京劇とは ~京劇の衰退の歴史もマニアがわかりやすく解説!~

 

このページでは「京劇とは何か」ということを解説いたします。

また、京劇衰退の詳細や京劇の役者学校を題材にした映画「七小福」についても合わせてお伝えします。

※このページはWebon編集部がカンフー映画マニア歴27年のHARUKA氏の「カンフー映画入門」の内容をまとめたものです。

▼HARUKA氏 著『カンフー映画入門』(全38ページ)

 

京劇とは


photo by d’n’c Some rights reserved 

▲京劇の様子

 

京劇は歌、舞踊、セリフ、アクロバティックな立ち回りから成る中国の総合芸術であり、オペラやミュージカルに近い音楽劇です。

役者のきらびやかな衣装や派手な化粧に訓練された演技力、そして中国の伝統的な民族楽器の生演奏が舞台を華やかに盛り立てます。

起源は1790年「清」の時代、皇帝である乾隆帝(けんりゅうてい)の80歳を祝う為に安徽省(あんきしょう)の地方劇の4つの劇団が北京に進出し、大人気を博して定着したとされています。

その後、他の地方劇や民間芸能の影響も受け、徐々に「京劇」の形を整えていきました。そして宮廷の支援を受けながら庶民層にも愛されて、首都・北京に君臨するようになりました。

 

京劇からカンフー映画への移行

 

京劇は衰退し変わってカンフー映画が登場しました。以下のことを知れば京劇のことをより深く理解できることでしょう。

 

京劇が衰退した理由

 

中国の伝統芸能である京劇は民衆にとても受け入れられていましたが、中国で1966年から行われた文化大革命という革命運動により弾圧を受けるなどで衰退していきます。

 

文化大革命

1966~1977年に終結宣言が行われるまで行われた中国の革命運動。国家主席の座を譲った前国家主席の毛沢東氏が復権のために学生などを煽動し、政府に対する暴力的な運動などが繰り返し行われた。

▼毛沢東氏

photo by Zhang Zhenshi CC 表示 2.0

 

文化大革命は経済に甚大な被害をもたらし、社会的不公平と貧富の差が生まれていました。過酷な社会情勢下で、いかにお金をかけずに自力でビジネスを成功させるか。どのようにして日々食べていくかについて誰もが知恵を絞っていた時代です。

生活が懸かっていたからこそ、彼らのその熱意は並々ならぬものでした。

1958年に香港の企業家ランラン・ショウ氏が立ち上げた香港映画会社「シヨウ・ブラザーズ」は、文化大革命下で弾圧を受けていた中国の伝統音楽劇である「京劇映画」に見切りをつけます。

それと同時期に香港などで使われる広東語の映画が流行るようになり、その流れから香港のカンフー映画がヒットしていきました。

 

京劇の要素を取り入れた映画がヒット!カンフー映画の誕生

 

1958年に香港の企業家ランラン・ショウ氏が立ち上げた香港映画会社「シヨウ・ブラザーズ」は、文化大革命下で弾圧を受けていた中国の伝統音楽劇である「京劇映画」に見切りをつけます。

そしてシヨウ・ブラザーズ社は若者に支持され始めていた、話し言葉調の広東語映画界のカンフー映画に進出し始めました。(広東語は中国の広州や香港などで使われる言語)

シヨウ・ブラザーズ社が大きく成功を収めた代表作は「大酔侠(だいすいきょう)」(1966)でした。

 

▼大酔侠

その大酔侠を撮影した監督、キン・フー氏は若い頃から中国の伝統音楽劇である京劇に傾倒(けいとう:ある物事に熱中する事)しており、この大酔侠では「剣劇映画(けんげきえいが)」(剣を用いた戦いをする映画)に「京劇」の要素を取り入れて脚色しました。

 

※イラストはイメージです

 

例えば、相手の体から刀を抜くと血がビュウッと吹き出たり、腕が切り落とされたりという残酷描写が演出として加えられました。

そしてこのような本格的な「剣術アクション」と「素早い編集」が融合する事によって、「京劇アダプテーション」と呼ばれる新しいアクション映画のスタイルを打ち出しました。

 

 

この「大酔侠」という作品は香港・東南アジアで驚異的にヒットし、監督による演出がいかに意味を有するかということを知らしめることになりました。

そしてこの成功などをきっかけに、シヨウ・ブラザーズ社は後に世界的に有名になる『カンフー映画』と呼ばれるジャンルの作品を次々に製作し「香港映画=カンフー映画」という認識が定着しました。

 

このあたりのカンフー映画の歴史について詳しくはこちら!

