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第1章 テキサスホールデムのルール
第2章 テキサスホールデムの確率
第3章 テキサスホールデムの戦略
テキサスホールデムの戦略③ 【コンティニュエーションベット】
第4章 練習問題集
テキサスホールデムが強くなる練習問題① 【ハンド・アクション・ポット編】
テキサスホールデムが強くなる練習問題② 【アウツ・オッズ・プロテクションベット編】
第5章 実際にプレイしてみよう
番外編 専門用語集
『テキサスホールデム入門』目次へ (全18ページ)
第1章では
【ゲームの流れ】【アクション】【ポジション】【役】【ゲーム形式】
のページに分けてテキサスホールデムのルールを初心者の方にも分かりやすく解説をしています。
このページでは【役】について詳しく解説していきます。全くルールが分からない方でもこのページを読めばテキサスホールデムの【役】を理解する事ができます。
前のページ「テキサスホールデムのルール 【ゲームの流れ】」で述べたように、ゲームが「ショーダウン」(全員の手札公開)まで進んだ場合、参加者の中でもっとも強い役を完成させたプレイヤーが勝者となり、全員がそれまで賭けた金額(ポット)を獲得します。
このページでは、そんな勝敗を決める「役の強さ」について詳しく解説していきます。
※テキサスホールデムポーカーでは「役」の事を「ハンド」と呼びます。どちらも同じ意味です。
テキサスホールデムの役(ハンド)一覧 【強い順】
※Tは数字の「10」を表しています。 ※数字の強さはA⇒K⇒Q⇒・・・4⇒3⇒2の順番
役の名称 | 役 | 例 |
ロイヤルフラッシュ | AKQJTの数字で構成されているストレートフラッシュ。 | A♠K♠Q♠J♠T♠ |
ストレートフラッシュ | 柄が同じで、数字が連続している。 | 8♠7♠6♠5♠4♠ |
フォーオブアカインド | 同じ数字が4枚揃っている。 | A♠A♡A♢A♣ |
フルハウス | 3枚の同じ数字と一組のペア(2枚の同じ数字)が成立している。 | A♠A♡A♢K♠K♣ |
フラッシュ | 同じ柄が5枚揃っている。 | J♠9♠8♠5♠2♠ |
ストレート | 連続した数字のカードが5枚揃っている。 | 5♠4♢3♣2♡A♢ |
スリーオブアカインド | 同じ数字が3枚揃っている。 | A♠A♡A♢ |
ツーペア | 2枚の同じ数字のペアが2組揃っている。 | 3♡3♢2♠2♣ |
ワンペア | 2枚の同じ数字のペアが1組だけ揃っている。 | 2♠2♣ |
ハイカード | なんの役も揃っていない状態。Aを含むハイカードがもっとも強く、K、Q、J、T、9、8……の順に弱くなっていく |
ちなみにテキサスホールデムはでは、♠♡◇♣などの柄は強さに関係しません。同じ役であればまず数字の強さを比較します。
それでも勝負が決まらなかった場合には「引き分け」になり、最も強い役を完成させたプレイヤー同士でポット(全員が賭けた金額の合計)を山分け(「スプリットポット」と呼ばれます)となります。
1 ストレートフラッシュ/ロイヤルフラッシュ
例)A♠K♠Q♠J♠T♠、5♢4♢3♢2♢A♢など
5枚のカードの数字が連続しており、かつすべて同一のスート(=♠♡♢♣などの柄のこと)であるものをストレートフラッシュと呼びます。
また、ストレートフラッシュの中でも数字がAKJQTで構成されているものをロイヤルフラッシュ(Royal Flush)と呼びます。(日本では「ロイヤルストレートフラッシュ」とも呼ばれます)
※Tは数字の「10」のこと。
滅多にないことですが、ストレートフラッシュを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には「一番大きい数字がより高位のカード」であるプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【9♢8♢7♢6♢5♢】と
【J♢T♢9♢8♢7♢】では、
より数字の大きなカードを含んでいる(J>9)後者が優位です。
2 フォーオブアカインド
例)A♠A♡A♢A♣K♢、2♠2♡2♢2♣3♠など
いわゆる「フォーカード」のことで、同じ数字が4枚揃っている状態を指します。
フォーオブアカインドを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には、より高位のカードをもっているプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【K♠K♡K♢K♣A♢】と
【K♠K♡K♢K♣J♢】では、
Jより強いカードであるAを含んでいる前者の方が優位です。
※数字の強さはA⇒K⇒Q⇒・・・4⇒3⇒2の順番
ちなみに、特定の役を作らないカードのことを「キッカー」と言います。(K♠K♡K♢K♣J♢であれば「J♢」がキッカー)
3 フルハウス
例)A♠A♡A♢K♠K♣、2♠2♡2♣3♡3♢など
