角松敏生「隠れた名曲」4選「好きなアルバム」3選

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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こちらでは、角松さんの隠れた名曲と私の好きなアルバムについてご紹介します。

 

筆者厳選!隠れた名曲一覧

 

曲名 収録シングル 聴く方法
PINK MOON この駅から…(1991・18th) CD
ハミルトンの夏休み 夜をこえて(1992・21st) CD
Fly-By-Day Do You Wanna Dance(1983・1st(12インチ)) CD
THE BEST OF LOVE(LIVE VERSION) THE LOST LOVE(1992・20th) CD

※聴く方法は「CD」「Amazon Music」「レコチョク」などを独自調査し可能な方法を掲載しております。

 

筆者が好きなアルバム一覧

 

アルバム 聴く方法
GOLD DIGGER(1985) CD
T’s BALLAD(1985) CD
Touch And Go(1986) CD

※聴く方法は「CD」「Amazon Music」「レコチョク」などを独自調査し可能な方法を掲載しております。

 

角松敏生「隠れた名曲」4選

1 PINK MOON(1991)


▲シングル「この駅から…」

 

1991年のシングル「この駅から…」のカップリング。

隠れた名曲No.1 とも言える、ファンの間ではとても人気の高い曲。

「PINK MOON」というタイトルもとってもかわいい。

オリジナルアルバム、ベストアルバムには収録されておらず、縦長の8cmシングルで今は廃盤となっています。

 

少しすれ違ってしまっている二人…

「こんな素敵な夜はいつもなぜか君といられない」

と、桃色の月を見ながら想う男性の気持ちが、やさしく暖かくメロウな曲に乗せて描かれています。

 

メロウ
豊かだ美しい、円熟したというような意味

 

時々、月がピンク色の時がありますよね。

PINK MOONの夜にはこの曲が聴きたくなります。

初めて聴いた時から、今でもずっと、私の心の中にある大好きな曲です。

 

 

2 ハミルトンの夏休み(1992)


▲シングル「夜をこえて」

 

1992年のシングル「夜をこえて」のカップリング。

この曲もオリジナルアルバム、ベストアルバムには未収録で廃盤となっています。

インストゥルメンタルで、角松さんのギターがとっても気持ちいい曲。

角松さんのギターと本田雅人さんのSAX (サックス)が爽快で、曲とタイトルがぴったり。

 

本田雅人
大人気フュージョンバンド「T-SQUARE」の元メンバー。日本一有名なサックスプレイヤーとも言われる。

▼本田雅人氏

 

「ハミルトンの夏休み」は子供服メーカーMIKI HOUSEのCMソングだったので、テレビからよく流れていました。

子供のかわいい笑顔が印象的なCMで、曲ととても合っていました。

 

 

3 Fly-By-Day(1983)

 

1983年の12インチシングル「DO YOU WANNA DANCE」に収録。

杏里さんへ提供した楽曲のセルフカバーで、このシングルのみに収録で未CD 化。
杏里さんVer.とは、アレンジが少し変わっていて素敵。

この曲も秘かに人気の高い曲なんです。

 

杏里
1978年に「オリビアを聴きながら」でデビュー。角松氏が手掛けた「悲しみがとまらない」が大ヒット。角松氏のプロデュースしたアーティストの中の代表的存在。

 

角松さんが女性アーティストへの提供曲をセルフカバーしたアルバム「The gentle sex」。

このアルバムには収録されませんでしたが、このアルバムのツアーで、「Fly-By-Day」を歌ったんです。

それはそれは盛り上がりました~。

私も、とっても好きな曲なので聴けてうれしかったです。

 

 

 

4 THE BEST OF LOVE(Live Version)(1992)


▲アルバム「TOUCH AND GO」

 

1992年のシングル「THE LOST LOVE」のカップリング。

オリジナルは1986年のアルバム「TOUCH AND GO」に収録されています。

このVer. はこのシングル「THE LOST LOVE」のCDでしか聴けませんが、こちらも廃盤となっています。

 

Live Version がめちゃめちゃカッコいいです!!

間奏のギターのカッティング、ベースソロ、コーラス…ライブの臨場感にあふれていて最高なんです。

角松さんが凍結してしまった時には、この曲をよく聴いて寂しさを紛らわせていました。

いつかまた角松さんのライブに行きたい、と思いながら…。

 

 

好きなアルバム3選

 

角松さんの名曲をご紹介するにあたり、とても悩みました。

曲数が多く、どれもクオリティが高く素晴らしいもので、私自身好きな曲ばかりだからです。

なので、もっともっといろんな曲を紹介したいけれど、全曲紹介するには膨大な数になってしまいます。

過去から現在進行形で、角松さんが素晴らしいシンガーソングライターであることを踏まえたうえで、あえて私が高校生の時に角松さんと出逢った、3枚のアルバムを「好きなアルバム」としてご紹介させてください。

 

▼1985年「GOLD DIGGER」

▼1985年「T’s BALLAD」

▼1986年「TOUCH AND GO」

 

この3枚のアルバムは、私が高校生の時にリリースされたもので、何度も何度も何度も聴いていた大好きなアルバム。

初めて角松さんの音楽を聴いた時、「こんなにカッコいい音楽があるのか~!」と感動したその気持ちは今も色褪せていません。

 

「TOUCH AND GO」に収録されている「1975」という曲。

1975年、角松さんは15歳。

歌詞の中で「心はあの時のままだよ」と1975年当時に思いを馳せています。

間奏でのラップ~コーラス部分で、角松さんが当時聴いていたであろう、シュガー・ベイブ、ティン・パン・アレー、サディスティック・ミカ・バンド、センチメンタル・シティ・ロマンスなどの名前が出てきます

※こちらのアーティストについては、第1章「角松敏生氏の歴史」で詳しく解説しています。(このページは第3章)

 

青春時代に聴いた曲というのは、いつまでも色褪せず心に残っているもの。

私も角松さんと同じ。

 

この3枚のアルバムも30年以上たっているのに全然古臭くない、カッコいい!