 

中国の京劇役者養成学校

 

京劇の役者養成学校が香港にありました。「中国戯劇学院」と言います。

著名な卒業生にジャッキー・チェン氏など。親元を離れた幼い子供が集った全寮制の学院。入学後には身体技を中心に演技力や表現力などかなり厳しい訓練を受けました。

ジャッキー・チェン氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏、ユン・ワー氏などの有名カンフー・スターを輩出しました。

 

選ばれた集団「七小福」

 

中国戯劇学院の最も優秀とされる7人の子供の子役集団は「七小福」と呼ばれました。

七小福結成当時の初期メンバーがジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏、ユン・ワー氏達の7名でした。(7名の紹介は下でします。)

時代の流れにより、京劇の人気は衰退し、京劇の立ち位置は「大衆文化」から「古風な伝統芸能」へと移り変わってしまいました。

当然、中国戯劇学院への公演依頼も次第に減っていきました。そしてどんどん生徒も減り、ついに1971年に「七小福」は解散をしてしまいました。

 

七小福や中国戯劇学院の生活について詳しくはこちら!

 

京劇役者養成学校の映画「七小福」で京劇を知ろう!

作品名 七小福(邦題:七小福 夢に生きた子供達)
公開年 1988年
主演 サモハン
監督 アレックス・ロゥ
ジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏の少年時代を描いた作品。皆、実際に京劇学院(俳優養成学校)で「七小福」というグループのメンバーだった。内容はカンフー映画ではなく文芸作品。

 

1988年香港で公開され、日本では1992年に邦題「七小福 夢に生きた子供達」として公開された作品です。幼いころのジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏達が共に学んだ京劇学院での生活を描いた映画です。

「幼少期のジャッキー氏が母親に連れられて京劇学院へ入るところ」から「青年期に学院が解散してしまい、映画界へそれぞれが入っていくところ」までが描かれています。

60年代の時代背景もよく表しており、子供たちが毎日真剣に京劇の練習に励むのに反して、ジワリジワリと時代の流行りに押され、徐々に京劇が衰退していく様子は切なく感じます。

そして、学院長の幼なじみがラストでその衰退を顕著に表します。幼なじみが京劇への夢を持ちながらも映画のスタントマンを仕方なく務めていた矢先に、撮影現場で事故が起こります。

クライマックスとも言えるここでのサモハン氏とラム・チェンイン氏の演技の掛け合いは、京劇を実際にやっていた彼らだからこそ説得力があり、このシーンで私は泣いてしまいました。

 

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サービス名 取り扱い 視聴方法
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U-NEXT 見放題ではなく540円~で視聴可能
DVD(amazon)

 

 

以上「京劇」についての解説でした。

また『カンフー映画入門』ではカンフー映画の歴史やスター俳優やおすすめ映画などを知ることができます。ぜひともご覧くださいませ。

▼『カンフー映画入門』(全38ページ)

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

Webon紹介目次著者

カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」はこちらから!

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

お問い合わせはこちらから

 

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

第4章ではおすすめのカンフー映画を13作品ご紹介しています。

このページではジャッキー氏たちカンフー映画スター俳優の少年時代を描いた香港映画「七小福 夢に生きた子供達」をご紹介します。

 

▼紹介するおすすめカンフー映画

名前 公開年 主演
1 燃えよドラゴン 1973年 ブルース・リー
2 片腕カンフー対空飛ぶギロチン 1975年 ジミー・ウォング
3 酔拳 1978年 ジャッキー・チェン
4 豚(とん)だカップル拳 1979年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)/ラウ・カーウィン
5 ユン・ピョウinドラ息子カンフー 1981年 ユン・ピョウ
6 少林寺 1982年 ジェット・リー
7 霊幻道士 1985年 ラム・チェンイン
8 プロジェクトA 1983年 ジャッキー・チェン
9 スパルタンX 1984年 ジャッキー・チェン
10 七小福(夢に生きた子供達)⇐当ページ 1988年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)
11 シティーハンター 1993年 ジャッキー・チェン
12 イップ・マン 序章 2008年 ドニー・イェン
13 捜査官X 2011年 ドニー・イェン/金城武

