関ジャニ∞のおすすめユニット曲25選③ 【アルバム「JUKE BOX」「関ジャニズム」編】

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「関ジャニ∞の音楽はすごいのか…?」関ジャニ∞はアイドルでありながらプロのミュージシャンや音楽ファンが認めるロックバンドなのです。関ジャニ∞ファンのaya氏が音楽性の魅力を紹介♪

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関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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この章では、関ジャニ∞のユニット曲の中でも初心者におすすめの人気曲を【シングル】【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」】【アルバム「JUKE BOX」「関ジャニズム」】【アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」「ジャム」】に分けて4ページにわたって厳選した24曲ご紹介いたします。

このページでは【アルバム「JUKE BOX」「関ジャニズム」】収録のおすすめ曲をご紹介します。

 

アルバム「JUKE BOX」収録ユニット

アルバム「JUKE BOX」は20131016日にリリースされた5作目のフルアルバムです。

ユニット曲はすばるくん進行の企画「男気対決」のもと制作され、それぞれが思う男らしさが曲で表現されています。

ユニット決定に至るまでの様子は、初回限定盤Bの特典映像「関ジャニ∞ガチンコ選抜 新ユニット決定!!」に収録されています。

 

 

フィーリングカップル風のセットでユニット分けをした結果、村上・丸山・錦戸チームと横山・渋谷・安田・大倉チームに決定しました。

男気対決は観客からの投票で勝敗が決まり、結果ビーストチームの勝利となりました。

ライブDVDKANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX」には、ユニットのメイキングや、負けた「狩(仮)」チームの罰ゲーム「24時間 超密着共同生活!!」が収録されています。

▼「24時間 超密着共同生活!!」が収録DVD

 

『ビースト!!』【村上・丸山・錦戸】

 

村上くん、丸山くん、錦戸くんはこのユニットがきっかけで「ビースト」と呼ばれています。

ボケの丸山くん、突っ込みの村上くん、イケメン枠の錦戸くんのバランスが取れたチームです。

企画内でユニットが決定したおかげで、ある意味新鮮な組合せとなりました。

 

テーマの「男」を現代社会で切磋琢磨する「サラリーマン」と、日本の伝統下着である「ふんどし」で表現。

作詞はユニットのリーダーである錦戸くんが手掛けました。

タイトルや曲中の「ビースト!!」は「beast=野獣)」と「Be strong!=強くなる・強くなりたい」のダブルミーニングとなっています。

錦戸くんのセンスと男くささが溢れていて、まさに男気を感じる歌詞となっています。

また、曲内でカフェの女性店員が「店長!」と叫ぶ度に、曲が転調する等、細かい遊びも隠されています。

 

MVは、関ジャニ∞の映像作品を多数手がけている中村哲平監督が担当しました。

『ビースト!!』について中村監督は「ライブ中は生のメンバーを追うのに必死で映像どころではないとは思いますが、かなり面白いものが撮れたので是非ともご覧下さい。そして、ライブでは公開仕切れていない部分もガッツリ撮っているのでDVDが出る際にはフル尺で収録出来ると嬉しいですね。(中村哲平公式ブログより引用」

 

ライブでは、サラリーマン風のスーツでダンスを披露し、後半からふんどし姿になる演出で、大きな反響を呼びました。

出番前には毛がちゃんと処理出来ているかメンバー同士で確認していたそうです(笑)

「アイドルのふんどし」という衝撃的な姿は今でもファンの間で語り継がれています。

 

『狩(仮)』【横山・渋谷・安田・大倉】

 

横山くん、すばるくん、安田くん、大倉くんの、プライベートでも進行が深いペアが集まった4人組。

このユニットがきっかけで「狩(仮)」チームと呼ばれることもあります。

こちらも新鮮な組合せですが、横山くんは「来てほしかったメンバーがみんな来てくれた」と語っています。

 

テーマの「男」を民族のコンセプトと、男性の本能である「狩り」で表現。

作曲は関ジャニ∞のライブでバンドマスターも務める大西省吾さんが、作詞は4人(ヨシャオ族名義)が手掛けています。

「男とは何か?」というテーマでキーワードを出していた中で、大倉くんが「狩り」を発案。

狩りというキーワードから、横山くんが「民族のカッコでパフォーマンスをしたら面白く寄せれそう」と提案し、テーマが決定されました。

作詞名義にもある「ヨシャオ」の由来ですが、横山・渋谷・安田・大倉の頭文字を取ったのではないかと言われています。

 

ユニットレコーディングについて大倉くんは、「レコーディングは全員一緒にやったんやけど、みんな気合入ってたよ。ポイントは男らしさ。「感情を入れろ!!」って、すばるくんにめっちゃおこられたもん(笑)歌い方は特にいつもと変えてないけど、とにかく感情を込めたから、それを感じてほしい!(「Wink Up」201312月号より)」とコメント。

 

ライブでは、4人が民族衣装でヨシャオ族に扮して歌を披露しました。

「男気対決」の途中結果発表では、ビーストチームより投票数が下回っていたため、公演を重ねるごとに様々なコスプレ衣装で登場するというサプライズ演出がされました。

 

 

 

アルバム「関ジャニズム」収録ユニット

 

「関ジャニズム」は2014115日にリリースされた7作目のフルアルバムです。

ユニットは錦戸・安田ペア、渋谷・丸山ペア、横山・大倉ペアの3組。

村上くんは今回ユニットを組まずソロ曲『 愛 Love You』をリリースしています。(村上信五 A.K.A.KING明名義)

ソロ、ユニット曲は通常盤のDisc2に収録されています。

組み合わせや曲の大まかなコンセプトは横山くんプロデュースで、今まで組んだことのないパターンやバランスを考慮して決めたそうです。

 

アイスクリーム【安田・錦戸】

 

安田くんと錦戸くんは、ジュニア時代に2人で「ヤン坊マー坊天気予報」のCMに出演したことから「ヤンマー」と呼ばれているコンビです。

安田くんは不器用な錦戸くんのことを、愛情表現が下手なだけで優しい子と語っています。

錦戸くんは「メンバーそれぞれに本気で感謝してる事」という質問で、安田くんの名前を挙げつつ「同い年やし、怒ってくれる」とコメントしています。

2人は同級生で、ファンの間では「双子」と表現されることもある兄弟のような関係です。

 

『アイスクリーム』について、横山くん発案のコンセプトは「安田くんに引っ張ってもらい、かわいい曲を錦戸くんに歌わせる」です。作詞作曲ともに2人で手掛けています。

錦戸くんは「あざとくなるのが嫌」という思いがあったそうで、最初に2人で出したタイトルはなんと「ブリーフ」だったのだとか。

さすがにプロデューサーからのダメ出しを受け、最終的なテーマが「アイスクリーム」となりました。

仕上がりはアイドルらしくてとっても可愛い楽曲となっています。

MVは関ジャニ∞の映像作品でお馴染みの中村監督が手掛ています。

中村監督は自身のブログで「二人が東京の各地に出没してアイスクリームを配ったのですが、初めて訪れる場所などもあり、自分自身も楽しませて貰いました。(中村哲平公式ブログより引用)」とコメントしています。

 

『アダムとイヴ』【横山・大倉】

 

横山くんと大倉くんはグループの最年長と最年少の2人組。アダムとイブのタイトルから取って「アダイブ」と呼ばれることも。

2人はすばるくんを含めて良くモンハンをやっていたゲーム仲間で、ツアー中はよく部屋飲みしている飲み友達です。

 

横山くんが決定したコンセプトは「大倉くんとの大人っぽい感じの曲」だそうです

作詞作曲は、『フローズンマルガリータ』や『Masterpiece』などのダンス曲を提供してもらっているSHIKATAさんが手掛けました。

横山くん、大倉くんと何度もやり取りしながら作ったと、SHIKATAさんのブロクに書かれています。

当初SHIKATAさんは別のタイトルをつけていましたが、大倉くんが「アダムとイブ」にしたいと提案したそうです。

MVは「とにかくエロく」することを目指したそうで、綺麗に鍛え抜かれた肉体美を堪能できる映像となっています。

 

『道』【渋谷・丸山】

 

通称「まるすば」と呼ばれるすばるくんと丸山くんのユニット。

人にしか分からない電波で共鳴しあっていることが多い。独特のワードセンスを持っていて、他人には理解しがたい謎の言葉でやり取りしていることも多々あります。

丸山くんはすばるくんファンだと公言しており、まるで恋人のように溺愛しています。

また、すばるくんの歌を支えることが、ベースを頑張るモチベーションになっていたと語っています。

すばるくんの方は、口できしょいと言いつつも、丸山くんにもたれかかったり案外心地よさそうにしていて相性抜群なコンビです。

 

横山くんが決定したコンセプトは、「歌の上手い2人が歌うバラード曲」です。

作曲はマシコタツロウさん、作詞はすばるくんと丸山くんの2人が手掛けました。

CDで聴くと圧巻のバラード曲となっていて感動的なのですが、MVはとにかく衣装がトンチキすぎて独特な世界観の作品となっています。

騎士と牛の角をモチーフにしたかぶりものに白い服という、シュールすぎて不思議な気持ちになる衣装です。

曲の細かいコンセプトはすばるくんと丸山くんで決めたそうで、彼らの個性が全面に出ている曲となっています。

 

 

次のページでは【アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」「ジャム」】収録のおすすめ曲をご紹介します。

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この章では、関ジャニ∞のユニット曲の中でも初心者におすすめの人気曲を【シングル】【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」】【アルバム「JUKE BOX」「関ジャニズム」】【アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」「ジャム」】に分けて4ページにわたって厳選した24曲ご紹介いたします。

このページでは【アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」「ジャム」】収録のおすすめ曲をご紹介します。

 

アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」

「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」は20151111日にリリースされた8作目のフルアルバムです。ユニット曲は通常盤のDisc2に収録されています。

ユニットは「丸山くん・安田くん・大倉くん」トリオ、「すばるくん・村上くん」ペア、「横山くん・錦戸くん」ペアの3組。

組合せは、アルバムの初回限定盤Bに収録されている特典DVD「関ジャニ∞7人集合元気が出る運動会」内で決定されました。つのくす玉から7人が好きなものを選び、同じくす玉を選んだメンバーがそのままユニットの組み合わせとなっています。

▼アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」初回限定版B

 

 

 

『my store~可能性を秘めた男たち~』【丸山・安田・大倉】

 

大倉の「大」、丸山の「山」、安田の「田」を取って「大山田」と呼ばれているトリオ。

デビュー当時はメンバーの中でも目立たない地味な3人だったことから「関ジミ3」と呼ばれていました。

人集まるとOLのように延々としゃべり続けている、何かと女子力の高いメンツです。

 

『my store~可能性を秘めた男たち~』は地味と呼ばれていたキャラをネタにした楽曲となっています。

作曲は関ジャニ∞の楽曲ではお馴染みのTAKESHIさんと丸山くん、作詞は3人(「関ジミ3」名義)が手掛けています。

作曲した丸山くんは主に冒頭のメロディを担当したそうです。

安田くんは「マルには作曲の才能が間違いなくあると思うんですよ。(中略)ド頭のメロディをマルに作ってもらったんですよ。そしたら、すごくいいメロディを考えてくれて。(「Talking Rock!」20162月号より)」とコメント。

丸山くんは「デビュー当初、番組を東京でやらせてもらった時に”地味”と謳われて、それをキャラにされてしまった3人の過去の清算です(笑)過去の自分達に向かって今の自分達が叫ぶ、その言葉が誰かの勇気になればいいなって。そんなウジウジしてないで、前に進めよっていう。これも今だから歌えるのかなって思いますね(「月刊Songs」201512月号より)」とコメントしています。

当時の3人の気持ちと、今の3人の思いが伝わってきて、元気をもらえる楽曲に仕上がっています

 

『バナナジュース』【横山・錦戸】

 

通称「よこりょ」と呼ばれる横山くんと錦戸くんのコンビ。

ライブツアー8ESTの期間中、錦戸くんが横山くんに手作りのバナナジュースを良く振舞っていたことから「BJ」や「バナナジュース」とも呼ばれています。

毎日飲んで欲しいから作り続ける錦戸くんと、毎日はいらない横山くんの攻防は「バナナジュース事件」と呼ばれており、ファンの間ではおなじみのエピソードです。

そういった一連の流れから、すばるくんがバナナジュースで曲を作ってみたらどうかと提案しユニット曲が出来ました。

 

作詞を手掛けた錦戸くんは「以前、バナナジュースのことがライブのMCのネタになってて、タイトルだけ決まってたんですよ。そこから書きたい事を書いていった感じですね。まぁ、タイトルが『バナナジュース』ってだけで、2人の関係性とかは全く関係ないんですけどね(笑)もちろん”この2人だからこそできること”っていうのは、自分達なりに探したつもりなんですけど(「月刊Songs」201512月号より)」とコメント。

主人公を「バナナ」、女性を「ミルク」に例えたり、下ネタをさりげなく入れたりと錦戸くんのセンスが光る歌詞になっています。

人のエピソードを絡めつつ、「バナナジュース」というタイトルを最大限に生かしていてさすがの仕上がりです。

楽曲はスカアレンジで、ライブでは横山くんがトランペット、錦戸くんがサックスの演奏を披露しました。

 

『渇いた花』【渋谷・村上】

 

渋谷くんと村上くんのコンビは通称「すばひな」「ひなすば」と呼ばれています。

またジュニア時代にバラエティ番組で漫才をした際に呼ばれていたコンビ名「松原かずひろ.」から、ファンの間では「松原」と呼ばれている2人です。

ただし本人たちはコンビを結成した覚えはないそうです。

 

同い年の同期で、地元も近いため、毎日のように一緒にレッスンに通っていたのだとか。

当時、すばるくんが真冬の駅で村上くんと待ち合わせていたところ、村上くんが裸にオーバーオールでやってきたあげく「全然寒ないねん!」と言い放ったエピソードは、今でもよく話されています。

人で企画・構成まで担当した舞台をやったこともあり、友達としてはもちろん仕事でも支え合っているコンビです。

 

『渇いた花』はもともと関ジャニ∞全員で歌っている楽曲です。

原曲はアルバム「PUZZLE」に収録されており、2009年にはライブツアー「関ジャニ∞TOUR 2∞9 PUZZLE」でも披露されています。

このユニットでは新曲ではなく、あえて自分たちの曲をアレンジして、自分たちらしい表現をしたいという思いがあったそうです。

村上くんは「音楽面において渋谷さんとふたりだけでっていうのが初めてでしたし、過去の楽曲をアレンジしてやるっていうのも初めてだったので、初めて尽くしでした。新鮮さと、緊張感もありましたね(元気が出るCD!!特設ページより)」とコメント。

村上くんのピアノ弾き語りとすばるくんの歌に合わせたジャジーなアレンジが新鮮です。

CDは1回しかレコーディングしていない、一発撮りの音源がそのまま収録されており、臨場感のある演奏と歌を楽しめます。

 

 

アルバム「ジャム」収録ユニット

 

「ジャム」は2017628日にリリースされた9作目のフルアルバムです。

ユニット曲の『ノスタルジア』は初回限定盤Aのみ、『answer』は初回限定盤Bのみの収録となっています。

ユニット決めの様子は、初回限定盤Aのドキュメント映像「フトコロノカタナ」に収録されており、今まで組んでいないパターンを考慮し、年上3人と年下4人の組み合わせになりました。

 

 

『ノスタルジア』【丸山・安田・錦戸・大倉】

 

1997年にジャニーズに入所した同期で、ジュニア時代から現在まで20年以上一緒に過ごしてきた4人のユニットです。エイトの年下4人組。(正確には丸山くんのみ、一度96年にオーディションを受け合格。その後異例の2回目のオーディションが97年です。)

2012年のライブ「8EST」では、この4人でライブのMCを回す機会がありとても新鮮でした。

トーク上手な年上が抜け、錦戸くんが頑張って回すものの、ボケ倒す丸山くんを突っ込む人がおらず、ふわっとした雰囲気になりました(笑)

 

作曲を音楽プロデューサーの蔦谷好位置さん、作詞を関ジャニ∞の楽曲ではおなじみの田中秀典さんが手掛けています。

制作前の段階で蔦谷さんがイメージしていた曲はMajor Lazerの『Cold Water』

▼Major Lazer – Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ)

 

リズムなどの雰囲気は似ていますが、蔦谷さんのアレンジに、田中秀典さんのファンタジックな歌詞がマッチしていて全く異なる曲となっています。

丸山くんは「田中秀典さんの歌詞は世界観が強いから、イメージしながら歌うのは楽しかったです。曲って色んな場所にワープさせてくれる気がするんですよ。(「月刊Songs」7月号より)」とコメント。

ライブでは、グリーンを基調に、シルバーがアクセントとなった衣装をまとい、独特な振り付けのダンスを披露しました。

人が会場の端から踊り、徐々に中央に向かって集まっていく演出が印象的です。

 

『Answer』【横山・渋谷・村上】

 

横山くん、すばるくん、村上くんは関ジャニ∞の年上3人組。1996年に入所した同期で、通称「三馬鹿」と呼ばれているトリオです。

ジュニア時代から何かと3人でバラエティに出演し、ぐいぐい前に出て「関西ジャニーズジュニア」の存在を世に知らしめました。

すばるくんが抜けてしまったため『Answer』は三馬鹿唯一のユニット曲となりました。

 

先に作曲をすばるくんが行い、曲に合わせて3人が作詞する形で制作されました。

すばるくんは自身のラジオにて、ステージに立っている画を考えていたらイントロが自然に浮かんだと語っています。

また、3人というところから、先輩である少年隊を連想し『君だけに』のような指を鳴らす音を入れるアイディアを思いついたのだとか。

 

作詞は、あえて曲にはめることを考えず、それぞれが箇条書きで伝えたいことを書き、それをすばるくんがまとめたそうです。

すばるくんは「始まりの、歌い出しの歌詞なんすけど、今まで見えなかったものが、だんだん見えてきたぞ、みたいなことは、3人おんなじ事…言ってて面白かったり。(中略)今の自分の想いと2人が想ってる事とか、やっぱ、一緒なんだなぁっていう事も思ったりとかもした。(スバラジより)」とコメント。

また、この楽曲は楽に歌いたくないという思いがあったとのことで、あえて3人にはギリギリ高いキーに設定されています。

サビの

守るべき未来のため嫌われ者を選んだ

過去に囚われ 嘘を着替え 手つかずの夢

進むべき道のため 靴を汚して街に出る

自己に塗れて 淀んだ時間 そこから次のステージへ 

引用: 横山裕・渋谷すばる・村上信五『Answer』作詞 横山裕・渋谷すばる・村上信五

 

という歌詞には、横山くん、村上くん、すばるくんの色々な思いが込められている気がします。

 

 

今回はご紹介できませんでしたが、他にも三兄弟や、アルバム「FTO」に収録されている曲、アルバム「JUKE BOX」の「Your WURLITZER」、未音源化曲など他にもたくさんユニット曲があります。

気になる方はぜひ公式サイトで視聴してみて下さい!

