変わった趣味を見つける!ファンが語る魅力的な世界!

 

こんにちわ。Webon編集部の福永です。

私は編集者という立場で、世間からすると「変わっている」「珍しい」とされる趣味をお持ちの方のコンテンツ作成のお手伝いを多くさせていただきました。

世間から変わっているとされる趣味をお持ちの方が「なぜそれが好きなのか?」という理由を知ると「なるほど!それは興味深い!」と実際に取り組んでみたくなります。

マイナーなジャンルの趣味趣向をお持ちの方は、時には偏見の目にさらされることもありますが、周囲に流されることなく自分の感情に従い好きなものを突き詰めている姿勢には、清々しさや格好良さを感じます。

このページでは「変わった趣味」と「その趣味をお持ちの方の考え方」を紹介いたします。「変わった趣味を見つけたい」「変わった趣味の世界が知りたい」と思う読者様のお役に立てれば幸いです。

 

収集する趣味

ミルクグラス収集

▲ミルクグラスマニア大柴氏のコレクション棚

 

ミルクグラスは1950年頃のアメリカで誕生したヴィンテージ食器です。

ミルクグラスマニアの大柴氏は

アンティーク食器と言えば、西洋アンティーク食器を連想し『値段が高くて敷居が高い』と思ってしまう方もいます。ただミルクグラスは、リーズナブルで落としても簡単には割れないほど分厚く、家庭で日常的に使えるのです。

と語ります。

コレクションの棚を見ているととても可愛らしいです!

集めたくなる気持ちはとても理解できます。

 

▼詳しく知りたい方は「ミルクグラス入門」をご覧ください!

 

 

ビーチコーミング


By Virginia State Parks staffBI_BeachcombingUploaded by AlbertHerring, CC BY 2.0, Link
▲ビーチコーミングをする人

 

ビーチコーミングとは「海岸に流れ着いた漂着物を集め、観察すること」です。

こでまり氏(40代女性)は、小学生の子供とドライブがてら行った磯遊びの際に、ハンドクラフトの素材にいいかもと、貝を拾ったのがきっかけでビーチコーミングの世界に魅力されていきました。

こでまり氏は以下のように語ります。

採集するのは漂着物=落ちているものがメインなので、お金はほとんどかかりません。拾い集めるだけですから、場所さえ気を付ければお子さんでも楽しむことができます。

ハンドクラフトの素材を(無料で!)集めたり、赤い貝だけをコレクションしたり、ひたすら1cm未満の貝だけを見つけたり、また名前や生息地を調べて本格的な標本を目指すことも出来ます。

専門的な知識は必要なく、『間口は広く、奥行きは果てしなく深い』のがビーチコーミングの世界なのです。

ビーチコーミングには学問的なイメージがありましたが、誰でも取り組みやすい趣味のようです。

 

 

マイナースポーツ観戦

スノーボードビデオ

▲スノーボードビデオの例

 

多くの方は「スノーボードビデオ」をこれまで観たことが無いかと思います。

実は「スノーボードビデオ」を中心に活動している方もいて、大会では決して見られない技術よりも格好良さや凄さにこだわった滑りを観ることができるのが「スノーボードビデオ」の世界なのです。

スノーボードインストラクターを行う風祭氏は

ビデオにこそスノーボードのあらゆる魅力がつまっていますので、スノーボード好きなら是非大会だけでなく、スノーボードビデオも観ることをおすすめします。

と語ります。

スノーボードビデオには多種多様な作品があります。

例えば「車団地(カーだんち)」は「車で寝泊まりをしながら良い雪を求め、旅をしながらパウダースノーを楽しむ」というコンセプトのスノーボードビデオシリーズです。

 

▼車団地10予告編(プロデューサー公式動画)

 

またWEIRD JAPANがYouTubeで配信しているビデオシリーズの「WOW」では、一風変わった笑えるスノーボードを撮影し配信しています。

風祭氏は

一見【ふざけているだけ】にも見えますが、素晴らしい技術を持ったプロが本気でふざけるとこんなに面白い映像(笑える映像)になるのか、と観ていて非常に楽しめる映像です。

と語ります。

 

▼動画

 

▼おすすめのスノーボードビデオを知りたい方はこちら!

 

▼この趣味について深く知りたい方は「スノーボード大会観戦 動画鑑賞入門」をご覧ください!

 

モータースポーツ

 

モータースポーツとはモーターやエンジンで動く乗り物を使って行われるスポーツのことです。基本的には各々のルールに法って「速さ」を競う競技なのです。

モータースポーツで一番有名なのは「F1」ですが、様々なカテゴリーに分けられます。

未舗装であったり雪道であったりする一般道を走る「ラリー」。駐車場のような広い敷地で一台ずつ決められたコースを走りタイムを競う「ジムカーナ」。

 

▼モータースポーツのカテゴリーについて詳しくはこちら!

 

中には過酷なレースもあります。

「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」では、名前の通りなんと24時間走り続けます。世界中で知れ渡っている有名なレースで毎年20万人以上のお客さんが来場し、テレビ中継は世界中で5億世帯以上で観戦されています。

24時間なので夜間走行もあり、天候も刻々と変化します。この状況下では車両トラブルも多く、24時間完走すること自体が難しいレースなのです。

ゴールの瞬間はレースに参加した全ての人に20万人以上のお客さんから拍手が贈られ、その光景は言葉に表せないほどの感動を与えてくれるそうです。

 

▼ニュルブルクリンクについて詳しくはこちら!

 

モータースポーツの魅力をモータースポーツライターの河村氏は以下のように語ります。

大迫力の『音』エンジン。オイルの『匂い』(「え!?オイルの匂い!?」って思われるかもしれませんが、魅力の一つなんです!)。エンジンからくる『振動』が魅力なんです!観に行っていただければ私の言っている意味がわかります!

 

▼詳しく知りたい方は「モータースポーツ観戦初心者入門」をご覧ください!

 

映画・舞台鑑賞

東映実録映画

 

東映実録映画とは「実話をベースに東映(映画の製作会社)によって製作されたヤクザ映画」を指します。代表的な作品で言えば広島でのヤクザの抗争を描いた「仁義なき戦い」が挙げられます。

東映実録映画は圧倒的にリアルなヤクザ映画であることが魅力です。東映実録映画は事件の関係者に取材を敢行することはもちろん、中には題材となった抗争の中心人物のバックアップの基で製作された作品さえあるほどです。

東映実録映画入門の著者である國谷氏は語ります。

現代では暴力団の活動が制限され、映画の題材となるような大きな事件が起こることは少なくなりました。

事件の当事者たちの生々しい証言を反映した脚本と、現役ヤクザの生き様を目の当たりにしてきた俳優陣の演技が渾然一体となった実録映画の並々ならぬ熱量は、今の時代には再現することの難しいロスト・テクノロジー(失われた技術)であるといっても過言ではありません。

 

▼詳しく知りたい方は「東映実録映画入門」をご覧ください!

 

2.5次元ミュージカル

▲2.5次元ミュージカル定番作品「テニスの王子様」ダイジェスト映像

 

2.5次元ミュージカルは、アニメやゲームを舞台化した作品のことを指します。近年はミュージカル「刀剣乱舞」が紅白歌合戦に出場するなど、注目度が高まっているジャンルです。

2.5次元ミュージカルでは原作をどう表現するかというのも注目のポイントです。

自転車競技をテーマにした漫画である「弱虫ペダル」の舞台化にあたっては、舞台上でどう自転車競技が表現されるのか、原作ファンであれば気になったことでしょう。以下、観劇ライターによるゆうり氏の解説です。

その答えとして、本作(舞台「弱虫ペダル」)では自転車競技のレースを役者は『自転車のハンドルとその場での足踏み』によって表現します。映像による演出もなく、肉体1つで激しくスピード感のあるレースを舞台の上に作り上げました。

▼舞台「弱虫ペダル」のダイジェスト映像

ハンドルだけを握りしめる姿は当初、困惑とともに迎えられました。しかし、この舞台を見に行った人は口々に『自転車が見える』と言います。

もちろん、目の前にいるのはハンドルを握りしめただけの役者です。しかし、動きや台詞が重なり合って観客の頭の中には『はっきりと風を切る自転車に乗る彼らの姿』が浮かび上がります。

この想像力をかきたてるような演出は、原作を観客の目にビジュアルとして再現するところを超えて、原作と同じだけの感動や情景を観客の心に再現することに成功しました。

2.5次元ミュージカルはDVDや動画配信サイトでも鑑賞することができるので、一度観てみるのもよいのではないでしょうか。

 

▼この趣味について詳しく知りたい方は「2.5次元ミュージカル入門」をご覧ください!

