Endless SHOCKのみどころ⑤ 夜の海

Webon紹介目次著者
「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから

 

『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

Endless SHOCK(エンドレスショック)はストーリーが素晴らしいです。また、演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。

このページではEndless SHOCKの中でも、特に感動的な演目「夜の海」についてご紹介します。

 

「夜の海」について

 

夜の海は、Endless SHOCK 2幕のクライマックスで上演される、とてもとても感動的な美しい演目です。

 

光一さんがジャニー喜多川社長(=ジャニーズ事務所の社長)に「夜の海」を演目にと提案したところ「こんな暗い曲をラストに持ってくるなんて信じられない」と言われたそう。

でも、ここでぶつかっておかなければジャニーさんを超えられないと感じ、

「絶対良いシーンになるからやらせて。」

と想いをぶつけたとの事。

 

今では「夜の海」は、Endless SHOCKを代表する曲となっており、ファンの間でも大人気。

Endless SHOCKグッズとして、オルゴールにもなりました。

–以下ネタバレ的な内容を含みます。–

ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より! ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より!

 

演目「夜の海」登場シーン解説

 

以下では、「夜の海」の具体的にどのようなシーンなのかということ、ネタバレを含んで解説をいたします。

 

「夜の海」は最後の最後までショーに全てを捧げたコウイチが演じる最後の演目。

 

「Endless SHOCK」のあらすじ
Endless SHOCKは、ブロードウェイを目指す主人公「コウイチ」率いるカンパニー(劇団のようなもの)の物語。コウイチはライバルに刀で切られて入院。ある日、病院からいなくなったコウイチはライバルのショーに飛び入り。実はコウイチは既に病院で息を引き取っていたと知り、自分にはもう残された時間がないと悟る。「夜の海」を演じてコウイチは消える。

 

この曲を演じきった後に、コウイチの命が燃え尽きます。

曲中には仲間のセリフがあります。(曲が流れている時に劇中のセリフが入ります。2番のAメロ、Bメロでセリフが入ります。)

ウチ(ライバル)の「今、立ち止まったらそこで終わりが来てしまう。お前が言ってた本当の言葉の意味がやっとわかったんだ。」

リカの「コウイチあなたの想いは私たちの心の中にずっと生き続けるから。」

カンパニーの仲間の「もう一度同じ方向を見つめていくよ。」などの言葉が語られます。

 

「傷つくことを恐れて立ち止まっちゃいけない。」とウチは言い、自分が消えることを知りながらも走り続けているコウイチの想いをカンパニーみんなで受け止めます。

 

「誰かを傷つけるときもあった」と言う歌詞のところで、コウイチがウチを見るのも印象的。

この曲が終わる瞬間、納得したように、悟ったようにコウイチは笑顔を浮かべ、右手を掲げ何かをつかんだように握りしめます。そして、ステージに倒れ、命が燃え尽きます。

スポンサーリンク

 

「夜の海」のイントロが流れた瞬間から、胸が熱くなり、私はいつも涙があふれてきて止まりません。

コウイチが最後の瞬間まで一生懸命に命を燃やしていることがわかるから。

最後の最後まで輝くコウイチの姿から、学ぶことがとても多いです。

 

「夜の海」では赤い衣装がとても素敵です。

和のテイストの赤い衣装は、舞台にとても映え、燃え尽きる命の輝きを表しているような気がします。

後ろのパネルには大きな満月と、夜の海が映っています。

この曲のダンスがとても美しく素晴らしいです。

 

「夜の海」中盤からの群舞(群がって踊ること)が素晴らしく、一糸乱れぬそのダンスに仲間との絆が描かれているようで、感動します。

揺れたり、跳ねるようなダンスで、波を表しているよう。

光一さんの衣装も柔らかい素材のヒラヒラとしたものなので、揺れてとてもきれい。

終盤、客席に背を向け、一度舞台後ろに下がった後に正面を向き、光一さんを先頭に逆三角形の形になって踊りながら、ステージに進んでくるシーンがあります。

 

私はこのシーンが大好きで、いつもいつも感動で鳥肌が立ちます。

このシーンは2階席から観るととても美しいので、ぜひ体験してみてほしいと思います。

 

この曲だけに限らずEndless SHOCK全体として群舞が多く、それもEndless SHOCKの見どころの一つとなっています。

そんなところも注目して観てほしいと思います。

 

最初はジャニー喜多川社長に反対された「夜の海」ですが、だからこそ「絶対に良いシーンにする」と言う光一さんの想いが詰まった演目だと思います。

観ていてコウイチ率いるカンパニーと、光一さんが座長として率いるカンパニーが重なってしまうことも。

 

Endless SHOCKは、本当に「カンパニーが一つになってよいものを届けたい」という気持ちが伝わってくる舞台なのです。

だから、何度見ても新鮮だし、感動するし、また何度も何度も観たくなってしまうのだと思います。

 

次のページではEndless SHOCKを彩る魅力的な出演者である「内博貴さん」「神田沙也加さん」についてお伝えします。

『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

お問い合わせはこちらから