キングギドラの裏話・撮影秘話④ 【カイザーギドラ・デスギドラ編】

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特撮怪獣はゴジラだけではありません。ゴジラに登場するモスラやキングギドラ、そして海外で誕生した特撮怪獣まで。怪獣たちの裏話・撮影秘話を知る事で特撮を何倍も楽しむことができるのです!

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著者:山田チャーハン

幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。

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カイザーギドラの裏話・撮影秘話

▼カイザーギドラ

 

2004年に公開された『ゴジラ FINAL WARS』にサプライズで登場したカイザーギドラ。

▼ゴジラ FINAL WARS(画像クリックでDVD詳細へ)

 

キングギドラと特徴は似ていますが、名前が違うので厳密にはキングギドラではありません。

「ギドラ族」というキングギドラと同様の種族ですが、キングギドラが2足歩行なのに対しカイザーギドラは4足歩行な事などからも分かるようにキングギドラの亜種のような存在と言えるでしょう。

そんな「カイザーギドラ」の裏話や撮影秘話を紹介します。

 

▼カイザーギドラ登場作品一覧

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’04 ゴジラ FINAL WARS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

表に記載無しの場合は取り扱い無し

別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要

 

ゴジラ FINAL WARS

基本情報

作品名 ゴジラ FINAL WARS
発表年 2004年
上映時間 125分
監督 北村龍平
出演 松岡昌宏 (TOKIO)
備考 ゴジラ28作目(ミレニアムシリーズ6作目)。ゴジラ生誕50周年記念作品。

~あらすじ~

遠い未来の地球。人類同士の戦争により怪獣が復活する。何とか人類は復活したゴジラを南極にて氷の中に閉じ込める事に成功した。それから20年、突如大量の怪獣が再度復活する。それと時を同じくして東京にUFOが出現する。中から出てきた宇宙人は地球の味方かと思われたが、実は怪獣を復活させたのはその宇宙人で、地球征服を企んでいたのだった・・・

 

カイザーギドラが登場するのは2004年公開の『ゴジラ FINAL WARS』1作品のみです。

予告などでもその存在が明かされることなく、劇中最後の怪獣としてゴジラの前に立ちはだかります。

キングギドラと特徴が似ているためもあり、今作にはキングギドラは登場せずカイザーギドラのみの登場となりました。

 

キングギドラは2足歩行でしたが、カイザーギドラは4足歩行で、ドッシリ構えている印象があります。

▼キングギドラは2足歩行

▼カイザーギドラは4足歩行

 

体色は金色と黒色でどこか禍々しさを感じさせます。角の形や生え方、ヒレの形は3本の首ごとに異なっています。

カイザーギドラの由来はドイツ語で『皇帝』を意味する「Kaiser(カイザー)」で、ギドラ族の最上位の存在です。

少年心をくすぐられるロマン溢れる見た目ですよね。

 

視聴方法

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’04 ゴジラ FINAL WARS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

Hu=Hulu AP=Amazon Prime TT=TSUTAYA TV TD=TSUTAYA DISCUS dTV=dTV UN=U-NEXT 楽天=楽天TV 表に記載無しの場合は取り扱い無し 別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要

 

デスギドラの裏話・撮影秘話

▼デスギドラ

 

モスラの単独作品として1996年に公開された『モスラ』には「デスギドラ」という怪獣が登場します。

▼モスラ(画像クリックでDVD詳細へ)

 

デスギドラもカイザーギドラ同様にキングギドラの亜種のような存在のギドラ族です。

そんなデスギドラの裏話や撮影秘話を紹介します。

 

▼デスギドラ登場作品一覧

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’96 モスラ AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV楽天(別途300円)

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別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要

モスラ1996の裏話・撮影秘話は第1章で!このページは第2章

 

モスラ(1996)