私にとっての角松サウンドの原点であり、角松敏生らしさ満載のアルバムだと思います。

今も、角松さんのどのアルバムにもこの角松らしさが感じられるので、私は角松さんの音楽に魅了され続けているのかな、と思います。

 

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角松敏生の歴史④ 解凍から現在

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1998年5月に活動休止からの再開を果たした角松敏生氏は、そこから数多くのアルバムをリリースしています。
それぞれに違うコンセプトがあり、ファンの方の間でも賛否両論を巻き起こすものがあったり、音楽に対する挑戦の姿勢が伺えます。このページでは凍結後の角松敏生氏の音楽の変遷を解説します。

 

▼このページで解説する時代

 

角松敏生の歴史 解凍~現在

 

年表

年月 出来事、リリースしたアルバム
1998年5月 解凍
1998年7月 解凍後第一弾シングル「Realize」
1999年1月 解凍後初アルバム「TIME TUNNEL」
2000年1月 「The gentle sex」
2000年8月 「存在の証明」
2002年10月 「INCARNATIO」
2003年8月 「Summer 4 Rhythm」
2004年8月 「Fankacoustics」
2010年8月 「Citylights Dandy」
2014年3月 「THE MOMENT 」

 

【1998年5月】活動休止からの復活 ~解凍~

 

角松さんは、1998年5月18日、凍結した時と同じ場所、日本武道館で活動の解凍をしました。いつ活動が再開するかわからなかったため活動休止の際「凍結」と表現したそうで、活動再開は「解凍」という表現になっています。

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角松敏生の歴史③ 凍結中の活動

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凍結中はベストアルバムをリリースした後に、女性ヴォーカリスト発掘プロジェクト「VOCALAND」や覆面バンド「AGHARTA」としての活動を行います。このページでは、解凍に至る流れを知ることができます。

 

▼このページで解説する時代

 

角松敏生の歴史 凍結中の活動

 

年表

年月 出来事
1993年1月 無期限活動休止
1993年10月 ベスト盤リリース
1995年8月 「AGHARTA I」
1996年7月 「VOCALAND」
1997年5月 「ILE AIYE~WAになっておどろう」
1997年9月 「VOCALAND 2」
1997年11月 吉沢梨絵「Never Gonna Miss You」
1998年2月 長野オリンピック
1998年5月 解凍

 

【1993年】ベスト盤「1981-1987」をリリース

 

活動を凍結することになり、例えば飲食店など音楽以外の仕事も考えたそうですが、事務所の説得などもあり、音楽の仕事は続けることに。

 

武道館ファイナルライブの編集、凍結後にリリースされたベスト盤(ベストアルバム)「1981-1987」などを制作。

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ギタリスト角松敏生を堪能できるインストアルバム

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角松敏生のインストアルバム/手掛けたサウンドトラック一覧

 

▼インストアルバム

アルバム 聴く方法
SEA IS A LADY CDアルバム
SEA IS A LADY 2017 CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)
Legacy of You CDアルバム

※聴く方法は「CD」「Amazon Music」「レコチョク」などを独自調査し可能な方法を掲載しております。

 

▼サウンドトラック

アルバム 聴く方法
映画「白い船」オリジナル・サウンドトラック CDアルバム
「ミラクルバナナ」オリジナル・サウンドトラック CDアルバム

※聴く方法は「CD」「Amazon Music」「レコチョク」などを独自調査し可能な方法を掲載しております。

 

ギタリスト角松敏生を堪能できるインストアルバム

 

角松さんは今までに2枚のインストゥルメンタル(インスト)アルバムをリリースしています。

1987年「SEA IS A LADY」

1990年「LEGACY OF YOU」

の2枚です。

そして2017年には「SEA IS A LADY 2017」として1987年リリースの「SEA IS A LADY」をリメイクしたアルバムをリリースしています。

 

インストアルバムは、角松さんのギタリストとしての魅力がたっぷり詰まり、彼のギタープレイが堪能できる作品です。

もちろん角松さんのギターだけでなく、豪華ミュージシャンによる珠玉のプレイも聴きどころたっぷり。

それぞれの楽曲のサブタイトルに女性の名前がつけられていることも特徴。

このページでは、インストアルバムについて詳しくご紹介します。

 

ギタリスト「角松敏生」が与えたフュージョン界への影響
1980年代前半にフュージョンブームが起こりましたが、1980年代後半はブームが停滞気味でした。ですが、角松さんがインストアルバムをリリースすることにより大きな話題を呼び、角松ファンはもちろん、普段フュージョンを聴かない層にもフュージョンへの門戸が広がったと言われているのです。こちらについては下記のページ(第2章2ページ目)で詳しく解説!

 

SEA IS A LADY (1987)


▲「SEA IS A LADY」1987年7月(画像クリックで商品詳細へ)

 

夏、海をイメージしたさわやかなジャケットから連想される通り、とても清々しく爽快感のあるナンバーが、夏のドライブ、お出かけにぴったり。

とにかく聴いていて心地よい。

私は、角松さんのギターが本当に大好きでこのアルバムを聴いて、ギタリスト角松敏生に魅了されました。

 

角松さんのギターの音がとても好き。

弾くフレーズが好き。

 

心地よいメロディーを巧みに奏でる、彼のメロディーメーカーとしてのセンスが素晴らしい。

角松敏生のギターに興味がある、という人には絶対に聴いてほしいアルバム。

 

SEA IS A LADYの収録曲3選

1 「SEA LINE」

 

角松敏生を代表する曲でもある、SEA LINE」。

シングルとしてもリリースされたこの曲は当時話題となりました。

豪華なブラスアレンジと共に、角松さんの奏でるギターがとても心地よい。

 

2 「MID SUMMER DIRIVIN’」

 

「MID SUMMER DIRIVIN’」は私が角松さんのインストの中でも1、2を争う大好きな曲。

タイトル通り、夏のドライブにぴったりの疾走感あふれるナンバー。

とにかくカッコいい!気分が上がる曲!

いつかこの曲を生で聴きたくて…

10数年前、角松さんがこの曲を演奏する姿を見た時には、念願が叶って本当に感動しました。

 

3 「SUNSET OF MICRO BEACH」

 

「SUNSET OF MICRO BEACH」はアコースティックギターの響きがとても優しく暖かい大好きな曲。

角松さんが、大切な人と過ごしたであろうMICRO BEACH の風景が浮かぶよう。

 

マイクロビーチ
サイパンを代表するビーチ。

▼マイクロビーチ


photo by Luke,Ma

 

「SEA IS A LADY」はリメイク版とどちらから聴いた方が良い?