 

落語

落語に対して「難しそう」「おもしろくなさそう」というイメージを持っている方も多いかと思います。

落語マニアであるミドケン氏は落語の魅力について以下のように語ります。

落語は江戸時代から伝承されている伝統的な話芸ですが『誰が聴いてもわかりやすく、おもしろい芸能』なのです。

落語には、遊び人やお調子者、酒で失敗する人、働かない人、間抜けな泥棒など、いわゆる“ダメ人間”といわれるような人がたくさん出てきます。そんな人々が生き生きと生活していて、そのなかで泣き笑い、憎しみ苦しみ、そうした人生の妙味をあらゆる角度から見せてくれる、それが落語の魅力です。『人生捨てたもんじゃないよね』と思わせてくれる人間賛歌としての価値が落語にはあります。

落語が演じられる寄席の中には、お酒を飲みながら鑑賞できるところがあります。浅草演芸ホールで、お酒を飲みながら少しほろ酔いで落語を観て笑っている時は本当に至福の時です。実際に寄席に足を運べば、一生付き合っていける趣味になる可能性があります。

 

▼詳しく知りたい方は「モータースポーツ観戦初心者入門」をご覧ください!

 

偏見を持つ前に知ってほしい趣味の世界!

ロリータファッション


By Gabu-chan from San Francisco – Nana Kitade, CC 表示 2.0, Link 

 

ロリータファッションと通常ファッションの大きな違いは「引き算」がないことです。引き算とは「ファッションの全体のバランスを考えて、過剰な装飾を省いていく」ということを意味します。

ロリータファッションは、他人視点から見て許容範囲に収まるバランスの計算はせず、自分が可愛いと思う要素をこれでもかと足していくことができます。それ故に、他のファッションにはない圧倒的な可愛さがロリータファッションにはあるのです。

 

 

ロリータファッションを13年間着ていた佐藤氏は、ゴスロリバイブルという雑誌でロリータファッションに出会った時のことを以下のように語っています。

可愛い。とにかく可愛い。服だけでなく、その服を着ているモデルさんの髪形や化粧まですべてが完璧に可愛いのです。現実離れした服はまるで何かの『衣装』のようでしたが、よく見るとファッションスナップは普通の街頭で行われています。『ここまで過剰で派手な服でも、着て外を歩いていいんだ!』ということに驚きました。 

ロリータファッションには偏見を持つ方も多いようですが、その世界を知ればきっと「偏見」が「リスペクト」に変わるかと思います。

 

昆虫観察

 

昆虫観察は子供の頃は取り組んでいたのに、大人になってから行わなくなってしまった方も多いのではないでしょうか。ただ、大人になっても昆虫を好きになり昆虫を観察する喜びを持つと大きなメリットが生まれます。

『身近な昆虫の観察入門』の筆者である國谷氏は語ります。

望むと望まざるとに拘らず、わたしたちの身の回りにはさまざまな昆虫が棲息しています。

昆虫嫌いの方にとって虫との遭遇は不快で恐ろしい出来事でしかありませんが、筆者を含む昆虫マニアは『日常生活における虫との遭遇に小さな幸せ』をおぼえるといっても過言ではありません。

昆虫の魅力を再発見し、子どもの頃のように虫を見つけることで喜びを感じられるようになれば、ありふれた生活の中にささやかな幸せをおぼえる機会が増えます。 」

様々な昆虫が身近に存在しています。昆虫を好きになれば街を歩くだけで生活が楽しくなるかと思います。

 

▼詳しく知りたい方は「身近な昆虫の観察入門」をご覧ください!

以上、世間的に変わっているとされる趣味を紹介いたしました。
弊社サイトWebonでは多くの著者様が好きなものについて語っております。ぜひ合わせてご覧くださいませ。

 

 

2.5次元舞台の擬人化もの【ヘタリア/青春鉄道/ラブ米】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 

 



 

2.5次元舞台には「擬人化」ジャンルの作品が多数上演されています。

その理由を知ると、さらに2.5次元舞台の楽しみ方が広がることでしょう。

 

擬人化とは

 

擬人化とは人間以外のものを人の形で表現することをいいます。

元々は「人間以外のものに人間的な特徴を与える表現様式全般」を指す言葉です。

たとえば、夏目漱石の「我輩は猫である」では本来人語を解するはずのない猫が語り手となり、人の言葉を理解し、人の言葉で思考するという点で擬人化された表現を用いた作品といえます。

▼夏目漱石「我輩は猫である」(画像クリックで商品詳細へ)

 

漫画やゲームのジャンルとしての擬人化はもう少し定義としては狭く「人間以外のものを人間の形を模したキャラクターにすること」を指すことが多いようです。

擬人化で有名なキャラクターと言えば「ミッキーマウス」「きかんしゃトーマス」などがあります。

▼ミッキーマウス

▼きかんしゃトーマス

擬人化の対象となるものは、動物や食べ物、艦船や刀といった形のあるものから、国や都道府県のような概念まで幅広く、様々な人気作が生まれてきました。

 

▼擬人化作品の例

擬人化したもの 作品名
動物 けものフレンズ
食べ物 ラブ米(本ページで紹介)
艦船 艦隊これくしょん-艦これ-
刀剣乱舞
ヘタリア(本ページで紹介)
都道府県 四十七大戦

 

「擬人化もの」の魅力

 

2.5次元舞台の勢いが増した2012年以降、擬人化ものの漫画やゲームを原作とした2.5次元舞台も多数上演されています。

もちろん擬人化もののヒット作があったというのは大きな理由でしょう。(ヒット作については下で紹介しています。)

しかし、擬人化ものの魅力、また多数上演される理由はそれだけではないと思います。

 

擬人化作品の魅力は「ドラマと演劇との違いを知ること」で理解できると思います。

ドラマの場合は、ある程度はセットを作り込んだり、多数のエキストラを使ったりしてリアリティを出さなければ視聴者は納得できないことでしょう。

しかし、2.5次元舞台つまりは演劇はそうではないのです。

 

演劇というのは「見立て」が根底にあります。

たとえば、ナレーションや登場人物の台詞で「ここは戦国時代」と語られれば、舞台上のセットが簡素なものであっても、城や合戦場の風景を頭の中で描きながら芝居を楽しむことができるでしょう。

時には、舞台上に数人の役者しかいなくても演技や音響の力で、何十万の軍勢がそこにいることを観客は感じることもできるでしょう。

つまり「見立て」が根底にあるという点が、演劇はドラマと大きく違う部分なのです。

 

演劇においては、大人が子供を演じる、男性が女性を演じる、女性が男性を演じるといったことを観客は自然に受け取ることがができると思います。

それは、舞台上にあるものから想像力をもって頭の中に情景を映し出す「見立て」の効果があるからこそなのです。

 

2.5次元舞台の世界でも「人間が人間以外のものを演じる擬人化もの」は、演劇ならではの「見立て」の魅力に触れることができます。

だからこそ、次々と上演されていくのではないかと思います。

 

 

 

「擬人化もの」作品

ミュージカル「ヘタリア」

ミュージカル「ヘタリア」の原作は、国を擬人化した大ヒット漫画「ヘタリア」シリーズです。原作が大ヒットし、舞台版のファンも多い作品です。

 

▼漫画「ヘタリア」(画像クリックで商品詳細へ)

「イタリア」「ドイツ」「日本」というように、各国を擬人化しており、物語では国民性が元になった個性豊かなキャラクターが登場します。

物語は歴史的なエピソードやエスニックジョーク(=様々な国の人や民族の国民性を揶揄し笑いを誘うこと。)が盛り込まれ、コミカルなシーンからぐっと感動するシーンまでたっぷり詰め込まれています。

劇中のミュージカルナンバーもそれぞれのキャラクター性(つまり国民性)が現れており必見です。

 

ミュージカル全3作と2018年3月に行われたFINAL LIVEにてミュージカル「ヘタリア」としての上演は終了していますが、ネット配信やDVDでの視聴は可能となっています。

 

▼ミュージカル「ヘタリア」PV

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・Blu-ray/DVD
U-NEXT

・月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能。初回31日間無料お試し期間有り。

※アニメはdアニメストアU-NEXTで観ることができます。

 

※2.5次元舞台で人気作を劇場で鑑賞したいと考える場合は、先行販売でチケットを獲得することをおすすめします。

先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説! 先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説!

