バス釣りのコツ③ 【根掛かり】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この第4章では、これからバス釣りを始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたって解説します。

前のページは「ルアーの使い分け」についてでしたが、このページでは「根掛かり」について解説します。

根掛かりはピンチではなく、実はチャンスなのです!

 

根掛かりとは

 

根掛かり(ねがかり)とは、釣り針やルアーが水中にある障害物に引っかかってしまうことを言います。

障害物の中でも最も多いのは水草・藻などの水生植物だと思います。あとは沈下物のタイヤや自転車・靴・傘といった人工的に遺棄されたもの、岩や枯れ木・倒木など様々…。

根掛かりは頻繁に起きます。また、根掛かりかと思ったら魚が食いついていることがあったりします。その辺りの感覚は実際にバス釣りをやってみないとわからない点です。

 

筆者が今まで、根掛かりが原因で釣り上げてしまったものの中には、ミッキーマウスのぬいぐるみなんてものもありましたよ!

▼ミッキーマウスのぬいぐるみ

 

「外そうとして釣り竿を動かすとより障害物にフックが刺さってしまって抜けない」なんてこともある根掛かり。一見ピンチに思える根掛かりですが、最大のチャンスとも言えるのです!

何を隠そう、ミッキーマウスのぬいぐるみですら、ブラックバスにとっては居心地のいい障害物になる時があるんですね。

 

根掛かりはチャンス

 

根掛かりを最大限に活かすのもバス釣りの大事なポイントです。

ルアーをキャスト(=目標を目掛けてルアーを放つこと)し手元に回収するまでは、水中にある瓦礫や水草といった障害物に引っかかるトラブルを回避することが必要となります。

しかし、実はこのタイミングの多くが魚を釣る為のチャンスであり、きっかけであったりもします。

先にも述べましたが、ブラックバスという魚は障害物の周りに潜んでいることが多く、そこへルアー等の何らかの生命感溢れる物体が近づくと、異常に興味を示す習性があります。

「根掛かりを外している最中のルアーの動作」というのもまた、障害物周りにいる魚の好奇心を刺激するものであり、時としてアタリに結びつく最大のチャンスであったりするのです。

 

 

アタリの現れ方

 

ここまで「根掛かりは魚を釣るチャンス」とお伝えしてきましたが、実際にどんな風にアタリとして現れるのでしょうか?

その多くは、ルアーが根などに引っかかって外そうとしている最中に突如として現れます。

ライン(糸)をピンと張ったり、緩めたりして竿先を動かし、様々なアクションを繰り出していると急に「ガツン」というアタリが手元に来たり「コツッ」という小さな違和感があったりと明らかに生命感っぽい何かが感じ取れます。

 

これが魚からの「魚信(ぎょしん)」というもので、このような違和感を感じたら、すぐに今まで行っていた動作を止めてしばらく様子を見てみましょう。

食い気のある魚ですと、そのままルアーを咥えて竿先ごと持って行ってしまう(=竿が引き込まれる)事が多いです。

ポイントは、アタリ後5~10秒ほど放置するのが重要です。

 

アタリがない時

 

「根掛かりなどで引っかかったら必ずしもアタリが来る」という訳ではありません。アタリがない場合は、またルアーを回収し新しいポイントへ再度キャストしなおしてください。

根掛かりは頻繁に起こり、根掛かりするところにバスがいついています。

そのため、この一連の動作である「キャスト」→「引っかかる」→「根掛かりを外すためにルアーを動かす」→「またキャストしなおす」という繰り返しが、ブラックバスに近づくための最大の手段と言えます。

 

「根掛かりを早くはずしてすぐにキャストしなおしたい!」とはやる気持ちもありますが「引っかかるポイントに魚は居る!」という事を強く意識し、キャストし続けて下さい。

逆に根がかりせず、水中の地形の変化(地形の変化:障害物があったり底に段差があったりすること)が感じられない場所というのは、魚が居る可能性は低いです。

そのようなポイントは、早めに見切りを付けて新しい場所を探す様にしましょう!

 

根掛かりの外し方

 

根掛かりしてしまうと、実に「イラッ」ときてしまい、無理にルアーを外そうとして竿を思い切りバタバタと動かしてしまう方を多く見かけるのですが、これはあまり得策とは言えません。

引っかかった場所の近くにもしも魚が居た場合、この様な激しい動作をしてしまうとせっかくの魚が逃げてしまい、みすみすチャンスを逃してしまうことになりかねません。

 

万が一根掛かりをしてしまった場合は、竿先でチョンチョンと持ち上げ、ルアーをほぐす様に優しく外してあげると、案外すぐに外れたりします。

さらに軽く外してあげることにより、外れた瞬間のバイト(アタリ)も期待できます。ブラックバスは、不規則なルアーの動きに弱く、思わず食いついてしまう事が多々あるのです。

根掛かりを逆にチャンスに変えることができれば、どんどん釣れるようになると思いますよ!

 

次のページでは「プレッシャー」について解説いたします。魚にプレッシャーがかかってしまうと、警戒心が強くなってなかなか釣れなくなってしまいます。プレッシャーの低いバスの狙い方を知れば、より釣りやすくなることでしょう。

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スノーボードの大会種目を知ろう!

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

スノーボードの大会種目

 

スノーボードの大会競技は、オリンピックでも日本人がメダルを獲得して話題を集めましたので「少しは観たことがある」という人も多いと思います。

しかしその反面「ルールや見どころなどがわからなくてあまり楽しめなかった」という人も多いのではないでしょうか。

この第1章ではそんなスノーボードの大会や種目を、初心者の方でももっと楽しめるようにルールや見どころなどを6ページにわたり解説していきたいと思います。

また、スノーボードではオリンピック種目となった競技以外にも様々な競技があり、オリンピック以上に楽しめる大会なども多々あります。

まずはこのページで、スノーボードの大会種目を紹介していきます。

 

種目

1 ハーフパイプ

▲ハーフパイプの会場 photo by sookie 

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 平野歩夢・ショーンホワイト

▲平野歩夢選手のハーフパイプの様子

 

ハーフパイプは、オリンピックで日本代表の平野歩夢選手が2大会連続のメダルを獲得したことで話題になったので知っている人も多いのではないでしょうか。

 

▼平野歩夢選手

 

 

大きなパイプを半分に切ったようなコースで、その壁を駆け上ってジャンプ。その演技の採点を競う競技です。

 

ハーフパイプの壁の高さは大会によって異なり、大きなもので約6m、さらにそこから6m以上のジャンプをするので地上からは10mを超えるジャンプとなります。

その高さの迫力と技の華麗さは圧巻です。

 

 

 

ハーフパイプについて詳しくは後のページで!

 

2 スロープスタイル

▲スロープスタイルの会場 photo by Sport Communities – FlickrBEO 2008 Slopestyle act 06 CC 表示-継承 2.0

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 角野友基・セバスチャントータント・鬼塚雅

▲スロープスタイルの様子

 

スロープスタイルもオリンピック種目になりましたので知っている人も多いと思います。

キッカー(ジャンプ台)でジャンプしたり、レール(手すりのようなアイテム)やBOX(箱型のアイテム)などの「ジブアイテム」と呼ばれるものが設置されたコースで技を決めながら滑ります。その演技が採点されて、点数を競います。

 

▼キッカー

▼レール


photo by Велислав

▼BOX


photo by James Streater

 

様々なアイテムが設置されたユニークなコースで様々な技を繰り出しながら滑走する実にエキサイティングな競技で、その「ジャンプの高さ」と「格好良さ」はスノーボード好きでなくても楽しめるでしょう。

 

 

スロープスタイルについて詳しくは後のページで!

 

3 ビッグエア(ストレートジャンプ)

▲ビッグエアの様子

▲ビッグエアの様子

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手 鬼塚雅

 

ビッグエアは「ストレートジャンプ」や「ワンメイク」とも呼ばれる競技で、キッカー(ジャンプ台)で一発のジャンプの採点を競う競技です。

先ほどご紹介したスロープスタイルのコースにもキッカーはありますが、一発だけに勝負をかけるのでビッグエアは大技が見られるのが魅力です。

 

ビッグエアではスロープスタイルのキッカーよりも巨大なものを使用するので、高難易度のトリックがしやすく、最高でクワッドコーク1800(縦に4回転横に5回転)という異次元の大技まで生まれています。

 

▼クワッドコーク1800

 

 

ビッグエアについて詳しくは後のページで!

 

4 スラローム(パラレル回転)

形式 タイム
同時滑走人数 1~2人
オリンピック
有名な選手 竹内智香・エステルレデツカ

▲竹内智香選手のスラローム(パラレル大回転)

 

スラローム(スラロームは「パラレル回転」と呼ばれたり「パラレル大回転」(ジャイアントスラローム)と呼ばれる種類があります)は、旗門(青と赤の旗のようなもの)が設置されたコースを滑り降りるタイムを競うレーシング競技です。

 

パラレル回転とパラレル大回転の違い

パラレル回転とパラレル大回転は、設置された旗門の間隔が違います。「回転」の方が間隔が狭く、より細かいターンを行うテクニカルな(繊細な)種目になります。「大回転」は旗門の間隔が広く、大回りなターンで「回転」よりスピードが速いのが特徴です。大回転よりもさらに、旗門の間隔が広い「スーパー大回転」という競技もあります。

また、「パラレル」というのは「二人同時に滑る」という競技のことを意味し、一人で滑る場合は「回転」「大回転」と言います。スノーボードの大会では二人同時に滑る「パラレル」が一般的です。

ちなみに英語では回転=スラローム、大回転=ジャイアントスラローム、スーパー大回転=スーパージャイアントスラロームと呼ばれます。

名称 ターン スピード
回転 細かい 比較的遅め
大回転
スーパー大回転 大きい 速い

 

竹内智香選手がソチオリンピックで銀メダルを獲得したことで有名になった種目で、スキーでの同様の競技があるので見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

▼竹内智香選手

 

 

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これまで紹介した、演技を競うフリースタイル種目と違い、スラロームはスピード勝負の競技です。

ちなみにスラロームの選手は一般的に市販されているスノーボードの道具とは違い、アルペンボードとハードブーツという専門の道具を使用して行います。

 

 

スラロームについて詳しくは後のページで!

 

5 スノーボードクロス

▲スノーボードクロスの様子 photo by indigonat Some rights reserved

形式 レース
同時滑走人数 4人~
オリンピック
有名な選手 ピエールボルティエ

▲スノーボードクロスの様子

 

スノーボードクロスは、キッカー(ジャンプ台)やバンク(斜めになった斜面)、ウェーブ(起伏)などが設置されたコースを4〜6人くらいが一斉にスタートして着順を競う競技です。

 

 

スピード勝負の競技ですが、スラロームと違い、基本的にタイムは関係なく着順で勝敗が決定します。

そのため、スピードだけでなく選手間の駆け引きなども魅力の競技です。F1などのモータースポーツにも似た楽しさがあります。

 

 

スノーボードクロスについて詳しくは後のページで!

 

6 テクニカル

▲「テクニカル」はターンの美しさなどを競う

形式 採点
同時滑走人数 1人
オリンピック
有名な選手

▼テクニカル選手権の様子

 

テクニカルはターンの技術を競う競技です。

タイムは関係なく、ターンの美しさや技術力などを競います。

 

スノーボードを詳しくない人なら知らない人も多い種目かもしれませんが、国内ではとても人気の競技で、毎年全日本選手権をはじめとして様々な大会が開催されています。

ハーフパイプなどのジャンプをする競技や、スラロームのようなスピードを出す競技と違い、危険性が少ないので、選手としても気軽に挑戦しやすい魅力があります。

 

 

テクニカルについて詳しくは後のページで!

 

7 バンクドスラローム

形式 タイム
同時滑走人数 1人
オリンピック -(パラリンピック)
有名な選手 成田緑夢

▲バンクドスラロームの様子

 

バンクドスラロームは、バンク(傾斜のある斜面)やウェーブ(起伏)などのコースを滑り、そのタイムを競う競技です。

オリンピック種目ではありませんが、パラリンピックで成田緑夢選手が金メダルを獲得し話題を集めました。

 

バンクドスラロームはパラリンピックの種目ですが、身障者のための競技というわけではなく、むしろ最近巷では流行になっている人気の競技です。

コースは先ほどご紹介したスノーボードクロスのコースにも似ていますが、より複雑なコースが設定され、一人ずつ滑りタイムを競います。

 

バンクやウェーブが設置された3D(立体的)なコースは滑るだけでの楽しいので、もしバンクドスラロームが設置されたゲレンデがあれば是非滑ってみて欲しいです。

 

種目ごとに全く違う魅力がある!

