ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

Webon紹介目次著者

カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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この章(第2章)ではカンフー映画のスター俳優をご紹介。

このページでは中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤーであるカンフー映画スター俳優、ユン・ワー氏を紹介します。

 

▼紹介する9人のカンフー映画スター俳優

名前 人物概要 主な出演作品
1 ジミー・ウォング カンフー映画界のレジェンド 「片腕必殺剣」
2 ブルース・リー 「本物」のアクションスター 「燃えよドラゴン」
3 サモハン カンフー映画界の主要人物 「燃えよデブゴン」
4 ジャッキー・チェン 世界のジャッキー 「酔拳」「プロジェクトA」
5 ユン・ピョウ カンフー映画アイドルスター 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
6 ユン・ワー⇐当ページ 中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー 「霊幻道士」
7 ラム・チェンイン 詠春拳の達人 「霊幻道士」
8 ジェット・リー 少林寺ブームの立役者 「少林寺」
9 ドニー・イェン 遅咲きのカンフー映画スター 「イップマン」

 

ユン・ワー(元華)

▼右上がユン・ワー氏

生年月日 1950年9月2日
出身 香港
主な配役 師匠・ラスボス・悪役・キョンシー
スタント ブルース・リー氏のスタントを多く務める
現在 俳優として活動中

 

【ユン・ワーってどんな俳優?】

初めは著者も全く知らない存在でした。

後々、カンフー映画を調べるようになって「霊幻道士」という映画のキョンシー役であったり、ブルース・リー氏の専属スタントマンであったり、七小福というチームのメンバーであった事実を知って追うようになりました。

その後、映画「サイクロンZ」などで名悪役としても活躍するユン・ワー氏を観てファンになりました。

 

主な出演作品

発表年 タイトル
1973 「燃えよドラゴン」
1978 「死亡遊戯」
1985 「霊幻道士」
1987 「イースタンコンドル」
1988 「サイクロンZ」
1991 「香港魔界大作戦」
2004 「カンフー・ハッスル」

 

ユン・ワー氏の略歴

映画界へ

 

母子家庭で育つ。香港映画界、及び中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー。

日本でいうところの大杉漣や遠藤憲一といったバイプレイヤーを思い浮かべてもらえばよいだろう。家庭をとても大切にする人柄で有名。

 

▼大杉漣氏

▼遠藤憲一氏

 

サモハン氏、ジャッキー氏、ユン・ピョウ氏と同じく中国戯劇学院の「七小福(学内優秀成績者で構成されるグループ)」メンバーの一人。

 

中国戯劇学院・七小福

中国の京劇役者養成学校。著名な卒業生にジャッキー・チェン氏など。親元を離れた幼い子供が集った全寮制の学院。入学後には身体技を中心に演技力や表現力などかなり厳しい訓練を受けた。

「七小福」とは学院内で優秀な生徒が所属するチーム。

 

七小福の中でもユン・ワー氏は身体能力が群を抜いて秀でていた。

学院修了後には映画界へ進み、京劇の訓練で培った身体能力を生かし、難易度の高いスタントをこなしていく。

 

ブルース・リー氏のスタント

 

ブルース・リー氏ができなかったスタントができた上に、ブルース・リー氏と背格好も似ていたため、ブルース・リー氏に気に入られ、本人直々にスタントの指名を受ける。

 

▼ブルース・リー氏

 

中華圏では、「李小龍的御用替身(ブルース・リー氏のご指名専門スタントマン)」として名高い。

そのため、「燃えよドラゴン」(’73)のブルース・リー氏自身ができなかった空中で翻るシーン(バク転やバク宙)は全てユン・ワー氏がスタントを務めた。

 

▼燃えよドラゴン(画像クリックでDVD詳細へ)

 

ブルース・リー氏の死後、未完成であった「死亡遊戯」(’78)を完成させるにあたり、映画会社ゴールデン・ハーベストからサモハン氏等と共に起用された。

 

ゴールデン・ハーベスト社

1970年に設立された映画製作会社。大手香港映画会社ショウ・ブラザーズの制作本部長を務めていたレイモンド・チヨウ氏とプロデューサーのレナード・ホー氏らが設立。

▼死亡遊戯(画像クリックでDVD詳細へ)

 