 

「七小福」(1988年公開/1992年日本公開)

基本情報

作品名 七小福(邦題:七小福 夢に生きた子供達)
公開年 1988年
主演 サモハン
監督 アレックス・ロゥ
備考 ジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏の少年時代を描いた作品。皆、実際に京劇学院(俳優養成学校)で「七小福」というグループのメンバーだった。内容はカンフー映画ではなく文芸作品。
グループ「七小福」については第5章で詳しく紹介!(現在第4章)

 

あらすじ

「幼少期のジャッキーが母親に連れられて京劇学院へ入るところ」から「青年期に学院が解散してしまい、映画界へ入っていくところ」までが描かれています。

 

こんな人におすすめ!

 

ジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏の出会いや原点を知らない人へオススメ

彼らがどのようにして幼少期を過ごし、映画の世界へ足を踏み入れたか、その原点が解る作品です。

 

「七小福」のみどころ!

みどころ1 カンフー映画レジェンドの幼少期を描いた文芸作品!

 

1988年香港で公開され、日本では1992年に邦題「七小福 夢に生きた子供達」として公開された作品です。

幼いころのジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏達が共に学んだ京劇学院での生活を描いた映画です。(京劇=きょうげき:中国の伝統的な音楽劇)

「幼少期のジャッキー氏が母親に連れられて京劇学院へ入るところ」

から

「青年期に学院が解散してしまい、映画界へそれぞれが入っていくところ」

までが描かれています。

 

ジャッキー・チェン氏(1954~)

命がけのスタントで世間を魅了するカンフー映画スター。半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢は脱帽。

サモハン/サモ・ハン・キンポー氏(1949~)

多くのヒット作の製作・監督・出演をするカンフー映画の主要人物。大きな体格にも関わらず、俊敏な動きで観る人を圧倒する。

photo by Sasoriza / Bryan Chanhttps://www.flickr.com/photos/sasoriza/114349755/ CC 表示-継承 2.0

ユン・ピョウ氏(1957~)

日本ではアイドル扱いをされていたカンフー映画スター。

ジャッキー・チェン氏やサモハン氏と息の合ったアクション、身体を張ったスタントに「本格的なアクションスター」を感じさせる。足技がとにかく美しい。


 

この作品はカンフー映画ではなく、時代や人々の気持ちの流れが、奥行のある表現で描かれた文芸作品です。

毎日の厳しい訓練の中にもほのぼのとした子供たちの純粋さやあどけなさが描かれており、同時に時代の流れによって京劇が人々に求められなくなった様子が描かれています。

登場人物の繊細な心の動きや表情に、切なさで胸が熱くなる感動作品です。

これまでVHSのみで、DVD化や動画配信はされていないとがっかりしていたのですが、公開30周年記念ということで今年(2018年)11月7日にDVDBlu-ray化され、発売予定とのことです!

Amazonで販売さています。

 

みどころ2 スターの若い頃を演じる役者に注目!

 

この映画の特徴のひとつとしてキャストに注目です。

学院長役をサモハン氏が演じ、その幼なじみ役をラム・チェンイン氏が演じています。

 

ラム・チェンイン(1952~97)

「霊幻道士」の道士様の印象が強いが、女形を演じたり、華麗な詠春拳を見せたりするカンフー映画スター。真面目そうな風貌に似合わずおちゃめな面が垣間見えることも。

▲真ん中で座っているのがラム・チェンイン氏

 

そして、幼少期・青年期のジャッキー氏やサモハン氏の容姿が、本人達に似ていることは当時話題になりました。

本人達に似ている上に、京劇や演技ができる子供たちを探すのは困難だったそうで、キャスティングだけで3か月費やしたとのことです(特にジャッキー役の子は似ています。)。

幼き日のジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏達を思い浮かべながら楽しむことができます。

 

▼子役もジャケットに載っています

 

みどころ3 サモハン氏の主演賞受賞演技に注目!

