バリ島6つのリスクと安全対策①

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから

著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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バリ島6つのリスク

 

海外旅行には、ありとあらゆるリスクがつきもの。

あらかじめそのリスクを知っておくことで、不要なトラブルを避けることができます。

 

バリ島は重犯罪が少ないものの、ちょっとしたトラブルが多く発生しているのが現状です。

 

「せっかくのバリ島旅行で嫌な思いをしたくない!」

そんな人に向けて、ここではバリ島で起こりうるリスクについてお伝えさせていただきます。

 

1 個人店でのぼったくりリスク

 

大型のショッピングセンターでは心配する必要はありませんが、個人店で買い物する場合はぼったくりに気をつける必要があります。

 

具体的には、以下2つのトラブルが多いです。

  • お釣りの額を少なめに返される
  • 商品価格を、本来の価格より高めに伝えられる

 

特に、このお釣りを少なめに返されるというトラブルは頻繁に起こります。

バリ島のお札は0の桁数が多いため、うっかり違う紙幣を受け取らないように気をつけましょう。

 

<編集部コラム>バリ島の紙幣

インドネシアのお金は「ルピア」と言います。1,000ルピアから100,000ルピア(10万ルピア)までがあるので日本人にとってはぱっと見ただけでは100000と10000が(10万と1万)が見分けにくいので注意が必要です。

ちなみに2018年9月24日現在のレートでは1ルピアは100分の1円以下なので基本はゼロを2つ切り取って日本円で換算すると良いかもしれません。(厳密には1000ルピア=7.5円程度)

また、インドネシアの紙幣は2016年12月頃よりお札のデザインが変わりました。そのため、「このお札、なんか変…」といったトラブルにならないよう事前に確認しましょう。

下記が、新札と旧札のデザインです。

▼旧札のイメージ

旧札は6種類あり、それぞれ男性の偉人が描かれています。

2016年12月頃に登場した新札ですが、旧札と比較するとデザインの種類が7パターンに増えました。旧札にはなかった2000ルピア札が登場しています。

また、紙幣に描かれている偉人は男女混合となっています。

 

日本人が特にぼったくられやすいのですが、その理由としては、バリ人にとって日本人はお金持ちに見えるというのが挙げられます。

 

バリ島には日本人・韓国人・中国人など東アジアからの観光客がたくさん訪れますが、確かにその中でも日本人は1番高級感のある格好をしている印象を受けます。

ローカルなお店でショッピングをする際は、Tシャツとジーンズといったカジュアルな洋服を着ていくと良いでしょう。

 

▼比較的安全な服装のイメージ

 

2 荷物を取られるリスク

 

バリ島では、荷物の管理を油断するとかなり危険。いつの間にか荷物が消えていることがあります。

 

レストランやカフェなど、席を離れる際は貴重品を肌身離さず持ち歩くよう意識しましょう。

 

私は今まで荷物を盗まれた経験はありませんが、周囲ではよくiPhone が盗まれています。

東南アジアではiPhoneが高く売れるため、闇商人の間で人気のようです。

iPhoneを持っている方は、テーブルや台の上に置きっ放しにして席を離れないように気をつけましょう。

 

道端で声をかけてくる人にも注意を

 

また、バリ島の町中を歩いていると、気軽に「荷物を持つよ!」と話しかけてくる人もいますが、信用しないように。

 

彼らは2人組で話しかけてきて、その1人と会話をしている間に、もう1人が財布や携帯を盗もうとします。

会話に夢中になっていると、いつの間にか貴重品が消えている。これはよくある事例なので、気をつけて下さい。

 

3 体調を崩すリスク

 

発展途上国であるインドネシアでは、体調面でのトラブルが最も多いのではないでしょうか。

特に、ローカルの人と同じ食事をして腹痛を起こしてしまう人が多いです。

 

高級レストランや綺麗なカフェは衛生面でも信頼がおけますが、ローカルの屋台で食事をする人気をつけて下さい。

バリ島にも腹痛の薬はありますが、日本から持参しておくと安心ですね。

 

また食事だけではなく、強い日差しで熱中症を起こしやすいというリスクも。

ビーチリゾートバリ島では、マリンスポーツを楽しみたい人も多いと思いますが、こまめな水分補給を怠らないよう気をつけましょう。

 

水道水を飲んでしまうとお腹を下す原因ともなるので水分を摂る際は、ミネラルウォーターを選ぶことをおすすめします。

 

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バリ人の国民性と性格 ~5つのポイントで知る~

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バリ人の国民性・性格

 

実はバリ島には、日本人女性とバリ人男性のカップルが多くいます。知っていましたか?

 

繊細な日本人と、まったりとしたバリ人。

もしかしたら性格の相性が良いのかもしれませんね。

 

ここでは、バリ人の性格や国民性について紹介させていただきます!

