山下達郎おすすめの名曲④ 【ジャニーズへの提供曲編】

Webon紹介目次著者

山下達郎さんは『クリスマス・イブ』で有名なミュージシャン。達郎さんはテレビに出演しないため、動く姿を観れるのはライブだけ。チケットは入手困難であり「音の職人」と称される達郎さんのライブは「極上の音楽空間」。

『山下達郎』入門 ~極上の音楽空間~(全14ページ)はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

この章では達郎さんの楽曲を

定番】【隠れた名曲】【鈴木雅之への提供曲】【ジャニーズへの提供曲】【カバー

とジャンルに分けて5ページにわたって紹介します。

達郎さんは自身でも大ヒット曲を数多くリリースしております。ただ達郎さんは自身の曲だけでなく作曲家としても多くのヒット曲を手がけているのです。

またジャニーズへの提供曲には名曲が多いのです。

 

ジャニーズ提供曲が多い理由!?

 

山下達郎さんはジャニーズ事務所所属のアイドルへの楽曲提供が多いと思います。提供曲が多い理由は「小杉理宇造さん」がジャニーズ事務所とつながりがあったためかなと思います。

小杉さんは達郎さんが所属する事務所であるスマイルカンパニーの元代表取締役社長です。2003年にはジャニーズエンターテイメントの代表取締役社長に就任しています。

小杉さんは昔、レコード会社RCAにおり、そこの所属アーティストだった達郎さんと出逢いました。そして小杉さんはRCAにいる時にジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長とも知り合いになったそう。

 

そういったことから、達郎さんとジャニーズとのつながりが、自然と出来ていったのだと思います。

ジャニーズのアイドルへの楽曲提供は名曲が多いです。このページではその中でも私が大好きな曲をご紹介したいと思います。達郎さんがセルフカバーしているものもあります。

 

KinKi Kids

メンバー ・堂本剛(1979年4月10日生まれ)上記写真左
・堂本光一(1979年1月1日生まれ)上記写真右
デビュー 1997年7月21日にシングル『硝子の少年』でデビュー。
デビューからシングル39連続で初登場1位を記録しておりギネス記録に登録されている。

 

硝子の少年

リリース年月 1997年7月21日(シングル『硝子の少年』)
時間 4分39秒
備考 CD売り上げは170万枚以上でKinKi Kids最大のヒット曲。
収録アルバム B album
KinKi Single Selection
39
The BEST

 

『硝子の少年』は言わずと知れたKinKi Kidsの大ヒットデビュー曲。

松本隆さん作詞、達郎さん作曲、編曲。

 

松本隆

1949年生まれ。「日本語ロック」の先駆者で日本の音楽界に多大な影響を与えたバンド『はっぴぃえんど』の元ドラマーであり作詞担当。寺尾聰、松田聖子、薬師丸ひろ子、近藤真彦など数多くの有名アーティストやアイドルの楽曲を手がける。

 

私は達郎さんファンであるのはもちろんですが、KinKi KidsがCDデビューする前から彼らのファンでした。

そのためKinKi KidsのCDデビューが決まり、達郎さんが曲を提供すると知った時はすごくうれしかったです。

 

印象的なイントロから始まる『硝子の少年』は、松本隆さんのせつない詩とも相まって世代を超えて愛される名曲に。

KinKi Kidsの歌、ダンスもとってもよくて、白い衣装も『硝子の少年』というタイトル、曲にぴったりでした。

 

達郎さんバージョンはベストアルバム『OPUS』の初回限定盤のボーナストラックに収録されています。

 

▼ベストアルバム『OPUS』CD

 

セルフカバーではなくデモ音源(=関係者に曲の概要を伝えるために作られた曲)なのですが、達郎さんバージョンもすごく素敵。

KinKi Kidsの二人のお父さん世代と言っていい達郎さんが歌っても違和感がありません。

達郎さんが目指して創った「何十年後にも歌える歌」になっていると思います。

 

堂本光一さんは達郎さんから「君たちが、何年たっても、大人になっても歌える歌だよ」と言われたそうです。光一さんは今でも達郎さんが歌ったデモテープを大切に持っているようです。

