KinKi Kidsの軌跡

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ジャニーズファン歴25年で『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?』の著者であるシン氏が90年代ジャニーズという存在を紐解く!「少年隊」「光GENJI」が築いたジャニーズの礎とは?「SMAP」「V6」「TOKIO」「KinKi Kids」の軌跡とおすすめ楽曲をジャニーズと共に青春を過ごしてきた筆者視点で語る!

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著者:シン アキコ

30代前半女性。ジャニーズファン歴25年。70年代、80年代、90年代の邦楽を愛している。著書『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?: J-POP愛して25年の著者がヒット曲を徹底分析 (Webonブックス) 』

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この章では90年代活躍したジャニーズグループ「SMAP」「TOKIO」「V6」「KinKi Kids」の軌跡と楽曲を紹介します。

このページからは「KinKi Kids」の軌跡と楽曲を紹介していきます。

 

「KinKi Kids」90年代簡易年表

年月 出来事
1991年5月 堂本光一と堂本剛が初対面
1992年12月 紅白歌合戦で「KANZAI BOYA」とユニット名が付く
1993年4月 「KinKi Kids」に改名
1994年7月 ドラマ「人間・失格」出演
1994年12月 日本武道館で初の単独コンサート
1995年4月 ドラマ「金田一少年の事件簿」
1996年1月 ドラマ「銀狼怪奇ファイル」
1996年4月 ドラマ「若葉のころ」
1997年7月 シングル「硝子の少年」アルバム「A album」でCDデビュー
1997年11月 2枚目シングル「愛されるより 愛したい」リリース。CD累計売上163万枚。
1998年7月 4枚目シングル「全部だきしめて」リリース。CD累計売上115万枚。

運命的なふたり。「シンメ」の究極の形

 

ダンスのフォーメーションにおいて、対となって踊ることをシンメトリーといいます。この「シンメ」はジャニーズファンにとってたいへん重要なもの。

ファンはシンメという関係性に特別感を抱き、シンメにしか出せない空気感を愛し、息の合ったコンビネーションに胸を躍らせます。

そして何より、二人が並んだときの「無敵感」に夢を見るのです。

 

KinKi Kidsは、1991年5月5日に横浜アリーナで開催された光GENJIのコンサートで初対面を果たして以降、2019年現在までずっとコンビを組んできたジャニーズきってのシンメトリー。

もともとは近畿二府四県からひとりずつ抜擢し、複数人による関西発グループを結成する構想だったそう。

しかし、光GENJIやSMAPのバックダンサーとして経験を積んでいった二人は、1992年にSMAPのバックダンサーとして出演した紅白歌合戦で「KANZAI BOYA(カンサイボーヤ)」とユニット名が付けられ、正式にデュオとなりました。

同じ「堂本」という苗字、関西出身(光一の出生は千葉)、学年違いの同年生まれ(光一があと1日早く生まれていたら同年生まれにはならなかった)、ちょうど100日違いの誕生日…。

ルックスも性格もまるで異なるのに、どこか似ている、同じ雰囲気をまとう二人。

偶然という言葉では片付けられない、もはや運命的な出会いとしか言いようがありません。しかし運命だとか必然だとか表現にこだわるよりも、二人で歩んできたその軌跡こそが本物です。

ふとしたときに重なる発言や仕草、ときにふたりにしか分からない笑いのツボ、変わらぬ距離感、それらすべてに、20年をゆうに超える二人の歴史を感じずにはいられません。

彼らをデビュー前からかわいがっていたSMAP中居氏が「キンキくらいになると、死ぬときは手を繋いで同時に死んでほしい」とバラエティ番組で発言したこともあるほど、誰の目から見てもジャニーズきっての絶対的なコンビ。

彼らの人気曲「欲望のレイン」「愛のかたまり」は歴代の人気シンメにカバーされ、シンメを組むコンビにとっても、シンメを愛するジャニーズファンにとっても憧れの曲です。

 

KinKi Kidsの軌跡

 

KinKi Kidsへの想いをアツく語りたいところではありますが、いかんせん記録の多い彼ら。

当時、異例ずくめとも言えるKinKi Kidsの活躍と人気ぶりは、あとに続くジャニーズアイドルに大きく影響を与えました。

90年代のKinKi Kidsの人気がどれほど凄かったか。

少なくともそれが、当時を知らない読者の方に伝われば幸いです。

 

デビュー前に「日本武道館」で初単独コンサートを開催

 

KinKi Kidsは入所した当初、平日は関西の地元の学校へ通い、土日は京都駅で待ち合わせをして二人で上京し、レッスンを受けるという日々を送っていました。

先輩アイドルの冠番組への出演や、バックダンサーとしての活動、雑誌への掲載など露出が増えるにつれ、すぐにジャニーズファンの間で注目の存在になります。

1993年には「KANZAI BOYA(カンサイボーヤ)」から「KinKi Kids」に改名。

光一が中学三年生、剛が中学二年生の1993年に上京。

本格的にトップアイドルへの道をまい進していきます。

彼らが20歳になったころ、上京当時の心境を語る機会が何度かありました。

親元を離れ、アイドルとして頑張っていくと決めた少年の心は、推して知るべし、といったところでしょうか。

当時はそんな姿など微塵もみせませんでしたが、こういった背景も由来してか、彼らにはどこか切なく儚い雰囲気があった。

それさえも魅力でした。

 

ラジオ・テレビ・ドラマで大活躍

 

東京進出により彼らはさらに活躍の幅を広げていきます。

NHK「アイドルオンステージ」では、自分たちで選んだ楽曲を毎週のように披露。

もともと引っ込み思案でおとなしいふたりですが「関西出身アイドル」という周囲の期待から、慣れないトークもがんばっていた姿が印象的です。

 

冠ラジオ番組や冠バラエティ番組を持ちながら、ドラマにも多数出演。

1994年にはドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」に二人揃って出演し、お茶の間にも広くその存在が知られることとなりました。

この作品において、二人はそれぞれオーディションで主役級の役どころを勝ち取っています。

同年の年末には、KinKi Kidsとして初の単独コンサートを日本武道館で開催しました。

 

助演としても多数のドラマ出演を誇る彼らですが、1995年にスタートした「金田一少年の事件簿」シリーズ、翌96年「銀狼怪奇ファイル」、ダブル主演が話題となった名作「若葉のころ」は、彼らの代名詞とも言える作品です。

当時の彼らはレギュラー番組を6本に加えCMにも複数出演の大抜擢。

KinKi Kidsをテレビで見ない日はありませんでした。

デビュー前にも関わらずオリジナルの楽曲を持ち、ミュージックステーションにも何度となく出演しています。

まさに眠る暇もない毎日。メディアからは「日本一忙しい高校生」と呼ばれ、ときに痛々しささえも感じるほど、当時の彼らは多忙を極めていました。

普通の学生らしい青春など、まるでなかったのではないかと思います。

それでも、求められる「KinKi Kids」を全力でやり切ってくれた二人。

KinKi Kidsが駆け抜けた10代は、誰にも真似のできない、追いつくこともできないほど、眩しく目まぐるしく過ぎていったことでしょう。

 