 

学院長(サモハン)は幼い子供達にも容赦なく過酷な訓練を課したり、鞭で罰したりしますが、時折、子供たちの見えないところで子供たちを慮ります。その時のサモハン氏の表情に愛情を感じます。

アクションだけでなく、繊細な表情で心の動きを見せるサモハン氏の演技力の素晴らしさには、目を見張るものがあります。

しかも、サモハン氏はこの映画で第8回の香港電影金奨「主演男優賞」を受賞しています。

 

香港電影金像奨

香港の「アカデミー賞」ともいわれる中華圏で最も有名な映画賞式典の一つ。1982年より毎年行われている。

 

みどころ4 京劇の衰退、時代背景に涙

 

60年代の時代背景もよく表しており、子供たちが毎日真剣に京劇の練習に励むのに反して、ジワリジワリと時代の流行りに押され、徐々に京劇が衰退していく様子は切なく感じます。

そして、学院長の幼なじみ(ラム・チェンイン)がラストでその衰退を顕著に表します。

幼なじみが京劇への夢を持ちながらも映画のスタントマンを仕方なく務めていた矢先に、撮影現場で事故が起こります。

クライマックスとも言えるここでのサモハン氏とラム・チェンイン氏の演技の掛け合いは、京劇を実際にやっていた彼らだからこそ説得力があり、このシーンで私は泣いてしまいました。

 

最後に子供たちと学院長(サモハン)が別れた後、子供たちが小舟で揺られて去っていくのですが、その舟の揺られ方が、京劇が無くなり不安を抱きながらも未来への希望を諦めたくないような、そんな気持ちを表しているように見えました。

 

この映画のおすすめポイントおさらい!

 

  • カンフー映画レジェンドの幼少期を描いた文芸作品!

幼いころのジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏達が共に学んだ京劇学院での生活を描いた映画!

  • スターの若い頃を演じる役者に注目!

本人達に似ている上に、京劇や演技ができる子供たちを探すのは困難だったそうで、キャスティングだけで3か月費やしたとのこと!

  • サモハン氏の主演賞受賞演技に注目!

アクションだけでなく、繊細な表情で心の動きを見せるサモハン氏の演技力の素晴らしさには、目を見張るものがある!

  • 京劇の衰退、時代背景に涙

クライマックスとも言えるここでのサモハン氏とラム・チェンイン氏の演技の掛け合いで私は泣いてしまいました。

 

「七小福 夢に生きた子供たち」の視聴方法

 

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サービス名 取り扱い 視聴方法
TSUTAYA TV 見放題ではなく500円~で視聴可能。DVD宅配サービスTSUTAYA DISCASも取り扱いあり(最低1007円(税込)~の会員か530円(税込:送料込)の単品料金で利用可能)
Amazon Prime Video 見放題ではなく399円~で視聴可能

Hulu ×
dTV 見放題ではなく400円~で視聴可能
U-NEXT 見放題ではなく540円~で視聴可能
YouTube ×
DVD(amazon)

 

以上、おすすめカンフー映画「七小福 夢に生きた子供達」の紹介でした。

次のページではジャッキー氏が日本の漫画の実写版を演じたカンフー映画作品「シティーハンター」をご紹介します。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

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目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

Webon紹介目次著者

カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

この章(第2章)ではカンフー映画のスター俳優をご紹介。

このページではアイドル的な人気もあるカンフー映画スター俳優、ユン・ピョウ氏を紹介します。

 

▼紹介する9人のカンフー映画スター俳優

名前 人物概要 主な出演作品
1 ジミー・ウォング カンフー映画界のレジェンド 「片腕必殺剣」
2 ブルース・リー 「本物」のアクションスター 「燃えよドラゴン」
3 サモハン カンフー映画界の主要人物 「燃えよデブゴン」
4 ジャッキー・チェン 世界のジャッキー 「酔拳」「プロジェクトA」
5 ユン・ピョウ⇐当ページ カンフー映画アイドルスター 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
6 ユン・ワー 中華圏芸能界屈指の名バイプレイヤー 「霊幻道士」
7 ラム・チェンイン 詠春拳の達人 「霊幻道士」
8 ジェット・リー 少林寺ブームの立役者 「少林寺」
9 ドニー・イェン 遅咲きのカンフー映画スター 「イップマン」

 

ユン・ピョウ(元彪)

生年月日 1957年7月26日
本名 夏令震(シャア・リン・ヂェン)
出身 香港
初期ヒット作 「猿拳」(1979)
出演日本作品 「孔雀王」「無問題2」
現在 俳優として活動

 