達郎さんはライブでも『硝子の少年』を歌うことがあり、会場はすっごく盛り上がります。

初めてライブで聴いた時はとっても感動しました。

 

▼KinKi Kids『硝子の少年』収録アルバム『39』CD

 

Kissからはじまるミステリー

リリース年月 1997年7月21日(アルバム『A album』)
備考 ・KinKi Kidsのデビューアルバムである『A album』に収録されている。同アルバムはミリオンセラーを突破している。
・堂本剛主演の日本テレビ系ドラマ『金田一少年の事件簿 第2シーズン』主題歌。
収録アルバム A album
39

 

『Kissからはじまるミステリー』はKinKi Kidsの曲の中でも、私の中でベスト5に入る大好きな曲。

松本隆さん作詞、達郎さん作曲、編曲。

この曲は堂本剛さん主演ドラマ『金田一少年の事件簿』の主題歌で、CD化される前からテレビで流れていました。

その時から大好きな曲。

 

▼ドラマ『金田一少年の事件簿』DVD(画像クリックで商品詳細へ)

 

主題歌なのでフルでは流れなかったので、CD化された時はすっごくうれしかったです。

達郎さんバージョンはアルバム『SONORITE』にセルフカバーとして収録。

 

▼アルバム『SONORITE』

 

でも、セルフカバーと言うには結構生まれ変わっている印象。

KinKi Kidsが歌うラップ部分の詩が大きく変わっていて、そのラップ部分はケツメイシのRYOさんが歌っています。ラップ作詞もRYOさん。

 

ケツメイシ

日本のヒップホップグループ。1999年に初のインディーズ曲がリリースされる。アルバム『ケツノポリス4』はオリコンアルバム週間チャートで3週連続首位を獲得する。RYOは同グループのMC担当。

▼RYOは写真左から2番目

 

KinKi Kidsバージョンでは学園ドラマらしい「教室中」という詩が

達郎さんバージョンでは「一晩中」に。

「横断歩道」という詩が

達郎さんバージョンでは「一晩中」と変わっていたり。

 

KinKi Kidsの若さ溢れる曲の感じとはまた違って、とても大人な曲になっています。

「どちらもいい!」と思いますがKinKi Kidsのラップ部分込みで好きだったので、そこを達郎さんバージョンでも聴きたかったな~という気持ちもあります。

でも、あの部分を同じ歌詞で達郎さんが歌うのは無理があるし、もどかしいところです。

 

▼KinKi Kids『Kissからはじまるミステリー』収録アルバム『39』CD

 

HAPPY HAPPY GREETING

リリース年月 1998年12月9日(シングル『Happy Happy Greeting/シンデレラ・クリスマス』
時間 6分13秒
備考 ・CD売り上げ60.9万枚
・パナソニック『デジカム』CMソング
収録アルバム The BEST

 

『HAPPY HAPPY GREETING』はとっても暖かく幸せな気持ちになる、いろんなお祝いに使われるハッピーな曲。

松本隆さん作詞、達郎さん作曲、編曲。

「クリスマスに関する曲は多いけど、元日に関する曲がない」ということで創られた曲。

どうせならいろんなお祝いを入れよう、ということで誕生日やバレンタインなども詩に登場します。

堂本光一さんの誕生日が1月1日なので、それをお祝いする意味も。

達郎さんバージョンはアルバム『RARITIES』に収録されています。

 

▼アルバム『RARITIES』CD

 

KinKi Kidsよりもシンプルで大人な感じ。

難波弘之さんのピアノがとても心地いい。

 

難波弘之


1953年生まれの音楽家・SF作家。東京都音楽大学の教授を務めている。多くのアニメ・ドラマの音楽を担当する。山下達郎のコンサートツアーにも参加している。

難波弘之さんや他の達郎さんのライブに参加するアーティストについては次の章(第4章)で紹介いたします。

 

▼シングル『HAPPY HAPPY GREETING』CD

 