少年が一番輝く時間を見せてくれた。

彼らがくれた青春を、ファンは今も大切に抱きしめています。

人気はとどまるところを知らず、クラスでは「光一派」「剛派」どちらかという話題でいつも持ちきりでした。

そして結局みんな、二人ともが好きだというオチ。

 

これほどまでの人気を誇りながら、一向にCDデビューの朗報は訪れません。

「金田一少年の事件簿」の主題歌「kissからはじまるミステリー」、「若葉のころ」の主題歌「FRIENDS」をはじめ、それぞれソロで主演したドラマの主題歌にもオリジナル曲「僕は思う」「ひとりじゃない」が起用されました。

そのたびに「いよいよデビューか?」と期待しながらも「リリースの予定はない」の繰り返し。

しかし。その日は突然やってきたのです。

 

待望のデビュー&いきなりのミリオンセラー

 

1997年5月29日。同年7月21日にKinKi KidsがCDデビューするという知らせがワイドショーをかけめぐりました。

楽曲は未発表の完全オリジナル曲「硝子の少年」。

さらにはこれまでのオリジナル曲を収録した1stアルバム「A album」もシングルと同日に発売するという前代未聞のデビューです。

本人たちさえ前日まで知らされていなかったという衝撃のデビュー会見に、ファンは驚くとともに歓喜しました。

学校は、しばらくその話題でもちきり。

みんなが待っていた日がようやくやってきたのです。

 

作詞松本隆・作曲山下達郎によるデビュー曲「硝子の少年」は、オリコン初登場1位を記録。

2019年現在の累計では180万枚近くの売り上げを記録しています。

楽曲、歌詞、振り付け、すべてにおいてジャニー喜多川氏がこだわり抜いたというとびっきりの作品。

昭和歌謡のテイストを漂わせた、哀愁のあるメロディアスな楽曲。

瑞々しくもありながら、どこか儚さと憂いのある彼らを指すような「硝子の少年」という詩的なタイトルと歌詞。

そして山下達郎が「濡れた声」と表現した、剛の色気のある歌い出しに続く光一の甘い声、重なるユニゾン。

この曲と出会うためにデビューを待たされたのならかまわない、むしろこの楽曲に出会うためだったのかとさえ思える、会心のデビュー曲でした。

 

1997年12月にリリースされた2枚目のシングル「愛されるより愛したい」も、話題作となったダブル主演ドラマ「ぼくらの勇気・未満都市」の主題歌として大ヒット。

10代最後のアルバム「B album」には自作曲も収録されています。

冠バラエティ番組「LOVE LOVE あいしてる」をきっかけに始めたギターもみるみる上達した二人。

KinKi Kidsは、マイナーコードが似合う実力派アイドルとしてその地位を確立させ、豪華制作陣とともにジャニーズの「アーティスト性」を高めました。

 

現在のKinKi Kids

 

今では二人も40歳。持ち前の才能と努力を武器に、舞台に音楽にとそれぞれが自分の道を進み、ジャニーズタレントとしてもグループとしても、唯一無二の存在を確立しています。

良い意味で肩の力が抜けた独特のゆるさも、現在のKinKi Kidsが持つオンリーワンの魅力といえるでしょう。

それぞれタイプの異なるルックスを持ち、歌って踊るカッコよさと、やわらかな関西弁で話すギャップ。

まさに女の子に恋されるために生まれてきたような二人組。

90年代の女の子たちが恋した無敵のデュオは、今までもこれからもどこまでも、並んで歩み続けることでしょう。KinKi Kid“s”として。

 

次のページではKinKi Kidsの90年代のおすすめの名曲をご紹介します

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Endless SHOCKの6つのみどころ

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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Endless SHOCK(エンドレスショック)は、フライングや階段落ちのシーンなどがよく取り上げられますが他にも多くの魅力的な見どころがあるのです。

このWebon「Endless SHOCK入門」では見どころについて詳しく解説していますが、いずれもネタバレ的な内容が含まれてしまいます。

そのため、このページではネタバレしたくない人のためのEndless SHOCKの見どころをまとめさせていただきました。

ネタバレを含んだ詳しい見どころの解説を知りたい方は下記より! ネタバレを含んだ詳しい見どころの解説を知りたい方は下記より!

 

是非、Endless SHOCKの見どころを知ってEndless SHOCKを実際に観ていただきたいと思っています。

 

ちなみに、Endless SHOCKはいくつもの「演目」によって構成されています。

Endless SHOCKの演目は全てパンフレットに記載されています。

 

 

このような形で。

それを踏まえて、ご一読いただけますとより見どころが理解しやすくなるかと思います。

 

Endless SHOCKの見どころ① ストーリー/劇中劇シェイクスピア

 

Endless SHOCKは、光一さんが創り上げたストーリーが素晴らしいです。

ストーリーのテーマは「Show must go on(何があってもショーを続けなければならない)」です。Endless SHOCKでは、コウイチとライバルとの対立を通してこのテーマが描かれています。

 

これは、舞台上の「ショー」のことだけではなく、「人生」にも置き換えられています。

光一さんは「観た人それぞれがそれぞれの『Show must go on』を感じてもらえれば」と語っています。

コウイチのショーに全てを捧げた人生、ライバルのコウイチへの憧れ、嫉妬、成長、仲間との信頼関係…その全てに心が震え、Endless SHOCKを観終わった後には、きっと勇気をもらえると思います。

また、劇中劇の「シェイクスピアシアター」では、主人公コウイチの表情、迫力、オーラ、そしてゾクゾクするシーンは必見なのです。

 

ネタバレを含んだストーリー/シェイクスピアシアターの詳しい解説はこちら! ネタバレを含んだストーリー/シェイクスピアシアターの詳しい解説はこちら!

 

Endless SHOCKの見どころ② フライング/太鼓

 

フライングとは「天井のワイヤーで吊られて(光一さんが)スタージ上や客席の上を飛び回るシーン」のことを指します。

Endless SHOCKがテレビなどで紹介される際に、よく話題となるのがフライングのシーン。堂本光一さんが華麗に空中を舞っているあの姿です。

 

フライングはただ吊られているだけではダメなんです。フライングをきれいに見せるには、体幹や姿勢が重要で、そのためには筋力も必要。

光一さんは全てを兼ね備えていてそのフライングは日本一と言われています。光一さんほど、綺麗に空中を舞える人はいないそう。

 

フライングはただ吊られているだけでは、体がぐらぐらしてしまいます。

光一さんの姿勢はピシッとしていて、片足を少し曲げるようにしてバランスをとっています。

 

▼片足を少し曲げるイメージ

 

また、太鼓のシーンは圧巻です。このシーンには、世界的にとても評価の高いパーカッショニストの石川直氏や、和太鼓奏者の日野一輝氏が出演しています。

▼石川直氏

 

太鼓のシーンは、ハードなシーンの後にあるので光一さんは腕がパンパンだそう。

 

ネタバレを含んだフライング/太鼓の詳しい解説はこちら! ネタバレを含んだフライング/太鼓の詳しい解説はこちら!