 

このページではスノーボードの様々な種目について紹介しました。

スノーボードはジャンプやレースが注目されがちですが、テクニカルやバンクドスラロームなどのひと味違った種目などもあります。

これまで過激なジャンプなどに興味がなく、スノーボードに興味のなかった人でも他の種目を見たら考えが変わるかもしれません。

是非一度、色々なスノーボードの種目を見てみてはいかがでしょうか!

 

次のページでは代表的なスノーボードの大会についてご紹介していきます!それぞれ特徴のある大会ばかり。是非観戦してみてください!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

超凄い!スノーボード動画集!おすすめスノーボードビデオスター13選

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スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

第1章では大会をメインにして活躍する代表的なプロスノーボーダーを紹介しました。

このページでは、映像撮影・ビデオ製作の方で活躍するプロスノーボーダー達を紹介していきます。  

オリンピックなどの注目される舞台に立つことがないので、スノーボードを知らない人からしたら聞いたこともないライダー達だと思いますが、その実力はオリンピック選手にも決して負けないすごいスノーボーダー達です。

ビデオで活躍するライダーはアスリートとしてだけでなく、滑りの格好良さも求める表現者としての一面もあり非常に個性的な人達が集まっています。  

今回は、そんなビデオスター達の中でも最低限知っておきたい代表的なライダーを紹介します。

「現在世界クラスで活躍するトップライダー」から「レジェンドと言われる伝説のライダー」まで。 スノーボード好きを名乗るなら絶対知っておきいた方がライダー達です。  

※各選手Twitter・Instagram・Youtubeなどで滑りを観る事ができます。是非興味のあるプレイヤーをフォローしてみてください!

 

1 JP・ウォーカー(JP Walker)

 
 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1976年10月16日
チャンネル Youtube/Vimeo
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JP・ウォーカー氏は現在40歳と超ベテランですが、今でも現役として第一線で活躍するライダーです。

10代の頃からずっと第一線で活躍し、数多くのすごい映像を残してきたレジェンド中のレジェンドです。  

世界で初めてダブルコークをメイクした人物でもあり、多大な功績を残しています。

 

ダブルコーク

ダブルコークは回転軸をずらしながら、空中で縦に2回転、横に3回転するジャンプ技。JP・ウォーカー氏は今まで「不可能」と言われていた技を初めて成功させた、という事。

 

ダブルコークを生み出した人ですが、実はジャンプよりもジブ(レールやBOX)が得意で、ストリートでの映像撮影をメインに活動しています。

 

▼レール

photo by Велислав

▼BOX

photo by James Streater

 

2 トラビス・ライス(Travis Rice)

photo by NuitNoire CC BY-SA 3.0

出身国 アメリカ
生年月日 1982年10月9日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

「現役でNo.1スノーボーダーは誰だ?」という話題になると、このトラビス・ライスの名前が真っ先に上がるでしょう。

圧倒的な身体能力の高さと技術、度胸で、世界のトップライダーたちも驚くような映像を毎年残し続けているスーパースターです。

主に、ビッグマウンテン(標高の高い山)でのフリーライド(ジャンプやトリック・ターンなどをする滑り)や、バックカントリー(整備されたゲレンデではない場所)での自然の地形を活かしたジャンプなどをメインに撮影していて、その度肝を抜く大きなジャンプは圧巻です。  

 

3 ジョン・ジャクソン(John Jackson)

 
 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1983年10月13日
チャンネル Youtube/Vimeo
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ジョン・ジャクソン氏も先述したトラビス・ライス氏と同じく、ビッグマウンテンでのフリーライドや、バックカントリーでのジャンプなどをメインに撮影しているライダーです。

昔から大会には全く出なかったので、スノーボードビデオに興味がなければ知らない方も多いでしょう。

しかし、ビデオの世界では「年間最優秀ライダー」という称号を獲得したことがある超ビッグネームで、毎年すごい映像を見せてくれます。 フルオーリーからの高くて格好いいジャンプが魅力で、個人的に一番好きなライダーです。

 

フルオーリー

スノーボードはジャンプすることを「オーリー」と言う。思いっきり踏み切ってジャンプすることを「フルオーリー」と言う。

 

4 トースタイン・ホーグモ(Torstein Horgmo)

 
 
 
 
 
 
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出身国 ノルウェー
生年月日 1987年1月18日
チャンネル Youtube/Vimeo
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トースタイン・ホーグモは、今最も勢いのあるビデオスターです。華のある滑りが特徴的で、非常に高い人気があります。

トリプルコーク(簡単に言えば軸の回転が3回の回転)を世界で初めてメイクしたライダーでもあり、高難易度のトリックを格好良く魅せることができる数少ないライダーです。  

 

5 セージ・コツェンバーグ(Sage Kotsenburg)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1993年7月27日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

2014年のソチ・オリンピックのスロープスタイル金メダリストで、知っている人も多いのではないでしょうか。

ソチ・オリンピック後は殆ど大会には出なくなり、ビデオ製作の方をメインに活躍しています。

現在はストリートをメインに撮影をしていて、時に警察に怒られたりしながら撮影をしています。  

 

6 ジェレミー・ジョーンズ(フリーライド)(Jeremy Jones)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1975年1月14日
チャンネル Youtube/Vimeo
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ジェレミー・ジョーンズは、フリーライドをメインに活躍しているライダーです。

殆ど垂直にも近いような急斜面や、崖を滑ったりなどエクストリームな迫力ある滑り(危険な場所を滑ったり、猛スピードで滑ったりなど「過激でスリルある滑り」)をします。

 

ターン技術の高さは世界一とも言われていて、オリンピック選手とはまた一味違う別次元の技術の滑りを観ることができます。  

 

7 ジェレミー・ジョーンズ(ストリート)(Jeremy Jones)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1976年1月2日
チャンネル Youtube/Vimeo
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先ほど紹介したジェレミー・ジョーンズ氏と同姓同名ですが、全く違うライダーです。   ジェレミー・ジョーンズ氏は、最初に紹介したJP・ウォーカー氏の相棒として一緒に活躍してきたライダーです。

JP・ウォーカー氏と同じくストリートでの撮影をメインに活動し、今も活躍中のレジェンドです。

格好いい滑りをすることにこだわり、撮影のシチュエーションに合わせて服装まで変えるのは有名な話です。そのスタイルある(個性のある)滑りは一度観ると虜になります。

 

8 國母和宏(こくぼ かずひろ)

 
 
 
 
 
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出身国 日本
生年月日 1988年8月16日
チャンネル Youtube/Vimeo
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2010年のバンクーバーオリンピックの腰パン騒動で有名になったので知っている方も多いでしょう。

オリンピックではあまり活躍できませんでしたが、その後日本人で初めてとなるX-GAMES(世界的なスノーボードの大会)でゴールドメダルを獲得するなど大活躍し、現在は映像撮影をメインに活動しています。

映像撮影の方でも大活躍で、今では世界でも十本の指に数えられる程のビッグネームとなりました。

2018年には自身の名前を冠したビデオ「KAMIKAZU」が製作され、さらに活躍の場を広げています。  

 

【レターパックライト配送】スノーボードDVD【KAMIKAZU PROJECT】カミカズプロジェクト 追加入荷分

 

9 中井孝治

 
 
 
 
 
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出身国 日本
生年月日 1984年3月10日
チャンネル Youtube/Vimeo
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2018年の平昌オリンピックで解説をしていた方です。 今も現役で、世界レベルで活躍するライダーの一人です。

自身も2006年のトリノオリンピック・ハーフパイプで5位入賞経験もある実力者で、ハーフパイプで磨いた高いジャンプ技術とオリジナリティある滑りで国内外から高い人気を集めています。  

 

▼ハーフパイプのコース

photo by sookie 

 

10 スコット・スティーブンス

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ワンフットトリック(片足での技:上記youtube動画に出てきます。1:17辺り)などをはじめとした、見たことも想像したこともないような斬新なトリックなど、非常に印象的な滑りをするライダーです。

彼のビデオパートを一度観るとスノーボードの常識が壊されるほどのインパクトがあります。

しかも、どんな滑りも非常に格好良い上にテクニカルで「板を使うテクニックなら世界一なのではないか」と言われ、全く違うジャンルの世界一がここにはあります。  

 

11 テリエ・ハーコンセン(Terje Haakonsen)

 
 
 
 
 
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出身国 ノルウェー
生年月日 1974年10月11日
チャンネル Youtube/Vimeo
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「スノーボードの神様」と称されるレジェンドです。

現在は半分引退した状態で、プロスノーボーダーとしての活動はほぼしていませんが今でも強い影響力を持っています。

1998年長野オリンピック・ハーフパイプの金メダル候補でしたが、オリンピック協会とのいざこざでオリンピックをボイコットし、そのせいで他の有力選手もオリンピックに出ないという事態にまで発展した絶大な影響力を持っている人物です。

ハーフパイプ以外にもビッグマウンテンなどで数多くの映像を残しています。 一応今でもBURTON(世界的スノーボード道具メーカー)の所属ライダーとなっています。  

 

12 ジェイミー・リン(Jamie Lynn)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1973年9月26日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

ジェイミー・リンも、現在はプロスノーボーダーとしては殆ど引退している「レジェンドライダー」の一人です。

一つ前でご紹介したテリエ・ハーコンセンと同じ時期に活動していました。

当時から大会などの表舞台には出ずに映像撮影を行い「スノーボードビデオスター」のパイオニア的な存在として今でも多大な影響力を持っています。

トゥイークなど特徴的なグラブトリックを生み出し、スノーボード界に「スタイル」という概念を生み出した人でもあります。

スタイル・・・ここでは「個性を出した滑りやカッコつけた滑り」のこと

 

▼トゥイーク

 

今でもLib Technology社からシグネチャーモデル(著名人が監修や作成に正式に関わったモデル)が販売されています。  

 

▼ジェイミー・リンのシグネチャーモデル

18-19 LIB TECH/リブテック JAMIE LYNN POENIX TITTY FISH パウダー メンズ 板 スノーボード 予約商品 2019

 

13 ピーター・ライン(Peter Line)

 
 
 
 
 
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出身国 アメリカ
生年月日 1974年8月3日
チャンネル Youtube/Vimeo
SNS Twitter/Instagram/Facebook

 

こちらもレジェンドライダーとして是非知っておいてほしいライダーです。

「歴代最高のジャンパー」としてまず最初に名前が上がるライダーで、バックサイドロデオやミスティフリップなどの生みの親でもあります。

▼バックサイドロデオ

 

現在はウェアメーカー「DAKINE」のデザイナーを務めています。  

▼DAKINEのウェア

DAKINE/ダカイン メンズ スノーボードウェア ジャケット AI232-753 スノーウェア スノボウェア スノボーウェア スノボウエア スノージャケット 上 スキーウェア スキージャケット 男性用

 

以上、最低限知っておくとスノーボードの映像作品を楽しめる「スノーボードビデオスター」でした!是非興味のある方はこれらのスターたちが出演している作品を観ていただければと思います!

 

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門は以上になります。知られざるスノーボードの映像の世界を堪能していただければと思います。スノーボードに興味がある方は滑って、観て、スノーボードにハマってください!