「死亡遊戯」では、ユン・ピョウ氏もブルース・リー氏の吹き替えスタントを務めているが、メインでのスタントはほぼユン・ワー氏が務めた。

カンフー映画俳優ラム・チェンイン氏等と共に、ブルース・リー氏のお気に入り10人のうちの一人に選ばれ、ブルース・リー氏のプロデュースによってアメリカでのデビューの話が持ち上がるが、1973年7月20日のブルース・リー氏死亡によって話が流れてしまった。

 

▼真ん中で座っているのがラム・チェンイン氏

 

キョンシー役でヒット

 

1970年代は「蛇拳」「酔拳」(どちらもジャッキー・チェン氏主演作品)の監督でも知られるユエン・ウーピン氏率いるアクションチーム「袁家班」にて下積み時代を過し、映画会社シヨウ・ブラザーズと専属契約を結び悪役等で多くの作品に出演した。

 

▼蛇拳(画像クリックでDVD詳細へ)

▼酔拳(画像クリックでDVD詳細へ)

▼ユエン・ウーピン氏

photo by Slackerwood [Photo Credit: Debbie Cerda, for use with attribution] – Master Yuen Woo-ping Uploaded by Teemeah

ショウ・ブラザーズ社

1958年に設立された香港映画会社。カンフー映画の基礎を作った会社。ヒット作を多く制作し「東洋のハリウッド」と呼ばれた。

 

1980年代にはシヨウ・ブラザーズ社を離れ、サモハン氏率いるアクションチーム「洪家班(こうかはん)」の正式メンバーとなり、ゴールデン・ハーベスト社の作品中心に活動する。

日本でも大ヒットしたアクションホラーコメディ映画「霊幻道士」(’85)ではメイクなどでわかりづらいが、中国の妖怪「キョンシー」役を演じた。

 

▼霊幻道士(画像クリックでDVD詳細へ)

▼キョンシーのイメージ

 

「イースタンコンドル」(’87)、「サイクロンZ」(’88)ではインパクトの強い悪役を演じ、個性派俳優として一躍脚光を浴びる。

 

▼イースタンコンドル(画像クリックでDVD詳細へ)

▼サイクロンZ(画像クリックでDVD詳細へ)

 

その後、ユン・ピョウ氏監督・主演「香港魔界大作戦」(’91)の出演を最後にゴールデン・ハーベスト社から離脱する。

 

▼香港魔界大作戦(画像クリックでDVD詳細へ)

 

テレビドラマ中心の活動

 

活躍の場を求めて、香港の放送局であるTVBと契約し、2000年代半ばころまでテレビドラマを中心に活動していた。

 

▼TVB本部

 

2004年には有名な映画監督ユエン・ウーピン氏(先述)とサモハン氏が武術指導を務め、チャウ・シンチー氏主演の映画「カンフー・ハッスル」に豚小屋砦と呼ばれるボロアパートの大家役として出演。

 

▼チャウ・シンチー氏

photo by Kit Liewhttps://www.flickr.com/photos/kitliew/3674929881/

▼カンフーハッスル(画像クリックでDVD詳細へ)

 

本作品で自身初となる香港電影金像奨(ほんこん でんえい きんぞうしょう)の助演男優賞を受賞する。

 

香港電影金像奨

日本では香港アカデミー賞ともいわれる中華圏で最も有名な映画賞式典の一つ。1982年より毎年行われている。

 

2014年には16年間にわたり契約をしていたTVBを離れ、他局である香港電視へ移籍した。

2018年現在も香港をはじめ、中華圏で映画、テレビドラマ、バラエティ番組やCMに出演するなど意欲的に俳優活動を行っているが、ユン・ワー氏出演作品は日本未公開作品である事が多い。

 

ユン・ワー氏作品の視聴方法

 

発表年 タイトル 視聴可能動画配信サービス
1973 「燃えよドラゴン」
1978 「死亡遊戯」 Hulu
1985 「霊幻道士」 Hulu
1987 「イースタンコンドル」
1988 「サイクロンZ」 Hulu
1991 「香港魔界大作戦」
2004 「カンフー・ハッスル」

 

以上、中華圏屈指の名バイプレイヤー、ユン・ワー氏の紹介でした。

次のページでは詠春拳の達人であるカンフー映画スター俳優、ラム・チェンイン氏を紹介します。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

【カンフー映画の取り揃えが豊富なのは「TSUTAYA TV」&「TSUTAYA DISCAS」!】

 

目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

Webon紹介目次著者

カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」はこちらから!