 近藤真彦

生年月日 1964年7月19日
出身地 神奈川県大和市
デビュー 1980年『スニーカーぶる~す』でソロデビュー
田原俊彦・野村義男とともに『たのきんトリオ』として人気を博した。1987年に『愚か者』で第29回日本レコード大賞を獲得する。

 

ハイティーン・ブギ

リリース年月 1982年6月30日(シングル『ハイティーン・ブギ』)
備考 映画『ハイティーン・ブギ』主題歌
収録アルバム THE MATCHY best song for you
近藤真彦 THE BEST
By Your Request
THE ROCK BEST
風街図鑑
MATCHY★BEST

 

ジャニーズ事務所の大御所でもあり、1980年代には大人気アイドルだったマッチこと近藤真彦さん。

私が初めて達郎さんの名前を知ったのはこの『ハイティーン・ブギ』から。

2018年のライブでは達郎さんがこの曲をカバーし大盛り上がりとなりました。

マッチの同名主演映画を観に行った事などを想い出しながら、今こうして達郎さんの音楽が私の人生に大きく関わっていることを感慨深く思いました。

 

▼『ハイティーン・ブギ』収録アルバム『THE MATCHY best song for you 』CD

 

少年隊

メンバー ・錦織一清(1965年5月22日生まれ)写真左
・植草克秀(1966年7月24日生まれ)写真中央
・東山紀之(1966年9月30日)写真右
デビュー 1985年『仮面舞踏会』でデビュー
ジャニーズ最長の活動歴のグループ。最大のヒットソングは『仮面舞踏会』で、1986年の年間シングル売り上げの第3位となる。

 

湾岸スキーヤー

リリース年月 1998年1月28日
時間 4分32秒
収録アルバム Prism

 

『湾岸スキーヤー』はフジテレビの長野オリンピックのテーマソングとなっていた曲。

よく中継で流れていたのを覚えています。

元々は、屋内スキー場「ららぽーとスキードーム」のCMソングとして制作されていたものです。

達郎さんの作品としてCD化する機会を逃していたところ、少年隊の作品として秋元康さん他の手が加わりフルバージョンが制作され少年隊の曲になりました。

達郎さんのCMバージョンは達郎さんの公式サイトのみで購入できる『山下達郎 CM全集Vol.2』に収録されています。

<Tatsuro Yamashita Official Websaite>https://www.tatsuro.co.jp/shop/

すごくさわやかな素敵な曲で少年隊のダンスもカッコよくて、大好きでした。

 

▼『湾岸スキーヤー』収録アルバムCD

 

達郎さんのジャニーズへの提供曲の中から、自身でも歌われたことがあるものをご紹介しました。

特にKinKi Kidsの曲は本当に素敵なので、どちらのバージョンも聴いてほしいなと思います。

 

さて、達郎さんの曲は他アーティストによってカバーされています。カバーされた曲もとても素晴らしいです。次のページで紹介いたします。

『山下達郎入門』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP、K-POP、洋楽、演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

角松敏生のプロデュース作品 ~杏里・中山美穂・他~

Webon紹介目次著者
角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『角松敏生入門』目次へ  (全15ページ)

 

角松敏生さんは他アーティストに多くの楽曲提供を行っています。

こちらのページでは、角松さんが楽曲提供を行った

「杏里さん」「西城秀樹さん」「中山美穂さん」「VOCALAND」「相田翔子さん」

について時系列順に紹介いたします。

 

プロデュース作品年表

 

リリース年月 アーティスト プロデュース作品収録アルバム
1982年11月 杏里 Heaven Beach
1983年6月 杏里 Bi・Ki・Ni
1983年12月 杏里 TIMELY!!
1984年6月 杏里 COOOL
1985年7月 西城秀樹 TWILIGHT MADE…HIDEKI
1986年7月 中山美穂 SUMMER BREEZE
1988年2月 中山美穂 CATCH THE NIGHT
1996年7月 VOCALAND VOCALAND
1997年9月 VOCALAND VOCALAND2 〜Male,Female & Mellow〜
2013年9月 相田翔子 This Is My Love

 

音楽プロデューサー「角松敏生」

 