基本情報

作品名 モスラ
発表年 1996年
上映時間 106分
監督 米田興弘(本編)川北紘一(特技)
出演 小林恵・山口紗弥加
備考 モスラ単独作品2作目。モスラ平成3部作の1作目。

~あらすじ~

北海道で森林の伐採をしていたある会社の人物が恐竜を絶滅させた原因にもなった宇宙怪獣「デスギドラ」の封印をしていた「盾」を娘のお土産として持ち帰ってしまう。それが封印の盾である事を後に知るが、時すでに遅くデスギドラが復活する。デスギドラに対抗すべくモスラが挑むが苦戦を強いられる・・・

▼デスギドラ

 

デスギドラの体色は黒一色で、キングギドラのような鱗はありません。

キングギドラのように2足歩行ではなく、カイザーギドラ(先述)と同じ4足歩行です。

 

これまでの4足歩行の怪獣は、後ろ足は膝をつき赤ちゃんのハイハイのような状態になることがほとんどでした。

しかしデスギドラのスーツでは前足部分に杖が仕込まれています。

杖を仕込むことで前足部分が安定し、スーツアクターは後ろ足部分の操作のみに集中することができるため、これまでのようにハイハイの形で膝をつく必要がなくなっています。

 

▼イメージ

 

スーツは後ろ足のみで立ち上がれるほどの機動力があり、これまでのキングギドラやカイザーギドラと違い、翼が着脱可能です。

「スーツアクター用の着ぐるみ」「飛行用の25分の1のミニチュア」「首に可動ギミック(可動式の仕掛け)が施された小型のもの」の3種類が用意されました。

3つの頭部にはそれぞれ「のぞみ」・「かなえ」・「たまえ」という愛称がスタッフによりつけられたそうです。

 

視聴方法

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’96 モスラ AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV楽天(別途300円)

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著者:山田チャーハン

幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。

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モスラの裏話・撮影秘話③ 【ミレニアムシリーズ】

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特撮怪獣はゴジラだけではありません。ゴジラに登場するモスラやキングギドラ、そして海外で誕生した特撮怪獣まで。怪獣たちの裏話・撮影秘話を知る事で特撮を何倍も楽しむことができるのです!

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著者:山田チャーハン

幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。

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モスラ「ミレニアムシリーズ」の裏話・撮影秘話

 

前ページまでで紹介してきました「昭和シリーズ」と「vsシリーズ」に続く「ミレニアムシリーズ」は国内ゴジラの最後のシリーズです。

 

ミレニアムシリーズとは

2000年から始まったゴジラの新シリーズ。「ゴジラ2000ミレニアム」をはじめとする作品がこのシリーズに当たる。

計6作品あるゴジラ「ミレニアムシリーズ」にモスラが登場するのは3作品のみ。

▼ゴジラ2000ミレニアム(画像クリックでDVD詳細へ)

 

このミレニアムシリーズにも人気怪獣であるモスラは何度か登場しています。

これまでの雰囲気を引き継ぐもの、これまでと全く違う風貌のものなど様々なモスラが登場し、どれも個性的です。

今回はそんな「ミレニアムシリーズ」に登場するモスラについての裏話や撮影秘話を紹介していきます。

 

▼モスラの登場する「ミレニアムシリーズ」一覧

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’01 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’03 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’04 ゴジラ FINAL WARS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

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ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃

基本情報

作品名 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
発表年 2001年
上映時間 105分
監督 金子修介(本編)神谷誠(特殊技術)
出演 新山千春
備考 ゴジラ25作目(ミレニアムシリーズ3作目)。ゴジラ1作目「ゴジラ(1954)」以降に怪獣は現れなかった設定。ガメラ3部作監督の金子氏が監督を務めた。

~あらすじ~

グアム島沖で巨大な背びれが目撃される。時を同じくして怪獣の糸にくるまれた人間の死体が発見され、人類は恐怖する。そうこうしているうちにゴジラが小笠原諸島、怪獣バラゴンが山梨、池田湖にモスラ、富士の樹海にキングギドラが現れる。バラゴンはゴジラに倒されるが人間が太刀打ちできるはずもなく、ゴジラ・モスラ・キングギドラ3体による決闘が始まる・・・