 

Endless SHOCKの見どころ③ ダンスシーン

 

Endless SHOCKの多彩な演目の中でも、堂本光一さんの魅力を堪能できるのがダンスナンバー。

私は光一さんのダンスが大好きです。

本当にダンスが上手だし、身のこなしがキレイ。

私はそんなにダンスに詳しくはありませんが、光一さんのダンスは基本に忠実で、変な癖がなく、かといって個性がないわけではなく、一目で「光一さんらしさ」が感じられるダンス。

 

ダンスシーンはいくつかあります。

 

演目「SOLITARY」は極力まばたきをせず、じっくりと見てほしい最高のダンスナンバー。

何から何までカッコよくて、素晴らしすぎます。私は、コンタクトレンズをしていることもあり、いつも目がカピカピになってしまいます…。

「目が何個もあればいいのに」と思うほど。

 

前のキャストの演目が終わった後、ステージ中央暗闇の中、光一さんがスッと顔と手を上げて立っており、曲が始まった瞬間、最高にカッコいいキレッキレのダンスで魅せてくれます。

全身黒の衣装ですが、ジャケットやパンツにはキラッキラの刺繍やスパンコールなどが施され、ジャケットの内側は赤になっていて、これが演出効果を醸し出しています。

光一さんは、ハットをかぶっていますが、終盤そのハットを舞台袖に投げます、カッコよすぎてたまりません。いちいち所作が美しいんです。

 

また、2015年から「AMERICA」という曲に変わり、新曲として披露されるようになった「Dancing On Broadway」は、光一さんの衣装が肩にキラキラがついた黒のタキシードのダンスシーンです。明るく楽しい演目。

 

演目「HIGHER」は、マイケル・ジャクソンの振付師でもあった、トラヴィス・ペイン氏が振り付けをした曲。光一さんたちがロスアンゼルスでトラヴィス氏から直々にレッスンを受けました。

とってもハードな振り付けで、光一さんが「勘弁して(笑)」と言うほど。

 

ネタバレを含んだダンスシーンの詳しい解説はこちら! ネタバレを含んだダンスシーンの詳しい解説はこちら!

 

Endless SHOCKの見どころ④ 殺陣・階段落ち

 

Endless SHOCKの中でも大きな話題となっているのが、約15分ほどに渡って行われる激しい殺陣のシーン。Endless SHOCKでは堂本光一さん、キャスト全員が本格的な殺陣にこだわって、このシーンを創り上げています。

動きの激しさと手数の多さは、実際に生で観るとその迫力に圧倒されます。

しかも、舞台が上がったり下がったり回ったりするのです。その中で殺陣を行っているのですから、一歩間違えば大事故につながりそうな場面なんです。

 

アクション・コーディネーターの諸鍛治裕太さんが、光一さんに殺陣の指導を始めたのが2004年頃。

 

諸鍛治裕太(もろかじ ゆうた)
1965年生まれ。映画・ドラマ・舞台と数々のアクションのコーディネートを行う。手掛けた作品に映画「バトル・ロワイヤル」「あずみ」、ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」などがある。

 

その時に殺陣の激しさに光一さんが倒れたそうですが、「俺できる。俺ガンバレ俺ガンバレ。」と自分に言い聞かせていたそう。

その姿に諸鍛治さんは感動したとの事。

「あれはすごい、やめたいじゃなくて、自分に活を入れている姿には脱帽。」

と語っていました。

 

殺陣シーンは迫力がすごいだけでなく、登場人物に感情移入するあまり観ているだけなのにぐったりします。周りの人たち(著者の周りの観客)も疲れたように「はぁ~っ」と言っているので、同じ気持ちかもしれません。

 

▼階段落ちのシーンのイメージ

 

階段落ちは、転がるのは割と簡単で止める方が難しいそう。光一さんは階段落ちの際、下から5.6段目の階段で、転がりながら足で階段をダンっと踏んでブレーキをかけるそう。

そうしないと、ステージ下まで転がってしまうかもしれないから。冷静に転がっていることに驚きます。かすり傷や打撲はあるにせよ、大きな怪我がない事に感心します。

 

ネタバレを含んだ殺陣/階段落ちの詳しい解説はこちら! ネタバレを含んだ殺陣/階段落ちの詳しい解説はこちら!

 

Endless SHOCKの見どころ⑤ 夜の海

 

「夜の海」は、Endless SHOCK 2幕のクライマックスで上演される、とてもとても感動的な美しい演目です。

光一さんがジャニー喜多川社長(=ジャニーズ事務所の社長)に「夜の海」を演目にと提案したところ「こんな暗い曲をラストに持ってくるなんて信じられない」と言われたそう。

でも、ここでぶつかっておかなければジャニーさんを超えられないと感じ、

「絶対良いシーンになるからやらせて。」

と想いをぶつけたとの事。

 

「夜の海」では後ろのパネルには大きな満月と、夜の海が映っています。

この曲のダンスがとても美しく素晴らしいです。

 

終盤、客席に背を向け、一度舞台後ろに下がった後、光一さんを先頭に逆三角形の形になって踊りながら、ステージに進んでくるシーンがあります。

私はこのシーンが大好きで、いつもいつも感動で鳥肌が立ちます。

このシーンは2階席から観るととても美しいので、ぜひ体験してみてほしいと思います。

 

この曲だけに限らずEndless SHOCK全体として群舞が多く、それも見どころの一つとなっています。

そんなところも注目して観てほしいと思います。

最初は、ジャニー喜多川社長に反対された「夜の海」ですが、だからこそ絶対に良いシーンにする、と言う光一さんの想いが詰まった演目だと思います。

 

ネタバレを含んだ「夜の海」詳しい解説はこちら! ネタバレを含んだ「夜の海」詳しい解説はこちら!