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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この章(第2章)ではカンフー映画のスター俳優をご紹介。

このページではアイドル的な人気もあるカンフー映画スター俳優、ユン・ピョウ氏を紹介します。

 

▼紹介する9人のカンフー映画スター俳優

名前 人物概要 主な出演作品
1 ジミー・ウォング カンフー映画界のレジェンド 「片腕必殺剣」
2 ブルース・リー 「本物」のアクションスター 「燃えよドラゴン」
3 サモハン カンフー映画界の主要人物 「燃えよデブゴン」
4 ジャッキー・チェン 世界のジャッキー 「酔拳」「プロジェクトA」
5 ユン・ピョウ⇐当ページ カンフー映画アイドルスター 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
6 ユン・ワー 中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー 「霊幻道士」
7 ラム・チェンイン 詠春拳の達人 「霊幻道士」
8 ジェット・リー 少林寺ブームの立役者 「少林寺」
9 ドニー・イェン 遅咲きのカンフー映画スター 「イップマン」

 

ユン・ピョウ(元彪)

生年月日 1957年7月26日
本名 夏令震(シャア・リン・ヂェン)
出身 香港
初期ヒット作 「猿拳」(1979)
出演日本作品 「孔雀王」「無問題2」
現在 俳優として活動

 

【ユン・ピョウってどんな俳優?】

私が小学生の頃は、アイドルのようなカッコいい兄ちゃんと思っていました。自分の中でユン・ピョウ氏だけ比較対象がなぜかジャニーズだったのを覚えています。

おそらく、日本ではアイドル扱いをされていたためだと思います。

ですが、「プロジェクトA」や「スパルタンX」を観てそのイメージが払拭されました。

ジャッキー氏やサモハン氏と息の合ったアクションやユン・ピョウ氏の身体を張ったスタントに本格的なアクションスターを感じました。足技がとにかく美しいです。

 

主な出演作品

発表年 タイトル
1972 「ドラゴン怒りの鉄拳」「アンジェラ・マオの女活殺拳」
1973 「燃えよドラゴン」
1975 「少林門」「スカイ・ハイ」
1976 「少林寺木人拳」
1978 「死亡遊戯」「燃えよデブゴン」
1979 「猿拳」「ツーフィンガー鷹」
1981 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
1983 「チャンピオン鷹」「プロジェクトA」
1984 「スパルタンX」「五福星」
1985 「七福星」
1988 「孔雀王」
1989 「孔雀王アシュラ伝説」
1991 「香港魔界大作戦」「バカヤロー!4YOU!お前のことだよ」の 第3話「サギるなジャパン」
2002 「無問題2」
2016 「おじいちゃんはデブゴン」

 

ユン・ピョウ氏の略歴

誕生

 

男2人、女6人という兄妹の上から5番目に生まれる。

幼いころからカンフーの真似をするのが好きで、5歳でジャッキー・チェン氏やサモハン氏が所属する中国戯劇学院(ちゅうごく ぎげきがくいん)に入る。

 

中国戯劇学院

中国の京劇役者養成学校。著名な卒業生にジャッキー・チェン氏など。親元を離れた幼い子供が集った全寮制の学院。入学後には身体技を中心に演技力や表現力などかなり厳しい訓練を受けた。

 

ジャッキー・チェン氏やサモハン氏もいた「七小福(学内優秀成績者で構成されるグループ)」の最年少に選ばれる。

15歳で中国戯劇学院を修了した後に、1年間アメリカで京劇俳優をした後、香港に戻りサモハン氏の手引きで映画界へ入る。

 

京劇
京劇は歌、舞踊、セリフ、アクロバティックな立ち回りから成る中国の総合芸術であり、オペラやミュージカルに近い音楽劇。

 

スタントとしての下積み時代

 

ユン・ピョウ出演作品上、一番古いとされているのが、「ドラゴン怒りの鉄拳」(’72)とされているが、それ以前にも多くの作品にスタントや端役として出演していた。

 

▼ドラゴン怒りの鉄拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

スタントやスタントダブル(俳優の代わりに危険な動きなどを演じる役)の他、サモハン氏の助手として武術指導の経験を積む。

アンジェラ・マオの女活殺拳」(’72)、「燃えよドラゴン」(’73)、「少林門」(’75)、「スカイ・ハイ」(’75)、「少林寺木人拳」(’76)等、1970年~1977年ころまではアクションシーンにおいてはからみ役やスタントマン中心で役らしい役がない下積み時代だった。

 

▼少林門(画像クリックでDVD詳細へ)

▼少林寺木人拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

この頃、サモハン氏のスタント・武術指導チームの「洪家班(こうかはん)」に所属していたので、サモハン氏がユン・ピョウ氏に映画製作の基礎を教え込んだ。

1978年に転機が訪れ、ブルース・リー氏の死後、未完成であった「死亡遊戯」(’78)を完成させるにあたり、ゴールデン・ハーベスト社からサモハン等と共に起用された。

 

▼死亡遊戯(画像クリックでDVD詳細へ)

▼ブルー・スリー氏

(ブルース・リー氏について詳しくは前のページで!)