 

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

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著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

大会では決して見られない、技術よりも格好良さや凄さにこだわった滑りを観ることができるのがスノーボードの動画、つまり「スノーボードビデオ」です。

ビデオにこそスノーボードのあらゆる魅力がつまっていますので、スノーボード好きなら是非大会だけでなく、スノーボードビデオも観ることをおすすめします。

このページからは、そんな「スノーボードビデオの世界」を紹介していきたいと思います。  

 

しかしスノーボードビデオというものは、スノーボード初心者にとって滑っているフィールドのスケールもライダーのレベルも桁違いすぎて、現実感が湧かないような映像ばかりです。

そこでまずこのページでは「おすすめスノーボードビデオ 【初級編】」と題して、観て楽しめてさらに思わず真似したくなるようなビデオ・映像作品を紹介していきたいと思います。

今すぐスキー場に行きたくなってしまうようなおすすめビデオを紹介しますので、是非チェックしてください。  

 

1 車団地(CAR DANCHI(カーだんち))

公開年 2005年~
日本
主な人物  colorvariation他

 

車団地(カーだんち)は「車で寝泊まりをしながら良い雪を求め、旅をしながらパウダースノーを楽しむ」というコンセプトのスノーボードビデオシリーズです。

パウダーでのフリーライド映像がメインで、パウダー好きの人には何よりもおすすめしたいビデオです。  

 

パウダー
整備されてないゲレンデなどのさらさらした粉のような雪面

▼パウダースノー

 

スノーボードの滑りだけでなく、ドキュメンタリー映画や旅番組のような楽しさもあり国内では非常に高い人気を集めています。

これまで全9作が製作され、今年2018年には2年ぶりとなる10作目「CAR DANCHI 10 “ありが十」が販売されました。

どの作品もおすすめですので、興味のある方は是非見てみてください。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏は車団地を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. パウダースノーを滑っている映像を見ると、パウダーの気持ち良さを思い出して滑りに行きたくなります。また、車の中で自炊をして食事をしているシーンなどは冒険心をくすぐられて、旅に行きたくなります。

 

CAR DANCHI 10 カー団地 車団地 ありが十 One Films 18-19 SNOWBOARD DVD 予約

 

▼車団地10予告編(プロデューサー公式動画)

 

2 WEIRD JAPAN「WOW」

WEIRD JAPAN公式HP

公開年 2007年~
日本
主な人物 笠原啓二郎

 

WEIRD JAPAN(ワイヤード ジャパン)は、X-TRAIL JAM(エックス トレイル ジャム)などで活躍して日本のレジェンドプロスノーボーダー笠原啓二郎氏が中心となって活動するエンターテイメントスノーボードチームです。

 

X-TRAIL JAM
2001年から2008年まで東京ドームで開催されていた室内スノーボード競技大会。第1章で紹介したオリンピック金メダリストのショーン・ホワイト選手などが参加していた。

 

そしてそのWEIRD JAPANがYouTubeで配信しているビデオシリーズが「WOW」で、「エンターテイメントスノーボード」の名前の通り、一風変わった笑えるスノーボードを撮影し配信しています。  

一見「ふざけているだけ」にも見えますが、素晴らしい技術を持ったプロが本気でふざけるとこんなに面白い映像(笑える映像)になるのか、と観ていて非常に楽しめる映像です。

観たら友達と一緒に真似をせずにはいられないでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 楽しく撮影している雰囲気が伝わり、羨ましくも笑いながら見ています。また「自分ならこんなトリックをするかな」なども考えてしまいます。

 

3 Too Late Film「Anti Hero(アンチ ヒーロー)」

公開年 2017年~
日本
主な人物 堀尾義紀

 

Too Late Film(トゥー レイト フィルム)は北海道を拠点に活動しているスノーボードチームで、函館周辺のストリートスポットでのライディング映像(滑っている映像)が収録されたビデオが「Anti Hero」です。

   

メンバーの殆どが、本業は別にある社会人スノーボーダー達によって構成されていて「一般のスノーボーダーでもここまですごい映像が撮れるんだ」と胸を熱くさせてくれます。  

 

社会人スノーボーダー達によるビデオですがクオリティは非常に高く、海外のメディアからもピックアップされたことがある本格ビデオです。

収録されている映像も、日本中どこにでもあるような公園や街中などで撮影していますので、思わずスノーボードを持って公園に行きたくなってしまいますよ。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 作中では転んでいるシーンなども多いので、痛みを想像してしまい観ていると少し怖い気分になります。しかし、それでも何度もチャレンジする姿を観ると「自分も負けてられない」と感じスノーボードをしたくなります。

 

17-18 SNOW BOARDS DVD スノーボード ANTI HERO アンチヒーロー スノー snow dvd【あす楽対応】

 

 

 

 

4 レイトプロジェクト

公開年
日本
主な人物 瀧澤憲一

 

「レイトプロジェクト」はプロスノーボーダーの瀧澤憲一氏を中心に活動しているプロジェクトで、グラトリのハウツー動画の配信やDVDの販売などを行っています。

 

グラトリ
グラウンド・トリックの略。ジャンプ台などを使わずゲレンデ、つまり平地でスピンやプレスなどの技をすることを言います。

「スピン」とは板の反発を使ってジャンプをして回転する技です。「プレス」とは板をしならせてウイリーのようにして滑る技のことを言います。

▼プレス(滑りながら板を持ち上げる)

キッカー(ジャンプ台)などを使わずに、普通の平らなゲレンデで行います。

スノーボードの滑り方は「道具の選び方入門~滑り方で選ぶ~」で紹介!(このページはスノーボード観戦入門)

 

YouTubeでも一部の動画が配信されていますので、是非観てみてください。 グラトリのビデオが見たい人には一押しのビデオです。  

配信されているハウツー動画の内容は、グラトリがメインですが単純なトリック(技)だけでなく、地形を使ったトリックやターントリックなど様々な映像が撮影されています。

地形を使ったトリックとは例えばコース脇にあるコブや斜度が変わる場所などを使ってジャンプしたり、壁のようになっている地形を使ってターンしたりする事などを言います。  

 

▼地形を使ったトリックの例

 

 

難しいトリックから簡単なトリックまで色々観ることができるので、観ていてとても参考になります。  

また、ハウツーだけでなく、メンバーによる華麗なグラトリの映像も収録されているので、グラトリ好きにはたまらない作品でしょう。

気になった方はYouTubeの動画だけでも見てみてはいかがでしょう。

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 格好いいトリックなどがあれば参考にして見ています。特にグラトリ(グラウンドトリック)の映像は見応えがあり、かっこよくて真似したくなります。

 

LATEproject 2018 vol.4 グラトリ・パーク&ハウツー LATE project レイトプロジェクト 10周年記念特別版 18-19 新作 SNOWBOARD DVD

 

 

 

5 Think Thank「Right Brain Left Brain(ライトブレイン レフトブレイン)」

 

公開年 2014年
主な人物 スコット・スティーブンス他

 

「Right Brain Left Brain(ライト ブレイン レフト ブレイン)」は、Think Thank(シンク サンク)というチームが2014年に製作した、ストリート映像中心のスノーボードビデオです。

これまで紹介したビデオとは違い、世界トップレベルのライダーも出演している、見応え抜群のビデオとなっています。  

 

「どこでもスノーボードを楽しむ」というコンセプトで、様々なフィールドで新しいスノーボードの楽しみ方を教えてくる作品です。

普通の公園や住宅街・廃墟のような場所・よくわからない建物の屋根の上など、様々なフィールドでスノーボードをし、繰り出すトリックもユニークな技ばかりですので思わず真似したくなります。  

 

 

 

特に私のおすすめはスコット・スティーブンスというライダーのパートで、遊び心あふれる滑りをしていてすごい真似したくなります。

「遊び心あふれる滑り」とはワンフット(片足だけボードに足を付けた状態)で色々な場所を滑り様々なトリックを繰り出したり、スコップを使ってフロントフリップ(前方宙返り)したりなど、常識的なスノーボードとは全く違う滑りのことです。  

 

【著者に聞きました!】スノーボード映像ビデオ・DVDの見方!

Q. 一般の方にはあまり馴染みのないスノーボード映像の世界。このWebonの著者である風祭氏はこの作品を観るとどのような気持ちになるのでしょうか?

A. 観ていると興奮させられスノーボードをしたくなります。また、真似したくなるような格好いいトリックなどがあれば巻き戻して何度も見てしまいます。

 

SALE OFF!新品DVD![スノーボード] RIGHT BRAIN LEFT BRAIN!

 

 

 

以上、おすすめスノーボードビデオ・映像作品【初級編】でした!次のページではおすすめスノーボードビデオ・映像作品【上級編】をご紹介します!

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

おすすめスノーボードビデオ10選 【上級編】

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

最近の傾向では「大会に出て名前を上げ、有名になったらビデオの世界に転向する」というライダーが増えています。

それほどスノーボードビデオは魅力ある世界ですので、観たことがない人は是非一度ご覧になってほしいです。

毎年たくさんのビデオが発売されていますが、このページでは【上級編】と題して筆者がおすすめするの凄腕スノーボードスターたちの名作ビデオを紹介したいと思います。

 

6 Red bull「The Art of Flight(ジ・アート・オブ・フライト)」

 

公開年 2011年
アメリカ・オーストラリア
主な人物 トラビス・ライス

 

「The Art of Flight(ジ・アート・オブ・フライト)」は、世界一のスノーボーダーの一人と言われるトラビス・ライス氏が中心となって撮影・製作された2011年のスノーボードビデオです。




製作を行ったのは、エナジードリンクメーカーで、エクストリームスポーツのサポートを行うRedBullのメディアプロダクションが行いました。

 

エクストリームスポーツ

エクストリーム(extreme)は「過激な」という意味で、危険度が高くて興奮するようなスリルが魅力のスポーツをエクストリームスポーツと呼ぶ。

スノーボードの他にはスケートボードやBMX、パラグライダーやラフティングなどで行われている競技も含まれる。

 

世界トップレベルの豪華ライダー達が多数出演している非常に見応えあるビデオです。

普通のスキー場を滑っている映像は殆どなく、ビッグマウンテン(大きな山)でのフリーライドや、バックカントリー(ゲレンデのように整備された場所ではない雪面)でのビッグジャンプが中心で、地球規模で滑るスケールの大きさに圧倒されること間違いなしです。

 

ビッグマウンテン
「大きな山」という意味だがスノーボードビデオにおいては木も生えていないような標高の高い山で、ヘリやスノーモービル(雪上を走る車のようなマシン)でしか行けないような場所を指すことが一般的。

 

DVDやBlu-rayの他にiTunesStoreなどでオンライン配信もされています。

 

7 MackDawg Productions「Double Decade(ダブル ディケード)」

 

公開年 2008年
主な人物 JP ウォーカー他



「Double Decade(ダブル ディケード)」は2008年に製作されたビデオで、

・パーク(ジャンプ台などの障害物のあるゲレンデ)でのジャンプトリック(ジャンプ技)

・ストリートでの過激なジブトリック(BOXやレールなどの技※下図参照)

・バックカントリーでのスケールの大きいジャンプ

などのスノーボードの魅力を余すことなく収めたビデオです。


▼レール


photo by Велислав

▼BOX

photo by James Streater



長年スノーボードビデオ業界を牽引してきたMack Dawg Productions(マックダウ プロダクション)というフィルムメーカーが製作し、そこに世界トップレベルのライダー達が出演する事で完成しました。

Mack Dawg Productionsは、この「Double Decade」の発売を最後にその長い歴史に幕を下ろすことになりました。

最後の作品に相応しく非常に完成度が高くて見応えがあります。

妥協なくすごい滑りをしている映像ばかりが使われ、音楽と映像も完璧に冒頭から最後まで完璧にマッチしています。

オープニングからエンディングまで飽きることなく見ることができます。

 

今見ても非常に格好良く、今でも語り継がれる名作中の名作ですので、是非見てください。

 

 

▼JPウォーカー氏のパート

 

8 「KAMIKAZU(カミカズ)」

公開年 2018年
主な人物 國母和宏

 

バンクーバーオリンピックで注目を集めた國母和宏選手は、今は映像撮影をメインに活動し、世界トップレベルのビッグネームとなりました。

 

國母和宏選手(1988-)
2010年バンクーバーオリンピックで8位入賞の他、数々の世界大会で優勝や入賞をしたスノーボーダー。オリンピックで選手衣装を腰パンし賛否両論を巻き起こした。

 

「KAMIKAZU(カミカズ)」はそんな國母和宏の名前を冠したシグネチャービデオ(正式に著名人のお墨付きや監修を受けたビデオ)として2018年に発売されたビデオです。

國母和宏によって選びぬかれた、実力とスタイル(個性)が共存する世界のトップライダー達が出演しています。

Gigi Rüf(ギギ・ラフ)選手やJakeBlauvelt(ジェイク・ブラウベルト)選手などのビッグネームも名前を連ね、オリンピックで活躍した平野歩夢選手(平昌五輪銀メダリスト:第1章で紹介!このページは第2章)も少し出演しています。

 

Gigi Rüf(ギギ・ラフ)選手(1981-)
オーストリア出身のスノーボーダー。数多くのスノーボードビデオに出演。

 
 
 
 
 
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▼ギギ・ラフ選手の滑り

JakeBlauvelt(ジェイク・ブラウベルト)(1986-)
アメリカ出身のフリースタイルスノーボーダー。

 
 
 
 
 
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バックカントリーやビッグマウンテンを中心撮影された迫力ある映像は見逃せません!