 

1987年にリリースされた「SEA IS A LADY」は2017年にはリメイク版として「SEA IS A LADY 2017」が発売されています。

最初に聴いて欲しいのは1987年リリースの「SEA IS A LADY」です。

これがあった上でのリメイクであり、またリメイク前のアルバムは今聴いても素晴らしく色褪せていないので、こちらを聴いた後にリメイクを聴くとギターの上達や、アレンジの違いなどよく分かると思います。

 

▼「SEA IS A LADY」1987年リリース(1994年CD再発売)


▼「SEA IS A LADY 2017」(リンク先で試聴可)

 

「SEA IS A LADY」タイトル一覧

 

アルバムのサブタイトルには女性の名前がついているのも特徴です。(太字は編集部によるもの)

1 WAY TO THE SHORE“ERI”
2 SEA LINE“RIE”
3 NIGHT SIGHT OF PORT ISLAND“MIDORI”(NIGHT FLIGHT OF DC-10)
4 SEA SONG“NAOMI”
5 SUNSET OF MICRO BEACH“SATOKO”
6 OSHI-TAO-SHITAI“KAORI ASO”(MEMORIES OF DUSSELDORF)
7 52ND STREET“AKIKO”
8 THE BASS BATTLE“CHAKO”
9 MID SUMMER DRIVIN“REIKO”
10 LOVIN’ YOU“SAWAKO”
11 SEA SONG (REPRISE)
12 JUNE BRIDE (Instrumental) ※LP未収録

 

LEGACY OF YOU(1990)


▲「Legacy of You」1990年7月(画像クリックで商品詳細へ)

 

2枚目のインストアルバムということで、角松さんのギターもさらに冴えわたっています。

角松さん曰く、「SEA IS A LADY」は自身のギターを未熟と感じ、2017年にリメイクしていますが、本作はその必要はないとのこと。

 

Legacy of Youの収録曲4選

 

1 「NH-CA’s Struttin(Crossing at Airport)」

 

この曲はアルバムの中で1、2を争う私の大好きな曲。

 

終盤にギターを弾き倒しているところ、

女性のコーラス部分、

その後のピアノのソロ、

全てがカッコいい!

 

この曲も10数年前に生で聴くことができ、あまりのカッコよさにライブ後はずっとこの曲を聴いていました。

ライブでは、女性コーラスの部分を角松さんが歌ったのですが、それもカッコよかったです。

 

2 「Twilight River」

 

「Twilight River」は黄昏時の美しい川が目に浮かぶよう。

角松さんのインストは、ギターはもちろん、サックスやコーラスもとても魅力的なのですが、こちらの曲もそれがふんだんに使われていて心地いい。

 

3 「At Canal St Club」

 

アコースティックギターがとてもきれいな曲。

エレキギターのイメージが強い角松さんですが、アコギの角松さんもとても素敵。

 

4 「Tsugaru」

 

津軽三味線とのコラボのこの曲は必聴です。

とにかくすさまじい。

津軽三味線とギターの融合、二つの音が重なり合うさまは圧巻。

角松さんのサウンドクリエーターとしての素晴らしさを感じます。

 

「Legacy of You」タイトル一覧

 

アルバムのサブタイトルに女性の名前がついているのも特徴です。(太字は編集によるもの)

1 Premonition of Summer (KIYOMI)|Suma (MIDORI)
2 飛翔 (SAYURI)
3 At Canal St Club (MISAKO)
4 流氷 (YURIKO)
5 Mystical Night Love (CHISATO’S Dream)
6 Tsugaru (KEIKO)
7 Stress by ストレス (CHISATO M.)
8 Twilight River (YUKARI)
9 Daylight of Alamoana (YUKO)
10 NH-CA’s Struttin (Crossing at Airport) (SANAE)
11 Parasail (at Ramada Beach) (REIKO)
12 SATO

 


▲「Legacy of You」(画像クリックで商品詳細へ)

 

角松敏生が手掛けたサウンドトラック

 

角松さんは映画のサウンドトラックも2枚手がけています。

最初の作品は「白い船」のサントラ。


▲映画「白い船」オリジナルサウンドトラック(画像クリックで商品詳細へ)

 

映画「白い船」は実話を元に島根を舞台にした、子供たちと白い船の交流を描いた作品なので、サントラもとても優しく暖かくヒーリングミュージックとしてもおすすめ。

 

▼映画「白い船」(画像クリックで商品詳細へ)

 

もう1つの作品は、映画「ミラクルバナナ」のサウンドトラック。

 ▲「ミラクルバナナ」オリジナルサウンドトラック(画像クリックで商品詳細へ)

 

「ミラクルバナナ」は山本耕史さん出演の、ハイチ共和国に赴任した大使館派遣員が、貧困のためノートのための紙がないという現地の子供たちのためにバナナから紙を作ろうと奔走するストーリー。

カリブ海に浮かぶ島ハイチが舞台なので、音楽も南米風なところもあり、角松さんの覆面バンド「AGHARTA」の香りも感じられ、BGMとしても楽しめます。

 

▼ハイチ


photo by Lee Cannon Some rights reserved

▼映画「ミラクルバナナ」(画像クリックで商品詳細へ)

 

歌だけではなく、角松さんのギタープレイと共にインストやサントラも楽しんでほしいと思います。

 

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角松敏生「定番の名曲」10選

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角松さんの楽曲はたくさんありますが、その中でも角松さんを代表する定番の名曲をご紹介します。

 

「角松敏生」はどんな存在?
一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、音楽創りに対するこだわり、そのクオリティの高さなどから、音楽関係者のファンも多いです。’80年代に角松さんは、シティポップの代表とも言え、音楽界の宝とも言える存在

 

角松敏生の定番曲一覧

 

曲名 収録アルバム 聴く方法
NO End Summer GOLD DIGGER(1985) CDアルバム
Tokyo Tower GOLD DIGGER(1985) CDアルバム
レコチョク (試聴可)
Girl in the Box 1981~1987(1993) CDアルバム
初恋 T’s 12 INCHES(1986) CDアルバム
Take You To The Sky High Breath From The Season 2018~Tribute to Tokyo Ensemble Lab~(2018) CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)
飴色の街 Reasons for Thousand lovers(1989) CDアルバム
IZUMO INCARNATIO(2002) CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)
浜辺の歌 1998~2010(2011) CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)レコチョク(試聴可)
ハナノサクコロ Fankacoustics(2004) CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)
RAMP IN T’s BALLAD(1985) CDアルバム

※Webon調べ。違法にアップロードされたものは含まれていません。

 

1 No End Summer(1985)

 

「NO End Summer」はアルバム「Gold Digger」に収められている、角松ファンの間でもとても人気の高い名曲。

ピュアな想いが綴られたスイートなラブソング。

ラストの

「Love is you Love is me Love is the neighbor Love is the everything」

のコーラスはライブではみんなで大合唱。

聴くたびに感動する、とてもとても大切な曲です。

 

▼「No End Summer」が収録されているアルバム「Gold Digger」(画像クリックで商品詳細へ)

 

2 Tokyo Tower(1985)

 

ラップから始まるこの曲のカッコよさと言ったら!

