関ジャニ∞のターニングポイントとなった代表曲

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「関ジャニ∞の音楽はすごいのか…?」関ジャニ∞はアイドルでありながらプロのミュージシャンや音楽ファンが認めるロックバンドなのです。関ジャニ∞ファンのaya氏が音楽性の魅力を紹介♪

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著者:aya

関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。

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関ジャニ∞は2004年のデビューから現在に至るまで、数々のヒット曲をリリースしてきました。

シングル曲はパブリックイメージである「明るくて面白い関ジャニ∞」らしさがたくさん詰まっています。

アイドルらしいポップな曲だけでなく、演歌・歌謡曲・バラード・ロックなど、幅広いジャンルの曲がそろっているのも魅力です。

定番のシングル曲を追っていけば、彼らの音楽性がどのように変化してきたかを知ることができます。

この章ではグループのターニングポイントとなった代表曲や、ライブで盛り上がる曲、ファンに人気の曲をシングルから抜粋してご紹介したいと思います。

このページでは関ジャニ∞のターニングポイントとなった代表曲を紹介します。

 

関ジャニ∞のターニングポイントとなった代表曲

 

① タイトルから「大阪」消えた『ズッコケ男道』

 

『ズッコケ男道』は、テイチクレコード(演歌部門)からインペリアルレコード(ポップス部門)へ移動後一枚目のシングルです。

デビュー曲の『浪花いろは節』から、5枚目のシングル『関風ファイティング』までは、「大阪」をテーマにした作品ばかりでした。

『ズッコケ男道』は6枚目にして初めてタイトルから大阪が抜け、曲調も演歌・歌謡曲からファンクをベースにしたポップスに路線変更。

関西出身のアイドルというイメージを残しつつも、ノリの良さやコミカルな関ジャニ∞が世間に浸透するきっかけとなりました。

メンバーもズッコケ男道が一つのターニングポイントになったと度々語っています。

2015年11月11日に放送された「Rの法則」(NHK Eテレ)では以下のように語っています。

 

渋谷「最初演歌やったりしたので、それも僕はうれしかったんですけど、デビューできたことが。ずっと演歌で行くわけにもいかないんで、なにかやっぱり自分ららしいものをって、模索しながらみんなでやってた中で、1つ出た答えがズッコケ男道とかって、ああいう路線が1つあるのかなって思ったのがあの曲。」

横山「ズッコケってターニングポイントだよね。」

大倉「今となってはすごくなじんできましたけど、途中恥ずかしいなって、思う時期もありましたね。かっこいい曲もやりたかったりとか。今はありがたいなと感じてますね。」

出典:Rの法則」(NHK Eテレ)2015年11月11日放送回

 

② 初めてバンド曲に挑戦した『LIFE ~目の前の向こうへ~』

 

以前からライブなどで楽器の演奏を披露していた関ジャニ∞ですが、2010年には全員バンド形態のシングル『LIFE ~目の前の向こうへ~』をリリースします。

 

大倉「ずっと歌ってる大事にしてる曲。」

錦戸「初めてのシングルでのバンド曲。だから、僕は雑誌のインタビューとかで一番好きなシングルなんですか、と聞かれたらLIFEって答えてました。」

出典:「Rの法則」(NHK Eテレ)151111日放送回

「元気」とか「大阪」とかそういうの嫌でやめたいなって思ったことは?

錦戸「正直「大阪」っていうのは、めっちゃ恥ずかしいタイプでした。『ズッコケ男道』とか、『無責任ヒーロー』とかもちろん好きなんすけど、もっと俺らかっこつけれるのにってずっとどっかで思ってた。バンドでシングル出せたりとか、いろんな方向性も試せるようになっていって、(中略)今となっては一周してゼロからピュアな気持ちでこのアルバム作ろうって思えますもん。」

出典:「Rの法則」(NHK Eテレ)151111日放送回

 

2015年にリリースされた「元気が出るCD」を作っていた時期のコメントです。

このアルバムはタイトル通り、元気がでる関ジャニ∞らしい曲が詰め込まれた作品となっています。

 

バンドをやるっていうのはどうだった?

村上「大変でしたよ。あの時からですから、本格的にやったのは。ちょこちょこはライブではやってましたけど、リリースするものに対してみんなが向き合ってるバンドに一緒に加わってやっていくっていう時は、これ結構マジでついて行かんと、みんなの足引っ張ることにもなりますし。」

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リリース当時と今で変わってきたことはある?

渋谷「回数は相当ライブでもやってるんで、感じ方は全然違いますね。今同じ曲をやっても自分の解釈も変わってくるし、伝え方も変わってくるんで、全く違う曲に…。」

出典:「Rの法則」(NHK Eテレ)151111日放送回

 

メンバーがとても大切にしている楽曲で、元メンバーのすばるくんが関ジャニ∞として最後に演奏した曲でもあります。(「関ジャム生放送」201878日にて)

 

『浪花いろは節』から『~LIFE ~目の前の向こうへ~』までの楽曲

 

『~LIFE ~目の前の向こうへ~』まではバンド演奏のシングル曲がなかったため、ダンス曲を中心にリリースされていました。

初期の楽曲は特に歌い出しのセリフや曲中の合いの手が多いという共通点があります。

日連続リリースシングル『GIFT』を除くとほとんどの楽曲がセリフ始まりとなっていて、曲中もメンバーの個性を生かしたセリフや見せ場があります。

ライブではその部分がアドリブで披露されるのも見どころです。

 

『~LIFE ~目の前の向こうへ~』以降の楽曲

 

『LIFE~目の前の向こうへ~』以降リリースしたシングル曲は、現時点(42作目『crystal』)でバンド曲とダンス曲がほとんど同じくらいの割合になっています。

また、踊らずに歌い上げるバラード曲は、バンド曲・ダンス曲の約半分くらいのペースでリリースされています。

バンド:ダンス:歌が約4:4:2とバランスよく、色々な音楽に挑戦していることが関ジャニ∞の武器になっています。

このように、シングル曲で様々な魅せ方をしているアーティストは珍しく、これこそが関ジャニ∞の最大の特徴であり、魅力の一つです。

2015年11月11日に放送された「Rの法則」(NHK Eテレ)ですばるくんは「自分らにしかできないことを追求していったら、出来ることはやったほうがいいんじゃないかなって。いろんなダンスの方向とか、バンドの方向とかっていうのが、いろいろあるのが僕らの1つの味ではあると思うので。」とコメントしています。

 

③ 6人の関ジャニ∞となって初のシングル『ここに』

 

2018415日に渋谷すばるくんのジャニーズ事務所退所会見が行われました。

そして同年78日をもって関ジャニ∞としての活動を終了しました。

すばるくんがいる7人の関ジャニ∞で最後にリリースしたシングルは『応答セヨ』。

そして、6人の関ジャニ∞で発売したシングルが『ここに』です。

 

すばるくんはメインボーカルを担っていたため、一部では歌唱力が落ちてしまうのではないかという声もありましたが、全くそんなことはなく、6人体制の新しい関ジャニ∞として成立しています。

『応答セヨ』までは、パンチのあるすばるくんの声を押し出したパート割の曲も多かったのですが、

『ここに』は、メンバーが持つ声の個性がバランスよく聞こえてくるパート割で、ハモリの美しさを全面に押し出した曲となっています。

始めて『ここに』を生披露した2018831日のミュージックステーション放送後は、「関ジャニ∞ってこんな歌上手かったんだ」「すばるくん以外も歌えるんだ」というツイートで溢れていました。

 

関ジャニ∞を聴くなら注目して欲しいポイント!

 

関ジャニ∞のシングルを聴いていただく上で注目していただきたいポイントがあります。

関ジャニ∞の音楽を担当しているディレクターさんは、曲に必ず生の楽器の音を入れることにこだわって作っているのだそうです。

今の時代、打ち込みの音だけで作られる曲も多いようですが、楽器の音を入れることでバンド感が出て、アイドルソングであっても関ジャニ∞らしい音につながっているのではないかなと思います。

歌詞は共感できる主人公像が魅力です。

男臭かったり、ちょっとダサかったりする部分もありますが、だからこそ親近感が湧いて思わず共感してしまいます。

 

さてこのページではターニングポイントとなった曲をご紹介しました。

次のページからこれから関ジャニ∞を聴く方におすすめのシングル16選をご紹介します。

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