 

VimeoやiTunes Storeなどオンラインで配信されています。

Kamikazu: A TransWorld SNOWboarding Production from The Orchard on Vimeo.

 

【レターパックライト配送】スノーボードDVD【KAMIKAZU PROJECT】カミカズプロジェクト 追加入荷分

 

9 SHRED BOTS「SHREDTOPIA(シュレッドトピア)」

公開年 2015年
主な人物 トースタイン・ホーグモ他

 

X GAMES(スノーボードの世界的大会)でのゴールドメダリストであり、その他大会でも大活躍していたトースタイン・ホーグモ氏やアンドレアス・ウィグ氏が中心となって活動するチーム「SHRED BOTS(シュレッド・ボッツ)」が2015年に発売したビデオです。

 

▼トースタイン・ホーグモ氏

 
 
 
 
 
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▼アンドレアス・ウィグ氏

 
 
 
 
 
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この作品はバックカントリーでのジャンプや、パークでの滑りなどフリースタイルスノーボードの魅力がたっぷり詰まった一作となっています。

「SHRED BOTS」はほぼ毎年のようにビデオ製作を行い、YouTubeなどで無料ムービーの配信などもしています。

人気ライダーばかりが集まっていて、時代の最先端を行くような最新のトリックやスタイルを見ることができるので、「SHRED BOTS」が手がける他の作品もおすすめです。

 

15-16 DVD SNOW SHREDTOPIA DC presents Shred Bots (visb00162) ディーシー SNOWBOARD スノーボード【店頭受取対応商品】

 

 

10 Standard Films「Paradox(パラドックス)」

公開年 2005年
主な人物 マッズジョンソン他

 

初めて観た時に衝撃を受け、私のバイブルにもなっているスノーボードビデオを最後に紹介させてください。

「Paradox(パラドックス)」は今から13年前の2005年に販売された結構古いビデオですが、今観ても全然格好良く、夢中で見ることができると思います。

バックカントリーやストリートの映像が中心で、高校生の頃の國母和宏選手(先述)も出演しています。

また、今も破られていないマッズジョンソン氏によるキッカー(ジャンプ台)でのジャンプ飛距離の世界記録映像が収められています。その飛距離はなんと57m。

かなり衝撃的ですので是非見て欲しいです。(下のYouTubeでは22:55のシーン)

 

しかもその記録は、ただ飛ぶだけでなくフロントサイド360で飛んでいるからなお衝撃的です。

現在YouTubeでも公開されています。

Standard Filmsのビデオは名作揃いですので、他の作品もおすすめです。

 

 

 

以上、おすすめスノーボードビデオ・映像作品10選でした!是非興味のある方はご覧いただければと思います。きっと興奮しますし、スノーボードの滑りにも役立つと思います。

次のページではスノーボードの動画を観るなら是非知っておくべき「スノーボードビデオスター」を一挙13人ご紹介!

 

   

 

目次著者
著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

バス釣りのコツ② 【ルアーの使い分け】

Webon紹介目次著者

バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

バス釣り初心者入門はこちらから!

著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

『バス釣り初心者入門』目次へ  (全15ページ)

 

この第4章では、これからバス釣りを始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたって解説します。

前のページでは「季節・天候・時間」でしたが、このページでは「ツアーの使い分け」について解説します。

 

ルアーの使い分け

 

ルアーには「カラー(色)の違いによって釣れ方が異なる」という性質があり、その時の状況に合致していないと全く釣れないといったことが起こる時があります。

しかし、裏を返して言えば「条件に合致したものさえ使えば驚くほど簡単に釣れる」ということ。

実は、このカラー選びがバス釣りを稼業としているプロにも難しいところで、時として奈落の底へ突き落とされる原因でもあるのです。

また、ルアーには3種類のタイプがあり、これらをうまく使い分けることにより、効率的にバスの反応を探ることができます。

ここでは、ルアーのカラーやそれぞれのタイプの違いを解説しますので、釣れる要素として覚えておくとよいかもしれません。

 

「ルアー」の基礎知識は第3章(現在は第4章)で詳しく解説しています!

 

カラーの選び方

 

一般に、バス釣りに使われるルアーは様々なカラーのものが販売されており、選ぶだけでも多くの種類があり困惑してしまいます。

そこで選び方や使い分けとして知っておいて欲しいのが、ルアーの「カラーパターン」と言われるもの。

ルアーの多くは「ナチュラル系」と「アピール系」という2つのカラーパターンに分かれ、その日の釣り場の状態により、使い分けることができます。

 

「ナチュラル系(ナチュラルカラー)」は、おもに自然色に近い色で、黒や白・透明・茶色・透き通った緑色など、自然界に存在する色に近いものを指します。

▼ナチュラル系の例

「アピール系(アピールカラー)」は、赤や黄色・オレンジ・青などの明るく派手目の色のことを言います。

▼アピール系の例

 

これらの色が釣り場の状態や天候を加味して使い分けられます。

ナチュラル系の色ほど水質に同化しやすく、魚からルアーであることを見切られにくい(見破られにくい)です。そのため、視認性の良い(水の中でブラックバスが見渡しやすい)晴れの日や他の釣り人が多く、魚が神経質になっている場面などに多く使うようにします。

一方、赤や黄色といったアピール系は、水の中でも十分な存在感を発揮し、遠くにいるバスをもおびき寄せる効果があります。そのため、曇っていて水の中の視認性が悪く魚がルアーを発見しずらい時や、水の濁りが激しい時などに使うととても効果的です。

 

▼ナチュラル系/アピール系のルアー特徴一覧

カラー 特徴 使うタイミング
ナチュラル系
色が水質に同化しやすく、魚からルアーであることが見切られにくい。 視認性の良い晴れの日や、魚が神経質な場面など。
アピール系
水の中でも存在感を発揮し、遠くにいるバスもおびき寄せる。 水の中の視認性が悪い時や、魚がルアーを発見しずらい時など。

 

ルアーのカラーチョイスは、基本中の基本なので、是非覚えておくと役に立つと思いますよ!

 

ハードルアーのタイプ別攻略法

 

さらに知っていてほしいのが、ルアーのタイプ別攻略方法というもの。

これは、ハードルアーに限っての攻め方になりますが、一般的な水の中を泳ぐ小魚の形を模したハードルアーは「フローティングタイプ」「サスペンドタイプ」「シンキングタイプ」という3つのタイプに分類されます。

 

フローティングタイプ

 

「フローティングタイプ」とは、着水してからしばらく放置していると、段々と水面に向かって浮いてくる自重の軽いルアーで、水中の縦の動き(=ルアーを上下に動かし魚を誘う)を意識した使い方がメインとなるタイプです。

ブラックバスの習性として、ルアーを止めているときに食いついてくる場合が多いので、障害物周りにルアーを投げてから「少し巻いてまた止める」→「少し巻いてまた止める」の動作の繰り返しで効果を発揮するルアーと言えます。

 

サスペンドタイプ

 

「サスペンドタイプ」とは、その呼び名の通り(サスペンド=一時停止)水中で全く浮くことなく静止するタイプのルアーのこと。

ルアーを巻いても沈んだり浮いたりすることなく、水中の一定の層を探るのに適しており、水の中をサスペンド(浮遊する)しているブラックバスをおびき寄せるのに効果を発揮します。

言い換えれば、水の中の一定の層に浮いて止まっている魚を狙えるルアー、という意味になりますね。

 

シンキングタイプ

 

「シンキングタイプ」とは、ルアー(ライン)を巻くと、どんどん水の中に潜っていくルアーで、より深い層にいる魚を狙うのに適したタイプです。ボトム(底)にルアーを当てて、砂煙で派手に魚を誘えるなど、アピール系の強いタイプと言えます。

 

【筆者に聞きました①】砂煙とブラックバス

Q. 「砂煙で派手に魚を誘える」とのことですが、ブラックバスは動くものにはなんにでも興味を示すという性質があり「砂煙」も例外ではないということでしょうか?

A. はい、その通りですね。砂煙などはバスを誘う為の要素で、ザリガニや手長エビなどが水中で逃げ惑うシーンを演出します。後ろに逃げた時に「ブワッ」となります。これにバスが興味を示して、ここぞとばかりに食いついてくるんです。

 

他にも何タイプかルアーのタイプがあるのですが、大まかにこの3つの動きを知っていれば、状況に応じて使い分けられるかと思います。

 

「リアクションバイト」という釣り方

 

「どんなルアーを投げても全くアタリがない!」「この釣り場では、何のルアーを使えばよいかよくわからない!」といった場合には、「リアクションバイト」という釣り方を試してみてください!

リアクションバイトとは

「リアクション」=激しく変化を付ける

「バイト」=アタリ

すなわち「激しく変化を付けてアタリを誘う釣り方」の事です!

 

俗に「リアクション狙い」とも言われていますが、ブラックバスという魚はとても好奇心旺盛な魚で、動くものには何でも興味を示す習性があります。

ルアーに激しいアクションを加えて、反射的にブラックバスに食いつかせてしまおうというのが「リアクションバイト」という釣り方になります。

筆者も何度この「リアクション狙い」に救われてボウズ(魚が全く釣れないこと)をまぬがれたことか…。

この釣り方は「全く魚からの反応がない」などのシチュエーションで、思わぬ効果を発揮することがありますので、ピンチな状況に陥ったときは、是非1度試してみてくださいね!

 

【筆者に聞きました②】毎回リアクションバイトだけではだめなのか?

Q. 動くものに興味を示すのなら「ずーっとリアクションバイトをやった方がよいのでは?」と考えてしまうのですが、それではだめなのでしょうか?またデメリットはあったりするのでしょうか?

A. そうですね。毎回、リアクション狙いでよいかとも思うのですが、これがなかなかそうもいかないんです。釣れる時もあれば、釣れない時もあるといった感じですね!謎が深まるばかりなんです。

リアクションバイトのデメリットは、ルアーの重さが10グラム前後のものが多いので、細いラインでは扱いにくいといった所ですかね…。

 

筆者おすすめルアー3選

 

ここで初心者の方にも絶対に釣れる?おすすめルアーを3選ご紹介します!

これらのルアーは、私が初心者の頃によく使っていたもので、ほとんどの場合自分で動作を付けずとも自発的にアクションを繰り出してくれる優れたルアーです。

また、コスト面でも比較的安価で手に入れることができるのでおすすめです。よろしければ1度使ってみてくださいね!

 

▼著者おすすめルアーを買う

オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch 【1】 OSP DoLive Crawler

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【メール便可】ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

楽天で購入

 

ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

楽天で購入

 

 

【番外編】風が吹いて来た時はスピナーベイト!

 

釣りをしている最中に急に風が強くなってきて、釣り場の状況がフッと変わる時があるのですが、そんな時は是非、ハードルアーである「スピナーベイト」を投げてみてください。

 

「ハードルアー(ハードベイト)」とは
ルアーは大きく分けて2種類に分類される。柔らかい素材を活かした「ソフトルアー」と、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードルアー」。ハードルアーは中層を泳がすイメージで使用すると効果が高い。詳しくは第3章(当ページは第4章)で解説!

「スピナーベイト」とは
一目では疑似餌に見えない形状をしている。金属のワイヤー・フック(針)・ブレード(金属片)・シリコンラバー(毛)からなる。アピール力の高さに定評がある。

▼スピナーベイトの例

 

このルアーは、キラキラと水の中で光り、強烈な振動と音で魚をおびき寄せるルアーなのですが、これが正直、初めて使う方には、まさに釣れる気がしないと思われてしまうのではないかと感じます。

なぜって、あまりにもエサである小魚には見えなさすぎるから…。

 

ところが、不思議なことに、風が強く吹けば吹くほどこのルアーは釣れる要素を持っているんです!

筆者の今までの経験では、同じように風が吹いている状況でなおかつ水面が波立っている状況で使用し、立て続けに2匹釣れるどころか、サイズがとてもデカイものをキャッチすることができました!

この経験を機にスピナーベイトの秘めたる力を思い知らされましたね!