【ユン・ピョウってどんな俳優?】

私が小学生の頃は、アイドルのようなカッコいい兄ちゃんと思っていました。自分の中でユン・ピョウ氏だけ比較対象がなぜかジャニーズだったのを覚えています。

おそらく、日本ではアイドル扱いをされていたためだと思います。

ですが、「プロジェクトA」や「スパルタンX」を観てそのイメージが払拭されました。

ジャッキー氏やサモハン氏と息の合ったアクションやユン・ピョウ氏の身体を張ったスタントに本格的なアクションスターを感じました。足技がとにかく美しいです。

 

主な出演作品

発表年 タイトル
1972 「ドラゴン怒りの鉄拳」「アンジェラ・マオの女活殺拳」
1973 「燃えよドラゴン」
1975 「少林門」「スカイ・ハイ」
1976 「少林寺木人拳」
1978 「死亡遊戯」「燃えよデブゴン」
1979 「猿拳」「ツーフィンガー鷹」
1981 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
1983 「チャンピオン鷹」「プロジェクトA」
1984 「スパルタンX」「五福星」
1985 「七福星」
1988 「孔雀王」
1989 「孔雀王アシュラ伝説」
1991 「香港魔界大作戦」「バカヤロー!4YOU!お前のことだよ」の 第3話「サギるなジャパン」
2002 「無問題2」
2016 「おじいちゃんはデブゴン」

 

ユン・ピョウ氏の略歴

誕生

 

男2人、女6人という兄妹の上から5番目に生まれる。

幼いころからカンフーの真似をするのが好きで、5歳でジャッキー・チェン氏やサモハン氏が所属する中国戯劇学院(ちゅうごく ぎげきがくいん)に入る。

 

中国戯劇学院

中国の京劇役者養成学校。著名な卒業生にジャッキー・チェン氏など。親元を離れた幼い子供が集った全寮制の学院。入学後には身体技を中心に演技力や表現力などかなり厳しい訓練を受けた。

 

ジャッキー・チェン氏やサモハン氏もいた「七小福(学内優秀成績者で構成されるグループ)」の最年少に選ばれる。

15歳で中国戯劇学院を修了した後に、1年間アメリカで京劇俳優をした後、香港に戻りサモハン氏の手引きで映画界へ入る。

 

京劇
京劇は歌、舞踊、セリフ、アクロバティックな立ち回りから成る中国の総合芸術であり、オペラやミュージカルに近い音楽劇。

 

スタントとしての下積み時代

 

ユン・ピョウ出演作品上、一番古いとされているのが、「ドラゴン怒りの鉄拳」(’72)とされているが、それ以前にも多くの作品にスタントや端役として出演していた。

 

▼ドラゴン怒りの鉄拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

スタントやスタントダブル(俳優の代わりに危険な動きなどを演じる役)の他、サモハン氏の助手として武術指導の経験を積む。

アンジェラ・マオの女活殺拳」(’72)、「燃えよドラゴン」(’73)、「少林門」(’75)、「スカイ・ハイ」(’75)、「少林寺木人拳」(’76)等、1970年~1977年ころまではアクションシーンにおいてはからみ役やスタントマン中心で役らしい役がない下積み時代だった。

 

▼少林門(画像クリックでDVD詳細へ)

▼少林寺木人拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

この頃、サモハン氏のスタント・武術指導チームの「洪家班(こうかはん)」に所属していたので、サモハン氏がユン・ピョウ氏に映画製作の基礎を教え込んだ。

1978年に転機が訪れ、ブルース・リー氏の死後、未完成であった「死亡遊戯」(’78)を完成させるにあたり、ゴールデン・ハーベスト社からサモハン等と共に起用された。

 

▼死亡遊戯(画像クリックでDVD詳細へ)

▼ブルー・スリー氏

(ブルース・リー氏について詳しくは前のページで!)