まだラップが今ほど認知されていなかった’85年当時、ラップやスクラッチを取り入れた角松敏生を代表する、最高にファンキーでダンサブルなナンバー。

歌詞の内容がセクシーで、タイトルは「東京タワー」とのダブルミーニング。
リリース当時NHKでは放送禁止に。

歌詞がセクシーすぎるから?と思っていたのですが、商標名だから連呼するのはダメなんだそう。

 

<編集部コラム>「Tokyo Tower」のダブルミーニング
タイトルの「Tokyo Tower」には2つの解釈があります。ひとつは観光名所の「東京タワー」もう1つは、歌詞をみればエロチックな意味がきっとわかるはずです。

 

Tokyo Tower (レコチョクリンク。クリックで商品詳細へ。試聴もできます)

 

3 Girl in the Box(1993)

 

こちらも角松敏生を代表する楽曲。

オリジナルアルバムには未収録ですがとても人気の高い曲。

「箱入り娘」をこれほどカッコよく歌うアーティストがいたでしょうか(笑)

 

夜10時になると、好きな女性が自分の手をすり抜けていってしまうもどかしさが描かれています。

こちらもNHKで放送禁止に。

私は、なんとなく門限破りを推奨するような歌詞だから?と思っていたのですが、「気が狂いそうさ」という部分がダメだったそうです。

ライブでは、ラストの部分でみんなで何度もジャンプするのが楽しい!

 

▼「Girl in the Box」収録のベストアルバム「1981~1987」(画像クリックで商品詳細へ)

 

4 初恋(1986)

 

イントロのピアノで心がときめく、せつなく甘酸っぱい曲。

もうイントロだけで涙が出そうです…。

誰もが持つ初恋の想い出を描いた歌詞、過去と現在を行き来するその心情の細やかさが素晴らしすぎます。

 

2006年のアルバム「Prayer」の初回限定盤にはこの曲のライブバージョンを収録。

▼アルバム「Prayer」(画像クリックで商品詳細へ)

 

また、この曲は長年角松さんを支えてきたベーシスト、故・青木智仁さんへの追悼の意味が込められています。

間奏での青木さんのベースソロ、友成好宏さんのピアノソロが素晴らしく、角松さんのライブの雰囲気が大いに感じられます。

 

▼「初恋」収録アルバム「T’s 12 INCHES」(画像クリックで商品詳細へ)

 

5 Take You To The Sky High(2018)

 

この曲で一斉に紙ヒコーキを飛ばすのが角松ライブの醍醐味。

 

 

私が初めて行った角松さんのライブで、座席が2階の1列目真ん中だったんです!

そこで見た、紙ヒコーキが一斉に舞う姿は鳥肌ものでした。

後ろからも降ってくるし、下を見ればぐるぐると舞っているし、あの光景は今でもはっきりと覚えています。

何度も何度も紙ヒコーキを折り飛ばしてきたので、折り方も紙の選び方も上手くなりました(笑)

 

▼「Take You To The Sky High」(画像クリックで商品詳細へ、試聴可)

 

6 飴色の街(1989)

 

派手さはないのにとても心に残る曲。

静かにピアノ(シンセサイザー?)のイントロから始まるメロウなナンバー。

少し抑え気味に歌っているような角松さんのボーカルと、曲とがとても合っていて雰囲気があります。

 

別れを歌ったせつなく胸を打つ歌詞、「飴色の街」というタイトルがぴったりで。

たぶん

恋の終わり=黄昏=飴色

だと思うのですが、とても趣のあるタイトルです。

 

▼「飴色の街」収録アルバム「Reasons for Thousand lovers」(画像クリックで商品詳細へ)

 

7 IZUMO(2002)

 

7/8拍子というあまり素人には馴染みのないリズム!

一言で言うと「すごい!」

演奏するの大変そう…。

 

私がこの曲を初めて聴いたのは、「 IZUMO」が収録されたアルバム「INCARNATIO」がリリースされるよりも前のことでした。

角松さんは「AOKI presents EXTRA TOUR」という故・青木智仁さん主催によるライブハウスツアーというのを何度か行っていまして、「IZUMO」はそのライブで初めて発表されました。

 

青木智仁

ベーシストであり、角松さんのアルバムや、ライブには欠かせない存在。プレイや人柄は多くのファンに愛されていた。

▼青木智仁氏

 

角松さん自ら「変則的なリズム(笑)」と言っていて、私も聴きながら「ドラムの沼澤尚さん、大変そう(笑)」と思いました。

 

沼澤尚
AGHARTAのメンバーでもあります。AGHARTAは角松敏生扮する長万部太郎が率いる覆面バンドで、謎の地底人として、泥棒のような頬かむり姿での活動でしていた。

▼沼澤尚氏

 

でも、「IZUMO」は最高にカッコよくて後にアルバムに収録された時には人気ナンバーとなりました。

歌詞は、角松さんが出雲の神話、日本の文化に興味を持ち触発されて創られたもの。

 

▼「IZUMO」(画像クリックで商品詳細へ。試聴可)

 

8 浜辺の歌(2011)

 

ライブ終盤で歌われることも多く、みんなで大盛り上がりに。

「パリーヤ パッパリーヤ」のコーラスをみんなでして一つになれる曲。

 

▼「浜辺の歌」(画像クリックで商品詳細へ。試聴可)

 

9 ハナノサクコロ(2004)

 

この曲が収録された2004年の「Fankacoustics」はファンクテイストのSolid Side
とアコースティックテイストのElastic Sideからなる2枚組アルバム。

 

▼アルバム「Fankacoustics」(画像クリックで商品詳細へ)

 

このアルバムのツアーは大都市はホールでの「Solid Side Tour」、地方はライブハウスでの「Elastic Side Tour」として全都道府県を回りました。

 

角松さんの解凍後はツアー本数もあまり多くなく大都市が主なので、私の地元に来るのは久しぶり。

もちろんこの曲も歌ってくれました。

この曲はとても暖かく優しい歌。

確か2月のライブでした。

 

「花の咲く頃 逢いに行くんだ」

という歌詞がちょうど季節と重なり、

「角松さんが逢いに来てくれた!」

と感じて、とってもうれしかったのです。

 

▼ハナノサクコロ(画像クリックで商品詳細へ。試聴可)

 

10 RAMP IN(1985)

 

角松さんのバラードの中でも一番の名曲と言えるこの曲は、1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事故への追悼の曲です。

 

日本航空123便墜落事故
1985年8月12日に起きた、飛行機の墜落事故。乗員乗客合わせて、520名が死亡したことから史上最悪の航空事故と言われている。

 

8月12日は角松さんの誕生日でもあります。

歌詞カードには

「Dedicated to the stewardesses of JAL 123(JAL(日本航空)123便のスチュワーデスに捧げる)」

とあります。

 

スチュワーデス(今はキャビンアテンダントですね)の、愛する男性への想いが綴られた歌詞で、女性言葉で書かれています。

角松さんは空港や飛行機などがテーマの曲が多々ありますが、この曲は珠玉のバラードとなっていますので、一度聴いてほしいと思います。

 

▼「RAMP IN」収録アルバム「T’s BALLAD」(画像クリックで商品詳細へ)

 

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松敏生のリメイクアルバム

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

『角松敏生』入門 ~こだわり抜かれたサンウンドの世界~はこちらから!