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関ジャニ∞のおすすめユニット曲25選② 【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」編】

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このページでは【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」】収録のおすすめ曲をご紹介します。

 

アルバム「PUZZLE」収録ユニット

 

PUZZLE」は2009415日にリリースされた3作目のフルアルバムで、ユニット曲は通常盤のDisc2に収録されています。

 

 

今回は完全にガチのじゃんけんでユニットの組み合わせが決定されました。

じゃんけんの様子は初回限定盤の特典「Making of PV」の冒頭に収録されています。

ユニット分けじゃんけんの結果、渋谷・錦戸・大倉の3人組、横山・安田ペア、村上・丸山ペアに決定しました。

ユニットのメイキングも「Making of PV」で見ることができます。

 

『Glorious』【渋谷・錦戸・大倉】

 

すばるくん、錦戸くん、大倉くんはエイトのO型3人組。

大倉くん曰く、いつも3人集まって愚痴を言っているメンツなのだそうです。

すばるくんは「組合せ自体が意外過ぎて、普通に話し合って決めてたらまず、そうならない3人だから逆によかった。」とコメントしています。

 

『Glorious』は、関ジャニ∞の楽曲では珍しく全編英詞となっています。

ミュージカルの挿入歌でありそうな、爽やかで美しい楽曲に仕上がっています。

すばるくん曰く、PV撮影は「ここ数年で一番かっこつけてしまった」そうです。

大倉くんは「O型3人で、いつも気づけば3人集まって愚痴言ってるメンツが集まってやってる曲なので。どうなるのかと思ったらすごくいい曲が出来たと思います。」とコメントしています。

PVは自宅風セットの中で、錦戸君がベッド、大倉くんがダイニング、すばるくんがリビングと場所を分けて撮影されています。

シンプルな構成で、3人のビジュアルをたっぷり堪能できる映像に仕上がっています。

『Kicyu』【横山・安田】

 

横山くんと安田くんは、三兄弟(渋谷・横山・安田)のユニットでも良く楽曲制作をしている2人組で、『kicyu』をきっかけにファンの間では「kicyu」と呼ばれています。

横山くんの独特な発想を安田くんが汲み取って形にすることで、毎回素晴らしい作品が生み出されます。

音楽面での相性抜群なコンビです。

横山くんは安田くんが大好きと公言しており、メンバー1人を選ぶ際には、何かと安田くんを指名しています。

『Kicyu』は横山くんが大体の詞を書き、安田くんが曲を付けながら2人でまとめる形で制作されました。

kiss」と「chu」の違いについて描かれた可愛い世界観の歌詞と、キャッチ―なメロディが魅力です。

人のセンスが最大に発揮されており、ユニット曲の中でも非常にファン人気が高い楽曲です。

 

本来ならタイトルの表記が「Kichu」となるはずですが、横山くんがスペルを間違えて書いたことからそのまま「Kicyu」表記になったそうです。

作曲した安田くんは、ライブでの披露を見越してディスコイメージで制作したのだとか。

メイキング映像には、歌詞の世界観や女心について二人で話しながら制作する場面が収録されています。

 

『YOU CAN SEE』【村上・丸山】

 

通称「丸雛」と呼ばれる村山くんと丸山くんのユニット。

一時期村上くんの家に丸山くんが居候していたこともある、気心知れた関係。

丸山くんが自由にボケて、村上くんがすかさず突っ込む流れは漫才コンビのようです。

村上くんは常に丸山くんを気にかけていて、相談に乗ったり、時には仕事のミスは叱ったりすることも。

 

バラエティ色の強い2人ですが、今回はあえてカッコいい感じを目指したそうです。

このコンビは今までもユニットを組んでいるため、組合せが決まった際は、お互いに「またお前かい!」と言い合ったと語られています。

『YOU CAN SEE』はお互いに自分を出しすぎないように注意して制作したそうで、今までは違ったクールな曲となっています。

メイキングにて丸山くんは、「今回みたいなかっこいい感じは初めてですよね。25歳ですけど、この瞬間しかない自分の最大限のカッコつけを出せるって嬉しいです。」

村上くんは「ちょっと(今までと)雰囲気違う曲にしようというのがありましたんで、聞いた方がいい意味で、違和感感じてくだされば成功かなと思います。」とコメントしています。

 

アルバム「FIGHT」収録ユニット

FIGHT」は20111116日にリリースされた5作目のフルアルバムで、ユニット曲は通常盤のDisc2に収録されています。

錦戸くん、すばるくんはそれぞれソロ曲が収録されており、ユニットは村上くん・安田くん・大倉くんと、横山くん・丸山くんペアの2組のみ。

組み合わせは、メンバーではなく上の方がバランスを見て決めたそうです。

レコーディング映像は初回限定盤Bの特典映像「ユニット&ソロ曲レコーディング映像」に収録されています。

 

 

『夜な夜な☆ヨーNIGHT』【村上・安田・大倉】

 

村上くん、安田くん。大倉くんはプライベートでも良く遊びに行ったり飲みに行ったりする3人組。『夜な夜な☆ヨーNIGHT』は、普段遊ぶ時の空気感をそのまま詰め込んだ、テンション高めのおふざけ曲となっています。

 

『夜な夜な☆ヨーNIGHT』は3人で安田くんの家に集まり、お酒を飲みながら作ったと語られています。

酔ったノリで村上くんと大倉くんが歌詞を書き、その流れで2時間ほど寝てしまい、起きたら安田くんが作曲していたのだとか。

さらにそこから15分程度で曲がほぼ完成し、歌入れの状態までその日に安田くんが一人で行ったそうです。

村上くん曰く、「アホと天才の紙一重を目の当たりにした」とのこと(笑)

 

ライブでは白いスーツに蝶ネクタイ、背中に羽を生やしたカワイイ衣装でパフォーマンスされました。

また、公演ごとに3人の背中に違う文字が書かれているという細かいサプライズ演出もされていました。

 

 公演ごとのサプライズ演出
  • 福岡ヤフードームではソフトバンクホークスの優勝を祝い「祝・優・勝」
  • 大阪京セラドームでは3人の出身地である「高槻」「尼崎」「東大阪」
  • 東京ドームでは「大・都・会」
  • 愛知ナゴヤドームでは「天・む・す」等

 

『パンぱんだ』【横山・丸山】

 

お互いA型で繊細な部分があるためか、波長が合う横山くんと丸山くん。食いしん坊のA型コンビ。

背格好や顔立ちが似ているため、若い頃はよくお互いの名前で呼ばれるなど間違われていたそうです。

丸山くんは人見知りの横山くんが、自らスキンシップを取りに行く貴重なメンバーです。

 

『パンぱんだ』は「双子パンダ」と「おなかがいっぱいの様子=ぱんぱん」を掛けた可愛らしい楽曲です。

一見単なる癒し曲なのですが、実は環境破壊についてのメッセージが込められているのだとか。

歌詞で地球を「水色のアイスクリーム」、雲を「真っ白なマシュマロ」など食べ物に例えており、横山くんは「よく聴くと奥が深くて大人も楽しんで聴いてもらえる曲」とコメントしています。

ライブ映像では、モノトーンに統一した衣装に、パンダの被りもので可愛くダンスを踊る2人を堪能できます。

10周年記念ライブ「十祭」ではユニットシャッフル企画で、大倉&安田ペアのパンぱんだが披露され、大きな反響を呼びました。

 

 

次のページでは【アルバム「JUKE BOX」「関ジャニズム」】収録のおすすめ曲をご紹介します。

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※編集部注:本コンテンツは錦戸亮さんが脱退を発表する以前の2019年8月頃に作成されてものです。また、渋谷すばるくんは既に関ジャニ∞を脱退しておりますが、近年の関ジャニ∞の「音楽性」を知る上で必要かと思い、渋谷すばるくんについても言及しております。

 

ユニット曲の魅力

 

関ジャニ∞のメンバーはそれぞれが個性的でひと癖あり、音楽性も多種多様です。

ソロ曲の場合はメンバーの持つ感性やキャラがダイレクトに影響していますが、ユニット曲はメンバーの関係性なども色濃く反映されています。

関係性が垣間見えるのはユニット曲の魅力と言えるでしょう。

 

ユニット曲は、メンバーの個性や好みが混ざり合ってソロ曲やグループ曲にはない斬新な作品がたくさん生まれています。

ユニット曲は楽曲の良さだけでなく「ユニットメンバーの関係性も含めて好き」というファンが非常に多いです。

そのためユニット曲のタイトルがそのままコンビの呼び名になっていることも多々あります。

例えば、横山くん、安田くんのペアで『Kicyu』という曲を出し、その後このコンビは「Kicyu」と呼ばれるようになりました。また大倉くん、錦戸くんのペアで『torn』をリリースし、「torn」と呼ばれるようになりました。

例で挙げた2曲(2ペア)はファン人気が高く、ライブで何度も披露されています。これらはほんの一部で、他にも押さえておきたい楽曲がたくさんあります。

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このページではシングルに収録されているおすすめユニット曲をご紹介します。

 

シングル『無責任ヒーロー』収録ユニット

シングル『無責任ヒーロー』の初回限定盤Bには、2008年のライブで披露されたユニット3曲の映像が収録されています。

ファンの間でも人気が高いユニットにも関わらず、残念ながらいずれもCD音源化はされていません。

ユニットの組合せは、すばるくんと安田くんが一緒に組みたいという希望を受け、他5人はじゃんけんをして決めたそうです。

 

『disire 』【渋谷・安田】通称:やすば

 

音楽で通じ合っている”運命共同体”のような関係の渋谷くんと安田くん。

特に2007年頃は常にくっついているほどの仲でした。

お揃いの指輪やお互いのメンバーカラーのミサンガをつけたり、休みの日は朝から2人で遊んだりと仲良しエピソードがたくさんあります。2010年頃以降はお互い良い距離感で接しているようです。

 

『disire』は安田くんが曲を作った後すばるくんが詞を付ける形で作られました。

作曲を手掛けた安田くんは、NHK「ザ少年倶楽部 -プレミアム-」にて「『disire』は夜中の12時にギターを車に積んで、車を一時間くらい走らせて、ヨットハーバーで真っ暗の中、一人でギターを弾いて作りました。」(NHK「ザ少年倶楽部 -プレミアム-」2008年12月28日放送回)と語っています。

また同番組で「渋谷くんのことも考えつつ作った?」という質問では、「渋谷のことだけしか考えられなかったですね。」と回答。

当時の2人の関係性がとても強く表れている楽曲が『desire』です。

 

『torn 』【錦戸・大倉】通称:torn(トーン)

 

「torn」はエイトの中ではイケメン枠と言われることも多いコンビ。

この曲がきっかけで、ファンの間では2人のコンビ=tornと呼ばれています。2人で旅行や飲みに行ったりすることもあるそうで、同僚であり友達のような関係です。

イケメンメンバー2人ということもあり、ファン人気が非常に高いユニット曲です。タイトルは、2人のイニシャル(t=忠義 o=大倉 r=亮 n=錦戸)が由来。

「torn」という英語は「引き裂かれた」という意味で、楽曲の世界観も切ないラブソングとなっています。

洗練されたダンスパフォーマンスがカッコいい、ライブで盛り上がる楽曲です。

10周年記念ライブ「十祭」ではユニットシャッフル企画で、横山&村上(ヨコヒナ)ペアの『torn』が披露され、大きな反響を呼びました。

 

ホシイモノハ。 【横山・村上・丸山】

 

横山くん、村上くん、丸山くんはエイトの中でもお笑いのイメージが強いバラエティ班のトリオです。

現在はすばるくんが抜けたことで、グループ内の年上3人組となりました。

テレビではボケて、突っ込んで笑いを取っている彼らですが、楽曲制作はいたって真面目です。

ユニット曲では横山くんが作詞を担当することが多いのですが、この曲では丸山くんに任せています。

 

『ホシイモノハ。』は作詞作曲共に丸山くんが手掛けています。(作曲はM.com名義)

ゆっくりしたテンポで所々ラップが入った温かみのある楽曲です。

歌詞は「ホシイモノハあなた達と過ごした時間」など、ファンを大切にする丸山くんらしい言葉が詰め込まれています。

他のユニット曲の『Desire』と『Torn』は、2008年以降のライブで披露されており、映像化も何度かされていますが、『ホシイモノハ。』が収録されている映像は『無責任ヒーロー』の特典のみです。

ライブでは村上くんがピアノを演奏し、丸山くんと横山くんで歌を披露しました。

横山くんは主にメインパートを、丸山くんはメインパートと、ラップ、ハモリまでこなしています。

 

その他シングル収録のユニット

 

続いて『無責任ヒーロー』以外のシングルに収録されているユニット曲を何曲かご紹介します。

『無責任ヒーロー』以外のシングルでは、ユニット曲が小出しにリリースされています。

 

『はにかみオブリガード』【村上・横山】

『はにかみオブリガード』はシングル「マイホーム」に収録されている村上くんと横山くんのユニット曲です。通称:ヨコヒナ・夫婦。

ジュニア時代からずっと共に過ごしてきたことから、関係性が熟年夫婦のようだと言われている二人組です。

なんでも正直に言葉にする村上くんは、横山くんのことを「この人がいなかったら今の自分はいないと思います」と語り、2人の関係を「一蓮托生」とコメントしています。

照れ屋で思ったことを素直に言えない横山くんは、「疫病神だと思うメンバーは?」という質問に対して「村上ですね(笑)」と答え、「付き合いも一番長いし、腐れ縁といいますか。」と回答しています。」

性格は正反対ですが、だからこそ足りない部分を補って、共に歩んできた絆が曲に表れています。

 

作詞作曲を手掛けたTAKESHIさんは、関ジャニ∞がデビューする前から数々の名曲を生み出してきた方です。

付き合いが長い分、メンバーの関係性や関ジャニ∞の音楽性をよく知っている方でもあります。

タイトルは出来上がった歌詞を読んで村上くんと横山くんの2人で考えたそうです。

オブリガードはポルトガル語で「ありがとう」という意味と、ラジオ(レコメン)で語られています。

ライブで披露された際は、公演ごとにセリフ部分がアドリブで歌われました。

 

『二人の花』【大倉・丸山】

 

『はにかみオブリガード』と同じく、シングル『マイホーム』に収録されているユニット曲です。通称:倉丸・丸倉・二人の花。

丸山くんの方が年上ですが、お互いがお互いのことを弟と思い合っている関係。

バラエティ番組ではけんか口調で言い合うのがお決まりのネタとなっていて、まさに「けんかするほど仲がいい」コンビです。

 

『二人の花』はCD化された後に「LIVE TOUR 2010→2011 8UPPERS」で披露されました。

地方公演限定でのお披露目だったため、残念ながら映像化はされていません。

ライブDVDKANJANI∞ LIVE TOUR 2010→2011 8UPPERS 初回限定盤」の本編エンドロールには、『二人の花』の衣装合わせとダンスリハの様子がほんの少しですが収録されています。

