カンフー映画とは ~ファン歴27年が楽しみ方も解説~

 

このページでは「カンフー映画とは何か」とということをカンフー映画ファン歴27年のHARUKA氏が楽しみ方も含めて解説いたします。読めばカンフー映画のことが理解でき、さらにカンフー映画をさらに楽しめるようになることでしょう。

 

※このページはWebon編集部がカンフー映画ファン歴27年のHARUKA氏の「カンフー映画入門」の内容をまとめたものです。

▼HARUKA氏 著『カンフー映画入門』(全38ページ)

 

カンフー映画とは

 

カンフー映画とは1960年代の中国・香港で生まれ俳優の身体能力を最大限に生かした肉体技が繰り出されるアクションシーンが特徴的な映画」の事を指します。

ストーリーは復讐や敵討ちのものが多く、その多くは誰が観てもわかりやすく飲み込みやすいものばかりです。

 

カンフー映画の魅力 ~どう観れば楽しめる?~

 

カンフー映画は、俳優の身体能力を生かしたアクションシーンが多いのが特徴で、ストーリーは誰が観てもわかりやすいものばかりです。

カンフー俳優のスターたちは全員一流の武術家です。

カンフースターであるジェット・リー氏は中国全国武術大会において5年連続で優勝し、中国の至宝とも呼ばれました。このように「俳優が武術をする」というよりは「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりくるのもカンフー映画の特徴です。

 

▼ジェット・リー氏(解説はこちらで!)

 

ただ、中には例外もあり「グランド・マスター」(2013)という作品において、俳優のチャン・チェン氏は「八極拳(カンフー拳法の一種)の遣い手」という役作りのために、伝統武術である八極拳を3年がかりで体得しました。

そしてなんと2012年には、中国吉林省(きつりんしょう)で行われた八極拳の全国大会において彼は優勝を果たしました。これは、俳優が映画を通じて武術家になった一例です。

 

▼チャン・チェン氏


photo by Sry85 CC 表示 2.5

カンフー映画は、主人公や登場人物が「武術(多くは中国拳法)によって鍛え抜かれた肉体技をいかに魅力的に見せるか」が重要視され、それが映画の一番の見どころとされています。

 

カンフー映画の歴史 ~誕生した経緯~

 

カンフー映画が生み出された1960年代後半の香港は、文化大革命の影響により、社会状況は混乱した状態でした。

 

文化大革命

1966~1977年に終結宣言が行われるまで行われた中国の革命運動。国家主席の座を譲った前国家主席の毛沢東氏が復権のために学生などを煽動し、政府に対する暴力的な運動などが繰り返し行われた。

▼毛沢東氏

photo by Zhang Zhenshi CC 表示 2.0

 

文化大革命は経済に甚大な被害をもたらし、社会的不公平と貧富の差が生まれていました。

過酷な社会情勢下で、いかにお金をかけずに自力でビジネスを成功させるか。どのようにして日々食べていくかについて誰もが知恵を絞っていた時代です。

生活が懸かっていたからこそ、彼らのその熱意は並々ならぬものでした。

 

1958年に香港の企業家ランラン・ショウ氏が立ち上げた香港映画会社「シヨウ・ブラザーズ」は、文化大革命下で弾圧を受けていた中国の伝統音楽劇である「京劇映画」に見切りをつけます。

 

▼ランランショウ氏

京劇

京劇は歌、舞踊、セリフ、アクロバティックな立ち回りから成る中国の総合芸術であり、オペラやミュージカルに近い音楽劇です。役者のきらびやかな衣装や派手な化粧に訓練された演技力、そして中国の伝統的な民族楽器の生演奏が舞台を華やかに盛り立てます。(京劇について詳しくはこちら

▼京劇の様子

photo by d’n’c Some rights reserved

 

そしてシヨウ・ブラザーズ社は若者に支持され始めていた、話し言葉調の広東語映画界のカンフー映画に進出し始めました。(広東語は中国の広州や香港などで使われる言語)

 

▼広東語が使われている広州市と香港

 

1965年にシヨウ・ブラザーズ社は「邵氏影城(シャオシーインチォン)」と呼ばれる巨大スタジオを香港・清水湾に建設します。

 

▼邵氏影城

photo by Baycrest CC 表示-継承 2.5

▼邵氏影城の場所

 

そして30年間の間に700本の映画を製作し、多くの名監督・名優・名作を輩出し、香港映画の黄金時代を築き上げました。

この頃のシヨウ・ブラザーズ社は「東洋のハリウッド」と呼ばれました。

 

 

シヨウブラザーズ社のヒット作

 

シヨウ・ブラザーズ社が大きく成功を収めた代表作は「大酔侠(だいすいきょう)」(1966)でした。

 

大酔侠(1966)

上海出身の女優チェン・ペイペイ氏扮する女剣士が主役の京劇要素が入った映画。

▼大酔侠(映っているのがチェン・ペイペイ氏)

 

その大酔侠を撮影した監督、キン・フー氏は若い頃から中国の伝統音楽劇である京劇に傾倒(けいとう:ある物事に熱中する事)しており、この大酔侠では「剣劇映画(けんげきえいが)」(剣を用いた戦いをする映画)に「京劇」の要素を取り入れて脚色しました。

 

※イラストはイメージです

 

例えば、相手の体から刀を抜くと血がビュウッと吹き出たり、腕が切り落とされたりという残酷描写が演出として加えられました。

そしてこのような本格的な「剣術アクション」と「素早い編集」が融合する事によって、「京劇アダプテーション」と呼ばれる新しいアクション映画のスタイルを打ち出しました。

 

 

この「大酔侠」という作品は香港・東南アジアで驚異的にヒットし、監督による演出がいかに意味を有するかということを知らしめることになりました。

 

そしてこの成功などをきっかけに、シヨウ・ブラザーズ社は後に世界的に有名になる『カンフー映画』と呼ばれるジャンルの作品を次々に製作し「香港映画=カンフー映画」という認識が定着しました。

カンフー映画とは何か、カンフー映画がどのように始まっていったのか、お分かりいただけましたでしょうか。

 

 

知っておきたい!カンフー映画のスター俳優たち!

ジミー・ウォング氏

ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏よりも前に活躍をしていたというレジェンド的な存在。また香港カンフー映画ブームの基礎を作ったパイオニアとしてカンフー映画を語る上で欠かせない俳優です。

▼ジミー・ウォング氏について詳しく知りたい方はこちら!

 

ブルース・リー

 

続いて、極限まで鍛え抜かれた肉体と精神を持つブルース・リー氏は、ジミー・ウォング氏の映画を観て「自分はもっと凄い蹴りができる」と激怒し、わざわざアメリカから香港へ舞い戻りカンフー映画を刷新しました。

そして、たった4本の主演作のみで当時の映画界に強大な伝説を残し、32歳という若さでこの世を去りました。

ブルー・スリーは肉体や武術の技を極限まで突き詰めて鍛え上げた人物として、歴代のアクションスターの中で最も「本物」という言葉がふさわしい俳優です。

▼ブルー・スリー氏について詳しく知りたい方はこちら!

 

サモハン


photo by Sasoriza / Bryan Chan CC 表示-継承2.0

 

「洪家班(こうかはん)」というアクションチームを持ち、多くのヒット作の製作・監督を行うカンフー映画界の主要人物です。

自身が監督・主演の「燃えよデブゴン」(’78)を製作します。この映画がきっかけで史上最強の「動けるデブ」として有名になりました。

▼サモハン氏について詳しく知りたい方はこちら!

 

ジャッキー・チェン

 

ジャッキー氏は命がけのスタントが魅力の俳優です。半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢には脱帽です。

▼ジャッキー・チェン氏の詳しい解説はこちら!

 

ジェット・リー

 

更に今まで挙げたスターだけに止まらず、新たなカンフースター俳優が頭角を現します。そのうちの1人が中国全国武術大会において5年連続優勝し、中国の至宝とも呼ばれたジェット・リー氏。

ジェット・リー氏は本名のリー・リンチェイ名義で出演した中国・香港合作の「少林寺」(’82)にてデビュー。華麗かつ鮮やかなカンフーと純朴な風貌で少林寺ブームを巻き起こしました。

▼ジェット・リー氏の詳しい解説はこちら!

 

ドニー・イェン


photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

 

現在最も活躍し「最後の本格派」と言われる凄腕武術家「宇宙最強の男」の異名を持つドニー・イェン氏。

▼ドニー・イェン氏の詳しい解説はこちら!