 

Endless SHOCKの見どころ⑥ 共演者 内博貴さん/神田沙也加さん

 

Endless SHOCKでは、内博貴さんと屋良朝幸さんがライバル役を多く演じてきました。

 

内博貴(うち ひろき)氏
1986年生まれ。NEWS、関ジャニ∞のメンバーとしても活躍を果たす。2010年よりEndlessSHOCKにライバル役「ウチ」として出演している。

屋良朝幸(やら ともゆき)氏
1983年生まれ。ジャニーズ事務所所属。2006年には堂本光一氏から依頼を受け、光一氏のソロ曲「SNAKE」の振り付けを担当する。

 

私は、内さんのライバル役が大好きなんです。

これは屋良さんがどうだとか、嫌いだとかそういったことでは決してありません。

屋良さんのことも大好きです。

 

それぞれのライバル役には同じストーリーでも、個性が感じられます。

 

私は「屋良さん」のライバル役には「圧倒的な強さ」を感じます。

それと逆に「内さん」のライバル役には「弱さ」を感じます。

 

 

屋良さんの演じるライバル役「ヤラ」にはコウイチに対する「俺の方がコウイチより上」という気持ちが感じられ、「コウイチを超えてやる」という気持ちが強く伝わってきます。

内さんの演じるライバル役「ウチ」には「コウイチを超えたい、超えてやる。でも絶対に適わない」という弱さが伝わってきます。

観ていて伝わってくるウチの弱さ、情けなさがとても魅力的なんです。

 

観る側にとっては、同じ役でもこんなに感じ方が違うのか~と楽しみがあります。

人気のミュージカルや舞台では、ダブルキャスト(二人の俳優が同じ役を演じること)、トリプルキャストが組まれていますが、そういった違いを楽しむのも素敵ですよね。

 

またリカ役(ヒロイン)を演じる神田沙也加さんにも、注目していただきた方です。

 

神田沙也加(かんだ さやか)氏
1986年生まれ。映画「アナと雪の女王」の王女アナ役を吹き替え版で演じる。音楽ユニット「TRUSTRICK」として活動(現在休止)。母は歌手の松田聖子。

 

何公演か観て私はその歌声にとても魅了されました。

光一さんと沙也加さんがデュエットする「ONE DAY」という曲ではコウイチに対するリカの想いが伝わってきてとてもとても感動しました。

 

沙也加さんのリカ役は、歌、演技、ダンス、そしてかわいらしさ、どれもが素敵でした。Endless SHOCKでリカ役は毎年キャストが変わり、その誰もがリカというキャラクターを素敵に演じています。

 

 

このページでは見どころについて解説してきましたが、次のページから主演「堂本光一さん」の魅力についてお伝えします。KinKi Kidsの時とは違う、Endless SHOCKを通して感じられる光一さんの魅力を知っていただきたいです。

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「Endless SHOCK」鑑賞方法 【サウンドトラック】

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

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40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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Endless SHOCK(エンドレスショック)は観るだけなく、耳でも楽しむことができます。

このページではEndless SHOCKのサウンドトラックを紹介します。

 

Endless SHOCK のサウンドトラック

 

Endless SHOCK のサウンドトラックは、2018年現在で2枚リリースされています。

 

1枚目は2006年にリリースされた「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」。

▼「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」(画像クリックで商品詳細へ)

 

2枚目は2017年にリリースされた「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track 2」。

▼「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track 2」(画像クリックで商品詳細へ)

 

2枚目のサウンドトラックは1枚目から11年ぶりにリリースされたもので、ファン待望のものとなりました。

 

Endless SHOCK内の演目も、以前と違い新曲に変わっているので、まず聴いてみるなら今のEndless SHOCKが感じられる2枚目の方がおすすめ

ボーカル曲(歌詞のある曲)が多く、光一さんはもちろんその他出演者のボーカルも入っているので、Endless SHOCKの舞台を再現している創りになっています。

以下では2017年にリリースされた2枚目のサウンドトラック「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track 2」を紹介します。

 

2017年リリース「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track 2」収録曲

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光一さん作曲。

オープニングで歌われる、Endless SHOCKを象徴する華やかで明るい曲。

エンディングでも歌われるのですが、アレンジが違っていて、とても感動的なシーンになっています。

 

Yes My Dream

 

光一さん作詞。

カンパニーが千穐楽(せんしゅうらく:最終日)を迎えたシーンで歌われる楽曲。

カンパニーの舞台にかける想いや喜びが歌われています。

 

ONE DAY

 

光一さんとリカ役の神田沙也加さんのデュエット。

▼神田沙也加さん

 

とても美しいバラードで、二人の歌声に感動します。

舞台セットの屋上のシーンで歌われるのですが、「夢を叶えるんだ」という想いが歌われています。

夢を追いかけるコウイチを不安に思うリカに、コウイチは「心配なんてしなくていい」と。

この曲ではいつも涙が出ます。

 

共演者 神田沙也加さんについては第2章(現在、第4章)で解説! 共演者 神田沙也加さんについては第2章(現在、第4章)で解説!

 

It’s A Wonderful Day

 

千穐楽の翌日の休演日、カンパニー一同でブロードウェイの街へ繰り出したシーンで歌われます。

タイトル通り、とても楽しい曲。

舞台ではウチがリカに告白するシーンも。

この場所で、石川直さん扮するパーカッショニストと出逢います。

 

パーカッショニスト石川直
パーカッショニストは打楽器奏者のこと。石川直氏は役で演じているだけではなく、自身もパーカッショニストである。

▼石川直氏

 

Dancing On Broadway

 

コウイチたちが憧れのブロードウェイのステージに立ったシーンで歌われる曲。

喜びと希望にあふれたとてもゴージャスな曲。

2015年に新曲として披露されたので、まだEndless SHOCKのBlu-rayなどには収録されていません。(2018年12月現在)

先日(2018年11月)、堂本光一さんがNHKのSONGSに出演しこの曲を披露。映像としては初披露となりました。

もちろん、Endless SHOCKカンパニーでの出演です。

舞台の再現にとても心が躍りました。

 

ダンスシーンについては第2章(現在、第4章)で解説! ダンスシーンについては第2章(現在、第4章)で解説!

 

SOLITARY

 

光一さんファンなら絶対に外せない最高にカッコいいダンスナンバー。

曲だけを聴いても本当にカッコいいです。

私は、この1曲を何度リピートしたかわかりません。

 

光一さんのソロアルバム「BPM」にも収録されており、Endless SHOCKのサウンドトラックに収録されるまでの間は、このアルバムに収録されたものを聴いていました。

ようやくEndless SHOCKのサウンドトラックに収録された、ファン待望の楽曲です。

 

▼アルバム「BPM」(画像クリックで商品詳細へ)

 

Dead or Alive

 

こちらもカッコいいダンスナンバー。

ゾンビの中で光一さんが踊る曲です。

 

New York Dream

 

コウイチと劇場のオーナーがシルクハットとステッキで踊るおしゃれなナンバー。
オーナー役を演じる前田美波里さんのボーカルが楽しめます。

舞台では、舞台女優として活躍されている美波里さんのボーカル、ダンスが堪能できます。

 

Higher

 

マイケル・ジャクソンの振付師でもあるトラヴィス・ペイン氏のハードな振り付けがカッコいいダンスナンバー。

Endless SHOCK の中でも人気の高い曲。

 

夜の海

 

Endless SHOCKのクライマックスで披露される、光一さん作曲の楽曲。

この演目は涙がいつも溢れてきます。

この曲は光一さんらしさが詰まったものだと思いますし、Endless SHOCK を代表する曲。

 

「夜の海」については第2章(現在、第4章)で解説! 「夜の海」については第2章(現在、第4章)で解説!