「風が吹いてきたらスピナーベイト!」これ、知ってて損はない知識なので、是非覚えておいてくださいね!

 

筆者おすすめのスピナーベイト2選

 

⚫OSPハイピッチャー

O.S.P(オーエスピー) ハイピッチャー1/2

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こちらはとにかく釣れるスピナベとして人気があります。コスパもいいです。

 

⚫デブスbカスタム

【メール便可】deps B CUSTOM(Bカスタム) ダブルウィロー 3/8oz

楽天で購入

 

 

ビッグバス狙いの為のスピナベ(スピナーベイトの略)として高い人気があります。琵琶湖で最も実績のあるルアーとして有名です。

 

このページではツアーの使い分けについて解説してきましたが、次のページでは「根掛かり」について解説します。ピンチだと思われがちな「根掛かり」ですが、実はチャンスなのです。

『バス釣り初心者入門』目次へ  (全15ページ)

 

 

バス釣りのコツ① 【季節・天候・時間】

Webon紹介目次著者

バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

バス釣り初心者入門はこちらから!

著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 


『バス釣り初心者入門』目次へ  (全15ページ)

 

最後に第4章では、これから始められる方や、まだブラックバスを1度も釣ったことがない方のために、釣るために押さえておきたい4つのコツ「季節・天候・時間」「ルアーの使い分け」「根掛かり」「プレッシャー」を4ページにわたってお伝えしていきます。

ブラックバスはコツを掴んでしまえば、比較的楽に釣ることができる魚です。潜んでいるポイントも限られていますので、条件やコンディションさえ合えば、必ず手中におさめることができるでしょう。

ヒットしてからの「手元まで引き寄せる駆け引き」や「想像を絶するファイト」は、釣ったことのある人にしかわからない醍醐味です!

途中、ジャンプしてラインを切ろうとする「エラ洗い」と呼ばれるファイトなんかは目を見張るものがありますよ!

是非、釣れるポイントを知って、栄えある栄光の1匹を手にしてみてくださいね!

 

このページでは「季節・天候・時間」について解説いたします。

 

季節

 

バスフィッシングにおいて、釣れる季節を知るのは、最も釣果に直結する重要な要素です。

 

 

一般に魚の活性が高く(=魚が餌によく食いつく状態)、良く釣れるのは夏の暖かい時期。

夏はブラックバスがエサを活発に追い求め、フィールドのあちこちでジャンプしていたり、弱っている魚を追いかけ回しているのを目にすることができます。この時期は予想もしないルアーに好反応を示す個体が多く、初心者の方でも簡単に釣ることができます。

 

 

反対に水温の下がる冬では、ブラックバスはほとんど活動しません

一定の場所に身を潜め、目の前を通るものだけに少しだけ興味を示すぐらいで、釣るのはベテランでも至難の業と言えるでしょう。

 

 

【筆者コラム】バスの活性と水温の関係
概ね水温15度前後を境にバスの活性が変化してくると言われています。

30度近いともう活性が低くなりますね。下は10度前後だとほとんど日中でもノーバイト(全くアタリがない状態)です。20度超え位が実際は高活性ですね。これらを調べるための水温計は必需品です。

▼水温計の例

 

 

秋は「ハードルアーの季節」と言われ、ブラックバスは広範囲に散ってベイト(=ブラックバスのエサの小魚のこと)を追い求めます。

 

「ハードルアー」とは
ルアーは大きく分けて2種類に分類される。柔らかい素材を活かした「ソフトルアー」と、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードルアー」。ハードルアー(ハードベイトとも言う)は中層を泳がすイメージで使用すると効果が高い。ルアーの詳しい解説は第3章(現在は第4章)にて!

 

秋は水温も安定して活性も上がり、様々なルアーに果敢にアタックしてくる時期ですので「一定の場所で粘る釣り」ではなく「広範囲に探り歩く釣り」を心がければよい釣果に結び付くと思います。

 

【筆者に聞きました!】ハードルアーの季節と呼ばれる所以

Q. 秋が「ハードルアーの季節」と呼ばれるのはなぜでしょうか?

A. 秋は水温が安定し、魚の活性が戻ってくる時期になります。そのため、いたるポイントでバスはハードルアーにバイト(=魚がルアーをかじること)します。

また、ハードルアーは広範囲に魚の居場所をさぐれる(ソフトルアーは水底で効果的)ため、効率の良さからいっても秋は「ハードルアーの季節」といわれるゆえんでしょう。

さらに秋は魚が広範囲に散ってしまっていることもあり、手返しよく(下記注釈)釣る為の1つの方法としてハードルアーをおすすめする理由になっているとも言えます。

※手返しが良い・・・仕掛けを回収してから再び仕掛けを投入するまでの一連のことを手返しと言う。手返しが良いというのはその一連動作が速くこなすこと。

 

 

春はブラックバスの産卵の時期であり、産卵に絡んだ大型のバスが期待できる時期なので、水通しがよく(水がよく流れていて)、底が砂利質で障害物のあるポイントをメインに狙っていくようにしてください。

ちなみに「底が砂利質の障害物のあるポイント」の探し方としては、いったんルアーを投げてみて、底取り(=ルアーが水底に着いたのを感知すること)しながらルアーを引き、底質を確認します。泥なのか砂利なのかは、引っかかってくる藻等も参考になります。障害物は、最初のうちは目で確認できるものを参考にします。

 

▼参考:季節によるブラックバスの動きと狙う場所

 

天候

 

季節と同様に釣果に大きく関わる要素が「天候」です。雨や晴れといった天候は、水温の変化と密接にかかわり、バスの活性に大きく影響します。

例えば、真夏などの高水温期ではあまりに水温が高いと、バスの活性が著しく下がってしまう時があります。

ただ、恵みの雨が降り注ぐことによりその時間帯だけ急に高活性になり、まるで「水を得た魚」と言わんばかりに果敢にルアーにアタックしてくることがあります。

これは雨による水温低下で、一定の時間だけ水中の状態が良好に保たれた証と言えます。

 

▼天候の変化による活性の変化

 

また、晴れの日に比べて曇りや雨といった天候は、水中でのルアーの視認性が下がり、魚が物体を把握しづらくなる傾向があります。

曇りの日は水に濁りが入り、魚からルアーを判別しずらくなります。ある意味だましやすいのです。

ルアーを「疑似餌(ぎじえ=うそのエサ)」と見切られないためにも、陽の光が昏々と照りつける晴れた日を狙うよりも少し曇った日を狙うのが効果的です。

 

気圧

 

実は、気圧が魚の行動を支配するのは、あまり知られていない事実と言えます。

水温変化に伴いバスの活性が変わるのは先に述べましたが、これとは別にバスが釣れるには、気圧が関係していることが多々あるのです。

これはどういうことでしょうか?

 

一般に高気圧の時はそれに伴い水圧も高くなります。

水圧が高いと魚の浮袋が圧縮されます。浮き輪の空気が抜けたら沈んでしまうのと同じように、浮袋が圧縮されてしまえばブラックバスは沈んでしまいます。そのため、ブラックバスは底付近に張り付くように身を潜めると言われています。

逆に低気圧の場合は、気圧が低く、浮袋に掛かる圧力も下がって浮袋が膨らみ、中層から表層付近をさまよう様に浮いて泳ぐ様になります。

 

 

筆者は、梅雨時期の曇りの日から、急に雨が降り出すという気圧の変化を伴う天候に何度も遭遇し、現に水面下で魚が一瞬にして食らいつく大爆釣(とても多くの魚が釣れる事)を幾度となく経験してきました!

これは、気圧が釣果に影響するという理論を根底から証明する貴重な体験でしたね。

魚の食性は、気圧という自然の原理にも大きく左右されるのをお分かりいただけましたか!?

バスプロ(バス釣りのプロ)などはプロトレック(気圧などが測れる時計)を装着して大会などに応用しているそうです。

 

▼プロトレック:商品参考動画

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時間

 

これは、ブラックバスに限らず魚を釣るうえで最も大切な事なのですが、多くの魚は「フィーディングタイム」といって人間と同じように食事をする時間帯がほぼ決まっています。

人で例えると、朝・夕に最も多くのご家庭が食事を取られることと思いますが、魚も同じで、朝と夕方に決まって活発にエサを追い求めます。

 

釣りに行くと、水面上でバシャバシャと音を立てて小魚を追っている魚をよく見かけますが、これは決まって夕方か早朝の静かな時間帯であることが多いです。

この時間帯であれば魚のフィーディングタイムであることに加えて活性が高く、初心者でも比較的簡単にルアーを食わせることができます。

どうしても釣れない方は、まず朝と夕方の2つの時間帯を狙う所からスタートしてみてくださいね。

 

ちなみに、季節にもよるのですが夏場ですと朝はできるだけ早い方がいいと思います。何時から何時というのは特にありませんが、とにかく朝早くがおすすめです。暗くても釣れますから。

また、平日などもおすすめですね。ガラガラでプレッシャーも低く(バスが釣り人を警戒しておらずストレスが少ない状態)、釣りやすいです。 

 

次のページではバス釣りのコツ2つ目「ルアーの使い分け」について解説します。ルアーのカラーなどについて理解すれば、ブラックバスに合わせて適切なルアーを選ぶことができるようになるでしょう。

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バス釣り道具の選び方・おすすめ④ 【ライン編】

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バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

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著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「ルアー」でしたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします。

 

ライン(釣り糸)とは

 

ラインとは「釣り糸」のことです。バス釣りをはじめとした魚釣りには必須の道具ですよね。

「魚釣り」で使われる釣り糸は、通常「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類に分かれます。それぞれの違いは「素材」です。

これら3種類のライン(釣り糸)を適材適所・効果的に使い分けることにより、違うポイントに付いている(ポイントにいる)魚それぞれを釣り分けることができます。

 

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのはとても大切なことなのです。まずは、ラインを選ぶ上で知っておくべき要素について解説します。

 

「ライン」を選ぶ上で注目すべき4要素

 

ラインの機能は「強度」「耐摩耗性」「伸縮性」の3要素からなります。これに付け加えるとすれば「比重」も大切な要素ですね。

これらの要素に注目して、適切なラインを選ぶのがよいでしょう。

 

1 強度

 

どの程度の力で引っ張っても切れないのかを意味します。強度が低いと大物が食いついたとしても、引っ張った時に糸が切れてしまいます

 

2 耐摩耗性

 

耐摩耗性とは「すり減りにくさ」のことです。耐摩耗性が高いとは、すなわちキズや擦れに強いことを意味します。

 

3 伸縮性

 

伸縮性とは要するに「ラインの伸びやすさの程度」のことです。

ラインが伸びやすければ、魚とのファイトにおいても十分に疲れさせることができ、取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。ラインが伸びることにより魚が暴れても追従していけます。

また、ラインが伸びれば伸びるほど魚と格闘しているときに、耐久性が強くなり、ラインブレイク(ラインが切れてしまう)しにくくなります。

ルアーを投げる時にもその差は歴然で、ラインに伸びがあるとロッド(釣り竿)を後方へあおった(振りかぶった)ときに、ルアーの自重(重さ)をラインに乗せることができ、結果、上手により遠くへ投げることができるようになります。

伸びがないと、キャスト(=ロッドを使ってルアーを投げること)した時に「ジャボン!」とルアーが足元に落ちてしまったりするときがあります。

逆に伸縮性が低ければ魚のアタリがわかりやすくなるというメリットもあります。

 

4 比重

 

比重とは「ラインの重さ」のことです。

ラインが軽いと強風が吹いている日には影響を受けやすく、ルアーをうまくキャスト(ルアーを投げる事)することができなくなります。

一方で軽いラインのメリットとしては、トップウォーター系のルアー(水面に浮くルアー)を使う際に適しています。ブラックバスという魚は、真夏など水温が高い季節は特に水面を意識していることが多く、底を狙っても釣れない時があります。

そんな時にトップウオータールアーを使ってバスに食いつかせようという訳です。

 

