『ファンが語る!関ジャニ∞音楽入門 ~知ってほしい!音楽性の魅力~』はこちらから!
はじめに
第1章 メンバーが好きな音楽・好きなアーティスト
第2章 楽曲を支える音楽クリエイター
第3章 アーティスト提供曲17選
第4章 ユニット楽曲25選
第5章 関ジャム完全燃焼で見せた神セッション21選
第6章 初めての関ジャニ∞ おすすめシングル16選
関ジャニ∞コラム集
著者:aya
関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。
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※編集部注:本コンテンツは錦戸亮さんが脱退を発表する以前の2019年8月頃に作成されてものです。また、渋谷すばるくんは既に関ジャニ∞を脱退しておりますが、近年の関ジャニ∞の「音楽性」を知る上で必要かと思い、渋谷すばるくんについても言及しております。
目次
ユニット曲の魅力
関ジャニ∞のメンバーはそれぞれが個性的でひと癖あり、音楽性も多種多様です。
ソロ曲の場合はメンバーの持つ感性やキャラがダイレクトに影響していますが、ユニット曲はメンバーの関係性なども色濃く反映されています。
関係性が垣間見えるのはユニット曲の魅力と言えるでしょう。
ユニット曲は、メンバーの個性や好みが混ざり合ってソロ曲やグループ曲にはない斬新な作品がたくさん生まれています。
ユニット曲は楽曲の良さだけでなく「ユニットメンバーの関係性も含めて好き」というファンが非常に多いです。
そのためユニット曲のタイトルがそのままコンビの呼び名になっていることも多々あります。
例えば、横山くん、安田くんのペアで『Kicyu』という曲を出し、その後このコンビは「Kicyu」と呼ばれるようになりました。また大倉くん、錦戸くんのペアで『torn』をリリースし、「torn」と呼ばれるようになりました。
例で挙げた2曲(2ペア)はファン人気が高く、ライブで何度も披露されています。これらはほんの一部で、他にも押さえておきたい楽曲がたくさんあります。
この章では、関ジャニ∞のユニット曲の中でも初心者におすすめの人気曲を【シングル】【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」】【アルバム「JUKE BOX」「関ジャニズム」】【アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」「ジャム」】に分けて4ページにわたって厳選した24曲ご紹介いたします。
このページではシングルに収録されているおすすめユニット曲をご紹介します。
シングル『無責任ヒーロー』収録ユニット
シングル『無責任ヒーロー』の初回限定盤Bには、2008年のライブで披露されたユニット3曲の映像が収録されています。
ファンの間でも人気が高いユニットにも関わらず、残念ながらいずれもCD音源化はされていません。
ユニットの組合せは、すばるくんと安田くんが一緒に組みたいという希望を受け、他5人はじゃんけんをして決めたそうです。
『disire 』【渋谷・安田】通称:やすば
音楽で通じ合っている”運命共同体”のような関係の渋谷くんと安田くん。
特に2007年頃は常にくっついているほどの仲でした。
お揃いの指輪やお互いのメンバーカラーのミサンガをつけたり、休みの日は朝から2人で遊んだりと仲良しエピソードがたくさんあります。2010年頃以降はお互い良い距離感で接しているようです。
『disire』は安田くんが曲を作った後すばるくんが詞を付ける形で作られました。
作曲を手掛けた安田くんは、NHK「ザ少年倶楽部 -プレミアム-」にて「『disire』は夜中の12時にギターを車に積んで、車を一時間くらい走らせて、ヨットハーバーで真っ暗の中、一人でギターを弾いて作りました。」(NHK「ザ少年倶楽部 -プレミアム-」2008年12月28日放送回)と語っています。
また同番組で「渋谷くんのことも考えつつ作った?」という質問では、「渋谷のことだけしか考えられなかったですね。」と回答。
当時の2人の関係性がとても強く表れている楽曲が『desire』です。
『torn 』【錦戸・大倉】通称:torn(トーン)
「torn」はエイトの中ではイケメン枠と言われることも多いコンビ。
この曲がきっかけで、ファンの間では2人のコンビ=tornと呼ばれています。2人で旅行や飲みに行ったりすることもあるそうで、同僚であり友達のような関係です。
イケメンメンバー2人ということもあり、ファン人気が非常に高いユニット曲です。タイトルは、2人のイニシャル(t=忠義 o=大倉 r=亮 n=錦戸)が由来。
「torn」という英語は「引き裂かれた」という意味で、楽曲の世界観も切ないラブソングとなっています。
洗練されたダンスパフォーマンスがカッコいい、ライブで盛り上がる楽曲です。
10周年記念ライブ「十祭」ではユニットシャッフル企画で、横山&村上(ヨコヒナ)ペアの『torn』が披露され、大きな反響を呼びました。