 

Missing Heart / Don’t Look Back~戻れない日々

 

この2曲は光一さん作曲。

実はこの2曲はつながっています。

舞台では「Don’t Look Back」が初めからありましたが、ウチとコウイチの喧嘩のシーンで2015年に「Missin Heart」が登場しました。この2曲がつながっていることは聴けばわかると思います。

「Don’t Look Back」がサビで「Missing Heart」が A メロ、B メロのような…。

「Don’t Look Back」の「We’ll be together in my heart forever」と
「Missing Heart」の「We can not ceme back in your heart forever」の
メロディーが同じです 。

 

「Don’t Look Back~戻れない日々」は、2006年の光一さんのソロアルバム「Mirror」に歌詞違いの「追憶の雨」という曲として収録されています。

 

▼アルバム「Mirror」(画像クリックで商品詳細へ)

 

2006年リリース「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」収録曲

1枚目のサウンドトラックに収録されているもので光一さん作曲のものは「So Feel It Coming」「Why don’t you dance with me?」があります。

「Why don’t you dance with me?」を含め、今では舞台では披露されていない曲として、他に「AMERICA」「Love and Loneliness」「In the Cemetery」「One」を収録。

 

2枚目のサウンドトラックには収録されていませんが、今でも舞台で披露されている曲は

「So Feel It Coming」「NEW HORIZON」

です。

 

この2曲は1幕前半で披露されるので、とてもワクワクする曲。

特に私は、「NEW HORIZON」が大好きです。

 

この曲では、カンパニーが手をクラップ(たたく)する振り付けがあるのですが、それに合わせるように私たち観客も手拍子をします。

コンサートと違いミュージカルなので、観客は拍手以外はしません。

ですがこの曲の時だけは手拍子をするので、会場が一つになっているのが感じられてとても幸せな気持ちになります。

 

1枚目と2枚目、聴き比べてみるとEndless SHOCKの進化が感じられて楽しいと思います。

 

収録曲一覧

2006年リリース、アルバム「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」

曲番号 タイトル
1 OVERTURE(INST)
2 So Feel It Coming
3 NEW HORIZON
4 AMERICA
5 Love and Loneliness
6 花魁(INST)
7 戦車(INST)
8 合戦(INST)
9 死闘(INST)
10 罠(INST)
11 In the Cemetry
12 Why don’t you dance with me?
13 Flying2(INST)
14 マスク(INST)
15 夜の海
16 大桜(INST)
17 CONTINUE
18 One (通常盤のみ収録)

 

2017年リリース「KOHICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track 2」

※15-17曲目は通常版のみに収録されている曲です。

曲番号 タイトル
1 OVERTURE 2009〜20XX
2 CONTINUE -prologue-
3 Yes, My Dream
4 ONE DAY
5 It’s A Wonderful Day
6 Dancing On Broadway
7 SOLITARY
8 Dead or Alive
9 New York Dream
10 Higher
11 ONE DAY -reprise-
12 MUGEN(夢幻)
13 夜の海
14 CONTINUE
15 Missing Heart
16 合戦2(INST)
17 Don’t Look Back 〜戻れない日々

 

 

ここまでEndless SHOCKの魅力をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。劇場に足を運んで、実際にEndless SHOCKの素晴らしさを体験していただければ幸いでございます。

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著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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堂本光一の魅力② 最高のエンターテイナー

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!

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前ページでは堂本光一さんのEndless SHOCK(エンドレスショック)という「舞台にかける情熱」についてお伝えしましたが、このページでは「最高のエンターテイナー」としての光一さんの魅力についてお伝えします。

光一さんが素晴らしいエンターテイナーであるからこそ、ストーリーに感情移入して感動することができるのだと思います。

 

KinKi Kidsとは違う堂本光一さん

 

Endless SHOCK(エンドレスショック)の中には様々な演目があり、観る人を楽しませています。

 

 

KinKi Kidsの堂本光一さんしか知らない人は、これほどの演目を行っていることに驚くのではないでしょうか。

私は、光一さんのことを「本当に素晴らしいエンターテイナーだな」と思っています。

 

Endless SHOCKをたくさんの人に見てもらいたいと思っていますが、チケットが取れない公演でもあるので、そもそも観たい人全員が観れていないのかもしれません。

光一さんの素晴らしいパフォーマンスを多くの人に見てほしいし、KinKi Kidsの光一さんとはまた違う、光一さんの素晴らしさをもっと知ってほしいなと思っています。

 

本物の表現者

 

マイケルジャクソンの振り付けを担当したトラヴィス・ペイン氏が、光一さんのことを絶賛していました。

トラヴィス氏は、Endless SHOCKの演目「Higher」の振り付けを担当。

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堂本光一の魅力① 舞台にかける情熱

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

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Endless SHOCK(エンドレスショック)では「KinKi Kids」としての光一さんとはまた違った魅力を知ることができます。

この第3章では光一さんの魅力を「舞台にかける情熱」「最高のエンターテイナー」というトピックに分けてお伝えしていきます。

このページでは光一さんの「舞台にかける情熱」についてお伝えします。光一さんの強い想いがあるからこそ、ストーリーで感動できる素晴らしい舞台が創り上げられているのだと思います。

 

1公演にかける思い

 

堂本光一さんのライフワークともいえるEndless SHOCK(エンドレスショック) 。

「その日の1公演をぶっ倒れるまでやる」

それが光一さんのポリシー。

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Endless SHOCKのみどころ⑥ 共演者 内博貴さん/神田沙也加さん

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

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ここまで、Endless SHOCK(エンドレスショック)のストーリーの素晴らしさや、演目について紹介してきました。

このページではEndless SHOCKを彩る魅力的な共演者であるライバル役「内博貴さん」ヒロイン「神田沙也加さん」を紹介します。

 

内博貴さん(ライバル役)の魅力

 

Endless SHOCKはブロードウェイを目指す主人公「コウイチ」率いるカンパニー(=劇団のようなもの)の物語です。

ライバル役はストーリーの重要な役割を担っています。

今年2018年は中山優馬さんが、初めてライバル役を演じました。

 

中山優馬(なかやま ゆうま)氏
1994年生まれ。ジャニーズ事務所所属。

 