角松さんはシンガーソングライターですが、他アーティストへの楽曲提供・プロデュースなど「プロデューサー」としての側面もあります。

特に女性アーティストへの楽曲提供やプロデュースが多く、2000年リリースのアルバム「The gentle sex 」は女性アーティストへ提供した楽曲をセルフカバーしたもの。

 

▼アルバム「The gentle sex 」(画像クリックで商品詳細へ)

 

このアルバムのツアーも行われ、収録曲以外の曲もセットリストに入り、とても素晴らしいライブでした。

こちらでは、角松さんのプロデュース作品についてご紹介したいと思います。

 

杏里

▲杏里さん

リリース年月 アーティスト プロデュース作品収録アルバム
1982年11月 杏里 Heaven Beach
1983年6月 杏里 Bi・Ki・Ni
1983年12月 杏里 TIMELY!!
1984年6月 杏里 COOOL

 

杏里さんのアルバム1982年「Heaven Beach」へ3曲提供。

そして1983年「Bi・Ki・Ni」、1983年「TIMELY!!」、1984年「COOOL」と、3枚のアルバムをプロデュース。

「Bi・Ki・Ni」では、1曲目~5曲目を、「TIMELY!!」「 COOOL」ではアルバムプロデュースとなっています。

 

「角松さんの初期のプロデュース作品と言えば杏里さん」というほど角松テイストの楽曲と杏里さんの伸びのある歌声がとてもマッチしていて、どのアルバムも、どの楽曲も名作ぞろい。

 

「Bi・Ki・Ni」、「TIMELY!!」、「COOOL」。

この3枚のアルバムはぜひとも聴いてほしいです。

 

ダンサブルなものから、バラードまで角松さんのソングライティングが楽しめます。

角松ファンという事を除いても、杏里さんのグルーヴィーなボーカルの魅力に取りつかれること間違いなしです。※グルーヴィー=クールでかっこいい

 

アルバム「COOOL」に収録されているシングル「I CAN’T EVER CHANGE YOUR LOVE FOR ME」は角松さんのアルバム「The gentle sex」でセルフカバー。

 

 

また、角松作品ではないものの、アルバム「COOOL」に収録されているシングルで名バラード「MERCURY LAMP 水銀燈」は「The gentle sex」のツアーでは歌われ、それを聴いてとてもとても感動しました。

 

 

▼「Heaven Beach」(画像クリックで商品詳細へ)

▼アルバム「Bi・Ki・Ni」(画像クリックで商品詳細へ)

▼アルバム「TIMELY!!」(画像クリックで商品詳細へ)
▼アルバム「 COOOL」(画像クリックで商品詳細へ)


 

杏里への提供曲/プロデュースアルバム一覧

※聴く方法は「CD」「Amazon Music」「レコチョク」などを独自調査し可能な方法を掲載しております。

 

「Heaven Beach」への提供曲
曲番号 タイトル
1 二番目のaffair
2 Last Summer Whisper
5 Fly By Day
▼聴く方法
Prime Music(試聴可)
AmazonMP3(試聴可)
レコチョク(試聴可)
CD

 

「Bi・Ki・Ni」への提供曲
曲番号 タイトル
1 Good Bye Boogie Dance
2 Dancin’ Blue
3 September Walkin’
4 Lady Sunshine
5 Yes I’m In Love
▼聴く方法
Prime Music(視聴可能)
amazonMP3(視聴可能)
レコチョク(視聴可能)
CD

 

▼プロデュースアルバム

プロデュースアルバム 聴く方法
TIMELY!! Prime Music(視聴可能)
amazonMP3(視聴可能)
レコチョク(視聴可能)
CD
COOOL Prime Music(視聴可能)
amazonMP3(視聴可能)
レコチョク(視聴可能)
CD

 

西城秀樹

▲西城秀樹さん

リリース年月 アーティスト プロデュース作品収録アルバム
1985年7月 西城秀樹 TWILIGHT MADE…HIDEKI

 