ゴールデン・ハーベスト社

1970年に設立された映画製作会社。大手香港映画会社ショウ・ブラザーズの制作本部長を務めていたレイモンド・チヨウとプロデューサーのレナード・ホーらが設立。

 

ユン・ピョウ氏は身軽で素早い動きのアクロバットを得意とし、足技の華麗さは、他のアクションスターと比べても抜きん出ている。

それに加え、ブルース・リー氏とも足技や体格も似ていたので、「死亡遊戯」において足技のシーンやオートバイアクションのシーンなどのブルース・リー氏のスタントマンとして採用された。

当時、ユン・ピョウ氏は武術指導として裏方を希望しており、「燃えよデブゴン」(’78)では武術指導に重点を置き、俳優としてはほんの数秒からみ役で出演していた。

 

▼燃えよデブゴン(画像クリックでDVD詳細へ。画像は「燃えよデブゴン2」(’80))

 

トップスターの仲間入り

 

しかしサモハン氏から「顔が良いから役者の方が向いている」と勧められ、サモハン監督の「猿拳」(’79)で主演デビューを果たした。

 

▼猿拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

この映画が大ヒットし、ユン・ピョウも一躍トップスターの仲間入りとなり、長い下積み時代に終止符を打つことができた。

この映画の出演を機に、「ツーフィンガー鷹」(’79)、「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」(’81)等、次から次へと香港カンフー映画の主演が続くようになった。

 

▼ツーフィンガー鷹(画像クリックでDVD詳細へ)

▼ユン・ピョウinドラ息子カンフー(画像クリックでDVD詳細へ)

 

「自殺以外のスタントは何でもやれる」と豪語していただけあり、サッカーとカンフーを合体させた作品「チャンピオン鷹」(’83)では高所からのダイビングや燃え盛る炎の中へ飛び込むなど決死のスタントを自ら演じている。

 

▼チャンピオン鷹(画像クリックでDVD詳細へ)

 

そして、ジャッキー氏、サモハン氏と共に「プロジェクトA」(’83)、「スパルタンX」(’84)、「七福星」(’85)にも出演した。

 

▼プロジェクトA(画像クリックでDVD詳細へ)

▼スパルタンX(画像クリックでDVD詳細へ)

▼七福星(画像クリックで商品詳細へ)

 

優れた身体能力に加え、ハンサムなルックスであったため、80年代の日本におけるカンフー映画ブーム時期には、アイドルとしても人気があった。

来日も多く、1984年に「五福星」のプロモーションキャンペーンとして、ジャッキー氏、サモハン氏と共に日本武道館にてコンサートを開き会場を満席にさせた。

 

▼五福星(画像クリックでDVD詳細へ)

 

翌1985年には大阪、東京、福岡、名古屋にて「『チャンピオン鷹』公開記念 ユン・ピョウ オンステージ」を開催。

この「チャンピオン鷹」公開を記念して、東映(株)から「ユン・ピョウ オフィシャルファンクラブ」も設立される予定であったが、十分な準備ができずファンクラブの結成と運営を中止する旨が当時の映画パンフレットにて記載されている。

このような日本でのイベントだけでなく、ユン・ピョウ氏を特集した多くの雑誌や写真集も日本から出版されるほどの人気ぶりであった。

この80年代に築いた人気をもってして、ジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏はトリオで話題になるようになった。

 

主体的な活動

 

このように、ユン・ピョウ氏はジャッキー氏やサモハン氏と共作が多く、彼らの弟分という扱いが印象的であったが、「香港魔界大作戦」(’91)では自ら監督に初挑戦するなど、主体的に発展するようになった。

 

▼香港魔界大作戦(画像クリックでDVD詳細へ)

 

