ロリータファッションが流行や売上に捕らわれない理由

 

 

この章では5ページにわたってロリータファッションの魅力についてお伝えしております。

このページではロリータファッションの魅力である「流行や売り上げに捕らわれない自由」についてお伝えします。

 

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流行や売り上げに捕らわれない自由

 

パリコレを代表とするモードの世界を見ていると、コレクション(=新作服の発表会)で作られた流行が忠実に現実世界に降りてきているのがよく分かります。

 

モード

モードとは各ブランドやパリコレなどのファッションショーで提示する印象や着こなし。要するに流行の服。モードはコレクションや各ブランドを主体に流行を先導するが、ロリータファッションではそういったことは行われない。

 

ファッションは本来、デザイナーが発信する流行で左右され、流行り廃りも激しいもの。アパレル業界は売り上げにシビアですし、デザイナーが「売れる服」を作るのも仕事のうちです。

 

これに対して、ロリータファッションはもともと流行や売り上げから遠いところがスタート地点です。

ロリータスタイルはストリートファッションから生まれました。

 

ストリートファッション

ファッションデザイナーやアパレル企業などが生み出すファッションではなく、ストリートの若者たちから自然発生的に生まれたファッションのこと。

 

ストリートファッションとして誕生し、その後も数々のサブカルチャーを取り込んで細分化されていき、その過程で流行なども発生しました。

通常のファッションであれば流行に合わせないと浮いてしまうこともあるかと思います。

ロリータの間でも無地が流行ったり、プリントが流行ったりすることもありましたが、それでも比較的自由に自分だけの着こなしが出来ることがロリータファッションの魅力のひとつです。ロリータファッションを着ている人たちは流行に限らず何十年も前の服を大切に着まわしたりします。

 

もちろんロリータファッションの礎になったフェミニン(=柔らかさのある女性らしいファッション)な大手ブランドもあります。

 

【フェミニンな大手ブランドの例】

アツキオオニシ・カネコイサオ(ピンクハウス)・SUGAR・MILKBOY・エストなど。ロリータが流行る前に下地としてあったフレンチガーリー、OLIVE少女のファッション。

 

ただ、ロリータファッションは流行にとらわれず可愛い服を作りたいというインディーズブランドと、自分らしい着こなしをする一般消費者(主に若年層少女)が作り上げたファッションスタイル。

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「流行に左右されず作りたいものを作る。着たいものを作る」という潔さが多くの少女、時には少年の心をとらえたのでしょう。

 

▼インディーズブランド紹介雑誌


写真:インディーズデザイナーブックMO2Z リクルートホー出版

▼インディーズデザインの中身


写真:インディーズデザイナーブックMO2Z リクルートホー出版

 

この画像は1999年発行のインディーズブランド紹介雑誌ですが、今や押しも押されぬ代表ブランドになっているロリータブランド「innocent world」がこの頃から精力的に活動していたことが分かります。

(ちなみに「innocent world」は、ロリータなら誰でも知っている今現在も人気の超大手です。この雑誌を見るとそんな大手がインディーズ雑誌時代からコツコツやっていたことがわかります。今のinnocent worldの規模から言ったら、このような形での掲載はあり得ないことです。)

 

ロリータファッションの世界では、ネット販売などを通じて個人作家やインディーズブランドが活動し、それを使って自由にコーディネートを考えていました。

画一的な大量販売の服や、着こなしのルールはありません。

「自分が可愛いと思ったらそれでヨシ」という分かりやすい魅力です。

 

▼ロリータ・ゴシック&ロリータファッションの雑誌

 

シーンを盛り上げて来たロリータ、ゴシック&ロリータファッションの雑誌は、どれもストリートスナップを積極的に行っています。

ロリータファッションはコレクションのステージや公式カタログが作り上げたのではなく、その辺を歩いている普通の人たちが自由に作り上げてきたファッションなのです。

 

次のページでは引き続きロリータファッションの魅力をお伝えします。ロリータファッションには「作る楽しさ」があるのです。