1985年「TWILIGHT MADE…HIDEKI」

このアルバムは本当に名盤、西城さんの圧倒的なボーカルが素晴らしく、ぜひ聴いてほしい作品です。

このアルバム「TWILIGHT MADE…HIDEKI」は、西城さんは角松さんの音楽を高く評価していて、一緒に作品を創りたいと思い角松さんに声がかかったとの事。

収録曲である「BEAT STREET」はとてもカッコよくて、西城さんじゃないとこんなにカッコよく歌えないだろうな~と思います。

また、「PLATINUMの雨」は美しいミディアムバラードで、いつか角松さんにカバーしてほしいなぁと思います。

 

全曲、西城さんのボーカルが冴え渡るとてもカッコよく心地よいアルバムです。
いつまでもお元気でまたカッコよく歌ってほしかった…本当に偉大なボーカリストだと思います。

 

▼アルバム「TWILIGHT MADE…HIDEKI」(画像クリックで商品詳細へ)

 

西城秀樹「TWILIGHT MADE…HIDEKI」への提供曲一覧

 

▼TWILIGHT MADE…HIDEKIへの提供曲
曲番号 タイトル
1 SWEET SURRENDER
2 BEAT STREET
5 PLATINUMの雨
9 TELEVISION
▼聴く方法
CD
LP

 

中山美穂

▲中山美穂さん

リリース年月 アーティスト プロデュース作品収録アルバム
1986年7月 中山美穂 SUMMER BREEZE
1988年2月 中山美穂 CATCH THE NIGHT

 

中山美穂さんは現在は女優としての活動が多いですが、元々はアイドルとしてデビューし歌でもドラマでも大活躍しました。

美穂さんの1986年のアルバム「SUMMER BREEZE」へは3曲提供。

 

アルバム「SUMMER BREEZE」の中の1曲が「You’re My Only Shinin’ Star」。

角松ファンにも美穂さんファンにも大人気の、名曲中の名曲と言える曲だと思います。

 

他にも1986年のアルバム「CATCH THE NIGHT」をプロデュース。

こちらのアルバム「CATCH THE NIGHT」には、大ヒット曲となったシングル「CATCH ME」や角松ファンの人気も高い「花瓶」を収録。

「CATCH ME」に代表されるように、当時のユーロビート・打ち込み主流のダンサブルなナンバーが多いです。

 

用語解説

・ユーロビート・・・電子楽器を使用したダンスミュージック。
・打ち込み・・・演奏データをソフトに事前に入力しておいて、それを再生することで演奏すること。
・ダンサブルなナンバー・・・踊るのに適した曲。

 

「CATCH ME」は私自身も大好きな曲。

角松さんのファンであるとともに美穂さんのファンでもあった私は、角松さんが美穂さんの曲を創ることがとっても嬉しかったです。

美穂さんと同年代の私は、当時、美穂さんの髪型やおしゃれを真似していました。

 

▼中山美穂の髪型の例

 

高校生の私にとって角松さんは大人すぎて

「美穂ちゃん、角松さんと何話すんだろう~?」

なんて思っていました(笑)

アルバム「CATCH THE NIGHT」に収録されている「SHERRY」は角松さんのアルバムに収録されていてもいいような曲だと思っていてとても好きな曲です。

 

▼アルバム「SUMMER BREEZE」(画像クリックで商品詳細へ)

▼アルバム「CATCH THE NIGHT」(画像クリックで商品詳細へ)

 

中山美穂への提供曲/プロデュースアルバム一覧

 

「SUMMER BREEZE」への提供曲
曲番号 タイトル
3 Leave Me Alone
7 Rising Love
10 You’re My Only Shinin’ Star
▼聴く方法
CD

 

▼プロデュースアルバム

プロデュースアルバム 聴く方法
CATCH THE NIGHT CD

 

VOCALAND

 

リリース年月 アーティスト プロデュース作品収録アルバム
1996年7月 VOCALAND VOCALAND
1997年9月 VOCALAND VOCALAND2 〜Male,Female & Mellow〜

 

エイベックスのボーカリスト発掘プロジェクトである「VOCALAND」。

1996年「VOCALAND」1997年「VOCALAND 2」をプロデュース。

 