邦画への出演もあり、日本の漫画を原作とした「孔雀王」(’88)、「孔雀王アシュラ伝説」(’89)や「バカヤロー!4YOU!お前のことだよ」の 第3話「サギるなジャパン」(’91)、70年代コメディカンフー映画を彷彿させるナインティナイン岡村隆史氏主演の「無問題2」(’02)にも出演。

 

▼孔雀王(画像クリックでDVD詳細へ)

▼無問題2(画像クリックでDVD詳細へ)

 

今なお現役で活躍し続けており、近年の出演作ではサモハン氏監督、主演の「おじいちゃんはデブゴン」(’16)に出演。

 

▼おじいちゃんはデブゴン(画像クリックでDVD詳細へ)

 

ユン・ピョウ氏作品の視聴方法

 

発表年 タイトル 視聴可能動画配信サービス
1972 「ドラゴン怒りの鉄拳」 Hulu
1973 「燃えよドラゴン」
1975 「スカイ・ハイ」
1976 「少林寺木人拳」 Hulu
1978 「死亡遊戯」 Hulu
1979 「猿拳」
1979 「ツーフィンガー鷹」
1981 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
1983 「チャンピオン鷹」
1983 「プロジェクトA」 Hulu
1984 「スパルタンX」 Hulu
1984 「五福星」 Hulu
1985 「七福星」 Hulu
1988 「孔雀王」
1989 「孔雀王アシュラ伝説」
1991 「香港魔界大作戦」
2002 「無問題2」
2016 「おじいちゃんはデブゴン」 Hulu

 

以上、ユン・ピョウ氏の紹介でした。

次のページでは中国の名バイプレイヤー、ユン・ワー氏を紹介していきます。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

【カンフー映画の取り揃えが豊富なのは「TSUTAYA TV」&「TSUTAYA DISCAS」!】

 

目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

Webon紹介目次著者

カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

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第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

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著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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この章(第2章)ではカンフー映画のスター俳優をご紹介。

このページでは香港のみならずハリウッドでも大人気のカンフー映画スター俳優、ジャッキー・チェン氏を紹介します。

 

▼紹介する9人のカンフー映画スター俳優

名前 人物概要 主な出演作品
1 ジミー・ウォング カンフー映画界のレジェンド 「片腕必殺剣」
2 ブルース・リー 「本物」のアクションスター 「燃えよドラゴン」
3 サモハン カンフー映画界の主要人物 「燃えよデブゴン」
4 ジャッキー・チェン⇐当ページ 世界のジャッキー 「酔拳」「プロジェクトA」
5 ユン・ピョウ カンフー映画アイドルスター 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
6 ユン・ワー 中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー 「霊幻道士」
7 ラム・チェンイン 詠春拳の達人 「霊幻道士」
8 ジェット・リー 少林寺ブームの立役者 「少林寺」
9 ドニー・イェン 遅咲きのカンフー映画スター 「イップマン」

 

ジャッキー・チェン(成龍)

生年月日 1954年4月7日
本名 陳港生(チェン・コンサン)
出身 香港
身長 174㎝
家族 妻:ジョアン・リン(元女優) 子:ジャイシ―・チャン(俳優)
初期ヒット作 「蛇拳」「酔拳」

 

【ジャッキー・チェンってどんな俳優?】

言わずもがな世界のジャッキーですが、命がけのスタントが本当に凄いです。

半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢には脱帽です。

 

主な出演作品

発表年 タイトル
1973 「ドラゴン・ファイター」
1978 「蛇拳」「酔拳」
1979 「笑拳(クレイジーモンキー)」
1980 「師弟出馬(ヤングマスター)」「バトルクリーク・ブロー」
1983 「プロジェクトA」
1984 「スパルタンX」
1985 「ポリス・ストーリー」
1992 「ポリス・ストーリー3」
1994 「酔拳2」
1995 「レッド・ブロンクス」
1998 「ラッシュアワー」
2003 「シャンハイ・ナイト」
2004 「ツインズ・エフェクトⅡ」
2008 「ドラゴン・キングダム」
2012 「ライジング・ドラゴン」

 

ジャッキー・チェン氏の略歴

少年時代

 

7歳で京劇役者育成学校である中国戯劇学院(ちゅうごく ぎげきがくいん)に入る。

 

中国戯劇学院

中国の京劇役者養成学校。著名な卒業生にジャッキー・チェン氏など。親元を離れた幼い子供が集った全寮制の学院。入学後には身体技を中心に演技力や表現力などかなり厳しい訓練を受けた。

 