 

1 何とかなるよ精神

▲おおらかでポジティブな性格のバリ人 photo by runran Some rights reserved

 

有名なインドネシア語にTidakapaapa(ティダ アパアパ)という言葉があります。

この言葉には「なんとかなるよ」や「気楽にいこう」という意味があり、バリ島では日常的に使われています。

 

良くも悪くも、ポジティブな性格の人が多いバリ人。

不安なことがあっても、とにかく笑顔でいれば何とかなると信じています。

 

Tidakapaapaの言葉が持つ意味は多岐にわたり、その他には「問題ない」という意味合いで使われることも多いです。

たとえば、時計の時間がずれている時や、レストランでオーダーした品物が違う時などにもこの言葉が使われたりします。

細かいことは気にしない、バリ人の性格をよく表している言葉だと言えます。

 

おおらかで適当な性格のバリ人。

時計の時間もずれていて、待ち合わせ時間に全員揃うことはありません。

 

ちなみにこれはインドネシア語だと

「Tidakapaapa(ティダ アパアパ)」

ですが、バリ語では

「Sing ken ken(シンケンケン)」

と言います。

バリ島ではインドネシア語もバリ語も使われていますので、どちらでも大丈夫です。

 

バリ島に訪れた際は、ぜひ使ってみてください。きっと喜ばれるはず!

 

2 プライドが高い

 

フレンドリーでゆったりとした性格のバリ人。

しかし、意外とプライドは高いです。

プライドの高さゆえ、人前で怒られるのをとても嫌がります。

 

また、これはバリ島に限らずインドネシア全土に言えることですが、「公の場で叱る」というのは自分自身をコントールできない恥ずべき行為だとも考えられています。

そのため、公で怒られた側は「恥をかかされた」と落ち込む人が多く、怒った側も周りから「あの人は自分をコントロールできない」と思われてしまう事が多いようです。

 

バリ島ではないのですが他の地域であった事例としては、公の場で怒鳴られたインドネシア人が逆上して、相手の人をナイフで刺してしまったということもあるくらい。

それくらい、インドネシア人にとって人前で怒るというのは耐え難い行為だと言えます。

 

3 人見知りせず、人懐っこい

 

バリ人は基本的に人懐っこく、おしゃべりが大好きです。

 

見知らぬ外国人に対しても物怖じせず

「どこから来たの?」

「日本ってどういう国?」

「なんでバリ島に来たの?」

など興味津々で尋ねてきます。

 

こういった人懐っこい性格は、日本人とは真逆だと言えそうですね。

 

また、親日国として知られるインドネシアでは、日本人と積極的にコミュニケーションを取りたいと考えている人が多くいます。

覚えたての日本語で話しかけてきたり、好きな日本のアニメの話をしてきたり。

バリ島へ旅行すれば、きっと色々なバリ人が話しかけてくるはず。

 

▼親日国と言える例:東日本大震災直後にバリで行われた、追悼と復興を祈念するイベント。約800人が参加した。

photo by Great East Japan Earthquake Some rights reserved

 

4 親切で面倒見がいい

 

困っている人がいると、放っておけないのがバリ人。

 

道に迷った観光客が途方に暮れていると、たくさんのバリ人がわらわらと周りに集まって助けてくれます。

村社会(昔からの秩序を保った地域社会)であるバリ島には、お互いに助け合う文化があります。

見返りを求めているわけではなく、困っている人を助けるのは当たり前という価値観が浸透しているのです。

 

また、単独行動はあまりせず、基本的にはグループで行動したいという考えも強いです。

1人でショッピングしたいのに、なかなか1人にさせてくれないこともしばしば。

 

良く言えば、親切で面倒見がいい。悪く言えばおせっかいなのが、バリ人の性格なのです。

 

5 お金の管理が下手

▲インドネシアのお金「ルピア」 photo by JasonParis Some rights reserved

 

バリ人、特にバリ人男性はお金の管理が下手です。

 

ワーカホリックと言われる日本人とは真逆で、バリ人は長時間働いてまで大金を稼ぎたいとは思っていません。

 

ワーカホリック
「仕事中毒」という意味で、私生活を犠牲にしてまで仕事に打ち込んでいるような人のこと。

 

生活を豊かにするための給料があれば十分。そう考えている人が多いのです。

そのため、自分が稼いだお金に対して無頓着な人が多く、自分がいくら稼いで、そして貯金はいくらなのかきちんと把握している人は少ない印象です。

 

お金はあればある分だけ使ってしまう。そんな人が多いのです。

また宗教行事を大切にするバリ人は、祭日に使う道具にドカッとお金を使ってしまう傾向があります。

 

編集部コラム「祭日に使う道具」

例えば、インドネシアの「ガルンガン」と呼ばれる祭日(日本でいう迎え盆のようなもの)では、男性が「ペンジョール」という竹のお飾りを用意します。

神に対して感謝の念を表すために家の前に立てるものなのですが、各家庭のペンジョールの豪華さを競う風習もあるため、お金をかけて豪華な飾りつけをする男性も少なくないのです。

▼ペンジョール

photo by Jorge Láscar

 

それもまた、バリ人がなかなか貯金できない原因と言えるでしょう。

 