 

上記で紹介したスター俳優達に共通している点は、全員一流の武術家という事です。中国の武術家達が映画界に一石を投じたことは、世界中のカルチャーに大きな影響を及ぼしました。

彼らの強靭かつ、芸術とも捉えられる美しい肉体技に触発された方は沢山いることでしょう。

何を隠そう筆者の私もカンフー・スター達の影響を受けた一人で、今や長年憧れだったカンフーを実際に修行する身ともなり、人生において大きな影響を受けました。

 

 

以上「カンフー映画とは何か」について解説いたしました。カンフー映画についてさらに詳しく知りたい方は、以下よりカンフー映画入門をご覧くださいませ!

 

▼カンフー映画をさらに詳しく知りたい方は『カンフー映画入門』へ!

 

 

『カンフー映画入門』目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

お問い合わせはこちらから

マニア厳選!おすすめカンフー映画13選!

 

このページではカンフー映画マニア歴27年のHARUKA氏の「おすすめカンフー映画13選」を見所とともに紹介いたします。

さらに詳しくカンフー映画について知りたい方は「カンフー映画入門」をご覧くださいませ。

※このページはWebon編集部が「カンフー映画入門」の内容をまとめたものです。ちなみにHARUKA氏はカンフー映画マニア過ぎて、実際のカンフーの修行をしています。

 

▼HARUKA氏 著『カンフー映画入門』(全38ページ)

 

観る前に知っておきたい!カンフー映画の魅力!

 

カンフー映画は、俳優の身体能力を生かしたアクションシーンが多いのが特徴で、ストーリーは誰が観てもわかりやすいものばかりです。

カンフー俳優のスターたちは全員一流の武術家です。

カンフースターであるジェット・リー氏は中国全国武術大会において5年連続で優勝し、中国の至宝とも呼ばれました。「俳優が武術をする」というよりは「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりくるジャンルです。

 

▼ジェット・リー氏(解説はこちらで!)

 

カンフー映画は、主人公や登場人物が「武術(多くは中国拳法)によって鍛え抜かれた肉体技をいかに魅力的に見せるか」が重要視され、それが映画の一番の見どころとされています。ぜひ武術・肉体技に注目し、おすすめ映画をご覧くださいませ。

 

▼このページで紹介するおすすめカンフー映画9選

名前 公開年 主演
1 燃えよドラゴン 1973年 ブルース・リー
2 片腕カンフー対空飛ぶギロチン 1975年 ジミー・ウォング
3 酔拳 1978年 ジャッキー・チェン
4 豚(とん)だカップル拳 1979年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)/ラウ・カーウィン
5 ユン・ピョウinドラ息子カンフー 1981年 ユン・ピョウ
6 少林寺 1982年 ジェット・リー
7 霊幻道士 1985年 ラム・チェンイン
8 プロジェクトA 1983年 ジャッキー・チェン
9 スパルタンX 1984年 ジャッキー・チェン
10 七小福(夢に生きた子供達) 1988年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)
11 シティーハンター 1993年 ジャッキー・チェン
12 イップ・マン 序章 2008年 ドニー・イェン
13 捜査官X 2011年 ドニー・イェン/金城武

 

おすすめカンフー映画9選!

① 燃えよドラゴン

作品名 燃えよドラゴン
公開 1973年
主演 ブルース・リー
監督 ロバート・クローズ

▼あらすじ

3年ごとに武術トーナメントが開かれる香港の小島。そこは、かつて少林寺の修道僧であった麻薬密売組織の支配者ハンが麻薬と暴力で君臨していた。一方、少林寺で修行を続ける若者リーは、ハンの部下に殺された妹の復讐のため、ひとり悪の要塞島に乗り込む。麻薬と陰謀が渦巻く要塞島に、ブルース・リーの怒りが炸裂する! (引用:amazon

 

『燃えよドラゴン』はカンフー映画スター俳優のブルース・リー氏の名言「Don’t think, Feel.(考えるな、感じろ)」が誕生した映画。

カンフー映画初心者向けの映画であり、「ブルース・リーの代表作を観てみたい」という方におすすめです!

 

▼ブルース・リー氏(←詳しい紹介はこちら

 

この映画はブルース・リー氏のヌンチャクさばきも話題になりました。この映画の後半で、敵の持っているヌンチャクを、ブルース・リー氏のもともと持っていた鉄の棒2本で奪い、元のヌンチャクの持ち主に返り討ちを食らわせるシーンがあります。

このシーンを当時スクリーンで観た少年たちは、大いに影響を受け、ヌンチャクを自分で作ったり買ったりしてブルース・リー氏の真似をしていたそうです。

他にもスタントマン時代のジャッキー・チェン氏が登場しており、ブルース・リー氏に抱きつきかかるも、髪の毛を掴まれて倒されるシーンも見どころです。

日本でも流行った名場面が盛りだくさん!アクション・名言・ヌンチャクなど当時流行したものばかり登場するカンフー映画なのです!

 

 

② 片腕カンフー対空飛ぶギロチン

作品名 片腕カンフー対空飛ぶギロチン
公開年 1976年
主演 ジミー・ウォング
監督 ジミー・ウォング

▼あらすじ

前作で片腕になりながらも強敵を倒した主人公は、今回は武術道場を開いている。そして参加した大武闘大会で“空飛ぶギロチン”(というより回転ノコなんだけど…)を駆使する謎の老人を見る。その老人こそ、前作で仕留めた悪漢の師匠であった!

(引用:https://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/dvd/goodsDetail.do?titleID=0080152682&pT=null)

 

『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』は『片腕ドラゴン』の続編です。前作を観ていなくても楽しめる作品です!

この作品はカンフー映画のレジェンド「ジミー・ウォング」の代表作を観たい方におすすめ!

 

▼ジミー・ウォング氏(←詳しい紹介はこちら

 

ジミー・ウォング氏はカンフー映画ブームの基礎を作ったパイオニア的存在。ブルース・リー氏などのスターが出る前から活躍していたカンフー映画界のレジェンドです。

コメディ要素も満載なので「カンフー」というアクションに馴染みが無い方でも楽しく観る事ができるでしょう。中国の清の時代が舞台なので日本とは異なる文化背景も楽しむことができます!

また、コメディ要素満載のキャラクターが登場します。

かつらがずれているのが目に見えてわかりながらも長いおさげで相手を倒す「弁髪(べんぱつ)」、ヨガ使いで手がビヨーンと伸びる「インド人」、なぜかムエタイも参加しているなど。ツッコミどころ満載です。

コメディ要素はありながら、本格的な中国の伝統武術が垣間見えるところも素晴らしく、本格的なカンフーを見せることができるところにも説得力を感じる事ができる映画です。

 

▼片腕ドラゴン(画像クリックで動画詳細へ)

 

 

③ 酔拳

作品名 酔拳
公開年 1978年
主演 ジャッキー・チェン
監督 ユエン・ウーピン

▼あらすじ

カンフー道場のドラ息子、ウォン・フェイフォンは真面目に練習しない、町に出れば悪戯ばかりという放蕩ぶり。

見兼ねた父親は、息子を改心させようと、カンフーの達人、ソウ・ハッイーを呼び寄せた。厳しい修業で知られるソウ・ハッイーの元での修行を強いられたウォンは、酔えば酔うほど強くなる、という秘伝の拳法”酔八仙”を受け継ぐために苛酷な修業に励む。

そしてついに、奥義”酔八仙” を修得する!

(引用:https://www.amazon.co.jp/)

 

『酔拳』はカンフー映画初心者へおすすめ

笑って楽しめて、身体技に「おぉ~」と唸る、ジャッキー日本初上陸作品

ちなみに日本では「酔えば酔うほど強くなる」のキャッチコピーで売り出していましたが、実際の酔拳は飲酒して使う拳ではありません。映画の演出として、お酒を飲んで闘うシーンが採用されているのです。

この映画の注目ポイントは、主人公の師匠・スー役のユエン・シャオティエン氏です。カンフー映画の「”元祖”師匠役」と言っても過言ではないでしょうか。

 

▼師匠スー(ユエン・シャオティエン氏)

師匠のもとで修行するシーンを演じるジャッキーは演技を通り越して、本当に修行をしているよう。実際、寝る間を惜しんで演技練習をしたそうです。

少なからず、この修行シーンを真似した人は多いのではないでしょうか。

カンフー映画マニアのHARUKA氏は「くるみを指で割るシーンがあるのですが、私はピーナッツで真似していたことがある」そうです。

 

 

④ 豚(とん)だカップル拳

作品名 豚だカップル拳
公開年 1979年
主演 サモ・ハン・キンポー、ラウ・カーウィン(W主演)
監督 ラウ・カーウィン(ブルース・ロー)
備考 「燃えよデブゴン」シリーズ、「燃えよデブゴン6」などとタイトルがついている事も多いが数字の順に制作年が若いわけではない。さらに続編という訳でもなく日本でフジテレビが「燃えよデブゴン」というサモハン氏の作品がヒットした事から付けられた名称である。

 

少し変り種の作品。コミカルで痛快・愉快でユニークな設定のコメディカンフー映画です。

大枠のストーリーは

「槍の達人(ラウ)と刀の達人(サモハン)が、年に一度決まった場所で決着をつけるために闘ってきた。しかし決着がつかないまま年老いてきた。そこで、互いに弟子をとり修行をさせて10年後に闘わせ決着をつけようとする」

というもの。

年老いた槍の達人(ラウ)の弟子役には若きサモハンが、年老いた刀の達人(サモハン)の弟子役を若きラウが演じます。

 

 

サモハン氏主演のコメディカンフー映画を観たい方におすすめ!

▼サモハン


photo by Sasoriza / Bryan Chanhttps://www.flickr.com/photos/sasoriza/114349755/ CC 表示-継承 2.0

 

 

⑤ ユン・ピョウinドラ息子カンフー

作品名 ユン・ピョウinドラ息子カンフー
公開年 1981年
主演 ユン・ピョウ
監督 サモ・ハン・キンポー(現サモハン)
備考 監督は俳優としても有名なサモ・ハン・キンポー氏。

▼あらすじ

名家のドラ息子・チャンは誰と闘っても必ず勝つと有名でした。そんなある日チャンの友人が、町にやってきた京劇の一座の女形をデートに誘いますが断られます。その腹いせにルン(デートに誘われた女形)と友人は格闘に発展し、友人は敗北。 チャンもルンと対戦することになりますが、太刀打ちできず。 この時、チャンが今まで自分が誰にも負けなかった理由が発覚。実は、裏で自分を過保護に思う父親が対戦相手にお金を払って負けさせていたのです・・・

 

「コミカルで笑いのあるカンフー映画」はジャッキー・チャン氏だけではありません!ジャッキー氏の盟友「ユン・ピョウ」氏の活躍を知らない方へおすすめします。ユン・ピョウ氏は、日本ではアイドル扱いをされていたカンフー映画スターで足技がとにかく美しい。

 

 

タイトル通り主人公はユン・ピョウ氏ですが、ラム・チェンイン氏も主人公と言えるくらい圧倒的な存在感を放っています。

ラム・チェンイン氏は京劇(中国伝統の音楽劇)の女役を演じていますが、この劇中で彼が見せる武術(詠春拳)の華麗さは、カンフー映画史上最高のひとつとされています。

ラム・チェンイン氏出演作品の中で最も華麗な武術(詠春拳)の技を堪能できる映画です。

 

▼真ん中で座っているのがラム・チェンイン氏

 

 

⑥ 少林寺

作品名 少林寺
公開年 1982年
主演 リー・リンチェイ(現ジェット・リー)
監督 チャン・シン・イェン

▼あらすじ

かつて「中国・隋朝末期に悪の皇帝から後に唐の皇帝になる帝王を救った」と言われている武術修行を極めた13人の少林僧が悪の手から少林寺を守る物語・・・

 

カンフー映画を観るならば、外すことができない作品!

日本でも有名になった「少林寺」「少林寺拳法」の火付け役となった作品。

カンフー映画スター俳優、ジェット・リー氏の映画デビュー作としても有名。この作品では俳優が武術家を演ずるのではなく、多くの本物の武術家たちが少林僧や悪役を演じています。

 

▼ジェット・リー氏

 

俳優陣はジェット・リー氏を含め中国武術大会でのチャンピオンや、武術隊でコーチを務めていた方々で、相当スキルの高い武術家を集めて撮影された作品として、公開当時大いに話題になりました。

また、本物の武術家なだけに全編ノースタントでアクションシーンが撮影されています。※ノースタント=スタントマンを使わずに俳優がスタントを行う事

本編を観ると「身体技が凄い」とただただ感嘆するばかりです。

作品の設定上、少林寺の僧侶役たちは修行シーンがあり、武術が凄い印象を受けるのですが、悪役も相当な武術家なので、複数人相手の殺陣はもちろん1対1の闘いも見どころ満載です。

特に1対1で闘うシーンは、2人1組の演武(えんぶ:武術を披露する事)のようで、アクションでコミュニケーションを取りながらも身体技の芸術を観ているようです。

本作が大ヒットしたことによって、瞬く間に全世界に少林寺の存在を知らしめることとなり、多くの観光客や修行を希望する人たちが少林寺に押し寄せました。

 

 

⑦ 霊幻道士

作品名 霊幻道士(れいげんどうし)
公開年 1985年
主演 ラム・チェンイン
監督 リッキー・ラゥ

▼あらすじ

化けモノ退治を生業とするガウ (チェン) 道士が、大富豪ヤンから先代の改葬を依頼される。墓を掘りおこしてみると、身体を縦にして埋葬したために、先代は怨念を抱き成仏できないでいた。

ガウ道士は、弟子のモン (モンチョイ) とセン (チュウサム) とともにその遺体を持ち帰るが、いつのまにかキョンシーとなって蘇った先代はヤンを殺害して逃亡。

3人はヤンの美しい娘ティン (ティンティン) を守るため、キョンシーを迎え討つことに。ところが、モンがキョンシーの毒にやられてしまい…。※() 内は吹替版の役名。(引用:Hulu

 

中国の妖怪「キョンシー」ブームを巻き起こした映画です。キョンシーシリーズがこの映画の後に多く発表されました。

「キョンシー」は元祖・チャイニーズホラー映画であり、かつて日本でもキョンシーブームが起こりました。

今は亡きラム・チェンイン氏が最も活躍した映画です!

▼真ん中で座っているのがラム・チェンイン氏

 

見た目、立ち振る舞いからしてイメージ通りの完璧な道士を演じており、もはや「彼が道士像を創り上げた」といっても過言ではありません。

また、劇中のキョンシー退治に使う小道具やアイテム、道士や弟子達がやっているまじない的な動作もかなり魅力。

「人の髪の毛を一本抜いて、お札に包んで飲み込めば、自分の動作と同じ動作を相手にもさせてコントロールできる」

「キョンシーが近づいてきたら息を止めると自分の気配を消せる」

などのシーンは観ていてワクワクします。

 

 

⑧ プロジェクトA

作品名 プロジェクトA
公開年 1983年
主演 ジャッキー・チェン
監督 ジャッキー・チェン

▼あらすじ

舞台は1990年代のイギリスの直民地となっている香港。最初は乱闘などを起こし敵対していた水上警察と陸上警察だったが、海賊を倒すために結束し・・・。

主演、監督、武術指導、脚本、主題歌をジャッキー・チェンが務めた。

ジャッキー氏が骨折してまで行われた「時計台のシーン」は伝説となっています。

高さ25mの時計台からジャッキー氏がスタントを使わずに落下する、というシーンで命がけで行われました、さらにNG1回を含む計3回もジャッキー氏本人が落下した事も伝説と言われる理由です。(NGシーンもエンドクレジットで観られます。)

 

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このシーンではジャッキー氏は一度は首の骨を折り、頸椎(けいつい)を損傷しました。それでも、下に張っているテントが突き破れなかったなど、納得がいかない点があり、ジャッキー氏は同シーンの撮影を取り直しました。

アクション以上に、プロ根性の質が真似できません。

 

ちなみにジャッキー氏本人が歌うテーマ曲「東方的威風」もぜひチェックしてもらいたい一曲です。多くの芸人さんにものまねされ、数ある香港映画・カンフー映画のテーマ曲の中でも最も人気があります。

 

 

 

⑨ スパルタンX

作品名 スパルタンX
公開年 1984年
主演 ジャッキー・チェン
監督 サモ・ハン・キンポー(現サモハン)

▼あらすじ

現代のスペイン・バルセロナが舞台になっています。 パン屋の2階に下宿するトーマス(ジャッキー氏)といとこのデイヴィッド(ユン・ピョウ氏)は、ホットドッグなどのファーストフードを売って暮らしていました。 スケボーを乗りこなして注文を聞きフードを届けるトーマスと、調理をするデイヴィッド。そんな生活を送っていると、ある日彼らのもとに、シルビアという美しい女性が助けを求めて逃げ込んできます。 ちょうどその頃、私立探偵事務所の見習い探偵モビー(サモハン氏)のもとへ「シルビアという女性を探してほしい」という依頼が舞い込みます。実はシルビアは、資産家の伯爵の隠し子で遺産目的のために命を狙われていました。

 

本作は「プロジェクトA」撮影完了後にスペインを中心にヨーロッパで撮影されました。「プロジェクトA」同様にコメディ要素もありますが、異国の風情満載かつハラハラドキドキするシーンが盛りだくさんです。

本作の最も注目すべきシーンは、敵陣の古城へ乗り込んだ際に、当時現役の格闘王者であったベニー・ユキーデ氏対ジャッキー氏、キース・ヴィタリ氏対ユン・ピョウ氏の1対1の闘いシーンです。

 

▼ベニー・ユキーデ氏(アメリカの元キックボクシング選手)


photo by Hjelm001 CC 表示-継承 3.0

 

古城での闘いは、本物の選手とのハイレベルな本格格闘シーンとして見応えがあります。

 

また、ジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏の3人が剣を持って息を合わせて「一心同体、三銃士!中国式免許皆伝!」(日本語吹き替え版)と言うシーンはとてもお茶目でカッコいいです。

 

▼そのシーンのイメージ

 

サモハン氏やジャッキー氏の映画ならではのコミカルさは残しつつも、オートバイ集団との殺陣や激しいカーチェイスなど、ハラハラドキドキの本格アクション映画となっています。

 

 

⑩ 七小福(夢に生きた子供達)

 

作品名 七小福(邦題:七小福 夢に生きた子供達)
公開年 1988年
主演 サモハン
監督 アレックス・ロゥ

▼あらすじ

「幼少期のジャッキーが母親に連れられて京劇学院へ入るところ」から「青年期に学院が解散してしまい、映画界へ入っていくところ」までが描かれています。

 

映画のタイトルになっている「七小福」というのは、実際にある京劇学院(俳優養成学校)です。

 

京劇学院「七小福」については第5章で詳しく紹介!(現在第4章)

 

内容はカンフー映画ではなく文芸作品。カンフー俳優のスターであるジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏の少年時代を描いた作品です。

彼らがどのようにして幼少期を過ごし、映画の世界へ足を踏み入れたか、その原点がわかる作品です。

毎日の厳しい訓練の中にもほのぼのとした子供たちの純粋さやあどけなさが描かれており、同時に時代の流れによって京劇が人々に求められなくなった様子が描かれています。(京劇=きょうげき:中国の伝統的な音楽劇)

登場人物の繊細な心の動きや表情に、切なさで胸が熱くなる感動作品です。

これまでVHSのみで、DVD化や動画配信はされておらずがっかりしていたのですが、公開30周年記念ということで昨年(2018年)11月7日にDVDBlu-ray化され、発売されました。

▼Amazonで販売さています。

 

60年代の時代背景もよく表しており、子供たちが毎日真剣に京劇の練習に励むのに反して、ジワリジワリと時代の流行りに押され、徐々に京劇が衰退していく様子は切なく感じます。京劇の衰退、時代背景に涙!

 

 

⑪ シティーハンター

作品名 シティーハンター
公開年 1993年
主演 ジャッキー・チェン
監督 バリ―・ウォン

▼あらすじ

社長令嬢・清子(後藤久美子氏)を捜索中、清子が乗ってしまった船にテロ集団も乗り込んでおり、冴羽獠(ジャッキー氏)がこの危機に挑んでいく・・・

 

1980年代後半の週刊少年ジャンプに連載された漫画「シティーハンター」を実写化した香港映画。原作からは大きく脚色されています。

 

▼漫画シティーハンター(画像クリックで商品詳細へ)

 

ジャッキー氏のアクションも好きだけど、コメディ全開を楽しみたい方へおすすめ

本作品はジャッキー氏の映画において、日本の漫画「シティーハンター」を実写化したという珍しい作品です。

 

当時1980年代後半~1990年代前半の日本の文化色がとても色濃く出されている作品です。

作中にはかつて日本で流行った「あ、これ知ってる!」や「ジャッキーがこんなこともするんだ!」と感じるシーンが散りばめられているので、懐かしい日本を観るといった意味でも楽しむことができます。

日本でも流行り始めたスケボーや、日本のお笑いコンビ・とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」を、香港の人気ポップスユニットがカバーするなどのシーンがあります。

他にも、ジャッキー・チェン氏が日本でよく知られている格闘ゲーム「ストリートファイター2」のキャラクターに扮して闘うシーンは、秀逸というかシュールで完全にギャグです!

 

 

⑫ イップ・マン 序章

作品名 イップ・マン 序章
公開年 2008年(日本公開2011年)
主演 ドニー・イェン
監督 ウィルソン・イップ

▼あらすじ

ある武術館の師範との手合せに勝ったイップ・マン(ドニー・イェン氏)は、町一番の武術家として知られるようになります。 そんな時、1937年に日中戦争が勃発。すぐにイップ・マンが済む佛山は日本軍の占領下となってしまいます。 イップ・マンの自宅は日本軍の司令部として没収され、一家は極貧生活を強いられます。家族のために石炭運びの仕事をする中、ある事件をきっかけにイップ・マンは日本兵に中国武術を教えることを強要されてしまいます。 それを拒否したイップ・マンは、中国武術の誇りをかけ、日本武術の名手である日本軍将校三浦(池内博之)と生死をかけた決闘をする・・・というストーリー

 

イップ・マンシリーズの第1作。ブルース・リー氏の唯一の師匠として知られている詠春拳の達人、イップ・マン氏。そんなイップ・マン氏が主人公の物語です。

 

▼実際のイップ・マン氏とブルース・リー氏が修行する様子

 

一見、ドキュメンタリー映画のように見えますが、実在したイップ・マン氏をヒーローに仕立てたエンターテイメント映画です。本作は中国、香港で驚異的大ヒットを記録し、後続にイップ・マンシリーズとして、「イップ・マン 葉問(2010)」「イップ・マン 継承(2015)」が製作されました。

カンフー映画のスター俳優のドニー・イェン氏が一躍スーパースターの仲間入りを果たすことができた渾身の作品を見たい方におすすめ!

 

▼ドニー・イェン氏

photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

 

本作の見どころは、なんといってもドニー・イェン氏のアクションです。ここぞとばかりに肝心な時に現れて、もの凄い説得力のある武術で相手をねじ伏せます。

また、ドニー・イェン氏の演技が、謙虚で穏やかな家族思いの武術家を演じているため、軍事的要素の強い壮絶な時代背景にもかかわらず、荒々しく見えないところも◎。

本作のためにドニー・イェン氏は一から詠春拳を練習したそうで、もともとカンフーの基礎が備わっているだけに、どこから見てもドニー・イェン氏自身も詠春拳の達人のようです(実際に武術の達人ではありますが)。

 

 

⑬ 捜査官X

基本情報

作品名 捜査官X(原題:武侠)
公開年 2011年
主演 ドニー・イェン&金城武
監督 ピーター・チャン
備考 多くの映画祭に招待された作品

  • 第64回カンヌ国際映画祭特別招待作品
  • 第16回釜山国際映画祭特別招待作品
  • 第7回大阪アジアン映画祭クロージング作品
  • 第55回サンフランシスコ国際映画祭特別招待作品
  • 第2回フランス中国映画祭上映作品
  • 第28回LAアジア太平洋映画祭特別招待作品
  • 第67回エディンバラ国際映画祭特別招待作品
  • 第16回ファンタジア国際映画祭特別招待作品
  • 第11回NYアジアン映画祭特別上映作品

▼あらすじ

1971年、中国雲南省の小さな村で起こった強盗殺人事件をきっかけに物語は始まる。 事件を捜査するため村へ訪れた捜査官シュウ(金城武氏)は、死体を調べるうちに強盗犯人2人が指名手配中の凶悪犯であることを知る。 事件当時、製紙工場に勤める職人リウ(ドニー・イェン氏)が偶然居合わせており、リウが必死に応戦したことにより、強盗犯人2人は打ち所が悪く死亡。 しかし、シュウは入念に検死や現場検証を重ね、リウは偶然に正当防衛できたわけではなく、意図的に致命傷を狙ったのではないかと疑問を抱く。 人間の経脈やツボについての卓越した知識や、豊かな想像力でもって事件解明に挑むシュウは、やがてリウの隠された過去である凶悪な暗殺集団の一味だった事実へと辿りつく・・・

 

2000年代において打ち出された古き良きオーソドックスな武侠映画を観たいという方におすすめ!

ドニー・イェン氏はじめ豪華キャストで撮影されたカンフー映画です。

カンフー映画は原則として身体の技が見どころになるのに対し、武侠映画は主に刀剣を使ったアクションが見どころとなる映画です。

カンフー映画は中華圏で流行っていた武侠映画から発展してきた背景があります。刀や剣で戦うのが中心であった武侠映画で拳を使って戦う「カンフー映画」の土台を作ったのがこの「捜査官X」に出演するジミー・ウォング氏なのです。

▼武侠映画などのカンフー映画の歴史についてはこちらのページで解説!

 

原題はストレートな「武侠」というタイトルの通り、ストーリーも1970年代から流行りだした古き良きオーソドックスな「カンフー映画」そのものです。

 

 

以上「おすすめカンフー映画13選」でした。『カンフー映画入門』ではカンフー映画の歴史やスター俳優、また「カンフーとはどんな拳法か?」ということまでを知ることができます。ぜひともご覧くださいませ。

 

▼『カンフー映画入門』(全38ページ)

 

『カンフー映画入門』目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

お問い合わせはこちらから

マニア厳選!カンフー映画のスター俳優9選

 

 

このページではカンフー映画マニア歴27年のHARUKA氏が厳選した、知っておきたいカンフー映画スター俳優9人をその魅力とともに紹介いたします。

 

▼『カンフー映画』をさらに詳しく知りたい方はこちらのページより!

 

知っておきたい!カンフー映画の俳優は本物の武術家!

 

カンフー映画とは香港で発展した映画で「俳優が武術をやっているのではなく一流の武術家が演技をしているのである」とカンフー映画マニアのHARUKA氏は語ります。

例えば、スター俳優である「ジェット・リー」氏は中国全国武術大会において5年連続優勝しております。

カンフー映画界を代表するスター俳優は、華麗なる武術の実力を武器に、1970年代~1990年代にかけて世界にカンフー映画ブームを巻き起こしているのです。

 

▼このページで紹介する9人のカンフー映画スター俳優

名前 人物概要 主な出演作品
1 ジミー・ウォング カンフー映画界のレジェンド 「片腕必殺剣」
2 ブルース・リー 「本物」のアクションスター 「燃えよドラゴン」
3 サモハン カンフー映画界の主要人物 「燃えよデブゴン」
4 ジャッキー・チェン 世界のジャッキー 「酔拳」「プロジェクトA」
5 ユン・ピョウ カンフー映画アイドルスター 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
6 ユン・ワー 中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー 「霊幻道士」
7 ラム・チェンイン 詠春拳の達人 「霊幻道士」
8 ジェット・リー 少林寺ブームの立役者 「少林寺」
9 ドニー・イェン 遅咲きのカンフー映画スター 「イップマン」

 

カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽)

生年月日 1943年3月28日(75歳)
初期ヒット作 「片腕必殺剣」(1967年)
現在 療養中(2019年2月現在)

 

ジミー・ウォングは他のアクションスターよりも武術が飛びぬけて優れているというわけではないですが、ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏よりも前に活躍をしていたというレジェンド的な存在。

また香港カンフー映画ブームの基礎を作ったパイオニアとしてカンフー映画を語る上で欠かせない俳優です。

ジミー・ウォング氏は「片腕必殺剣(原題:獨臂刀(ドゥビーダオ))」(’67)で空前のヒットを記録し、香港一のトップスターとなりました。

 

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「片腕必殺剣」は片腕を失った主人公が剣を操る剣劇アクション映画。そんな「片腕必殺剣」の悲壮感を帯びたたたずまいと、迫力あるアクションで観客の心を掴み、「天皇巨星(=天皇級のビッグスターの意)」と呼ばれるほどの人気を博しました。

1970年には監督、脚本、主演を本人が担当した「吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー (原題:龍虎鬥)」が大ヒット。この作品が後のカンフー映画ブームの基礎を築いたと言われています。

 

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▼ジミー・ウォング氏について詳しく知りたい方はこちら!

 

ブルー・スリー(李小龍)

生年月日 1940年11月27日
主な主演作 ドラゴン危機一発、燃えよドラゴンなど
名言 「Don’t think, feel.」(考えるな、感じろ。「燃えよドラゴン」より)等

 

ブルー・スリーは肉体や武術の技を極限まで突き詰めて鍛え上げた人物として、歴代のアクションスターの中で最も「本物」という言葉がふさわしい俳優。

多様な格闘技からそれぞれの長所を採り入れた独自の武道「截拳道(ジークンドー)」を創設し、アメリカで多数の弟子を育てます。

主演映画第一弾「ドラゴン危機一髪」(’71)、続く「ドラゴン怒りの鉄拳」(’72)が爆発的な人気とりなります。

 

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「ドラゴン怒りの鉄拳」から有名な怪鳥音がトレードマークのひとつともなります。怪鳥音とはブルース・リー氏が発する「アチョー」という奇声の事。

ブルース・リー氏は武術界においても映画界においても多大な影響を及ぼした人物といえるでしょう。

 

▼ブルー・スリー氏について詳しく知りたい方はこちら!

 

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー)

photo by Sasoriza / Bryan Chan CC 表示-継承2.0

生年月日 1949年12月11日
前名称 サモ・ハン・キンポー
主な主演作 燃えよデブゴン

 

「洪家班(こうかはん)」というアクションチームを持ち、多くのヒット作の製作・監督を行うカンフー映画界の主要人物です。

「豚だカップル拳」では映画の演出のアイデアと言い、武術の技と言い、素晴らしいサモハン氏を観ることができます。

尊敬するブルース・リー氏へのオマージュとして、自身が監督・主演の「燃えよデブゴン」(’78)を製作します。

当時出回っていた、ブルース・リー氏そっくりさん出演の映画とは一線を画す作品であり、サモハン氏の体型からは想像もつかないキレのあるアクションを繰り出す様は、ハイレベルかつ見事な香港カンフー映画であした。

この映画がきっかけで史上最強の「動けるデブ」として有名になりました。

 

▼サモハン氏について詳しく知りたい方はこちら!

 

ジャッキー・チェン(成龍)

生年月日 1954年4月7日
身長 174㎝
初期ヒット作 「蛇拳」「酔拳」

 

ジャッキー氏は命がけのスタントが魅力の俳優です。半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢には脱帽。

 

▼ジャッキー氏の命がけのスタントが観れるのは「プロジェクトA」です。作品解説は以下のページより!

 

1978年に出演した映画「蛇拳」、「酔拳」で大ブレイクを果たします。1998年には米国俳優クリス・タッカー氏と共演作「ラッシュアワー」がハリウッドで大ヒットし、ここから「世界のジャッキー・チェン」となりました。

 

▼ジャッキー・チェン氏の詳しい解説はこちら!

 

ユン・ピョウ(元彪)

生年月日 1957年7月26日
初期ヒット作 「猿拳」(1979)
出演日本作品 「孔雀王」「無問題2」

 

ジャッキー氏やサモハン氏と息の合ったアクションやユン・ピョウ氏の身体を張ったスタントに本格的なアクションスターを感じました

サモハン氏から「顔が良いから役者の方が向いている」と勧められ、サモハン監督の「猿拳」(’79)で主演デビューを果たした。

 

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この映画が大ヒットし、ユン・ピョウも一躍トップスターの仲間入りを果たします。

「自殺以外のスタントは何でもやれる」と豪語していただけあり、サッカーとカンフーを合体させた作品「チャンピオン鷹」(’83)では高所からのダイビングや燃え盛る炎の中へ飛び込むなど決死のスタントを自ら演じています。

 

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足技がとにかく美しい俳優です!

 

▼ユン・ピョウ氏の詳しい解説はこちら!

 

ユン・ワー(元華)

▼右上がユン・ワー氏

生年月日 1950年9月2日
主な配役 師匠・ラスボス・悪役・キョンシー
スタント ブルース・リー氏のスタントを多く務める
主な出演作 霊幻道士

 

香港映画界、及び中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー。日本でいうところの大杉漣や遠藤憲一といったバイプレイヤーを思い浮かべてもらえばよいでしょう。

中華圏では、「李小龍的御用替身(ブルース・リー氏のご指名専門スタントマン)」として名高いです。

日本でも大ヒットしたアクションホラーコメディ映画「霊幻道士」(’85)ではメイクなどでわかりづらいが、中国の妖怪「キョンシー」役を演じました。

 

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「イースタンコンドル」(’87)、「サイクロンZ」(’88)ではインパクトの強い悪役を演じ、個性派俳優として一躍脚光を浴びます。

 

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▼ユン・ワー氏の詳しい解説はこちら!

 

ラム・チェンイン(林正英)


▲真ん中で座っているのがラム・チェンイン氏

生年月日 1952年12月27日/享年1997年11月8日(45歳)
ヒット作 「霊幻道士」「香港発活劇エクスプレス 大福星」

 

ユン・ピョウ氏の主演映画「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」(’82)では、カンフーの達人である京劇の女形役を演じました。

 

▼ユン・ピョウinドラ息子カンフー(画像クリックでDVD詳細へ)

この作中でラム・チェンイン氏が見せるカンフー(詠春拳)は、カンフー映画史上最高の一つとされており、ラム・チェンイン氏出演映画の中でも最も華麗なカンフー(詠春拳)を見ることができる作品です。

 

▼「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」の詳しい解説はこちら!

 

そして、サモハン氏がプロデュースのキョンシー(中国の妖怪)映画「霊幻道士」(’85)において、道士役を務めるが、これが当たり役となります。。

日本においても大ヒットし、「ラム・チェンイン=道士」というイメージが定着した。以後、数々のキョンシー映画において道士役を演じることになりました。

 

▼「霊幻道士」の詳しい解説はこちらより!

カンフー映画マニアのHARUKA氏が最も好きなアクションスターとして挙げ、その魅力について「真面目そうな風貌に似合わずおちゃめな面が垣間見えるところもとても良いです。」と語ります。

 

▼ラム・チェンイン氏の詳しい解説はこちら!

 

ジェット・リー(李 連杰)

生年月日 1963年4月26日
本名 リー・リンチェイ(李連杰)
初期ヒット作 「少林寺」(1982)

 

ジェット・リー氏は本名のリー・リンチェイ名義で出演した中国・香港合作の「少林寺」(’82)にてデビュー。

 

▼少林寺(画像クリックでDVD詳細へ)

 

華麗かつ鮮やかなカンフーと純朴な風貌で少林寺ブームを巻き起こしました。

ジェット・リー氏は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地黎明」(’91)において中国の伝説的武術家である黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)を演じ、これが当たり役となります。

 

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同作品はシリーズ化され、ジェット・リー氏の代表作となりました。

 

▼ジェット・リー氏の詳しい解説はこちら!

 

ドニー・イェン(甄子丹)

photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

生年月日 1963年7月27日
代表作 「イップマン」シリーズ(2008~)

 

ドニー・イェン氏が世界的にもアクション俳優として、ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏等の名優と堂々と並ぶ名声を決定づけた作品が「イップマン 序章」(’08)、「イップマン 葉問」(’10)です。

 

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▼イップマン 葉問(画像クリックでDVD詳細へ)

 

ドニー・イェン氏は、ブルース・リー氏の師でもあったことで有名な、実在した武術家イップマン氏を演じた。

この作品は興行的にも評価的にも大成功し、瞬く間にドニー・イェン氏は脚光を浴び、時の人となり名実ともに「宇宙最強」の異名がつきました。

 

ドニー・イェン氏は、ブルース・リー氏を意識しているというだけあり、カンフー以外にもプロレス技、ボクシングや総合格闘技等を自ら研究しており、映画によって様々な武術を使い分けているそうです。

 

▼ドニー・イェン氏の詳しい解説はこちら!

 

以上がカンフー映画の俳優スター9選でした。カンフー映画についてさらに詳しく知りたい方は、以下よりカンフー映画入門をご覧くださいませ!

 

▼カンフー映画をさらに詳しく知りたい方は『カンフー映画入門』へ!

 

『カンフー映画入門』目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

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カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

第4章ではおすすめのカンフー映画を13作品ご紹介しています。

このページではジェット・リー氏の代表作「少林寺」をご紹介します。

 

▼紹介するおすすめカンフー映画

名前 公開年 主演
1 燃えよドラゴン 1973年 ブルース・リー
2 片腕カンフー対空飛ぶギロチン 1975年 ジミー・ウォング
3 酔拳 1978年 ジャッキー・チェン
4 豚(とん)だカップル拳 1979年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)/ラウ・カーウィン
5 ユン・ピョウinドラ息子カンフー 1981年 ユン・ピョウ
6 少林寺⇐当ページ 1982年 ジェット・リー
7 霊幻道士 1985年 ラム・チェンイン
8 プロジェクトA 1983年 ジャッキー・チェン
9 スパルタンX 1984年 ジャッキー・チェン
10 七小福(夢に生きた子供達) 1988年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)
11 シティーハンター 1993年 ジャッキー・チェン
12 イップ・マン 序章 2008年 ドニー・イェン
13 捜査官X 2011年 ドニー・イェン/金城武

 

「少林寺」(1982年公開/同年日本公開)

基本情報

作品名 少林寺
公開年 1982年
主演 リー・リンチェイ(現ジェット・リー)
監督 チャン・シン・イェン
備考 日本でも有名になった「少林寺」「少林寺拳法」の火付け役となった作品。カンフー映画スター俳優、ジェット・リー氏の映画デビュー作としても有名。

 

ジェット・リー氏(1963~)

かつて中国の至宝とも言われ「少林寺」で華々しくスクリーンデビューをしたカンフー映画スター。ジェット・リー氏の得意な跳躍や身体を大きく動かす「長拳」は、高い柔軟性を必要とし、動きもとても難しい。

 

あらすじ

かつて「中国・隋朝末期に悪の皇帝から後に唐の皇帝になる帝王を救った」と言われている武術修行を極めた13人の少林僧たちの物語・・・

 

こんな人におすすめ!

 

中国武術の中でも名高い少林寺を観てみたいという方へおすすめの作品

なんと全編ノースタント!ジェット・リー氏のデビュー作!

※ノースタント=スタントマンを使わずに俳優がスタントを行う事

 

「少林寺」のみどころ!

みどころ1 カンフー映画を観るなら外せない映画!

 

カンフー映画を観るならば、私は外すことができない作品だと思っています。

公開当時は、中国とイギリス領香港(現在の香港)の合作としても注目されました。

日本では「人目に触れざること2000年。今もなお天に竹林寺、地に少林寺」のキャッチフレーズで公開されました。

ストーリーは、かつて「中国・隋朝末期に悪の皇帝から後に唐の皇帝になる帝王を救った」と言われている武術修行を極めた13人の少林僧たちの物語です。

※少林僧・・・少林寺の僧侶

 

 

この作品では俳優が武術家を演ずるのではなく、多くの本物の武術家たちが少林僧や悪役を演じています。

俳優陣は、ジェット・リー氏を含め中国武術大会でのチャンピオンや、武術隊でコーチを務めていた方々で、相当スキルの高い武術家を集めて撮影された作品として、公開当時大いに話題になりました。

 

みどころ2 全編ノースタント!全員本物!

 

また、本物の武術家なだけに全編ノースタントでアクションシーンが撮影されています。

※ノースタント=スタントマンを使わずに俳優がスタントを行う事

 

本編を観ると「身体技が凄い」とただただ感嘆するばかりです。

しかも武術をしない人にとって馴染みのない、中国伝統武術の南拳・猿棍(さるこん)・酔拳・鷹爪功(ようそうこう)・鷹拳(ようけん)・三節棍(さんせつこん)・蟷螂拳(とうろうけん)などをしっかり分かりやすく演武してくれています。

 

 

これらを全く知らなくてもどの拳なのか、観ればなんとなくわかります。

ジャッキー氏で有名になった酔拳も、本作の冒頭で1人の僧侶が演武しているシーンがあり、ジャッキー氏以外の武術家が行う酔拳が観られて新鮮です。

 

ジャッキー・チェン氏(1954~)

命がけのスタントで世間を魅了するカンフー映画スター。半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢は脱帽。

 

作品の設定上、少林寺の僧侶役たちは修行シーンがあり、武術が凄い印象を受けるのですが、悪役も相当な武術家なので、複数人相手の殺陣はもちろん1対1の闘いも見どころ満載です。

特に1対1で闘うシーンは、2人1組の演武(えんぶ:武術を披露する事)のようで、アクションでコミュニケーションを取りながらも身体技の芸術を観ているようです。

 

みどころ3 実在する嵩山(すうざん)の少林寺!

 

本作の舞台となる少林寺は、中国・河南省鄭州市登封にある嵩山(すうざん)の中に現存する寺院です。

 

▼嵩山少林寺

photo by User:Yaoleilei CC 表示-継承 3.0

 

中国の文化大革命時には少林寺も弾圧され、武術も「師弟関係は封建的なもの」ということから堂々と修行を行うことが難しくなりました。

 

文化大革命

1966~1977年に終結宣言まで行われた中国の革命運動。国家主席の座を譲った前国家主席の毛沢東氏が復権のために学生などを煽動し、政府に対する暴力的な運動などが繰り返し行われた。この運動では資本主義文化・封建的文化が批判された。

▼毛沢東氏

photo by Zhang Zhenshi CC 表示 2.0

 

本作撮影開始当時は新中国政府に代わった後でしたが、まだ文化大革命の余波が残っており、少林寺は寂れ果てた状態でした。

しかし、本作が大ヒットしたことによって、瞬く間に全世界に少林寺の存在を知らしめることとなり、多くの観光客や修行を希望する人たちが少林寺に押し寄せました。

今では、少林寺は中国の欠かせない観光スポットとなり、観光客向けに武術ショーなどの商業活動も行っています。

ちなみに、ジェット・リー氏は実際には幼い頃、少林寺で修行を受けたのではなく、北京武術隊というところで訓練をしていました。

 

北京武術隊

197411月に正式に成立したトップレベル選手たちが集まるプロの武術チーム(前身:北京業余体育学校の武術チーム)。

現在は国家クラスの重点スポーツ専門学校である「北京市什刹海体育運動学校」内にあり、武術はこの総合体育学校の中の一種目という位置づけ。ジェット・リー氏を輩出した母校でも有名。また、ジャッキー・チェン氏主演の「ベスト・キッド」(10)に出演していたワン・ツェンウェイ王振威氏も同武術隊の出身です。

▼ベスト・キッド(画像クリックで商品詳細へ。予告編あり)

▼ワン・ツェンウェイ王振威


 

このようにジェット・リー氏は実際に少林拳を習っていたわけではありませんが、彼の中国及び少林寺を活性化させた功績は大変素晴らしいものだと言えるでしょう。

 

この映画のおすすめポイントおさらい!

 

  • カンフー映画を観るなら外せない映画!

日本では「人目に触れざること2000年。今もなお天に竹林寺、地に少林寺」のキャッチフレーズで公開された!

  • 全編ノースタント!全員本物!

悪役も相当な武術家なので、複数人相手の殺陣はもちろん1対1の闘いも見どころ満載!

  • 実在する嵩山(すうざん)の少林寺!

本作が大ヒットしたことによって、瞬く間に全世界に少林寺の存在を知らしめることとなり、多くの観光客や修行を希望する人たちが少林寺に押し寄せた!

 

「少林寺」視聴方法

 

<サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます>

サービス名 取り扱い 視聴方法
TSUTAYA TV × DVD宅配サービスTSUTAYA DISCASなら取り扱いあり(最低1007円(税込)~の会員か530円(税込:送料込)の単品料金で利用可能)
Amazon Prime Video ×
Hulu ×
dTV ×
U-NEXT ×
YouTube ×
DVD(amazon)

 

以上、おすすめカンフー映画「少林寺」の紹介でした。

次のページではキョンシーブームを巻き起こしたカンフー映画「霊幻道士」を紹介します。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

【カンフー映画の取り揃えが豊富なのは「TSUTAYA TV」&「TSUTAYA DISCAS」!】

 

目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

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大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

Webon紹介目次著者

カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

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大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

第1章ではカンフー映画とは何か、そしてカンフー映画の歴史について解説をしています。

このページでは近年活躍するカンフー映画スター俳優を紹介するとともに最近のカンフー映画について解説をします。※カンフー映画の歴史を最初から知りたい方は第1章の最初のページからお読みください。

 

▼カンフー映画の歴史概要(リンククリックorタップで該当ページへ)

時代 主な出来事 主な俳優・女優
カンフー映画の始まり シヨウブラザーズ社の設立 チェンペイペイ
ジミー・ウォング時代 剣劇から拳脚アクションへ ジミー・ウォング
ブルース・リー時代 ゴールデンハーベスト社設立 / ブルース・リーの死 ブルース・リー
ジャッキー・チェン時代① 「蛇拳」「酔拳」ヒット ジャッキー・チェン
ジャッキー・チェン時代② ジャッキー・チェン略奪事件 / 「プロジェクトA」ヒット ジャッキー・チェン / サモハン / ユン・ピョウ
次世代スター時代⇐当ページ 「少林寺」「イップマン」ヒット ジェット・リー / ドニー・イェン

 

次世代スター時代

ジェット・リー氏

 

前のページで解説したように1983年にジャッキー・チェン氏が「プロジェクトA」で成功を収め、止まることなく作品を輩出している傍らリー・リンチェイ氏(現ジェット・リー氏)という一人の青年が現れました。

 

▼リー・リンチェイ(後のジェット・リー)氏

 

彼は、中国全国武術大会において5年連続チャンピオンになり、ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏といったスターの後を継ぐ「第三の功夫(カンフー)皇帝」と呼ばれました。

リー・リンチェイ氏を世界へ知らしめた大ヒット作は「少林寺」(’82)です。

 

▼少林寺(画像クリックでDVD詳細へ)

 

この映画はリー・リンチェイ氏以外にも武術大会のチャンピオンといった武術家達を起用し、中国と香港の初の合作でした。

ほぼ特撮もスタントも使用しないアクションシーンは当時話題となりました。

リー・リンチェイ氏はその後も武狭映画(昔の中国が舞台の武術に長けた主人公の物語)から現代アクションまで活躍し、1990年代後半からハリウッドへ進出し、国際的地位を確立しました。

 

リー・リンチェイ(ジェット・リー)氏は第2章でも詳しく紹介します!

 

ドニ―・イェン氏

 

そして、同時期にリー・リンチェイ氏と同い年であるドニー・イェン氏もまた頭角を現してきました。

 

▼ドニー・イェン氏

photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

 

最近の香港では「誰が一番のアクションスター?」と尋ねれば、「ドニー・イェン」と返ってくるほど人気があるそうです(ちなみに、筆者が大阪・日本橋にある中華食材を販売しているお店の中国人青年にも同様に尋ねてみたところ、彼も「ドニー」と答えていました)。

母親を武術家に持つドニー・イェン氏は昔からブルース・リー氏の大ファンだったそうです。

幼い頃から武術に励み、17歳で北京へ武術留学をしました。

そこから、ユエン・ウーピン監督から見いだされ1984年に映画デビューを果たします。

 

ユエン・ウーピン氏

ユエン・ウーピン氏はジャッキー・チェン氏の「蛇拳」「酔拳」で監督デビュー。「マトリックス」(’99)で国際的に有名になった。大ヒットしたマトリックスのカンフーアクション指導をしたのがユエン・ウーピン氏。

▼ユエン・ウーピン氏

photo by Slackerwood [Photo Credit: Debbie Cerda, for use with attribution]Master Yuen Woo-ping Uploaded by Teemeah

▼マトリックス(画像クリックでDVD詳細へ)

 

彼の最大の特徴であり武器は、これまでのアクションスターと異なり、キャラクターによってアクションのスタイルを大きく演じ分けることのできることです。

その武術の腕前からは「最後の本格派」と呼ばれています。

 

ブルース・リー氏の師匠として実在した葉問(イップマン)という人物の役を2008年から2015年にかけて務め、これが彼の代表作となり、大きな成功を収めました。

 