カンフーに関しては、中国戯劇学院に入る前の4~5歳の頃から父親から習っていた。

10年にわたり中国戯劇学院にて京劇の訓練を受け、サモハン氏やユン・ピョウ氏等もいた「七小福(しちしょうふく:学内優秀成績者で構成されるグループ)」のメンバーに選ばれる。

 

 

中国戯劇学院時代の芸名は「元樓(ユエン・ロー)」で、本格的に映画界に入る際に「陳元龍(チェン・ユエン・ロン)」と変更した。

中国戯劇学院の閉鎖後は映画のエキストラやスタントを務める。

 

「蛇拳」「酔拳」でブレイク

 

「ドラゴン・ファイター」(’73)で武術指導に昇格するが、ロー・ウェイ監督の下で俳優として主演を重ねるもポストブルース・リー氏を期待され、シリアスな映画ばかりに出演していた。

 

ロー・ウェイ氏(1918-1996)
大ヒットしたブルース・リー氏主演作「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」の監督。

 

その為、本来のジャッキー氏の良さである愉快でコミカルな要素が引き出せずに、パッとしない俳優として伸び悩んでいた時期もあった。

 

▼ドラゴンファイター(画像クリックでDVD詳細へ)

 

1976年に芸名を「成龍(ジャッキー・チェン)」と変え、1978年に出演した映画「蛇拳」、「酔拳」で大ブレイクを果たす。

 

▼蛇拳(画像クリックでDVD詳細へ)

▼酔拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

この2作はコミカルで愉快なジャッキーの良さを引き出せた作品であった。

 

ヒット作連発

 

さらに、「笑拳(クレイジーモンキー)」(’79)で監督に進出をし、「師弟出馬(ヤングマスター)」(’80)では監督、主演、武術指導を兼任し大ヒット作となる。

 

▼笑拳(クレイジーモンキー)(画像クリックでDVD詳細へ)

▼師弟出馬(ヤングマスター)(画像クリックでDVD詳細へ)

 

1980年代には「バトルクリーク・ブロー」(’80)でハリウッド進出をするものの不成功に終わる。

 

▼バトルクリーク・ブロー(画像クリックでDVD詳細へ)

 

しかし、その後に自身が監督、主演となり、命がけで危険かつ大掛かりなスタントを取り入れて製作した「プロジェクトA」(’83)、「スパルタンX」(’84)、「ポリス・ストーリー」(’85)は次々と大ヒットとなった。

 

▼プロジェクトA(画像クリックでDVD詳細へ)

▼スパルタンX(画像クリックでDVD詳細へ)

▼ポリス・ストーリー(画像クリックでDVD詳細へ)

 

これら1980年代の映画は、かつての中国戯劇学院時代の兄弟分であるサモハン氏、ユン・ピョウ氏との黄金トリオでしか見せることのできない超絶コンビネーションでもって、超人的な立ち回りのアクションにコメディ要素たっぷりの演技を披露した。

 

ハリウッド進出

 

1990年代に入ってもジャッキー人気は衰えることなく、「ポリス・ストーリー3」(’92)、「酔拳2」(’94)などアジアでのヒット作を生み出し、「レッド・ブロンクス」(’95)では全米興行収入初登場で1位というアジア映画初の快挙を成し遂げ、再びハリウッドへ進出することができた。

 

▼ポリス・ストーリー3(画像クリックでDVD詳細へ)

▼酔拳2(画像クリックでDVD詳細へ)

▼レッド・ブロンクス(画像クリックでDVD詳細へ)

 

1998年には米国俳優クリス・タッカー氏と共演作「ラッシュアワー」がハリウッドで大ヒットし、ここから「世界のジャッキー・チェン」となった。

 

▼クリス・タッカー氏

Canadian Film Centre – https://www.flickr.com/photos/cfccreates/12794597515/ CC 表示 2.0

▼ラッシュアワー(画像クリックでDVD詳細へ)

 

今なお活躍

 

2000年代に入ってからも現在に至るまで、ほぼ毎年途切れることなく出演や監督として活動をしている。

「シャンハイ・ナイト」(’03)ではドニー・イェン氏と初共演を果たす。

 

▼ドニー・イェン氏

photo by Roger Wo [1] – https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

(ドニー・イェン氏を詳しくは後のページで!)