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バリ島の宗教と知っておくべきタブー

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バリ島の宗教

 

バリ島の宗教は「バリ・ヒンドゥー教」
バリ・ヒンドゥー教はインドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

2015年、『神様はバリにいる』という映画が放映され、巷では話題になりました。

 

神様はバリにいる

20151月に公開された日本の映画。

クロイワ・ショウが執筆したエッセイ『出稼げば大富豪』が原案。クロイワがバリ島で出会った、「アニキ」と呼ばれる大富豪がモデルとなっており、堤真一が「アニキ」を演じた。Amazon Primeで視聴可能

 

この映画のタイトルにもある通り、バリ島は神々が住む島と呼ばれています。

観光業でひたすら発展を続けてきたバリ島ですが、神々が住む島と呼ばれる理由は一体何なのか。

 

それには、バリ人の持つ宗教観が密接に関係しています。

 

宗教と生活が一体

▲バリ島の寺院 photo by xiquinhosilva

 

インドネシアには「Bhinneka Tunggal Ika (多様性の中の統一)」という言葉があります。

この言葉は国のスローガンとされており、インドネシアでは最も重要な言葉だと考えられます。

 

この言葉は、「人々が何の宗教を信仰し、何の言語を使おうが、みんな同じインドネシア国民である」という意味を持ちます。

インドネシアは多民族国家であるにもかかわらず、お互いの価値観を押し付けずに理解しようという文化が根付いているのです。

 

お祈りするということ

photo by VasenkaPhotography

 

昔からバリ人の間では、「生きるとはお祈りすること」という価値観が存在します。

 

毎日ヒンドゥー教の神々にお祈りするのが習慣化しているバリ島では、時間になると場所を問わずにあちこちでお祈りが始まります。

こういった現場を目にした観光客が、「バリ島は神々が住む島だ」と言い始めたのではないかと考えられているのです。

 

ヒンドゥー教の祭日

 

また、日々のお祈り以外にもバリ人はヒンドゥー教の祭日を大切にしています。

 

ニュピと呼ばれる祭日はすでに紹介しましたが、その前日に行われるオゴオゴという日もヒンドゥー教の祭日として有名です。

 

▼オゴオゴの様子

photo by Fabrice Florin

祭日「ニュピ」についてはこちらで紹介!

 

ニュピの前日になると、悪魔払いの意味をかねて、悪魔に扮した神輿や張りぼてがバリ島の町の中を練り歩きます。

このオゴオゴに向けて、バリ人は何日も前から気合を入れてお祭りの準備を始めるのです。

 

こういったニュピやオゴオゴ以外にも、バリ人は1ヵ月に何度も小さなお祭りを行うほどのお祭り好き。

その度に女性たちは町内会へ出席し、大量のお供え物を作る必要があるのです。

宗教と生活が一体化しているバリ島では、お祭りに参加したがらない女性は村八分(仲間外れ)になりやすい傾向があります。

 

将来的にバリ島に移住しようと考えている人は、こういったバリ人の宗教観をあらかじめ理解しておくのが大切でしょう。

 

絶対にしてはいけない「タブー」

 

バリ島に古くから根付いている、バリ・ヒンドゥーの教え。

 

バリ・ヒンドゥー教とは
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

バリ島を旅行する上で気をつけて欲しいことが、2つあります。

 

1 左手の使い方に注意する

 

バリ島では左手を「不浄の手」としてとらえていて、日常生活ではめったに使いません。

 

不浄の手
ヒンドゥー教では左手が不浄の手とされている。用を足した後に左手を使う事が決められている。

 

そのため、バリ島で現地の人と握手をする機会があっても、左手ではなく右手を差し出すよう意識しましょう。

 

食事をするときも、できれば右手を使う。あとは小さな子の頭を撫でるときも、左手を使わないようにしてください。

 

2 寺院など神様がいる場所には肌の露出が少ない恰好で行く

 

その他に注意することと言えば、寺院など神様がいる場所には肌の露出が少ない恰好で行くということです。

 

▼露出の少ない恰好でお参りに向かう人々

photo by anoldent Some rights reserved

 

神様への信仰心が強いバリ人は、露出の高い恰好で神様に会うことは無礼だと考えて嫌がります。

観光スポットにある寺院ではサロンなど肌を隠す布を貸してくれますが、念のためノースリーブやミニスカートで参拝するのは避けるよう気をつけましょう。

 

サロンとは

インドネシアで使われている、ロングスカート上の腰布。多彩な模様を染め出した、美しいものが多い。

▼このように、布を売っているお店もあります

photo by Diandra Epifania Some rights reserved

 

バリ島にはブラックマジックが存在する?

