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特撮は子供の頃に誰もが一度は目にしたことがあると思います。ですが大人になってからも充分楽しめる映画なのです。裏話や撮影秘話を知る事でより作品を楽しむことができるのです!
「特撮をもっと楽しむための裏話図鑑 ~ゴジラ~編」はこちら から!
著者:山田チャーハン
幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。
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Twitter(山田)@yamada_chahan
ゴジラ作品は同じ「ゴジラ」でもスーツや造形が変わります。
2代目ゴジラは2作目『ゴジラの逆襲』 から15作目『メカゴジラの逆襲』 の「昭和シリーズ」の終了まで登場しました。
1954年の1作目『ゴジラ』を除いて昭和シリーズの終了までは「2代目ゴジラ」と呼ばれますが、その見た目は作品ごとに異なります。
このページでは2代目ゴジラが登場した昭和シリーズ5作品目(三大怪獣 地球最大の決戦)~8作品目(怪獣島の決戦 ゴジラの息子)について作品ごとに裏話や撮影秘話を紹介していきます。
▼ゴジラ「昭和シリーズ」一覧(2代目ゴジラは「ゴジラの逆襲」以下。薄いオレンジ背景が今回紹介する作品)
表に記載無しの場合は取り扱い無し
別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要
三大怪獣 地球最大の決戦(決戦ゴジ)
VIDEO
基本情報
作品名
三大怪獣 地球最大の決戦
発表年
1964年
上映時間
93分
監督
本多猪四郎(本編)円谷英二(特撮)
出演
夏木陽介
備考
ゴジラ5作目。前作「モスラ対ゴジラ」の続編。
~あらすじ~
巨大な隕石が日本へ落下する。その後、金星人を名乗って地球の危機を訴える女性が東京に現れ、「ラドンが復活する」や「ゴジラが出現する」と予言をするが、誰も信じる事は無かった。実は、その女性はある国の王女で金星文明の滅亡を避けて地球へ逃れてきた金星人の血が流れており、それが予知能力を発揮していたのだった。そして日本に落ちた隕石からキングギドラが誕生する・・・
この作品に出てくるゴジラは通称「決戦ゴジ」と呼ばれています。
新規に造られたスーツではなく、前作「モスラ対ゴジラ」のゴジラ、通称「モスゴジ」のスーツを流用して作られた決戦ゴジは、モスゴジに比べて顔つきが丸くなっています。
▼決戦ゴジ
「モスゴジ」の裏話・撮影秘話は前のページで!
モスラシリーズに出てくる妖精「小美人」が怪獣の言葉を通訳することで、人間とゴジラが共闘することに成功しました。人間とゴジラの共闘はゴジラシリーズでは初の事となります。
▼小美人
後にこの決戦ゴジのスーツと前作モスゴジの頭部を使用し、ウルトラQのゴメスへと改修されました。
ウルトラQのゴメス
ウルトラQは1966年にテレビ放映された特撮ドラマで、「ウルトラマン」シリーズの第1作。
▼ウルトラQ(画像クリックでDVD詳細へ)
「ゴメス」はそのウルトラQに登場する怪獣。(上のDVD表紙もゴメス)
▼ゴメス
視聴方法
公開
タイトル
視聴可能動画サービス
’64
三大怪獣 地球最大の決戦
AP (別料)・TT (別料)・TD ・dTV (別途)・楽天 (別途)
Hu=Hulu AP=Amazon Prime TT=TSUTAYA TV TD=TSUTAYA DISCUS dTV=dTV UN=U-NEXT 楽天=楽天TV 表に記載無しの場合は取り扱い無し 別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要
怪獣大戦争(大戦争ゴジ)
VIDEO
基本情報
作品名
怪獣大戦争
発表年
1965年
上映時間
94分
監督
本多猪四郎(本編)円谷英二(特撮)
出演
宝田明
備考
ゴジラ6作目。日本とアメリカの合作。
~あらすじ~
遠い星、X星の調査へ地球連合の富士一夫とグレン・ニックは向かう。高度な文明があるのにも関わらずキングギドラのせいで地下生活を強いられているX星人と出会う。X星人はキングギドラへの対抗手段として、ガンの特効薬を渡す代わりに地球怪獣のゴジラとラドンの力を借りたいと二人に申し出てくる。
X星に運ばれたゴジラとラドンはキングギドラを撃退するが全てが上手くいきすぎている物語にどんでん返しが待っている・・・!