それまでのEndless SHOCKでは、内博貴さんと屋良朝幸さんがライバル役を多く演じてきました。

 

内博貴(うち ひろき)氏
1986年生まれ。NEWS、関ジャニ∞のメンバーとしても活躍を果たす。2010年よりEndlessSHOCKにライバル役「ウチ」として出演している。

屋良朝幸(やら ともゆき)氏
1983年生まれ。ジャニーズ事務所所属。2006年には堂本光一氏から依頼を受け、光一氏のソロ曲「SNAKE」の振り付けを担当する。

 

帝国劇場以外の地方公演が始まってからは、帝国劇場では屋良さん、地方劇場では内さんが演じることが多かったです。

私はいつも博多座で観ていますが、屋良さんがライバル役を演じたのは博多座では一度だけ。

なので私は、生では屋良さんバージョンを一度しか観ておらず、内さんバージョンを多く観ています。

 

私は、内さんのライバル役が大好きなんです。

これは屋良さんがどうだとか、嫌いだとかそういったことでは決してありません。

屋良さんのことも大好きです。

 

それぞれのライバル役には同じストーリーでも、個性が感じられます。

 

私は「屋良さん」のライバル役には「圧倒的な強さ」を感じます。

それとは逆に「内さん」のライバル役には「弱さ」を感じます。

 

 

屋良さんの演じるライバル役「ヤラ」にはコウイチに対する「俺の方がコウイチより上」という気持ちが感じられ、「コウイチを超えてやる」という気持ちが強く伝わってきます。

内さんの演じるライバル役「ウチ」には「コウイチを超えたい、超えてやる。でも絶対に適わない」という弱さが伝わってきます。

観ていて伝わってくるウチの弱さ、情けなさがとても魅力的なんです。

 

内さん自身がEndless SHOCKのパンフレットで、「台本にはコウイチを超えてやるっていう野心が描かれていますが、コウイチの事は超えられないってウチはどこかでわかってる。僕はそういう解釈です。」と語っていました。

 

私は、基本的に買ったら満足するタイプでパンフレットなどもすぐには見ないんです…。結構時間が経ってから見たりします。

なので後から内さんがこう語っていたの見て、私の解釈って間違っていなかったんだ!と、とても感激しました。

 

観る側にとっては、同じ役でもこんなに感じ方が違うのか~と楽しみがあります。

人気のミュージカルや舞台では、ダブルキャスト(二人の俳優が同じ役を演じること)、トリプルキャストが組まれていますが、そういった違いを楽しむのも素敵ですよね。

 

レベルアップする内さん

 

内さんバージョンを多く観てきて思うのが「毎年毎年とてもレベルアップしている」ということです。

歌も、ダンスも、芝居も、殺陣もとても素晴らしくなっています。

 

初めてライバル役を演じた時は、楽屋で「怖い…。」と言っていた内さん。

きっとたくさん努力しているんだろうな~と思います。

 

また、光一さんと内さんはとっても仲が良く、本当の兄弟みたい。

地方公演の時にはいつも一緒に食事をとってます。

特に博多の街、博多の食事が大好きで、二人とも「東京に帰りたくない(笑)」なんて言っています。

背の大きな内さんと背の小さい光一さんが仲良くしている姿は、ゴールデンレトリバーとポメラニアンがじゃれあっているよう。

人見知りであまり心を開かない光一さんが、ここまで内さんに心を開いているのは、内さんの天真爛漫で嘘のない人柄のおかげかな、と思います。

 

神田沙也加さん(ヒロイン)の魅力

 

神田沙也加さんは、Endless SHOCKが初めて博多座で上演されたとき(2012年)のリカ役(ヒロイン)でした。

 

神田沙也加(かんだ さやか)氏
1986年生まれ。映画「アナと雪の女王」の王女アナ役を吹き替え版で演じる。音楽ユニット「TRUSTRICK」として活動(現在休止)。母は歌手の松田聖子。

 

私は、沙也加さんのファンでしたので、初めてEndless SHOCKが博多座にやってくることに加え、リカ役が沙也加さんということで、楽しみがさらに大きくなりました。

 

実際、何公演か観てその歌声にとても魅了されました。

光一さんと沙也加さんがデュエットする「ONE DAY」という曲ではリカのコウイチへの想いが伝わってきてとてもとても感動しました。

 

沙也加さんのリカ役は、歌、演技、ダンス、そしてかわいらしさ、どれもが素敵でした。

リカ役は毎年キャストが変わり、その誰もがリカというキャラクターを素敵に演じています。

「リカとはこういう女性」というものを私に最初に示してくれた沙也加さん。

沙也加さんが私にとって、初めて生で観るリカ役でよかったと思っています。

 

Endless SHOCKが終わった後、沙也加さんは「いつかまたリカをやらせてもらえたら…」と語っていました。

私もいつかまた、沙也加さんのリカを見ることが出来たらうれしいな、と思っています。

 

この章では見どころについて解説してきましたが、次のページ(第3章)から主演「堂本光一さん」の魅力についてお伝えします。KinKi Kidsの時とは違う、Endless SHOCKを通して感じられる光一さんの魅力を知っていただきたいです。

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Endless SHOCKのみどころ⑤ 夜の海

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Endless SHOCK(エンドレスショック)はストーリーが素晴らしいです。また、演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。

このページではEndless SHOCKの中でも、特に感動的な演目「夜の海」についてご紹介します。

 

「夜の海」について

 

夜の海は、Endless SHOCK 2幕のクライマックスで上演される、とてもとても感動的な美しい演目です。

 

光一さんがジャニー喜多川社長(=ジャニーズ事務所の社長)に「夜の海」を演目にと提案したところ「こんな暗い曲をラストに持ってくるなんて信じられない」と言われたそう。

でも、ここでぶつかっておかなければジャニーさんを超えられないと感じ、

「絶対良いシーンになるからやらせて。」

と想いをぶつけたとの事。

 

今では「夜の海」は、Endless SHOCKを代表する曲となっており、ファンの間でも大人気。

Endless SHOCKグッズとして、オルゴールにもなりました。

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Endless SHOCKのみどころ④ 殺陣・階段落ち

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

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Endless SHOCK(エンドレスショック)はストーリーが素晴らしいです。また、演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。

このページでは「殺陣/階段落ち」の演目についてお伝えいたします。 

 

殺陣シーンについて

 

Endless SHOCKの中でも大きな話題となっているのが、約15分ほどに渡って行われる激しい殺陣のシーン。

 

Endless SHOCKでは堂本光一さん、キャスト全員が本格的な殺陣にこだわって、このシーンを創り上げています。

動きの激しさと手数の多さは、実際に生で観るとその迫力に圧倒されます。

しかも、舞台が上がったり下がったり回ったりするのです。

その中で行っているのですから、一歩間違えば大事故につながりそうな場面なんです。

 

