っています。

 

<3Dキャンバー>(画像引用元:https://www.lobstersnowboards.com/3bt)

 

また、PARK BOARDはミディアムフレックスで有効エッジが長く、パークに最適なモデルです。

 

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おすすめ板3 RIDE「HELIX」

 

RIDE(ライド)というメーカーの「HELIX」というボードです。

日本のスロープスタイルのトッププレイヤーである角野友基が使用している板です。

 

角野友基(1996~)
日本のプロスノーボーダー。ワールドカップ2012-13では金メダル、2015-16では銀メダルを取るなど多くの受賞歴を持つスロープスタイルの選手。

▼角野友基選手の滑り

 

 

つま先側とかかと側のサイドカーブの形状が違うという特徴的なモデルです。

板の硬さはやや硬めで、通常のキャンバー形状ですので、ビッグキッカーなどでも安定感があります。

中・上級者向けの板ですので、これから大きなパークにも挑戦していきたいという人におすすめの板です。

 

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▼おすすめ板の早見表

メーカー/名称 特徴 場面
DC「PLY」 操作性〇 ビッグキッカーからBOXまで
LOBSTER「PARK BOARD」 力強さと動きやすさ パークに最適
RIDE「HELIX」 安定感 大きなパークにもおすすめ

 

 

 

 

目次著者

第1章 滑り方6種類

スノーボードの滑り方6種類を知る!

第2章 滑り方別・道具の選び方

パーク編

スノーボードのパーク向け板の選び方!おすすめ3選!

スノーボードのパーク向けブーツの選び方!おすすめ3選!

パーク向け「板」「ブーツ」「ビンディング」おすすめ3点セット

グラウンドトリック(グラトリ)編

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パウダー編

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ハーフパイプ編

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから