ロリータファッションとオタク文化との融合 ~コスプレとロリータの違いは?~

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20年以上ロリータファッションを愛し続けた筆者がロリータファッションの基礎知識とリアル過ぎるロリータ事情を語ります!これからロリータを着る人必読!現実とのバランスのとり方も含めてロリータについてまるっと学べるロリータ入門の決定版!

ロリータファッション入門 ~現実世界とのバランスを考えた楽しみ方~(全22ページ)はこちらから!

著者:佐藤遊佳(さとう ゆうか)

高校卒業と同時にロリータファッションに目覚め、以来13年間私服ではずっとロリータ服やゴシック&ロリータ服を着続ける。鍼灸師として患者さんを診るかたわら、ロリータファッションの服飾小物、アクセサリーの個人作家として活動。現在は結婚し地元で鍼灸院を開業し、執筆活動もしている。

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この章では4ページにわたってロリータファッションが流行になった経緯から、流行が終息した現在の状況までをお伝えします。

ロリータファッションは本来オタク文化とは別の分野で発生しました。ただ、コスプレやオタク文化などの影響を受けてロリータファッションのデザインや楽しみ方は変化してきました。

このページではロリータファッションとオタク文化との関係についてお伝えします。またよく混同されがちなロリータファッションとコスプレの違いについてもご紹介いたします。

 

▼2章で解説するロリータの流行と終息

 

融合した「ロリータファッション」と「コスプレ」

 

一昔前まで、漫画やアニメのキャラクターと同じ格好をする「コスプレ」と、ファッションとして可愛い服を着る「ロリータ」は全く別物でした。

特定のキャラクター(他人)になりきるために服を着るコスプレに対し、ロリータ服の主軸は自分自身です。

ところが今、海外の方々に「cool」「kawaii」ともてはやされている「日本のカワイイ文化」にはコスプレもオタク文化もロリータもすべてが内包されています。

 

ロリータが流行し始めてから、漫画やアニメのキャラクターの衣装にロリータファッションが使われることが多くなりました。

有名どころでは「Rosen Maiden(ローゼンメイデン)」や「DEATH NOTE(デスノート)」。

 

Rosen Maiden(ローゼンメイデン)

2002年~2007年に月刊コミックバーズで連載された漫画。アンティークドールの戦いが描かれている。

▼「Rosen Maiden(ローゼンメイデン)」漫画


Amazonでアニメ版を視聴する⇒(第一話 薔薇乙女 )

DEATH NOTE(デスノート)

2003年~2006年に週刊少年ジャンプで連載された漫画。死神のノートであるDEATH NOTEに名前を書かれた人物は死ぬという世界観。本作のヒロインである弥海砂(あまねみさ)がロリータファッションをしている。

▼弥海砂

 

こちらの作品に登場するキャラクターは、ゴシック&ロリータやロリータパンク、ロリータなどの恰好をしており、大手ロリータブランドがコラボレーションで服を発売するくらいの影響がありました。

コスプレをする人たちの中でも変化があり、特定の漫画やアニメのキャラの恰好をするのではなく「自分で設定を作ったオリジナルのキャラクターのコスプレをする」人が出てきます。こうなりたい!というキャラを自ら創作するのです。

 

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