ミュージカル「青春鉄道」

ミュージカル「青春鉄道」は、鉄道路線を擬人化した漫画を原作とした作品です。舞台版はシリーズ化されており、評判のよい作品で私自身好きな作品であります。

 

▼漫画「青春鉄道」(画像クリックで商品詳細へ)

劇中には「宇都宮線」「高崎線」「東海道新幹線」など日常生活でも見聞きする鉄道路線がキャラクターとして登場します。

劇中のエピソードは実話を元にしたものが多いです。例えば「西武鉄道でメイドトレインが運行されたエピソード」「北陸新幹線の開業エピソード」「東北新幹線の全線開通日のエピソード(強風や人的ミスで運休や遅延が発生した) 」などです。

鉄道オタクでなくても楽しめますし、見終わった後には鉄道に興味が湧くのではないかと思います。

 

2018年11月までに3作が上演されており、各作品で登場する路線が異なります。

1作目から見るのがオススメですが、馴染みのある路線が登場する作品から見るのも良いでしょう。

 

<この作品を観る方法>

 

▼ミュージカル「青春鉄道」映像

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
amazon ・Blu-ray/DVD

 

RICE on STAGE「ラブ米」

米を擬人化したキャラクターたちが登場するのが、RICE on STAGE「ラブ米」です。舞台版はシリーズ化されています。評判がよい作品であり、また私が好きな作品でもあります。

 

原作は5分アニメで、米やパン、麺が擬人化されています。主人公の「ひのひかり」を筆頭に「ささにしき」「ひとめぼれ」といったお馴染みの品種が登場します。

▼アニメ「ラブ米」(画像クリックで商品詳細へ)

 

舞台は「キャラクターたちが協力して米の敵に立ち向かいながら成長していく様子」が描かれる1部と、「ハーベストショーというキャラクターたちによる歌やダンスのショー」が披露される2部という2部構成になっています。

米にまつわる豆知識やキーワードがあふれ、最後まで楽しく笑いながら見られる作品となっています。見ると絶対にご飯が食べたくなること間違いなしの作品で、実際に物販ではおにぎりが販売されていました。

 

▼RICE ON STAGE「ラブ米」ダイジェスト映像

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
amazon ・Blu-ray/DVD
DMM.com ・ダウンロード/ストリーミング

※アニメはdアニメストアで観ることができます。(定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題)

 

 

【2.5次元舞台作品が豊富なのはdアニメストア!初回31日間無料】



 

2.5次元舞台の定番アイドルもの 【あんさんぶるスターズ!/ツキウタ。/他】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 

『2.5次元ミュージカル入門』目次へ  (全14ページ)

 

第2章では人気の2.5次元ミュージカル(舞台)作品をジャンル別に紹介しています。

このページでは2.5次元ミュージカルの定番となっているアイドル作品の中から

「あんさんぶるスターズ! オン・ステージ」

「2.5次元ダンスライブ ツキステ。」

舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪」

を紹介します。

 

<第2章のページ>
スポーツ
アイドル】(当ページ)
擬人化
刀剣乱舞
男性向け

 

アイドル作品が人気の理由

 

前のページで紹介したスポーツ作品に並んで2.5次元ミュージカル(舞台)で好まれるジャンルに「アイドルもの」があります。

「アイドルもの」とは、その名の通り「アイドル」を題材にした作品のことです。

ストーリーは登場人物がアイドルを目指したり、アイドルとしての活動する姿が描かれたりしています。

 

アイドルもの作品は近年増加しています。

これは2.5次元舞台が急速に拡大した2015年以降、スマートフォン向けアプリゲームを中心にアイドルものの作品が流行したことが要因だと考えられます。

また、増加した背景には他にも理由があると筆者は考えます。

 

 

アイドルものの作品に欠かせないものは「歌」「ダンス」、そして「ファンサービス」です。

2.5次元舞台のアイドルものは、若手俳優によるファンサービスがしやすい作品となっているのが特徴です。

 

ファンサービスは「ファンサ」と略され、元は男性アイドルファン(=
男性アイドルが好きな女性ファン)の間で使われている用語でした。

男性アイドルがファンに向けて手を振ったり、ファンの掲げる手作りのうちわに書いてあるメッセージに応えてファンへピースサインや指差しを向けたり、ファンに向けてサービスをすることを意味します。

 

アイドルものの舞台では目の前にいるキャラクターに扮する役者がこのファンサを振りまいてくれます。アイドルものだからこそ体感できるのこのファンサこそ、アイドルもの作品の魅力です。

 

このファンサは原作ファンはもちろんのこと、役者ファンにとっても刺激的な体験であることは間違いありません。

キャラクターを演じているとはいえ、好きな役者からファンサがもらえるというのは嬉しいものです。

「若手俳優」に向けるファンの目線は「アイドル」に対するそれとよく似ています。

「アイドルもの」の舞台が増える背景にはアイドルと若手俳優の親和性も関係しているのではないでしょうか。

 

 

「アイドルもの」定番作品3選

「あんさんぶるスターズ! オン・ステージ」

 

「あんさんぶるスターズ! オン・ステージ」は、2015年にリリースされたスマートフォン向けアプリゲーム「あんさんぶるスターズ!」を原作とした舞台化です。

原作は、アイドル育成のための学園を舞台に「アイドルの卵たちが競い合いながら成長するボリュームある物語」や「多彩なキャラクター」で大人気の作品です。

舞台では原作の物語を丁寧に描きつつ、作中のライブシーンでは実際にキャストがパフォーマンスを披露します。

自分の推しアイドルが目の前にいること、時にはファンサをしてくれること。

この作品は、画面の向こうにしかいなかったキャラクターが会いにいける存在、しかもファンサまでしてくれるという2.5次元らしい感動を与えてくれる作品です。

 

▼『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』映像

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・DVD
DMM.com ・月額レンタル。月ごとに決まった数のDVD/CDをレンタルすることができる。月980円で4枚、月に1880円で8枚、月2480円の借り放題プランがある。
ダウンロード/ストリーミング
GYAO! ・レンタル。視聴期間は決まっている。
U-NEXT
・月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能。初回31日間無料お試し期間有り。

 

※2.5次元舞台で人気作を劇場で鑑賞したいと考える場合は、先行販売でチケットを獲得することをおすすめします。

先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説! 先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説!

 

2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ(通称「ツキステ」)

 

「ツキウタ。」シリーズは各月をイメージした12人のアイドルたちの日常やお仕事風景を描くドラマCD(=映像がなく、CDに音声のみが収録されたドラマ))が原作の作品です。

通称「ツキステ」。

▼ドラマCD「ツキウタ。ドラマ!」

ドラマCDが原作ということもあり、キャラクターを演じる声優の存在が非常に大きいシリーズでもあります。

原作ファンにとってはビジュアルやストーリーはもちろんのこと、「声」がこのシリーズの中で重要な要素となっています。

 

舞台化にあたり、原作ファンの思い入れが深い「声」をどうするのかという問題を、本作はダンスライブという形式で解決しました。

舞台は2部に分かれており、1部の芝居がメインで役者の方が普通に喋ります。(歌がある場合は声優のCD音源を使用し、舞台オリジナルの劇中歌は役者の方が歌う。)

2部のライブシーンでは音源は声優の歌うCD音源を使用し、役者はダンスのみを行うこと(客席に向かって話す場面は役者がそのまま喋ります。) で、歌声は原作そのままに2.5次元化しました。

 

本作では1部がお芝居のパート、2部がライブパートと分けられています。1部のお芝居パートについてもドラマCD原作者が脚本を提供するなど、ファンタジー要素のある原作の空気感をそのままに、舞台ならではのオリジナルストーリーとして原作の作品世界を広げています。

 

▼「ツキステ。」ダイジェスト映像

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・DVD
DMM.com ・月額レンタル。月ごとに決まった数のDVD/CDをレンタルすることができる。月980円で4枚、月に1880円で8枚、月2480円の借り放題プランがある。
ダウンロード/ストリーミング
GYAO! ・レンタル。視聴期間は決まっている。
U-NEXT
・月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能。初回31日間無料お試し期間有り。

 

舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪」

「劇団シャイニング」は原作と2.5次元舞台の関係性という意味で非常に面白い試みをした作品です。

「うたの☆プリンスさまっ♪」は女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(いわゆる「乙女ゲー」)の中でも根強い人気を誇る作品です。

 

PSP(ゲーム)「うたの☆プリンスさまっ♪」
物語の舞台はアイドルや音楽家を夢見る少年少女が集う芸能専門学校。自分が作曲した楽曲でアイドル候補生をオーディション優勝へと導くことを目指す。

▼PSP「うたの☆プリンスさまっ♪」(画像クリックで商品詳細へ)

 