▼シャンハイ・ナイト(画像クリックでDVD詳細へ)

 

また、翌年の「ツインズ・エフェクトⅡ」(’04)でもドニー・イェン氏とアクションを披露し、また、この映画でジャッキー氏の息子であるジェイシー・チャン氏も銀幕デビューを果たし話題となった。

 

▼ツインズ・エフェクトⅡ(画像クリックでDVD詳細へ)

 

「ドラゴン・キングダム」(’08)では、この映画公開の15年前から案のあったジェット・リー氏と夢の共演を果たす。

 

▼ジェット・リー氏

(ジェット・リー氏を詳しくは後のページで!)

▼ドラゴン・キングダム(画像クリックでDVD詳細へ)

 

「ライジング・ドラゴン」(’12)ではトレジャーハンター(冒険家)を演じているが「この作品を最後に命がけの危険なスタントは減らしていく」とコメントしたことが、一部の誤報で俳優引退宣言と捉えられてしまった。

 

▼ライジング・ドラゴン(画像クリックでDVD詳細へ)

 

2016年には、映画業界の発展に寄与した人物を表彰する映画賞である第89回アカデミー名誉賞を受賞している。

「56年間で、200本以上の映画を作り、たくさんの骨を折った。そしてついに、これ(オスカー像)が僕のものになった」

と受賞時のスピーチで語っている。

 

アカデミー名誉賞

1928年の第1回から「特別賞」として設置されており第21回から「名誉賞」という名前に変わった。過去の受賞者に「チャールズ・チャップリン」「ウォルト・ディズニー」など。

 

今年2018年5月には、日本のテレビCM・スマートフォン用アプリ「星のドラゴンクエスト」に起用され、レベル99の武闘家役として出演。

 

▼星のドラゴンクエスト

 

現在は「我的日記」を撮影中。

この作品はアクションではなく文芸作品。主演ではない作品を監督する。息子のジェイシー・チャン氏も出演予定。

サモハン氏同様、香港映画界のレジェンドでありながら今なお前線で活動中。

 

ジャッキー・チェン氏作品の視聴方法

 

各動画配信サービスの料金とジャッキー・チェン氏作品の取り揃え数を表した表です!

TSUTAYA TV Amazon Prime Netflix Hulu dTV U-NEXT
料金(税込/月額) 1007円~ 400円 864円~ 1007円~ 540円 2149円
ジャッキーチェン

※〇:豊富 △:ややあり ×:ほぼ無し

 

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。お問い合わせはこちらから

 

 

カンフー映画を見たことがありますか?カンフー映画とは香港で発展した映画で、「俳優が武術をやっているのではなく一流の武術家が演技をしているのである」と著者は言います。

カンフー映画に既にハマっている方もまだの方も「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」で是非カンフー映画を観て、もっと楽しんでください!

 

~~カンフー映画はスター達と共に、どのようにして生まれ、現在に至るまでにどのように進化を遂げていったのか。そして、多くの人が虜になってしまうほどの魅力とはどこからやってくるのか。カンフー映画の歴史や作品、スター達を取り上げつつ、その真相に迫ってみたいと思います。~~
はじめに「はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~」より

 

はじめに

日本でもブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏といった名前は知っている方がほとんどでしょう。彼らは「カンフー映画」のスターなのです。カンフー映画に興味を持ったあなた、まずは「カンフー映画にハマってカンフーを始めてしまった」という著者のカンフー映画に対する意見を聞いてみましょう!

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

 

1章 カンフー映画とは

カンフー映画とはどのような映画なのか。そして伝統のあるカンフー映画の歴史を知る事でカンフー映画をより楽しむ事ができます!是非ここでカンフー映画の基礎・歴史について学びカンフー映画を深くまで楽しんでください!

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

 

2章 カンフー映画スター俳優9選

過去から現在に至るまでカンフー映画のスターはそれぞれ個性を発揮してきました。これだけは知っておきたい!というスター9人を著者が厳選して紹介します!

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

 

第3章 カンフー映画を観る方法

最近では動画配信サービスが充実してきた為自宅ですぐに映画を観られるようになりました。どの動画配信サービスがカンフー映画の取り揃えが良いのか、そして著者はどのようにしてカンフー映画を観ているのか、徹底解説します!

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

 

第4章 おすすめカンフー映画13選

ここでは著者おすすめのカンフー映画を13作品ご紹介いたします!見どころから裏話まで、メジャーな楽しみ方からマニアックな楽しみ方までを解説!

これを読んでお気に入りのカンフー作品を見つけてください!