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角松さんの近年の活動として、リメイクアルバムの制作に積極的、という事があります。このページでは角松さんのリメイクアルバムを紹介いたします。

 

編集部コラム<リメイクアルバムを聴く意味>

私は、アーティストの方がリメイクアルバムを出す理由についてはよくわかっていませんでした。

しかし、角松さんのリメイクアルバムへの思いを知ったり、「角松敏生入門」著者のしあ氏の「リメイク前のアルバムを聴いた後に、リメイク後のアルバムを聴くとギターの上達や、アレンジの違いなどよく分かる」などの話を伺い、リメイクアルバムならではの楽しみがあることを知りました。

角松敏生さんを通して「リメイクアルバム」ならでは音楽体験をしてみるのもよいのではないでしょうか。

 

リメイクアルバム一覧

 

リメイク/リリース年 リメイク前/リリース年 聴く方法
REBIRTH 1~re-make best~/2012年 1993年以前のアルバムを選曲してリメイク CDアルバム
SEA BREEZE 2016/2016年 Sea Breeze/1981年 CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)
SEA IS A LADY 2017/2017年 SEA IS A LADY/1987年 CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)
Breath From The Season 2018〜Tribute to Tokyo Ensemble Lab〜/2018年 Breath from the Season/1987年
※ビッグバンド「TOKYO ENSEMBLE LAB」の角松プロデュース作品
CDアルバム
amazon(MP3)(試聴可)
レコチョク(試聴可)

※聴く方法は「CD」「Amazon Music」「レコチョク」などを独自調査し可能な方法を掲載しております。

 

REBIRTH 1 ~re-make best~(2012)


▲アルバム「REBIRTH 1 ~re-make best~」

 

アルバム「REBIRTH 1 ~re-make best~」は、デビュー30周年の作品で、1993年の活動凍結以前のアルバムから、角松さんが選曲した10曲をリメイクで収録したもの。

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角松敏生のライブの魅力

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角松ライブの魅力

 

角松さんの魅力はCD から流れる音楽だけではありません。

こだわりにこだわり抜いたCDのクオリティは素晴らしいのはもちろんですが、それを再現するライブにも力を入れてきました。

そのライブパフォーマンスの高さは「素晴らしい!」の一言。

CDとは違ったアレンジでファンを楽しませたり、間奏などで各ミュージシャンのソロコーナーを聴かせたりと、ライブだけの楽しみを持ってきているのも角松ライブの特徴。

 

ミュージシャンに最大の敬意を払っていることが節々に感じられます。

アーティストが主役であり、ミュージシャンはただのサポート、なんていう事はありません。

 

一流のミュージシャンの音楽を堪能できる

 

私は、角松ライブで

「ミュージシャンの音を楽しむ喜びに出逢った」

と言っても過言ではないほど各ミュージシャンの奏でるその音に心を奪われています。

角松さんのライブでは、角松さんへはもちろんのこと、ミュージシャンにも最大の愛情とリスペクトを持つことは鉄則。

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ギタリスト角松敏生の魅力

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ギタリスト角松敏生

 

角松さんは、シンガーであるとともにギタリストでもあります。

1987年に「SEA IS A LADY」

1990年に「LEGACY OF YOU」

という2枚のインストゥルメンタル(インスト)アルバムをリリースしており、ギタリストとしての評価がとても高いです。

 

▼「SEA IS A LADY」1987年7月リリース(画像クリックで商品詳細へ)

▼「Legacy of You」1990年7月リリース(画像クリックで商品詳細へ)

フュージョン界に大きな影響を及ぼす

 

この2枚のインストアルバムは角松さんがギタリストとしてフュージョン界に大きな影響を及ぼす事となります。

1980年代前半に、ザ・スクエア(現T-SQUARE)、カシオペアなどのフュージョンブームが起こりましたが、1980年代後半には少しそのブームも停滞気味ではありました。

 

カシオペア
フュージョンとは音楽のジャンルで電子楽器を使用したジャズのようなもの。カシオペアは1979年に日本でデビュー。アルバム「THNDER LIVE」をきっかけに日本のみならず海外にも活動を広げる。ザ・スクエアも同時期に活躍する。

▼アルバム「THNDER LIVE」(画像クリックで商品詳細)

 

そんなフュージョンブームが停滞気味の中、シンガーソングライターの角松さんがインストアルバムをリリースするとの事で、大きな話題となりました。

この頃は、フュージョンやインストを聴くファン層と、歌物を聴くファン層とには割と隔たりがあったように思います。

 

ですが、角松さんがインストアルバムをリリースすることにより大きな話題を呼び、角松ファンはもちろん、普段フュージョンを聴かない層にもフュージョンへの門戸を広げることとなったと思います。

実際にアルバムはセールスも高く音楽業界でも高評価、インストツアーも大盛況で角松さんのギタリストとしての認知度もとても高まりました。

 

私もこの「SEA IS A LADY」をきっかけに、インストだったり、フュージョンの世界に改めて興味を持つようになりました。

中学生の時に、ザ・スクエアの「ADVENTURES」というアルバムが大ヒットしました。

 

▼アルバム「ADVENTURES」1984年1月リリース(画像クリックで商品詳細へ)

 

ブラスバンド部だった友達が、ザ・スクエアの大ファンで、私もカセットにダビングしてもらったこのアルバムが大好きでよく聴いていました。

高校生になると、ザ・スクエアからは少し離れてしまった私ですが、角松さんのインストアルバムをきっかけに、ザ・スクエアやカシオペアなどをまた聴くようになったので、角松さんのフュージョン界への貢献は大きいのでは、と思います。

 

ギタリスト角松敏生の魅力

 

角松さんの弾くギターはとにかくカッコいい!