▼「ライン」を選ぶ上で注目すべき要素

種類 特徴
強度 「どの程度の力で引っ張っても切れないか」を意味する。
強度が高ければと大物が食いついたとしても、糸が切れない。
耐摩耗性 「すり減りにくさ」のこと。
耐摩耗性が高いとは、キズや擦れに強いことを意味する。
伸縮性 「ラインの伸びやすさの程度」のこと。
ラインが伸びやすいと魚が暴れても追従することができ、魚を疲れさせて取り込みやすくなる。また、ルアーを投げる時にうまく遠くへ投げられる。
一方で伸縮性が低いと、魚のアタリがわかりやすくなるというメリットがある。
比重 ラインの重さ。
ラインが軽いと風の影響を受けやすく狙ったポイントにルアーを投げにくくなる。一方で軽い場合、水面に浮かべるタイプのルアーを使う際には適している。

 

 

3種類の素材とおすすめライン

 

続いて、素材が違う「ナイロンライン」「フロロライン」「PEライン」の3種類のラインの違いとそれぞれのおすすめライン製品について解説します。

1匹でも多く魚を手にする為に、それぞれのラインの特性や性質を理解しておくのは、とても大切なことなのです。

 

1 ナイロンライン

 

「ナイロンライン」は、伸びやすいのでルアーを投げる時も狙ったポイントにいきやすく、魚が暴れた時にも追従して疲れさせて取り込みやすく(釣り上げやすく)なります。扱いやすい性質であることから、多くの初心者の方に愛用されているラインです。

適度に比重(重み)があり、様々な重さのルアーに対応するため、場所を選ばずに使えるのも大きなメリットと言えます。

一方で「障害物等にこすれて摩耗しやすい」「変色しやすい」などのデメリットもあります。

万能性に優れてコスト面でも比較的手軽に入手できることからまず最初に入手すべきラインと言えるでしょう。

 

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2 フロロカーボンライン

 

「フロロカーボンライン」は、ナイロンラインに比べて強さ(引張強度や伸縮性)はやや劣りますが、耐久性が高く、根ズレ(=障害物などで釣り糸が擦れること)に強いといった特徴があります。

また、比重がある事から、ルアーを底まで沈めてボトム(海底)を取る「探り釣り」に向いているラインとして知られています。

▼ボトムのイメージ

 

バスアングラー(=バス釣りを行う釣り人)の多くは、このフロロカーボンラインを主体に使っており、伸縮性が低く、魚のアタリの取りやすさは3種類のラインの中でもピカイチと言えます。

反対に、硬さから来る巻きグセの付きやすさ(クセが付くと巻き取りづらくなる)などがデメリットとして挙げられます。

 

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3 PEライン

 

「PEライン」は、ポリエステル素材を軸としており、とても硬く、耐摩耗性能に優れている(摩耗しにくい)ラインです。

また、比重が軽く無吸水性(水を吸う性質がない)なので、投げた後のラインは常に水面上に浮いているといったイメージになります。

トップウォーターでの釣りに適したルアーである「トップウォータープラグ」や、水面上で操作する「ノーシンカーワーム」には、抜群の効果を発揮します。

▼トップウォータープラグ

 

ただ、比重が軽い事から風の影響を受けやすい、ボトムを取る釣りには向かないといったデメリットもあります。

伸縮性に関しては、あまり期待はできないでしょう。

 

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素材のメリット・デメリット一覧

 

種類 メリット デメリット 備考
ナイロンライン 伸びやすくて扱いやすい。適度の比重で様々なルアーに対応。場所を選ばずに使える。コストも安価。 障害物にこすれて摩耗しやすい、変色しやすい。 初心者におすすめ。
フロロカーボンライン 耐久性が高く、根ズレにも強い。比重があるので、ルアーを底まで沈める探り釣りに向いている。 ナイロンに比べて伸縮性などはやや劣る。硬いので巻グセがつきやすい。 バス釣りをする人の多くが主体に使うライン。魚のアタリの取りやすさは3種類の中で一番。
PEライン とても硬く耐摩耗性能に優れている。比重が軽いので、水面上を操作する「ノーシンカーワーム」というルアーと、抜群の相乗効果を発揮。 比重が軽いので風の影響を受けやすい。ボトムを取る釣りには向かない。伸縮性には期待できない。 比重が軽いので、常にラインは水面上に浮いている。

 

太さ

 

太さもラインを選ぶ上で、考えるべき要素です。

ラインが細くなればなるほど感度が良くなります。感度が良くなればなるほど、魚の小さなアタリも明確にとらえることができるようになり、釣果(釣りの成果)に結び付くという訳です。

一方で、ラインが太ければ引っ張られた時の強度が強くなります。「ビッグベイト」などの比重の重いルアーを使うコアなアングラーには太いラインはおすすめです。

ちなみに、ラインがあまり太すぎるとリールのスプールに長さのあるラインを巻くことができなくなりますので注意です!

 

通常、バス釣りでは、大体100メートルくらいリールにラインを巻きますが、太めのラインだと80メートル位しか負けなくなります。

昨今では、そのために「深溝スプール(太い糸でもたくさん巻ける)」というタイプのリールも人気があります。

 

初心者におすすめの太さ

 

初めてバスフィッシングにチャレンジされる方は、「4ポンドライン」を目安に購入されるのがいいかと思います。

「ポンド」というのは、ラインの太さを現した単位の事で、1ポンドだと約500gくらいの引っ張り強度に耐えられる計算になります。

一般に多く釣れるブラックバスの平均的なサイズは、概ね20cm~30cmくらい。

このくらいの魚は、約1キログラムをゆうに下回る重さの魚であることが多いです。

4ポンドだと約2キログラムまで耐えられますので、40センチクラスのランカーバスとも互角に渡り合える強さのラインとしておすすめです。

 

筆者おすすめ初心者向けライン3選

1 サンライン シューター FCスナイパー 100m 41bナチュラルクリア

 

こちらは、4ポンドとごく一般的なラインの重さで、しかもリーズナブル!かつ使いやすくクオリテイーも高いです!

バスフィッシング界の巨匠「並木敏成氏」おすすめのメーカーなのです!また実際に私もこれを使っています!

フロロラインのメーカーによる違いなどは、実際の所、初心者では判別不能ですし、私にもわかりません!(笑)

しかし、価格もラインの中では手頃で、バーサタイル性能にも長けているのでおすすめですね。

 

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サンライン シューター FCスナイパー 100m 4lb ナチュラルクリア

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2 【ナイロンライン】サンライン:シューター マシンガンキャスト 12lb 150m ニューアットブラウン

こちらは、とても人気のあるラインで、クオリテイーも高く、お手軽価格で購入できるナイロンラインになります。

 

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3 サンライン(SUNLINE) ルアー用PEライン サンライン(SUNLINE) バススーパーPEライン 70m 3号/35lb ディープグリーン

 

こちらは、おすすめしたナイロンラインと同じく「サンライン」の商品で、伸びにくく、超高感度なPEラインになります。やはり価格面でもコスパがよくおすすめです。

 

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まとめ

 

この第3章では、バスフィッシングで使う道具の基礎知識(選び方やおすすめ商品)をご紹介しましたが、道具選びってとっても大切な要素なんです。

例えば、リール(回収機)ひとつにしても、重くて使いにくいものよりは、軽くて使いやすいものの方がはるかにストレスが少なく、それだけ釣りに集中できて釣れる確率もアップするんです!

また、ブラックバスという魚って何かと障害物周りに居ることが多くて、アクションさせやすい(ルアーを動かしやすい)ロッド(釣り竿)なりタックル(釣り道具)を事前に準備した方が、確実に手中に収めることができるんです!

と言っても、最初のうちは、あまり高価なものに手を出す必要はありませんので、基本的なことだけを踏まえて道具を揃え釣れるコツがわかってきたら、次第にレベルアップしていくのがいいかと思います。

はっきり言って、「お手軽ファミリー釣りセット」のような安価なものでも十分釣れますから…。

 

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さて、ここまではバス釣りの基礎知識、場所、道具について解説してきましたが、最終章では「コツ」について解説します。コツまでマスターすれば、きっとブラックバスを釣ることができるでしょう!

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バス釣り道具の選び方とおすすめ③ 【ルアー編】

Webon紹介目次著者

バス釣りとはブラックバスという魚を釣るスポーツです。ブラックバスが勢いよく食いついた時の感覚や、居場所を突き止めた時の爽快感を知れば、バス釣りにハマること間違いなし!

バス釣り初心者入門はこちらから!

著者:お魚店長

バス釣り歴15年。幼少の頃からバス釣りを始め、現在まで魅了され続ける中年バサー。釣りの楽しさや魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうと様々な記事を執筆中。お問い合わせはこちらから

 

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この第3章ではバス釣りに欠かせない道具である「ロッド」「リール」「ルアー」「ライン」について4ページにわたって解説していきます。

前のページでは「リール」でしたが、このページでは「ルアー」について解説いたします。

 

ルアーとは


▲ルアー

 

ルアーとは「疑似餌(ぎじえ)」のことです。

糸の先端にルアーをつけて水中に漂わせることで、ルアーを「エサだ」と勘違いした魚が食いついてきます。そして、魚の口に針を引っ掛けて釣ります。

ルアーは、木材やゴムなどで作られており実際に食べることはできません。その為「疑似餌(疑似=真似た 餌=エサ)」と呼ばれているのです。

 

 

バスフィッシングに魅了された方は、必ずと言っていいほど「ルアーコレクター」になります。

タックル(道具)を語るうえで欠かせない「ルアー」というアイテムは、バスアングラー(=バス釣りを行う人)にとってそれほど神秘的で魅惑的なものなのです!

 

そもそもブラックバス釣りの人気がある理由も、このルアーの存在が大きく関係しています。

ブラックバスはルアーに激しく食らい付いてくるので、壮絶なファイトを堪能できます。そこに、楽しさや魅力が詰まっているんです♪

また、色々な種類のルアーがあり道具選びもバリエーションに富んでいます。「様々なルアーを組み合わせて、いかにヒットに持ち込むか」という奥深さが、釣り人の好奇心をくすぐるというわけなんです♪

 

ルアーの形状は「いかにも」という活エサ(虫などの生きているエサ)そっくりのものもあれば、見るからにエサとしては認識できないようなものも存在したりと、多種多様。

そんな疑似餌に大口を開けて食らいつくブラックバスの本能を活かしたダイナミックさが脚光を浴びているわけです。

 

 

ルアーの動き

 

また、ルアーは投げてリール(釣り糸を回収する道具。詳しくは前のページで)を巻くだけで、泳ぐような動きをする仕組みになっています。泳ぎ方はそれぞれのルアーによって異なります。

魚の反応に合わせてロッド(釣り竿)を動かしてルアーを動かすことで、さらに魚を食いつかせやすくすることもできます。

 

【編集部コラム】ルアーの動かし方の種類
ロッド(釣り竿)を動かすことで、それに伴いルアーも動きます。ルアーの動きによって魚に食い気を与えたり、ルアーの存在を知らせたりすることができます。それによって、より釣果(釣りの成果)が上がる可能性があります。

以下に代表的なルアーの動かし方を挙げさせていただきます。

●リトリープ・・・リールを巻くこと。巻き方のスピードに変化をつけることで魚のやる気に火がつくことも。

●ストップ&ゴー・・・リールを巻いている途中にルアーの動きを一瞬止めたり、再度リールを巻くテクニック。魚にルアーに食いつかせるタイミングを与えます。

●トゥイッチ・・・ロッドの先をチョンチョンと小刻みに動かしながらリールを巻き取るテクニック。逃げ惑う小魚のような演出ができます。

●ジャーク・・・ロッドを大きく動かし、ロッドを元あった位置に戻す間にリールを巻いてルアーを動かすテクニック。

●リフト&フォール・・・ルアーを上下に動かすテクニック。魚は上から落ちてくるものに興味を示すという性質を利用したもの。

●ボトムバンピング・・・水底でルアーを跳ねるように動かすテクニック。

 

ルアーはなぜ使い分ける必要がある?