▼バラゴン

▼キングギドラ

 

ゴジラシリーズの中でも「ゴジラが白目」などという設定から異彩を放っている『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』ですが、その作風も相まってモスラの造形もゴジラシリーズの中でかなり異彩を放っています。

 

▼初代モスラ

▼今作のモスラ

これまではカタカナで「モスラ」と表記されていましたが、今作では名前が「最珠羅」へと表記が変更されています。

それまで通り守護神という立場は変わらず、「護国三聖獣」の1体とされ、国を守る怪獣です。

 

護国三聖獣とは

古代から日本各地で伝来され、陸海空を司る三匹の怪獣「バラゴン」「キングギドラ」「モスラ」の事。

▼バラゴン

▼キングギドラ

 

幼虫の全長は30メートル、成虫は翼長(翼を広げた時の右翼から左翼を含めた長さ)75メートルと大きさは控えめです。幼虫のスーツは1996年版の幼虫の頭部を改造したものが使用されています。

 

モスラの大きさ
モスラの成虫は体長135メートル、翼長250メートルという設定の「昭和シリーズ」が歴代モスラの中で1番の大きさを誇る。

 

これまでのモスラには体毛があり、モチーフである蛾をイメージしやすい見た目をしていました。

しかし、今作の最珠羅は体毛がなく、一見すると蜂のような見た目が特徴です。

複眼(眼の部分)の色は紫色に変更され、白い羽毛がかろうじて確認できます。監督が女性的なイメージに近づけるために変更したポイントのようです。

▼蜂のような見た目のモスラ

 

今までのモスラとこれだけの違いがありますが、映画のイラストには「平成(vs)シリーズ」をイメージしたモスラが描かれています。

ポスターに騙された観客も少なくはなかったでしょう。

▼ポスターのモスラ

 

視聴方法

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’01 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

基本情報

作品名 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
発表年 2003年
上映時間 91分
監督 手塚昌明
出演 金子昇
備考 ゴジラ27作目(ミレニアムシリーズ5作目)。26作目「ゴジラ×メカゴジラ」の続編。

~あらすじ~

前作のゴジラ対機龍(メカゴジラ)の闘いから1年後、主人公の前に妖精「小美人」が出現する。小美人は機龍を海に返せ(機龍は海に沈んでいた初代ゴジラから作成されたメカゴジラ)と言うが対ゴジラの為に必要な機龍を主人公が海に返すよう求めても政府はそれを認めない。そうこうしているうちにゴジラが出現する。そこへモスラがやってきてゴジラに対抗するがモスラは劣勢になる。機龍を操作する主人公は機龍を出動させる・・・

 

今作に登場するモスラは幼虫が全長43メートルで双子のため2匹登場します。

成虫は翼長108メートルです。それでも初代モスラの半分以下ですからいかに初代モスラが大きかったか分かりますね。

※初代モスラの成虫は体長135メートル、翼長250メートル。

 

幼虫は2匹いたため、スタッフは「太郎」と「花子」の愛称で区別していたようです。

ちなみにオスは牙と尾の突起物が長く、顔の斑点が多いという特徴があります。メスは突起物が短く斑点が少ないです。注目して作品を観てみると面白いでしょう。

 

スーツは自走式(自分で動く用)・操演用(操って動かす用)・海用・ギニョール(≒パペット)で動かすための頭部と4種類が用意されました。

自走式の詳しいギミックは分かっていませんが、スタッフが操作せずにスーツが動くものを「自走式」とここでは呼んでいます。自分で勝手に動くロボットおもちゃを想像すると分かりやすいのではないでしょうか。