どの女性ボーカルも魅力があり、とても楽しめる作品となっています。

「VOCALAND」収録の、今は女優としてミュージカルや舞台で活躍している吉沢梨絵さんの「Give it up」や梨絵さんのシングル「サヨナラは口ぐせ」「ALL OF YOU」が大好きです。

 

VOCALAND

アルバム「VOCALAND」は、オーディションで選ばれた新人女性アーティストが参加したコンピレーションアルバムです。

グループ全員で歌うのではなく、一人一人のアーティストが個性的な歌を披露してくれています。参加メンバーは、元CCガールズの藤原理恵さん以外は、当時世間にはほとんど知られていなかったメンバーです。

 

▼アルバム「VOCALAND」(画像クリックで商品詳細へ)

▼アルバム「VOCALAND 2」(画像クリックで商品詳細へ)

 

VOCALANDプロデュースアルバム一覧

 

プロデュースアルバム 聴く方法
VOCALAND CD
VOCALAND 2 CD

 

相田翔子さん他


▲相田翔子さん、アルバム 「This Is My Love 」(画像クリックで商品詳細へ)

 

リリース年月 アーティスト プロデュース作品収録アルバム
2013年9月 相田翔子 This Is My Love

 

2013年リリースの相田翔子さんのアルバム「This Is My Love 」の中の「for you 」というとても優しく暖かいバラードを角松さんは提供。

相田さんは憧れの角松さんに楽曲提供してもらったことをとてもとても喜んでいました。

【参考:相田さんの公式ブログ】http://gree.jp/aida_shoko/blog/entry/667894560

 

相田さんも美穂さんと同じく私と同年代。

やはり私たち世代にとって、角松さんはカッコよく憧れの存在だったのですね。

 

この他にも、中森明菜さん、岩崎宏美さん、元バービーボーイズのKONTAさんや、角松さん関連のミュージシャンなどのプロデュース作品もあります。

角松さんのプロデューサーとしての才能も感じて頂ければ、と思います。

 

相田翔子への提供曲一覧

 

▼アルバム「This Is My Love 」への提供曲
曲番号 タイトル
1 for you
▼聴く方法
CD

 

その他アーティストへの角松敏生提供曲一覧

 

中森明菜、アルバム「BITTER AND SWEET」

アルバム「BITTER AND SWEET」への提供曲
曲番号 タイトル
6 UNSTEADY LOVE
9 SO LONG
▼聴く方法
CD

 

岩崎宏美、アルバム「SHOWER OF LOVE +5」

▼アルバム「SHOWER OF LOVE +5」への提供曲
曲番号 タイトル
3 (I LOOK)IN YOUR EYES
4 時の向こうがわ
▼聴く方法
CD

 

元バービーボーイズのKONTA、角松敏生プロデュースアルバム「Jane Doe」

プロデュースアルバム 聴く方法
Jane Doe CD

 

『角松敏生入門』目次へ  (全15ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

「作曲家」岡村靖幸の活動② ~渡辺美里への提供曲~

Webon紹介目次著者
歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

『岡村靖幸』入門 ~超個性的シンガーの魅力に迫る~ はこちらから

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

『岡村靖幸入門』目次へ  (全13ページ)

【岡村靖幸ファン必読!!】
『だいすき!岡村靖幸!』好評発売中!

著:しあ 価格580円
販売サイトへ(amazon)
Kindle Unlimitedで読み放題!

渡辺美里への楽曲提供

▼岡村靖幸簡易年表

1984年(19歳) 岡村靖幸作曲家になる
1986年1月1日 吉川晃司「キャンドルの瞳」リリース
1986年7月2日 渡辺美里「Lovin’you」リリース
1986年12月 岡村靖幸歌手デビュー

 

▲渡辺美里氏

 

吉川晃司さんへの提供曲は「奪われたWink 」(1986)の一曲だけですが、岡村さんの提供曲と言えば、何よりも渡辺美里さんだと思います。

1980年代から90年代にかけて、渡辺美里さんだけで23曲提供しています。

渡辺美里さん2枚目のオリジナルアルバムで2枚組の「Lovin’ you」(1986)においては、20曲中8曲の作曲をしています。(このページの文末に提供曲一覧を記載しています)