 

ところで、そもそもなぜルアーをたくさん使い分ける必要があるのでしょうか。

ルアーの機能の違いを一言で言うならば「魚の食いつき方の違い」ということです。

また、水面上(トップウォーター)・中層(ミドル)・ボトム(水底)などと場所によって適切なルアーを使い分けないとブラックバスがエサと認識せずに、食いついてこないのです。だからたくさんのルアーを使い分ける必要があるのです。

 

 

また「同じブラックバスなのだから、どのルアーを使っても食いつき方は変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれません。人間が人によって好きな見た目が違うようにブラックバスそれぞれで食いつきたくなるルアーがあるのです。

また「弱っているエサを狙うブラックバス」もいれば「とにかく巨大なエサを欲する大物のブラックバス」もいます。こうしたブラックバスの趣味嗜好を読み、それに合わせたルアーを使い分ける必要があります。(例えば、弱っているエサを狙うブラックバスに対しては、弱っている小魚のように見えるルアーを使ってみたり。)

このように思考を巡らせてどのルアーを使うかを選ぶのも、バス釣りの楽しいところであるのです。

 

【筆者に聞きました!】Q. ブラックバスは本当にルアーをエサと認識している?
A. ブラックバスが本当にルアーをエサと認識しているかと聞かれると不思議なところはあります。

基本は、バスはルアーをエサと認識していると思うのですが、なぜかこれがエサには全く見えないハードルアーに食いついたりします。スピナーベイトがいい例ですかね…。

▼スピナーベイトの例

色や日によって反応が全然変わったりします。ある時はアピールカラー(派手な色のルアー)で魚がルアーに食いついてきたのに、今日は全然当たらないなど…。特にスピナーベイトになぜ食いつくのかは、原因は定かではありません…。

また単に好みのエサによって使い分けるのではなく、リアクションバイトという「ルアーに激しいアクションを加えて、反射的にブラックバスに食いつかせてしまう」という方法もあります。こちらについては第4章(このページは第3章)で解説します。

 

ルアーの種類

 

ルアーの種類は大きく分けると2種類あります。

柔らかい素材を活かした「ソフトベイト(ソフトルアー)」と呼ばれるものと、硬いバルサ材などの木材を使用した「ハードベイト(ハードルアー)」と呼ばれるものがあります。

ソフトベイトは底を這うようなイメージ、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。つまり、狙う層で使い分ける感じですね。

 

▼ソフトベイトの例
▼ハードベイトの例

 

以下ではこの2種類のルアーの違いについて解説します。

 

ソフトベイト(ソフトルアー)

 

 

ソフトベイトは、柔らかい樹脂製のゴムでできており、フニャフニャと艶めかしく動いて魚を誘う習性のあるルアーです。

よりナチュラルに、自然に近い何者かの生命体をイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

ハードベイト(ハードルアー)

 

対する「ハードベイト」は、硬い木材などでできた小魚などのシルエットを施したイミテーションルアー(イミテーション=模倣品)です。

トリッキーな動きと派手なアクション(動き)で瞬間的に魚に食いつかせます。

 

どちらのタイプも数えきれないほどの種類があり、それぞれにアクションが異なります。まずは、どれでもいいのでお好きなものを使ってみて、1度魚を釣ってみると世界が変わります。

釣れたらそのルアーの形状や色、アクションの仕方などを覚えて置き、そこからバリエーションを増やしていくと、おのずと連続して釣れるようになってくるはずです。

 

名称 素材 使い方
ソフトベイト 樹脂製のゴム 水底を這うようにイメージ
ハードベイト 硬い木材 中層を泳がせるイメージ

 

ルアーの種類一覧

 

バスフィッシングに使われるルアーは、水面上で激しい動きを演出して誘えるものや、中層をキビキビと動いて食わせるもの、ボトム(底)付近をピョンピョンと飛び跳ねて誘えるものなど様々なものがあります。

先ほども述べましたが一般的には、ソフトベイトは底を這うようにイメージし、ハードベイトは中層を泳がせるイメージで使うと効果が高いです。

それぞれの種類や特徴などは、ざっくりと分けると以下の表のようになります。

ただ、初心者の方がはじめから使い分けることや、理解することは難しいかと思います。

そのため、初心者の方は「こんな使い分け方がたくさんあって極めたら面白そうだなー」くらいの感じで表を眺めていただければよいかと思います。この表の下では「結局どのルアーが釣れるのか?」という初心者の方向けの解説を行っております。

 

▼ハードベイト

種類 特徴 使い方
ポッパー 水面上で激しいポップ音を放ちバスを誘発 ストップ&ゴーを使い分けて水面上をポンピング(=ルアーの頭を沈めたり、出したり跳ねさせるに意)させる。
ペンシルベイト 水面上で弱った小魚を演出 巧みにロッドワーク(=ロッドを動かして魚にアピールすること)を使ってアクションさせる。
ビッグベイト 全長10センチを超える大型のルアー。ランカーバスのみにターゲットを絞って狙う際に使用。 トゥイッチ&ジャーキングなど様々なアクションをおりまぜて使用。
(トゥイッチ=ルアーの頭を左右に振り魚を誘う動作/ジャーキング=ロッドを大きく動かして、ルアーを大きく動かすこと)
バズベイト 水面上でプロペラ(=バズベイトのの先端についてる)が強波動を生み出し、遠くのバスを寄せ付ける。 一定の速度で水面上を巻くだけで効果を発揮する。
フロッグ カエルそっくりの動きでバスを誘う。 ストップ&ゴーをおりまぜてアクションさせる。
ミノー 小魚を演出したシルエットのルアー。 水中で弱った小魚を演出するように使用。
シャッド 比較的浅瀬の水中を勢いよく泳ぎ回る。 水深1~2メートル位の水中をトリッキーな動きで誘う。
クランクベイト 水深2~3メートルの水中をウォブリング動作でバスの好奇心をあおる。 ウォブリング(ブルブル震える動作)を使ったストップ&ゴー。
ジャークベイト ジャーク(ロッドをあおる)すると逃げ惑う小魚を演出する。 ジャーキングに特化した動作。
バイブレーション ブルブルと小刻みなバイブレーションが波動を生み出す。 一定間隔でジャーキングなどを入れ、バイブレーション効果との両立をはかる。
プロップベイト ヘッド部に付いたプロペラが小さなノイズと振動を生み出す。 水中を一定の間隔でリトリーブ(巻く)したり、時にフォール(落とす)させる。
スピナーベイト ボトムから中層を探れるパイロットルアー(=その日の1投目に使用し、魚の反応、風向きなどを状況を判断するためのルアー)。 微波動を意識しながら一定の間隔でリトリーブ(巻く)。
スピンテールジグ テール部に小さな金属状の羽根を装備したアピール度の強いルアー 冬場などにゆっくりとボトムを引くだけでも効果大。
メタルジグ トラウト釣りでも多く使われるルアーで、キラキラと光り強烈にアピール。 フォール(落とす)させることにより、魚の好奇心を刺激。
チャターベイト スピナーベイトのようなワイヤー形状にプロペラの付いた最近生まれた特殊なルアー。 障害物に沿うようにアクションさせ、音と波動で刺激する。
ラバージグ フックの付いたジグにラバースカートを兼ね備えた形状で未確認生物を演出。 ボトムバンピング(跳ねさせる)させるアクションが効果絶大。

 

▼ソフトベイト

種類 特徴 使い方
ストレートワーム バスの大好きなミミズを施した人気のルアー。 着底させ、ボトムを這うようなアクションが効果的。
グラブ系 ボディーが太く、ゆらめくテール部が強烈にアピール。 ラバージグのトレーラーとして多く使われる。
カーリーテール カールしたテール部がバスの好奇心を刺激する。 フォール(落とす)やスイミング(漂わせる)を意識した使い方が有効。
スティックベイト 小魚のシルエットを施したソフトベイトルアー。 逃げ惑ったり弱った魚を演出。
クロー系 大好物のザリガニを模したルアー ボトムを這うザリガニをイミテートして使う。
シャッドテールワーム 丸い形状のテール部がピクピクと動き、バスに猛烈アピール。 基本は、ボトムのズル引きでも良く釣れる。
ホッグ系 エビやカニなどの甲殻類を模したワーム。 テキサスリグ(ボトムを這わせる仕掛け)やラバージグのトレーラーとして使用。
パドルテール 平らなテール部がふわふわと動き、不規則な微波動を生み出す。 障害物に当てたりコンタクトさせて使う。
虫系 甲殻類をイメージした代表的なソフトベイト。 水面下では暴れる虫を、水中では逃げ惑う虫をイメージして使う。

 

多くのルアーがあり、動きも全く異なるので、季節や天候を加味しながら使うととても楽しいですよ!

パターンが読めた時の感動は、計り知れないものがあります!

また、ルアー使い分け方については第4章(現在第3章)で詳しくは解説していますので、こちらもご一読いただければと思います。

 

結局どのルアーが一番釣れるの?

 

初めてルアーを手に取る方は、あまりの種類の多さに呆然としてしまうことでしょう。

では、結局のところ、1番釣れるルアーって何なのでしょうか?

端的に申しますと、答えはソフトベイト=ワームです!

 

「ワーム」とは、ソフトベイトを総称してそう呼ぶのですが、フニャフニャとした艶めかしい動きがバスの好奇心を刺激し、あらゆるコンディションでバイト(魚のアタリ)を誘発できるルアーとして知られています。

ワームはかなり万能型のルアーな上、コスパ最高でよく釣れるルアーです。ソフトベイトがはばかれるシーンも滅多に見当たりません。

筆者は、このワームを使って1日に何十匹ものバスの捕獲に成功しています。

今まで他のルアーでは全くアタリのなかった過酷なコンディション下でも、ワームを使った瞬間に入れ食い状態になることなどは多いです。

 

これはなぜかというと、ブラックバスは日常的に甲殻類や小魚などを捕食しており、これらの小動物をイミテート(真似した)したワームが直接魚の捕食本能を刺激するからなんです!

また、ワームは、他のルアーに比べてとてもアクションさせやすく(動かせやすく)「ちょっとした刺激でも猛烈にアピールできる」といったメリットがあります。

まさに入門用に適したルアーなのです。以下では実際におすすめのルアー商品をご紹介していきます!

 

筆者おすすめ初心者向けルアー3選

1 オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch



初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアー、ホントによく釣れます!

なぜ釣れるのかはバスちゃんに聞いてみないと正直分かりません!

あえて申し上げるとすれば、テールの動きが絶妙な所でしょうか。フニャフニャと艶めかしくバスの食性を刺激するんだと思います。

 

▼著者おすすめのルアーを買う

オーエスピー ドライブクローラー 4.5inch 【1】 OSP DoLive Crawler

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2 ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

こちらも初心者の方におすすめのソフトベイトのルアーです。

このルアーも上記ドライブクローラーと同じで、かなり良く釣れます。ただ投げれば釣れる感じです!

他の同型のワームと比べて、アタリもとても多いです。

ホントに謎なくらい良く釣れますよ!心境としては「とにかく試しに投げてみてください!」というようなかんじです!

 

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【メール便可】ジャッカル フリックシェイク 4.8インチ

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3 ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

こちらも初心者の方におすすめのハードベイトのルアーです。

おすすめの理由は、ダイワ(=大手釣りメーカー)のクランクベイト(=丸い小魚の形をしたルアー)を代表する名作だからです!

しかも他のメーカーのクランクベイトに比べて安価とコスパもよく、良く釣れます。通常、クランクベイトの価格って900~1200円くらいなんですけど、このピーナッツは700円で手に入ります!

「なくしてもそんなに痛手じゃない!」

というのがおすすめする理由です。

しかもよく釣れます!初心者はまずこのルアーから練習してみるべきですね!

 

▼著者おすすめのルアーを買う

ダイワ ピーナッツII DR ピンクオレンジギル

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ここまで、道具について「ロッド」「リール」「ルアー」と解説してきましたが、最後に「ライン(釣り糸)」について解説いたします!

『バス釣り初心者入門』目次へ  (全15ページ)

 

 

知っておきたいプロスノーボーダー14選

Webon紹介目次著者
スノーボードは滑るだけじゃない!大会や動画などの観るスノーボードだってとても面白いのです!大会・種目・おすすめスノーボードビデオの解説から、知っておくべきスノーボーダーの紹介まで!

スノーボード『大会観戦』『動画鑑賞』入門はこちらから!

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから

 

 

 

このページでは、スノーボードの大会各競技で活躍するプロ選手を紹介していきます。

世界の第一線で活躍しており、これからを注目される最低限知っておきたい選手です。

出場選手の中に、この選手達の名前があれば絶対見逃してはいけません!