ゴールデン・ハーベスト社

1970年に設立された映画製作会社。大手香港映画会社ショウ・ブラザーズの制作本部長を務めていたレイモンド・チヨウとプロデューサーのレナード・ホーらが設立。

 

ユン・ピョウ氏は身軽で素早い動きのアクロバットを得意とし、足技の華麗さは、他のアクションスターと比べても抜きん出ている。

それに加え、ブルース・リー氏とも足技や体格も似ていたので、「死亡遊戯」において足技のシーンやオートバイアクションのシーンなどのブルース・リー氏のスタントマンとして採用された。

当時、ユン・ピョウ氏は武術指導として裏方を希望しており、「燃えよデブゴン」(’78)では武術指導に重点を置き、俳優としてはほんの数秒からみ役で出演していた。

 

▼燃えよデブゴン(画像クリックでDVD詳細へ。画像は「燃えよデブゴン2」(’80))

 

トップスターの仲間入り

 

しかしサモハン氏から「顔が良いから役者の方が向いている」と勧められ、サモハン監督の「猿拳」(’79)で主演デビューを果たした。

 

▼猿拳(画像クリックでDVD詳細へ)

 

この映画が大ヒットし、ユン・ピョウも一躍トップスターの仲間入りとなり、長い下積み時代に終止符を打つことができた。

この映画の出演を機に、「ツーフィンガー鷹」(’79)、「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」(’81)等、次から次へと香港カンフー映画の主演が続くようになった。

 

▼ツーフィンガー鷹(画像クリックでDVD詳細へ)

▼ユン・ピョウinドラ息子カンフー(画像クリックでDVD詳細へ)

 

「自殺以外のスタントは何でもやれる」と豪語していただけあり、サッカーとカンフーを合体させた作品「チャンピオン鷹」(’83)では高所からのダイビングや燃え盛る炎の中へ飛び込むなど決死のスタントを自ら演じている。

 

▼チャンピオン鷹(画像クリックでDVD詳細へ)

 

そして、ジャッキー氏、サモハン氏と共に「プロジェクトA」(’83)、「スパルタンX」(’84)、「七福星」(’85)にも出演した。

 

▼プロジェクトA(画像クリックでDVD詳細へ)

▼スパルタンX(画像クリックでDVD詳細へ)

▼七福星(画像クリックで商品詳細へ)

 

優れた身体能力に加え、ハンサムなルックスであったため、80年代の日本におけるカンフー映画ブーム時期には、アイドルとしても人気があった。

来日も多く、1984年に「五福星」のプロモーションキャンペーンとして、ジャッキー氏、サモハン氏と共に日本武道館にてコンサートを開き会場を満席にさせた。

 

▼五福星(画像クリックでDVD詳細へ)

 

翌1985年には大阪、東京、福岡、名古屋にて「『チャンピオン鷹』公開記念 ユン・ピョウ オンステージ」を開催。

この「チャンピオン鷹」公開を記念して、東映(株)から「ユン・ピョウ オフィシャルファンクラブ」も設立される予定であったが、十分な準備ができずファンクラブの結成と運営を中止する旨が当時の映画パンフレットにて記載されている。

このような日本でのイベントだけでなく、ユン・ピョウ氏を特集した多くの雑誌や写真集も日本から出版されるほどの人気ぶりであった。

この80年代に築いた人気をもってして、ジャッキー氏、サモハン氏、ユン・ピョウ氏はトリオで話題になるようになった。

 

主体的な活動

 

このように、ユン・ピョウ氏はジャッキー氏やサモハン氏と共作が多く、彼らの弟分という扱いが印象的であったが、「香港魔界大作戦」(’91)では自ら監督に初挑戦するなど、主体的に発展するようになった。

 

▼香港魔界大作戦(画像クリックでDVD詳細へ)

 

邦画への出演もあり、日本の漫画を原作とした「孔雀王」(’88)、「孔雀王アシュラ伝説」(’89)や「バカヤロー!4YOU!お前のことだよ」の 第3話「サギるなジャパン」(’91)、70年代コメディカンフー映画を彷彿させるナインティナイン岡村隆史氏主演の「無問題2」(’02)にも出演。

 

▼孔雀王(画像クリックでDVD詳細へ)

▼無問題2(画像クリックでDVD詳細へ)

 

今なお現役で活躍し続けており、近年の出演作ではサモハン氏監督、主演の「おじいちゃんはデブゴン」(’16)に出演。

 

▼おじいちゃんはデブゴン(画像クリックでDVD詳細へ)

 

ユン・ピョウ氏作品の視聴方法

 