 

みなさんはブラックマジックを知っていますか?日本語に直すと「黒魔術」という意味があります。

 

バリ島にはブラックマジックが存在すると言われ、嫉妬心などのネガティブな気持ちを原動力にして、相手を不幸にできると考えられています。

 

日本人の中にはこういった非科学的な話を信じる人は少ないかもしれませんが、バリ島ではかなり真剣にこのブラックマジックが信じられています。

 

ブラックマジックにかかるとどうなるかというと、具体的に以下のような状態に陥ります。

 

  • 病気にかかる
  • 事故にあう
  • お金を失う
  • 事業が失敗する
  • 失恋する

 

その他にも、バリ人男性にブラックマジックをかけられた日本人女性が、いつの間にかその男性と結婚していた。など、にわかに信じられない話も存在します。

 

ブラックマジックは本当に存在するのか。

 

それは人々の価値観によるため何とも言い難いですが、バリ島にはそういった話が存在するという事実を覚えておくと良いかもしれません。

 

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バリ島観光初心者おすすめエリア4選

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バリ島観光初心者にもおすすめなエリア4選

 

白い砂浜に、青い海。

みなさんがイメージしているバリ島は、そんな感じでしょうか?

 

まさにその通り、バリ島は世界トップクラスのビーチリゾートとして、例年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。

 

でも実は、ただのビーチリゾートというだけではなく、バリ島はエリアによって様々な顔を持ち、それぞれの地域によって特色があるのです。

ここではバリ島の主要観光地を、

  • ①    クタ・レギャン
  • ②    ヌサドゥア・ブノア
  • ③    ジンバラン・ウルワツ
  • ④    ウブド

の4つに分け、エリア別に紹介させていただきます!

 

1 クタ・レギャン ~バリ島随一の歓楽街~

 

バリ島随一の歓楽街と言えば、クタ・レギャンエリア。

 

クタ・レギャン

バリ島デンパサールのングラライ空港(デンパサール国際空港)から北に広がるエリア。

バリ島イチの歓楽街で、ショッピング・スパ・グルメ・ビーチなどを楽しむことができます。

 

クタ・レギャンはとにかく人が多く、混沌とした世界観を見せてくれます。

 

バリ島中の「ありとあらゆる面白い」がここへ集まるため、遊びにはきっと困らないはず。

街中には大型ショッピングセンターが並び、外国人観光客が大きなショッピングバッグを持ち歩いて忙しなく買い物をしている姿を見かけます。

 

特に、クタビーチの目の前にあるBeach Walk(ビーチ・ウォーク)というショッピングセンター。

ここは、他のショッピングセンターにはないデザイン性の高さが目立ち、圧倒的な存在感を放っています。

 

クタビーチ

クタ・レギャンエリア内にある、バリ島で最もにぎやかなビーチ。

波が高いのが特徴のため、遊泳よりもサーフィンやボディーボードがおすすめです。サンセットが美しい場所としても有名。

▼クタビーチ

 

Beach Walk(ビーチ・ウォーク)

2012年にオープンしたショッピングセンター。高級店からお手ごろ価格のお店まで、幅広いジャンルのテナントが入っています。

レストランやカフェなどの飲食店も豊富で、インドネシアのローカル料理やアメリカンスタイルの食事も楽しむことができますよ。

 Beach Walk(ビーチ・ウォーク)

(出典:Beach Walk公式サイト:https://beachwalkbali.com/)

住所:Jalan Pantai Kuta, Kuta, Kabupaten Badung, Bali 80361

 

町中だけではなく、ビーチも常にたくさんの観光客でわいわいと賑わっていて、開放的な雰囲気が特徴的です。

 

日中はがやがやとうるさいクタビーチですが、夕暮れ時になると雰囲気はガラッと変わり一気に静かに。

クタビーチは美しいサンセットが見られる絶景スポットとして有名なため、ビーチで遊びを終えた人々は夕陽を鑑賞する準備に入るのです。

 

▼クタビーチのサンセット

 

クタの夕陽は日によって色や見え方が変わり、見るたびに違う印象を与えてくれます。

ゴールドに輝く日もあれば、空がピンク色に染まる日も。

 

クタへ訪れるのであれば、ぜひこの美しい夕陽を目に焼き付けてください。

 

クタ・レギャンエリアの1日観光モデルコースは第2章で紹介!

 

2 ヌサドゥア・ブノア ~高級感漂うリゾート~

 

ラグジュアリーで高級感が漂う、他とは一線引いた格式高いエリアがヌサドゥア・ブノア。

 

ヌサドゥア・ブノア

インドネシア政府によって開発された高級リゾートエリア。

バリ島デンパサールのングラライ空港から車で20分ほど南に走り、セキュリティゲートをくぐった先にあります。

 

ヌサドゥアとブノアは観光客向けに開発された観光特区で、このエリアに入るためには専用の大きな門(セキュリティゲート)をくぐる必要があります。

 

▼セキュリティゲート

 

この門は、観光客や専門のドライバーなど決められた人しか通ることができないため、セキュリティはかなり頑丈。

そのためヌサドゥアの治安は非常に良く、トラブルの心配をする必要もなく安心して滞在できます。

 

また治安が良いヌサドゥアは、マリンスポーツをするのにも向いています。

 

ビーチ沿いにはたくさんのマリンスポーツ斡旋会社があり、その場で好きなアクティビティのオプションを選ぶことができます。

 

▼パラセーリング

 

ジェットスキーやバナナボート、ダイビングやパラセーリングなど。

定番のマリンスポーツは一通り網羅しているはず。専門のインストラクターも付き添ってくれるため、初心者でも不安にならなくて大丈夫です!