この作品のゴジラは通称「大戦争ゴジ」と呼ばれています。
「モスラ対ゴジラ」のモスゴジの型を利用したスーツを新たに作成したスーツが使われています。縦に真っ直ぐな体表が特徴的です。
▼大戦争ゴジ
この作品は作風がコミカルだったため、他作品に比べゴジラの動きもコミカルになっており、劇中で見せた「シェー」のポーズは今でも賛否両論で物議を醸しています。
▼ゴジラの「シェー」
シェー
赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」に登場する「イヤミ」というキャラクターが驚いた時にするポーズ。日本で大流行した。
▼アニメおそ松くん(左のピンクスーツが「イヤミ」)
▼「シェー」をするイヤミ
今作の大戦争ゴジ頭部と前作「三大怪獣 地球最大の大決戦」のゴジラ(決戦ゴジ)のスーツがつなげられ、そして首元にエリマキを付けられでウルトラマンに登場する怪獣「ジラース」となりました。
▼決戦ゴジ(スーツ)
▼大戦争ゴジ(頭部)
▼ジラース(決戦ゴジの「スーツ」と大戦争ゴジの「頭部」+エリマキ)
視聴方法
公開
タイトル
視聴可能動画サービス
’65
怪獣大戦争
AP (別料)・TT (別料)・TD ・dTV (別途)・楽天 (別途)
Hu=Hulu AP=Amazon Prime TT=TSUTAYA TV TD=TSUTAYA DISCUS dTV=dTV UN=U-NEXT 楽天=楽天TV 表に記載無しの場合は取り扱い無し 別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(南海ゴジ)
VIDEO
基本情報
作品名
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
発表年
1966年
上映時間
87分
監督
福田純(本編)円谷英二(特撮)
出演
宝田明
備考
ゴジラ7作目。
~あらすじ~
とある小舟を巨大なエビの怪獣「エビラ」が襲う。巨大なハサミによる攻撃に人間たちは恐れおののく。そんな中、主人公は偶然にも島の谷底に眠っているゴジラを発見し、電撃により復活させる。ゴジラとエビラによる闘いは両者譲らないものとなるが、2回目の闘いが繰り広げられる。そんな中、その闘いの舞台となっていた島に眠っていたモスラが目覚める・・・
この作品のゴジラは通称「南海ゴジ」と呼ばれています。
元々この映画はキングコングを主役とした企画でしたが、アメリカの要望により実現せず最終的にキャラクターがゴジラに変更されました。
そのため、ゴジラがキングコングのような動きをしたりやパワフルな戦い方をしたりしているのが特徴の作品です。
▼キングコング
「キングコング」の裏話・撮影秘話は第7章で!(このページは第1章)
この作品でゴジラは美女を見つけると鼻をこすって照れる仕草をします。これは加山雄三の「君といつまでも」の一部分の真似をしています。
加山雄三「君といつまでも」
加山雄三氏の代表曲の一つ。この歌のセリフ部分で加山雄三氏が鼻をこすって照れる仕草をする。それをゴジラがマネをした。
視聴方法
公開
タイトル
視聴可能動画サービス
’66
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
AP (別料)・TT (別料)・TD ・dTV (別途)・楽天 (別途)
Hu=Hulu AP=Amazon Prime TT=TSUTAYA TV TD=TSUTAYA DISCUS dTV=dTV UN=U-NEXT 楽天=楽天TV 表に記載無しの場合は取り扱い無し 別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要
怪獣島の決戦 ゴジラの息子(息子ゴジ)
VIDEO
基本情報
作品名
怪獣島の決戦 ゴジラの息子
発表年
1967年
上映時間
86分
監督
福田純(本編)有川貞昌(特撮)
出演
高島忠夫
備考
ゴジラ8作目。ゴジラの息子が初登場。
~あらすじ~
嵐の中、観測機が海上を突き進むゴジラを発見する。その先にはゾルゲル島という孤島があった。そんな中人間により気象コントロール実験が行われるが、謎の妨害電波により実験は失敗する。その為島が高温になってしまい、島の大カマキリが怪獣カマキラスへと進化する。
怪獣カマキラスは巨大な卵を発見し、その卵の中からゴジラの息子である怪獣「ミニラ」が孵化する。ミニラに攻撃しようとするカマキラスと怪獣クモンガとゴジラの壮絶な闘いが繰り広げられる・・・
この作品のゴジラは通称「息子ゴジ」と呼ばれています。
映画タイトル通り、息子怪獣の「ミニラ」を教育するお父さんとしての一面を見せたのが息子ゴジです。
▼ミニラ
これまでよりゴジラのスーツは大きくなり、顔つきは長めに変更されました。また、背ビレの形もこれまでとは違った形になっています。
▼息子ゴジとミニラ
「寝転ぶミニラを尻尾で遊ばせる」「放射熱線を教える」など歴代随一の『パパゴジラ』でしょう。
視聴方法
公開
タイトル
視聴可能動画サービス
’67
怪獣島の決戦 ゴジラの息子
AP (別料)・TT (別料)・TD ・dTV (別途)・楽天 (別途)
Hu=Hulu AP=Amazon Prime TT=TSUTAYA TV TD=TSUTAYA DISCUS dTV=dTV UN=U-NEXT 楽天=楽天TV 表に記載無しの場合は取り扱い無し 別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要
目次 著者
著者:山田チャーハン
幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。
お問い合わせはこちら から
Twitter(山田)@yamada_chahan