技術的なことはよくわかりませんが、やはりとても上手い!と思います。

私は、角松さんの弾くカッティングが大好きです。

 

カッティングとは
ギターのテクニックで、弦を抑えて音を出さないような状態にして弦を弾いたりするなどして、歯切れよく演奏する手法。

 

とても小気味よく、心地よく、聴いていてとても気持ちいいのです。

もちろん、ギターソロもカッコいい!

 

凍結前の武道館FINAL LIVEでの「After 5 Crash」のカッティングからのギターソロの流れはカッコよすぎて…。

弾く姿もとにかくカッコいい。

角松さんが語るには、

「自分のギターはプロフェッショナルではないけれど、故・浅野祥之さん、梶原順さんなど同じギタリストから見ると、とてもうらやましく思えるギタリスト」

なのだそう。

浅野さんや梶原さん曰く

「プロのギタリストとは求められるフレーズを弾かなければならないけど、角松は自分の好きなフレーズを弾いてるだけでカッコいいんだからそれでいいんだ」

との事。

 

なので、角松さんのギターはプロのギタリストとしては、完成していないかもしれないけど、プロのギタリストから見た場合に、とてもカッコよく見えるうらやましい存在なのだそう。

私が思うに、角松さんのギターの向こうには風景が見えるようなのです。

角松さんの歌の歌詞は、風景、情景がとても感じられますが、インストも同様にそれが感じ取れるので、彼のギターはとても心に響くのだと思います。

 

テクニック的なことを考えれば、角松さんよりも上手いギタリストはたくさんいるでしょう。

でも、私からすれば角松さんのギターは「なんか好き」なんです。

 

多分、人でも、物でも、何かを好きになるのには理由は明確になくて、

「なんか好き」

「なんか気になる」

だと思うのです。

 

角松さんのギターも、テクニックだとか実際にどれほど上手いのかはよくわからないけれど、すごく好きなんです。

素人の私から見ればもちろん十分上手いと思いますが。

 

高校生の頃から、いろんなアーティスト、バンドを好きで聴いてきた私が、初めてギタープレイに引き込まれたのが角松さんです。

「SEA IS A LADY」のギターはとにかく素晴らしくカッコよくて、シンガーとしてではなく、ギタリスト角松敏生を認識しました。

ですから、私の中では、角松さんはシンガーソングライターであり、ギタリストでもあります。

 

シンガーとしてもギタリストとしても活躍するアーティスト


▲スターダスト・レビュー。右から二番目が根本要氏

 

ギターを持って歌うアーティストはたくさんいますが、私の中でシンガーとしてもギタリストとしても認識している、という点では、角松さんとスターダスト・レビューの根本要さんだけです。

 

根本要のギタリストとしての魅力は、別Webonである「スターダスト・レビュー入門」にて解説!

 

お二人は同じ1981年デビューなんですが、要さんのレギュラーテレビ番組に角松さんがゲスト出演した際に

「角松は何やっても俺たちと違ってカッコいいんだよな~。俺たちみたいに泥臭くなくておしゃれなんだ(笑)」

と要さんは話していました。

 

確かに…角松さんはギターの弾き方も、歌い方も意図してはいないのでしょうが、とにかくカッコいいです。

 

歌だけではなく、ギタリスト角松敏生にも注目してほしいと思います。

 

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松敏生サウンドの魅力

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

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40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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角松敏生サウンドの特徴

 

角松さんのサウンドの特徴といえば、なんといってもキラキラとしたおしゃれなサウンドが思い浮かぶと思います。

もちろん、長いキャリアの中でアコースティックサウンドや民族楽器にこだわったりと、アルバムごとに様々なチャレンジがあり、必ずしもすべてのアルバムがそういったキラキラとした印象ではありません。

ですが、やはり角松サウンドというのは、どのアルバムにもその片鱗が感じられ、「あ~角松さんっぽいなあ~」と思ってしまうのです。

 

「アコースティックサウンド」「民族楽器」のアルバムについて
角松さんのアルバム「Fankacoustics」(2004)では角松流ファンクとアコースティックの融合がテーマになっている。また、アルバム「INCARNATIO」(2002)では民族楽器が使われており、日本の文化を表現したこのアルバムは賛否両論を巻き起こした。

 

’80年代に角松さんは、シティポップの代表として音楽界では一目置かれていたと思います。

シティポップとは一言で言うと「都会的で洗練された音楽」、というものになると思います。

AOR(Adult-oriented Rock)と呼ばれることも。

 

なぜ「AOR(Adult-oriented Rock)」と呼ばれる?
AORは70年代後半頃にアメリカから日本に伝わってきた音楽のジャンルであり、「大人のロック」とも呼ばれている。シティポップとAORは音楽のテイストが似ており、シティポップは「和製AOR」とも呼ばれる。

▼シティポップの一例

 

’80年代の角松さんは、テレビ番組に出ることはなくライブを主体として活動していた事もあり、ヒット曲は特にありません。

でも、その音楽性の高さは音楽業界からは一目置かれ、また根強いファンが多くいました。

もちろん、私もその一人。

 

’80年代のシティポップ

▲山下達郎氏

角松さんも敬愛する「はっぴいえんど」「ティンパンアレー」といったグループが’70年代に活躍し、その流れから大瀧詠一氏、山下達郎氏が人気に。

 

▼はっぴぃえんどの代表曲「風をあつめて」。ボーカルは大滝詠一氏。

▼ティン・パン・アレーの曲。アルバム「キャラメル・ママ」では山下達郎氏がレコーディングに参加している。

 

大瀧詠一氏、山下達郎氏、この二人の活躍は音楽界に影響を与え、彼らをリスペクトするアーティスト、ミュージシャンはとても多いです。

 

特に山下達郎氏の音創りは緻密で「音創りの職人」と言われ、シティポップを代表するアーティストに。

’80年代にはこの系譜を受けて、たくさんのアーティストが活躍。

 

 

もちろん角松さんもその一人で、自身が敬愛する山下達郎氏の「フォロワー」と呼ばれたことも。

なんとなくサウンドや声質などが似ていることから、双方のファンがお互いを良く思わない…なんてこともあったりしたようですが…。

 

’80年代に活躍したアーティストは角松さんの他には、杉山清貴&オメガトライブ、稲垣潤一さん、安全地帯、杉真理さん、南佳孝さん、山本達彦さんなどが活躍し、夏、海、夜の街を舞台に、素敵な音楽で聴く人を楽しませました。

 

▼1982年10月リリース。稲垣潤一氏の最初のヒット曲。

▼1983年1月にリリース。安全地帯。翌年の年間チャートで2位を獲得。

 

角松敏生サウンドの魅力

 

角松さんのサウンドはとにかくカッコいい!