アクション・コーディネーターの諸鍛治裕太さんが、光一さんに殺陣の指導を始めたのが2004年頃。

 

諸鍛治裕太(もろかじ ゆうた)
1965年生まれ。映画・ドラマ・舞台と数々のアクションのコーディネートを行う。手掛けた作品に映画「バトル・ロワイヤル」「あずみ」、ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」などがある。

 

その時に殺陣の激しさに光一さんが倒れたそうですが、「俺できる。俺ガンバレ俺ガンバレ。」と自分に言い聞かせていたそう。

その姿に諸鍛治さんは感動したとの事。

「あれはすごい、やめたいじゃなくて、自分に活を入れている姿には脱帽。」

と語っていました。

 

そんな殺陣のシーンをご紹介します。

ちなみにニュースなどでよく取り上げられる「階段落ち」のシーンも、この殺陣のシーンの中の一コマです。こちらも合わせてご紹介します。

 

–以下ネタバレ的な内容を含みます–

ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より! ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より!

 

 

殺陣/階段落ち 登場シーン解説

 

下記では、演目「ジャパネスク」にて行われる殺陣シーンについて解説いたします。また、こちらの「ジャパネスク」では殺陣シーンと共に行われる「階段落ち」も見どころなのです。

 

 

「殺陣シーン」は、Endless SHOCKの1幕最後の演目、ジャパネスクで行われます。

 

リカ演じるお姫様がウチ(コウイチのライバル)陣営にとらわれ、それをコウイチ陣営が助けるという劇中劇が行われます。

 

「Endless SHOCK」のあらすじ
Endless SHOCKは、ブロードウェイを目指す主人公「コウイチ」率いるカンパニー(劇団のようなもの)の物語。仲間との衝突、和解を繰り返しながら、皆と心を一つにshowに自分の全てを捧げていくコウイチの姿が描かれている。「現実の芝居部分」と「劇中劇」とで物語は進行していく。

 

殺陣に入る前に光一さんは客席から登場します。

ウチが客席に向かって矢を放つ、それを客席後方でコウイチが手で取り阻害する。

コウイチがステージに駆け上がり、激しい戦いが始まる。

キャスト全員休む暇なく激しい殺陣の連続です。

 

光一さんは、このジャパネスクでは

「ウチとコウイチの気持ちのぶつかり合い。それを殺陣という物を通して表現している。」

と語っています。

 

この場面は観ているこちらも苦しくなる。

殺陣の迫力と共に、気持ちが伝わるからか、私はとても辛い気持ちになってしまいます。

なので、1幕終わった後には観ているだけだったのに、ぐったりします(笑)

でも、周りの人たちも疲れたように「はぁ~っ」と言っているので、同じ気持ちかもしれません。

 

【シーン解説!】殺陣の迫力と共に伝わってくる気持ち

この演目「ジャパネスク」では殺陣の前に出トチリしたウチの怒りをきっかけに、コウイチと激しく言い争いをしていてお互いの気持ちをぶつけあっています。

コウイチはカンパニーのリーダーとして、常にいろんなことを考えている。こうすればよくなる、ああすればよくなる、と。

そんなコウイチにウチは「お前のせいでみんなふりまわされてるんだ。」「またShow must go onかよ。続ける続けるって何を続けるんだよ」と言い、コウイチは「立ち止まったらそこですべてが終わってしまう」と言う。

そんな二人のすれ違い、対立が殺陣を通して表現されていると思います。

殺陣を通して、お互いの気持ちがぶつかり合っている、その気持ちが強く伝わってきます。

また、コウイチが相手側にボコボコにやられながらも何度も立ち上がる姿が「Show must go on 」の精神と重なり涙が出ます。

 

そして大階段が現れ、最上段にはとらわれたお姫様とウチが。

コウイチは階段を上がっていき、お姫様を助けるためウチと戦います。

 

そこでウチが刀を(わざと)落としてしまい機転を利かせた仲間が予備の刀をコウイチに渡します。

受け取ったコウイチは、それが真剣(本当に切れる剣)だと気づき驚く。

「Show must go on 何があってもショーを続けるんだろ?さあ、続けてみろよ」

と言わんばかりのしてやったり顔のウチ。

 

コウイチは、そんなウチの目の前に刀を突き刺し、

「抜けよ。抜けーーーーー!!」

とウチを挑発。

 

コウイチの「来い。」という言葉に驚くウチ。

しかしその迫力にパニックなり、ショーを続けコウイチを刺してしまう。

この出来事にウチはうずくまり泣き叫ぶ。

コウイチは「続けろー」と言い、自ら階段上で刀を掲げポーズ。

そして真剣で刺された血まみれのコウイチは、階段の最上段から転がり落ちてしまう。

 

▼階段落ちのイメージ

 

転がり落ちてもコウイチは最後までショーを続け、気力を振り絞り立ち上がり、手を上げ勝利のポーズをとって終演。

帝国劇場では奈落(=舞台の真下にあるスペース)に落ちますが、博多座では後ろに倒れ幕が下ります。

 

【筆者に聴きました!】階段落ちのここがすごい!
階段落ちは転がるのは割と簡単で、止める方が難しいそう。光一さんは階段落ちの際、下から5.6段目の階段で、転がりながら足で階段をダンっと踏んでブレーキをかけるそう。

そうしないと、ステージ下まで転がってしまうかもしれないから。冷静に転がっていることに驚きます。かすり傷や打撲はあるにせよ、大きな怪我がない事に感心します。

 

演目「ジャパネスク」前の楽屋シーンでは、演目「SOLITARY」の「ラストが暗くないか?」と仲間に言われたコウイチが「次のジャパネスクが、ハッピーエンドだからこれくらいでいいんだよ。」と語っています。

なので本来なら(事故が無ければ)、お姫様を助けウチ陣営をやっつけ、ハッピーエンドなのかな、と思います。

 

余談ですが、コウイチが階段最上段で壁を背にしてウチに刺されるシーン、光一さんの頭付近から血が噴き出します。

これは後ろの壁から噴き出しているのですが、その後光一さんの顔も血まみれになるんです。

それってどうやって?と思っていたのですが、2階席サイドの席から見ると光一さんが自分で顔に血糊を塗ってるのがわかりました。

壁の後ろの小さい穴から誰かが黒いスポンジを光一さんに渡して、前に立ちはだかっている内さんの陰に隠れ、下を向いてそのスポンジを顔に塗り、そのまま下に落としていました。

その場面を初めて見た時、こんな壮絶なシーンを演じながらも、冷静に段取りをしていることにちょっと驚いてしまいました。

 

殺陣のシーンは迫力があるだけではなく、コウイチとウチの気持ちが伝わってきてとても感動します。

次のページでは、クライマックスで上演される、特に感動的な演目である「夜の海」についてお伝えします。

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Endless SHOCKのみどころ③ ダンスシーン

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!