魅力的な男性アイドルたちが登場する本作品は、ゲームのみならず、アニメやCDにもその作品世界を広げています。

舞台化された「劇団シャイニング」とは、もともとドラマCDからスタートしました。ドラマCDの内容は、アイドルであるキャラクターたちが演劇作品に挑戦すると言う設定で、劇中劇とテーマソングが収録されています。

ドラマCDではありますが内容は舞台作品そのものなので、ファンの目線で見れば、「キャラクターたちが舞台作品に挑戦した」ということになります。

 

ファンは2次元の存在であるキャラクターや声を当てる声優陣への思い入れがかなり強いです。そうしたファンの気持ちを大切にしてか、「劇団シャイニング」を実際に役者が舞台に立って演じるような舞台化にあたって、役者はキャラクターそのものではなく「キャラクターがかつて演じた役を2代目として引き継いだ」という設定で演じています。

たとえばホームページ上のキャストコメントで出演者は「先代の○○さん(キャラクター)が演じた役を演じることができて嬉しいです」とあたかもキャラクターが存在するかのように話します。

 

 

これは「うたの☆プリンスさまっ♪」という作品が、キャラクターを「架空の存在」ではなく「同じ世界にいる存在」だというスタンスを大切に守り続けているからこその作品構造です。

2.5次元化するにあたっても、役者はキャラクターを演じるのではなく、キャラクターがかつて演じた役を演じることで、原作ファンにも現実には存在しない初演(キャラクターたちが演じた公演)を想像させるという体験を提供しました。

 

▼舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』」ダイジェスト映像

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・DVD
DMM.com ・月額レンタル。月ごとに決まった数のDVD/CDをレンタルすることができる。月980円で4枚、月に1880円で8枚、月2480円の借り放題プランがある。
ダウンロード/ストリーミング
GYAO! ・レンタル。視聴期間は決まっている。
U-NEXT
・月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能。初回31日間無料お試し期間有り。

 

 

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2.5次元舞台の男性向け作品 【けものフレンズ/Fate/Grand Order 】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 

 



 

2.5次元舞台に男性は来るのか

 

従来の2.5次元舞台は女性をメインターゲットにしてきました。

しかしながら、女性向け作品の舞台化が飽和してくる中、男性をダーゲットにした2.5次元舞台上演も2017年頃から増えています。

今までは女性をターゲットにしてきた2.5次元舞台。男性向けの作品は増えていますが、男性は2.5次元作品を好きになり舞台に足を運ぶようになるのでしょうか。

 

舞台を好きになるためには、越えなくはいけない大きく2つのハードルがあります。

 

1つはこれまで見たことのない演劇作品に高いチケット代を払って行くということです。

チケットを買うことや劇場に足を運ぶことは、今まで演劇作品を見る習慣がなかった人にとっては大きなハードルです。

 

もう1つはまた見に行きたいと思うほど楽しい作品であることです。

1つ目のハードルを乗り越えて見に行っても面白くなければまた行こうとは思えません。

 

 

 

2.5次元舞台の観客は多くが女性です。

そのため、男性が行ってみようと思ったときにどうしても尻込みしてしまったり、「自分でも楽しめるのか」と考えてしまったりするのではないでしょうか。

 

そういった中、男性でも舞台に足を運びやすくなるような取り組みが行われています。

 

まず一つは、男性人気の高い「原作の舞台化」「キャストの起用」です。これにより、舞台に足を運ぶことのハードルが下がっていると思います。

また、ネット配信が盛んになるにつれて、劇場に足を運ばなくても観ることができるようになってきました。

しかし、肝心の作品を楽しむことができなければ2.5次元舞台のファンにはなりません。

 

「また行きたい」「この作品も舞台化してほしい」と感じるような質の高い作品がたくさん生まれることを期待しています。

 

男性向け2.5次元舞台作品

舞台「けものフレンズ」

 

舞台「けものフレンズ」はゲームやアニメからなる「けものフレンズプロジェクト」の1作品として、アニメの放送終了後に上演されました。

アニメ「けものフレンズ」は少女の姿をした動物たちの生活を生き生きと描き、放送開始後に急速に人気が拡大しました。

 

▼アニメ「けものフレンズ」(画像クリックで商品詳細へ)

 

本作ではメインキャラクターのサーバル、アライグマ、フェネック、そして5人組のペンギンの「PPP(作中に登場するアイドルユニット)」をアニメ版の声優がそのまま演じています。

 

声はキャラクターを構成する重要なファクターで、2.5次元舞台が苦手という人の中に「声が違うこと」を挙げる人もいます。

そうした中で、アニメそのままの声が響く本作は、2.5次元舞台に馴染みがない人でも入りやすい作品であるといえます。

 

本作では、登場するキャラクターが人間の姿をしているものの、あくまで動物であることがポイントです。

アニメで動物らしい動きや性格を描いたように、本作でも人間である役者が動物を演じることで、「人間の姿をした動物」としての姿を観客に見せます。

 

動物たちの賑やかな様子を垣間見られる本作は、2.5次元舞台のキャラクターがそこにいる魅力を存分に発揮しています。

 

▼舞台「けものフレンズ」のリハーサルの様子

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
amazon ・Blu-ray/DVD
DMM.com ・ダウンロード
GYAO! ・レンタル。視聴期間は決まっている。

※アニメはU-NEXTdアニメストア で観ることができます。ともに無料視聴期間有。

 

※2.5次元舞台で人気作を劇場で鑑賞したいと考える場合は、先行販売でチケットを獲得することをおすすめします。

先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説! 先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説!

 

「Fate/Grand Order THE SRAGE」


(引用元:https://www.fate-go.jp/)

 

「Fate/Grand Order」は男女問わず大人気のスマートフォンゲームです。

主人公が「サーヴァント」と呼ばれる歴史や伝説上の偉人を召喚し、世界を救う物語となっています。

最初に舞台化されたのは男性キャラクターも多数登場する「6章 神聖円卓領域キャメロット」です。

 

▼舞台「Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-」映像

 

会場は女性ファンが多いとはいえ、男性ファンの姿も珍しくはありませんでした。

舞台に行こうと思うファンが男女問わずいるというのは、原作が幅広い層に支持されていることを感じます。

 

原作ゲームではプレイヤーキャラクターである主人公の性別が選べます。

本作でもそれに合わせて男性主人公の回と女性主人公の回がWキャストで交互に上演されました。

「Fate/Grand Order」はアニメの放送もありましたが、男性主人公が採用されていました。自分がプレイしている性別のプレイヤーキャラクターがそこにいるというのは舞台だからこそできる演出です。

 

なぜアニメではWキャストはやらない?
主人公はキャラクターとしては1人なので、アニメでやろうとした場合「原作の持つ主人公の役割を2人のキャラクターに分ける」か、「同じアニメを2本違う主人公で作ること」になると思います。

前者の場合は、元の主人公のキャラクターとは別物になってしまうと思いますし、後者はアニメ作品としては採算や放送の観点から制作されることはないと思います。

舞台の場合はダブルキャストでの上演はよくあることですし、周囲もそれぞれのキャストに合わせた芝居をするので、公演によって違う主人公というのが実現しやすいのです。

 

本作の魅力は「原作ゲームをプレイしている時に想像したキャラクターの心情が、歌や芝居によって観客の心に響いてくる」ところです。

 

原作のシナリオが長いため、ストーリーはコンパクトにまとめられています。にも関わらず、メインキャラクターである「円卓の騎士」たちの想いは物語の中でしっかりと感じることができます。

2.5次元舞台を初めて見た人にも舞台上でキャラクターが生きている感覚を味わうことができた作品ではないでしょうか。

 

<この作品を観るには>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
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※アニメ「fate」シリーズはU-NEXTdアニメストア で観ることができます。ともに無料視聴期間有。

 

 

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2.5次元舞台の異例の存在 【刀剣乱舞】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 

 



 

「刀剣乱舞」は2.5次元舞台の中では異例の存在なのです。

「刀剣乱舞」というひとつの作品に対して、同時期に別の制作会社がそれぞれ舞台化しており「ミュージカル 刀剣乱舞」「舞台 刀剣乱舞」ではキャストや内容が異なるものなのです。

今回は、そんな異例の存在である「刀剣乱舞」について解説いたします。

 

「刀剣乱舞」とは


(引用元:http://games.dmm.com/detail/tohken/)

 

現在、アニメや映画と様々な展開をみせる刀剣乱舞ですが、元のはじまりは「刀剣乱舞-ONLINE-」というゲームです。

「刀剣乱舞-ONLINE-」は、2015年1月にブラウザゲーム(=インターネット上でインストールしないで遊べるゲーム)としてリリースされた女性を中心に大ヒットしました。内容は「刀剣男士」として擬人化された名高い名刀を育成するというもの。