イントロから心を掴まれるものが多く、メロディ、アレンジ、コーラス全てがとても完成されていて、聴いていてとても心地良いのです。

 

ベースラインのカッコよさ、

ブラスアレンジの秀逸さ、

都会的で洗練されたそのサウンド、

これらは角松さんのルックスとも相まって「シティポップの貴公子」と称されたことも頷けます。

 

ブラスアレンジ
金管楽器の音のアレンジのこと。金管楽器は唇の振動で音を鳴らす楽器で、トランペットやトロンボーンが代表的。

 

初めて角松さんの音楽を聴いた時は、「こんなにカッコいい音楽があるのか~!」と、とても感動したのです。

 

そして、歌詞の素晴らしさ。

都会的でおしゃれな大人の恋愛の歌詞が多く、私よりも年上の大人な世界にとても憧れを感じました。

角松さんの歌詞、音楽の特徴として「風景が見える」というのがあります。

 

歌を聴いていると、風景、情景がありありと浮かんできます。

これって他のアーティストにはなかなかない事だと思うのです。

 

そういった素晴らしい世界観を創り上げている角松さんだからこそ、多くの人の琴線に触れるのだと思います。

 

’84年、角松サウンドの変化

 

’84年に初めてニューヨークでレコーディングを行い

「ニューヨークとの出会いがなければ今の自分はなかった」

と言う角松さん。

 

’84年頃からは、ダンスミュージックへの傾倒が深く、

曲もダンスナンバーが多い印象。

 

バラードもAOR(シティポップ)を彷彿とさせるとてもメロウなものが多く、サウンドとその歌声に酔いしれます。

 

メロウ
豊かだ、美しい、円熟したというような意味

 

1986年リリースのアルバム「TOUCH AND GO」では日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞しています。

 

▼アルバム「TOUCH AND GO」。下記はCDで1994年に再発売されたもの(画像クリックで商品詳細へ)

 

12インチシングルのリリースを精力的に行っていたことも。

普通のシングルよりも長時間、高音質で録音できるこの12インチシングルでリリースされた

「DO YOU WANNA DANCE 」

「GIRL IN THE BOX 」

「初恋」

「She’s My Lady」

などはとてもカッコよく、今聴いても全然色あせていません。

 

また、「Special Edition For “Kadomatsu De Oma”」はファンの間でも大人気に。

 

12インチシングル、カセットテープでしか販売されておらずCD化していないので、中古レコード店、ネットで一時期はとても高値がついていました。

オークションサイトやフリマサイトに出品されていることも多く、一時期よりは手ごろな価格にはなっています。

 

 

 

 

こういった角松さんのこだわりにこだわり抜いたサウンドは「今の私を形成した」と言っても過言ではなく、角松サウンドが体にとてもすり込まれています。

こういった「角松サウンド」というものが、自分の中の琴線に触れるものの基準になっているので、何か他の音楽をパッと聴いた時に

「あっ角松っぽい」と、一瞬で引き込まれたりします。

それほど、角松敏生のサウンドはとても耳に、心に残るものなのです。

 

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著者:しあ

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角松敏生を支える一流のミュージシャンたち

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角松敏生氏をご存知ですか?洗練されたサウンドを今もなお創り続けるシンガーソングライターです。高校一年生から角松氏を追いかける著者が角松敏生氏の魅力に迫ります!

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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前のページでは、角松さんのライブは「角松さんと一流のミュージシャンの音楽を堪能できる素晴らしい場所!」であると言いました。

ここでは、そんな角松さんのライブに関わるミュージシャンの方々をご紹介いたします。彼らの音に注目することで新しい発見が見つかり、さらにライブを楽しむことができると思います。

 

角松さんを支えるミュージシャン一覧

楽器 ミュージシャン
ドラム 村上ポンタ秀一(むらかみぽんた しゅういち)/沼澤尚(ぬまざわ たかし)/江口信夫(えぐち のぶお)/石川雅春(いしかわ まさはる)/スティーブ・ガッド/故・ヨギ・ホートン/山本真央樹(やまもと まおき)/玉田豊夢(たまだ とむ)
ベース 故・青木智仁(あおきともひと)/山内薫(やまうち かおる)/松原秀樹(まつばら ひでき)/中村キタロー(なかむら きたろー)
ギター 故・浅野ブッチャー祥之(あさのブッチャーよしゆき)/梶原順(かじわら じゅん)/鈴木英俊(すずき ひでとし)/今剛(こん つよし)/鈴木茂(すずき しげる)
キーボード 友成好宏(ともなり よしひろ)/小林信吾(こばやし しんご)/森俊之(もり としゆき)
サックス 春名正治(はるな しょうじ)/勝田一樹(かつた かずき)/本田雅人(ほんだ まさと)
パーカッション 斎藤ノヴ(さいとう のぶ)/大儀見元(おおぎみ げん)/田中倫明(たなか みちあき)

 

二人の偉大なミュージシャン

 

角松さんは、自身の音楽を支えていた偉大な二人のミュージシャンを相次いで亡くしています。

 

2006年にベーシストの青木智仁(あおき ともひと)氏

2007年にギターの浅野祥之(あさの よしゆき)氏

です。

 

▼青木智仁氏

 

青木さんと浅野さんは角松さんのアルバムや、ライブには欠かせない存在。

そのプレイはもちろん、人柄もとても多くのファンに愛されていました。

浅野さんは「ブッチャーさん」の愛称で親しまれ、いじられキャラでもありました。

青木さんのチョッパーベース(弦を叩いたり引っ張ったりして、弦がボディに当たるバチっとした音を狙って出す奏法)は角松サウンドに多くのグルーブを創り、浅野さんの正確なギタープレイを角松さんもとても信頼していました。

 

お二人の死は角松さんにとっても、ファンにとっても、とても辛く悲しい出来事でした。

でも、青木さん、ブッチャーさんの残した音楽はいつまでも作品となって残っています。

これからも、私たちの心の中に二人の音楽は永遠に輝き続けています。

 

角松さんを支える一流ミュージシャン

 

音楽創りに強いこだわりを持ち、常に最高の音を求める角松さんにとって、その音楽をプレイするミュージシャンはとても重要。

角松さんのサウンドづくりは非常に緻密で納得いく完成形になるまで妥協することはありません。

 

また、CDとライブのアレンジが異なることも多く、ライブのリハーサルではその場その場でコロコロと変わったり。

譜面ではなく、角松さんのニュアンスでミュージシャンに伝えたりしています。

ライブのリハは朝から晩までみっちりと。バンドメンバーさんが「鬼リハーサル」なんて言ったりしています。

 

そんな彼の音楽創りに理解を示すミュージシャンは一流の人たちばかり。

角松さんに関わる、関わったミュージシャンをザっと挙げるだけでその豪華さがわかります

 

ドラム

 

「ドラム」のメンバー紹介(敬称略)

 

村上ポンタ秀一(むらかみぽんた しゅういち)/沼澤尚(ぬまざわ たかし)/江口信夫(えぐち のぶお)/石川雅春(いしかわ まさはる)/スティーブ・ガッド/故・ヨギ・ホートン/山本真央樹(やまもと まおき)/玉田豊夢(たまだ とむ)

 

村上氏は人気実力ともにトップの大御所ドラマー。

▼村上ポンタ秀一氏

 

角松さんは村上氏に尊敬を抱きながらも、細かな要求をしたりして…

それを村上氏も「大変(笑)」と言いながらも最高のドラムを聴かせてくれます。

角松さんにとって、ドラム&ベースのリズム隊はグルーブを創る上でとても肝になるもの。なので、特にこだわりがあるよう。

 

沼澤氏はAGHARTAのメンバーでもあります。

▼沼澤尚氏

 

スティーブ・ガッドは世界的にも著名なドラマー。

▼スティーブ・ガッド氏

 

故・ヨギ・ホートンはルーサー・ヴァンドロス、ダイアナ・ロス、アレサ・フランクリンなど世界的に有名なアーティストのドラムを務め、日本でも人気。

1987年に33歳の若さで亡くなりますが、彼がドラムを叩いた「She’s My Lady」はとてもカッコいい!

12インチシングルのそのジャケットにはヨギとのツーショットが…。

 

玉田さん、山本さんなど若手のドラマーを起用しているのも最近の試み。

▼玉田豊夢氏

 

山本さんはバンド「VOWWOW」の人気ギタリスト、山本恭司氏の息子さんです。

▼写真一番右が山本真央樹氏

 

ベース

 

「ベース」で角松敏生に携わるメンバー

 

故・青木智仁(あおきともひと)/山内薫(やまうち かおる)/松原秀樹(まつばら ひでき)/中村キタロー(なかむら きたろー)

 

青木さんはソロアルバムを2枚リリースしており、1枚目の「DOUBLE FACE」は角松さんとの共同プロデュース。

▼青木智仁氏のアルバム「DOUBLE FACE」(画像クリックで商品詳細へ)

 

中村さんはAGHARTAのメンバー。

松原さんは元ジャニーズ! ステージではその事を角松さんにいじられることも(笑)

▼写真左が松原秀樹氏

 

最近のライブでは山内さんが参加することが多いです。

山内さんは小田和正氏などのライブにも参加した人気ベーシスト。

 

ギター

 

「ギター」で角松敏生に携わるメンバー

 

故・浅野ブッチャー祥之(あさのブッチャーよしゆき)/梶原順(かじわら じゅん)/鈴木英俊(すずき ひでとし)/今剛(こん つよし)/鈴木茂(すずき しげる)

 

ブッチャーさんと鈴木英俊さんは、角松プロデュースのバンド「空と海と風と…」のメンバーです。

このバンド「空と海と風と…」は2枚のアルバムをリリース。

 

▼アルバム「泣くんじゃない」1992年リリース

▼アルバム「2」1994年リリース


 

 

鈴木茂氏は、角松さんの尊敬するギタリストで

「はっぴいえんど」「ティン・パン・アレー」のギタリストでした。

▼鈴木茂氏

 

また、ブッチャーさんはAGHARTAのメンバーでもあります。

 

梶原さんは多くのアーティストを支える人気ギタリスト。

▼梶原順氏

 

梶原さんとブッチャーさんとはバンド「J&B」、ユニット「JとB」でも活躍。

角松さんを加えた「JBK」でライブをしたことも。

▼アルバム「J&B」(画像クリックで商品詳細へ)

 

梶原さんはエレキはもちろんですが、アコースティックギターの音色がとても素晴らしい。

 

キーボード

 

「キーボード」で角松敏生に携わるメンバー

 

友成好宏(ともなり よしひろ)/小林信吾(こばやし しんご)/森俊之(もり としゆき)

 

友成さんと信吾さんは「Maochica(マオチカ)」というピアノユニットを。

名前の由来はそれぞれのお嬢さんの名前をとって。

▼Maochicaのアルバム「DAYS」(画像クリックで商品詳細へ)

 

森さんは、スガシカオさんなどさまざまなアーティストのライブ、作品に参加する人気キーボーディスト。

▼森俊之氏

 

サックス

 

「サックス」で角松敏生に携わるメンバー

 

春名正治(はるな しょうじ)/勝田一樹(かつた かずき)/本田雅人(ほんだ まさと)

 

春名さんはAGHARTAのメンバー。

 

▼春名正治氏

 

勝田さんは人気フュージョンバンド「DIMENSION 」のメンバーでもあります。

角松さんの凍結前の武道館ファイナルライブでは、勝田さんのサックスソロ前に、彼の耳元で「ありがとう」と角松さんがささやいたのがとても感動的でした。

▼勝田一樹氏

 

本田さんは大人気フュージョンバンド「T-SQUARE」に在籍していました。

脱退後はさまざまなアーティストのバックも務めながら、自身の活動も多岐に渡り、日本一有名、多忙なサックスプレイヤーでは。

本田さんのTwitterでは角松さんのステージでの写真を上げてくれることも。

▼本田雅人氏

 

パーカッション

 

「パーカッション」で角松敏生に携わるメンバー

 

斎藤ノヴ(さいとう のぶ)/大儀見元(おおぎみ げん)/田中倫明(たなか みちあき)

 

パーカッションの斎藤ノヴ(さいとう のぶ)さんの奥様は女優の夏木マリさんです。

 

そして大御所の大儀見元(おおぎみ げん)氏。

 

あとはAGHARTAのメンバーでもある田中倫明さんなど、たくさんの著名ミュージシャンが角松作品にライブに輝きを加えています。

 

私は、角松さんとの出逢いによって、ミュージシャンの素晴らしさ、その音の奥深さを知ることができました。

ぜひ、彼らの音にも注目して聴いてみてください。

新しい発見があってさらに音楽を楽しむことができると思います。

 

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