 

マリンスポーツだけではなくショッピングも楽しみたい人は、Bali Collection(バリコレクション)というヌサドゥアにあるショッピングセンターがおすすめです。

 

Bali Collection(バリコレクション)

ヌサドゥア唯一の大型ショッピングセンター。スーパーから土産店まで、あらゆるお店がこの中に集約されています。日本で有名な百貨店「SOGO」も出店しています。

(出典 Bali Collection公式サイト:http://bali-collection.com/)

住所:Komplek ITDC Nusa Dua, Benoa, Kuta Selatan, Benoa, Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80363

 

ヌサドゥア・ブノアエリアの1日観光モデルコースは第2章で紹介!

 

3 ジンバラン・ウルワツ ~ロマンティック+伝統~

 

古き良きバリ島らしさが感じられるエリアと言えば、ジンバランとウルワツ。

 

ジンラバン

デンパサール空港から車で20分ほどの、バリ島南部に位置するエリア。白浜や海が美しい絶景のリゾート地で、有名な高級リゾートホテルが点在しています。

 

ウルワツ

ジンバランの南側に広がるエリア。

もともとは何もないエリアだったため、ホテルなどが建設されるようになったのは近年になってからのこと。最近では隠れ家ホテルエリアとして人気があります。

 

ジンバラン

まず初めにジンバランですが、ここはビーチ沿いに並ぶ無数のレストランがバリ島の名所として有名です。

波打ち際ギリギリにはたくさんのテーブルが並び、バリ島で獲れた新鮮なシーフード料理を楽しめます。

 

▼ジンバランのビーチ沿いのレストラン

photo by Kevin Poh

 

日が沈む時間帯になると、テーブルの上には蝋燭のランプが灯されとてもロマンティックな雰囲気に。新婚旅行やデートにピッタリのロマンティックなエリア、それがジンバランです。

 

ウルワツ

 

次にウルワツですが、ここはウルワツ寺院という断崖絶壁に立つ寺院が有名です。

 

ウルワツ寺院

ウルワツエリア南西端の沿岸沿いに位置する。

海の精霊を祀った寺院で、パワースポットとしても有名です。

▼ウルワツ寺院

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルワツ寺院#/media/File:Uluwatu_temple.JPG)

ウルワツ寺院住所:Pecatu Village Badung Bali, Uluwatu.

 

ウルワツ寺院ではケチャ・ダンスというバリ島の伝統舞踊を鑑賞できます。

 

▼ケチャ・ダンスの様子

photo by Brian Jeffery Beggerly

 

ケチャ・ダンスとは、男性たちの「チャチャチャ」という掛け声に合わせ、色鮮やかな衣装を着た踊り子が舞踊を披露するという演目。

ガムランの音楽が心地よく響くケチャ・ダンスは、バリ島舞踊の中でもトップレベルの人気を誇ります。

 

ガムランとは

インドネシアで行われる打楽器合奏の総称。ガムランで使われる楽器の組み合わせは様々だが、代表的なものとしては、ガンサ(鉄琴)・クンダン(太鼓)・ゴング(ドラ)などがある。

▼ガムラン

photo by Benjamin Hollis

 

ウルワツ寺院で真っ赤な夕陽を眺めてからそのまま舞踊を観るというのが、スタンダードなウルワツの観光モデルコースとして知られています。

 

ちなみにウルワツ寺院付近には猿が多く、油断すると荷物を盗られる可能性があるので気をつけて下さい。

 

ウワルツ・ジンラバンエリアの1日観光モデルコースは第2章で紹介!

 

4 ウブド ~芸術の中心地~

 

最後に紹介するのが、ウブドという北部エリアにある農村地域です。バリ島芸術の中心地として名を馳せています。

 

ウブド

バリ島の都市デンパサールから車で50分ほど北へ進んだ場所にあるエリア。

海から離れた内陸にあり、美しい田園風景を楽しむことができるなど、ビーチリゾートとは異なった芸術・文化の村として人気です。

▼ウブドの田園風景

photo by Luke,Ma

 

ウブドはビーチリゾートではありませんが、自然豊かな山岳部にあり、ここ数年で徐々に人気を高めています。

 

舞踊や工芸、絵画など芸術分野に興味がある人はウブドへ足を運んでみてください。

 

特に、毎晩ウブドの町で開かれるバリ舞踊の公演。これは、ウブドに訪れるなら一度は見る価値があります。

バリ舞踊の中でもレゴン・ダンスと呼ばれる舞踊が人気で、美しいガムランの音楽(先述)と、可憐な踊り子の舞のコラボレーションが非日常的な世界を作り上げます。

 