3枚の同じ数字と1組のペアが完成している状態を指します。
フルハウスを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には、より高位のカードをもっているプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【J♠J♡J♢8♠8♣】と
【K♠K♡K♣8♠8♣】では、
より大きなカードを含んでいる(K>J)後者が優位です。
4 フラッシュ
例)J♠9♠8♠5♠2♠、K♢T♢6♢4♢3♢など
同じスート(柄)のカードが5枚揃っている状態を指します。
フラッシュを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には、より高位のカードをもっているプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【K♡Q♡J♡8♡4♡】と
【A♡J♡8♡4♡2♡】では、
Aを含んでいる後者が優位です。
5 ストレート
例)A♠K♡Q♢J♠T♢、5♠4♢3♣2♡A♢など
連続した数字のカードが5枚揃っている状態を指します。
ストレートを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には、連続する数字の中でもっとも大きなものがより高位のカードであるプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【6♣5♠4♡3♢2♣】と
【5♠4♡3♢2♣A♠】では、
より数字の大きなカードを含んでいる(6>5)前者が優位です。
6 スリーオブアカインド
例)A♠A♡A♢K♠Q♢、2♠2♢2♣4♡3♢など
いわゆる「スリーカード」のことで、同じ数字が3枚揃っている状態を指します。
スリーオブアカインドを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には、より高位のカードをもっているプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【K♠K♡K♢J♠T♡】と
【T♠T♡T♢A♠J♡】では
前者が強いです。(K>T)※T=10
また、
【K♠K♡K♢J♠6♡】と
【K♠K♡K♢A♠J♡】では、
特定の役を作らないカードを比べると前者が「J」で後者が「A」なので、より強いキッカー(特定の役を作らないカード)を含んでいる後者が優位です。
※数字の強さはA⇒K⇒Q⇒・・・4⇒3⇒2の順番
コミュニティカード(全員に公開されているカード)で完成しているペアに手札の1枚を加えたものをトリップス(Trips)。
ポケットペア(Pocket Pair =2枚の手札が同じ数字のカードである状態)にコミュニティカードの1枚を加えたものをセット(Set)。
と呼びわけることもあります。
7 ツーペア
例)A♠A♡K♠K♣Q♢、3♡3♢2♠2♣4♢など
2枚の同じ数字のペアが2組揃っている状態を指します。
ツーペアを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合には、より高位のペアを完成させたプレイヤーの勝利となります。
たとえば、
【Q♠Q♡J♠J♢T♢】と
【Q♠Q♡8♢8♣7♠】では
より大きなペアを完成させている前者(J>8)が優位です。
既に説明した通り、複数のプレイヤーがまったく同じツーペアを完成させている場合にはキッカー(特定の役を作らないカード)の強さで優劣が決定します。
さらにキッカーの数字の強さも同じであれば引き分けとなり「スプリットポット(Split-pot,=同じ強さの役を完成させたプレイヤー同士がポット(賭け金)を山分けすること)」となります。
8 ワンペア
例)A♡A♢K♠Q♡J♣、2♠2♣5♡4♢3♣など
2枚の同じ数字のペアが1組だけ揃っている状態を指します。
ワンペアを完成させたプレイヤーが2人以上いる場合にはより大きなペアを完成させたプレイヤーの勝利となり、同じペアを完成させている場合には、役になっていない他のカードの強さを比較して優劣が決定します。
9 ハイカード
例)A♠K♡Q♢J♣9♠、7♠6♢5♣4♡2♢など
なんの役も完成していない状態を指します。
Aを含むハイカードがもっとも強く、K、Q、J、T、9、8……の順に弱くなっていきます。
たとえば、
【A♠K♣Q♡T♢9♣】と
【A♠K♣J♢T♢9♣】では
3番目に強いカード(Q>J)がより大きな前者が優位です。
以上がテキサスホールデムにおける役(ハンド)の種類と強さです。
テキサスホールデムをプレイする上で絶対に欠かせない知識ですので、ぜひ覚えておいてください。
次のページではテキサスホールデムにおいて重要な「賭け金」のルール形式について解説していきます。いくつかの形式があるので知っておくと様々な場所でゲームを楽しむ事ができます。
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