「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!
第1章 基礎知識
第2章 みどころ
Endless SHOCKのみどころ① ストーリー/劇中劇シェイクスピア
Endless SHOCKのみどころ⑥ 共演者 内博貴さん/神田沙也加さん
▼ネタバレしたくない方向けの見所まとめページ
第3章 主演 堂本光一の魅力
第4章 鑑賞方法
「EndlessSHOCK」鑑賞方法 【博多座での楽しみ方】
著者:しあ
40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
お問い合わせはこちらから
『Endless SHOCK』目次へ (全14ページ)
Endless SHOCK(エンドレスショック)はストーリーが素晴らしいです。また、演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。
このページでは「殺陣/階段落ち」の演目についてお伝えいたします。
殺陣シーンについて
Endless SHOCKの中でも大きな話題となっているのが、約15分ほどに渡って行われる激しい殺陣のシーン。
Endless SHOCKでは堂本光一さん、キャスト全員が本格的な殺陣にこだわって、このシーンを創り上げています。
動きの激しさと手数の多さは、実際に生で観るとその迫力に圧倒されます。
しかも、舞台が上がったり下がったり回ったりするのです。
その中で行っているのですから、一歩間違えば大事故につながりそうな場面なんです。
アクション・コーディネーターの諸鍛治裕太さんが、光一さんに殺陣の指導を始めたのが2004年頃。
その時に殺陣の激しさに光一さんが倒れたそうですが、「俺できる。俺ガンバレ俺ガンバレ。」と自分に言い聞かせていたそう。
その姿に諸鍛治さんは感動したとの事。
「あれはすごい、やめたいじゃなくて、自分に活を入れている姿には脱帽。」
と語っていました。
そんな殺陣のシーンをご紹介します。
ちなみにニュースなどでよく取り上げられる「階段落ち」のシーンも、この殺陣のシーンの中の一コマです。こちらも合わせてご紹介します。
–以下ネタバレ的な内容を含みます–
殺陣/階段落ち 登場シーン解説
下記では、演目「ジャパネスク」にて行われる殺陣シーンについて解説いたします。また、こちらの「ジャパネスク」では殺陣シーンと共に行われる「階段落ち」も見どころなのです。
「殺陣シーン」は、Endless SHOCKの1幕最後の演目、ジャパネスクで行われます。
リカ演じるお姫様がウチ(コウイチのライバル)陣営にとらわれ、それをコウイチ陣営が助けるという劇中劇が行われます。
殺陣に入る前に光一さんは客席から登場します。
ウチが客席に向かって矢を放つ、それを客席後方でコウイチが手で取り阻害する。
コウイチがステージに駆け上がり、激しい戦いが始まる。
キャスト全員休む暇なく激しい殺陣の連続です。
光一さんは、このジャパネスクでは
「ウチとコウイチの気持ちのぶつかり合い。それを殺陣という物を通して表現している。」
と語っています。
この場面は観ているこちらも苦しくなる。
殺陣の迫力と共に、気持ちが伝わるからか、私はとても辛い気持ちになってしまいます。
なので、1幕終わった後には観ているだけだったのに、ぐったりします(笑)
でも、周りの人たちも疲れたように「はぁ~っ」と言っているので、同じ気持ちかもしれません。
この演目「ジャパネスク」では殺陣の前に出トチリしたウチの怒りをきっかけに、コウイチと激しく言い争いをしていてお互いの気持ちをぶつけあっています。
コウイチはカンパニーのリーダーとして、常にいろんなことを考えている。こうすればよくなる、ああすればよくなる、と。
そんなコウイチにウチは「お前のせいでみんなふりまわされてるんだ。」「またShow must go onかよ。続ける続けるって何を続けるんだよ」と言い、コウイチは「立ち止まったらそこですべてが終わってしまう」と言う。
そんな二人のすれ違い、対立が殺陣を通して表現されていると思います。
殺陣を通して、お互いの気持ちがぶつかり合っている、その気持ちが強く伝わってきます。
また、コウイチが相手側にボコボコにやられながらも何度も立ち上がる姿が「Show must go on 」の精神と重なり涙が出ます。
そして大階段が現れ、最上段にはとらわれたお姫様とウチが。
コウイチは階段を上がっていき、お姫様を助けるためウチと戦います。
そこでウチが刀を(わざと)落としてしまい機転を利かせた仲間が予備の刀をコウイチに渡します。
受け取ったコウイチは、それが真剣(本当に切れる剣)だと気づき驚く。
「Show must go on 何があってもショーを続けるんだろ?さあ、続けてみろよ」
と言わんばかりのしてやったり顔のウチ。
コウイチは、そんなウチの目の前に刀を突き刺し、
「抜けよ。抜けーーーーー!!」
とウチを挑発。
コウイチの「来い。」という言葉に驚くウチ。
しかしその迫力にパニックなり、ショーを続けコウイチを刺してしまう。
この出来事にウチはうずくまり泣き叫ぶ。
コウイチは「続けろー」と言い、自ら階段上で刀を掲げポーズ。
そして真剣で刺された血まみれのコウイチは、階段の最上段から転がり落ちてしまう。
▼階段落ちのイメージ
転がり落ちてもコウイチは最後までショーを続け、気力を振り絞り立ち上がり、手を上げ勝利のポーズをとって終演。
帝国劇場では奈落(=舞台の真下にあるスペース)に落ちますが、博多座では後ろに倒れ幕が下ります。
そうしないと、ステージ下まで転がってしまうかもしれないから。冷静に転がっていることに驚きます。かすり傷や打撲はあるにせよ、大きな怪我がない事に感心します。
演目「ジャパネスク」前の楽屋シーンでは、演目「SOLITARY」の「ラストが暗くないか?」と仲間に言われたコウイチが「次のジャパネスクが、ハッピーエンドだからこれくらいでいいんだよ。」と語っています。
なので本来なら(事故が無ければ)、お姫様を助けウチ陣営をやっつけ、ハッピーエンドなのかな、と思います。
余談ですが、コウイチが階段最上段で壁を背にしてウチに刺されるシーン、光一さんの頭付近から血が噴き出します。
これは後ろの壁から噴き出しているのですが、その後光一さんの顔も血まみれになるんです。
それってどうやって?と思っていたのですが、2階席サイドの席から見ると光一さんが自分で顔に血糊を塗ってるのがわかりました。
壁の後ろの小さい穴から誰かが黒いスポンジを光一さんに渡して、前に立ちはだかっている内さんの陰に隠れ、下を向いてそのスポンジを顔に塗り、そのまま下に落としていました。
その場面を初めて見た時、こんな壮絶なシーンを演じながらも、冷静に段取りをしていることにちょっと驚いてしまいました。
殺陣のシーンは迫力があるだけではなく、コウイチとウチの気持ちが伝わってきてとても感動します。
次のページでは、クライマックスで上演される、特に感動的な演目である「夜の海」についてお伝えします。
『Endless SHOCK』目次へ (全14ページ)
はじめに Endless SHOCKとは
第1章 基礎知識
第2章 みどころ
Endless SHOCKのみどころ① ストーリー/劇中劇シェイクスピア
Endless SHOCKのみどころ⑥ 共演者 内博貴さん/神田沙也加さん
▼ネタバレしたくない方向けの見所まとめページ
第3章 主演 堂本光一の魅力
第4章 鑑賞方法
「EndlessSHOCK」鑑賞方法 【博多座での楽しみ方】
著者:しあ
40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。
お問い合わせはこちらから