発表年 タイトル 視聴可能動画配信サービス
1972 「ドラゴン怒りの鉄拳」 Hulu
1973 「燃えよドラゴン」
1975 「スカイ・ハイ」
1976 「少林寺木人拳」 Hulu
1978 「死亡遊戯」 Hulu
1979 「猿拳」
1979 「ツーフィンガー鷹」
1981 「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」
1983 「チャンピオン鷹」
1983 「プロジェクトA」 Hulu
1984 「スパルタンX」 Hulu
1984 「五福星」 Hulu
1985 「七福星」 Hulu
1988 「孔雀王」
1989 「孔雀王アシュラ伝説」
1991 「香港魔界大作戦」
2002 「無問題2」
2016 「おじいちゃんはデブゴン」 Hulu

 

以上、ユン・ピョウ氏の紹介でした。

次のページでは中国の名バイプレイヤー、ユン・ワー氏を紹介していきます。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

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目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

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カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

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はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

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第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

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大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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このページから第1章。第1章ではカンフー映画とは何か、そしてカンフー映画の歴史について解説をしていきます。

このページでは「カンフー映画とはどのような映画か」をお伝えするとともにカンフー映画の始まりについて解説をします。

 

▼カンフー映画の歴史概要(リンククリックorタップで該当ページへ)

時代 主な出来事 主な俳優・女優
カンフー映画の始まり(当ページ) シヨウブラザーズ社の設立 チェンペイペイ
ジミー・ウォング時代 剣劇から拳脚アクションへ ジミー・ウォング
ブルース・リー時代 ゴールデンハーベスト社設立 / ブルース・リーの死 ブルース・リー
ジャッキー・チェン時代① 「蛇拳」「酔拳」ヒット ジャッキー・チェン
ジャッキー・チェン時代② ジャッキー・チェン略奪事件 / 「プロジェクトA」ヒット ジャッキー・チェン / サモハン / ユン・ピョウ
次世代スター時代 「少林寺」「イップマン」ヒット ジェット・リー / ドニー・イェン

 

カンフー映画とは

 

日本のアクション映画は、古くは時代劇で剣術の殺陣(たて)や任侠ものが中心でした。

 

殺陣(たて)や任侠もの

殺陣(たて)とは剣などの武器を使った演技。

▼殺陣の様子

任侠ものの映画とは「仁義なき戦い」に代表されるようなやくざ社会を描いた映画のジャンルを指す。

▼仁義なき戦い(別Webonで解説してます)

 

またアメリカでは、銃社会という背景が影響力として働いており、ハードボイルかつスタイリッシュなガンアクションが想起されます。

 

一方、カンフー映画とは1960年代の中国・香港で生まれ、

俳優の身体能力を最大限に生かした肉体技が繰り出されるアクションシーンが特徴的な映画

の事を指します。

ストーリーは復讐や敵討ちのものが多く、その多くは誰が観てもわかりやすく飲み込みやすいものばかりです。

 

▼アクション映画の特徴(国別)

香港 日本 アメリカ
特徴 俳優の肉体技が中心 殺陣や任侠もの ガン(銃)アクション

 

カンフー映画の俳優

 

カンフー映画のスター俳優と言えば、ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏。

今や日本の誰もが知っている代表的なアクション俳優です。

 

▼ブルー・スリー氏

ブルース・リー氏について詳しくは第2章で!(このページは第1章)

▼ジャッキー・チェン氏

 

カンフー映画は、主人公や登場人物が

「武術(多くは中国拳法)によって鍛え抜かれた肉体技を、いかに魅力的に見せるか」

が重要視され、映画の中で一番の見どころとされています。

 

「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりくるジャンルです。

 

ただ、中には例外もあり「グランド・マスター」(2013)という作品において、俳優のチャン・チェン氏は「八極拳(カンフー拳法の一種)の遣い手」という役作りのために、伝統武術である八極拳を3年がかりで体得しました。

そしてなんと2012年には、中国吉林省(きつりんしょう)で行われた八極拳の全国大会において彼は優勝を果たしました。

これは、俳優が映画を通じて武術家になった一例です。

 

チャンチェン氏(1976~)

台湾出身の中国で活躍する俳優。主な出演作品に「レッドクリフ」など。2014年には監督業にも挑戦した。

▼チャン・チェン氏

photo by Sry85 CC 表示 2.5

▼グランド・マスター(画像クリックで商品詳細へ)

 

カンフー映画の始まり

 

カンフー映画が生み出された1960年代後半の香港は、文化大革命の影響により、社会状況は混乱した状態でした。

 