ホシイモノハ。 【横山・村上・丸山】
横山くん、村上くん、丸山くんはエイトの中でもお笑いのイメージが強いバラエティ班のトリオです。
現在はすばるくんが抜けたことで、グループ内の年上3人組となりました。
テレビではボケて、突っ込んで笑いを取っている彼らですが、楽曲制作はいたって真面目です。
ユニット曲では横山くんが作詞を担当することが多いのですが、この曲では丸山くんに任せています。
『ホシイモノハ。』は作詞作曲共に丸山くんが手掛けています。(作曲はM.com名義)
ゆっくりしたテンポで所々ラップが入った温かみのある楽曲です。
歌詞は「ホシイモノハあなた達と過ごした時間」など、ファンを大切にする丸山くんらしい言葉が詰め込まれています。
他のユニット曲の『Desire』と『Torn』は、2008年以降のライブで披露されており、映像化も何度かされていますが、『ホシイモノハ。』が収録されている映像は『無責任ヒーロー』の特典のみです。
ライブでは村上くんがピアノを演奏し、丸山くんと横山くんで歌を披露しました。
横山くんは主にメインパートを、丸山くんはメインパートと、ラップ、ハモリまでこなしています。
その他シングル収録のユニット
続いて『無責任ヒーロー』以外のシングルに収録されているユニット曲を何曲かご紹介します。
『無責任ヒーロー』以外のシングルでは、ユニット曲が小出しにリリースされています。
『はにかみオブリガード』【村上・横山】
『はにかみオブリガード』はシングル「マイホーム」に収録されている村上くんと横山くんのユニット曲です。通称:ヨコヒナ・夫婦。
ジュニア時代からずっと共に過ごしてきたことから、関係性が熟年夫婦のようだと言われている二人組です。
なんでも正直に言葉にする村上くんは、横山くんのことを「この人がいなかったら今の自分はいないと思います」と語り、2人の関係を「一蓮托生」とコメントしています。
照れ屋で思ったことを素直に言えない横山くんは、「疫病神だと思うメンバーは?」という質問に対して「村上ですね(笑)」と答え、「付き合いも一番長いし、腐れ縁といいますか。」と回答しています。」
性格は正反対ですが、だからこそ足りない部分を補って、共に歩んできた絆が曲に表れています。
作詞作曲を手掛けたTAKESHIさんは、関ジャニ∞がデビューする前から数々の名曲を生み出してきた方です。
付き合いが長い分、メンバーの関係性や関ジャニ∞の音楽性をよく知っている方でもあります。
タイトルは出来上がった歌詞を読んで村上くんと横山くんの2人で考えたそうです。
オブリガードはポルトガル語で「ありがとう」という意味と、ラジオ(レコメン)で語られています。
ライブで披露された際は、公演ごとにセリフ部分がアドリブで歌われました。
『二人の花』【大倉・丸山】
『はにかみオブリガード』と同じく、シングル『マイホーム』に収録されているユニット曲です。通称:倉丸・丸倉・二人の花。
丸山くんの方が年上ですが、お互いがお互いのことを弟と思い合っている関係。
バラエティ番組ではけんか口調で言い合うのがお決まりのネタとなっていて、まさに「けんかするほど仲がいい」コンビです。
『二人の花』はCD化された後に「LIVE TOUR 2010→2011 8UPPERS」で披露されました。
地方公演限定でのお披露目だったため、残念ながら映像化はされていません。
ライブDVD「KANJANI∞ LIVE TOUR 2010→2011 8UPPERS 初回限定盤」の本編エンドロールには、『二人の花』の衣装合わせとダンスリハの様子がほんの少しですが収録されています。
アイドルらしい白い衣装を着て「こういうことですよ、僕が夢見てたジャニーズって。」ととてもうれしそうに笑う大倉くんが印象的です。
大倉くんは王道アイドルに憧れて事務所に入所したため『二人の花』は彼の夢が一つ叶った曲でもあります。
9号車2番A席【渋谷・錦戸】
『9号車2番A席』はシングル『365日家族』の通常版に収録されている渋谷くんと錦戸くんのユニット曲です。通称:気まずい・すばりょ。
横山くんがネタで「2人が気まずそう」と発言したことから付いたコンビ名です。
すばるくん曰く「キレるポイントが同じだったりする。性格が似ていて気まずい時がある」とのこと。
錦戸くんはすばるくんが好きすぎて、日頃から分かりやすく、言動に愛が溢れています。
それに対してやや引きつつも、なんだかんだ笑っているすばるくんという構図がお決まりです。
決して仲が悪いわけではなく、気まずくなってしまうシャイな2人をメンバーがいじるという鉄板ネタとなっています。
タイトル「9号車2番A席」の由来は、楽曲を制作した際に座っていた新幹線の席番号です。
新幹線で移動中に2人で作ったそうで、曲と歌詞の一部を錦戸くんが、残りの歌詞をすばるくんが担当しています。
サビの部分は錦戸くんが口ずさんでいたフレーズを入れ、大サビやその他部分をすばるくんが書いたのだとか。