「操演用のスーツ」というのはスーツアクターが着ぐるみに入らず、ピアノ線などを使い、スタッフが外側から動かします。その名の通り、操って演じるスーツです。

 

この作品のモスラは初代モスラの子孫という設定のため、成虫は脚部以外は初代モスラを意識した造形になっています。

アメリカから取り寄せた毛皮が使用され、ふわふわとした見た目を取り戻しました。

 

▼今作のモスラ

 

実物の翼長は3.7メートルとなかなかの大きさを誇っています。

より自然で力強い羽ばたきに見せるため、上下からピアノ線で操演(アクターが入らずに動かす)を行い、羽ばたきに合わせて内部のおもりが調整されるという方法がとられています。

残念ながら、おもりの場所や調整方法は明らかにされていません。完成度の高い羽ばたき方ですから、研究が重ねられたのでしょう。是非作中で確認してみていただければと思います。

特撮文化の発展のためにいつの日かその方法が明かされると良いですね。

 

視聴方法

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’03 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

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ゴジラ FINAL WARS

基本情報

作品名 ゴジラ FINAL WARS
発表年 2004年
上映時間 125分
監督 北村龍平
出演 松岡昌宏 (TOKIO)
備考 ゴジラ28作目(ミレニアムシリーズ6作目)。ゴジラ生誕50周年記念作品。

~あらすじ~

遠い未来の地球。人類同士の戦争により怪獣が復活する。何とか人類は復活したゴジラを南極にて氷の中に閉じ込める事に成功した。それから20年、突如大量の怪獣が再度復活する。それと時を同じくして東京にUFOが出現する。中から出てきた宇宙人は地球の味方かと思われたが、実は怪獣を復活させたのはその宇宙人で、地球征服を企んでいたのだった・・・

 

今作に登場する成虫は翼長216メートルと大きさは初代モスラに次いで歴代2番目の大きさです。(初代は翼長250メートル)

スーツは先に紹介した『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』のスーツの頭部の毛並みを変更したものを使用しています。

「ミレニアムシリーズ」および国内ゴジラシリーズの集大成であるため、羽ばたいた時のしなりはモスラの完成形と言えるでしょう。

2018年現在でモスラがゴジラシリーズに登場した最後の作品です。

ちなみに2019年公開予定のハリウッド版ゴジラにもモスラが登場する予定とされていますので是非劇場へ足を運んでいただければと思います。

 

▼2019年公開予定のハリウッド版ゴジラ予告編

 

視聴方法

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’04 ゴジラ FINAL WARS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

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目次著者

著者:山田チャーハン

幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。

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「ゴジラ FINAL WARS」の裏話・撮影秘話

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特撮は子供の頃に誰もが一度は目にしたことがあると思います。ですが大人になってからも充分楽しめる映画なのです。裏話や撮影秘話を知る事でより作品を楽しむことができるのです!

「特撮をもっと楽しむための裏話図鑑 ~ゴジラ~編」はこちらから!

著者:山田チャーハン

幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。

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ミレニアムシリーズ最後の作品となった『ゴジラ FINAL WARS』ですが、集大成に相応しく、歴代の様々な要素を盛り込んだゴジラが誕生しました。

スーツも特徴的で、ゴジラ最後の勇姿が記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな『ゴジラ FINAL WARS』のゴジラの撮影秘話や裏話を紹介します。

 

▼ゴジラ「ミレニアムシリーズ」一覧(薄いオレンジ背景が今回紹介する作品)

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’99 ゴジラ 2000ミレニアム AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’00 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’01 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’02 ゴジラ×メカゴジラ AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’03 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)
’04 ゴジラ FINAL WARS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

表に記載無しの場合は取り扱い無し

別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要

 

ゴジラ FINAL WARS(ファイナルゴジ)