アイドルらしい白い衣装を着て「こういうことですよ、僕が夢見てたジャニーズって。」ととてもうれしそうに笑う大倉くんが印象的です。

大倉くんは王道アイドルに憧れて事務所に入所したため『二人の花』は彼の夢が一つ叶った曲でもあります。

 

9号車2A席【渋谷・錦戸】

『9号車2番A席』はシングル『365日家族』の通常版に収録されている渋谷くんと錦戸くんのユニット曲です。通称:気まずい・すばりょ。

 

横山くんがネタで「2人が気まずそう」と発言したことから付いたコンビ名です。

すばるくん曰く「キレるポイントが同じだったりする。性格が似ていて気まずい時がある」とのこと。

錦戸くんはすばるくんが好きすぎて、日頃から分かりやすく、言動に愛が溢れています。

それに対してやや引きつつも、なんだかんだ笑っているすばるくんという構図がお決まりです。

決して仲が悪いわけではなく、気まずくなってしまうシャイな2人をメンバーがいじるという鉄板ネタとなっています。

 

タイトル「9号車2番A席」の由来は、楽曲を制作した際に座っていた新幹線の席番号です。

新幹線で移動中に2人で作ったそうで、曲と歌詞の一部を錦戸くんが、残りの歌詞をすばるくんが担当しています。

サビの部分は錦戸くんが口ずさんでいたフレーズを入れ、大サビやその他部分をすばるくんが書いたのだとか。

番をすばるくん、2番を錦戸くんが丸々歌ったあと、セリフが入るという構成で、それぞれの声を存分に楽しめる楽曲です。

歌詞は「初心」がテーマの物語になっています。

 

The Light【丸山・安田】

 

『The Light』はシングル『罪と夏』の初回限定盤Aに収録されている丸山くんと安田くんのユニット曲です。通称:山田。

グループの中でも歌唱力が高い2人組です。

コンビ名は丸山の「山」と安田の「田」を取った「山田」という漫才コンビを組んでいたことが由来しています。

メンバーであり、良きライバルでもあり、相方のような関係でもあります。

丸山くんは年に1~2回ほど、安田くんにひたすら弱音を聞いてもらうことがあるそうです。

繊細な面がある丸山くんを優しく包んであげて、そっと支えているのが安田くんです。

 

『The Light』はハモリ職人2人が生み出す最高のハーモニーを堪能できる楽曲です。

作詞作曲は『アダムとイブ』や『Steal your love』などのユニット曲を手掛けているSHIKATAさんです。

作曲のできる2人ですが、あえて楽曲提供してもらうことで、今までとは方向性の違う打ち込み系のダンス曲になっています。

 

関ジャニ∞のボーカルと言えば、すばるくんや錦戸くんが注目されがちですが、実はこの2人がコーラスでメインパートを支えています。

当初のコンセプトでは、2人が歌い、他5人がバックダンサーを務めるという予定でしたが、制作していく内に全く違う形になったそうです。

衣装のコンセプトは「アイドル」とのことで、ブルーを基調に背中には羽が付いた神秘的なデザインです。

「関ジャニ‘sエイターテインメントBlu-ray盤 ビジュアルコメンタリー」ではメンバーも2人の歌が上手いとほめていました。

 

 

『Steal your love』 【錦戸・大倉】

 

『Steal your love』はシングル『パノラマ』の通常版に収録されている錦戸くんと大倉くんのユニット曲です。

コンビの関係性についてはユニット「torn」に記載しています。

 

『Steal your love』は「torn2」と言っても過言ではないほど、2人にぴったりなザ・アイドルソングです。

作詞作曲はSHIKATAさん、編曲はエイトの楽曲でお馴染みのPeachさんが手掛けています。

『torn』は思い切りセクシーに振り切っていますが、『Steal your love』は爽やかさも加わり、大人っぽい色気のあるダンスナンバーとなっています。

前作に続き、切ない恋愛の歌詞となっており、2人のもつ色気にマッチしています。

 

 

『ハダカ』【渋谷・横山】

 

『ハダカ』はシングル『NOROSHI』の通常版に収録されている渋谷くんと横山くんのユニット曲です。通称:よこすば。

ゲームをしたり、海外旅行に行ったりと、プライベートも良く遊ぶという親友の2人です。

横山くんはすばるくんのことを一番友達の感覚に近いと発言しており、何かあったときは真っ先に相談するのだそうです。

すばるくんは、地元の友達という感覚で、本当の家族のようでもあると語っています。

すばるくんの脱退会見では、横山くんが涙を泣きながら「今日という日が来ないでほしいという思いでいっぱいでした」とコメントしていたのがとても印象的に残っています。

 

『ハダカ』はすばるくんが曲を作った後、横山くんが詞を付ける形で作られました。

すばるくんはアレンジまで手掛けたそうで、楽曲には彼の私物であるヤオヤの実機「ローランド・TR-808」というドラムマシン(=ドラムを自動演奏するための電子楽器)が使われています。

横山くんはそれまで歌詞先行の作り方をしていたため、曲先行で詞を付けるのは新しい挑戦となりました。

歌詞の意味について、横山くんは「あまりひもときたくない」「いろいろな思いでできた」と語っています。

すばるくんは「今のヨコは、どういう歌詞書くんやろうな~って楽しみやったけど、上がってきたときすごい良くてびっくりした。(ザ・テレビジョン)」と語っています。

ライブでは曲の『ハダカ』にちなんでほとんど裸(パンツ風衣装)にスタンドマイクで歌うパフォーマンスが衝撃的でした。

衣装の柄は二人の生まれた日に発行された新聞と英字新聞をプリントして作られています。

 

 

次のページでは【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」】収録のおすすめ曲をご紹介します。

『関ジャニ∞音楽入門』目次へ  (全23ページ)

 

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著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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関ジャニ∞の音楽の魅力!音楽の向き合い方・演奏の魅力・実績

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「関ジャニ∞の音楽はすごいのか…?」関ジャニ∞はアイドルでありながらプロのミュージシャンや音楽ファンが認めるロックバンドなのです。関ジャニ∞ファンのaya氏が音楽性の魅力を紹介♪

『ファンが語る!関ジャニ∞音楽入門 ~知ってほしい!音楽性の魅力~』はこちらから!

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関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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歌って踊れるアイドルはたくさんいますし、歌って演奏出来るバンドグループもたくさんあります。

ですが、アイドルとしてダンスや歌のパフォーマンスをしながらも、バンドとして説得力のあるパフォーマンスを出来るのは関ジャニ∞だけです。

関ジャニ∞の音楽の向き合い方・演奏の魅力・実績等を知れば、最高で最強のアイドルグループであり唯一無二のロックバンドであることがわかるかと思います。

 

関ジャニ∞の音楽の向き合い方

 

関ジャニ∞は音楽が好きな人達の集まりです。

以前インタビューにて、『関ジャニ∞がバンド活動もする原動力とは?』という質問をされていたことがありましたが、メンバーみんな口をそろえて、「好きだからやっている」と答えていました。

アイドルの模範解答としては『ファンのため』というのが正解なのかもしれません。

ですが、関ジャニ∞は自分たちのためにやっていて、自分たちが楽しむことでファンも楽しんでくれるということを良く知っています。

 

関ジャニ∞はアイドルであることにこだわり、誇りを持っているグループです。
バンドについても「グループの武器の一つ」だという考え方をしています。

ですが、音楽との向き合い方や、やっていることはミュージシャンでありバンドマンそのものです。

本気で音楽をやっているのは、単に好きだからだけでなくアイドルという『肩書きだけで音楽の価値を決められたくない』という思いもあるのではないかなと思います。

世間に対しての反骨精神を持ち、常識をぶち壊していくという点では関ジャニ∞というグループ自体がロックそのものです。

そんな彼らがやっているバンドだからこそ最高で最強にかっこいいのだと思います。

そして結果多くの人に認められ、今では「アイドルのやる本格的なロックバンド」という立ち位置を確立しました。

 

関ジャニ∞の演奏の5つの魅力

① 対応力

 

関ジャニ∞は、今まで関ジャム、カヴァコラ、FNS歌謡祭、ベストヒット歌謡祭などの番組で、様々なアーティストの方とコラボしてきました。セッションやライブなどあらゆる場面で対応できる演奏力が素晴らしいと思います。

幅広い楽曲に触れた経験を活かし、楽曲の魅力を引き出しながら新しいものにする技術があります。使用楽器やエフェクター等は毎回こだわって用意することはもちろん、セッションのために楽器を新調することもある気合の入りようです。ジャンル問わずなんでも歌えるし演奏出来るのがすごいところです。

 

② 即興力

 

対応力を生かしどんな要望にもすぐに答える力があります。DVD特典では度々即興ソングを作る企画があり、1時間程度で楽曲を完成させたりすることも多々あります。また、ラジオや生放送で即興ソングを作って歌うこともあり、瞬間に出る発想が素晴らしいです。

 

③ 表現力

 

関ジャニ∞は全員が役者としても活躍するためか、音楽で表現する力が音楽性にも生きています。例えば安田くんは悲しみを表現する泣きのギターが素晴らしく、本当にギターが歌っているような演奏をされます。丸山くんは曲調によってベースの弾き方を変え楽曲の魅力を引き出します。他メンバーも楽曲の世界観に合わせて演奏の仕方を工夫しておりいつも引き込まれます。

 

④ 担当楽器以外も出来る

 

あまり知られていませんが、メンバーほとんどが担当楽器以外も弾けます。

ライブで他の楽器を演奏することもあり、幅広い表現につながっていますし何より新鮮で楽しいです。

▼担当楽器以外の弾ける楽器の例

メンバー 担当楽器以外の弾ける楽器
渋谷 ピアノ・ブルースパープ
錦戸 サックス・ピアノ・ベース・ドラム・キーボードなど
丸山・大倉・村上 ギター
安田 ベース

 

⑤ 実力の伸びがすごい

 

番組で共演している古田新太さんも言っていたことですが、素人から見ても分かるほどぐんぐん実力が上がっています。

特にここ数年の演奏は毎週見るたびに、また上手くなっていると感じます。

こういったメンバーの努力を一緒に応援出来るのはファンにとってもとても嬉しいことです。

 

関ジャニ∞の実績

 

今までいろいろな試みをして「音楽史上初」「ジャニーズ初」などすごい実績を残しています。

 

日本の音楽史上初

・1年に2回5大ドームツアーを行い140万人動員。
・3日連続シングルリリース

 

ジャニーズ初

・ジャニーズ初の演歌デビュー
・2007年「47都道府県ツアー」を行い、たった5か月で114回の公演をやり切る。
(しかも全員特攻服姿で、バイクを乗り回し登場)
・2014年 自主レーベル「INFINITY RECORDS」を設立。等

 

フェスへの出演

・METROCK 2017
・ドリームフェスティバル2015

METROCK 2017ではチケット売り切れ後に関ジャニ∞ファンはほとんどいない完全アウェイの状態でモッシュが起こるほど観客を沸かせ、音楽番組でも取り上げられました。

 

海外公演

・関ジャニ’sエイターテインメントGR8ESTinTaipei

関ジャニ∞は海外ファンも多く、韓国、中国、台湾などから日本のライブに来る方も少なくありません。去年の9月には初の台湾公演を大成功させました。

私も台湾まで行ったのですが予想以上に人が多く、アジア圏でも人気があるのだということを改めて感じました。

 

世界進出

・第2回 日・ASEAN音楽祭
・SONGS OF TOKYOなど

最近は海外の方向けのテレビ出演も積極的に行い、日本の音楽カルチャーを世界に届けています。

 

ロックファンや男性からの評価も高い

 

ここ数年では関ジャニ∞のバンド演奏を見てからファンになる音楽好きの方が増えてきたように思います。

私はバンドファンやアイドルファンのブログを読むのが好きなのですが、関ジャニ∞のライブに行ったロックファンが「めっちゃ かっこよかった・楽しかった」とレビューしているのを見ると、嬉しくて仕方ありません。

関ジャニ∞は、フェスなどアウェイな場所であえて「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!」と自己紹介するのですが、それもめちゃくちゃかっこいいです。

そして最近は特に男性のファンも増えていて音楽通の人とアイドルファンの人が集まるライブとなっています。

 

関ジャニ∞のメンバーの音・楽器・演奏へのこだわり

 

関ジャニ∞のメンバーは、それぞれが音や楽器、演奏へのこだわりを持っています。

メンバーそれぞれのこだわりを、一部ですがその例をご紹介します。

 

【錦戸亮】ギター

 

ディスコ風サウンドから、ロックンロールまで幅広いジャンルの楽曲を制作され、どれもおしゃれな仕上がりです。

アーティストさんの声の倍音を調べる等、かなりボーカルの研究にも力を入れています。

たくさんあるギター1つ1つの写真をとってケースに張り付け、丁寧に管理されています。

おおざっぱな性格だそうですがギターに対する愛を感じます。

 

【丸山隆平】ベース

 

指引き、ピック引き、スラップ奏法の使い分けはもちろん、アコースティックの演奏では親指弾きで柔らかな音にする等曲によって七変化するベースが素敵です。

エフェクターを使って面白い音を鳴らし、カッコいいだけでなく楽しくなるベースを弾く人です。

フェンダージャズベースから斬新なデザインのブラストカルトまでたくさんの楽器を所持されています。

ジャニーズ事務所では異例のベースマガジンの表紙を飾りました。

 

【安田章大】ギター

 

安田くんはプロからみても抜群に上手と定評があり、アドリブ演奏やライブでの即興セッションも見どころです。

あまり歪ませず、音の粒が消えないように音作りをされたりと、ギターの音にこだわっています。

自分でデザインしたギターを特注するなど、楽器にもこだわりを持っています。

 

【大倉忠義】ドラム

 

リハーサルで初合わせする際には、先にスタジオ入りして練習する努力家です。

ドラマーや共演者の方に認められる実力の持ち主で、激しいロックはもちろん、難しい演歌や歌謡曲などのドラムも完璧にこなします。

ドラムを叩きながらメインパートやコーラスも担当しているドラムボーカルです。

渋谷くんも大倉のドラムで歌うのが1番気持ちいいと言っていたように、ボーカルが乗るドラムを演奏します。

 

【村上信五】キーボード

 

村上くんはがさつキャラですが、ピアノに関してはとても繊細なタッチで丁寧な演奏をされます。

渋谷くんとユニットを組んでジャズ風にアレンジするなど、幅広い楽曲のピアノを担当しています。

コンサートではキーボードを弾きながら煽りも担当しています。

 

【横山裕】トランペット・パーカッション

 

横山くんのトランペット・パーカッションがあることで、関ジャニ∞は普通のロックではなくスカバンド風やポップス寄りなど、より音楽ジャンルが広がっています。

トランペットを始めたころは音が不安定でしたがどんどん上達していてソロパートもこなします。

覚えるのが遅いということで仕事の合間に時間をかけて練習する努力家です。

 

【渋谷すばる】ギター/ブルースパープ

 

彼自身がTHE BLUE HEARTSの大ファンということもあり、甲本ヒロトさんへのリスペクトが見えます。

TR-808(通称ヤオヤ)の実機を編曲に使用しているなど、音にこだわって楽曲を作っています。自身のラジオで機材について楽しそうに話していました。

レコードは約1000枚所持。自宅にいる時はレコードばかり聞いていると語っていまます。

 

以上、関ジャニ∞の魅力が伝わりましたでしょうか。

興味を持っていただけましたら是非、実際に楽曲も聴いていただければ幸いです。

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著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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【ミニコラム】関ジャニ∞のライブの6つの魅力

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関ジャニ∞はジャニーズグループの中でも、エンターテイメント性の高いライブをします。

ライブはとにかく楽しいです!

関ジャニ∞の音楽に興味を持った方は是非ともライブにも足を運んでいただきたいです。このページでは、関ジャニ∞のライブの魅力を簡単にお伝えします。

 

関ジャニ∞のライブ6つの魅力

① ステージングがすごい

 

子供のころからステージに立ってきた彼らは、とにかく魅せ方が上手いです。

自分たちの魅力を知っていて、最大限に魅せることができる人たちがバンドをやっているので、ある意味カッコよくなるのは当たり前なのかもしれません。

バンド演奏では、飛び跳ねたり、頭を振ったり、客席を煽ったりするステージングで会場を盛り上げます。

そしてダンスパートになると踊りながら客席の1人1人を見て、うちわに書いた要望に応えてくれます。

バンドのカッコよさとキラキラアイドルのギャップが大きいのも彼らの魅力です。

 

② 即興コントのようなMC

 

普段からバラエティ番組で鍛えられたトーク力が存分に発揮されるのが、ライブで繰り広げられるMCです。

一切台本なしのフリートークなので、メンバーの気分やその日の出来事によって全く違う内容になります。

アイドルギリギリアウト(笑)な話題も多く、テレビじゃないからとやりたい放題。

まるで中学生の昼休みを見ているような気持になります。

 

③ コントコーナー

 

MCだけではなく、大喜利するコーナーや、アイドル総選挙、ミニゲームなどとにかく見ていて楽しい企画が今までにたくさんありました。

「エイトレンジャー」という横山くんが企画するゆるいコントコーナーでは、自由にボケて突っ込むメンバーがいたり、アドリブ満載だったりと、舞台みたいにちゃんとしてないところが面白いです。

 

④ トンチキ衣装

 

アイドルといえばキラキラした派手な衣装のイメージがあると思いますが、関ジャニ∞は普通の衣装だけじゃ終わりません。

女子学生・暴走族、ド派手なヤンキー、着ぐるみ、褌姿、スクール水着、コスプレまで…様々な衣装で見た目も楽しませてくれます。

 

⑤ ダンス

 

「俺ら踊らない方のジャニーズやねん!」といいながらも、ライブでは激しいダンスをこなします。

安田くん、大倉くんはダンスも上手なのにグループのイメージからか世間に広まっていません。

ダンス曲もバンド曲に負けずキャッチーでかっこいい曲ばかりです。

 

⑥ エンターテイメント性は努力の賜物

ダンスや歌ができるのはアイドルとしてある意味当たり前。

関ジャニ∞はそれ以外にバンドを始め、さらにバラエティやコントなどいろいろなことに挑戦しています。

関ジャニ∞がなんでもできるのは、決して器用だからではありません。

それぞれが不器用な面を持っていますが、他にはない唯一無二の形を見付けようとがむしゃらに努力した結果です。

 

関ジャニ∞の音楽に興味が出たら、ぜひライブにも足を運んでいただきたいです!

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関ジャニ∞のおすすめアーティスト提供曲17選 【アルバム編】

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このページでは関ジャニ∞の他アーティストからの提供曲について紹介します。

楽曲を提供してもらった経緯や、アーティストとメンバーのコメントをご紹介します。メンバーの思いや制作過程を知ると、さらに楽曲が味わい深いものになると考えております。

今回はアルバム収録曲についてのエピソードを中心に執筆しています。

シングルは一覧から省いておりますので、気になる方はアーティスト提供曲シングル編のページをご覧ください。

 

アルバムの提供曲の魅力について

 

私はシングルよりもアルバムの提供曲の方が、関ジャニ∞とアーティストの個性がより発揮されているように感じます。

シングル曲はドラマやCMなどに起用される場合は、少なからずタイアップのイメージに沿った楽曲になるよう制作されます。

アルバム曲はテレビでの披露回数は少なくなるものの、自由度が高くメンバーの好きな音楽を表現するきっかけや手段となっているのではないかと感じます。

メンバーがラジオや雑誌でアルバムの提供楽曲に対する思いを語ることも多々あります。そういったこだわりを知ることで、よりメンバーの音楽性や魅力を知ることが出来ます。

 

アーティスト提供楽曲一覧(アルバム曲から一部抜粋)

 

アルバム名 曲名 提供アーティスト名
2nd KJ2 ズッコケ大脱走 強情にGO! THEイナズマ戦隊
地元の王様 THEイナズマ戦隊
3rd PUZZLE 一秒 KISS 野村義男
パズル 斉藤和義
ゴリゴリ THEイナズマ戦隊
ギガマジメ我ファイト THEイナズマ戦隊
4th 8uppers Oriental Surfer ウルフルズ
アニマル・マジック クレイジーケンバンド
5th FIGHT モンじゃい・ビート 怒髪天
宇宙に行ったライオン 藍坊主
フリーダム理論 スキマスイッチ
輝ける舞台へ ケツメイシ
wander 九州男
6th JUKE BOX TAKOYAKI in my heart ヒャダイン
クラゲ キマグレン
青春ノスタルジー Skoop On Somebody
7th 関ジャニズム FUN FUN FUN FUN FUN FUN FUN FUN RIP SLYME
三十路少年 ヒャダイン
ドヤ顔人生 TOKIO
高橋優
8th 関ジャニ∞の元気が出るCD!! 勝手に仕上がれ OKAMOTO’S
ナントカナルサ KANA-BOON
ふりむくわけにはいかないぜ サンボマスター
9th ジャム ニセ明(星野源)
DO NA I いしわたり淳治・蔦谷好位置
夢への帰り道 BEGIN
えげつない 岡崎体育
S.E.V.E.N 転び E.I.G.H.T 起き ユニコーン
青春のすべて いきものがかり
ノスタルジア 蔦谷好位置

 

アルバム曲の提供エピソード

『パズル』提供アーティスト:斎藤和義

▲『パズル』収録アルバム「PUZZLE」 

 

『パズル』の楽曲提供は、斉藤和義さんの大ファンである錦戸くんの発案で実現しました。

メンバー曰く、楽曲の歌詞は当時の関ジャニ∞メンバーの当時の立場や状況に一番近い内容となっているのだとか。

錦戸くんと斎藤さんはお互いのライブ見に行ったり、プライベートでも食事やギターを買いに行ったりするほどの仲です。

 

【コラム】錦戸くんと斎藤さんの出会い

錦戸くんは二十歳頃に斎藤さんのファンになりました。ライブに足を運んだり、ラジオで斎藤さんの曲を流したりと公式でファン発言をしていました。2008年には「斉藤和義 LIVE TOUR 2008 I LOVE ME~」のライブを見に行き、公演後の楽屋にて斎藤さんと初対面。その後、2人の共通の知り合いであるリリーフランキーさんと3人で飲みに行き交流を深めたそうです。錦戸くんは初めてプライベートで会ったにもかかわらず、酔ったふりをして「曲作ってください」とお願いしたのだとか(笑)この出会いが『パズル』の制作につながりました。

 

錦戸くんと斎藤さんは、2010827日放送のNHK「ザ少年倶楽部プレミアム」で共演し、『パズル』の制作について語っています。

斎藤さんは「ドラムのたっちょん(大倉くん)とベースのマルちゃん(丸山くん)を飲みに誘って、インタビューみたいなのを俺がして、関ジャニ∞ができてから今に至るまでとか、色々聞いたりして、それを詞にしたんですよ。亮ちゃん以外からはものすごいいい話聞けたんですよ。(MC:なんで錦戸くんから聴けなかったんですか?)まぁ、アホだからじゃないですか?(笑)」と冗談交じりでコメント。

また、メンバーと話した印象は「すごいちゃんとしてんだねっていうか、真面目なんだねっていうか、ジャニーズだからってことで、知らないって毛嫌いしちゃう人もいるだろうし(中略)それに対して悔しいからちゃんとしたい、楽器にしても、上手くないといけないみたいな話をした。なんちゅういい若者たちなんだみたいなね。プロ意識すごいんだなって思って。その横で一人(錦戸くん)は泥酔してました(笑)」と語っています。

出来上がった曲について、錦戸くんは「きっかけは僕やったんですけど、最初僕ひとりで歌うって言ってたんです…。なんでみんなで歌うねん。俺が大好きなせっちゃん(斎藤さんのニックネーム)一人で歌わせてくれよ。って言ったんですけど、

後々考えたら、やっぱりみんなで歌って、もっともっとおっきくしてった方が良いなと思いましたし、今皆で歌って良かったなと思います。本当、斎藤さんにも感謝です。(「パズル」Documentary Filmより)」と語っています。

 

『象』提供アーティスト:高橋優


▲『象』収録アルバム「関ジャニズム」

 

『象』はアルバム「関ジャニズム」のために書き下ろされました。高橋優くんにとって初めての提供曲です。

この曲は、メンバーの安田くんが優くんの大ファンであることがきっかけで実現しました。

安田くんは、当時優くんのライブに何度も通うほど大好きで、お願いしてみたところオファーを受けてくれたと語っています。

楽曲提供をきっかけに優くんは安田くんをはじめとしたメンバーとも仲を深め、現在は大倉くんと優くんでラジオ番組「オールナイトニッポンサタデースペシャル大倉くんと高橋くん」を放送しています。

『象』は優くんが大切にしてきた「動物シリーズ」の1曲です。

 

最初は、関ジャニ∞がまだやったことないような曲も書きたいと思っていたそうです。

ですが、関ジャニ∞がリリースしているCDDVDをほとんどチェックしたところ、すでに色々な音楽をやり尽くしているグループだと知り、あえて自分にとっての最高傑作を作ろうと思ったのだとか。

 

また、関ジャニ∞の音楽について「そこらのバンドだったら斬り倒されるぐらい強いです。(20178月号CATより抜粋)」と語っており、アーティストとしてお互いにリスペクトし合っている関係だということが分かります。

大倉くんは、「優くんが提供してくれた時に、こういう思いを込めて書きましたみたいな手紙を添えてくれた。優くんのその気持ちがすごく熱くてメンバーもすごい感動してて。その時演出もやらしてもらってたから、この曲をもっとバージョンアップできないかって思って演出した。(20161029日「ラジオ大倉くんと高橋くんより)」とコメントしています。

2014年のツアー「関ジャニズム」に行った優くんは『象』を聴いて、感動のあまり泣いてしまったのだとか。

 

 

高橋優くんの楽曲は、時に鋭い言葉を使いつつも、最終的には背中を押してくれるような熱い歌詞が魅力だと思います。関ジャニ∞の『象』の歌詞にもその魅力が表れています。

 

玉乗り上手なサーカスの象 本当は凶暴で暴れん坊

どうして簡単に蹴散らせるハズの 人間のロープに怯えてるの?

心まで躾けられた悲しみの記憶 本当は君に出来ないことなんてないのに

引用:関ジャニ∞『象』作詞・作曲 高橋優

 

『象』は高橋優くんの魅力もたっぷり詰まった楽曲となっています。

また、セルフカバーバージョンはあえて関ジャニ∞バージョンとあまり変えず、歌の違いを楽しんでもらえるよう制作されたのだとか。

2種類の『象』を聴き比べてみると、それぞれの良さを感じられておすすめです!

 

『ドヤ顔人生』提供アーティスト:TOKIO・長瀬智也


▲『ドヤ顔人生』収録アルバム「関ジャニズム」

 

『ドヤ顔人生』は、事務所の先輩であるTOKIOの長瀬くんが提供した楽曲です。

メロディや楽器の使い方はTOKIOっぽいのですが、歌詞は関ジャニ∞らしさが詰まっています。

長瀬くんから見た関ジャニ∞を知れるのでTOKIOファンの方にも聴いていただきたい曲です。

曲を作った長瀬くんはテレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」(2016年6月19日放送回)にて以下のように語っていました。

「関ジャニっていろんな曲歌ってるけれども、俺からしてみたら関西のガサツな男たちだし、センチメンタルな曲歌っても俺的にはうれしくなかったから、もうドヤ顔人生でいいだろお前たちみたいな(感じで作った)」

「すばるの声はパンクで、すごくいい個性があるなと思っていたからその声がずーっとあの曲を作るときに鳴ってたんだよね。そういう想いもあったかな。」

また、楽曲のキーとなるすばるくんのレコーディング時には、長瀬くんが立ち会ってくれたのだとか。

すばるくんは「ハーモニカを始めたばっかりで、レコーディングでハーモニカを吹くのも初めてやった。めちゃめちゃ緊張して、しかも先輩おるしブルブル震えながらやったら、いいんじゃないって言ってくださったから、嬉しかった。」とコメントしています。

『ドヤ顔人生』は長瀬くんのコメント通り、すばるくんの声が引き立った曲となっている気がします。

また、長瀬くんのTOKYO FMのラジオ番組「Nagase the Standard」では、「時計の針はどうでもいいから 明日を探そう…」という歌詞が凄く好きと語っていました。

この歌詞は発明家の「本当にいいものを作りたかったら、部屋に時計を置くな」という名言から着想を得て書いたのだそうです。

TOKIOの楽曲が好きな方は『ドヤ顔人生』おすすめです。

 

『勝手に仕上がれ』提供アーティスト:OKAMOTO’S


▲『勝手に仕上がれ』収録アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!」

 

『勝手に仕上がれ』の楽曲提供は、丸山くんの発案により実現しました。

2015年にミュージックステーションで共演した際、丸山くんがOKAMOTO’Sのパフォーマンスに魅力を感じ、初めて自分から楽曲提供の発注をさせてもらったそうです。

また、OKAMOTO’Sのみなさんも共演後に「関ジャニ∞の皆さんの演奏に痺れたぜ」とコメントしています。

▼instagramでのコメント

 

ちなみにOKAMOTO’Sも『青い天国』をリリースした2013年ごろから、関ジャニ∞に楽曲提供してみたいと思っていたそうです。

丸山くんだけでなく横山くんも「OKAMOTO’Sは、ミュージックステーションに一緒に出演して、カッコええなって思ってたんです。それから「Dance With You」をずっと聴いていて。今回、僕らに作ってくれた曲もOKAMOTO’S色がとても強くて、OKAMOTO’Sや!カッコいいな、と思いました(笑)(「Songs」201512月号)」とコメントしており、メンバーも思い入れがある曲となっています。

丸山くんは、発注する際、あえて難しいベースの奏法を入れて欲しいとハマくんにお願いしたそうです。

「いつもと違う弾き方を、ハマ・オカモトさんにプレイの中にいれていただいてレクチャーを受けながら、実際に僕もベースとして演奏させてもらいました。なので、ベーシストとしても進化を求める1枚になったと思います。(元気が出るCD!!特設ページより)」

その時の様子についてハマくんがtweetしています。

 

丸山くんとハマくんの努力とベース愛が伝わってきます。

完成した作品について丸山くんは「僕がOKAMOTO’Sさんにこういう感じとお願いした曲で、仕上がり最高!聴きどころとしては、OKAMOTO’Sさんと僕のダブルベース。そしてすばるくんのハープもすごくいいです(「オリ☆スタ」20151116号)」と、大好きなバンドに作ってもらえてとても嬉しそう。

レコーディングはすばるくん、丸山くん、OKAMOTO’Sのメンバーでほぼ一発撮りしたと語られています。

その後他のメンバーもあえてあまり取り直さず、ライブ感のある音源に仕上げたそうです。

すばるくんは「レコーディング、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。スタジオに入ってOKAMOTO’Sの皆さんに挨拶して、何分後かにはブースに入って、せーので一発録りですぐOK。みんなで一緒に音を出すって、すごく楽しい。そしてそこにマルが居たことが、さらに良かった(「音楽と人」20162月号)」とコメントしています。

ハマくんと丸山くんはこのあたりから交流を深め、プライベートでもベースについて語り合う仲になり「関ジャム」や雑誌の対談でも共演しています。

『勝手に仕上がれ』はセリフのような歌詞をメンバーで歌い継ぐ構成となっており最高にかっこいい楽曲です。

ライブで盛り上がる定番曲なのでロック好きの方にはぜひ聴いて欲しいです。

 

『ナントカナルサ』提供アーティスト:KANA-BOON


▲『ナントカナルサ』収録アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!」

 

『ナントカナルサ』はKANA-BOONさんのギターボーカル谷口鮪さんが作詞作曲を手掛けた楽曲です。

メンバーみんな口をそろえて「キャッチ―」とコメントしている通り、繰り返しの歌詞やメロディーが印象的で、KANA-BOONさんの個性が色濃く出た楽曲となっています。

KANA-BOONさんは楽曲提供後に「関ジャム」で共演しており、提供曲の『ナントカナルサ』と、KANA-BOONさんの『なんでもねだり』のセッションを披露しました。

村上くんの「いい曲だから自分らでやったらいいのに」というコメントに対し、制作した鮪さんは「それはでもちょっとミスったかもしれへんな(笑)」と答えており、お気に入りの楽曲となっているようです。

 

提供曲にはいくつか候補があり、その中からメンバーで話し合って1曲を選んだそうです。

安田くんは「どの曲もすごくいい曲だと思ったんですけど、KANA-BOONさんからは、いろんなアレンジの曲があがってきたんです。その中でもちょっとポップで、心が躍るようなメロディラインがあって、ダンスが得意じゃないような人たちでも一緒にリズムを刻めるような曲がいいですって話をしたら、この”ナントカナルサ”があがってきたんです。いろいろと考えてくださったのをすごく実感しましたね。(「Cut」201512月号)」とコメントしています。

また、すばるくん最後の関ジャムでも鮪さんからコメントを寄せています。

 

 

『ナントカナルサ』はアルバムの中でもひときわ明るくポップな楽曲となっていて「元気が出るCD!!」のコンセプトにぴったりな楽曲となっています。

 

『今』提供アーティスト:akira nise(星野源)


▲『今』収録アルバム「ジャム」

 

『今』は謎のアーティスト「ニセ明」さん(星野源さん)が作詞作曲、菅野よう子さんが編曲を手掛けた楽曲です。

27時間テレビのテーマソングに採用され、アルバム曲にも関わらず2017年には歌番組でたくさん披露されました。

 

星野源さんは一度「関ジャム」に出演し『夢の外へ』をセッションしています。

楽曲制作についての詳細は明かされていませんが、デモ音源はニセ明さんの弾き語りだったそうです。

すばるくんはリリース当時「今の関ジャニ∞に必要な曲って感じがする」と語っています。

 

また、ダンスの振付は安田くん発案により、振付稼業air:manさんが手掛けています。

『今』については、2017625日放送の「関ジャム」にて、ダンスの振付を制作する全行程が明らかになっています。

普段は見られない打ち合わせ風景や、振り付けのサンプルビデオ、振り入れまで放送された神回でした。

振付を依頼する際、関ジャニ∞サイドからは3つのポイントを伝えたそうです。

 

①サビの歌詞を手の動きで表現
②コンサートでお客さんも一緒にできる振り付け
③マネする時、簡単すぎず 難しすぎない

 

楽曲の「未来を超える今」の部分には安田くん考案の「越える」という手話が採用されています。

安田くんとair:manさんと話しつつ構想を練っていたところ、前に歩く振り付けがいいという共通の認識があったそうです。

振り付けイメージについてair:manさんは、

「ジャニーズがやるクレイジーキャッツみたいなイメージ。コミカルということではなく、シーン的に前に進むみたいなものがあると素敵になるだろうなと思います。」とコメントしています。

メンバーはただ用意された振りを覚えるだけでなく、魅せ方を考慮しつつ意見を出し合い、最終的な振りを決定していました。

そしてその後、たったの一時間で振り入れを終え、2日後にはMV撮影が行われました。

▼振付完成スケジュール

330 振付の打ち合わせ
413 air:manさんからサンプルVTRを撮影
417 関ジャニ∞振り付けレッスン
419 撮影本番

 

歌詞は夢を追いかけ旅立つ仲間を応援するという世界観になっています。

 

いつまでも 此処に居たいけれども 旅立つ夢を 見てしまったことを

貴方に祈りを捧げるよ さよなら またいつか 会うまで

夢を見たから 胸の中から 手を伸ばし君の肩を叩くから

いつか目の前 たどり着けたら くだらないことで笑い合えるかな

未来を作る 今 今 今

引用:関ジャニ∞『今』作詞・作曲 akira nise

 

色々なとらえ方がありますが、すばるくんやメンバーも何かしら感じることがあったのかもしれません。

 

『DO NA I』提供アーティスト:いしわたり淳治・蔦谷好位置

▲『DO NA I 』収録アルバム「ジャム」

 

『DO NA I』は音楽プロデューサーいしわたり淳治さんが作詞を、蔦谷好位置さんが作曲を手掛けた楽曲です。

この楽曲は、制作の全行程が「関ジャム」(2017年6月25日放送回)にて特集されました。

提供のきっかけは、アルバム「ジャム」の制作会議で、楽曲発注したいアーティストさんの中に蔦谷さんの名前が挙がったことでした。

関ジャニ∞サイドからは「ある程度テンポ感のあるダンス曲」というリクエストをしたそうです。

番組内で放送された制作の工程を一部ご紹介します。

 

【2017317日】蔦谷さんから、2種類のデモが届く。

①仮タイトル『夢の続き』のイメージは「US仕様のダンスポップ」「Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ) 」のようなサウンド。

②仮タイトル『funky nasty』のイメージはジェシー・Jの『bang bang』や、映画「SING」の『Faith』みたいなサウンド。

関ジャニ∞サイドは、ライブで実現しやすく、ダンスがより映えそうな『funky nasty』の方で進めたいとリクエストしたそうです。

 

【44日】蔦谷さんから『funky nasty』のフルサイズデモが届く。

この日、メンバーと蔦谷さんで一緒にデモを試聴します。

蔦谷さんは曲について、「ブルーノマーズとかちょっと古めの曲やってるじゃないですか。古いんだけど新しく感じるサウンドにしたくて、ダンスも80’sを感じるセクシーな感じが出たらいいかなと。」とコメントしています。

その後、蔦谷さんがいしわたりさんに作詞をオファーしOKをもらいます。

 

【45日】蔦谷さんからいしわたりさんに、歌詞の内容についてリクエストのメールを送る。

内容を一部抜粋してご紹介します。

・歌詞のテーマとしては、「次の主役は誰だ?俺たちの出番だ」「楽しませるのは俺たち」「主役は君と俺たちだ」というイメージの曲にしたい。
・サビの頭のフレーズに印象に残るパンチラインが欲しい。
・サビの最後(完成版でDO NA Iと歌っている部分)を全員で歌えるようにしたい。

 

【419日】歌詞が入った仮歌を関ジャニ∞が試聴。

その際に、いしわたりさんから関ジャニ∞に手紙が送られました。

『作詞をする際は一番言葉が乗りにくいメロディーから書き始めるのですが、今回はさびの最後の部分がそれなので、(中略)少し考えて「Tonight どない?」でいくことにしました。(中略)楽しく、ガヤガヤと、主役と撮り合いながら歌うメンバーの姿を想像して書きました。この歌詞、どない?」』

 

【427日~29日】関ジャニ∞のボーカルレコーディング。

蔦谷さんのリクエストを100%叶えつつ、関ジャニ∞らしさのある素敵な歌詞になっています。

蔦谷さんから、「マチガイの恋でも素敵やん……?」という歌詞はすばるくんに歌って欲しいと要望。

 

【512日】関ジャニ∞の歌入り音源を受け取った蔦谷さんが、さらにアレンジを加える。

楽曲への「お化粧」と言われる、SEを足して楽曲の雰囲気を作っていく作業です。

 

・1番サビ頭にキランとしたSEをサビ前に追加し、スポットの色が変わった雰囲気に。
・2番サビ頭にスモークが上がっているようなSEを、また2番からクラップのSEを追加。
・3番はピアノ音を刻むようにノリを変え、推進力を増す。
(作業内容の一部を抜粋)

 

また、蔦谷さんから見た関ジャニ∞のボーカルについても語られました。「グループとして最大の武器だと思ったのが、一人一人の声のキャラ立ちがいいなって。全員「彼の声だ」ってすぐ分かるんですよね。それがすごくいいなと思って。ハーモニーとかも上手だし、声の混じりも良い。「混ざり」が良くて「立ち」が良いってあんまりないんですよね。」

 

また、作詞されたいしわたりさんは、関ジャニ∞について、

「生でも煮ても焼いてもおいしい素材の、一番新鮮なヤツをもらうっていう感じだと思うんですけど、そういう素材を手に入れたら料理するの楽しいじゃないですか。(「CUT」20178月号)」とコメント。

数々の音楽を作り上げてきたプロデューサーさんの技術と音楽への愛が詰まった楽曲となっています。

 

『青春のすべて』提供アーティスト:いきものがかり水野良樹・本間昭光

▲『青春のすべて』収録アルバム「ジャム」

 

『青春のすべて』はいきものがかりのギタリスト水野良樹さんが作詞・作曲を、音楽プロデューサーの本間昭光さんが編曲を手掛けた楽曲です。

水野さんと本間さんはいきものがかりの楽曲制作で常に音楽を作っており、信頼のおけるタッグです。

実はこの楽曲、普通とは違う方法で作られました。

 

楽曲制作においては、通常は曲ができてから映像という順番で制作されるのが一般的です。ただ『青春のすべて』はMVの歌唱シーンが無い部分を先に撮影し、その映像に合わせて楽曲が制作されたそうです。

関ジャニ∞からのオファーは「四季を感じるバラード曲」とのことで、映像も春夏秋冬それぞれの季節の中撮影されています。

水野さんは映像に対して「笑ってたんですよ。お互い同士で話したりしていて、そこらへんが一緒に戦ってきた仲間なんだよ、みたいなところが見えた気がしたんですね(「関ジャム」2017625日)」とコメント。

 

映像を見て「青春」というキーワードを思いつき、楽曲を完成させたのだとか。

自然の美しさが際立つ映像、切ない歌詞、壮大で曲がすべてリンクした感動的な楽曲となっています。

歌詞はファンの間で、関ジャニ∞とすばるくんの状況に重ね合わせてしまうという声もあり、思わず涙しそうになります。

 

『えげつない』提供アーティスト:岡崎体育

▲『えげつない』収録アルバム「ジャム」

 

『えげつない』は関ジャムに何度かゲスト出演していた岡崎体育さんからの提供楽曲です。

メンバーの丸山くんとは、同郷(京都出身)ということもあり、カラオケに行くなどプライベートでの交流もあるのだそう。

 

 

岡崎体育さんは関ジャニ∞のライブを見に行った感想を自身のコラムで語っています。

「「えげつない」は、メンバー同士がフリースタイルラップでディスり合う曲。(中略)この曲をライブで観て、ただの馴れ合いのイチャイチャに終わってない、もっとレベルの高いところで面白くなっていると感動しました。(中略)言葉のチョイスとか会話の精度の高さとかが絶妙。だから見ていて面白いし、めっちゃ魅力的に感じる。」(岡崎体育の連載。ananNEWS「体育ですけど、オンガクです」より)

メンバーもライブDVDのメイキングで「えげつないがピークやな」と語っており、最高潮にテンションが上がる楽曲となっています。

また、TBSラジオ「岡崎体育のしがち!」に丸山くんが出演した際、楽曲制作のエピソードを語っていました。

岡崎体育さんは、関ジャニ∞の一番好きな楽曲にヒャダインさんから提供された『三十路少年』を挙げており、

「楽曲提供の話をいただいたとき、関ジャニ∞のアルバムを聴きこんで、この曲が一番、僕が作ろうと思っていた曲に近かったんです。(「岡崎体育のしがち!」2017625日より)」とコメントしています。

丸山くんは、楽曲提供について「岡崎体育、関ジャニ∞のこと好きなんや!関ジャニ∞をこの曲で売ろうとしてるな!って。関ジャニ∞を知らなくてもこういうやつなんやってことが分かるし、メンバーの関係性もわかる。」と絶賛。

また岡崎体育さんも関ジャニ∞の音楽性について、「舐めててすみませんでした」と語っています。

正直言って、当初はミュージシャンとしての関ジャニ∞のこと舐めてました。やらされている感じなのかなと思ったらとんでもない。熱意を持ってみなさん取り組まれていますし、実際の演奏力もすごい。(中略)作詞作曲もメンバーみなさんやっているというところもすごい。もはや、アイドルが作ったというレベルの話じゃないんですよね。そういうクオリティを知ると、「ああ、舐めててすみませんでした」って思います。(岡崎体育の連載。ananNEWS「体育ですけど、オンガクです」より)

 

岡崎体育さんは、「新規の人とかもいると思うので、その人にやさしい曲を書こうって意思を持って書いた」とのことです。

また、インターネットでメンバーのエピソードを検索し、ひたすらリストアップしていって作っていったそうで、1か月近くかかったのだとか。

入門編としてぴったりの楽曲ですし、ラップバトルからの展開が一番面白いので、ぜひフルで聴いてみてください!

 

『夢への帰り道』提供アーティスト:BEGIN

▲『夢への帰り道』収録アルバム「ジャム」

 

BEGINさんは『夢への帰り道』提供前、2016320日放送の関ジャムにゲストで出演しています。

共演する前から安田くん、錦戸くん、大倉くんはBEGINさんの楽曲をよく聞いていたようです。(錦戸くんや安田くんは『島人ぬ宝』、大倉君くんは『防波堤で見た景色』をラジオで流していたことがあります。)

また、2007年に開催されたライブツアー「関ジャニ∞ えっ!ホンマ!?ビックリ!!TOUR 2007」の沖縄公演」では『島人ぬ宝』のカバーが演奏されました。

 

BEGINさんは『夢への帰り道』について、「ファンの方がいらっしゃって、関ジャニ∞のメンバーがいて、歌を共有して初めて完成すると思ってるのでメロディーも皆で歌える形にしましたので…(「関ジャム」201772日より)」とコメントしています。

色々な思いを持ったファンとの一体感を大切に作られたのだそうです。

サビの「あぁ君は孤独をピアノに変えて あぁ僕は不安をギターにしよう」という歌詞がとても印象的で、まさにコンセプト通りの楽曲です。

BEGINの上地さんは、完成した楽曲について「それぞれの個性が生きていて最後に結集するのが印象的。」とコメントしています。

 

このページではアーティストからの提供曲の中でも特におすすめの曲を厳選してご紹介しました。

今回ご紹介しきれなかった楽曲の中にも素晴らしい楽曲はたくさん存在します。

関ジャニ∞が気になる方はもちろん、音楽好きの方はぜひチェックしてみてくださいね!

『関ジャニ∞音楽入門』目次へ  (全23ページ)

 

目次著者

著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

お問い合わせはこちらから

関ジャニ∞が「関ジャム 完全燃SHOW」で見せた神セッション21選

 

 

関ジャム 完全燃SHOWとは

 

「関ジャム 完全燃SHOW」は2015年5月10日よりテレビ朝日で放送されている音楽バラエティ番組です。

関ジャニ∞が毎回様々なアーティストをゲストに迎えて、一夜限りのジャムセッションやトークを繰り広げます。

毎週日曜日夜11時10分より放送しています。(2019年8月現在)

▼セッションの詳細・バックナンバーは以下より
テレビ朝日公式サイト|関ジャム 完全燃SHOW バックナンバー

 

私はとにかくこの番組が大好きで、録画して何度も見返しています。

関ジャムを見ていただければ、関ジャニ∞がいかに音楽性の高いグループか知っていただけると思います!

 

関ジャムを見ればわかる!関ジャニ∞の魅力

 

関ジャムを見ることで、音楽性の高さだけでなく関ジャニ∞の魅力を知ることもできます。

① 専門性が高い

 

今までこれほど音楽の専門的な知識に切り込んだ番組は無かったように思います。(専門性の高いテーマの例:ライブの音響・映画音楽・ギター・ベース・ドラム特集・クラシック・効果音・CM音楽等)

音楽好きの方こそ面白い番組となっており、ジャニーズだから…アイドルだからと見るのを躊躇しているのなら、それはとてももったいないです!!

関ジャニ∞のメンバーに音楽の経験や知識、興味があるからこそこういった番組ができるのだと思います。専門的過ぎてよく知らないテーマであっても、メンバーは常に楽しそうに向き合っているので、一緒に勉強している気分で音楽を学べます。

 

② おもてなし力

 

音楽的な話は専門家が話すと堅苦しくなりがちですが、関ジャニ∞がいることで、ゲストの魅力を引き出し、マニアックな音楽の話をかみ砕いで伝えてくれています。

ゲストをおもてなしする対応力があるグループだからこそ成り立っている番組です。

 

③ セッションの努力

 

彼らは超多忙ですので、毎回セッションの楽曲は3日前ほどに決定し、大体1~2日で仕上げるそうです。

スケジュールが詰まっていれば数時間しか練習出来ないこともありますが、セッションまでには完璧に暗譜する日々をずっと続けています。

直前にアレンジが変更されたりすることもありますがすべて対応するそうです。

セッション後、アーティストさんが関ジャニ∞の実力を認めてくれるのは、嘘無しの音楽を作っている証拠です。

 

関ジャムの見どころ!神セッション厳選まとめ

 

関ジャムでは数多くの関ジャニ∞とアーティストとの数多くのセッションが行われてきました。セッションは「ダンスと歌」「演奏と歌」「演奏のみ」「ゲストが踊りメンバーが演奏する」「歌メイン」など色々なパターンがあります。

以下では、その中でも特に素晴らしかったセッションを厳選してご紹介したいと思います。

セッションは主に3つの基準で選んでいます。

  • メンバーが関ジャム内で【忘れられないセッション】【実は大変だったセッション】で挙げていた回
  • SNSの反応やファンの反響が大きいと感じた回
  • 上記を踏まえつつメンバーが楽しそうな回や、個人的に感動した回を厳選

※【忘れられないセッション】は201878日放送。渋谷すばるくん最後の出演回です。【実は大変だったセッション】は2019613日放送。

 

メンバーそれぞれが特に活躍していた回をまとめています。

【忘れられないセッション】【実は大変だったセッション】の特集回で選抜されたセッションは素晴らしく、ファンにとっても反響が大きかったセッションが多いです。SNSでも「神回」という声が多数見られました。

私の主観だけでなくメンバー本人たちの意思や世間の声を含めて、お伝えしたいと思いここから選出させていただきました。

ただ飽くまでも一ファンの意見としてお楽しみいただければと思います!

 

 

丸山隆平 (ボーカル・ベース)活躍セッション3選

2015920日放送回】ポルノグラフィティ『ハネウマライダー』

ゲスト・曲 ポルノグラフィティ『ハネウマライダー』
放送日 2015920
参加メンバー Vo. A.G.錦戸/Gt.Vo.安田/Ba.丸山

▼ポルノグラフィティ『ハネウマライダー(short ver.)』

 

丸山くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

「ベースに自信を持てたきっかけの曲。ドラムのマスケさん(ポルノグラフィティのサポートメンバー)が「ハネウマライダーのベースオーディションに丸山くんが来たら選ぶ」と言ってくれて自信がついた。楽譜にはない、曲の解釈や疾走感を表現できたかな。」とコメント。

このセッションについては、丸山くんが表紙を飾ったベースマガジンでも語っていて、よほど心に残っているのだろうなと思います。

リスペクトする亀田誠治さんのベースだったこともあり、とても楽しそうに弾いていました。

丸山くんはマスケさんだけでなくポルノグラフィティの晴一さんや、星野源さん、いきものがかり水野さんにもセッションのベースを褒められています。

 

【2018年6月13日放送回】サカナクション『新宝島』(セッション曲は『夜の踊り子』)

ゲスト・曲 サカナクション『新宝島』(セッション曲は『夜の踊り子』)
放送日 201863
参加メンバー Vo. A.G.錦戸/Key.Cho.村上/Ba.丸山

▼サカナクション『新宝島』

▼サカナクション『夜の踊り子』

 

丸山くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

セッションテーマ曲は、『夜の踊り子』だったのですが、その前に『新宝島』の即興セッションが行われていました。

丸山くんがリハーサル時に『新宝島』のベースを弾いていると、途中でドラムが入り、ギター、キーボードと続き、ボーカルの山口さんまで歌い、本格的な演奏に!

凄くカッコいいセッションで、サカナクションの山口さんも「関ジャム最高!バンド組みましょうよ!」とコメントしていました。

課題曲ではない楽曲をコピーしているあたり、丸山くんのベース愛とサカナクションへのリスペクトが伝わる素晴らしい回でした。

関ジャムではこういった即興セッションで未公開のものがたくさんあるそうです。

 

【2016年8月20日放送回】Mrs. GREEN APPLE『鯨の唄』

ゲスト・曲 Mrs. GREEN APPLE『鯨の唄』
放送日 2016820
参加メンバー Vo.丸山/A.G.渋谷/Per.横山

Mrs. GREEN APPLE『鯨の唄』

 

放送後にSNSなどで反響が大きかった回です。

今でこそ丸山くんのメインボーカル回が増えましたが、2017年あたりまではベースでの参加が多かったため、ゲストと向かい合って歌ったこの回が印象に残っています。

丸山くんの歌声は癖が少なく、優しくて心地よい響きが魅力です。

このセッションでは特に曲の雰囲気に寄せて、優しい歌い方をしていたように思います。

丸山くんとMrs.GREEN APPLEのボーカル・大森さんの綺麗な声がマッチしていて素晴らしいセッションでした。

丸山くんはベーシストとしてだけでなく、ボーカリストとしても素晴らしいのですが、その実力は一部にしか知られていません。

今後はもっとメインボーカルを務めて欲しいと思っています。

 

安田章大(ボーカル・ギター)活躍セッション3選

201793日放送回】石川さゆり『津軽海峡・冬景色」

ゲスト・曲 石川さゆり(Vo.)『津軽海峡・冬景色』
放送日 201793
参加メンバー Gt.安田/Ba.丸山/Dr.大倉/Per.横山

 

安田くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

「誰もが知っている曲を弾くのは難しいですね。特に曲頭のリードギターは、ゆっくりのテンポでズレるとすぐにわかるし、ギターで泣いていないと…普段僕らの曲で泣きのフレーズというのはほとんどないので、それが難しかった。」とコメントしています。

演奏に感情をこめているのが伝わってきて、本当に泣いているように聞こえるギターが印象的でした。

安田くんは感受性が高く、曲の世界観を歌やギターで表現する力に長けていると思います。

セッション後、石川さゆりさんは「素敵でした。ありきたりな、規制品じゃなくて、すごく皆さんのそれぞれの音楽っていうのを感じて嬉しかったです。」と語っています。

 

【2018年4月22日放送回】高尾直樹&今井マサキ&松谷麗王&Goose house『ハピネス』

ゲスト・曲 高尾直樹(Cho.))& 今井マサキ(Cho.)& 松谷麗王(Cho.)& Goose house『ハピネス』
放送日 2018422
参加メンバー Vo. A.G.安田/Gt.Cho.錦戸/Dr.大倉

▼AI『ハピネス』

 

安田くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

「女性の曲は声が出ないからといって、キーを下げると、その曲本来の良さが消えたり気持ち悪かったりするので、なるべく原曲キーで歌います。AIさんは僕よりRBの歌い方。本当に僕の歌でこの曲のメッセージが伝わっているか?自分の課題としている所まで達せていないなと思ってしまった曲です。」とコメント。

いかに安田くんがアーティストと楽曲をリスペクトしているか、真剣に音楽と向き合っているのか、ということが分かったセッションだったと思います。

AIさんの『ハピネス』もいいですが、安田くんの少しハスキーな響きの声と、優しい歌い方が曲にマッチしていて、新しい『ハピネス』になっていました。

 

2016327日放送回】清塚信也『さくら(独唱)』

ゲスト・曲 清塚信也(Pf.)『さくら(独唱)』
放送日 2016327
参加メンバー  Vo.Gt.安田/A.G. Cho.錦戸/Ba.丸山/Dr.大倉/Key.村上

▼森山直太朗『さくら(独唱)』

 

安田くんがメインボーカルを務めた回の中でも、特に印象に残っているこちらの回をチョイスしました。

森山直太朗さんの楽曲『さくら(独唱)』は難しい曲ですが、その分安田くんのポテンシャルが発揮されたセッションだったと思います。

曲の冒頭は清塚信也さんのピアノだけという緊張感のなか、「僕らはきっと待ってる」部分のファルセット(=裏声の一種)が綺麗に響いていて、曲が進むにつれ力強く歌い上げていました。

音数が少ない中、テンポをささえる大倉くんのドラムと丸山くんのベース、演奏に華を加える村上くんのキーボード、安田くんの声に寄り添う錦戸くんのコーラスとギターなど、一人ひとりの演奏も際立つ回でした。

 

錦戸亮(ボーカル・ギター)活躍セッション3選

201848日放送回】NAOTO&宮本笑里&金原千恵子&石川綾子『キラキラ』

ゲスト・曲 NAOTO(Vn.) & 宮本笑里(Vn.) & 金原千恵子(Vn.)& 石川綾子(Vn.)『キラキラ』(小田和正さんの楽曲)
放送日 201848
参加メンバー Vo. A.G.錦戸/Vo.Gt.安田/Dr.大倉

 

錦戸くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

錦戸くんは「緊張したけど好きなセッション。とにかく下ハモが難しかった。下ハモが難しいのに、いきなり主メロにいって、また下ハモの繰り返し。音を外したら、後ろに絶対音感集団がいるので、余計怖かったです。」とコメントしていました。

主メロと下ハモを交互に歌っているという難しさを感じさせないほど自然な歌声でした。

さらに歌を歌いながらギターまで弾きこなしているという技術がとにかくすごいです!

安田くんと錦戸くんの声の混ざりも心地よく、個人的にも保存版のセッションです。

 

201665日放送回】蔦谷好位置『JOY』

ゲスト・曲 蔦谷好位置(Key.)『JOY』
放送日 201665
参加メンバー Vo. A.G.錦戸/Gt.Cho.渋谷/Gt.Cho.安田/Dr.大倉/Key.村上

▼YUKI『JOY』

 

『JOY』はYUKIさんの曲で蔦谷好位置さんが作曲を手掛けています。

関ジャムが始まって以来、初めて錦戸くんが一曲まるまるメインボーカルを務めたセッションです。

この曲は男らしく歌いすぎても、女性っぽくなりすぎてもいけない難しいラインだと思いますが、錦戸くんの歌い方の匙加減が絶妙で、曲の雰囲気に溶け込んでいました。

YUKIさんの持っている可愛らしさと『JOY』という曲の世界観を守りつつ、関ジャムバージョンとして成立していたように思います。

また、すばるくんの温かみがある声のコーラスや、安田くんのコーラスとギターのフレーズも心地が良かったです。

セッション後、ゲストの蔦谷好位置さんは「皆さん演奏が上手で驚きました」とコメントしています。

 

2018129日放送回】MIYAVI(Vo.Gt.) & NAOTO(Vn.)『ピンク スパイダー』

ゲスト・曲 MIYAVI(Vo.Gt.)& NAOTO(Vn.)『ピンク スパイダー』
放送日 2018129
参加メンバー Vo.Gt.錦戸/Ba.丸山/Dr.大倉

▼MIYAVI vs hide『Pink Spider (Remix )』

 

こちらもSNSで反響が大きかったように感じたセッションです。

錦戸くんは『JOY』での歌声とは打って変わって、思いっきりのどから絞りだすように歌い上げました。

グループの曲ではなかなかないロックボーカルにとても痺れましたし、ファン以外でも「関ジャムの人歌めちゃくちゃカッコいい」というツイートを度々目にしました。

サビの「ピンクスパイダー」部分は思いっきりがなり、「わずかに見えたあの空の向こう」の部分は丁寧に歌い分けていたのも素敵でした。

ゲストのMIYABIさんを食う勢いで、錦戸くんの表現力が分かるセッションだったと思います。

また、関ジャムセッションでトップクラスに激しい演奏も素晴らしかった回です。

 

大倉忠義(ボーカル・ドラム)活躍セッション3選

【2015830日放送回】きゃりーぱみゅぱみゅ『ファッションモンスター』

ゲスト・曲 きゃりーぱみゅぱみゅ(Vo.Dance.)『ファッションモンスター』
放送日 2015830
参加メンバー 村上・大倉(Vo.Dance.)

▼きゃりーぱみゅぱみゅ『ファッションモンスター』

 

大倉くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

大倉くんは「きゃりーさんはあえて軽く踊っている感じに見えて、やっていることがめちゃくちゃ細かい。あれを歌いながらやっているのが本当にすごい。」とコメント。

夏のツアーの最中で、その合間に練習していたけれど、全然覚えられなかったそうです。

セッションに参加した大倉くんと村上くんはあまりのダンスの難しさに唖然としていました…。

忙しい中で練習している努力もすごいですし、セッション本番ではダンスを完璧にこなしていてプロ意識を感じます。

ライブでもキレのあるかっこいいダンスを見られますが、女性アーティストの曲を踊っている姿は貴重でとても新鮮でした。

 

【20161225日放送回】関ジャニ∞のみ『Day Tripper Ticket To Ride Help!』(ビートルズメドレー)

ゲスト・曲 関ジャニ∞のみ『Day Tripper 』〜『Ticket To Ride 』〜『Help!』(ビートルズメドレー)
放送日 20161225
参加メンバー ・『Day Tripper』Vo.Gt.錦戸/Gt.Cho.渋谷/Ba.丸山/Dr.大倉
・『Ticket To Ride』Vo.Ba.丸山/Gt.Vo.渋谷/Gt.Vo.錦戸/Dr.大倉
・『Help!』Vo.Gt.錦戸/Dr.Vo.大倉/Gt.Cho.渋谷/Ba.丸山

▼The Beatles『Help!』

 

大倉くん、錦戸くんが「忘れられないセッション」にチョイスした回です。

大倉くんは「実際にメンバー4人で演奏してみてビートルズのスゴさが少し体感できた。」

錦戸くんは「自分たちだけでレジェンドの曲に挑戦できたのが良かった。すばる君とは関ジャニ∞でもずっと二人で歌ってきたので、ジョンとポールまではいかないけど感慨深かった。」

とコメントしています。

 

シンプルにめちゃくちゃかっこいいセッションでした。

全員素晴らしいのですが、特に大倉くんの魅力があふれていたのが『HELP!』です。

ドラムを滑らかに叩きながらリズムをちゃんとキープし、コーラスもメインボーカルと綺麗にハモっていました。

他メンバーが緊張気味の中、安定感のあるパフォーマンスでバンドを支えていたように思います。

 

【2019317日放送回】今井マサキ&YURI&稲泉りん『糸』

ゲスト・曲 今井マサキ(Cho.) & YURI(Cho.)& 稲泉りん(Cho.)『糸』
放送日 2019317
参加メンバー Vo.錦戸/Vo.大倉/Pf.村上

 

ボーカルが錦戸くん・大倉くんという人気ペアだったこともあり、かなり反響があったセッションです。

この放送ではセッション前に、カラオケでの歌い方のコツについて特集しており、そのテクニックをすぐに生かしていたように思います。

大倉くんの声は低音の響きやロングトーンのビブラート・ブレスが美しく、バラード曲でこそ、その魅力が発揮されます。

このセッションは音数が少ないこともあり、存分に歌声を堪能できる回となりました。

大倉くんはドラムが上手だからこそ、どうしてもセッションだと歌よりも演奏優先になってしまうのがもったいない!

人の声に合わせた演奏・コーラスも綺麗で、個人的に保存版のセッションとなりました。

 

【コラム】大倉くんのドラムの上手さ

大倉くんのドラムはプロのミュージシャンやドラマーも認めるほどの腕前です。 例えば、東京スカパラダイスオーケストラさんはメンバーが大倉くんの腕を絶賛しており、中でもドラマーの茂木欣一さんは「めちゃくちゃしなやかなんだよね~、凄いと思う」とコメントしています。また、ドリカムのベース中村さんも「本当に上手なドラムだと思う。もしよければいつかドリカムのドラムに!」と語っています。 メンバーの中でも特に楽器の技術が評価されていますし、どんな曲でも高いパフォーマンスを発揮できるドラマーだと思います。 そのため大倉くんは、様々な曲調のセッションでドラムを担当しており、その結果ボーカルをする機会が少なくなりがちです。なかなか世間に大倉くんの声の良さが伝わらず、もったいないと感じることもあります。

 

村上信五(ボーカル・キーボード)活躍セッション3選

201863日放送回】サカナクション『夜の踊り子』

ゲスト・曲 サカナクション『夜の踊り子』
放送日 201863
参加メンバー Vo. A.G.錦戸/Key.Cho.村上/Ba.丸山

 

村上くん、錦戸くん、丸山くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

村上くんは、「デモを聴いて「どないすんねん」と思った曲。音のこだわりを聴いていたので、細かくダメ出しされるんじゃ…と。他の人とセッションするのは初と言っていたが、快く受け入れてくれてありがたかった!」とコメント。

このセッションでは、村上くんはかつてないほど鍵盤のタッチの差を細かく気にして演奏されたそうです。

忙しい中、セッションまでに仕上げてくる努力も尊敬しますし、純粋にいつ練習しているのだろう…といつも思います。

村上くんは楽器を始めた当初、緊張でよく手が震えていましたが、最近は余裕を持って弾いているように思います。

また、錦戸くんはサカナクションの大ファンで、番組スタッフさんに何曲か選曲の候補を出してみろと言われ、出したうちの一曲が『夜の踊り子』だったのだとか。めちゃくちゃ楽しかった!ととても嬉しそうでした。

 

2015621日放送回】Perfume『ねぇ』〜『ポリリズム』

ゲスト・曲 Perfume『ねぇ』〜 『ポリリズム』
放送日 2015621
参加メンバー 村上(Vo.Dance.)

 

村上くんは、「実は大変だったセッション」でダンスセッションを3回分チョイスしていました。

そのうちの1回がこちらのセッションです。

セッションについて「女性のダンスは体の使い方も違うし、骨格が違うから浮かないようにするのが大変。極力女性っぽい仕草や止まり方を意識している。」とコメントしています。

繊細な動きまでコピーされており、本当に違和感のないくらい楽曲の雰囲気に溶け込んでいました

村上くんはもともとダンスが得意ですし、実は手足がすらっと長く、ものすごく綺麗な体型をされています。

そしてこのセッションは繰り返し見れば見るほど村上くんがかわいく見えます。

 

【20151025日/2018617日放送回】モーニング娘。’15『What is LOVE?』/モーニング娘。’18『OneTwoThree』

ゲスト・曲 ・モーニング娘。’15『What is LOVE?』
・モーニング娘。’18『One・Two・Three』
放送日 ・20151025日(『What is LOVE?』)
・2018年6月17日(『One・Two・Three』)
参加メンバー ・安田、村上(Vo.Dance.)(『What is LOVE?』)
・丸山、村上(Vo.Dance.)(『One・Two・Three』)

 

「実は大変だったセッション」で『ねぇ』以外にチョイスしていたダンスがこちらの2曲です。

モー娘。は人数が多い分、普段自分たち(関ジャニ∞)で踊るときよりも細かい立ち位置があり、フォーメーションが大変だったのだとか。

村上くんは、ダンスセッション皆勤賞くらいほとんど参加していますが、そのたびに難解な振り付けに挑戦しています。

本家と踊っても全く見劣りしないキレのある動きで、激しいダンス回ほど、村上くんの真骨頂が発揮されています。

渋谷すばる(ボーカル・ギター)活躍セッション3選

【2015年6月14日放送回】和田アキ子『古い日記』

ゲスト・曲 和田アキ子(Vo.)『古い日記』
放送日 2015614
参加メンバー Vo. B.Harp.渋谷/Gt.錦戸/Ba.丸山/Key.村上/Tp.Per.横山

 

すばるくん・丸山くんが「忘れられないセッション」にチョイスした回です。

すばるくんは「自分が主演した「味園ユニバース」でも選曲した。クソ緊張したけど思い切りぶつかっていけた。」

丸山くんは「映画ですばるがこの曲を歌うシーンにシビれて、しかもそれをアッコさんご本人と歌う。僕からすると不思議な光景で興奮した。」

とコメントしています。

「味園ユニバース」のワンシーンと同じく、すばるくんのアカペラから始まったのが印象的でした。

和田アキ子さんが持つ迫力のある声に負けない、力強い歌で、すばるくんから目が離せなくなります。

 

201725日放送回】高嶋ちさ子 & 清塚信也『雪の華』

ゲスト・曲 高嶋ちさ子(Vn.))& 清塚信也(Pf.)『雪の華』
放送日 201725
参加メンバー Vo.渋谷/A.G.安田/Ba.丸山/Dr.大倉/Key.村上

▼中島美嘉『雪の華』

 

放送後にSNSなどで反響が大きかったセッションです。

すばるくんの歌声は癖があり好き嫌いが分かれると思いますが、この回はあまり彼の声が好きではないという方からも感動したという声が上がっていました。

曲の世界に入り込み、感情を爆発させて歌っていて、特に落ちサビでの泣きそうな声色にグッときます。

高嶋ちさ子さんのバイオリン、清塚信也さんのピアノも美しく、丸山くん・安田くん・大倉くん・村上くんはしっかり演奏を支えてボーカルを引き立てていました。

 

【2017528日放送回】ウルフルズ『ええねん』

ゲスト・曲 ウルフルズ『ええねん』
放送日 2017528
参加メンバー Vo. A.G.渋谷/Gt.Cho.錦戸/Key.Cho.村上

 

渋谷くん・錦戸くんが「忘れられないセッション」にチョイスした回です。

渋谷くんは「関西人同士ならではの熱いセッション。夢のような時間だった。」

錦戸くんは「大阪出身の人達が関西弁の歌を東京の六本木で歌えたことが気持ちよかった。人数が変わっても、ウルフルズはウルフルズやし、関ジャニ∞もそうでありたい。」とコメントしています。

『ええねん』は関西弁のストレートな歌詞が魅力ですが、渋谷くんも錦戸くんはもともと関西弁を話すため、楽曲のメッセージがすっと入ってくるセッションでした。

また、すばるくんはまっすぐ通る声が魅力的で、飾らない言葉の歌詞と相性がいいように思います。

 

横山裕(ボーカル・パーカッション・トランペット)活躍セッション3選

201834日放送回】森昌子(Vo.)『越冬つばめ』

ゲスト・曲 森昌子(Vo.)『越冬つばめ』
放送日 201834
参加メンバー A.G.安田/Dr.大倉/Tp.横山

 

横山くんが「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

横山くんはセッションについて「音数が少ないので、ピッチを外さないかと緊張感がすごかった!!」とコメントしています。

森さんが演歌歌手特有のテクニックを使い、ややテンポを遅らせて歌われるため、それに合わせて演奏するのが特に難しかったのだとか。

歌に合わせるためにクリック音を聞かず、節回しを意識しながら演奏したそうです。

ちなみにギターの安田くんが森さんの口元をガン見しながら、歌のタイミングに合わせてギターを演奏している様子が見られます。

今回に関わらず、演歌系セッションは特に曲に合わせてベース(丸山くん)・ドラム(大倉くん)とバンマスの方でテンポ感を打ち合わせするなど、ボーカリストに気持ちよく歌ってもらう工夫をしているそうです。

 

横山くんは、他のメンバーよりも遅く楽器を始めた分、練習も人一倍しながら、セッションに臨んでいます。

その努力によって、ぐんぐん実力を伸ばしています。

 

2017115日放送回】富貴晴美『ピンク・パンサー & 007 & キル・ビル 映画音楽スペシャルメドレー』

ゲスト・曲 富貴晴美(Pf.)『ピンク・パンサー & 007 & キル・ビル 映画音楽スペシャルメドレー』
放送日 2017115
参加メンバー Gt.安田/Ba.丸山/Dr.大倉/Key.村上/Tp.横山

 

横山くんが、「実は大変だったセッション」でチョイスした回です。

「歌なしの演奏だけのセッションですごい緊張感でした。ピンクパンサーは静かな忍び足のイメージ…曲の始まりが自分からで凄い緊張が!!」とコメント。

セッションは、3~4日前に課題曲をもらってから詰めて練習して仕上げたそうです。

トランペットは唇から音を出すため、緊張がもろに演奏に反映しやすい楽器だと思います。

あまりの緊張で涙目になりながらトランペットを吹く姿がとても印象に残っています。

横山くんのトランペットはもちろん、この回は全員の息がぴったり合っていて、メンバーの音がとても鮮明に聞こえるセッションでした。

 

2019519日放送回】さだまさし&寺岡呼人「雨やどり」

ゲスト・曲 さだまさし(Vo. A.G.)& 寺岡呼人(Ba.)『雨やどり』
放送日 2019519
参加メンバー Vo. A.G.安田/Vo.Per.横山/Vo.Key.村上

 

横山くんは普段、トランペットやパーカッションなど演奏で参加することが多いのですが、この回ではボーカルがとても素晴らしかったです。

横山くんの柔らかい声が曲の暖かい世界観に合っていて、一音一音を丁寧に、心を込めて歌っているのが伝わってきました。

また、横山くんは自分の歌に自信がないようで、歌下手キャラをネタにしている部分があったのですが、数年前と比べて明らかに歌声が変わっていて上手くなっています。

デビューから15年たった今でも実力が伸び続けているのは、日々音楽に向き合ってきた結果だと思います。

さださん⇒安田くん⇒村上くん⇒横山くんと歌い継ぐパートの割り振りも含めて最高です。

 

【コラム】割り振りが最高な理由

まずは本家のさださんが歌います。曲を知らない人でも、本家がどのような雰囲気の曲なのか分かるようになっています。続いて安田くんが優しい歌声で歌います。安田くんは歌に安定感があり、表現力も素晴らしいので、さださんの後に、曲の世界観を伝えるメンバーとしてぴったりです。さらに、サビではさださんの声に合わせた優しい声でハモります。安田くんだからこそできる、メインボーカルと一体感のあるハモリが聴きどころです。

続いて2番は村上くんが歌います。このパ―トはセリフ口調の歌詞がとても村上くんっぽいです。特に「口元から虫歯がキラリン」の部分ですが、映画エイトレンジャーで村上くん演じるナスレンジャーのチャームポイントが八重歯で、本編では「キラーン」と歯が輝く演出があったり、普段から八重歯をネタにしていることもあり、村上くんにぴったりなパ―トです。

次に横山くんが歌います。村上くんと横山くんは「ヨコヒナ」と呼ばれているファンの間で人気のコンビです。MCでもバンドでも立ち位置が左右に離れているため、2人が隣に並んで歌っている構図がとても新鮮です。村上くんが「虫歯がキラリン」と歌った時、横山くんのウィンドチャイムで「シャラララン」という音が入ります。この演出も大好きです。歌詞の「おまえ大丈夫か」という部分も横山くんらしい言葉です。村上くんの情緒ある歌に続き、横山くんもいつもより感情を込めて歌っていたようで、とても素敵なセッションでした。

この曲は他の順番では感じ方が大きく変わっていたと思います。関ジャムのスタッフさんでこのパートを決めた方に金一封を差し上げたいです。

 

音楽好きなら見なきゃ損!

 

もし少しでも気になったらぜひ関ジャムを見てください!!!!

メンバーが選んだセッションを見てみると、自分にとっても印象に残っていたり、ファンの間で反響が大きかった回が多いなと思います。

彼らが感じた感覚をファン目線で、少しは共有できているような気がして感慨深いです。

セッションは本当に神回ばかりなので選ぶのに苦労しました…。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

関ジャムは毎週日曜日夜1110分から放送中です。(番組公式Twitter

関ジャニ∞のファンでなくても音楽好きならきっと楽しめる番組ですので、ぜひご覧ください!

関ジャニ∞のおすすめアーティスト提供曲17選 【シングル編】

Webon紹介目次著者
「関ジャニ∞の音楽はすごいのか…?」関ジャニ∞はアイドルでありながらプロのミュージシャンや音楽ファンが認めるロックバンドなのです。関ジャニ∞ファンのaya氏が音楽性の魅力を紹介♪

『ファンが語る!関ジャニ∞音楽入門 ~知ってほしい!音楽性の魅力~』はこちらから!

著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

お問い合わせはこちらから

『関ジャニ∞音楽入門』目次へ  (全23ページ)

 

関ジャニ∞の楽曲は「音楽クリエイターの制作楽曲」「アーティストの提供曲」「メンバーの制作楽曲」の3つに分けることができます。

1つの方法だけでなく、様々な方法で制作していることが、関ジャニ∞の楽曲の幅広さと奥深さに繋がっているのだと思います。

今回は「アーティストの提供曲」の魅力をご紹介したいと思います!

 

アーティスト提供楽曲の魅力

 

関ジャニ∞は楽曲を提供してもらうことでグループの音楽性が広がっていると思います。

また、より多くの人に音楽を届けることができていると思います。例えば「ジャニーズは興味ないけれど、関ジャニ∞と関ジャニ∞の曲は好き」というロックファンや男性ファンがいるのは提供曲の影響もあると思います。

最初はアーティスト提供曲から興味を持ち、グループのファンになった人がたくさんいます。

 

関ジャニ∞のすごいところは、提供してもらった楽曲のジャンルを問わず、すべて自分たちのものにしているところです。

提供アーティストの個性が爆発している曲も、関ジャニ∞が歌い演奏すれば、関ジャニ∞の曲になります。

グループとして全員が演奏し、歌えるという武器を持っていることも大きいと思います。

 

提供曲の発注は、メンバー自らがリスペクトするアーティストに依頼したり、関ジャムでの共演がきっかけで依頼したりすることもあります。

関ジャニ∞のメンバーも依頼を投げっぱなしにするのではなく、曲のイメージを共有し一緒に作り上げていきます。

提供曲は、メンバーの思いがたくさん乗っかっていて、その過程を知ってから聴くとさらに楽曲が味わい深いものになります。

 

アーティスト提供曲一覧

▼アーティスト提供楽曲一覧(シングル曲・カップリング曲から一部抜粋)

リリース 曲名 提供アーティスト名 収録アルバム
6th 2007年 ズッコケ男道 THEイナズマ戦隊 ・KJ2ズッコケ大脱走
・8EST
7th 2007 イッツ マイ ソウル THEイナズマ戦隊 ・PUZZLE
・8EST
8th 2008 ワッハッハー カラーボトル ・PUZZLE
・8EST
9th 2008 無責任ヒーロー THEイナズマ戦隊 ・PUZZLE
・8EST
・GR8EST(アルバムver)
16th 2011 T.W.L ゆず ・FIGHT(アルバムver)
・8EST(アルバムver
22nd 2012 あおっぱな 怒髪天 ・JUKE BOX
・GR8EST
24th 2012 涙の答え SEKAI NO OWARI ・JUKE BOX
・GR8EST
27th 2013 キング オブ 男! 若旦那(湘南乃風) ・関ジャニズム
・GR8EST
30th 2014 言ったじゃないか 宮藤官九郎
銀杏BOYZ/峯田和伸
・関ジャニ∞の元気が出るCD!!
・GR8EST
32nd 2014 強く 強く 強く ROCK’A’TRENCH ・関ジャニ∞の元気が出るCD!!
・GR8EST
34th 2015 侍唄’らむさいソング) レキシ ・ジャム
・GR8EST
35th 2015 噂のオトコマエイト!
(シングル罪と夏のCP)
怒髪天
36th 2016 王様クリニック by TAKATSU-KING
(シングルパノラマCP)
久保田利伸
39th 2016 奇跡の人 さだまさし ・GR8EST
40th 2017年 応答セヨ ポルノグラフィティ ・GR8EST
41th 2018年 ここに WANIMA
タカラモノ(シングル『ここに』CP) ベリーグッドマン

※収録アルバム欄の(アルバムver)は、アルバム用に演奏等が一部アレンジされたバージョンです。

 

シングル曲(カップリング曲)の提供エピソード

 

ここからはアーティスト提供曲を楽曲を提供してもらった経緯や、アーティストとメンバーのコメントを一部ご紹介します。

背景を知り、より味わい深く聴いていただきたく思います。なおここではシングル曲やカップリング曲を中心にご紹介します。

 

『T.W.L』提供アーティスト:ゆず

▲シングル『T.W.L/イエローパンジーストリート』

 

ゆずさん提供の『T.W.L』はアニメ「クレヨンしんちゃん」のオープニングとして起用された楽曲です。

提供のきっかけは関ジャニ∞サイドからの依頼ではなく、この曲の作詞・作曲者であるゆずの北川さんからの提案でした。

『T.W.L』リリース当時にNHKの番組「少年倶楽部プレミアム」で安田くんと北川さんが対談した際に北川さんは楽曲提供の理由を語っています。

「曲を書く時って、3曲くらいいっぺんに書くんですよ。2曲とか3曲書いている中に「T.W.L」があったんです。なんか書いているうちに、ゆず以外の人がこの曲歌ったら面白いなという思いが湧いてきて、関ジャニ∞が浮かんできたんです。その後、日々レコーディングをしていたら、(提供が決まって)ホントに実現したんだ!と僕もビックリしました。」2011422日少年倶楽部プレミアムより)

ゆずの大ファンである安田くんは、「めっちゃテンション上がりました!作詞作曲がゆずさんですって聞いて、嘘!!!!!めっっちゃええ曲やんってなって…」と興奮気味にコメント。

終始にこにこして嬉しそうで、自前のギターにサインをもらっていました…!

 

完成曲について北川さんは「曲って歌っている姿が浮かんでくるのが大事だと思っていて、「T.W.L」を聴かせてもらった時に、関ジャニさんが歌ってるのがふっと浮かんで来た。だからこれは良いものだって思った。」とコメントしています。

その後2015年に関ジャムで共演した際は、ゆずの『夏色』と『T.W.L』の2曲のジャムセッションも実現。

参加メンバーとゆずさんのお二人もすごく楽しそうだったのが印象に残っています。

ちなみに、タイトルの「T.W.L」は「タオル」という意味で、ライブではコンサートグッズのタオルを回す演出がありとても盛り上がります!

 

【『T.W.L』を公式サイトで試聴

 

『言ったじゃないか』提供アーティスト:宮藤官九郎・銀杏BOYZ/峯田和伸

 

『言ったじゃないか』は、宮藤官九郎さんが監督を務めた、錦戸くん主演のドラマ「ごめんね青春!」の主題歌です。

▼ドラマ「ごめんね青春」DVD

 

監督自らが作詞をしているため、ドラマの世界観とマッチした歌詞となっています。

監督は作詞についてこのように語っています。

「ドラマの一話の脚本を書いていた。セリフをきっかけとして曲が始まるイメージで、台本を読んでたら『誰とも付き合わないって 言ったじゃないか』というセリフがあった。ここで絶対主題歌がかかるだろうと思ったら「言ったじゃないか」になった2016320日関ジャムより)

歌詞の制作にあたっては大喜利をするように、彼女に「言ったじゃないか」と叫びたくなることをひたすら考えて作ったそうです。1番は歌番組でよく歌われるため真面目に書き、2番は大体歌われないからふざけているのだとか(笑)

 

▼1番の歌詞

誰とも付き合わないって 言ったじゃないか

勉強が恋人って 言ったじゃないか

チャラいヤツは無理って 言ったじゃないか

見た目で判断しないって 言ったじゃないか

引用:関ジャニ∞『言ったじゃないか』作詞 宮藤官九郎

▼2番の歌詞

携帯持ってないって 言ったじゃないか

お婆ちゃんが病気だって 言ったじゃないか

ハムスターが死んだって 言ったじゃないか

でも行けたら行くって 言ったじゃないか

引用:関ジャニ∞『言ったじゃないか』作詞 宮藤官九郎

 

監督は台本を書きながら、ずっと銀杏BOYZの楽曲『BABY BABY』を聴いており、銀杏BOYZのボーカルの峯田さんに曲を書いてもらうしかないと思ったそう。

曲自体はカッコいいロックサウンドなのに、歌詞は面白いという組合せがまさに関ジャニ∞らしい素敵な楽曲です。

 

【『言ったじゃないか』を公式サイトで試聴

 

『侍唄 (さむらいソング)』提供アーティスト:レキシ


▲シングル 「侍唄」

 

レキシさん提供の『侍唄』はドラマ「サムライせんせい」の主題歌で主演の錦戸くん自らが大ファンであるレキシさんに依頼した楽曲です。

錦戸くんだけでなく、丸山くんもレキシさんのファンで、自身のラジオにゲストとして呼んだことがあります。その際、レキシさんは楽曲提供について以下のように語っています。

「最初は、縁もゆかりもない人に書けるかなぁって思ったけど、具体的にニシキが(錦戸くん)、この曲とこの曲が好きですと言ってくれたりして、じゃあ書かせてくださいっていう話になった。」

ニシキ呼びは思わず笑ってしまいますね(笑)

また、MUSIC MAGAZIN1016年2月号(出版社:ミュージック・マガジン)でレキシさんは「音楽にすっごいアツいんですよ。ちょっとウザいくらい(笑)単にビジネスとしてのオファーだったら「自信ないです」ってお断わりしてたかもしれないけど、レキシを好きでいてくれて、なおかつ会えば音楽へのアツい思いを語る語る。侍唄には彼のそういう感じもちょっと入ってるんですよ。一途っていうか、まっすぐっていうか。」

ともコメントしています。

レキシさんと錦戸くんはビートルズ好きという共通点があるため、バンド感を大切にしながら、壮大な楽曲になるように制作されたそうです。

また、錦戸くんはレキシさんの歌声の倍音(倍の音の高さ)を調べて、ボーカル研究をしていたのだとか。

『侍唄』はロックバラードのストレートなラブソングとなっており、ライブで感動する素晴らしい楽曲です。

 

【『侍唄』を公式サイトで試聴

 

『王様クリニック by TAKATSU-KING』提供アーティスト:久保田利伸

久保田利伸さん提供の『王様クリニック BY TAKATSU-KING』は関ジャニ∞のスタッフさんの提案がきっかけで生まれた曲です。

村上くんはブラックミュージック系の音楽が好きで、自主レーベルのスタッフさんに「久保田さんのような音楽をやりたい」と話していたそうです。(村上くんはラジオでもたびたび久保田さんの曲を流していました。)

関ジャニ∞のスタッフさんに、当時から遡ること15年前に久保田さんの音楽ディレクターをやっていた方がいて、「試しに、遊びでいいのでやってみませんか?」と楽曲提供の提案をしたのだとか。

久保田さんは、村上くんの歌について「最初は、ラッパーではないし、歌の完成度にはある程度の期待しかしていなかった。レコーディングを聴いてみたらRBシンガーのように少し後ろにタメて歌っていて、それがカッコいい」20161127日「関ジャム完全燃SHOW」)とコメントしています。

とてもいい感じだったため、初めてレコーディング音源を聴いたときは「失礼だけど音けっこういじった?」と聞いてしまったと語っていました(笑)

また、トーク後に提供楽曲をセッションし、久保田さんは「最高!自分のライブでやろう!!決めた。」とコメントしています。

【『王様クリニック by TAKATSU-KING』を公式サイトで試聴

 

『奇跡の人』提供アーティスト:さだまさし


▲シングル「奇跡の人」

 

さだまさしさん提供の『奇跡の人』のは関ジャニ∞流『関白宣言』というテーマで作られた楽曲です。

楽曲制作のきっかけについて、錦戸くんは「番組で共演させていただいたときに、当たって砕けろ的な感じで、さださんに作ってくれないですか?とお願いした。」(ミュージックステーション201798日)とコメントしています。

また提供者のさださんは公式サイトにて以下のようにコメントしています。

「メンバーとどんな歌にしようかと、食事をしながら相談したら、「現代版の『関白宣言』は出来ないか?」と提案された。そこで、彼らの「好きな女の子」「苦手な女の子」「本音」と「建前」を基に、作り上げたのが本作『奇跡の人』だ。」(引用:日本テレビ公式サイト ©Nippon Television Network Corporation)

 

以上の「本音」と「建前」についてのアンケートを錦戸くんが作成し、メンバーが答え、その結果をさださんが丁寧にまとめて詞が完成しました。

完成した歌詞は、ちょっと古風な理想の女性像が描かれていて妙にリアルです。

さださんの『関白宣言』と同じように、一見偉そうだけれど、実は愛にあふれる男性の思いが詰まった楽曲となっています。

完成楽曲について錦戸くんは

「今の僕らの年齢になったからこそ歌える、等身大のラブソングになったと思います」(引用:日本テレビ公式サイト ©Nippon Television Network Corporation)

とコメントしています。

【『奇跡の人』を公式サイトで試聴

 

『応答セヨ』提供アーティスト:ポルノグラフィティ

 

『応答セヨ』は丸山くん主演映画「泥棒役者」の主題化で、作詞をポルノグラフィティのギタリスト新藤晴一さんに依頼し制作されました。

映画の監督を務める西田征史さんと晴一さんで何度も話し合い、映画の世界観に合うように仕上げていったそうです。

歌詞や音楽は悲しくて泣けるというより、嬉しくて幸福すぎて泣ける世界観となっています。

晴一さんは作詞について自身のラジオで

「関ジャニ∞さんですからね、極端な話をしますと、彼らのアーティストパワーからすれば、なんの歌詞でもいいんだろうけど、せっかく俺に振ってもらったけぇね、そのパワーに頼った方がいいと思った。」2017918日ラジオカフェイン11より一部抜粋)

とコメントしています。

彼らの勢いとさわやかな曲の流れにのりつつ自分のハンコみたいなものも残せるよう、バランスを考えながら制作したそう。

仕上がりについて晴一さんは「ザ・俺みたいな内容ではないけど、彼らの勢いを止めないようなものになったと思います。」と語っています。

 

歌詞は宇宙や天体に関する言葉が使われている等、晴一さんの色もしっかり出た作品となっており、リリース後はポルノファンの方にも大きな反響がありました。

また、ポルノグラフィティさんは2015年、関ジャムにゲスト出演したことがあり、その際に関ジャニ∞の印象が変わったと自身のラジオで語っています。

「アイドルって昔ながらのイメージで言うと、やらされてる感、お膳立てされてるのかなぁみたいなイメージがあるじゃん。でもやっぱスタジオに行って彼らが使ってる機材とかを見ると、楽器好きなんだろうなって。エフェクターとか見ても、自分で好きで揃えたんだろうなっていう感じ。やっぱギターとかベースとかって、こだわってくると効率が悪くなる。機材を見ても本人がこだわってるなって感じで。ベースなんて亀田さんが弾いてるけぇ難しいのに、フレーズまるまんまきっちりコピーしとって。めっちゃ忙しいのはホントだと思うんよ。その中で暗譜までようできんな! きっと本人たちも好きなんじゃろうけぇ楽しそうに弾きようるわけ。」2015921日「カフェイン11」より一部抜粋)

晴一さんは楽曲を制作する前に関ジャニ∞のライブ(2017年ライブツアー ジャム)を見に行ったそうですが、そのお礼として丸山くんから手書きの手紙が来たのだとか。

メンバーとアーティストのこういった交流も完成する楽曲に影響していると思います。

【『応答セヨ』を公式サイトで試聴

 

『ここに』提供アーティスト:WANIMA


▲シングル「ここに」

 

『ここに』は関ジャニ∞が6人になって初めてのシングルであり、WANIMAにとっても初めての楽曲提供です。

もともと安田くんはWANIMAの大ファンで、提供が決まった時はとても喜んだそう。

関ジャニ∞のメンバーも、初めて完成した曲を聴いた際は、みんなで大盛り上がりしたのだとか。

2018831日放送のミュージックステーションではグループ同士の共演も果たし、その日初めて『ここに』を生披露しました。

 

また、大倉くんは楽曲について

「渋谷が脱退して、言葉にできないような思いを抱えてたんですけど、WANIMAの皆さんが言葉にしてくださったなと。リアルな関ジャニ∞の気持ちをみなさんにお届けできるかなと思います。 」2018831日ミュージックステーションより)とコメントしています。

WANIMAも関ジャニ∞の大ファンのため、ボーカルのKENTAさんは「楽曲提供できてうれしいです!」と興奮気味に話していました。

また、Twitterでも楽曲提供について語っています。コメントが可愛すぎます。

▼関ジャニ∞について語るWANIMAのKENTAさんのTweet

 

【『ここに』を公式サイトで試聴

 

他にも魅力たっぷりのアーティスト提供楽曲がたくさん

 

今回はシングル曲を中心に楽曲提供エピソードをご紹介しました。

 

関ジャニ∞に楽曲提供したアーティストの中には、提供曲をセルフカバーしている方もいらっしゃいます。

例えば、高橋優くんが提供した『象』という楽曲は自身のアルバム「来し方行く末」でセルフカバーされています。

また、『T.W.L』を提供したゆずさんや、『キングオブ男!』を提供した若旦那さん等もアレンジを加えてセルフカバーしています。

同じ曲でも関ジャニ∞バージョンとはまた違った作品となっており、聴き比べてみるのも楽しみ方の一つです。

 

ご紹介したのはほんの一部で、他にもアーティストとメンバーの個性と音楽への愛が溢れている作品がたくさんあります。

好きなアーティストが関ジャニ∞に楽曲提供している場合は、まずその曲から聴いてみるのもおすすめですよ♪

関ジャニ∞の音楽を聴いていると、色々なアーティストにも出会えて、自分の音楽の世界が広がるきっかけにもなりますよ!

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著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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関ジャニ∞とは|アイドルの域を出た高い音楽性

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「関ジャニ∞の音楽はすごいのか…?」関ジャニ∞はアイドルでありながらプロのミュージシャンや音楽ファンが認めるロックバンドなのです。関ジャニ∞ファンのaya氏が音楽性の魅力を紹介♪

『ファンが語る!関ジャニ∞音楽入門 ~知ってほしい!音楽性の魅力~』はこちらから!

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※編集部注:本コンテンツは錦戸亮さんが脱退を発表する以前の2019年8月頃に作成されたものです。本コンテンツは「関ジャニ∞の名前は知っているけど詳しくは知らない」というような初心者の方に向けて書かれています。「関ジャニ∞の音楽って実際すごいの・・・?」と疑問に思っている方のイメージが変わるきっかけになれば幸いです!

 

関ジャニ∞基本情報

グループ名 関ジャニ∞(かんじゃにえいと)
メンバー ・横山裕(1981年5月9日)パーカッション、トランペット
・村上信五(1982年1月26日)キーボード
・丸山隆平(1983年11月26日)ベース
・安田章大(1984年9月11日)ギター
・錦戸亮(1984年11月3日)ボーカル、ギター
・大倉忠義(1985年5月16日)ドラム
旧メンバー ・渋谷すばる(1981年9月22日)メインボーカル、ハーモニカ、リズムギター
・内博貴(1986年9月10日)ボーカル
デビュー 2004年9月22日シングル「浪花いろは節」で全国デビュー
メンバーが全員関西、近畿地方出身。2002年12月、関西ジャニーズJr.として出演していた関西テレビ系「J3KANSAI」で旧メンバーを含む8人編成で結成し、ジャニーズJr.内グループとして活動開始。2019年現在の公式ファンクラブの会員数は62万人を超え、ジャニーズの中では嵐に次いで2番目に多い。メンバーの大倉忠義が出演したTBS系ドラマ「GM〜踊れドクター」でシングル「LIFE〜目の前の向こうへ〜」が初のドラマ主題歌となる。その後もメンバーが出演するドラマや映画などで多数のシングル曲が主題歌となる。CDデビュー前の2002年の活動開始から現在まで毎年ライヴを行っており、2007年には初のドームコンサートや47都道府県ライヴを行っている。2019年夏に開催予定のライヴツアーで通算観客動員数が約1000万人を突破予定。2012年の第63回NHK紅白歌合戦に初出場してから2018年の第69回NHK紅白歌合戦まで毎年出場している。

 

ロック魂を持ったアイドル

皆さんは関ジャニ∞に対してどんなイメージを思い浮かべますか?

関ジャニ∞はアイドルであり、世間では「お笑い系アイドル・にぎやかし担当」というイメージが強い彼らですが、実は音楽に対しての熱意がとても強くバンド演奏や歌が魅力的なグループです。

関ジャニ∞は「アイドルっぽくない」と表現されることがありますが、彼ら自身はアイドルであることに誇りを持ってバンド演奏をしているように思えます。

それどころか「アイドル舐めるな。俺らがアイドルのイメージを変えてやる」という気迫すら感じられます。

 

初めて関ジャニ∞の演奏を見た時のことを今でも鮮明に思い出せます。

世間的な印象である「アイドルとしてのジャニーズ」のイメージとは異なり、一瞬で関ジャニ∞の魅力に引き込まれました。

また、ステージで楽器をかき鳴らし、汗だくで歌う姿は、バラエティ番組で見かける「お笑い系アイドル関ジャニ∞」とは全く違うものでした。

そこに立っているのはスーパーアイドルでありながら、熱いロック魂を持った「バンドマン関ジャニ∞」でした。

 

2018年4月15日、メインボーカルを担当していた渋谷すばるさんが事務所の退所を発表し、同年7月8日を持って関ジャニ∞としての活動を終了しました。

▼渋谷すばるさん

6人体制になってからも決して立ち止まらず、現在も彼らは作り出す音楽をファンに届けてくれています。

関ジャニ∞は私にとって、最高で最強のアイドルグループであり唯一無二のロックバンドです。

 

プロのミュージシャンもリスペクト!音楽に対するひたむきさ

 

関ジャニ∞は世間的に見ると「アイドル」としての印象が強いと思います。

また世間で言うところの「アイドル」は「音楽」に対してそこまで熱心なイメージがない、という方も多いかと思います。

関ジャニ∞はアイドルですが、メンバーは全員が音楽に対して真正面から向き合っています。

デビュー前から楽器を触っていたメンバーは、プロのミュージシャンもリスペクトするほどの腕前を持っているのに、世間にはまだまだその凄さが伝わっていないように感じます。

 

関ジャニ∞をリスペクトするミュージシャンの例

高橋優/ポルノグラフィティ/東京スカパラダイスオーケストラ/DREAMS COME TRUE中村正人/蔦谷好位置/レキシ/WANIMA/OKAMOTO’S等

 

歌唱においても、1人1人の声は個性があるのに、全員で歌うと混ざりが良く、コーラスも美しいと定評があります。

現在放送している「関ジャム完全燃SHOW」では、毎週アーティストとのジャムセッションを披露しており、毎回SNSのトレンドに上がるほど盛り上がりを見せています。

また、関ジャニ∞はアイドルであるにも関わらずライブは女性だけでなく、男性や音楽ファンが多いのも特徴です。

 

楽曲の魅力

関ジャニ∞の楽曲は一聴して好きになれるキャッチーさと、ずっと好きでいられる奥深さを兼ね備えています。

Jポップやロックはもちろん、演歌・歌謡曲・ラップ・ジャズ・EDMアレンジまで、幅広いジャンルの楽曲が揃っていて、どんな音楽ジャンルが好きな人でもハマる一曲にきっと出会えます。

▼幅広いジャンルの曲例

音楽のジャンル 曲名(一例) 曲の特徴 テイストが近い楽曲例
ジャズ Street Blues ジャズ風の演奏と美しいコーラスをたっぷり堪能できる楽曲。それぞれの声の魅力が最大限に発揮されるパート割りとなっている。 渇いた花・浮世踊リビト・君の歌を歌う
EDM ノスタルジア Major Lazerの『Cold Water』っぽいUS仕様のダンスポップをイメージして作られた。レゲエのリズムと、ゆったりしたテンポが特徴的。 Masterpiece・バッキバキ体操 第一・Sorry Sorry love
歌謡曲 大阪レイニーブルース 歌謡曲風なのにヒップホップの要素も感じる斬新なアレンジ。哀愁のある曲に彼らの武器である大阪弁の歌詞がマッチしていて、ムードのある大人の失恋ソングとなっている。 二人の涙雨・誰より君が好きだから・8年者・あなたへ・乱れ咲けロマンス

 

楽曲の歌詞には関ジャニ∞らしさが溢れています。

「泥だらけ」「這いつくばって」など男くさい表現が多く、楽曲を聞いているうちに、いつの間にか彼らの人間性を好きになっています。

また、恋愛ソングは片思いしている男性やヘタレで残念な主人公の歌詞が多く、大人気のアイドルなのにどこか親近感が湧いてきます。

メンバー自身が作詞・作曲・編曲を担当することも多く、それぞれの個性が爆発した素晴らしい楽曲ばかりです。

 

音楽で勝負するためにバンド形態のシングルを発売

関ジャニ∞が全員でバンド演奏を始めたのは2010年のことです。

当時の関ジャニ∞は今ほどではありませんがすでに人気のグループでした。

しかし、メンバーはデビューからずっと大阪にまつわる楽曲やお笑いイメージの強い楽曲ばかりということに悔しさを感じていたそうです。

故郷である大阪に頼らずで自分たちを表現したい。

そう考えたメンバー自らレコード会社に掛け合い(レコード会社に実際に掛け合ったのは錦戸亮さんです。)音楽で勝負するためにバンド形態のシングルを「LIFE~目の前の向こうへ~」を発売しました。

 

ある程度売れてから新しいことに挑戦するのは、不安や恐怖もあったと思います。

それでも現状に満足せず新しい形を見せた彼らに、音楽に対する思いとアイドルとしてのプロ意識を感じます。

それから約9年が経ち、関ジャニ∞はプロのミュージシャンや音楽ファンも認めるロックバンドとなりました。

やらされるのではなく自分たちで切り開いていく。

常に前のめりで音楽に向き合う姿は清々しく、見ていてとても気持ちが良いです。

 

渋谷すばるさんが抜けた今、6人は新・関ジャニ∞として新たな道を歩んでいます。

ここまで有名になっても「まだまだ終わらないから」、「始まるんじゃない 始めるんだぜ」と歌い、前進し続ける彼らを、私はこれからも全力で応援したいと思っています。

このコンテンツではそんな関ジャニ∞のバンド・ミュージシャンとしての魅力をお伝えしていきます。

関ジャニ∞の「音楽」という側面に少しでも興味を持っていただければ幸いです。

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著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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