レゴン・ダンスとは

もともとは宮廷舞踊として始まり、発展してきたダンス。

ウブド地域ではレゴン・ダンスが特に盛んで、ホテルのディナーショーや王宮での公演などが行われています。

▼レゴン・ダンスを踊る女性

 

舞踊以外にもウブドは、ヨガやスパ、ナチュラルコスメなどが有名で、健康志向の女性を中心とした根強い人気を誇っています。

 

緑豊かな自然が多いのも特徴で、他のビーチリゾートにはない魅力をウブドは持っているのです。

 

 

以上、ここではバリ島観光初心者におすすめな4エリアの特徴を紹介をしました。

この他にもサヌールやデンパサールなど魅力的なエリアはたくさんありますが、ひとまずここでお伝えした4つを覚えておけば、バリ島ビギナーも観光には困らないはずです!

 

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著者:佐藤ひより

日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから

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バリ島の基本情報

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バリ島を訪れた事がある方もまだの方も。「バリ島ってどんなところ?」から「おすすめ観光コース」までご紹介。読めばバリ島に興味が出る事間違い無し。

佐藤ひより氏による『バリ島観光入門 ~初心者の楽しみ方完全版~』はこちらから

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日本とバリ島の2拠点生活中のフリーライター。大学時代の4年間インドネシア語の研究に尽力していた影響で、バリ島含むインドネシアの知識が豊富。インドネシアに留学経験あり。インドネシア語スピーチコンテスト入賞経験あり。インドネシアの中でも特にバリ島が好きで、日本で田舎暮らしをする傍らバリ島にも定期的に訪れる。バリ島の観光情報以外にも、バリ島芸術や伝統文化、バリ人の国民性などバリ島に関することならジャンル問わずざっくばらんに情報を発信中。お問い合わせはこちらから
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「バリ島」という島をご存知ですか?

 

「名前は聞いたことがあるけど、実際どこの国にある島なのかわからない」

そんな人も多いのではないでしょうか?

 

バリ島は、インドネシア共和国の東側にある小さな島の1つ。

世界有数のビーチリゾート地として知られています。

 

 

皆さんにバリ島のことをよく知ってもらうためにも、この章ではバリ島の基本情報についてサラッとお伝えします!

 

バリ島の基本の基本
名称 バリ島 東京(参考)
インドネシア共和国 日本
面積 5780㎢ 2188㎢
人口 422万人 927万人
言語 バリ語・インドネシア語 日本語
主な宗教 バリ・ヒンドゥー教 無宗教

 

言語

 

まず、バリ島ではどのような言語が使われているのでしょうか?

 

インドネシアでは、基本的に公用語であるインドネシア語が使われますが、バリ人同士の会話となるとバリ語がよく使われます。

 

インドネシアには数え切れないほどの島が存在し、それぞれの地域で使われる言語が異なります。

 

バリ人同士はバリ語、ジャワ人同士はジャワ語など、それぞれの地域独自の言語で会話することが多いのです。

 

「バリ人」と「ジャワ人」とは
基本的には生まれた場所によって分けられており、バリ島で生まれたならば「バリ人」、ジャワ島で生まれたならば「ジャワ人」とされています。

 

ジャワ島は、バリ島の隣に位置するインドネシアのメイン島。バリ島からジャワ島までは、フェリーに乗って1時間ほどで移動することができます。

 

ただ、バリ島は観光開発がとても進んでいるため、旅行をする分には英語でも問題ありません。

 

余談ですが、インドネシア語は「世界一習得するのが簡単な言語」と言われていますので、第二言語の習得に興味がある人は挑戦してみると良いかもしれませんね。

 

英語や日本語と違い、時制(過去・現在・未来)がないため、単語を並べるだけで会話が成り立ってしまうのが結構面白いですよ。

 

気候

 

熱帯性気候に属するバリ島は、1年中夏が続きます。もちろん雪が降ることはありません。

 

熱帯性気候とは
緯度が低い地域の特徴である、1年を通して高温多湿な気候のことをいいます。ちなみにインドネシアの1年を通じての平均気温は23~33℃と言われています。

 

ただ、「乾季」「雨季」の2つの季節があり、乾季は4月から10月まで、雨季は11月から3月までの約半年間ずつ気候が分かれています。

 

乾季の特徴

乾季は雨が少なく、日中はカラッとした気候で過ごしやすい日が続きます。

夜になると少し冷えることもあり、宿泊先によっては上着が必要なところも。

 

雨季の特徴

一方、雨期になると一気に降雨量が増えます。

ただ1日中ずっと雨が降っているということはなく、「スコール」と呼ばれるどしゃぶりの雨が断続的に降るようになります。

いつ雨が降るか予測できないというリスクがあるため、あらかじめ傘を持ち歩くようにすると良いでしょう。

 

宗教

 

インドネシア国民の9割がイスラム教徒であるのに対し、バリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教徒。

また冒頭でもお伝えした通り、バリ人が信仰しているヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれ、バリ島独自の宗教を指します。

 