 

ハーフパイプ

photo by Zach Dischner

ハーフパイプとは

半円状のコースでジャンプ・トリックを決めながら演技を競う競技。スノーボードスキルをオールラウンドに求められる。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

1 ショーン・ホワイト(Shaun White)

▲写真右がショーン・ホワイト選手 photo by Gina Hughes CC 表示 3.0

▲ショーン・ホワイト選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 1986年9月3日
主な受賞歴 2006トリノ五輪金メダル・2010バンクーバー五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(全てハーフパイプ)
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ショーン・ホワイト選手は3つのオリンピック金メダルに加え、X-GAMESやBURTON US OPENなどの最大規模の世界大会でも数えきれない金メダルを獲得しているハーフパイプのスーパースターです。

 

「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説! 「X-GAMES」「BURTON US OPEN」を詳しくは前のページで解説!

 

スノーボードに全く興味のない人でも、ショーン・ホワイト選手だけは知っているという人も多いのではないでしょう。

 

スノーボードの競技選手としては大ベテランになる年齢ですが、ショーンならまだまだやってくれそうですのでこれからも注目です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ショーン・ホワイト選手は勝ちに対する執着心がすごいです。もちろん他の選手も優勝を目指して頑張っていますが、ここまで勝ちにこだわるスノーボーダーは珍しいと思います。

また、技術も素晴らしく、難しいトリックでのジャンプの高さは他の選手と比べると全然違います

 

2 平野歩夢(ひらの あゆむ)

▲平野歩夢選手のハーフパイプ

出身国 日本
生年月日 1998年11月29日
身長 165cm
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル・2018平昌五輪銀メダル(どちらもハーフパイプ)
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オリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得した、日本人歴代最高のハーフパイプ選手です。

オリンピックで一躍有名になったので知っている方も多いのではないでしょうか。

その実力は本物で、オリンピック以外の大会でも常に表彰台に上がり続けています。

次のオリンピックでは、間違いなく金メダルの最有力候補になるでしょう。

 

【著者に聞きました!】なぜここまでスゴイ選手に?

Q. なぜ平野歩夢選手は日本一とまで言われるプレイヤーになる事ができたのでしょうか?

A. スポーツは子供の頃の英才教育が重要と言われていますが、スノーボードも同様です。スキー場までいかなくてはならないスノーボードの場合、親のサポートが非常に重要になります。

平野選手は子供頃から両親のサポートによって優れた環境で練習できたことが大きいと思います。

 

3 クロエ・キム(Chloe Kim)

 

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▲クロエ・キム選手のハーフパイプ

出身国 アメリカ
生年月日 2000年4月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ハーフパイプ)
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平昌オリンピックの金メダルを獲得した韓国系アメリカ人の選手です。

若干18歳ですが、現在の女子のハーフパイプ選手としては頭1つ飛び抜けた実力を持っています。

これから時代を引っ張っていく選手になるのは間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

クロエ・キム選手は女子とは思えない高難易度のトリックを連発してくることが特徴です。テクニカルな滑りが特徴と言えるでしょう。

 

スロープスタイル・ビッグエア

photo by The Camp of Champions  

スロープスタイル・ビッグエアとは
スロープスタイルはジャンプ台・レール・BOXといった障害物を滑りながらトリック(技)を繰り出していきその演技を競う。ビッグエアは一発のジャンプの演技を競う。多くの選手がどちらの種目にも参加する。どちらもオリンピック種目。

詳しくは前のページで!

 

4 セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)

 

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▲セバスチャン・トータント選手のビッグエア

出身国 カナダ
生年月日 1992年11月9日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(ビッグエア)
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平昌オリンピックビッグエアで金メダルを獲得したカナダ代表の選手です。

長年第一線で活躍してきた選手で、平昌オリンピックの金メダルも取るべくして取ったと言われる実力者で、これからも目が離せない選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

セバスチャン・トータント選手は、バックサイドロデオ(簡単に言えば後ろ向きの縦回転)というジャンプの技を得意としています。レールのアウトなどで繰り出すこともあり、非常に綺麗で個人的に大好きです。

▼レールのアウト(out)

 

5 マーカス・クリーブランド(Marcus Kleveland)

 

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▲マーカス・クリーブランド選手のスロープスタイル

出身国 ノルウェー
生年月日 1999年4月25日
主な受賞歴 2017・2018X Games金メダル(スロープスタイル)
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ノルウェー出身のスノーボーダーで、現在最も優れたスキルを持つと言われるスロープスタイルの選手です。

平昌オリンピックでも金メダル候補とされていましたが、メダルなしで終わり業界からはかなり驚きの声が上がりました。

若干19歳と若い選手ですが、すでにスロープスタイル・ビッグエア競技を引っ張っているトップ選手で、注目度ナンバーワンの選手です。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

マーカス・クリーブランド選手は、オリジナリティある技の数々が特徴的です。独特の回転軸でのスピンや、レールのオンやアウト(先述)でも3Dスピンなどの高難易度のトリックを平気で繰り出して驚かされます。

 

6 角野友基(かどの ゆうき)

 

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▲角野友基選手のスロープスタイル

出身国 日本
生年月日 1996年5月18日
主な受賞歴 2016X Games金メダル(スロープスタイル)
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日本人のスロープスタイル・ビッグエア競技選手の中では頭一つ抜き出ている世界トップレベルの選手です。

X-GAMESやUS OPENといった大きな世界大会で金メダルを獲得しています。

2018年の平昌オリンピックには出場しませんでしたが、2014年のソチオリンピックの日本代表でした。現在も世界の第一線で活躍しています。

平昌オリンピックに出場していたらメダル候補に挙げられていたでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

角野友基選手は、ジャンプが魅力的な選手です。安定感あるジャンプは非常に綺麗で見入ってしまいます。

 

7 ジェイミー・アンダーソン

photo by Wintersportsfan CC 表示-継承 3.0

▲ジェイミー・アンダーソン選手のスロープスタイル

出身国 アメリカ
生年月日 1990年9月13日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スロープスタイル)
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ソチと平昌オリンピックの女子スロープスタイルで、2大会連続の金メダルを獲得したアメリカ代表の選手です。

2007年以降、X-GAMESなどのあらゆる大会でも常に表彰台に上がっています。

女子のスロープスタイル・ビッグエアの選手としては圧倒的な実力を持っていて、世界ナンバーワンと言って間違いないでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ジェイミー・アンダーソンは男勝りの力強い滑りが特徴的です。ジャンプの高さや着地の安定感などは抜群で非常に格好いいです。

 

8 鬼塚雅(おにつか みやび)

 

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▲鬼塚雅選手のビッグエア

出身国 日本
生年月日 1998年10月12日
主な受賞歴 2015世界選手権金メダル・2017世界選手権銅メダル(スロープスタイル)
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日本の女子スロープスタイル・ビッグエア選手として、今最も注目を集めている選手です。

世界トップレベルで活躍し、まだ20歳と若くこれからの選手ですので、ジェイミー・アンダーソンから世界のトップを奪える可能性があると期待されています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

鬼塚雅選手はジャンプが魅力の選手です。大きなジャンプで繰り出す高難易度のトリックはとても格好いいです。

 

アルペン

アルペンとは
スピードを競う種目。パラレル回転やパラレル大回転という種目に分けられているが基本ルールは同じで「いかに早くコースを滑られるか」というもの。この種目の選手は他の種目とは異なり「アルペン用の道具」を使っているのも特徴。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

9 ネヴィン・ガルマニーニ(Nevin Galmarini)

 

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▲ネヴィン・ガルマニーニ選手の滑り

出身国 スイス
生年月日 1986年12月4日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転)
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スイス代表のスノーボードアルペン競技の選手で、平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。

長く最前線で活躍してきた選手で、アルペン競技の世界ではスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ネヴィン・ガルマニーニ選手は技術の高さが特徴的です。常に安定した成績を残し、見ていて安心感があります。

 

10 斯波正樹(しば まさき)

 

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斯波 正樹 | Masaki Shibaさん(@masaki_shiba)がシェアした投稿

▲斯波正樹選手の滑り

出身国 日本
生年月日 1986年4月26日
主な受賞歴 2018平昌五輪日本代表(パラレル大回転)
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平昌オリンピックのアルペンスノーボード日本代表選手です。

日本人男子としては唯一のアルペン出場で、世界大会でも表彰台に上がるなど日本人トップの実力を持っています。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

斯波正樹選手は安定感あるターンが魅力的です。体力で劣る外国人選手にもターンの技術で補います。

 

11 エステル・レデツカ(Ester Ledecká)

 

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▲0:40辺りからエステル・レデツカ選手のパラレル大回転(相手は後述する日本の竹内智香選手)

出身国 チェコ
生年月日 1995年3月23日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(パラレル大回転(スノーボード)・パラレルスーパー大回転(スキー))
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平昌オリンピックで前人未到の快挙となるスキーとスノーボードで金メダルを獲得したチェコ代表の選手です。

スキーの実力ももちろんすごいですが、本命はスノーボードでその実力は圧倒的です。

スノーボードパラレル回転では、オリンピックでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードと安定感で完全勝利しました。

若干23歳でまだまだ伸びしろもあるので、これからどこまですごい選手になるのか目が離せません。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

エステル・レデツカはどんなに速いスピードでも全くブレることない安定感ある滑りをします。全く危なげない滑りで彼女が負ける場面が想像できません。

 

12 竹内智香(たけうち ともか)

 

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▲竹内智香選手のパラレル大回転

出身国 日本
生年月日 1983年12月21日
主な受賞歴 2014ソチ五輪銀メダル(パラレル大回転)
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2014年ソチオリンピックの銀メダリストで、平昌オリンピックでも大活躍した選手です。

美人アスリートとしても有名で、非常に人気があります。

日本人がアルペン競技でメダルを獲得するのはかなりの快挙で、歴史を作ってくれました。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

竹内智香選手のターン技術は世界トップクラスと言われています。また、スノーボード開発も行っており、スノーボードのことを知り尽くした知識も彼女の滑りを支えているのでしょう。

 

スノーボードクロス

photo by LG전자 

スノーボードクロスとは?

複数人(4人~)で同時に同じコースを滑りスピードを競う。ぶつかってしまう事もあるエキサイティングな種目で最後まで何が起こるかわからない面白さがある。オリンピック種目の一つ。

詳しくは前のページで!

 

13 ピエール・ボルティエ(Pierre Vaultier)

photo by Jmex CC 表示-継承 4.0

▲ピエール・ボルティエ選手のスノーボードクロス(赤のベストに赤のズボン)

出身国 フランス
生年月日 1987年6月24日
主な受賞歴 2014ソチ五輪金メダル・2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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ソチと平昌で2大会連続のオリンピック金メダルを獲得した選手です。

長年世界トップとして活躍してきた選手で、クロス界のスーパースターです。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ピエール・ボルティエ選手は勝負強さが特徴的です。クラッシュなどもあるスノーボードクロスは誰が勝ってもおかしくない競技ですが、その競技で2大会連続のオリンピック金メダルはものすごいことです。

 

14 ミケラ・モイオリ(Michela Moioli)

 

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▲赤のベスト、青と白の縞ズボンがミケラ・オイモリ選手

出身国 イタリア
生年月日 1995年7月17日
主な受賞歴 2018平昌五輪金メダル(スノーボードクロス)
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平昌オリンピックの金メダリストで今最も勢いに乗っている選手です。

クロスの世界は実力が肉薄していますが、若干23歳という若さでオリンピック金メダルという自信を獲得し、これからスノーボードクロスの世界を引っ張っていく選手となるでしょう。

 

この選手の注目ポイント! この選手の注目ポイント!

ミケラ・モイオリ選手も勝負強さが魅力です。実力的には肉薄していた平昌オリンピックのスノーボードクロス女子での優勝など大舞台に強い印象があります。

 

次のページからは第2章「スノーボードビデオの世界」です!まずは誰でも楽しめるおすすめのスノーボードビデオ(初級編)をご紹介!

 

 

 

目次著者

著者:風祭健

北海道出身、北海道在住のアラサーのスノーボーダーです。小学生の頃に地元のスキー場で、格好良く滑るスノーボーダーに憧れてスノーボードを始め、かれこれスノーボーダー歴は約20年になります。学校を卒業してから一度は会社員になるも、週末だけのサンデーボーダーでは満足できなくなり転職。JSBAスノーボードC級インストラクターの資格を取得。それ以後、冬に仕事のない農家や土木関係の仕事をし、冬はインストラクターとして山に籠もる生活を送っています。夏場はスケートボードとサーフィンも始めてしまい、趣味も人生も横滑りばかりです。お問い合わせはこちらから