1番をすばるくん、2番を錦戸くんが丸々歌ったあと、セリフが入るという構成で、それぞれの声を存分に楽しめる楽曲です。
歌詞は「初心」がテーマの物語になっています。
The Light【丸山・安田】
『The Light』はシングル『罪と夏』の初回限定盤Aに収録されている丸山くんと安田くんのユニット曲です。通称:山田。
グループの中でも歌唱力が高い2人組です。
コンビ名は丸山の「山」と安田の「田」を取った「山田」という漫才コンビを組んでいたことが由来しています。
メンバーであり、良きライバルでもあり、相方のような関係でもあります。
丸山くんは年に1~2回ほど、安田くんにひたすら弱音を聞いてもらうことがあるそうです。
繊細な面がある丸山くんを優しく包んであげて、そっと支えているのが安田くんです。
『The Light』はハモリ職人2人が生み出す最高のハーモニーを堪能できる楽曲です。
作詞作曲は『アダムとイブ』や『Steal your love』などのユニット曲を手掛けているSHIKATAさんです。
作曲のできる2人ですが、あえて楽曲提供してもらうことで、今までとは方向性の違う打ち込み系のダンス曲になっています。
関ジャニ∞のボーカルと言えば、すばるくんや錦戸くんが注目されがちですが、実はこの2人がコーラスでメインパートを支えています。
当初のコンセプトでは、2人が歌い、他5人がバックダンサーを務めるという予定でしたが、制作していく内に全く違う形になったそうです。
衣装のコンセプトは「アイドル」とのことで、ブルーを基調に背中には羽が付いた神秘的なデザインです。
「関ジャニ‘sエイターテインメントBlu-ray盤 ビジュアルコメンタリー」ではメンバーも2人の歌が上手いとほめていました。
『Steal your love』 【錦戸・大倉】
『Steal your love』はシングル『パノラマ』の通常版に収録されている錦戸くんと大倉くんのユニット曲です。
コンビの関係性についてはユニット「torn」に記載しています。
『Steal your love』は「torn2」と言っても過言ではないほど、2人にぴったりなザ・アイドルソングです。
作詞作曲はSHIKATAさん、編曲はエイトの楽曲でお馴染みのPeachさんが手掛けています。
『torn』は思い切りセクシーに振り切っていますが、『Steal your love』は爽やかさも加わり、大人っぽい色気のあるダンスナンバーとなっています。
前作に続き、切ない恋愛の歌詞となっており、2人のもつ色気にマッチしています。
『ハダカ』【渋谷・横山】
『ハダカ』はシングル『NOROSHI』の通常版に収録されている渋谷くんと横山くんのユニット曲です。通称:よこすば。
ゲームをしたり、海外旅行に行ったりと、プライベートも良く遊ぶという親友の2人です。
横山くんはすばるくんのことを一番友達の感覚に近いと発言しており、何かあったときは真っ先に相談するのだそうです。
すばるくんは、地元の友達という感覚で、本当の家族のようでもあると語っています。
すばるくんの脱退会見では、横山くんが涙を泣きながら「今日という日が来ないでほしいという思いでいっぱいでした」とコメントしていたのがとても印象的に残っています。
『ハダカ』はすばるくんが曲を作った後、横山くんが詞を付ける形で作られました。
すばるくんはアレンジまで手掛けたそうで、楽曲には彼の私物であるヤオヤの実機「ローランド・TR-808」というドラムマシン(=ドラムを自動演奏するための電子楽器)が使われています。
横山くんはそれまで歌詞先行の作り方をしていたため、曲先行で詞を付けるのは新しい挑戦となりました。
歌詞の意味について、横山くんは「あまりひもときたくない」「いろいろな思いでできた」と語っています。
すばるくんは「今のヨコは、どういう歌詞書くんやろうな~って楽しみやったけど、上がってきたときすごい良くてびっくりした。(ザ・テレビジョン)」と語っています。
ライブでは曲の『ハダカ』にちなんでほとんど裸(パンツ風衣装)にスタンドマイクで歌うパフォーマンスが衝撃的でした。
衣装の柄は二人の生まれた日に発行された新聞と英字新聞をプリントして作られています。
次のページでは【アルバム「PUZZLE」「FIGHT」】収録のおすすめ曲をご紹介します。
『関ジャニ∞音楽入門』目次へ (全23ページ)
はじめに
第1章 メンバーが好きな音楽・好きなアーティスト
第2章 楽曲を支える音楽クリエイター
第3章 アーティスト提供曲17選
第4章 ユニット楽曲25選
第5章 関ジャム完全燃焼で見せた神セッション21選
第6章 初めての関ジャニ∞ おすすめシングル16選
関ジャニ∞コラム集
著者:aya
関ジャニ∞と音楽が大好きな20代フリーライター。橙eighter。関ジャニ∞のCD・ライブDVDは発売されるたび全形態揃え、音楽雑誌なども必ずチェックしています。関ジャニ∞の初の海外公演には台湾まで一人で足を運ぶ。
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