魅力的な男性キャラクターはファンの心を掴み、ゲームを飛び越えてアニメ、コミックス、そして2.5次元舞台へと世界を広げています。

 

2.5次元舞台で異例の作品

 

「刀剣乱舞」の舞台化は異例の道程を辿っています。

まず、2015年10月にネルケプランニング(=舞台の制作会社)制作のミュージカル「刀剣乱舞」が上演されました。

 

▼ネルケプランニング公式ホームページ


(引用:https://www.nelke.co.jp/

 

その後、2016年5月にマーベラス(=ゲーム制作を主とした会社)制作の舞台「刀剣乱舞」が上演され、以降ミュージカル版と舞台(ストレートプレイ)版が別々に上演を重ねながらシリーズ化しています。

 

▼マーベラス公式ホームページ


(引用:https://www.marv.jp/

 

それぞれ登場するキャラクターも異なり、キャスト・スタッフもまったく違う体制でそれぞれ制作されています。

1つの原作に対して、同時期に別の制作会社がそれぞれ舞台化をするのは異例のことです。

 

 

なお、「刀剣乱舞」はアニメ作品も別々の会社が制作した「活撃 刀剣乱舞」と「刀剣乱舞 花丸」という2シリーズが存在します。

 

▼アニメ「活撃 刀剣乱舞」

 ▼アニメ「刀剣乱舞 花丸」

 

このように2つの2.5次元舞台が制作された背景として、原作ゲームである「刀剣乱舞」にはっきりとしたストーリーが存在しないことがあると考えられます。

「刀剣乱舞」には『刀剣の付喪神(つくもがみ:道具に宿る神や精霊)である刀剣男士の力を借りて、歴史を改変しようとする歴史修正主義者と戦う』という大枠の設定しかありません。

この設定とキャラクターのビジュアルとボイス、ゲーム中に登場するシステムが原作の要素であり、それを踏まえていればどんな物語でも作ることができるのが「刀剣乱舞」という作品の特徴であり魅力です。

プレイヤーそれぞれの本丸(このゲーム中で基地や拠点にあたるもの)やキャラクターである刀剣男士がいるように、それぞれのメディアミックス作品にもそれぞれの本丸と刀剣男士がいるのです。

そのため、ミュージカル版と舞台版は、原作を再現するという2.5次元舞台の使命を全うしつつ、それぞれのオリジナリティを出しながら上演されています。

 

ミュージカル「刀剣乱舞」

 

ミュージカル「刀剣乱舞」(通称「刀ミュ」)は2015年の「阿津賀志山異聞」トライアル公演を皮切りにコンスタントに上演が続けられています。

▼ミュージカル「刀剣乱舞」「阿津賀志山異聞」トライアル公演(画像クリックで商品詳細へ)

 

2018年10月までに本公演を6公演、劇中の楽曲を披露するライブ公演が4公演披露されています。

「刀ミュ」の特徴として伝統的な大衆演劇のスタイルにのっとって、1部をお芝居、2部をショーの形式で行うことが挙げられます。

 

「刀ミュ」1部と2部の違いを詳しく!
1部と2部の大きな違いは「ストーリーがあるかないか」です。

1部は過去の歴史的なイベントをテーマに敵と戦う話となっています。2部は「現代の戦い」と称して、観客に向けてアイドルのように歌って踊るという設定になっています。

2部は客席とのコールアンドレスポンスがあったり、キャラクター同士の掛け合いがあったりします。

 

2部で「現代の戦い」と称してアイドルのように歌い踊る刀剣男士たちに、観客は「なぜ?」と困惑しつつ引き込まれていきます。

それは「刀剣乱舞」という「自由な世界」では、刀を持たずに歌って踊る刀剣男士が「アリ」だと感じられるからです。

それだけ舞台上のキャストたちは説得力をもって刀剣男士を演じきってくれています。

また、「刀ミュ」は1作目の「阿津賀志山異聞」と4作目の「つはものどもがゆめのあと」で源義経と彼にまつわる人間たちをテーマにしています。

 

源義経
平安時代末期の武将。父は平氏との戦である「平治の乱」で破れて命を落とす。後に、兄の源頼朝とともに平氏を滅ぼす。幼い時の名前は「牛若丸」。「弁慶」という乱暴者を返り討ちにした有名な逸話がある

 

また、テーマは同じですが同じ時代を別の角度から描かれています。例えば、テーマは「源義経と彼にまつわる人間たち」ですが、源義経を中心にスポットを当てて描かれる作品があれば、周囲の人間にスポットを当てて描かれる作品もあります。

それにより同じ歴史的な出来事に抱く印象が変わるだけでなく、刀剣男士たちについても様々な面が見えてきます。

 

1作目と4作目では共通の刀剣男士が登場しますが、両作品で抱く印象は変わっていきます。

「刀ミュ」は刀剣男士たちのキャラクターに厚みを与えて私たち観客の前に現してくれるのです。

 

▼ミュージカル「刀剣乱舞」~真剣乱舞祭2016~ 映像

 

<この作品を観る方法>

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
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※2.5次元舞台で人気作を劇場で鑑賞したいと考える場合は、先行販売でチケットを獲得することをおすすめします。

 

先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説! 先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説!

 

舞台「刀剣乱舞」

 

舞台「刀剣乱舞」(通称「刀ステ」)は「虚伝 燃ゆる本能寺」というタイトルからスタートし、2018年10月現在5作品が上演されています。

 

▼作品一覧

作数 作品名 初演
1作目 虚伝 燃ゆる本能寺 2016年5月
2作目 義伝 暁の独眼竜 2017年6月
3作目 外伝 此の夜らの小田原 2017年11月
4作目 ジョ伝 三つら星刀語り 2017年12月
5作目 悲伝 結いの目の不如帰 2018年6月

▼舞台「刀剣乱舞」虚伝 燃ゆる本能寺 ダイジェスト映像

 

「刀ステ」は1公演ごとが独立した物語でありながら、シリーズ全体としては三日月宗近と山姥切国広というキャラクターに迫りながら成長や関係性の深化を描いています。

「刀剣乱舞」は史跡(歴史上価値の高い遺跡)がゲームのステージになっており、歴史そのものをゲームの舞台として見ることのできる作品です。

「刀ステ」でも本能寺の変や関ヶ原の合戦、永禄の変といった歴史的なイベントを主題にして物語が繰り広げられます。

そして歴史ものというのは悲劇はつきものです。

本作でも刀剣男士にとって昔の主である織田信長や足利義輝は歴史の中で死んでいきます。

そうした主を守れなかった悲しみや悔しさから刀剣男士の成長や変化を情感たっぷりに表現しているのが「刀ステ」の良さです。

また、「刀ステ」で重要な要素となっているのが殺陣(たて:刀で切り合う劇。チャンバラのようなもの)です。

殺陣を得意とした役者も多く参加している本作では、スピード感と迫力ある殺陣が魅力となっています。臨場感のある戦闘シーンは演劇だからこそ体験できるものの1つです。

 

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2.5次元ミュージカル人気スポーツ作品 【テニスの王子様・弱虫ペダル】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 

『2.5次元ミュージカル入門』目次へ  (全14ページ)

 

このページから第2章。第2章では人気の2.5次元ミュージカル(舞台)作品をジャンル別に紹介していきます。

このページでは2.5次元ミュージカルの定番となっているスポーツ作品の中から「ミュージカル『テニスの王子様』」「舞台『弱虫ペダル』」「舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』」を紹介します。

 

<第2章のページ>
スポーツ】(当ページ)
アイドル
擬人化
刀剣乱舞
男性向け

 

「スポーツもの」が人気の理由

 

いまや年間200本近い作品が上演されている2.5次元ミュージカル(舞台)。その中でも根強い人気を誇るのがスポーツ作品です。

スポーツを題材とした2.5次元ミュージカルは年間を通してコンスタントに上演されています。

 

スポーツものが人気であるのには2つの理由があると筆者は考えています。

 

スポーツものが人気の理由1つ目は、スポーツものというジャンル自体が漫画の題材として人気があり、舞台化に繋がっているということです。

少年漫画誌を見ると大抵1作品はスポーツものが連載されています。それだけ人気のあるジャンルであり、ヒット作も多数生まれています。

 