バリ・ヒンドゥー教
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

無宗教と言われる日本人には理解しがたい感覚かもしれませんが、バリ人は宗教をとても大切にしています。

「宗教は生活の一部」と考えている人が多く、お祈りやお祭りはもはや当たり前の習慣ととらえているのです。

 

バリ人はあらゆる場面でお参りをしますが、守らなければならないルールもいくつかあります。

 

まず寺院にお参りに行く際、女性は沐浴を済ませ清い体にしてからでないと神様に会うことは許されません。

そして、インドネシアの伝統的な衣装であるクバヤを身にまとって向かいます。

 

↑この女性たちが着ているブラウスのようなものが「クバヤ」です。

 

クバヤを着て化粧をした女性たちの姿はとても美しく、その華やかさにきっと目を奪われるはず。

 

お供え物にチャナンという花を供え、あとはひたすら神様にお祈りをしたら一連の流れは完了です。

 

▼チャナン

 

こういったお祈りの所作は道端でも自然に目にすることができ、まさに「宗教が生活の一部」であることを実感できるでしょう。

 

祭日

 

バリ・ヒンドゥーの祭日で、「ニュピ」という日があります。

 

ニュピは暦でいうと正月にあたり、瞑想をしてバリ島から悪霊が去るのを祈る日です。

 

そのため、ニュピ当日はバリ島にいる人全員(旅行者も含む)が、外に出ることを許されません。

空港でもすべての飛行機の離発着が止められ、バリ島全土が静寂に包まれます。

 

この日にうっかり外に出てしまうと、自警団に取り締まりを受ける可能性があるので注意が必要です。

 

また、この日は電気を使うことも禁止されるため、ニュピの晩は町中が真っ暗闇になります。

 

1日中外にも出られないし、電気を使うこともできない。

そう考えると、「ニュピのバリ島はつまらないのではないか?」と思う人もいるはず。

 

しかし、そんなことはありません。

 

ニュピの日はどこの家庭も電気を使わないため、夜になると満点の星空が眺められるのです。

 

静寂の中、バリ島の夜空に浮かぶ満点の星たちを、ただただ何も考えずにボーっと眺める。

こんな贅沢な体験ができるのはニュピの日だけではないでしょうか?

個人的には、ニュピの日に旅行の日程をぶつけるのも1つの体験としておすすめですよ。

 

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はじめに ~神々の住む島バリ島の魅力とは~

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みなさんは、バリ島を訪れたことはありますか?

 

今まで1度もバリ島を訪れたことがない人にとって、バリ島はハワイやグアムに並ぶビーチリゾートのイメージが強いのではないでしょうか。

 

確かに、そのイメージは間違っていません。

バリ島は世界有数のビーチリゾート地として、毎年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。

 

しかし、バリ島にはハワイやグアムにはない、バリ島だけが持っている魅力があります。

 

バリ島だけが持っている魅力、ずばりそれは神秘性と国民性の2つです。

 

バリ島の神秘性

 

まず1つ目の、神秘性について。

 

インドネシア国民の9割がイスラム教徒であるのに対し、バリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教徒です。

またその中でも、バリ島で信仰されているヒンドゥー教は「バリ・ヒンドゥー」という、バリ島土着の信仰とインド仏教が合体した独自の宗教観を持っています。

 

この風変わりな宗教観は、バリの町中を歩いていると簡単に見つけることができます。

 

道端に落ちているチャナンと呼ばれる色鮮やかな花。これは、バリ人が神様にお供えするために置いた、神聖な花です。

 

▼チャナン

 

1度でもバリ島を訪れたことがある人は、店先や玄関前でこのチャナンを見かけたことがあるかもしれません。

 

バリ・ヒンドゥーの教えでは、

地面には悪霊が住んでいて、その悪霊が悪さをしないよう神様にお願いをする

という意味を込めて、ありとあらゆる場所にチャナンがお供えされているのです。

 

バリ・ヒンドゥー教
インドから伝わってきたヒンドゥー教や仏教と、もともとインドネシアで信仰されていた土着宗教(その土地に定着している宗教)が融合されてできた、バリ島独自の宗教。

バリ島では、約90%の人々が「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しており、「イダ・サン・ヤン・ウィディ・ワソ」と呼ばれる唯一神に対し、祈りを捧げます。

 

バリ人にとって、宗教は生活から切っても切り離せないもの。

 

無宗教と呼ばれる私たち日本人にとって、バリ人の強い信仰心や宗教観は、エキゾチックでどこか神秘的なものに映ることでしょう。

 

バリ人の国民性

 

そしてもう1つ、バリ島の魅力として特筆すべきなのがバリ人の持つ国民性です。

 

南国特有の温厚な性格のバリ人は、日常生活でめったに怒ることがありません。

バリ人の生活する社会では「邪気」を持つことを嫌い、どんな時でも怒らず笑顔でいようとする風潮があるからです。

 

つらいことがあっても、とにかく笑顔でいれば何とかなる。そう考えている人が多いのです。

 

有名なインドネシア語に

Tidak apa apa(ティダ・アパアパ)

