2.5次元舞台の音響効果の楽しみ方② 【効果音の作り方】

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2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!

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著者:零音(れおん)

小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。

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前ページでは、舞台「刀剣乱舞」を例に挙げて、音響効果、特に「効果音」の工夫についてお伝えしてきました。

このページでは「効果音の作り方」についてご説明していきたいと思います。

効果音の作り方を知ることで、さらに音響効果についての理解が深まり、2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がることでしょう。

 

効果音はどうやって作っている?

 

音の作り方は様々な方法があり、人によって用いる手法は千差万別です。ここでは、基礎的な効果音の作り方の一種について解説いたします。

 

もし皆さんが効果音を作るとしたら何から始めますか?

例えば、ドアの開閉音を作るとしましょう。

「ドアを開ける音と閉める音を録音して、それをそのまま使用する方法」や「効果音を集めたサイトやCDの素材を引用する方法」などがあるかと思います。

前者の方法で音を作る場合は、様々な扉の開閉音をあらかじめ録音し、作品の中でどこに音を入れるのか、作品の世界観や年代などを考慮し、どんな音を入れるかを決定します。

録音した素材の中に当てはまる音がなければ、録音した効果音をミックス・加工して使用する事もあります。

そのままの音を使えれば良いのですが、一つの音に違和感があるだけで作品の良さが台無しになってしまう場合もあります。そのため、世界観を考えて音を作ることは重要になり、試行錯誤を重ねて効果音の完成を目指します。

 

以上が、ごく普通な効果音の作り方です。

2.5次元舞台の場合には「現実に存在しないものの音をどう作るか」ということを考えなければなりません。

 

現実に存在しないものの音をどう作るか

 

「現実にないものの音」を想像だけで作るのは、大変骨が折れる作業です。また、一つ作れば良いのではないのでさらに大変な作業となります。

例えば刀の効果音ひとつとっても、斬り方次第で様々な種類の音を流す必要があります。

舞台「刀剣乱舞」では、「大太刀」という大きすぎて人では振ることができない刀が出てきます。

通常の刀を使った殺陣シーンであれば、つける効果音は想像できそうですが、人が振れない様な大きい刀を振り回した時の音など、想像できません。

舞台「刀剣乱舞」の音響担当をされている方が、刀を振った時の効果音の作り方の動画をあげられていました。

大太刀の効果音は「まず刀の重さを表現するためにテニスラケットを振る音の音程を低くし、長めの竹ひごを降った音を加え、少し加工する事によって作った」そうです。

舞台で実際に観劇しましたが、本当に大太刀を振っているような音に聞こえ、それがまさかテニスラケットと竹ひごの音を基にして、加工して作った音とは思えないクオリティでした。

ちなみに、同じ音響効果の方が「銃声」の効果音を作る方法も紹介していました。ペットボトルを机に叩きつけて元となる音を録音し、それをパソコンのソフトで、「音を分解→音程を低くする→音の始まりの部分の調整→元の音の音程を更に低くしたものを重ねる→微調整」という流れで作成されていました。

 

このように、2.5次元舞台の効果音は、日常的にある音を加工して非日常的な音を作り上げる技術が使われています。刀の音に竹ひごが使われていたのは意外だったのではないでしょうか。

まだ、舞台化されていない作品を読みながら「これはどんな音がするのかな?」と考えたり、文字で表されている音について「どうすれば再現できるかな?」と、舞台化される時の効果音を想像しながら読むと原作を読む楽しみも増えます。実際に舞台化された時に、読みが当たったか確認するのも楽しみの一つ。

また、試行錯誤して一つの効果音を作り上げることは、効果音を作成する側の醍醐味でしょう。音響担当者によって少しずつ違うので、この違いに着目するのも面白いです。

「裏側」について知って見てみると、2.5次元舞台の見方が変わります。

 

さて、ここまでは音響効果の効果音に重きを置いて説明してきました。

次のページでは「ミュージカルと舞台の音楽の使われ方の違い」について解説いたします。

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2.5次元舞台の「映像技術」の注目するのがおすすめな理由

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2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!

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2.5次元舞台に使用されている「映像技術」

 

2.5次元舞台を鑑賞するにあたって、原作を先に見た方は「現実世界で再現できないようなアクションやシーンを舞台でどう表現するのか?」という疑問を持たれることがあると思います。

実際に私も、何作品かは「絶対に再現は無理だろう」と思っていたものがありました。現実世界で、影分身などできるはずもないし、いきなり氷の柱を出現させたり、何の道具もなしに火をおこしたりはできません。

この物理的に再現することが難しい部分の演出方法で用いられているのが「映像技術」です。

このページでは2.5次元舞台の「映像技術」の使用方法や、映像技術を堪能する上でのおすすめ作品をご紹介します。「原作」と「再現された映像」を比較すると、映像スタッフや演出家がどういった点にこだわって映像を作っているかなどが想像でき、より楽しみ方が広がります。

 

映像技術の使用方法

 

2.5次元舞台では「プロジェクションマッピング」「スクリーン上に投影される映像」が用いられています。

まずはこれらの映像技術がどのように使用されているのかをお伝えします。

 

プロジェクションマッピング

 

プロジェクションマッピングは、プロジェクターで立体物の表面に映像を映し出す手法です。各地のイベントで建築物に投影されて用いられています。

舞台の場合は、舞台セットに直接ビル街などの町並みを投影するなど、シチュエーションを明確にするために用いられたりしています。

使用例としては、舞台「PSYCHO-PASS:virtue and Vice」があげられます。

▼舞台「PSYCHO-PASS:virtue and Vice」ゲネプロ映像

 

舞台「PSYCHO-PASS:virtue and Vice」は、「人々の精神が数値化された近未来」という世界観で、冒頭から映画マトリックスに出てくるような数字やアルファベットの羅列が背景に流れてきます。

さらに物語中盤には公園を表す精密な映像が流れたり、高層ビルが立ち並ぶ背景が映し出されたり、CGを駆使した映像がセットに映し出され、まるで実際に物語の中に入り込んだような錯覚を覚えます。

 

スクリーンに投影される映像

 

スクリーンに投影される映像は、「舞台上に投影される」という点ではプロジェクションマッピングと同じですが、キャストが映し出されたりするなど、「背景」ではなく「動画」が映し出されることが多いです。

例えば、ミュージカル「刀剣乱舞」の最初の作品である「阿津賀志山異聞」では、キャラクター紹介時に大きなスクリーンでアクションシーンが映し出され、映像と全く同じ動きで舞台上のキャストも動く演出方法が用いられています。

また、同作品で主人公が最後の敵と対峙した時に「真剣必殺」という技を出します。この時に原作のゲームと同じように、衣装に穴が開いたり、体に傷が入ったりする映像が映し出され、その後にキャストが同じ格好で舞台上に登場するという演出方法が用いられています。

▼ミュージカル「『刀剣乱舞』 ~阿津賀志山異聞~」ゲネプロ

 

映像技術を堪能する!おすすめ作品

 

「どのようなシチュエーションで映像技術が使われるているのか」という使用例にも目を向けると、より映像技術への理解が深まることでしょう。

2.5次元舞台の映像技術を堪能する上でおすすめの作品を、映像技術の使用例ごとにご紹介いたします。

 

① ストーリーの中(「NARUTO」「僕のヒーローアカデミア」)

 

アニメを原作としたストーリーを舞台で再現する上では映像技術を欠かすことができません。

ストーリーの中で映像技術が使用されている作品でおすすめなのが「NARUTO」や「僕のヒーローアカデミア」です。現実世界とはかけ離れた「技」などを映像技術によって見事に表現されています。

 

「NARUTO」では忍の技を表現するために使われています。

影分身の術や、大蛇のキャラクターの尾の部分などを舞台上のセットに投影する事によって、舞台上では表現が難しい演出を可能にしています。

舞台上での役者の動きとも合わせる必要があるため、細かい修正や打ち合わせなどが必要です。

▼舞台「NARUTO-ナルト-~暁の調べ~」公開ゲネプロ 映像技術を用いたシーン(0.30~)

 

また「僕のヒーローアカデミア」では、キャラクターそれぞれの「個性」と呼ばれる技をクリーン上に投影し、その映像に合わせて役者が技の動きをするという演出方法がされています。

▼舞台「僕のヒーローアカデミア The “Ultra” Stage」公演ダイジェスト映像

 

② 小道具(舞台「刀剣乱舞」)

 

さらに高度な演出として「小道具に映像を投影する」という方法も使われています。

例えば、舞台「刀剣乱舞」ではエンディングでキャスト全員が番傘を持って踊る場面があるのですが、その番傘に役名を投影し挨拶をする演出があります。

これはキャストの立ち位置や番傘を開く速度やタイミングなどが揃わなければ、成り立たない演出であるために、とても入念なリハーサルが繰り返されています。劇場も変わるので、舞台の幅が少しずつ違うことにも対応しなければなりません。

高度な映像技術により、現実にはない世界が舞台で表現されていること、また大きなアクシデントもなく無事に終わることができているのは、スタッフとキャストの皆さんの力あってこそです。映像技術では、そうしたスタッフさんとキャストさんの努力や技術にも目を向けると、さらに楽しみ方の幅が広がるでしょう。

▼舞台「『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」Blu-ray/DVD CM(番傘の演出がある舞台「刀剣乱舞」)

 

映像技術を堪能するならDVDと舞台はどちらがおすすめ?

 

実際に劇場で鑑賞するとDVDと違い、舞台全体が見渡せるので、他のキャラクターが何をしているか、舞台全体で何を表現しているかを見ることができます。また、迫力や臨場感も劇場の方が感じられます。

観劇に行く際は、事前に原作を読んでから行くと「あのシーンはこんな演出の工夫がされているんだ!」「この部分の映像凄いな!」など新しい発見があると思います。

一方、DVDで鑑賞する場合は、映像を集中して見ることができるので、気になった部分を繰り返し見たり、詳細な映像技術を見ることができます。

劇場やDVDでは映像技術の楽しみ方に違いがあります。いずれにしろ、映像技術にも目を向けて映像スタッフさんの技術の結晶を楽しんでいただけたらと思います!

 

さて、ここまでは「照明」「映像技術」について解説してきましたが、次のページからは「音響効果」について解説いたします。音響効果こそ2.5次元舞台を作り上げる上で最も難しい部分だと思います。

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2.5次元舞台の音響効果の楽しみ方③ 【ミュージカルと舞台の音楽の使われ方の違い】

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これまでは音響効果の「効果音」に重きを置いて説明してきましたが、ここでは「音楽」についてもふれたいと思います。

ミュージカルでもストレートプレイ(=ミュージカルではない演劇)でも音楽は世界観を表現する場合に重要になってきますし、回想シーンや重要シーンではドラマチックな演出をすることができます。

ミュージカルとストレートプレイでは、音楽の使われ方や意味合いが異なる部分があります。

これらの違いを知ってから見ると、2.5次元舞台の楽しみ方の幅はさらに広がることでしょう。

 

「刀剣乱舞」に見るミュージカルと舞台での音楽の表現方法の違い

 

「刀剣乱舞」は、アニメ・映画と様々なメディアミックスを展開していますが、はじまりは「刀剣乱舞-ONLINE-」というゲーム。

「刀剣乱舞」というひとつの作品に対して、同時期に別の制作会社がそれぞれ舞台化しており、ミュージカル「刀剣乱舞」と舞台「刀剣乱舞」があり、キャストや内容は異なります。

ここではミュージカルと舞台の両方が作られている「刀剣乱舞」を例に、ミュージカルと舞台での音楽の使われ方の違いについて説明したいと思います。

舞台「刀剣乱舞」とミュージカル「刀剣乱舞」の音楽の使われ方の違いを知れば、その他の舞台とミュージカルの見方も変わるかと思います。

 

ミュージカル「刀剣乱舞」の音楽の使い方

 

ミュージカル「刀剣乱舞」の殺陣の場面では、登場人物の心情は歌やダンスで表現され、音楽に乗せて行われることがあります。

ミュージカル「刀剣乱舞」では重要なシーンなどで音楽が流れ、キャラクターの心情を歌やダンスで表現するという演出方法が多く使われるのです。

「刀剣乱舞 」の一番最初の作品である「阿津賀志山異聞」の本公演の前にトライアル公演(=本公演の前の試験的な公演)というものが行われていました。

「登場人物が矛盾を感じ、自分のあり方について考えていた」という重要な場面で、トライアル公演の時は台詞を言うだけの演出で、役者もどうすれば観客に伝わるのかを稽古時に試行錯誤しながら演じていました。

本公演時にはその場面が歌に変更になっており、より観客に感情が伝わりやすくなっていました。「台詞」にするか「歌(音楽)」にするかで、観客が受け取る印象は変わります。そういったことも考慮され、ミュージカルは作られているのです。

ミュージカルは、台詞で伝えなければならないこともある上に、歌やダンスも組み込まれるため「歌唱力」「音楽の解釈力」「ダンススキル」が求められます。

さらに芝居パートの後にはライブパートもあります。ゲームを原作としたそれぞれのキャラクターが「もしダンスや歌を歌ったらどうなるか」を想像して演出がされています。

「音楽」の要素に絡んで演者の技術や演出力が「ミュージカル」には要求されるのです。

▼ミュージカル「刀剣乱舞 ~阿津賀志山異聞~」ゲネプロ公開

 

舞台「刀剣乱舞」の音楽のつけかた

 

さて、ミュージカル「刀剣乱舞」の場合は、重要なシーンでは音楽が流れてキャラクターの心情をダンスや歌で伝えるということをお伝えしました。

舞台「刀剣乱舞」では重要な場面でも音楽が流れることもありますが、無音のままキャストが台詞を話すという演出方法がとられています。

また、舞台「刀剣乱舞 悲伝 結いの目の不如帰」の2人のキャラクターのそれぞれの思いがぶつかり合うラストシーンでは音楽ではなく、照明や殺陣などの演出で見せ場が作られていました。

舞台「刀剣乱舞」もミュージカル「刀剣乱舞」も演じるという部分では同じですが、舞台の方では、音楽ではなく台詞だけで観客にキャラクターの感情を伝えなければならないため演技力や物語の解釈力などが求められます。

▼舞台「刀剣乱舞 悲伝 結いの目の不如帰」ダイジェスト映像

 

重要なシーンを「音楽」で表現するシーンが多い「ミュージカル」と、「台詞」で重要なシーンを表現することが多い「舞台」。

どちらも演出家が違うため、物語の進め方や着眼点が全く違うので、違いを比較するのも面白い見方だと思います。

また、重要なシーンでの音楽の使われ方や、殺陣の場面の音楽の違いなどにも着目すると、舞台とミュージカルを比較する楽しみも感じられると思います。

「刀剣乱舞」は舞台もミュージカルもとても良い作品が多く、演出も素晴らしいので何回見直しても新しい発見ができます。

 

ここまで音響効果についてお伝えしてきましたが、次のページからは「裏方観劇」の魅力についてお伝えします。まずは、「メイク・衣装・小道具・舞台セット」で注目すべき点についてお伝えします。

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2.5次元舞台の「照明」に注目するのがおすすめな理由

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2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!

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−舞台の幕が開く時、劇場の明かりが一斉に消され、舞台上の役者が明るい光の中物語を進めてゆく−

さて、演劇で欠かせない演出効果の一つが「照明」です。

特に2.5次元舞台にとっては、照明での見せ方によって原作イメージやキャラクターのイメージがガラッと変わることもあります。

ここでは、照明の劇中での使われ方や、照明に注目する上でのおすすめ作品をご紹介します。

 

2.5次元舞台の照明の注目すべきところ

 

2.5次元舞台はジャンル自体が新しいものです。さらにアニメや漫画という非現実の世界を表現するため、これまで使われてなかったような技術が組み込まれています。

実験段階のものやこれまでの技術の応用などの要素が盛り込まれており、最先端の舞台技術を堪能できる楽しさがあるのです。

2.5次元舞台の照明では

「現実世界ではありえない舞台を表現するための工夫」

「新たな舞台演出技術」

この2点に注目して観劇すると、2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります。以下では実際にどのように照明が使われているのか、実例を挙げながら解説します。

 

照明を楽しむ上で注目すべき作品!照明での劇中での使われ方!

 

照明はキャストを照らすだけではなく、様々な用途で使用されています。その使い方を知ればきっと驚くことでしょう。

 

① 小道具を表現

 

照明を「小道具」を表現するために使用する舞台もあります。

その代表的な作品といえばやはり「ミュージカルテニスの王子様(通称:テニミュ)」でしょう。

試合中のボールがライトで表現されています。

▼試合中のボールをライトで表現している様子(0.08秒)

 

初めてテニミュを観劇した時に「ライトがボールになってる!」と感動した覚えがあります。

一口に「ライトでボールを表現する」といっても、簡単なことではありません。

「キャストのラケットの動き」と「ライトの動き」をうまく合わせないといけないので照明スタッフもキャストも大変だったと、これまで演じてきた方々がインタビューで答えています。

ここで使用されているライトの種類は「ピンスポットライト」。「ピンスポットライト」は主役やシーンごとの重要なキャラクターが際立つように当てられる照明です。

テニミュではライトを絞って小さくしてボールに見せています。こんな使い方があるなんて目から鱗でした。

▼一般的なピンスポットライトの使われ方のイメージ

 

ピンスポットライトは「どんな色で、どの位の明るさで、どの位の長さで」使うのかがとても難しく、高度なテクニックと入念なリハーサルが必要なのです!

もし、テニミュを見る機会があれば、ぜひ注目して見てください!

 

 

また、舞台「文豪ストレイドックス」では、登場人物が異能力という特殊能力を使いますが照明と映像により、原作に近くなるよう演出されています!

照明に模様をつけて異能力空間を再現したり、アンサンブル(=役がついていない人)の持つ布に照明を当て、うごめいている様に見せるという演出方法がされています。こちらもテニミュと合わせて注目してほしいです。

▼舞台「文豪ストレイドックス」公開ゲネプロ

 

② 様々な世界を背景で表現

 

照明は、季節の移り変わりの演出などでも活躍しています。

季節の移り変わりや場面の移り変わりは主に、舞台上の背景を変えることができる照明を使います。

例えば、森の中を表す場合は緑の照明を、海辺や青空の表現であれば青色や水色などの照明を使用します。

私がこれまで見てきた中で、最も綺麗だと感じた背景の照明は舞台「煉獄に笑う」の「村が焼け落ちるシーン」と「深い森の中のシーン」です。

「火事」「森」を表現する場合はバックスクリーンや舞台の後ろから、火事であれば「赤」、森であれば「緑」の照明を使用されることが多いのですが、この作品はに工夫が凝らされています。

火事を表現する場合、この作品では赤い照明だけでなく、炎が揺れる様や炎の大きさなどが投影された映像と連動してオレンジの照明が照らされるなどの工夫がされています。

そのため、本物の火がなくても、とても臨場感のある火事の現場が表現されているのです!

「深い森の中のシーン」を表現する場合は、この作品では緑を使うだけでなく、白色や木漏れ日や葉の濃淡なども表現されており、リアルな森の中のシーンが表現されています。

この作品では、キャラクターの登場シーンやアクションシーンなども魅力的な照明の使われ方をしていますのでおすすめです。

▼舞台「煉獄に笑う」(ゲネプロ)

 

2.5次元舞台に使用されている照明の種類

 

2.5次元舞台では様々な照明が使用されています。照明の種類の違いにも目を向けることで楽しみ方の幅が広がるでしょう。

照明はたくさんあるので、ここでは代表的な照明の中から「サスペンションライト」「バックサス」の2つの照明の使われ方について解説いたします。

 

① サスペンションライト

 

「サスペンションライト」は、舞台上部にある照明。主にスポットライトとして使用される照明です。

2.5 次元舞台では、回想シーンでの語りの人物や、違う空間にいるキャラクターが話す時によく照らされます。

「サスペンションライト」の使い方で、演出家がどこに重きを置いて演出したいと思っているかがよく分かります。

原作では軽く流されている場面でも、キャラクターの関係性を明確にするために、あえてサスペンションライトを当ててセリフを言う場面も見られたりします。

演出家の考えが垣間見えるという点だけでなく、原作との違いも見つけられるので、注目すると面白みがあると思います。

 

② バックサス

 

バックサスは、サス(=サスペンションライトの略)を客席に向けて照らす明かりです。

これは客席から見て逆光になるため舞台上が見えなくなる照明です。

バックサスは「戦いの前など素早く場面転換をしたい時」や「舞台上でキャラクターが時空移動するような内容の時」に使われています。

使用例としては、舞台「刀剣乱舞:悲伝結いの目の不如帰」です。物語終盤のシーンで、キャラクターがこれまでの時間を移動する場面がありますが、ここでバックサスが使われています。

バックサスは、注目すべきシーンの前や重要なシーンの前に使われることが多いです。バックサスの使われ方にもぜひ、注目してみてください。

 

DVDよりも現地鑑賞の方がおすすめ

 

DVDの鑑賞では、キャストメインで写るのでカメラワークによってどうしても切り取られる部分が出てきます。

そのため、演出の詳細な部分を見ようとしても見られない場合の方が多く、照明を観察する点では、DVDは劇場で鑑賞するより面白みは半減すると感じます。

劇場での鑑賞は、自分の好きな所を見ることができたり、常に舞台全体が見渡せたりするので、照明を見るのならば劇場での鑑賞をおすすめします。

 

ここまで、照明についてご紹介しました。

細かい部分かもしれませんが、少しでも原作の世界観に近づけようとたくさんの工夫がされています。

注目してみると2.5次元舞台の楽しみ方が広がると思います。

 

次のページでは2.5次元舞台の「映像技術」についてお伝えします。現実とはかけ離れた世界を舞台化するためには「映像技術」が欠かせないのです。

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2.5次元舞台の音響効果の楽しみ方① 【おすすめ作品 舞台「刀剣乱舞」】

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音響効果とは

 

音響効果とは「舞台上の演技に効果音をつけたり、映像と一緒に音楽を流したりする演出」のことです。

キャストさんたちの歌やセリフはピンマイクを通して客席に届きますが、小道具の音などは大きな舞台だと音が吸収されてしまい客席には聞こえません。

しかし、マントをバサッと翻している音がなかったり、刀で戦ってるのに、金属音がしなかったらリアル感がないですよね?

そこで用いられる演出が「音響効果」です。

「物語に合わせて音楽を流す」のも音響効果の一つですが、舞台では主に「効果音」の音響効果が用いられます。刀のつばぜり合いの音や鞘から刀を抜く音、ドアの音やマントの裾さばきの音などを流します。

 

音響効果に注目するのがおすすめな理由

 

私は2.5次元舞台を見る時はかならず音響効果に注目して観劇します。

その理由は、効果音と音楽こそ2.5次元舞台を作り上げる上で最も難しい部分であると考えているからです。

すでにアニメなどで音が作られている場合は、そこから連想したり、その音を用いて音を作り出すことは可能でしょう。

ただ、漫画や小説が原作だった場合、物語の中の「音」は想像することでしか作り出せません。

「漫画の世界の人物が武器を振り回す」などの音は、原作からヒントを得つつ「何から音を作るのか」「何と何を組み合わせて音を作るのか」「現実世界では何に近い音なのか」試行錯誤しながら探らなければなりません。しかもその音が、聞き手に伝わらなければ意味がないのです。また、舞台ではその場で役者の動きにも合わせて効果音を出す必要もあります。

このようなところは音響技術の腕の見せ所であり、注目すると面白いところであると感じています。

 

音響効果を堪能するなら!おすすめは舞台「刀剣乱舞」

私が総合的に音響効果が優れていると感じる作品は、舞台「刀剣乱舞」です。

この作品は、エンディングでキャストが番傘を持ち音楽に乗せて歌ったり踊ったりします。また、毎回担当の方が作品に沿った舞台オリジナルの曲を作曲されているので音楽でも楽しめますが、基本的にはストレートプレイ(=ミュージカルではない演劇)であるためミュージカルに比べると音楽は重要視されません。

舞台「刀剣乱舞」の音響効果で最も素晴らしいのは「効果音」です。

 

一度観劇された方はお分かりになるかと思いますが、初期の作品では出演する刀剣男子が6〜7人程度でしたが、「悲伝:結いの目の不如帰」(4作目)「慈伝:日日の葉よ散るらむ」(5作目)の2作品は出演する刀剣男子の人数が一気に増えます。

そのため、集団で行う殺陣シーンでは効果音をつけるのが大変難しいのですが、一つ一つのアクションに効果音が付いているのではないかというほど、ほぼ全ての部分に音が付いています。

▼舞台「『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰」ダイジェスト映像

 

また、マントを被っているキャラクターのマントの音も、「翻す音」「走っている時にたなびく音」「少し払う音」など、行動によって全ての効果音が異なります。

刀に関する効果音も刀の長さや種類によって音を変えたり、刀の振り方や鞘からの出し方・収め方によっても音を変えているので、臨場感やリアル感を最大限楽しむことができます。

実際に刀剣乱舞の音響担当の方は「短刀、打刀、太刀、大太刀はシュン、ヒュン、ブゥン、ブォーンと全部イメージを変えている」とおっしゃっていました。つまり、それぞれの刀によって音を全て変えているということです。

なんとなく見ているとなかなか気づかないところかもしれませんが、「音響効果」にはこれほどまでに工夫が凝らされているのです。

もしこれから、アクションシーンのある2.5次元舞台を見る方は最初はストーリーを楽しんで、2回目は音に注目してみてはいかがでしょうか。

 

 

さて、このページでは舞台「刀剣乱舞」を例に挙げて、音響効果、特に「効果音」の工夫についてお伝えしてきました。

次のページでは「効果音の作り方」についてお伝えします。効果音の作り方を知ることで、さらに音響効果についての理解が深まり、2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がることでしょう。

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忍者的「逃げるが勝ち」で営業成功!

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忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

『忍者から学ぶ営業の極意』はこちらから!

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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忍者マインド「逃げるが勝ち」

 

「逃げるが勝ち」という言葉がある。

日本人は「逃げることは恥」という価値観を持ちやすく、それが故に辛い会社・仕事を辞められなくなることもあるほどだ。

しかし、日本人の中で「逃げるが勝ち」を重要な価値観としていた者が昔から存在していた。

それが「忍者」である。

忍者は任務を達成するために「逃げること」を重視していたのである。

 

戦国武士の心得を書いた『軍法侍用集』という書には

忍びに行く人の心得として忍は人から離れて逃げることを恥と思う必要はない

という内容が書かれており、また忍びの心得を詠んだとされる『義盛百首』には

敵に見つかれば逃げて帰るのが勝ち

と書かれている。

 

忍者にまつわる書物はいくつかあるがその中で共通して書かれていることがある。それは「忍者は主君が戦に勝つために必要な情報収集をすることが第一の職務である」ということ。

忍者の任務遂行にあたっては、敵の城に忍び込み偵察を行ったり、情報を持っている者と接触したりと様々あるが、その任務の基本的な目的は「重要な情報を集め持ち帰ること」である。

 

 

任務中には、敵に存在がバレて、敵が情報を持ち帰らせまいと命を狙ってくることもある。

しかし、忍者はそのような時にも基本的に戦いをしない。

逃げることを最優先するのである。

忍術の一種に「虫遁の術(ちゅうとんのじゅつ)」や「人遁の術(じんとんのじゅつ)」といった「遁法(とんぽう)」という類があり、これらは敵の目を欺き逃げるための術である。

 

 

敵から逃げるための忍術の種類は多様であり、場面場面で使い分けるのである。

忍者はどうしても逃げ切れなくなった時だけ戦う。

逃げきって情報を持ち帰ることが忍者にとって何より大事で、目的達成こそが勝利なのである。

 

【コラム】忍者の情報は何に使われる?

敵の弱みや状況、作戦などを知り、できる限り自陣の数を減らさず、また労力を使わずに勝つための作戦を立てることに情報は使われる。情報の中には敵国の中で自陣の味方になってくれる人物などの情報もある。

 

営業に通ずる忍者の「逃げるが勝ち」マインド

 

忍者の「逃げるが勝ち」というマインドは現代の営業でも通ずるところがあるだろう。

「営業」とは「生命保険」「新聞」「自動車」などの製品やサービスを買ってもらうこと、というのが一般的な認識だ。ただ実質のところ営業がすることはそれだけではない。

もちろん最終的には「買ってもらう」ということが前提ではあるが、「買ってもらう」という目的を達成するまでの過程にはいくつものハードルが存在するのだ。

 

最終地点に至るまでには、まず「商談先や取引先が抱えているニーズ」や「相手もまだ認識していない課題」という情報を収集しなければいけないのである。

「情報の引き出し」や「課題整理」がないまま「売る」という行為に及ぶと、取り合ってもらえないことや時には怒らせてしまうこともある。

例えば、保険という商品でお客様がお子さんの教育費を貯蓄するために「学資保険」を検討していたとする。そういったお客さんの情報を引き出さずに「生命保険」の説明ばかりしていたら、お客さんも辟易してしまう。

つまり、営業の目的は「買ってもらう」ということであるが、ニーズや課題などの「情報収集」をすることは何かを買ってもらう上で最も重要な手段なのである。

 

 

また、飛び込み営業や訪問販売でも、見知らぬ者同士が出会ったその場で商談をすることになるのだが、ここで「逃げる」という技を使うことでうまくいく場合がある。

忍者の「逃げるが勝ち」という言葉には「戦いの構造から逃げる」という意味合いもある。

事前にアポイントをとった商談であっても、飛び込み営業や訪問販売では、相手にとってこちらは基本的に不審者である。警戒心を持って接してくるのが通常であろう。

そのような場面で「私は怪しいものですが、この商品いりませんか?」と言う営業マンはいないであろう。

忍者も敵に向かって「私は忍者です」とは言わない。

要するに「売ろう」という気持ちが全面にあると、対立構造ができてしまい相手は買う行為から身を引きやすくなる。

そのため最初は売りたい気持ちはひた隠しにしておいて、対立構造をさけ、その前に情報収集をすることが大事なのである。

 

具体的なコミュニケーション方法は後で紹介するが、ここで覚えてもらいたいことは「逃げる」というマインドが、営業にとっては重要だということだ。

忍者の任務と営業との違いは、相手と情報共有するかどうかである。忍者は相手に情報を与えずに情報収集をするが営業では相手に自分の素性を明かして情報収集を行う。

 

 

ただ、忍者も営業も得た情報を他者やライバル会社にばれないよう、または重要書類や機密文書を紛失や盗難に合わずに持ち帰る必要がある。

読者の方は容易に想像できることだろうが、これらも忍術から学べることがある。

このように忍者のマインドや術が営業に役立つ、という事がお分かりいただけただろう。引き続き、一緒に忍者から営業を学んでいくでござる・・・いくとしよう。

 

【コラム】忍者の働き方

忍者の第一の任務は情報収集。暗殺などの任務も主君の命によってはあるが、敵方も策を講じているため、暗殺が容易にできたわけではない。忍者はひとつの主君に忠義を尽くすという形で、現代でいうところの専属契約みたいなもの。フリーランスだと裏切者扱いされかねないだろう。

『忍者から学ぶ営業の極意』目次へ  (全8ページ)

目次著者

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

Webon紹介目次著者

aikoの歌詞世界の魅力をファン歴20年の筆者が紹介!aikoに対して恋に恋する恋愛ソングばかりと感じているとすれば、それは誤解です。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当てaikoの歌詞世界を解説!

『本当は深いaikoの歌詞 ~コアなファンが語る3つのキーワード~』はこちらから!

はじめに

実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoのラブソングの魅力とは

 

シンガーソングライターaikoの魅力って何だと思いますか?

「aiko」の名前から多くの人がイメージするのはおそらく、元気に歌う姿、年齢を重ねてもかわいらしいルックス、ファッションセンス、関西人ならではのトークセンス、そしてもちろん、切ないラブソング…などではないでしょうか。

では、無数のラブソングが日々生み出されるJ-POP界において、aikoのラブソングが20年以上にわたって広く受け入れられ、多くのファンを獲得してきた理由とは?

「花火」や「カブトムシ」は聞いたことがあるけど、最近のaikoの歌はよく知らない…という人も多いでしょう。

もしかすると「aikoのラブソングってどれも同じように聞こえる」「他のアーティストのラブソングと何が違うのかわからない」「いかにも恋に恋する恋愛ソングばかり」なんて感じている人も、少なくないかもしれません。

 

実は「誤解」されている?aikoのイメージ

 

冒頭に挙げたように「aikoならでは」の魅力はいくつもあり、どれも正解と言えます。

しかし長年aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

「深遠」という表現を意外に感じる人もいるかもしれません。

aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。

しかしその一般的なイメージこそが、aikoの幅広い人気を支えていると同時に、狭めているとも言えるのです。

このWebonがそういったある種の「誤解」を解くことで、aikoの楽曲の多面的な魅力を多くの人に「再発見」してもらうきっかけになればいいなと思います。

 

アルバム『秋 そばにいるよ』の衝撃

 

かくいう筆者も、aikoのことを「誤解」していた一人でした。

彼女のテレビ出演の機会が徐々に増えていった1999年頃は、歌番組での明るく元気な振る舞いや「花火」などのアップテンポな楽曲のイメージからか、「最近流行ってるラブソング」程度の認識だったと記憶しています。

声や音楽の種類そのものが好みだったためよく聴いてはいましたが、まさか自分が20年も追いかけ続けるコアなファンになるとは、当時は思ってもみませんでした。

比較的ライトなファンだった筆者がコアなファンへと変わったきっかけは、2002年発売のアルバム『秋 そばにいるよ』との出会いです。

▼アルバム『秋 そばにいるよ』

 

「花火」「カブトムシ」「ボーイフレンド」という怒涛のヒット連発と、それに伴う余波も落ち着きを見せた時期にリリースされたこのアルバム。

タイトル通り「秋」のような静けさと憂いを帯びた、それまでのaikoとは少し違った印象を与える一枚でした。

バラードが多いから、という単純な理由だけではありません。

歌詞に描かれている世界が、それまでより明らかに深みを増しているように感じられたのです。

というより、もともとaikoの歌詞に備わっていた小説的な深みが、「誰もが知っているヒット曲」という色眼鏡を外されたことによって、ようやく浮き彫りになったと言った方が正しいかもしれません。

 

深遠な歌詞世界との出会い

 

このアルバムとの出会いをきっかけに、それまであまり聴いてこなかったカップリング曲や、ブレイク前にリリースされたファーストアルバム『小さな丸い好日』、そしてなじみのあるヒット曲も、改めて歌詞に注目して聴いてみるようになりました。

すると、一見「かわいい」aikoの歌詞に秘められた底知れぬ魅力、「切ない」「甘い」という言葉だけでは到底カバーしきれない、まさに「深遠な歌詞世界」が目の前に立ち上ってきたのです。

aikoが描く歌詞の世界は決して「切ない」「甘い」だけではなく、「恋に恋する恋愛」だけを歌っているわけではないのだ、と気付いた瞬間でした。

 

このWebonではaikoの歌詞の特徴を3つに分け、それぞれに「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」というキーワードを与えました。

aikoの楽曲になじみのない人からすると、意外すぎるキーワードかもしれませんね。

でも読んでいただければきっと「aikoの曲をもう一度きちんと聴いてみたい!」と思ってもらえるはずです。

このWebonを読んで「aikoを聴いてみたいけど、どれから聴けばいいかわからない」「どこが魅力なの?」「歌詞をもっと深く読み解きたい」というファンや未来のファンの皆さんに「なるほど、そういう楽しみ方もあるのか」と感じてもらい、aikoを(もっと)好きになる一つのきっかけにしてもらえたなら幸いです。

 

まずは1章でaikoの歴史を振り返り、aikoの一般的なイメージと深遠な歌詞世界とのギャップが生成されてきた過程を再確認しつつ、2章では上記3つのキーワードに沿って具体例とともにaikoの歌詞を読み解きます。

3章ではこれからもっとaikoを聴いてみたい!という人に、おすすめの作品をご紹介します。

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はじめに

実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード 【① 哀愁】

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aikoの歌詞世界の魅力をファン歴20年の筆者が紹介!aikoに対して恋に恋する恋愛ソングばかりと感じているとすれば、それは誤解です。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当てaikoの歌詞世界を解説!

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実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。ただ、aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

この章ではaikoのイメージに対する誤解を解くため、aikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説いたします。

このページでは「哀愁」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説します。

 

aikoの歌詞を読み解くキーワード「哀愁」

 

「aikoの歌を聴くと好きな人を思い出して胸がきゅんとする」「昔の恋を思い出して切なくなる」…そんな感想をよく耳にします。

「切なさ」を感じられるかどうかは、ラブソングの価値を測る上で重要な要素です。

一方で「切ないラブソング」の定義は幅広く、失恋や片思いをテーマとしていれば、たいてい「切ない」というキャッチコピーがついてしまうのも事実です。

そのせいか「切ないラブソング」という言葉自体に特に重みはなく、かえってありきたりな印象を与えることさえあります。

本当の切なさを感じられるラブソングと、ありきたりなラブソングとを隔てるものは何でしょうか。

 

aikoの歌詞を読み解くことで浮かび上がってくるキーワードは「哀愁」です.

aikoの歌詞は「好きな人に会えなくて寂しい」「好きすぎて苦しい」などのラブソングにありがちな場面を切り取る一方で、決して「恋している今」だけにフォーカスしないという特徴があります。

常に離れたところから客観的に「恋している今の自分」を見つめている別の視点があり、それはたいてい「終わりを知っている自分」です。

 

 

「終わりを知っている自分」は、時に「生き死にレベル」までリスナーを連れて行ってしまいます。

それはもはや「切なさ」というラブソングに多用されがちなキーワードでは伝えきれない、「哀愁」と呼ぶにふさわしい情感です。

「切なさ」を越えたこの「哀愁」こそがaikoのラブソングを真に切ないものにしていると思っています。

ここからは具体的にaikoの歌詞を分析し「哀愁」の秘密に迫りたいと思います。

 

歌詞に見る哀愁の例①「カブトムシ」

▲aiko「カブトムシ」music video short version

 

まずはaikoの代表曲の一つである「カブトムシ」の歌詞に注目してみましょう。

aikoの曲をあまり詳しく知らない人も、「少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ」というサビのフレーズを耳にしたことがあるでしょう。

好きな人へのまっすぐな思いを歌い上げていることから、結婚式のBGMに使用する人もいると聞きます。改めて歌詞を見てみましょう。

 

悩んでる身体が熱くて 指先は凍える程冷たい
「どうした はやく言ってしまえ」 そう言われてもあたしは弱い
あなたが死んでしまって あたしもどんどん年老いて
想像つかないくらいよ そう 今が何より大切で…

引用:aiko「カブトムシ」

 

語り手は「悩んでる身体」や「指先」の温度を通してリアルタイムの「今」を感じながらも、次の瞬間には「あなたが死んで」「あたしもどんどん年老いて」しまった「人生の終わり」へと唐突に視点を移動させます。

「想像つかないくらいよ 今が何より大切で」と一旦「今」に戻ってくるものの、2番の歌詞では季節の移り変わりの描写とともに、視点は再び未来へと移っていきます。

 

強い悲しいこと全部心に残ってしまうとしたら
それもあなたと過ごしたしるし そう 幸せに思えるだろう

引用:aiko「カブトムシ」

 

語り手は「あなた」と過ごした日々が終わる日を再び想像します。

数分間のうちに「今」の幸福感と「終わり」への不安を行ったり来たりしながら、「生涯忘れることはないでしょう」というリフレインとともに曲はエンディングを迎えます。

曲の前半に出てくる「死」というヘビーワードによって、リスナーは否応なく終わりを意識させられ、この曲が単なる幸せなラブソングではないことに気がつきます。

この曲で描かれる恋の終わりは「死」であり、「あなた」が死んだ後の「あたし」の心境にまで描写が及んでいます。「恋する今」だけにフォーカスしたラブソングとは一線を画した、ある種の切迫感が漂う作品です。

 

歌詞に見る哀愁の例②「シアワセ」

▲aiko「シアワセ」music video short version

 

もう一つ例を挙げましょう。

2007年リリースのシングル「シアワセ」の冒頭の歌詞です。

 

隣で眠ってるあなたの口が開く そして笑った
どんな夢見てるの?気になる…出来ればあたしが出てきたらいいのに

引用:aiko「シアワセ」

 

隣で眠る好きな人を見つめて幸せをかみしめている描写や「シアワセ」というタイトルのイメージからか、この曲もまた結婚式で使われることが多いようです。ところがサビの歌詞を見てみると、一筋縄ではいかないことがわかります。

 

二人何処かで廻るストーリー 生涯離れてしまっても
あなたの一歩になるならば 幸せに思える日が来るのです
(中略)
二人何処かで廻るストーリー 静かに終わりが来たとしても
最後にあなたが浮かんだら それが幸せに思える日なのです

引用:aiko「シアワセ」

 

「カブトムシ」同様、繰り返し「終わり」の予感がつづられています。むしろ覚悟はできていて、それすらも幸せに感じられるという、刹那的な恋愛感情を越えた愛情の描写です。

「最後にあなたが浮かんだら」というフレーズは、まるで「あなた」がいなくなった後の「あたし」の人生の終わりの場面を語っているようで、一気に哀愁が漂います。AメロやBメロがフワフワした幸福感に満ちているだけに、コントラストが際立っています。

 

こうした描き方はaikoの楽曲において頻繁に見られる特徴でありながら、あまり一般には認知されていません。

ともすれば重く暗くなりかねないモチーフを含んでいるにもかかわらず、あくまで親しみやすいポップスとしての形態を保っているのはなぜでしょうか。

第1章で言及した「明るく元気」など彼女の「イメージ」が関係していることはもちろんですが、親しみやすいポップスとしての形態を保っているのは、歌詞の表現が内省的であることが理由の一つでしょう。

主人公である「あたし」は未来への不安や終わりへの恐れを感じつつも、歌詞の言葉が「あなた」へ投げかけられることはありません。「マイナスな感情ほど内に秘める」というのもaikoの歌詞の特徴です。

一歩間違えれば深い情念になり得る感情の表現を内省にとどめることで、そこに「媚び」や「あざとさ」が生じるのを防ぎ、爽やかさが保たれています。

さりげない「哀愁」の表現で切なさを増幅させながらも、決して「恨み節」ではない内省的な語りをベースとすることで、受け入れられやすい「真に切ないラブソング」が完成しているのです。

 

以上、このページでは「哀愁」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説しました。

次のページではaikoの「渋みとエグみ」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説します。

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① 哀愁

② 渋みとエグみ

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aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード 【② 渋みとエグみ】

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aikoの歌詞世界の魅力をファン歴20年の筆者が紹介!aikoに対して恋に恋する恋愛ソングばかりと感じているとすれば、それは誤解です。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当てaikoの歌詞世界を解説!

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第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

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第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

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隠れた名曲満載!カップリング曲

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1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。ただ、aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

この章ではaikoのイメージに対する誤解を解くため、aikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説いたします。

このページでは「渋みとエグみ」というキーワードからaikoの歌詞の世界の魅力を解説します。

 

aikoの歌詞を読み解くキーワード「渋みとエグみ」

 

ラブソング専門であることや小柄な外見のイメージが影響してか、aikoの楽曲は「かわいい」「甘い」といったカテゴリーに分類されがちです。

ところが実は、その歌詞世界はときにシビアで、よい意味で甘くありません。

甘くない」を通り越して「渋み」や「エグみ」を感じることさえあります。

 

 

「渋み」や「エグみ」を感じる秘密はaikoの歌詞の特徴の一つである「物語的な場面展開」にあると言えるでしょう。

具体的に言うと曲の途中でガラリと状況が変わったり、後半で種明かし(伏線を回収)する語りの手法が用いられているのです。

「最後まで聴かないとわからない」、小説のようなaikoの歌詞の魅力についてご紹介します。

 

小説のような歌詞の例① 「二人」

▲aiko「二人」music video short version

 

2008年発売のシングル曲、「二人」の冒頭の歌詞を例に挙げましょう。

 

夢中になる前に 解って良かった
もう一度だけ手が触れた後だったら
きっとダメだっただろう 怖くなってただろう
止まらぬ想いに 止まらぬ想いに

引用:aiko「二人」

 

何が「夢中になる前に 解って良かった」のか、明らかにされないまま歌詞は次のように続きます。

 

隣に座って声を聞いた
何が好きなの?何が嫌いなの?
今 こっちを向いて笑ったの?
あたしに向かって笑ったの?

引用:aiko「二人」

 

サビ以降も、恋に恋するハイテンションな歌詞のオンパレードです。

音楽番組などでこの曲の1番だけを耳にした人は、「甘ったるいラブソングか」「ありがちな片思いの曲なんだろうな」、その程度の感想で終わってしまうかもしれません。

明るい曲調も手伝って、aikoの楽曲は往々にしてそういった「早合点」をされやすい傾向にあります。

ところが2番にさしかかると、さほど甘くない物語の展開が見えてきます。

 

あたしの背中越しに見てた
その目の行き先を 香るあの子の
甘い瞳を見ていたの?
甘い仕草を見ていたの?

引用:aiko「二人」

 

好きな人に好きな人がいたことを知らないまま「あたし」が一人勝手に盛り上がっていた事実が明かされました。

これによって「夢中になる前に解って良かった」という出だしのフレーズの伏線がようやく回収されます。

ここで終わればただの失恋物語なのですが、さらにaikoはたたみかけます。

 

あなたはあたしの時を止めた 帰りの道が見えない

引用:aiko「二人」

 

「あたし」の引き返せない気持ちを綴ることによって、「夢中になる前に 解って良かった」というフレーズとの矛盾を浮き彫りにします。

恋の終わりのエピソードと見せかけて、ここからまた新たな物語が展開しそうな含みがあります。

最後に注目したいのがタイトルの「二人」です。「二人」というキーワードは曲のラスト付近でようやく登場します。

 

一緒に撮った写真の中に夢見る二人は写っていたのね

引用:aiko「二人」

 

「二人」は「あたしとあなた」とも取れますが、「あなたとあの子」を指しているという解釈もできるでしょう。

そう考えると、タイトル自体が大変皮肉な響きをもつようになります。

単純そうに見えた物語に奥行きが生まれ、最後に向かって点と点が線でつなるような感覚を聞き手に与えます。

 

このように、aikoの楽曲は大事なことが後半で語られることが多く、甘いと思っていたシチュエーションが途中からじわじわと渋みやエグみを増してくることがあるのです。

さらにタイトルさえもその渋みを増幅させる役割を担うため、物語の全容がつかめた後に改めてタイトルを見ると、これまでとは異なる余韻を味わえるというおまけもついてきます。

物語が展開するうえで重要な部分(2番の歌詞)が歌番組ではカットされてしまうため、aikoの歌詞にある繊細な物語の魅力が伝わらないまま「ありきたりなラブソング」という判断をされてしまうことが多いのです。

 

小説のような歌詞の例②「気付かれないように」

 

もう1曲ご紹介しましょう。

アルバム『彼女』に収められた「気付かれないように」の冒頭の歌詞です。

シングル曲ではありませんが、ベストアルバム『まとめⅠ』にも収録されています。

 

久しぶりに逢ったあなた 照れ隠しに髪を触った
よみがえってくる思い出が 溢れぬ様に大人ぶって

引用:aiko「気付かれないように」

 

「あなた」と「あたし」の関係はこの段階ではっきりとは描かれません。

わかるのは昔好きだった人に再会した場面らしいということだけです。

さらにタイトルの「気付かれないように」が意味するものさえ、曲の前半では明らかにされません。

再会した「あなた」になかなか近況を聞き出せない「あたし」のじれったい思いが、歌詞の緩やかな展開を通して体感できる一曲です。

種明かしは2番のサビの歌詞にあります。

 

勇気を出して笑って問いかけた 今の事 今の彼女
すごく好きだよと照れて髪を触る 昔のあなたを見た
気付かないように 気付かれないように

引用:aiko「気付かれないように」

 

「今の彼女」というフレーズによって、「あたし」が「昔の彼女」であり「あなた」に対して今も抱いている自分の気持ちに「気付かれないように」していることが明らかになります。

シングル曲「二人」と同様、物語の核心部分を後半に取っておくことで、小説のページを一枚一枚めくるような期待を聞き手に抱かせる効果があります。

こうした特徴を持つaiko作品では、最後に行きつくのはたいてい「甘くない」結末です。

入り口の「甘さ」と中身の「渋さ」「エグさ」とのギャップは、まさに恋愛体験そのものであり、そのリアルさが共感を呼ぶのでしょう。

 

このような小説的な展開はaikoの歌詞世界の主要な特徴の一つですが、テレビやラジオではいまひとつ伝わりにくいのも事実です。

一瞬のフレーズに重要な意味合いが込められているため、ぼんやりと曲を聞いているだけでは気付くことができず、歌詞を見て改めて腑に落ちるという場合が多いでしょう。

しかし一度気付いてしまうとクセになる魅力です。

 

音楽といえばダウンロードが主流となった今も、aikoはCDを出すことに強いこだわりを持っています。

「歌詞カードを見ながら聴く」という昔ながらの楽しみ方が、aikoの作品を堪能するうえで欠かせないものだから、というのもCDにこだわりを持つ理由の一つではないでしょうか。

 

以上、このページでは「渋みとエグみ」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説しました。

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① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

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aikoの歌詞世界の魅力をファン歴20年の筆者が紹介!aikoに対して恋に恋する恋愛ソングばかりと感じているとすれば、それは誤解です。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当てaikoの歌詞世界を解説!

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はじめに

実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。ただ、aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

この章ではaikoのイメージに対する誤解を解くため、aikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説いたします。

このページでは恋愛だけじゃない「普遍的な愛」というキーワードからaikoの歌詞の世界の魅力を解説します。

 

aikoの歌詞を読み解くキーワード「普遍的な愛」

 

aikoと言えば「恋愛ソング」というのは誰もが抱くイメージであり、事実その通りです。

しかしそのイメージが行き過ぎると、「恋愛一辺倒」「恋愛の曲しか歌えない」というマイナスな印象を持たれることがあります。

ラブソングは幅広い層の共感を得られるカテゴリーであると同時に、「浮ついている」「軽い」と見られるデメリットもあるからです。

 

しかしこれまでにご紹介した通り、aikoの歌詞の世界はただの浮ついた恋物語ではありません。

しっかりとした重みがあり、物語のような奥行きがあります。

さらに言えば、決して「恋愛一辺倒」というわけでもないのです。

初期の曲こそ、恋愛そのものがテーマになっている作品が大半だったかもしれませんが、その表現方法は彼女が歳を重ねるごとに確実に変化してきています。

恋愛をテーマとしない作品もある、というだけではありません。

たとえ表面上は「恋愛ソング」の形式をとっていても、「普遍的な愛」がテーマとなっている楽曲がいくつも存在します。ここで言う「普遍的な愛」とは、恋愛に限らず家族愛や友情など、大切なもの全てに対して抱く感情と定義しています。

 

 

ここからはまず、「恋愛がテーマではない」aikoの楽曲を例に挙げて、aikoの愛の表現を分析していきましょう。

 

「普遍的な愛」の歌詞の例①「瞳」

 

aikoのアルバム曲の中には必ず「恋愛」というカテゴリーには収まりきらない「愛の曲」があります。

これまでで最も際立っている楽曲は、アルバム曲でありながら、CMにも起用され比較的認知度の高い「瞳」でしょう。

ベストアルバム『まとめⅠ』にも収録されています。以下は冒頭の歌詞です。

 

今頃がんばってるのかそれとも新しい光が
青白い瞳に映ってるのか
間に合うように届けようと遠慮がちに歌います
“Happy Birthday to You”
これから始まる毎日にきっと降り続けるのは
小さくて大きな生きる喜びでしょう

引用:aiko「瞳」

 

「瞳」はaikoが、友人が破水したと聞いたときに出産祝いとして作ったと言われる曲です。

前半部分は明るい祝福の言葉に満ちており、あくまで「赤ちゃんの誕生を祝う」友人の立場から語られています。

ところが、後半に進むにつれて次第に様子が変わってきます。

 

胸や体を引き裂くような別れの日も
いつかは必ず訪れる
そんな時にもきっとあたしがあなたのそばにいる

引用:aiko「瞳」

 

aikoの歌詞の特徴の一つである「死」や「終わり」を意識させるキーワードがここでも登場します。

それと同時に「友人」という語り手の立場が徐々に薄らぎ、より大きな「命を見守る存在」が表れてきます。

 

明日最後を遂げるもの明日始まり築くもの
時が過ぎて花を付けたあなたの小さな心の中に
一体何を残すだろう?

引用:aiko「瞳」

 

一つの出産エピソードから命ある全てのものへ、そしてライフサイクルや命の循環を思わせる表現にまで広がっていきます。

曲の最後は次のような歌詞で締めくくられます。

 

胸を体を頭を心をもがれるような
別れの日も来る
そんな時にもきっと愛する人がそばにいるでしょう

引用:aiko「瞳」

 

この曲は恋愛をテーマとしていないだけでなく、語り手である「あたし」が物語の当事者ですらない特殊な作品です。

言ってみれば、aikoの武器である「恋愛モノ」の枠組みが取り払われています。

これによって、「aikoが曲を通して描きたいもの」がかえって見えやすくなったと言えるでしょう。

「瞳」に描かれているのは「今の幸せ」「終わりへの不安」、そして「不安を乗り越えるほどの大きな愛」です。短く表現すると「大切なもの全てに対する愛」と言えるでしょうか。まさに「カブトムシ」や「シアワセ」で表現されていることと、根底にあるものは同じではないでしょうか。

aikoが多くの楽曲を通じて描こうとしている「大切なもの全てに対する愛」という本質的なテーマは、恋愛という設定があってもなくても、決してぶれることがないようです。

むしろ「恋愛」と「それ以外の愛」を分け隔てなく扱っている、という見方もできます。

「恋愛」というわかりやすいフィルターを通して、伝えたいテーマが繰り返し描かれているのです。この傾向は、aikoが歳を重ねるごとに増しています。

 

「普遍的な愛」の歌詞の例②「ストロー」

▲aiko「ストロー」music video short version 

 

最後に比較的新しいシングル曲「ストロー」の歌詞を見ながら、その特徴を別の角度から確認してみましょう。

 

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように あるように あるように
君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように あるように あるように
初めて手が触れたこの部屋で 何でもないいつもの朝食を
喉を通らなかったこの部屋で パジャマのままでお味噌汁を

引用:aiko「ストロー」

 

ミュージックビデオの演出からもわかるように、この曲の場面設定が「同棲中のカップル」であることは確かなようです。

しかし実際に歌詞全体を見てみると、「初めて手が触れた」という歌詞以外、特別恋愛関係を匂わせるような部分が存在しないのです。

抽象的な表現が多く、二人の関係が恋人同士ではなかったとしてもそれほど違和感なく読めてしまう内容になっています。

それが意識的なものであれ無意識であれ、「恋愛」という設定があくまで形式にすぎないことの表れではないでしょうか。

言い換えれば、この曲において「恋愛」は入り口のとっつきやすさを印象付けるためのもので、本質はそこにないのです。「ストロー」を通して伝えたいことは、執拗に繰り返される「君にいいことがあるように」というフレーズに託されています。

 

こういった「相手の幸せを願う」感情はエゴを越えたものです。

「彼に会いたい」「愛されたい」といった恋愛特有のエゴを離れた、普遍的な愛情こそがこの曲のテーマとなっています。

それはaikoから聞き手に対する願いでもあります。

作り手の内側で完結する「表現」を越え、聞き手への「メッセージ」を存分に含んだ「ストロー」がシングル曲として放たれたことは、aiko史上においても重要な出来事と言えるでしょう。

これがaikoの「変わらない魅力」を支える「深化する歌詞世界」の秘密です。

 

【コラム】シングル「ストロー」がaikoにとって重要な出来事である理由
「ストロー」は恋愛ソングとしての要素よりも、aikoからリスナーへのメッセージ性が強い作品です。こうした作品はアルバム曲にはちらほらありましたが、シングル曲として発表されるのは珍しいことです。これによって「恋愛ソングのaiko」としてのコマーシャル性が最小限に抑えられ、誰もが(恋人に限らず)自分の大切な人を思って聴けるような一曲になっています。あくまで「恋愛ソング」の形式をとっているので「恋愛ソングのaiko」としてのイメージを壊すところまではいきませんが、画期的な出来事だったと思います。

 

入り口の気軽さに対する中身の奥深さのギャップこそ、aiko作品の醍醐味なのです。

「青春真っ只中」の恋愛時代だけでなく、歳を重ねても味わい続けられる魅力があります。

次の章では、そんなaikoの歌詞世界を堪能できるカップリング曲と、おすすめのオリジナルアルバムをご紹介します。

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目次著者

はじめに

実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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