そして2つ目はスポーツと身体表現である演劇の相性が良いということです。

スポーツと演劇の共通点は「身体の動作によって行われる」ところにあります。

もちろん劇場のステージでスポーツの行われる広いグラウンドとまったく同じ動きをすることはできません。

しかし、役者の身体の動きや表現で、私たちの脳裏には試合風景や熱戦の様子が映し出されます。

この舞台上での表現が「私たちの想像力がかき立てられる」という演劇体験をするのに、スポーツものは適したジャンルの1つなのだと思います。

 

 

人気スポーツ作品

 

以下では2.5次元ミュージカルの人気スポーツ作品の中でも定番といえる作品を紹介します。

 

▼ここで紹介する作品

作品名 上演期間 備考
ミュージカル『テニスの王子様『 2003年4月30日~ 2019年3rdシーズン上演中
舞台『弱虫ペダル』 2012年2月1日~ 2019年「新インターハイ篇」上演決定
舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』 2016年12月9日~ 2018年5月~6月エピソード5上演

 

ミュージカル『テニスの王子様』

【基本情報】

作品名 ミュージカル『テニスの王子様』
初演 2003年4月30日(東京芸術劇場)
主人公(越前リョーマ)のキャスト(初代) 柳浩太郎・Kimeru・遠藤雄弥
ストーリー 主人公が属する青春学園テニス部が全国大会優勝を目指す
チケット チケットぴあ
動画配信サービス U-NEXT
DVD・Blu-ray amazonで探す  楽天で探す
公式サイト https://www.tennimu.com/
「男性俳優のみ」「スポーツ漫画原作」などのミュージカルはミュージカル『テニスの王子』が初めての事だったので手探り状態でスタートした。上演当初は観客動員数も少なかったが口コミなどで徐々に広がり人気ミュージカルへ。2018年には累計250万人を動員(参照:https://www.tennimu.com/news/d724)を記録した。

 

第1章で解説したとおり、2.5次元ミュージカルのはしりとなったのがミュージカル「テニスの王子様」、通称「テニミュ」です。

 

「テニミュ」が2.5次元ミュージカルブームの火付け役となった経緯については第1章で解説!(現在第3章) 「テニミュ」が2.5次元ミュージカルブームの火付け役となった経緯については第1章で解説!(現在第3章)

 

テニミュは2.5次元ミュージカルの中でもシリーズがとても長く続いている作品になります。

主人公・越前リョーマの所属する青春学園テニス部が、「数ある強豪校と戦いながら全国大会優勝を目指す」といういたってシンプルなストーリーです。

 

 

公演ではテニスの試合をするシーンがほとんどを占めています。

 

役者はラケットを握り、ネットを挟んでラリーをします。

ボールは照明の明かりで表現され、見ているうちにテニスの試合が繰り広げられる物語の世界へと引き込まれます。

 

▼ミュージカル「テニスの王子様」ダイジェスト映像

 

もちろんミュージカルなので歌やダンスも挿入されますが、相手を挑発したり、反撃をしたりという「試合展開の表現」として活きてきます。

それゆえに、試合が終わった後は勝利した喜びや負けた悔しさを舞台上のキャラクターと一緒に味わうことになるのです。

この観客が物語の中に引きこまれるような感覚こそが、テニミュの大きな魅力であり、ロングヒットの作品となった理由だと思います。

 

 

本作は2018年現在3rdシーズンが上演中です。

原作の最終回までのストーリーを1stシーズン、2rdシーズンと繰り返しており、現在3周目にあたります。そのため配信やDVDで視聴する際は各シーズンの1作目から見るのがおすすめです。(3rdシーズンの場合は「青学VS不動峰」)

 

「シーズン」について

原作の1話から最終話までの原作のストーリーを1stシーズンで一通りやり、2ndシーズンで同じく1話から最終話までを、3rdシーズンでまた1話から最終話までを…という形で上演しています。

(正確には1話からすべての話の内容をなぞっているわけではありません。シーズンごとでも多少違いはあります。また、シーズンごとに役を演じる俳優は入れ替わります。) 

 

ミュージカル『テニスの王子様』を観る方法

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・DVD
DMM.com ・月額レンタル。月ごとに決まった数のDVD/CDをレンタルすることができる。月980円で4枚、月に1880円で8枚、月2480円の借り放題プランがある。
ダウンロード/ストリーミング
GYAO! ・レンタル。視聴期間は決まっている。
U-NEXT
・月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能。初回31日間無料お試し期間有り。

※2.5次元ミュージカルで人気作を劇場で鑑賞したいと考える場合は、先行販売でチケットを獲得することをおすすめします。

先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説! 先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説!

 

舞台『弱虫ペダル』

【基本情報】

作品名 舞台『弱虫ペダル』
初演 2012年2月1日(天王洲 銀河劇場)
主人公(小野田坂道)のキャスト(初代) 村井良大
ストーリー 千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道が自転車競技部で仲間と共にインターハイ優勝を目指す。
チケット ローソンチケット
動画配信サービス U-NEXT
DVD・Blu-ray amazonで探す  楽天で探す
公式サイト http://www.marv.jp/special/pedal/index.html
自転車競技部の物語を自転車のハンドルだけを用いて表現している。原作「弱虫ペダル」は累計1700万部を超えるヒット、そして舞台化だけでなくテレビアニメ・テレビドラマ化もしている。

 

「弱虫ペダル」は週刊少年チャンピオンで連載中の自転車競技をテーマにした漫画です。

この作品の舞台化にあたって舞台上でどう自転車競技が表現されるのか、原作ファンであれば気になったことでしょう。

 

その答えとして、本作では自転車競技のレースを役者は「自転車のハンドルとその場での足踏み」によって表現します。

映像による演出もなく、肉体1つで激しくスピード感のあるレースを舞台の上に作り上げました。

 

▼舞台「弱虫ペダル」のダイジェスト映像

 

ハンドルだけを握りしめる姿は当初、困惑とともに迎えられました。しかし、この舞台を見に行った人は口々に「自転車が見える」と言います。

もちろん、目の前にいるのはハンドルを握りしめただけの役者です。

しかし、動きや台詞が重なり合って観客の頭の中には「はっきりと風を切る自転車に乗る彼らの姿」が浮かび上がります。

 

 

この想像力をかきたてるような演出は、原作を観客の目にビジュアルとして再現するところを超えて、原作と同じだけの感動や情景を観客の心に再現することに成功しました。

原作の連載も続く本作は、現在も舞台シリーズが続いています。

私たち観客の想像力を喚起させる舞台「弱虫ペダル」の世界を是非体験してみてください。

 

舞台『弱虫ペダル』を観る方法

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サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・DVD

 

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』

【基本情報】

作品名 舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』
初演 2016年12月9日(シアター1010)
主人公(桜井奈々)のキャスト(初代) 桃瀬美咲
ストーリー 架空のスポーツ「ストライド」に青春をかける男子高校生と、それに憧れた女子高校生の物語。
チケット チケットぴあ
動画配信サービス dアニメストア
DVD・Blu-ray amazonで探す  楽天で探す
公式サイト http://trifle-stage.com/pos_s/
通称「プリステ」。原作では桜井奈々が主人公だが舞台では八神陸(俳優:伊崎龍次郎)・藤原尊(俳優:蒼木陣)のトリプル主人公で作られている。原作はゲーム・アニメ・ドラマCDなどになっている。

 

「弱虫ペダル」がハンドル1つで自転車競技を表現したのとは対極にあるのがこの舞台「プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE」です。

 

本作は「ストライド」と呼ばれる架空のスポーツをテーマにしたゲームの舞台化作品です。

ストライドは「障害物や高低差のあるコースをリレー形式で走り抜けるスポーツ」です。

 

▼舞台「プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE」PV映像

 

舞台版ではパルクールの指導者も参加し、指導を受けたキャストが実際に客席の通路やステージを走り回ることでストライドを表現します。

 

パルクール

障害物のあるコースを道具を使うことなく進み、目的地を目指すスポーツや動作鍛錬。跳ぶ・走る・登る事で進んでいく。

▼パルクールの様子

by Benjamin Hollis Some rights reserved

 

本作に登場するストライドは架空のスポーツであるにも関わらず、舞台作品となったことで「スポーツをやっている姿を目の前で観戦できる」という新たな体験をファンに与えました。

現実に「ない」ものも劇場という空間でなら「ある」ように見せてくれるという、2.5次元らしい作品です。

 

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』を観る方法

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・DVD

 

以上、2.5次元ミュージカルの人気スポーツ作品の紹介でした。

次のページでは2.5次元ミュージカルの人気アイドル作品を紹介します。

『2.5次元ミュージカル入門』目次へ  (全14ページ)

 

【2.5次元舞台作品が豊富なのはdアニメストア!初回31日間無料】



 

2.5次元舞台の鑑賞方法 【自宅編】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 

 



 

劇場は遠いし映画館も近くにない。そういう人は2.5次元舞台は観られないのか?