文化大革命

1966~1977年に終結宣言が行われるまで行われた中国の革命運動。国家主席の座を譲った前国家主席の毛沢東氏が復権のために学生などを煽動し、政府に対する暴力的な運動などが繰り返し行われた。

▼毛沢東氏

photo by Zhang Zhenshi CC 表示 2.0

 

文化大革命は経済に甚大な被害をもたらし、社会的不公平と貧富の差が生まれていました。

過酷な社会情勢下で、いかにお金をかけずに自力でビジネスを成功させるか。どのようにして日々食べていくかについて誰もが知恵を絞っていた時代です。

生活が懸かっていたからこそ、彼らのその熱意は並々ならぬものでした。

 

1958年に香港の企業家ランラン・ショウ氏が立ち上げた香港映画会社「シヨウ・ブラザーズ」は、文化大革命下で弾圧を受けていた中国の伝統音楽劇である「京劇映画」に見切りをつけます。

 

▼ランランショウ氏

京劇

京劇は歌、舞踊、セリフ、アクロバティックな立ち回りから成る中国の総合芸術であり、オペラやミュージカルに近い音楽劇です。

役者のきらびやかな衣装や派手な化粧に訓練された演技力、そして中国の伝統的な民族楽器の生演奏が舞台を華やかに盛り立てます。

起源は1790年「清」の時代、皇帝である乾隆帝(けんりゅうてい)の80歳を祝う為に安徽省(あんきしょう)の地方劇の4つの劇団が北京に進出し、大人気を博して定着したとされています。その後、他の地方劇や民間芸能の影響も受け、徐々に「京劇」の形を整えていきました。そして宮廷の支援を受けながら庶民層にも愛されて、首都・北京に君臨するようになりました。

▼京劇の様子

photo by d’n’c Some rights reserved

 

そしてシヨウ・ブラザーズ社は若者に支持され始めていた、話し言葉調の広東語映画界のカンフー映画に進出し始めました。(広東語は中国の広州や香港などで使われる言語)

 

▼広東語が使われている広州市と香港

 

1965年にシヨウ・ブラザーズ社は「邵氏影城(シャオシーインチォン)」と呼ばれる巨大スタジオを香港・清水湾に建設します。

 

▼邵氏影城

photo by Baycrest CC 表示-継承 2.5

▼邵氏影城の場所

 

そして30年間の間に700本の映画を製作し、多くの名監督・名優・名作を輩出し、香港映画の黄金時代を築き上げました。

この頃のシヨウ・ブラザーズ社は「東洋のハリウッド」と呼ばれました。

 

 

シヨウブラザーズ社のヒット作

 

シヨウ・ブラザーズ社が大きく成功を収めた代表作は「大酔侠(だいすいきょう)」(1966)でした。

 

大酔侠(1966)

上海出身の女優チェン・ペイペイ氏扮する女剣士が主役の京劇要素が入った映画。

▼大酔侠(映っているのがチェン・ペイペイ氏)

 

その大酔侠を撮影した監督、キン・フー氏は若い頃から中国の伝統音楽劇である京劇に傾倒(けいとう:ある物事に熱中する事)しており、この大酔侠では「剣劇映画(けんげきえいが)」(剣を用いた戦いをする映画)に「京劇」の要素を取り入れて脚色しました。

 

※イラストはイメージです

 

例えば、相手の体から刀を抜くと血がビュウッと吹き出たり、腕が切り落とされたりという残酷描写が演出として加えられました。

そしてこのような本格的な「剣術アクション」と「素早い編集」が融合する事によって、「京劇アダプテーション」と呼ばれる新しいアクション映画のスタイルを打ち出しました。

 

 

この「大酔侠」という作品は香港・東南アジアで驚異的にヒットし、監督による演出がいかに意味を有するかということを知らしめることになりました。

 

そしてこの成功などをきっかけに、シヨウ・ブラザーズ社は後に世界的に有名になる『カンフー映画』と呼ばれるジャンルの作品を次々に製作し「香港映画=カンフー映画」という認識が定着しました。

 

カンフー映画とは何か、カンフー映画がどのように始まっていったのか、お分かりいただけましたでしょうか。

次のページからはカンフー映画の現在までの変遷、カンフースター俳優たちの活躍した時代を紹介していきます!

次のページではカンフー映画界のレジェンド「ジミー・ウォング」氏が活躍した時代を解説していきます。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

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目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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