 

 

この渡辺美里さんの「Lovin’ you」は岡村さんはまだ歌手としてのデビュー前でしたが、当時とても勢いに乗っていた小室哲哉氏、大江千里氏などを作家として起用していて、とてもクオリティの高いアルバムです。

とにかく名曲ぞろいなので、美里さんファンでなくても岡村さんファンならぜひとも聴いてほしいアルバムです。

 

 

大江千里とは

1993年に「ワラビーをぬぎすてて」でデビュー。「十人十色」「格好悪いふられ方」がヒットする。

 

美里さんへの提供曲の印象

 

美里さんへの提供曲は、いわゆる岡村靖幸感を感じないものもあります。

それは、やはり美里さんのイメージに合ったものを、と求められていたからなのかな、と思います。

岡村さんは、作曲家という仕事に対して

「自分のエゴを出す仕事ではない。このアーティストのイメージに合ったこんな曲を創ってほしい、というニーズに応えて創るもの。」

と語っていました。

 

シンガー岡村靖幸として認知されてからは、岡村さんっぽい曲を創ってくださいとオファーされることが多かったのではないかと思いますが、まだデビュー前の岡村さんは「美里さんにぴったりの曲を」と思い創っていたのでしょう。

しかし、そのどれもが名曲ぞろいで、改めて岡村さんのソングライティングの高さを知ることができるのです。

 

岡村さんは

「ソロの自分の曲を創る際は、いかに自分を出すかが大事」

と言っています。

自分の曲と提供曲とでソングライティングを使い分けていて、高いクオリティを保っているのは、もしかすると商業作曲家としても成功出来ていたのでは、と思ってしまいます。

 

下記では、美里さんへの提供曲で、私の好きなベスト3をご紹介します。

 

著者の好きな「岡村靖幸」の渡辺美里への提供曲ベスト3

1 虹をみたかい

 

岡村靖幸テイスト満載の曲です。

美里さんの歌詞に岡村さんのメロディがバッチリとハマっていて、さらに美里さんのパンチのあるボーカルがこの曲を更に際立たせています。

美里さんへの初期の提供曲はあまり岡村節を感じさせませんが、これは作、編曲、コーラスと関わっており、とてもパワフル、ソウルフルでファンキー!

めちゃめちゃカッコいい曲になっています。

 

脳内で岡村さんが歌っているのを想像してみると、何だかクセが強い感じがして・・・やはり美里さんへ提供した美里さんボーカルだからこそ、より輝く曲なのかな、と思います。

でも、岡村さんバージョンも聴いてみたいなあ~~ライブで聴いたらすっごくカッコいいと思うのです。

▼「虹をみたかい」Amazon Music Unlimitedで聞き放題

 

2 跳べ模型ヒコーキ

 

シンプルだけど、心にとても響くせつないメロディ。

美里さんの作詩で、最初の「路面電車の~」の歌詞とメロディに一気に心を掴まれます。

この曲が収録されているアルバム「Flower bed」が大好きで、その中でもこの曲が一番好きでした。

夏に発売されたアルバムで、歌詞にも「夏のにおいが~」とあり、今でも夏が来るとこの曲が無性に聴きたくなります。

岡村さんが創り出す美しいメロディラインに、とても魅了される曲です。

▼アルバム『Flower bed』Amazon Music Unlimitedで全曲聞き放題

 

3 Lovin’ you

 

美里さんの曲の中でも大人気の、名バラードだと思います。

美里さんバージョンを聴くとあまり岡村さんぽさを感じないのだけど、岡村さんが歌っているのを聴くと(岡村さんバージョンのCDはありません)不思議・・・とてもとても岡村さんぽいのです。

Bメロ、サビのところはうわ~岡村ちゃんだな~と思います。

 

ちなみに、岡村さんバージョンの「Lovin’you」は1988年のテレビ番組で披露されていたようです。

▼アルバム『Lovin’you』Amazon Music Unlimitedで全曲聞き放題

 