そんなことはありません。

最近では家でも舞台を楽しむこともできるようになってきました。一部の作品に限られますがインターネットでライブ配信で観ることも可能です。

このページでは2.5次元舞台の自宅での鑑賞方法について解説します。

 

ライブ配信

 

ライブ配信とは「事前に配信サイトで予約購入をしておくことで、家のパソコンやスマートフォンで舞台をリアルタイムに観ることができるサービス」です。

さらに、ライブ配信には後日もう一度観ることのできる「ディレイ配信」がセットでついていることが多く「もう1回あのシーンが見たい」というファンの声に応えるものとなっています。

ライブ配信はライブビューイングと同じく3500円前後の金額で映像は同じものが流れます。

ちなみにライブ配信は「DMM.com」「GYAO!」で多く行われています。

 

動画配信

 

また、舞台上演後に各動画配信サービスでの配信も増えてきました。

DMM.com」「dアニメストア」「GYAO!」「ニコニコ動画

といった動画配信サイトで購入・鑑賞することができます。

 

以前はDVD・Blu-ray化済の作品が配信されるケースが多かったのですが、最近ではDVD・Blu-ray発売に先立って、千秋楽(公演の最終日)の後、数週間~1ヶ月程度で先行配信されるケースが増えてきました。

2.5次元舞台をネット配信で楽しむというスタイルが定着してきたのかもしれません。

 

動画配信サイト

 

2.5次元舞台の映像は「dアニメストア」「GYAO!」「DMM.com」などで配信されていますが、配信サイトごとに取り扱っている作品が違います。

以下に配信サイトごとの取扱い作品一覧を記載いたします。

 

サイト 取り扱い作品
dアニメストア
購入方法:定額配信/買い切り
初回31日間無料
刀剣乱舞/王室教師ハイネ/ヘタリア/KING OF PRISM/パタリロ/四月は君の嘘/不機嫌なモノノケ庵/夢王国と眠れる100人の王子様~Prince Theater~/神様はじめました/金色のコルダ/SHOW BY ROCK!!/男水/ノラガミ-神と願い-/少女革命ウテナ/デジモンアドベンチャー/ギャグマンガ日和/おそ松さん/文豪ストレイドッグス/忍たま乱太郎/帝一の國など
GYAO!
購入方法:買い切り
うたの☆プリンスさまっ♪/fate/Grand Order/ひらがな男子/ヘタリア/テニスの王子様/美少女戦士セーラームーン/信長の野望など
DMM.com
購入方法:買い切り
刀剣乱舞/Fate/Grand Order/イケメン革命◆アリスと恋の魔法/美少女戦士セーラームーン/テニスの王子様/おそ松さん/けものフレンズ/残響のテロル/信長の野望/パタリロ/ノラガミ-神と絆-/青の祓魔師など
ニコニコ動画
購入方法:買い切り
刀剣乱舞/テニスの王子様/ツキステなど

 

購入方法

 

動画配信の購入方法は「定額配信」「買い切り」の2種類あります。

以下にてそれぞれの違いについて、説明します。

 

定額配信サービス

 

定額配信サービスでは「月額料金を支払うと配信されている動画が見放題」になります。これには「dアニメストア」が該当します。

 

メリットは「少額でたくさんの作品が楽しめること」です。

dアニメストアでは月額400円なので、ひと月でまとめて観る場合にはかなりお得になります。

また、現在dアニメストアでは初回31日間の無料体験を実施しています。

【公式サイト】dアニメストア

デメリットは、上映直後の最新作については配信の対象になることが少なくDVD・Blu-ray化済の作品が多いことです。

また、シリーズものの舞台であっても「1作目のみ配信」というパターンもあります。

さらに、ほとんどの作品で配信期間が決まっており、順次作品が入れ替えされているため、観たい作品がある場合には配信期間のチェックが必要です。

 

 

買い切り配信サービス

 

DMM.comやGAO!、dアニメストアのレンタル作品が該当します。

 

1作品単位で購入でき、決まった視聴期限までの間は何度でも観ることができます。

1作品あたりの金額は配信サービスや視聴期限の長さによっても異なりますが500円~3200円程度です。

 

メリットは、定額配信サービスに比べると観ることのできる作品の本数が多いことです。

また、上映直後の作品についても配信されることが多く、ついこの間まで上演されていた作品をすぐに楽しむということができます。

 

デメリットは、1作品ごとに購入する必要があるため、たくさん観ようとするとお金がかかることです。

特に、上演直後の作品については3000円前後に設定されているため気軽に観るのには高いと感じるかもしれません。

 

また、長くても視聴期限が1年間となっていて、買うというよりはレンタルするイメージを持っておいたほうがよいでしょう。

 

 

【公式サイト】「DMM.com」「dアニメストア」「GYAO!

 

ニコニコ動画の場合

 

ニコニコ動画でも2.5次元舞台を観ることが可能ですが、ちょっと特殊です。

ニコニコ動画は公演終了後に「〇月〇日〇時から」という形で配信するパターンが多いです。つまりライブではなくディレイ配信です。

通常ニコニコ動画は様々な動画が無料で見られますが、舞台作品に関してはチケットという形で別料金になっています。(または最初の1時間は無料という場合もあります)

大抵はその時間に見られなくても、一定期間は後で見られるようになっています。ただ、コメント機能が使えるのは上記の決められた時間にスタートして観た人です。後から観る人は、その時間帯にされたコメントが観られます。

 

【公式サイト】ニコニコ動画

 

DVD・Blu-ray

 

気に入った作品はDVD・Blu-rayを購入すると、いつでも何度でも楽しめます。

2.5次元舞台のDVD・Blu-rayはアニメやドラマに比べても高く10000円~12000円程度することが多いです。

 

そのため、気軽に楽しむのには向いていませんが、劇場や動画配信などで観て気に入った作品があれば是非購入を検討してみてください。

DVD・Blu-rayはライブ配信や上演直後の動画配信とは異なった映像が収録されます。

また、より見応えのある映像を楽しむことができます。それは、発売までに映像編集の時間が取れるため、さらにブラッシュアップされた映像が収録できるからです。

 

▼DVD、ミュージカル「テニスの王子様)(画像クリックで商品詳細へ

特典映像

 

DVD・Blu-rayには本編の映像だけでなく、特典映像が収録される場合がほとんどです。何が収録されるかは作品によりますが、以下のようなものがあります

 

全景映像

 

全景映像は「舞台全体を固定カメラで映した映像」です。

キャストの表情などがアップにならない替わりに舞台全体を見通すことができ、より本来の舞台鑑賞に近い形で楽しむことができます。

 

▼全景映像の例

 

バックステージ映像

 

バックステージ映像は「稽古場や舞台裏の様子を収めた映像」になります。

出演する俳優陣の素の表情を捉えていて、ファンであれば必見です。

特に出演者に興味がない場合も、制作過程や稽古の様子がわかるのは興味深いですし、バックステージ映像を観ていて気になる役者を発見するということもあります。

 

▼バックステージ映像参考

 

筆者おすすめ!特典映像が充実した映像作品

『ミュージカル「テニスの王子様」』

全景映像もバックステージも楽しめます

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2.5次元舞台の鑑賞方法 【ライブビューイング編】

Webon紹介目次著者
2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 



 

いざ2.5次元舞台を観てみたいと思っても最初から劇場に足を運ぶのはなかなかハードルが高いもの。

特に地方に住んでいる方にとっては難しいかもしれません。

その場合におすすめしたいのが「ライブビューイング」です。

 

ライブビューイングとは

 

ライブビューイングとは「舞台を上演している劇場から各地の映画館に向けて同時生配信すること」です。

それぞれの映画館で舞台を楽しむことができます。

※ライブビューイング上映作品の例:ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト

 

料金は3500円~4000円程度で通常の映画よりは高めですが、舞台のチケットに比べれば半額程度で楽しむことができます。

また、映画館で行われるので、映画を観に行くような軽い気持ちで見ることができます。

 

▼ライブビューイングのイメージ映像「刀剣乱舞」

 

日程

 

2.5次元舞台では、ライブビューイングは千秋楽(公演の最終日)に行われることがほとんどです。

また、千秋楽は日曜日の夜公演に設定されていることが多く、ライブビューイングも日曜の夜というケースが目立ちます。

 