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Endless SHOCK(エンドレスショック)はストーリーが素晴らしいです。

また、演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。

このページではEndless SHOCKのみどころのひとつである「ダンスシーン」についてお伝えします。

 

ダンスシーンとは

 

Endless SHOCK(エンドレスショック)の多彩な演目の中でも、堂本光一さんの魅力を堪能できるのがダンスナンバー。

 

私は光一さんのダンスが大好きです。

本当にダンスが上手だし、身のこなしがキレイ。

私はそんなにダンスに詳しくはありませんが、光一さんのダンスは基本に忠実で、変な癖がなく、かといって個性がないわけではなく、一目で光一さんらしさが感じられます。

そんな光一さんのダンスを堪能できる演目をここではご紹介。

 

–以下ネタバレ的な内容を含みます–

ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より! ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より!

 

ダンスを堪能できる演目

SOLITARY

 

「SOLITARY」は極力まばたきをせず、じっくりと見てほしい最高のダンスナンバー。

何から何までカッコよくて、素晴らしすぎます。

私は、コンタクトレンズをしていることもあり、いつも目がカピカピになってしまいます…。

「目が何個もあればいいのに」と思うほど。

 

前キャストの演目が終わった後、ステージ中央暗闇の中、光一さんがスッと顔と手を上げて立っており、曲が始まった瞬間最高にカッコいいキレッキレのダンスで魅せてくれます。

全身黒の衣装ですが、ジャケットやパンツにはキラッキラの刺繍やスパンコールなどが施され、ジャケットの内側は赤になっていて、これが演出効果を醸し出しています。

このシーンは赤と黒を基調としており、キャスト全員衣装は赤か黒。

赤い照明がこの衣装と相まって本当に素晴らしい。

 

光一さんは、ハットをかぶっていますが、終盤そのハットを舞台袖に投げます、カッコよすぎてたまりません。

いちいち所作が美しいんです。

 

光一さんのダンスは頭のてっぺんから、足の先、指の先まで全てに神経が行き届いていて、本当にカッコいい。

また、両手を横に広げるなどの時にその両腕、両手がきちっと同じ高さなんです。

 

こんなにバランスよくきれいに魅せる人って、なかなかいないと思います。

私は、マイケル・ジャクソンのパフォーマンスも大好きなのですが、マイケルは「ダンサーよりダンスが上手いアーティスト」と、私は思っています。

マイケルのダンスの手の角度などの、シンメトリー(対称)がすごいな、と思うのです。

 

▼マイケルジャクソンのダンスイメージ

 

そんな風に光一さんも両手を広げた時や両足を広げた時など、ダンスにシンメトリーが感じられてとても美しく、見ていて気持ちいいです。

 

この「SOLITARY」では群舞(=群がって踊ること)が素晴らしいので、そこにも注目。

フォーメーションが逆三角形やX状になったりなど、2階席から見ると本当に美しく鳥肌が立ちます。

私は、Endless SHOCK は2階席から観るのが一番好きです。

 

 

Dancing On Broadway

 

2015年から曲が「AMERICA」から変わって、新曲としてこの曲「Dancing On Broadway」が披露されるようになりました。

この曲が披露されるのはカンパニーがブロードウェイに進出してからのショー。

「AMERICA」の時は、ゴールドのキラキラ衣装の光一さんでしたが「Dancing On Broadway」では肩にキラキラがついた黒のタキシード。

そのフォーマル感がブロードウェイの格式高さを表している感じで、この場所に来たカンパニーの喜びが表現されている、明るく楽しい演目。

光一さんのダンスも、ショー、レヴュー(演芸)の王道といった感じで本当にブロードウェイのショーを見ているよう。(生で観たことはないですが…)

 

Higher

 

マイケル・ジャクソンの振付師でもあった、トラヴィス・ペイン氏が振り付けをした曲。

光一さんたちがロスアンゼルスで直々にトラヴィス氏からレッスンを受けました。

とってもハードな振り付けで、光一さんが「勘弁して(笑)」と言うほど。

 

一年間入院していたコウイチが戻って来て、ブロードウェイでショーを続けるウチ(ライバル)の劇場で披露する曲。

 

一年間入院していた理由
「コウイチ」とライバル「ウチ」はショーの方針に関しての見解の違いから、火花を散らしていました。ある日ウチは、セットが舞台袖に引っ掛かるトラブルで舞台へ出るのを失敗してしまう。スタッフのせいにするウチにコウイチが苦言を呈して大喧嘩に。そして、ウチは演目で使う刀を真剣(本物の剣)にすり替える。それによりコウイチは大怪我をして入院することに。

詳しいストーリーは第1章(ここは第2章)の下記より。

 

コウイチのパフォーマンスに、ウチのショーの出演者みんなが圧倒され、一緒になって踊り、マスコミからも「コウイチ復活」と大絶賛されます。

ウチとしては「何しに来たんだよ!」といった心情でステージの端で一人蚊帳の外ですが…。

 

体全体を激しく使う振り付けで、躍動感たっぷりです。

こんな激しいダンスを1幕での壮絶な殺陣(たて)の後の2幕で披露するのは、本当にすごいと思います。

 

▼殺陣のイメージ

 

Dead or Alive

 

2013年から「In the Cemetery」に変わり、新曲としてこの曲「Dead or Alive」が披露されるようになりました。

「Dead or Alive」(生きるか死ぬか)のタイトル通り、コウイチが生死をさまよっている姿が描かれていると思います。

十字架を背に現れ、最後はまた十字架に戻っていくコウイチ。

蠢く(うごめく)ゾンビの中で、コウイチが必死にゾンビに連れていかれないように抵抗しながら踊る2幕のオープニングにふさわしいナンバー。

これもとても激しいダンスナンバー。

ゾンビが出ていることもあり、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のミュージックビデオが思い出されます。

▼スリラーのMV

 

この曲もゾンビに扮したキャスト達との群舞がカッコいい。

また、終始激しく険しい光一さんの表情にも注目。

 

光一さんはダンスはもちろんですが、表情など、その楽曲の世界観を表現する力が素晴らしいと思います。

 

ストーリーを彩る素晴らしい演目は他にもあります。次のページでは、Endless SHOCKで大きな話題になっている殺陣シーンを紹介します。

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「EndlessSHOCK」鑑賞方法 【博多座での楽しみ方】

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Endless SHOCK(エンドレスショック)は「東京・帝国劇場」「大阪・梅田芸術劇場」「福岡・博多座」で上演されています。(今後の予定は未定)

私はいつも博多座で観ているのですが、博多座はとても魅力的な劇場です。

博多座での楽しみ方についてご紹介します。

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