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

 

第5章 カンフー映画の寄り道話

カンフー映画は様々な方面から見てみても面白いものです。ここではスターの少年期や女性カンフー映画スター、そして日本のアクションスターをご紹介!読めばあなたもカンフー映画通!?

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

 

第6章 カンフーを習おう!

カンフー映画を観たらきっとカンフーを習いたくなるはず!何を隠そう著者もカンフー映画を観てカンフーを習ったそうです。是非こちらで「カンフーとは何か」を知り、実際に体を動かしてみてください!!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

 

【カンフー映画の取り揃えが豊富なのは「TSUTAYA TV」&「TSUTAYA DISCAS」!】

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カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

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カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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はじめに

 

アクション映画は好き。

だけど、「カンフー映画」というアクション映画は何となく知っていてもそこまでちゃんと観たことがない。

という方も多いのではないでしょうか?

 

その反面、筆者のように一度観たらハマってしまい、以降「カンフー映画から抜け出せない」という熱狂的なファンも大勢います。

 

カンフー映画の多くは、ストーリーがそこまで複雑ではありません。

ですが、観る者に恋の熱に浮かされたような興奮を与え、彼らを惹きつけて止まない魅力が詰まっています。

その魅力とは一体どこからやって来るのでしょうか。

 

 

1960年代後半、本場香港にてカンフー映画の口火を切ったカンフー映画のレジェンド、ジミー・ウォング氏。

 

▼ジミー・ウォング氏(解説は第2章で!現在「はじめに」)

 

続いて、極限まで鍛え抜かれた肉体と精神を持つブルース・リー氏は、ジミー・ウォング氏の映画を観て「自分はもっと凄い蹴りができる」と激怒し、わざわざアメリカから香港へ舞い戻りカンフー映画を刷新しました。

そして、たった4本の主演作のみで当時の映画界に強大な伝説を残し、32歳という若さでこの世を去りました。

 

▼ブルー・スリー氏(解説は第2章で!)

 

ブルース・リー氏が活躍していた頃にスタントマンとして下積みをしていたジャッキー・チェン氏、サモハン氏。

 

▼ジャッキー・チェン氏(解説は第2章で!)

▼サモハン氏(サモ・ハン・キンポー氏)(解説は第2章で!)

photo by Sasoriza / Bryan Chan CC 表示-継承2.0

 

彼らは1980年代、従来のカンフー映画にハイテンポなコメディのスパイスを振り、カンフー映画界の新境地を開きました。(カンフーの歴史は第1章で解説!)

そして、今もなおそのスターの座は健在であり、アクション界で最も動けるシニアです。

 

カンフー映画界を代表する彼らスター俳優は、その華麗なる武術の実力を武器に、かつて1970年代~1990年代にかけて世界にカンフー映画ブームを巻き起こしました。

 

更に彼らだけに止まらず、新たなカンフースター俳優は頭角を現します。

中国全国武術大会において5年連続優勝し、中国の至宝とも呼ばれたジェット・リー氏。

 

▼ジェット・リー氏(解説は第2章で!)

 

そして現在最も活躍し、最後の本格派と言われる凄腕武術家、「宇宙最強の男」の異名を持つドニー・イェン氏。

 

▼ドニー・イェン氏(解説は第2章で!)

photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

 

上記で紹介したスター俳優達に共通している点は、全員一流の武術家という事です。

中国の武術家達が映画界に一石を投じたことは、世界中のカルチャーに大きな影響を及ぼしました。

 

彼らの強靭かつ、芸術とも捉えられる美しい肉体技に触発された方は沢山いることでしょう。

何を隠そう筆者の私もカンフー・スター達の影響を受けた一人で、今や長年憧れだったカンフーを実際に修行する身ともなり、人生において大きな影響を受けました。

 

素晴らしいカンフースター俳優達は彼ら以外にもまだまだ大勢います。

香港のカンフー映画はスター達と共に、どのようにして生まれ、現在に至るまでにどのように進化を遂げていったのか。

そして、多くの人が虜になってしまうほどの魅力とはどこからやってくるのか。

このWebonではカンフー映画の歴史や作品、スター達を取り上げつつ、その真相に迫ってみたいと思います。

現在も進化し、止まることなく制作され続けているカンフー映画を観る楽しさが倍増しますように!

 

次のページから第1章。第1章ではカンフー映画の歴史をご紹介。まずは「カンフー映画とはどのような映画か」を解説していきます。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

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目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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