▼葉問(イップマン)~序章~(画像クリックで商品詳細へ)

 

「葉問(イップマン)シリーズ」3部作を打ち出し、香港ではわずか8日間で2015年香港映画年間興行収入第2位にランクインするスタートを切ります。

この作品でドニー・イェン氏は名実ともに「宇宙最強」の異名を取りました(ちなみに、この映画には日本人俳優である池内博之氏が出演しています)。

 

池内博之氏(1976~)

日本の俳優。おもな出演作品にNHK大河ドラマ「新撰組」「八重の桜」、WOWOW「下町ロケット」など。中国・香港映画にも多数出演している。

▼池内博之氏

 

この映画によって、古きものを新鮮なものとして再びスクリーンに蘇らせることに成功し、中国伝統武術やブルース・リー氏、そしてドニー・イェン氏といった香港が誇るものを一気に世界中へ知らしめることとなりました。

ドニー・イェン氏は、更に2000年からハリウッド映画「ハイランダー/最終戦士」への出演をきっかけにハリウッドへも進出し、2015年にはスターウォーズのスピンオフ作品「ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー」にも出演を果たしました。

 

▼ハイランダー/最終戦士(画像クリックで商品詳細へ)

▼ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー(画像クリックで商品詳細へ)

 

ここまでご紹介してきたように多くのカンフー映画スターの功績によって、今もなおカンフー映画の伝説と歴史は受け継がれ、更新し続けられています。

 

著者の好きな時代

 

1990年代前半の私はまだ小学生でした。家は母子家庭で週末に家族で出かけるということがありませんでした。

代わりに、水野晴郎(みずの はるお)氏が解説者の「金曜ロードショー」などテレビで放映されるジャッキー映画を母親がほぼ全てビデオに録画しており、土日にまとめて観るのが習慣でした。

ジャッキー映画は複雑な心情描写の映画ではなく、小学生でもわかるようなわかりやすいストーリーが多いです。その為数ある映画の中でもとても観やすかったと記憶しています。

 

香港カンフー映画を好きになったきっかけでもある、初めて観た作品は「プロジェクトA」です。

 

▼プロジェクトA(画像クリックで商品詳細へ)

 

当時読んでいた本に「ズッコケ3人組」という小学生3人が主人公のシリーズ本があって、初めは「その3人組が大人になったバージョンの映画だ!」という印象でした。(ジャッキー氏・サモハン氏・ユンピョウ氏のトリオ)

 

▼ズッコケ3人組

 

「♪タ~ンタタタタッタンタ~ン」という耳に残るテーマ曲に、コメディ要素がふんだんで何回観ても笑えるのに、どうして俳優は身一つでバシバシ闘って翻って、まるでジャンプの漫画に出てくるような強い超人みたいなん?しかも、高い時計台から落下しているけど、どうなってるん?これホンマなん?という疑問からどんどん引き込まれていきました。

 

 

当時はネット等の情報源がほとんどなかったので、沢山本数を観て後々にわかったことが「あのアクションは画像の編集や処理ではなく、彼らは本物の武術家だ」ということ。

その武術が中国拳法である「カンフー」だと知りました。

そこから「自分もジャッキー達のようになりたい!」の一心でした。

 

また、「プロジェクトA」以外でこの時代に外せないのが、サモハン監督のアクションコメディホラー「霊幻道士」シリーズでした。

 

▼サモハン氏

photo by Sasoriza / Bryan Chan CC 表示-継承2.0

▼霊幻道士(画像クリックで商品詳細へ)

 

「霊幻道士」シリーズに登場するキョンシー(中国の妖怪)が見た目も怖く、しかも強いけれど、それを道士様(ラム・チェンイン氏=カンフー映画俳優)がカンフーやお札(おふだ)や様々なアイテムでもって倒すのが痛快でした。

この作品は子供ながらに革命だと思っていました。

 

ラム・チェンイン氏(1952~97)

「霊幻道士」の道士様の印象が強いが、女形を演じたり、華麗な詠春拳を見せたりするカンフー映画スター俳優。真面目そうな風貌に似合わずおちゃめな面が垣間見えることも。

▼真ん中で座っているのがラム・チェンイン氏

▼キョンシーのイメージ

 

「霊幻道士」に道士役で出演しているラム・チェンイン氏は今でも私が一番好きなアクションスターです。

カンフーの腕が素晴らしいのはもちろんのこと、真面目な風貌ながらも笑える演技や演出の工夫をしていて(作品によって眉毛が全剃りだったり繋がっていたり)、そのギャップがとても良いです。

40代で若くして亡くなられたことが悔やまれます。

 

ジャッキー氏の後にブルース・リー氏やジミー・ウォング氏も知ったのですが、やはり、初めに衝撃を受けたジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏、ラム・チェンイン氏等が活躍した80年代以降のコメディ要素の強いカンフー映画が一番好きです。

ものすごく笑えるけど、カンフーの腕は本物で、全て本気でやっているという俳優たちの活動に誇りと情熱を感じられるところに強く惹かれました。

結局私は「カンフースターのようになりたい」と言い続けていたのですが、私が女の子だという理由で長年カンフーを習わせてもらえませんでした(もしかしたら金銭的な問題かもしれなかったのですが)。

ですが、当時から20年以上経ってしまいましたが、一昨年に念願のカンフーを習いに行けることになり、今までなかった武術の知識が備わると、今まで観ていたカンフー映画がより面白く感ぜられ、さらに好きな映画のジャンルとなりました。

 

以上、第1章「カンフー映画とは」でした。次のページから第2章。第2章ではカンフー映画のスター俳優達を紹介していきます。

まずはカンフー映画界のレジェンド「ジミー・ウォング」氏からです。

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目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

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大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~

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大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。お問い合わせはこちらから

 

 

カンフー映画を見たことがありますか?カンフー映画とは香港で発展した映画で、「俳優が武術をやっているのではなく一流の武術家が演技をしているのである」と著者は言います。

カンフー映画に既にハマっている方もまだの方も「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」で是非カンフー映画を観て、もっと楽しんでください!

 

~~カンフー映画はスター達と共に、どのようにして生まれ、現在に至るまでにどのように進化を遂げていったのか。そして、多くの人が虜になってしまうほどの魅力とはどこからやってくるのか。カンフー映画の歴史や作品、スター達を取り上げつつ、その真相に迫ってみたいと思います。~~
はじめに「はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~」より

 

はじめに

日本でもブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏といった名前は知っている方がほとんどでしょう。彼らは「カンフー映画」のスターなのです。カンフー映画に興味を持ったあなた、まずは「カンフー映画にハマってカンフーを始めてしまった」という著者のカンフー映画に対する意見を聞いてみましょう!

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

 

1章 カンフー映画とは

カンフー映画とはどのような映画なのか。そして伝統のあるカンフー映画の歴史を知る事でカンフー映画をより楽しむ事ができます!是非ここでカンフー映画の基礎・歴史について学びカンフー映画を深くまで楽しんでください!

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

 

2章 カンフー映画スター俳優9選

過去から現在に至るまでカンフー映画のスターはそれぞれ個性を発揮してきました。これだけは知っておきたい!というスター9人を著者が厳選して紹介します!

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

 

第3章 カンフー映画を観る方法

最近では動画配信サービスが充実してきた為自宅ですぐに映画を観られるようになりました。どの動画配信サービスがカンフー映画の取り揃えが良いのか、そして著者はどのようにしてカンフー映画を観ているのか、徹底解説します!

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

 

第4章 おすすめカンフー映画13選

ここでは著者おすすめのカンフー映画を13作品ご紹介いたします!見どころから裏話まで、メジャーな楽しみ方からマニアックな楽しみ方までを解説!

これを読んでお気に入りのカンフー作品を見つけてください!

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

 

第5章 カンフー映画の寄り道話

カンフー映画は様々な方面から見てみても面白いものです。ここではスターの少年期や女性カンフー映画スター、そして日本のアクションスターをご紹介!読めばあなたもカンフー映画通!?

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

 

第6章 カンフーを習おう!

カンフー映画を観たらきっとカンフーを習いたくなるはず!何を隠そう著者もカンフー映画を観てカンフーを習ったそうです。是非こちらで「カンフーとは何か」を知り、実際に体を動かしてみてください!!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

 

【カンフー映画の取り揃えが豊富なのは「TSUTAYA TV」&「TSUTAYA DISCAS」!】