作曲家岡村靖幸も高評価

 

小中学校と田原俊彦さん、近藤真彦さん、松田聖子さん、中森明菜さんなど、アイドルが好きだった私も、前ページで書いたように、吉川晃司さんとの出逢いによって音楽への興味がとても湧いてくるようになりました。

 

中学3年生ぐらいからは、いろいろな音楽を聴くようになりました。

今でこそ、クラス中みんなが音楽を聴いたり、ライブに行ったりが当たり前だと思いますが、この時代はまだそんな感じではなく、はっきりと音楽ファンとそうでない子の違いがありました。

私を含め、音楽ファンの子たちの間では美里さんは大人気で、アルバムをみんな聴いていました。

 

その中で、岡村靖幸の創った曲いいよね、という話に当然なっていました。

また、当時私たち音楽ファンの愛読書「PATi PATi (パチパチ)」には若い世代のアーティストがたくさん載っており、大人気の雑誌でした。

美里さんも毎月載っており、アルバム制作秘話などが聞けました。

そこで、美里さんからまだデビュー前の岡村さんの話なども少しだけ聞けたりして、だんだんと岡村靖幸の輪郭が見えてきた感じです。

▼「PATi PATi (パチパチ)」2012年5月号

 

渡辺美里への提供曲一覧

 

文中に紹介している曲や、下記で紹介しているアルバムの曲は全てAmazon Music Unlimitedで聴くことができます。

 

アルバム『eyes』

▼画像クリックで商品詳細へ

・GROWIN’ UP(1985年 作曲、コーラス)
・すべて君のため(1985年 作曲)
・Lazy Crazy Blueberry Pie(1985年 作曲、編曲、コーラス)
・Bye Bye Yesterday(1985年 作曲)

 

アルバム『Lovin’you』

▼画像クリックで商品詳細へ


<ディスク1>

・Long Night(1986年 作曲)
・素敵になりたい(1986年 作曲、コーラス)
・19才の秘かな欲望(1986年 作曲)
・Resistance(1986年 作曲

<ディスク2>

・悲しき願い (Here&There) (1986年 作曲)
・みつめていたい (Restin’InYourRoom) (1986年 作曲)
・A Happy Ending(1986年 作曲)
・Lovin’ You(1986年 作曲)

 

シングル『BELIEVE / Half Moon』

▼画像クリックで商品詳細へ

・Half Moon(1986年 作曲、編曲、コーラス)

 

アルバム『ribbon』

▼画像クリックで商品詳細へ

・シャララ(1988年 作曲)
・19才の秘かな欲望 (The Lover Soul Version) (1988年 作曲)

 

アルバム『Flower bed』

▼画像クリックで商品詳細へ

・跳べ模型ヒコーキ(1989年 作曲)
・冷たいミルク(1989年 作曲)

 

シングル『虹をみたかい』

▼画像クリックで商品詳細へ

・虹をみたかい(1989年 作曲、編曲)
・虹をみたかい (Honey-bee Version) (1990年 作曲、編曲、コーラス)←こちらの曲を聴きたい場合は、下記リンクより。

 

 

アルバム『tokyo』

▼画像クリックで商品詳細へ

・虹をみたかい (tokyo mix) (1990年 作曲、編曲、コーラス)

 

アルバム『Lucky』

▼画像クリックで商品詳細へ

・はだかの気持(1991年 作曲、編曲、コーラス)

 

シングル『泣いちゃいそうだよ』

▼画像クリックで商品詳細へ

・泣いちゃいそうだよ(1992年 作曲)

 

アルバム『BIG WAVE』

▼画像クリックで商品詳細へ

・ジャングルチャイルド(1993年 作曲、コーラス)
・BIG WAVEやってきた(1993年 作曲)
・若きモンスターの逆襲(1993年 作曲、コーラス)
・さえない20代(1993年 作曲)

 

『岡村靖幸入門』目次へ  (全13ページ)

 

【岡村靖幸のアルバムが多数聴ける。30日間無料体験有】

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから