忍者的「人脈術」で営業成功!

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忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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忍者の任務には情報収集が欠かせない。

常日頃から全国各地の情報を集めておき、いざというときに役立てられるようにしておかなければならない。

しかし、現代のようにインターネットはなかったので、方法は限られた。

 

そんな忍者の情報収集方法は2つ。

自分で歩いて回る。

そして、各地に知り合いを作りネットワークを作っておくこと。

 

自分が現地に出向いて情報を集める中で知り合いを増やしていく。

情報収集をする際には、忍者として時には嘘をつくことがあるが、その嘘を信じてもらわなければならない。そのため、普段はお土産や差し入れを持参するなど、誠意をもって接するのである。

旧知の仲になっても季節の贈り物を欠かさないなど、不断の関係づくりがいざという時のために必要なのだ。

また、各地を歩き回るときには芸事を身につけておくことも大切にしていた。忍者が身につけていた芸事は茶道、連歌、俳句、華道、曲芸、手品などである。

そうしてできた各地の知り合いから、直接会うか手紙などでやりとりを行いながら、各地の情報を仕入れる。

各地の知り合いと話すことで、言葉やイントネーション、流行りのことなどを知り、身につける機会となった。

仕入れた情報を元に新たな作戦の展開を考えたりできたのである。

 

 

 

営業に置き換える。各地の文化や社会背景に合った物やサービスでないと営業がうまく進まない、ということがある。

 

各地の情報を仕入れることはとても大切なことだ。

もちろん、関係を続けるためお歳暮を送るなどの不断の挨拶も大切だ。

会社同士での付き合いとしても大事だが、他社の社員とも知り合いになり、人脈を広げておくことは、新たな知見を手に入れられるし、共同事業のきっかけにもなり得る。

企画やサービス提案を他者企業に持ち込むにしても、そこに知り合いの社員が居て、どのような内容のプレゼンをすればよさそうか情報を仕入れておくと有利になる。

 

このように人脈を広げておくということは、忍者も営業も同じく役に立つことである。

現代ではインターネットがあるので、昔よりもはるかにネットワークを広げられる環境にある。

しかし、インターネットが出現したことで不断の関係づくりのための作法や文化は廃れつつある。

関係づくり、ネットワークづくりが社運を握るかもしれない現代だからこそ、忍者然り、昔ながらの関係を大事にするための礼節の文化は真似して頂きたいものだ。

 

 

おわりに

 

さて、「忍者と営業」という題で話を進めてきたがいかがだっただろうか。

忍者の兵法は「間」と呼ばれている。敵と味方の間を行き来して、表にはでない様々なことを確実に成し遂げていく存在という意味だ。

 

この「間」をうまく使えないと、国主は戦に勝てないと言われる。

「間」は一国の運命をも左右するのだ。

ビジネスマンも、働きひとつで社運が変わるということでは、立派な「間」とも言えるだろう。

 

責務の重さがありながら、その働きは表には出ないこともあるだろう。

そんな状況に嫌になることがあるかもしれない。

 

しかし、そんな時は忍者を思い出して欲しい。

忍者も一国を背負いながら、様々な任務を跡形も残らないように遂行してきた。

忍者は名前が残らない方が優秀であった。

 

あなたも忍者のマインド・技術・考えを身につけて、決して目立たなくとも確実に事を成し遂げるビジネスマンになってみませんか?

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

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第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

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忍者の精神統一法で営業成功!

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第1章でマインド、第2章で少しばかりであるが詳細な術を紹介した。

しかし、今まで述べてきたことを実際の営業で活かすにはまだしなければならないことがある。それを第3章では解説していく。

まずは「精神統一法」である。

 

九字真言で営業成功!

 

「臨兵闘者皆陣烈在前(りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん)」という文言を聞いたことがある方は多いだろう。

 

これは九字真言(くじしんごん)と言われ、一種の呪い(まじない)の言葉、つまり呪文でもある。

九字真言は「臨める兵、闘う者、皆、陣を列(つら)ねて、在前(前にあり)」という意味で、わかりやすく言えば神々の軍隊が自分の前方に陣をとって立っているということだ。

 

 

呪文は元来、仏教で使用され、神仏の加護によって病魔や災厄を祓い遠ざけるためにあったとされている。

ただ、忍者においては、心・口・身(しん・く・み)を精神により統一させることが、任務成功には必須という考えがある。呪文を唱えることで、この統一を完成させようとしたのである。

一種の瞑想ともいえるだろう。

 

また、九字真言は呪文を唱えると同時に、手で印を結ぶことで、その効果をより高める。

 

▼九字真言の呪文と手印

 

印にはそれぞれの神の加護を得るための「道具」を象徴していた形がある。

 

呪文と印の対応関係は以下の通りだ。

「臨」・・・ 獨古印

「兵」・・・ 大金剛輪印

「闘」・・・ 外獅子印

「者」・・・ 内獅子

「皆」・・・ 外縛印

「陣」・・・ 内縛印

「烈」・・・ 智拳印

「在」・・・ 日輪印

「前」・・・ 隠形印

忍者にとって印を結び呪文を唱えることは、精神統一の他に2つの目的があった。

1つは神の加護を得て任務を成功させるために行うため、そして2つ目は神の加護といった人外(俗世間の外)の気と一体になるためだ。「人外の気と一体となる」とは、自我を消失させるということでもある。

 

自分の気と人外の気を一体とさせることで、敵対する相手に気を伝える(気合)ことが可能になる。相手に気を伝えることができると相手の気を操作できる。

これが、コミュニケーション術などにより相手をこちらの思惑通りに動かす原理となる。

先ほどの九字真言は、このように術を相手にかける時(自分の気を相手に送る時)の精神状態をつくるためにもある。

そして外に放った気は自分にはね反ってくるとされていて、その気によって自分がやられてしまわないようにしなければならず、護身するための真言と印が他に存在する。

その護身真言と護身印は、相手からの気にやられてしまうのを防ぐ効果もある。

 

 

漫画などで幻術での攻防戦が描かれることがあるが、この気を送ったり跳ね返したりという様子を描いているのである。

 

いかに自分の気で、相手の気を抑えたりコントロールしたりできるかによって勝敗が決まるのだ。忍者は、精神統一することと集中力を高めることで、自分の気が相手の気より勝るようにするのである。

そのため、本番でいかに精神統一状態をつくり、保ちながら任務遂行できるかが重要なのだ。

 

さて、ここで営業の話である。

営業も、準備してきたことや伝えたいことを十二分に発揮するためには、とても集中力が必要だ。

普段より精神統一の方法を身に着けておき、いかなる時もその状態になれるように用意しておかなければならない。

そして、営業に行う前に九字真言を唱えながら精神統一を行ってみる。

九字真言は声に出さずに先に挙げた手印のみで行っても精神統一になる。九字真言を覚えるのが難しい、という方は何か自分で決めた精神統一方法を行ってみてもいいだろう。

いずれにせよ精神統一をすることによって自分の準備してきたことを十二分に伝えることができるようにするのである。

さすれば、神の加護により、営業が成功するであろう。

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相術と五車の術

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忍者の「相手を読む術と動かす術」で営業成功!

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相術で営業成功!

 

忍者は、家屋や城に忍び込む術を身に着けているが、最も重要な忍び込み先がある。

それは、人の心の中である。

人の心の中に忍び込み、その人が秘匿していることを聴きだす。そのようにして人の心を自由に操って意のままにするのである。

そのためには相手の内面を察知し、的確に捉えなければならない。

忍術のひとつに相術というものがある。

これは相手のことを読む術である。

まず、顔相や体格から人柄や性格を推定する。続いて、言葉や所作から出自や身分を割り出す。

これらは先代からの教えや書物に書かれている各地の方言や、相の分類などの知識を日ごろから学んでおくことで、読み取れるようになる。相の分類とは、手相や心理学などである。

これらの相術により、相手と距離を縮め、仲を深める(あくまでフリ)きっかけにする。人は自分のことを理解してくれる相手に対して親近感を抱く。

 

営業においても、相手のニーズをつかみ取るには、相手がどのような文化の中に居るのかを知る方がよい。生活の中に需要はあるからだ。

 

心相を読め

 

商談を進めるのに相手との距離を縮めることが大事なのは言うまでもない。

顔などの外に表れている相を読み取った次は「心相」である。

三大忍術伝書と呼ばれる正忍記には「是は人を賢くして、己はうつけとなる理をいへり。仮初にも出すまじきは、おのれは利口と申伝へるなり」と書かれている。

これは、「人をもちあげて自分はうつけ者(愚か者)となりなさい」ということ。

そして、相手に理のある事を言わせて、感心すれば相手はいい気分になり自慢話を始める。

その時に相手が秘密にしていることの兆しが見つかる。

その兆しを逃さずにたたみかけて質問していけば相手は弱くなる。そして重要な情報が出てくる。

これは感情を利用し、口車に乗せて相手を操るという「五車の術」のひとつである。その中でも上記のような「喜び」を利用している術を「喜車の術」という。

 

このように相手の感情を利用するためには、相手の性格や感受性の偏りを読み取らなければならない。この性格や感受性の偏りを「心相」という。

心相を的確につかむには、己の心相にも偏りがあることを自覚し把握しておかなければならない。

自分の性格を知り、相手の性格を知ることで相手の心の中に侵入できるのである。

 

五車の術で営業成功!

 

営業において重要な場面は、「交渉」であろう。

交渉の場に相手を乗らせるには、基本的に自分が相手よりも優位に立っていなければならない。しかし、優位で無い場合も多々あろう。

そんな時に用いるのが五車の術になる。力や立場で不利な者が、精神的優位に立って交渉する為の術なのである。

五車の術は、先ほどの人間の「喜」以外に、「怒」「哀」「楽」「恐」の5つの感情を利用する。

喜車の術・・・相手をおだて心理的な隙を作る。

怒車の術・・・相手を怒らせ冷静さを失わせる。

哀車の術・・・相手の同情を誘う。

※急患のふり、道に迷ったふり、乞食のふりをするなど

楽車の術・・・相手を羨ましがらせて戦意を無くさせる。物を買い与えて買収する。

※敵が敵の君主を裏切りたくなるほど、報酬をもらっているところを見せつけたり話術で信じこませるなど

恐車の術・・・相手の恐怖心をあおったり、驚かせたりして戦意を無くさせる。

 

読み取った相手の心相に合わせて使い分け、相手の本心や情報を引き出す。

まず相手の本当のニーズをつかむ。そして自社の商品やサービスを使うことが、相手にとって「快」「楽」「不快からの回避」「不安解消」につながるよう話をすすめれば、きっと商談は成立するであろう。まさに五車の術のように。

忍者は古来から日本に存在する「交渉人」でもあるのだ。

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はじめに 〜私と忍者〜

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第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

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忍者の「陽術と陰術」で営業成功!

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陽術と陰術

相術と五車の術

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忍者にとって忍術とは、重要な情報を集める任務を果たすために必要なものだ。その忍術には大きく分けて“陽術”と“陰術”があり、情報収集はこれら2種類の忍術を使い分けて行われる。

 

▼陽術と陰術

陽術 陰術
人前に出て情報収集 人目につかず情報収集

 

陽術

 

白昼堂々と敵や人の集まるところに紛れこみ情報収集を行う忍者を「陽忍」と呼ぶ。陽忍が主に使う術を「陽術」という。

陽術は人の中に自然に紛れ込み、かつ忍者とばれないで情報収集をする術である。

つまり陽術における肝は、任務完遂まで「忍者とばれない」ことである。

忍者とばれたら、すべてがお終いになる。

会話一つからも怪しまれないように、日々全国の言葉を学んだり、習慣を知るための人脈を広げたりしている。

そして、陽術を身につけるための鍛錬を日々積み重ねている。

陽術の術名としては、「虚無僧」「出家」「山伏」「商人」などに扮する「変装術」、敵地の武家屋敷に味方の女忍者をあらかじめ潜入させておく「くノ一の術」などがある。

 

 

ちなみにくノ一の術では女中という形で雇われたり、屋敷の前で「お腹が痛い」などと急患のふりをして助けてもらったりして潜入する。

自分が紛れ込むだけでなく、敵地の人間を味方にして利用する術や、敵の忍者を迎え入れて情報を引き出す術もある。

危険だが「弛弓術(しきゅうじゅつ)」というあえて敵方に捕らえられる術もある。

さらに捕らえられ敵将から二重スパイになるよう勧められたとき、承諾して敵側に寝返る。

しかし、それは偽りの寝返りであり、情報を集めておいて、時が来たらまた元の味方に戻るのである。

つまり陽術と言うのは、その身をさらすことで「相手にとって有益/無害な存在である」というメッセージを伝える技法であり、またそう信じ込ませるための環境づくりだ。

これは、まさしく営業活動そのものと言える。

 

陽術で営業成功!

 

忍者と違って現代で身分を隠すことは怪しさ満点の行為でしかなく、営業では、会社名や肩書、部署名などを公にさらして活動する。

ただ、身分をさらしているのは「欲しい情報を手にいれるため」でもある。現代的計略と言える。

営業活動において取引先にしたい会社のイベントや、合同展示イベントなどに参加したり、可能であれば他社と共同で事業展開を行ったり、といったことも広い意味での「営業活動としての陽術」である。

 

陽術の中に「略本術」といわれる術がある。

略本とは「基本的なことは省略する」こと。つまり略本術とは忍者の基本的な技術・知識として心得ておくべきものなのである。七カ条あるので紹介しよう。

1、敵方の陣地の様子、物頭・奉行・近習・使番などの氏名・住居などをよく調べて、覚えておくこと。
2、敵方にそむいて浪人となった者、出入りの商人、職人、猿楽などに近づき、敵状を調べておくこと。
3、自分の生まれを偽るために、他国の風俗・方言・地勢に関してよく知っておくこと。
4、さまざまな国の城主の偽印・筆跡・花押をならっておくこと。
5、仮妻・仮子をともなって行くこと。
6、味方との連絡方法や合図をよく決めておくこと。敵の合言葉・合印を知りおくこと。
7、胴衣・肩衣などを多数ほど色染めにして持ち歩くこと。

略本術で多く書かれていることは「相手のことをよくよく調べ上げなければならない」ということである。

そして、相手の立場に立ちきれるかが、成功失敗の岐点になるということだろう。

相手の立場に立つには相手の文化や置かれている状況、相手の性格や認識傾向など相手のことを事細かく把握することが必要なのである。

 

陰術とは

 

さて、次は陰術である。

人目を避けて塀や壁を超えて忍び込み、ひそかに情報を得る忍者を「陰忍」と呼び、陰忍が使う術を「陰術」という。

陽術に対して陰術は、姿を隠して敵の陣地・屋敷・城郭に忍び込む術であり、一般的な忍者のイメージとしては定着しているであろう。

 

 

こちらは、現代においては違法侵入罪で問われてしまう類の技である。

防犯と犯罪の技術が表裏一体であり、あとは使い方次第ということと同じで、その時世によって善悪が変わる。

陰術の伝えでは、敵陣地に忍び込みやすく情報を得やすいタイミングの心得があり、それを「忍び入りの好機」という。

・祝言当日の夜、もしくは翌夜。
・病後の夜。
・遊興の夜。
・隣家に事件があった日の翌夜。
・死者がでて近親者が悲しみにくれた日と、それから二、三日の夜。
・雨風の強い夜。
・騒動のあった日の夜。

このような時を指す。

これらのタイミングが営業にどう活かせるか?

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺の意味に近いものがある。

世間の動きを捉えることで、ある商品が売れたり、ある事業が必要になるタイミングが発生するので、そのタイミングを逃さないように構えておくことが大切ということ。

世間に動きがないように見えているだけで本来この世は常に変化しているので、動きがないように感じる・思える時はその要因を探るのだ。

このように忍者の陰術を使うタイミングから営業マンは学べることがあるのである。是非、忍者に負けないくらいのグッドタイミングで営業をかけてもらえればと思う。

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忍者的「信じる」力で営業成功!

 

忍者の「忍」という文字は「刀」と「心」とで作られている。

この意味には諸説ある。その中のいくつかを紹介する。

 

・心に一本の刀を当てて決断する精神性

忍術書「当流奪口忍之巻註」によれば、「忍」とは心に一本の刀を当てて決断する精神性を表しているという。

もちろん、心に刀を当てるときの<刀>とは、物体としての刀を表すのではない。

忍者はどんなことが起きても慌てたり動揺したりせず、冷静沈着に対処して任務を遂行しなければならない、という意味を表しているのである。

 

 

・生を忍ぶ(耐える)

さらに忍者は、死ぬほどつらいことや恥ずかしいことがあっても死を選ぶのでなく、生を選ぶことが大事とされていた。

忍者の「死ぬほどつらいことや恥ずかしいこと」とは、敵に捕らえられ、敵からの脅迫行為や任務失敗した者として名を世に広められることなどである。

生を忍ぶ(耐える)という意味も「忍」という字は表している。

 

・邪欲や怒りを刀で切断する

その他にも、忍者は我欲を出してはならず、仕えている主君のために、その任務を果たすことが最重要だと信じきっていた。

任務を果たすのに、我欲、怒りなど感情の高ぶりは邪魔になる。

邪欲や怒りが生じたとしても、刀でそれらを切断することで元の心に戻るという意味も「忍」に込められている。

 

このように「忍」という字の意味にも表されるように忍者は自己コントロールをとれるようにならなければ本当の忍者ではないとされていた。

自己コントロールし、余計な思考や邪念などは一切取り払い、また成功するか失敗するかどうかと迷わず、心身を一致させていれば自ずと任務は果たされるということなのだ。

時には、計略のために、虚実を混ぜ情報を引き出したい相手と会話をすることもあった。

その際に、動揺が外から見えたり感づかれるといけない。任務遂行の際に想定外のことが次々に身を襲ってきても「堪え忍ぶ」ことが大事だったのだ。

「任務遂行上で想定外のことがあっても動揺しない」という状態は、営業然り、その他にも何か事を成そうとするのであれば、身に付けたい状態であろう。

 

営業の「刀」は自社サービス

 

忍者でいうところの<刀>は、営業で言えば、「開発した商品やサービス」と言うことができる。

それらに対して絶対的な信を置くこと。

商談相手がどんなことを言ってきても動揺せず冷静に返すこと。相手に契約してもらうことが任務であれば、そのことだけを見据えておくこと。

そうした精神状態になりきったら、あとは自分の心に素直になるのだ。

営業をやり始めて間もない方は、正解の方法を知ろうとしたり、考えたりするかもしれない。

しかし、大事なのは自分の心身のあり方である。

心と体が不一致だと、思いを具現化させるのは難しい。自社サービスに不安ごとを抱えたままの状態では、その迷える気が伝わる。

最悪、不安ごとはあってもいいのだけれど、それが相手に見えないように、あるいは伝わらないように心身を理想状態に持っていくということである。

忍者は心身を理想状態に持っていくために印を結び様々な文言を唱える。また、気を操る「気合術」の修行をしている。

現代で言えば「コーチング」の手法のように自分の思考や感情、行動の癖を自己理解し、いい状態に修正をするようなものだ。

つまり準備を万全に行っておくのだ。

ただ、それらのテクニカルな事をやった上で忍者も大事にしていたのは「信じ切る」ことだったと私は考えている。

信じ切るために、忍者は修行を重ね、信じ切る状態にいつでもなれるようにしていたのだろう。

営業においては万全の準備を行っておき、「この商品をこの人は買う」と信じ切っていれば、「買わない」につながる要素をどんどん除こうという会話や行動になる。

その動きに不自然さが出たらば怪しまれ、商品購入にためらいを生じさせてしまう。そのためらいが生じないように、いかに自然に動けるかがカギだ。

 

物事がうまく行く時は、何も支障になることがないため、拍子ぬけするほど手触りがない。

手触りがないため、すぐには実感できないかもしれないが後からじわじわと修行の成果を感じることができるだろう。

ぜひ、みなさんも万全の準備をして、信じ切ってみて下さい。

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忍者的「信頼」で営業成功

 

「忍者のイメージと『信頼』という言葉は少しそぐわない」と思う方もいるかもしれない。影や闇、といったイメージがあるからだ。

しかし、忍者にとって「信頼」はとても重要だ。

忍者が任務を行うのは仕えている主君のためである。

主君と忍者の主従関係には信頼が不可欠だ。

主君と忍者は互いに優秀でなければ戦には勝てないと理解している。そのため、日常的に意見を交わし合うことで戦友としてのパートナーシップを高めていた。

 

疑い合う関係では物事が進まないのは今昔の人間であっても変わりはない。

使い捨てにする主君に仕えたいとは忍者も思わないし、賢い主君であるればあるほど、信頼のおける忍者を使わなければ戦に勝つことはままならないことを、重々承知していた。

また、忍者集団内でも中から裏切り者が出ないように信頼関係を日頃から作っておかなければならなかった。

さらに、味方忍者に紛れ込んだ敵のスパイ忍者を発見するためにも、味方同士の信頼関係が重要になる。

 

ただ、忍者が持っている秘密の情報を狙うものは多く、自分以上にやり手な忍者が身の回りに潜んでいる可能性は常にある。そのため、忍者は半信半疑の姿勢を常にとることにしている。

半信半疑の姿勢はとるものの、「疑」の方を相手から見られないように様々な工夫をしていた。

その工夫とは言葉遣い、態度、所作など、体の外に表れる事象全てを意識することだった。

 

そのようにして「疑」を持ちながらも味方ではない者に対してでさえ「信頼」を生み出すことができるところに忍者のすごさがある。

忍者が敵陣地に乗り込んで、情報を人から引き出すとき、相手に安心感を与え相手と自分の間に信頼を生まなければ、質の高い情報は手にいれられない。

 

 

そのため、忍者は相手の性格を読み取る術(相術)を身につけていた。

※具体的な術名については第2章で紹介。

 

また、庶民や敵に近づき怪しまれず情報を引き出すため、芸者などに変装をした。その変装した者の姿になりきるために、芸事をマスターし言葉使いも徹底していた。

時として、奇術(現代でいうマジックや手品)を見せ、庶民の注目を集め魅了した。これは教祖のような立場になることで、自分の言うことの信憑性を高めるのに役立ったり、庶民に紛れた敵の者を反応の違いなどから探り当てたりするのに効果的となる。

また、自分の言うことを信じさせ話題を広め、庶民の間や敵内にちょっとした混乱を生じさせもした。広める話題は“敵国の城主に関するデマ”“「敵方が侵入してきた」などのデマ”が多かったという。

その状況から浮き彫りになる重要な情報を集めるという方法をとった。

 

 

忍者はこのように多くのコミュニケーションの取り方を会得し、体現し、「信頼」を生み出して任務を遂行していた。

これらの行為を実践し成功させるためには、日々の勉学や鍛練が必要だ。

信頼を生み出すということは簡単なことではない。

 

営業でも「信頼」の鍛錬を

 

これは、営業でも同じだ。

営業相手にとっては商談の成立とは「貴重な資金を出すこと」なのだから、判断は慎重になるだろう。

販売内容の信憑性・効果…など、あらゆる検討をするだろう。「大事な情報漏洩につながらないか」ということも考えるだろう。

 

そういった懸念事項をクリアし、営業先からの信頼が得られなければ、商談は進展しないし、成立もしない。

さらに「パートナーとして継続的に付き合っていきたいか」という長期的な信頼を得ることができるかも問われている。

忍者の鍛練同様に、信頼を得るためにできることは事前に行っておくことを忘れてはならない。

 

例えば、営業に行く前に相手のことを知る。情報を集める。相手の求めているものは何かを研究する。営業中の相手からのメッセージを受けとるためのコミュニケーションについて学ぶ。などである。

また、営業本番で、自分の気持ちが乗らない場合であっても、信頼を生み出す技術を持っておくことで「できる営業マン」に近づくだろう。

必ずしも成功率100%ではないが、「努力すると得られる信頼」により成功率が上がるのも事実だ。

最近では、社外の社員と交流し、情報収集することで新しい販路を見つけたり開発へとつなげるというスタイルもある。

この関係も、相手が「自社にとって不利益にならない」という信頼を抱いていないと進展しない。

忍者にとっても、営業にとっても、「信頼」とは任務を果すために必要不可欠な要素なのである。

『忍者から学ぶ営業の極意』目次へ  (全8ページ)

目次著者

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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はじめに 〜私と忍者〜

Webon紹介目次著者

忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

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皆様、はじめまして。

この度、「忍者が知ってる営業の極意(仮)」を書かせて頂くシータでござる・・・いや、シータだ。

私にとって忍者は「生き方のお手本」とも言える。

幼少期に「忍空」から忍者の自然との親和性を知り、「忍たま乱太郎」でファンタジー性のないリアルな忍者の姿を知った。

▼漫画「忍空」

筆者注※「忍空」では龍の力を借りて技を出すシーンがある。龍は東洋の考え方では「自然界の気の流れ」の象徴。忍者は自然界から気をもらい、力を高めるということを忍空から知った。

▼忍たま乱太郎

筆者注※「忍たま乱太郎」に登場する術や人の設定からはリアルな忍者の姿を知ることができる。元々農家などが必要に応じて忍業をしている姿や、ファンタジー性のない忍術が当作品では紹介されている。

 

幼少期~青年期にかけて、あらゆる武芸ができる忍者の姿に憧れ、独自に修行をしていた。

道端に落ちてる木やゴミを武器に見立ててトレーニングしたり、護身術のように「今、右手をこうつかまれたらどう逃げるか」といったシュミレーションをしたり、手を使わず一日過ごしたりした。

 

 

大学進学か忍者村(三重県の伊賀忍者博物館)に就職かで悩んだ時期もあった。

そんなある時、忍者の何が好きなのか改めて真剣に考えてみた。

出た答えは

〈表に出ることなく自身の任務(人生の使命)を全うすることに全力を注ぐ生き様〉

ここに惚れたのである。

 

 

最近、海外観光客をメインに忍者の人気が高まっているが、基本的に忍者は過去の存在として見られている。

忍者も忍術も現代には「必要はない」と思われがち。

しかし、私はそうは思っていない。

実は忍術は現代人にとって、とても重要な能力を備えていた。

それは「人」に関する術で、現代でいうところのコミュニケーション術だ。

忍者は、人の心理や性格などを正しく把握し、それを利用して情報を引き出したり、心理的操作をすることで任務を果たすことがある。

そのため、コミュニケーション能力にとても長けていたのだ。

 

私は、忍者が駆使するコミュニケーション術その術を使うための精神性は現代においても通じると思っている。むしろ現代では必須とすら思っている。

現代のような複雑な社会の人間関係では、緻密なコミュニケーションを駆使しながら物事を進めていく、思いを形にしていく必要がある。このような社会では忍者の術や精神性はとても参考になる。

 

この度、Webonで忍者について書かせていただく機会を頂いた。

皆さまに忍者の真の姿を伝えたいと考えた。

いつまでこのサイトで書き続けることができるか分からないが、忍者の如く姿を変え声を変えてでも「皆様にとって身近なこと」と「忍者との関係」を絡めながら伝えていく次第だ。

まず今回のWebonのテーマは、営業と忍者だ。

ビジネスを行う上で営業活動は基本的に必要になるが、成果を確実に出す方法に正解はない。

日々ビジネスマンは頭を悩ませているであろう。

忍者も、あらゆる情報を駆使して任務成功を果たさなければならず、日々頭を悩ませていた。

その忍者から学べることを紹介して、皆様の任務成功の一助となれば幸いである。

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はじめに

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第1章 忍者マインドで営業成功

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90年代ジャニーズの魅力を伝えたい理由

Webon紹介目次著者

ジャニーズファン歴25年で『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?』の著者であるシン氏が90年代ジャニーズという存在を紐解く!「少年隊」「光GENJI」が築いたジャニーズの礎とは?「SMAP」「V6」「TOKIO」「KinKi Kids」の軌跡とおすすめ楽曲をジャニーズと共に青春を過ごしてきた筆者視点で語る!

『90年代ジャニーズ入門~ファン歴25年が語る~』(全15ページ)はこちらから!

著者:シン アキコ

30代前半女性。ジャニーズファン歴25年。70年代、80年代、90年代の邦楽を愛している。著書『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?: J-POP愛して25年の著者がヒット曲を徹底分析 (Webonブックス) 』

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90年代ジャニーズの魅力を伝えたい理由

 

私には2つの疑問があります。

なぜ日本には「ジャニーズファン」ということが恥ずかしいことであるような、隠すべきことであるような風潮があるのでしょうか。

あれだけのヒット曲を持ち、ミリオンセラーを売り上げ、社会現象までも巻き起こしたジャニーズが、なぜひとつの音楽ジャンルとして認められていないのでしょうか。

かくいう私も、ジャニーズファンであることを公にしてこなかった一人です。

 

あくまで個人的見解ではありますが、世間の風潮ではジャニーズファンに対して偏見を持っている方もいると思います。

「ジャニーズファン=顔ファン、イケメン好きという偏見」
「音楽番組の番協にみる黄色い声援=歌を聴いていない、マナーがないという偏見(番協はあくまで「協力」であり、タレントのパフォーマンスを盛り上げるため、事務所の指示のもと行うもの。事前に集合し、振り付けや合いの手、声援の練習を行います)」
「世間的には『ジャニーズは音楽じゃない』という認識がある」

このようなイメージから、なかなかジャニーズファンであると公にできない方も少なくないはずです。

 

私も「好きな音楽は?」と問われたとき「ジャニーズ」だとか「光GENJI」だとか「KinKi Kids」だと答えることはありませんでした。

しかし、ふと思ったのです。本当に、ふと。

ジャニーズファンであることの、なにが恥ずかしいのだろうかと。

ジャニーズはカッコイイ。顔だけじゃない。音楽も、パフォーマンスも、すべてカッコイイ。だから好き。それの何が悪い。何が恥ずかしいのだろうかと。

「ジャニーズを見つけた自分を誇れないことのほうが恥ずかしい」

そう気付いたとき、ジャニーズの素晴らしさを伝えたい、分かり合いたい、そういった衝動に駆られました。

そしてライターとして、音楽を愛する者として、ジャニーズの音楽の魅力をぜひ伝えたいと思ったのです。

なかでも80~90年代はジャニーズが著しく活躍、そして飛躍を果たした「黄金時代」と呼べるでしょう。

そして、90年代は私が青春を過ごした時期であり、リアルタイムで彼らの活躍を目の当たりにしてきました。

そこで今回は、音楽的な視点を交えつつ90年代ジャニーズの魅力をひも解いていきます。「ジャニーズ」という文化や楽曲の魅力を知れば、ジャニーズをもっと好きになることでしょう。

 

まずおさえるべきは「デビュー曲」

 

誰もが知るジャニーズのヒット曲、知る人ぞ知る隠れた名曲、ジャニーズの音楽の裏にはたくさんの著名な作家の存在があります。

とくにそれぞれのデビュー曲は、ジャニーズを知るにはまずおさえるべき彼らの象徴的存在です。

思い出してみてください。

もちろん過去の映像でもかまいません。

 

きっと誰の想い出にも「仮面舞踏会」でバック転を決める少年隊、

ローラースケートで「STAR RIGHT」を舞い踊る光GENJI、

カメラににらみをきかせ「DAYBREAK」を鳴らす男闘呼組の姿があることでしょう。

 

音楽番組氷河期にデビューしたSMAPの「Can’t Stop!! -LOVING-」はどうでしょう。

国民的スターに登り詰めたSMAPの野心とプロ根性は彼らの魅力であり、恵まれなかった不遇のデビューもいつしか伝説に変えてしまいました。

本格派のバンドスタイルでデビューしたTOKIOの「LOVE YOU ONLY」はフジテレビ系アニメ「ツヨシしっかりしなさい」の主題歌にも起用され、老若男女問わず愛されるTOKIOに相応しいキャッチーな曲。

いわゆる「バレーボールデビュー」の先駆けとなったV6の顔ぶれには、当時のジャニーズファンはみな驚いたはず。

※バレーボールデビュー…「ワールドカップバレー」のスペシャルサポーターとしてジャニーズの新グループが結成され、デビュー曲が大会テーマソングになるという流れはジャニーズファンにおいて四年に一度のおきまりとなっていた時期がありました。

流行していたユーロビートに乗せたダンサブルな「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、今も変わらぬダンスとアクロバットでファンを楽しませてくれる彼らの代名詞といえます。

当時、日本中の女の子が恋をしたKinKi Kidsのデビューは、約5年ものあいだ今か今かと待ちわびたもの。

そして山下達郎&松本隆による名曲「硝子の少年」と『A album』の同時発売という異例の形で期待に応えました。

彼らは現在に至るまでシングルチャート初登場1位のギネス記録を更新し続け、「あのころの女の子たち」はずっと彼らを見つめ続けています。

 

このWebonではそれぞれのデビュー曲についてもご紹介していきます。

また各グループの色…ファンタジック、等身大、アクロバティック、アーティスティック…彼ら自身の輝きを最大限に際立たせる曲、コレオ、演出。それらを作り上げた影の存在についても触れていきたいと思います。

 

ジャニーズには歴史、美学、ロマンがある

 

ジャニーズは、世界にたったひとつ日本にしかない文化です。

「ジャニー喜多川」という若き青年が見た夢を、同じくショービジネスを志す若者たちが未来へと繋いでいく。

そこには歴史があり、美学があり、ロマンがある。

ジャニーズの世界で生きることを決めた少年たちは、レッスンに舞台にコンサートにと、日々エンターテインメント道をまい進していきます。

 

普通の男の子としての青春はそこにはないでしょう。

でも、ジャニーズだからこそ見える景色がきっとあるのだと思いますし、そうであってほしいと願うファン心もあります。

彼らの青春が、光り輝く照明とペンライトの波で彩られますようにと。誰よりも幸せな景色がその目に映りますようにと願っています。

 

そして私はいくつになっても、彼らを輝かせるペンライトのひとつでありたい。

これまでの人生で、さまざまなジャニーズグループのコンサートを鑑賞しました。

どれをとっても忘れることのない、私の青春をたしかに輝かせてくれるものです。

彼らが歌い、踊り、駆けまわり、笑って泣いた。

私は、彼らの名を呼び、胸をときめかせ、笑って泣いた。

それが私の、私たちの青春でした。おこがましくはあるけれど、彼らと私たちの宝物のような青春。

そんな時間が、季節が、彼らにとっても生涯すばらしい記憶でありますようにと願っています。

ところどころ、想い出話の蛇足があるかもしれませんがどうぞ温かい目でお付き合いください。

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ジャニーズブームの歴史 ~90年代ジャニーズを理解する~

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ジャニーズファン歴25年で『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?』の著者であるシン氏が90年代ジャニーズという存在を紐解く!「少年隊」「光GENJI」が築いたジャニーズの礎とは?「SMAP」「V6」「TOKIO」「KinKi Kids」の軌跡とおすすめ楽曲をジャニーズと共に青春を過ごしてきた筆者視点で語る!

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著者:シン アキコ

30代前半女性。ジャニーズファン歴25年。70年代、80年代、90年代の邦楽を愛している。著書『なぜ90年代J-POPはあんなにアツかったのか?: J-POP愛して25年の著者がヒット曲を徹底分析 (Webonブックス) 』

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90年代には、SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kidsという誰もが知る人気グループが続々とCDデビューを果たしました。

90年代当時は、活動しているジャニーズグループの母体数そのものが少なく、メディアの数も媒体も現在とはまるで異なります。

そういった要因も関連してか、2019年現在よりもメジャーな立ち位置に「ジャニーズ」は君臨していたように思います。

しかし、90年代の音楽界、あるいはアイドル市場において「ジャニーズ」の人気を不動のものとしたのは、85年デビューの少年隊、87年デビューの光GENJI、88年デビューの男闘呼組の存在と功績。

彼らの活躍と魅力を語らずして、90年代のジャニーズを語ることはできません。

 

ジャニーズ簡易年表

▼ジャニーズ簡易年表

年月 出来事
1968年9月 フォーリーブス「オリビアの調べ」でレコードデビュー
1985年12月 少年隊「仮面舞踏会」でレコードデビュー
1987年8月 光GENJI「STAR LIGHT」でレコードデビュー
1988年8月 男闘呼組「DAYBREAK」でレコードデビュー
1991年9月 SMAP「Can’t Stop!! -LOVING-」でCDデビュー
1994年9月 TOKIO「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー
1995年11月 V6「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビュー
1997年7月 KinKi Kids「硝子の少年」、アルバム『A album』でCDデビュー

 

80年代デビューのジャニーズ

少年隊

 

1985年12月「仮面舞踏会」でデビューした少年隊は、まさにジャニー喜多川氏の夢を具現化したともいえる存在。

フォーリーブスの時代から脈々と息づくジャニーイズムは、少年隊を持ってひとたびの完成を見せたといえるでしょう。

彼らは高い身体能力と表現力を武器にミュージカルでも活躍をみせました。

 

【コラム】ジャニーイズムとは

私の主観ではありますが

  • 歌って踊る
  • オリジナルの新しさ(アイデア)がある
  • 美男子である
  • 歌、ダンスにストーリー性がある
  • 数分間のミュージカルである
  • 見て楽しめるものである

といったものにジャニーイズムを感じます。ジャニー喜多川氏自身、ミュージカル映画「ウエストサイドストーリー」に感銘を受け、エンターテインメント事業の道を進んだとのこと。歌って踊る、ストーリー性がある、見て楽しむエンタメこそジャニーイズムであると思います。

 

光GENJI

 

少年隊がデビューしてから約2年後の1987年8月に「STAR LIGHT」でデビューした光GENJIは、まさに「国民的スーパーアイドル」の代名詞的存在。

日本中の少年少女が彼らに熱狂し、社会現象をも引き起こした伝説のアイドルです。

彼らの逸話は今も語り継がれ、現役時代を知らない世代にも「光GENJI」の名やヒット曲が息づいていることでしょう。

少年隊の系譜を引き継ぎ「ジャニーズ=歌って踊れるアイドル」の定説を守りながらも、ダンスや楽曲のジャンルはまるで異なるもの。

少年隊の次に光GENJIが現れたことで、ジャニーズが持つアイドルとしての幅の広さを見せつけました。

 

男闘呼組

 

光GENJIのデビューの翌年に「DAYBREAK」でデビューした男闘呼組は、当時のジャニーズでは初のバンドスタイル。

デビュー当初こそ当てぶりであったものの、次第に自分たちでの演奏や楽曲制作を行うようになります。

主にメインボーカルをとっていた成田昭次、高橋一也の歌唱力は「ちょっと歌がうまいアイドル」の域を超え、それぞれに味をもつホンモノ。

彼らもまた、ジャニーズの表現を広げた存在です。

ジャニーズで音楽ができる。

バンドができる。

ロックができる。

男闘呼組が作ったその実績は、のちに続く少年たちの夢を広げました。

 

実際、SMAPは男闘呼組のカッコよさを何歳になっても少年のような瞳で話していましたし、KinKi Kidsはデビュー前のコンサートで男闘呼組の曲をよくカバーしていました。

ジャニーズアイドルが憧れるアイドル、それが男闘呼組でした。

たとえ未来のアイドルを夢見る少年たちであっても、素顔は思春期真っただ中の男の子。

「男らしさ」「不良っぽさ」への憧れはあって当然でしたでしょうから。

 

後継というわけではありませんが、94年にはTOKIOがバンドスタイルをとるアイドルとしてデビュー。

歌って踊らずとも「ジャニーズ」が成り立つ、男闘呼組の作った功績は大きいと思います。

 

3のグループが作った礎

 

この3つのグループには、それぞれ異なる色があります。そしてそれぞれの色が、ジャニーズの礎を作り上げました。

歴史あるジャニーズ事務所ですから、さらに遡れば数多くのアイドルやタレントが存在します。

メディアは多様化し、ブームは目まぐるしく変化する。

当然、時代によってアイドルの位置づけや、求められるスタイルは異なっていきます。

少年隊・光GENJI・男闘呼組。

彼らは、TVがメディアの主流であった時代に「ジャニーズアイドル」の可能性を見せつけた存在です。

ジャニーズはこんなことができる、と。

ジャニーズは、目で見、耳で聴き、ファンも一体となって楽しむ総合エンターテインメントであると。

近代ジャニーズに教科書があるならば、彼らはその1ぺージ的存在であると思うのです。

 

【コラム】それまでのジャニーズの傾向

私の主観ではありますが、それまでのジャニーズの傾向は…

  • 人気を得たグループはあったものの、社会現象や国民的アイドルには至らなかった。ブームまでは起こせず、短命であった。そのためソロへの移行や俳優への移行も多かった。
  • ソロ歌手は数名、爆発的人気を得た。しかし冒頭で述べたジャニーイズムを引き継ぐ存在ではなかった。
  • 高いダンススキルやパフォーマンス(見る)よりも歌唱(聞く)に長けていた。

というものがあったと考えます。

 

そして彼らのバックダンサーをつとめてきたメンバー、彼らの活躍を間近でみてきたメンバーが90年代に入り続々とデビューを果たします。

今回語るのは主に彼らのお話ですが、90年代ジャニーズの魅力をより深く味わっていただくには、やはり「ジャニーズの歴史」について知ることが不可欠なのです。

 

ジャニーズがいつの時代もスターだった理由 ~歴史や定義を守り次世代にバトンをつないでいく~

 

なぜジャニーズはいつの時代もスターだったのか。

ジャニーズという歴史や定義を大切にしながらも、時代の流れに敏感かつ柔軟であったことが、ジャニーズの成功の秘訣であると私は考えます。

ジャニーズアイドルたちは、いつの時代も先輩アイドルの曲を歌い継ぎます。

フォーリーブスの「ブルドッグ」「踊り子」といったジャニーズ創世期の楽曲も、令和を迎えた今なお歌い継がれている。

アレンジやパフォーマンスを時代によって変化させながら、先人の楽曲を繋いでいく。ジャニーズはそうして歴史を紡いできました。

 

ジャニーズの定義、それは「エンターテインメントであること」そして「アイドルであること」。

観る者に夢を与える、非日常へと連れていく、いつも笑顔で全力のパフォーマンスを見せる。

それが、ジャニーズイズムの基礎であり、ジャニーズ事務所に根付いたアイドル精神であると考えます。

そんな歴史と定義を大切に守り、次世代へバトンを繋いでいく。

その上で、ジャニーズは流行や時代の変化に実に柔軟なのです。

 

ジャニーズは流行や時代の変化に柔軟

 

音楽氷河期にデビューしたSMAPは、バラエティや体当たりの企画にも果敢に挑戦しました。

ジャニーズアイドルの領域をきちんと守りながらも、彼らは「手の届く存在」へと降りてきてくれた。

アイドルは、実際には手が届かない存在です。けれどファンタジーの住人ではない。

同じように毎日を生き、同じように年齢を重ね、悩んだり苦しんだりもする。

そういった等身大の姿を見せるというのは、80年代のアイドルブームやアイドル神話の去ったJ-POP界を生き抜く上では得策であったといえます。

 

また、当時流行していたユーロビートを積極的に取り入れ、ダンスの近代化を図ったのはV6。

ジャニーズが旧来踊ってきたシアター系のしなやかなダンスを抜け出し、ロックダンスやブレイクダンスといった新たな魅せ方を極め、アクロバティックな高いパフォーマンス力を見せつけました。

 

関西弁を話すアイドルというのも、当時はたいへんめずらしかったこと。ジャニーズは、KinKi Kidsに標準語を話すことをあえてさせませんでした。

 

今でこそ当たり前のことですが、新しい「当たり前」、後世にとっての当たり前を作るのは、いつの時代もジャニーズでありジャニー喜多川であったのではないかと思います。

90年代も後半に近づくと「いつも笑顔のキラキラ正統派アイドル」というスタイルはやや時代遅れとなっていきます。

バンドブームや洋楽、ヒップホップやR&Bといった多様な音楽スタイルがヒットチャートにのぼるようになるとますます世の「カッコイイ」は多様化していきました。

ここでもジャニーズは「正統派アイドル」の核を守りながら、流行を敏感にキャッチし柔軟に変化した。

「カッコイイ」の形をうまく時代の波に乗せ変化させることで、90年代もトップアイドルであり続けた。

そうして、ミレニアム以降のジャニーズへとバトンを繋いだのです。

 

ひとつひとつのグループに味があり、歴史があり、色がある。

それを読み解くことで「ジャニーズという文化」を俯瞰でみる面白さがあることを知っていただきたいです。

このページに続く第2章では80年代に活躍した「少年隊」「光GENJI」の2つのグループについてさらに解説してまいります。80年代の彼らの活躍を知れば、90年代ジャニーズについても理解が深まることでしょう。

そして第3章では、90年代を彩ったジャニーズアイドルの軌跡、ヒット曲を読み解きながら、ジャニーズという文化の魅力を解説していきます。

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忍者的「逃げるが勝ち」で営業成功!

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忍者村と一般企業への就職で迷っていたという筆者・シータ氏。そんなシータ氏が送る忍者から学ぶコミニュケーション力シリーズ!日本の人気者、忍者が実は現代のビジネスマン、特に営業マンに使えるマインドや術を使っていた!?仕事を頑張るあなたも、忍者が好きなあなたも必読のWebonです!!

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はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

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著者:シータ

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忍者マインド「逃げるが勝ち」

 

「逃げるが勝ち」という言葉がある。

日本人は「逃げることは恥」という価値観を持ちやすく、それが故に辛い会社・仕事を辞められなくなることもあるほどだ。

しかし、日本人の中で「逃げるが勝ち」を重要な価値観としていた者が昔から存在していた。

それが「忍者」である。

忍者は任務を達成するために「逃げること」を重視していたのである。

 

戦国武士の心得を書いた『軍法侍用集』という書には

忍びに行く人の心得として忍は人から離れて逃げることを恥と思う必要はない

という内容が書かれており、また忍びの心得を詠んだとされる『義盛百首』には

敵に見つかれば逃げて帰るのが勝ち

と書かれている。

 

忍者にまつわる書物はいくつかあるがその中で共通して書かれていることがある。それは「忍者は主君が戦に勝つために必要な情報収集をすることが第一の職務である」ということ。

忍者の任務遂行にあたっては、敵の城に忍び込み偵察を行ったり、情報を持っている者と接触したりと様々あるが、その任務の基本的な目的は「重要な情報を集め持ち帰ること」である。

 

 

任務中には、敵に存在がバレて、敵が情報を持ち帰らせまいと命を狙ってくることもある。

しかし、忍者はそのような時にも基本的に戦いをしない。

逃げることを最優先するのである。

忍術の一種に「虫遁の術(ちゅうとんのじゅつ)」や「人遁の術(じんとんのじゅつ)」といった「遁法(とんぽう)」という類があり、これらは敵の目を欺き逃げるための術である。

 

 

敵から逃げるための忍術の種類は多様であり、場面場面で使い分けるのである。

忍者はどうしても逃げ切れなくなった時だけ戦う。

逃げきって情報を持ち帰ることが忍者にとって何より大事で、目的達成こそが勝利なのである。

 

【コラム】忍者の情報は何に使われる?

敵の弱みや状況、作戦などを知り、できる限り自陣の数を減らさず、また労力を使わずに勝つための作戦を立てることに情報は使われる。情報の中には敵国の中で自陣の味方になってくれる人物などの情報もある。

 

営業に通ずる忍者の「逃げるが勝ち」マインド

 

忍者の「逃げるが勝ち」というマインドは現代の営業でも通ずるところがあるだろう。

「営業」とは「生命保険」「新聞」「自動車」などの製品やサービスを買ってもらうこと、というのが一般的な認識だ。ただ実質のところ営業がすることはそれだけではない。

もちろん最終的には「買ってもらう」ということが前提ではあるが、「買ってもらう」という目的を達成するまでの過程にはいくつものハードルが存在するのだ。

 

最終地点に至るまでには、まず「商談先や取引先が抱えているニーズ」や「相手もまだ認識していない課題」という情報を収集しなければいけないのである。

「情報の引き出し」や「課題整理」がないまま「売る」という行為に及ぶと、取り合ってもらえないことや時には怒らせてしまうこともある。

例えば、保険という商品でお客様がお子さんの教育費を貯蓄するために「学資保険」を検討していたとする。そういったお客さんの情報を引き出さずに「生命保険」の説明ばかりしていたら、お客さんも辟易してしまう。

つまり、営業の目的は「買ってもらう」ということであるが、ニーズや課題などの「情報収集」をすることは何かを買ってもらう上で最も重要な手段なのである。

 

 

また、飛び込み営業や訪問販売でも、見知らぬ者同士が出会ったその場で商談をすることになるのだが、ここで「逃げる」という技を使うことでうまくいく場合がある。

忍者の「逃げるが勝ち」という言葉には「戦いの構造から逃げる」という意味合いもある。

事前にアポイントをとった商談であっても、飛び込み営業や訪問販売では、相手にとってこちらは基本的に不審者である。警戒心を持って接してくるのが通常であろう。

そのような場面で「私は怪しいものですが、この商品いりませんか?」と言う営業マンはいないであろう。

忍者も敵に向かって「私は忍者です」とは言わない。

要するに「売ろう」という気持ちが全面にあると、対立構造ができてしまい相手は買う行為から身を引きやすくなる。

そのため最初は売りたい気持ちはひた隠しにしておいて、対立構造をさけ、その前に情報収集をすることが大事なのである。

 

具体的なコミュニケーション方法は後で紹介するが、ここで覚えてもらいたいことは「逃げる」というマインドが、営業にとっては重要だということだ。

忍者の任務と営業との違いは、相手と情報共有するかどうかである。忍者は相手に情報を与えずに情報収集をするが営業では相手に自分の素性を明かして情報収集を行う。

 

 

ただ、忍者も営業も得た情報を他者やライバル会社にばれないよう、または重要書類や機密文書を紛失や盗難に合わずに持ち帰る必要がある。

読者の方は容易に想像できることだろうが、これらも忍術から学べることがある。

このように忍者のマインドや術が営業に役立つ、という事がお分かりいただけただろう。引き続き、一緒に忍者から営業を学んでいくでござる・・・いくとしよう。

 

【コラム】忍者の働き方

忍者の第一の任務は情報収集。暗殺などの任務も主君の命によってはあるが、敵方も策を講じているため、暗殺が容易にできたわけではない。忍者はひとつの主君に忠義を尽くすという形で、現代でいうところの専属契約みたいなもの。フリーランスだと裏切者扱いされかねないだろう。

『忍者から学ぶ営業の極意』目次へ  (全8ページ)

目次著者

はじめに

はじめに 〜私と忍者〜

第1章 忍者マインドで営業成功

逃げるが勝ち

信頼を生み出す

信じる力

第2章 忍術で営業成功

陽術と陰術

相術と五車の術

第3章 忍者を見習って営業成功!​

忍者流精神統一法

忍者流人脈術

著者:シータ

全国忍術大会出場歴有り。忍者好きながらも忍者の如く生きるため周囲には隠して生きる。だが、忍術や忍者に関することを知ってもらいたいという欲をおさえられず、ライターに扮している。普段は人の話を聴くことが多い。

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