という言葉があります。

 

この言葉には、「何とかなる」や「気楽にいこう」という意味があります。

 

バリ人はこの「Tidak apa apa(ティダ・アパアパ)」という言葉を大切にしていて、どんな困難が起きても「なんとかなるさ」と楽観的に前を向いて歩いていく人が多いです。

 

これは、仕事や家庭の問題で悩み苦しんだ結果、自殺者が増えつつある日本社会にも取り入れるべき考え方であると言えるのではないでしょうか。

 

 

ここまでの内容を踏まえ、この記事を通して私が伝えたいことは以下の2つです。

 

  • 日本とバリ島を比較することで、自分の知らない世界が地球には存在するということを知ってほしい

 

  • バリ人の宗教観を知り、自分とは違う価値観を持つ人を許容するよう意識してほしい。

 

この2つのことを、バリ島がもつ神秘性と国民性という側面から考えてほしいと思います。

 

また、このWebonでは

「バリ島に興味はあるけれどまだ一度も行ったことがない!」

というバリ島初心者に向けて、おすすめの観光スポットやお土産、そしてトラブルを避けるための対策もお伝えしていきます。

 

これからバリ島へ行く予定の人、あるいは他のリゾート地と比較して旅行を悩んでいる人はぜひ参考にしてください!

 

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著者:佐藤ひより

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バリ島を訪れた事はありますか?バリ島はインドネシアにある島のうちの一つで、リゾート地として世界各国から観光客が訪れます。しかし、バリ島には多くの魅力があり知れば知るほど興味が湧いてくる島なのです!

そんなバリ島の魅力をバリ大好き佐藤ひより氏が「バリ島ってどんなところ?」から「バリ島観光モデルコース」までを詳しく解説します!

バリ島に行った事がある方も、まだ行った事が無い方も、興味が少しだけある方も、これを読めば行きたくなる事間違い無し!

 

 

~~バリ島は世界有数のビーチリゾート地として、毎年多くの観光客がバカンスを楽しみに訪れます。しかし、バリ島にはハワイやグアムにはない、バリ島だけが持っている魅力があります。バリ島だけが持っている魅力、ずばりそれは神秘性と国民性の2つです。~~
はじめに ~バリ島と日本を比べることで、新しい世界や多様な価値観に触れてほしい!~」より

 

 

はじめに

バリ島に魅了された著者が語るバリ島の魅力。まずはバリ島を100%楽しむ為の前提知識を著者に教えてもらいましょう!

はじめに ~神々の住む島バリ島の魅力とは~

 

第1章 バリ島ってどんなところ?

バリ島観光に当たって抑えておくべき基礎知識をまとめています!バリ島の言語・宗教から観光の際に気を付ける事など、この章を読んでおけばざっとバリ島の事を知る事ができます!

バリ島の基本情報

バリ島観光初心者おすすめエリア4選

バリ島の宗教と知っておくべきタブー

バリ人の国民性・性格 ~5つのポイントで知る~

 

第2章 バリ島「1日観光」モデルコース

バリ島初心者が目いっぱいバリ島を楽しむ為のおすすめモデルコースを紹介しております。全てを制覇しても良し、気になるスポットだけを訪れても良しです!

バリ島「1日観光」モデルコース ~クタ・レギャン編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ヌサドゥア・ブノア編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ウルワツ・ジンバラン編~

バリ島「1日観光」モデルコース ~ウブド編~

 

第3章 バリ島でお土産を買おう!

バリ島観光に来たら沢山お土産を買っていきましょう!お土産も安く買えるのでいっぱい買ってお土産話と一緒に渡しましょう!

ここではバリ島初心者の為のおすすめお土産や、どこでお土産を買えばいいかなどを解説しております!

バリ島でお土産を買おう!おすすめスーパー3選

バリ島でお土産を買おう!おすすめパサール2選

バリ島でお土産を買おう!おすすめ食べ物3選

 

第4章 バリ島へ行く前に

魅力いっぱい詰まったバリ島へいざ出発しましょう!・・・とは言ってもバリ島へ飛び立つ前に知っておいた方が良い事、やらなくてはならない事があります。ここではバリ島初心者の方へ向けてバリ島へ行く前に知っておいた方がいい知識を紹介していきます!

バリ島のホテルの取り方 ~初心者おすすめサイト~

バリ島の航空券の取り方 ~初心者おすすめサイト~

バリ島の入国手続き・入国審査 ~厳しい?英語は?~

 

第5章 バリ島のリスク・安全対策

バリ島は『海外旅行慣れしていない初心者』にとっても魅力的な場所でありますが慣れない場所ではトラブルに巻き込まれないように細心の注意を払う必要があります。以下ではバリ島の治安について、そして安全に過ごすための対策を解説しております。

バリ島6つのリスクと安全対策①

バリ島6つのリスクと安全対策②

バリ島で辛い物を避ける方法

同じ著者のWebon『バリ島が日本人に愛される「9」の理由』も是非ご覧ください!