基本情報

作品名 ゴジラ FINAL WARS
発表年 2004年
上映時間 125分
監督 北村龍平
出演 松岡昌宏 (TOKIO)
備考 ゴジラ28作目(ミレニアムシリーズ6作目)。ゴジラ生誕50周年記念作品。

~あらすじ~

遠い未来の地球。人類同士の戦争により怪獣が復活する。何とか人類は復活したゴジラを南極にて氷の中に閉じ込める事に成功した。それから20年、突如大量の怪獣が再度復活する。それと時を同じくして東京にUFOが出現する。中から出てきた宇宙人は地球の味方かと思われたが、実は怪獣を復活させたのはその宇宙人で、地球征服を企んでいたのだった・・・

 

この作品のゴジラは通称「ファイナルゴジ」と呼ばれています。

「ゴジラシリーズ発表から50周年」「ミレニアムシリーズの最終作」と2つの記念を飾ったのがこのファイナルゴジです。

爪が鋭く、頭は平らになりました。上顎が薄くなり、背ビレは小さくなっています。

ファイナルゴジの1番の特徴は、このような「見た目のスタイリッシュさ」ではないでしょうか。

耳の位置が高いのが特徴的で、他のゴジラよりも耳が目立っています。

 

▼ファイナルゴジ

 

ミレニアムシリーズ3作目の「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」のゴジラ(GMKゴジ)の白目ほどのインパクトはありませんが、ファイナルゴジの充血した真っ赤な目も印象深いですよね。

白目だと意思があるように見えてしまうので、意思を除外するために充血した目を採用したようです。

 

 

『ゴジラ FINAL WARS』には15体もの怪獣が登場し、アクションシーンが満載です。

そのため、アクション向けに「最も軽く最も動く」を意識してスーツが制作されました。

ファイナルゴジの身長の設定は100メートル級と歴代でも大きなゴジラですが、歴代のどのゴジラよりもよく動きます。

肩から動かすことができるスーツのため、腕を大きく上がることも可能です。

残念ながら空を飛んだり、シェーのポーズをしたりはしませんが…。

 

シェーのポーズをする「2代目ゴジラ」の裏話・撮影秘話は第1章で!(このページは第3章) シェーのポーズをする「2代目ゴジラ」の裏話・撮影秘話は第1章で!(このページは第3章)

 

集大成ということもあってか、攻撃力も歴代で上位に位置するのではないでしょうか。

定番の青白い熱線だけでなく、ハイパースパイラル熱線と呼ばれる熱線を吐き出すことができます。

このハイパースパイラル熱線は宇宙空間の衛星軌道上まで届かせることができ、歴代で1番広い攻撃範囲でしょう。

赤い熱線を吐く場面もあり、ゴジラシリーズで見たことのある熱線を全て吐き出します。まさに集大成というのを体現してくれていますね。

 

『ゴジラ FINAL WARS』を最後に東宝大プールが取り壊されたため、海へ帰るゴジラを見られる最後の作品です。

ファイナルゴジはゴジラシリーズ50周年の集大成に相応しい活躍をしたのではないでしょうか。

 

視聴方法

公開 タイトル 視聴可能動画サービス
’04 ゴジラ FINAL WARS AP(別料400円)・TT(別料400円)・TDdTV(別料300円)・楽天(別途300円)

Hu=Hulu AP=Amazon Prime TT=TSUTAYA TV TD=TSUTAYA DISCUS dTV=dTV UN=U-NEXT 楽天=楽天TV 表に記載無しの場合は取り扱い無し 別料=視聴には会員料金以外に別途料金が必要

 

 

 

目次著者

著者:山田チャーハン

幼少期から様々な特撮作品を見て育つ。怪獣特撮・ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊と鑑賞する作品の幅が広い。作品を見るだけでなく、考察や解説サイトにも興味があり、知識を増やして作品の楽しみ方を増やすのがモットー。友人と特撮談義や特撮縛りのカラオケをすることも。特撮作品の出演を夢見て、特撮に関する仕事を所望している。

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