ただし、最近では平日に千秋楽が設定されていることもあり、その場合は「そのまま平日に上映するケース」や「千秋楽直前の土日」にライブビューイングを行うケースなど作品によっても違います。

 

チケット購入方法

 

ライブビューイングのチケットは、各プレイガイドで抽選方式の先行発売と一般発売に分けて販売されます。

 

ただし、通常の公演チケットと違い、先行発売は1~2回となっています。

たとえば、公式ファンサイト(会員向け)先行(1回目)、プレイガイド先行(2回目)という形で抽選方式の先行発売が行われます。

その後で一般発売として先着で販売されます。

通常の舞台公演だと、抽選方式の先行が「〇〇先行」という形で3~4回くらいあることも珍しくないのですが、ライブビューイングの場合は多くても2回程度です。

 

また、ライブビューイングの規模や希望する映画館にもよりますが、舞台公演のチケットに比べると競争率が低く、チケットがなかなか取れないということは少ないようです。

ただし、人気作については特に都心部を中心になかなかチケットが当たらないという話もあります。

 

なお、ライブビューイングの直前にチケットが余っている場合は、映画館のホームページや窓口でも購入することができます。

直前になって評判が良くて気になる作品があるという場合は、ライブビューイングで観てみるというのもおすすめです。

 

ライブビューイングのメリット・デメリット

メリット

 

ライブビューイングの一番大きなメリットは「気軽」ということです。

チケット代が安いことや、全国各地で行われることから、初めて舞台を観る人でも気軽に挑戦できます。

さらに、ライブビューイングを観ていると現地の雰囲気も分かるため、何も知らずに劇場に行ってみるのは不安という方は、一度ライブビューイングで雰囲気を感じてみてもいいのではないでしょうか。

 

また、ライブビューイングでは舞台全体を映すばかりでなく、シーンによっては役者をアップで映します。

そのため、実際の公演会場では「前方席でないと見ることのできない役者の表情や細かい仕草」を見ることもできます。そのため、一度現地で舞台を観たことがあってもライブビューイングは必ず行くという人もいます。

 

最近はライブビューイング限定で、出演者から公演前の意気込みや公演後の感想などが聞ける特典映像を用意している作品もあります。

 

 

デメリット

 

ライブビューイングのデメリットは「カメラワークが入ることで舞台作品の見方とは違った見方をせざるを得ない」ということです。

 

通常舞台作品は、舞台全体を視界に入れることができ「注目したいポイントや役者を自分の目で追う」という見方をします。どこに注目するかは観客の自由です。

しかし、カメラが入ることで「舞台全体が映る引きの映像」や「役者の表情を映すアップの映像」が観ている側に関係なく取捨選択されて上映されます。

 

もちろん配信される映像はプロの手で選択されていますが、舞台本来の見方とはどうしても変わってきてしまいます。

そのため、舞台作品が好きな人にとっては物足りなさや違和感を覚えることもしばしばです。

逆に言えば、舞台というよりも映画に近い見方になるため「舞台よりも映画に慣れている方に入りやすい」と言えるかもしれません。

 

 

 

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2.5次元舞台の鑑賞方法 【劇場編② 当日の持ち物/物販/マナー】

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2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

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著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

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2.5次元舞台の魅力を理解するには、実際に観てみるとことをおすすめします。

前ページでは2.5次元舞台のチケット入手方法を解説しました。このページでは鑑賞当日に必要な知識についてお伝えします。

 

必要な持ち物3点

 

2.5次元舞台を観る上で必要になるのは

  • チケット
  • お金
  • 大きめのバッグ

の3点です。以下ではそれぞれの詳細について解説いたします。

 

チケット

 

観劇に必ず必要なものはチケットです。

あらかじめチケットを購入した場合は忘れずにチケットを持っていきましょう。コンビニ引き換えの場合は直前に慌てないように前日までに発券しておくのがベストです。

 

お金

 

会場ではパンフレットやブロマイドなどの公演グッズが売られています。

劇を観る前は興味がなくても劇の後、いざ商品を見てみると欲しくなるというのもよくあることです。だいたいパンフレットが1500円~3000円程度なので、少し余分にお金を持っていくとよいでしょう。

 

▼ブロマイドの例

 

大きめのバッグ

 

2.5次元舞台の場合、物販でパンフレットやグッズを購入しても基本的には入れる袋をもらえません。

また、会場で同じ制作会社や出演者の次回公演を宣伝するチラシが配られることが多いのですが、こちらも袋などには入っていないため持ち帰り用のバッグがあると安心です。

具体的にはA4サイズが入るものがよいでしょう。サブバッグのような簡素なものでも大丈夫です。

▼サブバッグの例

物販購入のタイミング

 

パンフレットなどの公演グッズは公演前、休憩中、公演後に販売されます。

観劇初心者の方であれば、実際に舞台を観てみてから公演後に欲しくなったら買うというのがよいと思います。

 

物販の混み具合は作品にもよりますが、公演直前と休憩中、公演直後は比較的混雑します。グッズによっては完売がでる場合もありますが、パンフレットについては十分な数が用意されていることがほとんどです。

<筆者コラム>物販の混雑具合
物販の混雑具合は作品によりかなり差がありますが、公演前が一番販売時間が長いので、空いているときは空いています。

物販を販売する時間が、公演前は開演の1~2時間前から販売するのに対して、休憩中は15分程度、公演後は30分~1時間だからです。

グッズの数が絞ってあるような作品だと、物販開始直後が一番混みます。人気グッズが売り切れ済になると空くということもあります。

逆に早めに行くと空いているけれども、公演開始直前は混んでいるという作品もあります。

また、公演前はチケットを持っていなくても購入できることが多いので、物販の時間も長いけれども買いにくる人も多いです。(休憩中は当然チケットを持って会場に入っている人だけなので、時間は短いですが、買いにくる人も限られます。) 

 

また、作品によっては上演中にサイリウムやペンライトなどの光り物を振ることが可能なものもあります。

▼サイリウムの例

持っていないという場合は、作品オリジナルのペンライトが販売されていることが多いので、こちらは上演前に購入しておくとさらに楽しめると思います。

ちなみに、持っていなかったとしても、浮いてしまうということはないです。(舞台上のキャストを見ているのであまり客席は気になりません。)

▼光り物を実際に使う作品例

作品名 使用状況
「あんさんぶるスターズ オン・ステージ」 作中でライブが始まったら振る
舞台「プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE」 ステージ上のモニターに表示が出たらライトをつけてOK。ライトをつけて応援する。
ミュージカル「刀剣乱舞」 2部のショーはライトをつけてOK ライトは好きなキャラやチームのイメージカラーを振ったり、舞台上でメインになっているキャラのイメージカラーを振ったりすることが多いです。

 

マナー

 

観劇マナーについては各作品の公式サイトにも掲載があるため、まずはそれをよく読むことが大切です。

公式サイト:マーベラス公式HP ステージ公演に関するQ&A

 

ここでは一般的なマナーや公式サイトには載っていないマナー(エチケット)について紹介します。

守るべきはマナーは5つあります。

 

  • 時間を守る
  • 会場内での飲食喫煙禁止
  • スマホの電源オフ
  • お喋り厳禁
  • ネタベレはほどほどに

 

以下ではそれぞれの詳細について説明いたします。

 

遅刻に気をつける

 

上演時間に遅刻した場合、途中からでも入れてもらえますが、周りの観客の迷惑になります。時間に余裕を持って会場に入ると落ち着いて楽しむことができます。

 

会場内の飲食喫煙は禁止

 

劇場ホール内では飲食喫煙は禁止です。喉が渇いた場合はロビーに出てから飲んだり食べたりしましょう。

喫煙は喫煙所がある会場が多いので、わからない場合は劇場スタッフに確認してみてください。

 

スマートフォンの電源オフ

 

スマートフォンや音の出る機器の電源は上演前に切っておきましょう。

「マナーモードにすればいいや」と考える方もいますが、画面の明かりが漏れたり、バイブレーションの音が響いたりすることで舞台の演出が台無しになることも少なくありません。

また、休憩中に電源を入れた場合は、休憩が終わるまでに再度オフにしておきましょう。

 

上演中のお喋りは厳禁

 

同行者がいる場合、ついお喋りをしたくなるかもしれませんが、ぐっとこらえてください。

小声のつもりでも周囲の客席には声が響きます。

舞台作品を見慣れていない場合、「これってどういうこと?」と疑問に思って聞きたくなることがありますが、最後まで見ていればわかることがほとんどです。

最後まで1人で楽しんでください。もちろん自然に漏れる笑い声や舞台上から求められて声を出すのは大丈夫です。

 

会場内でのキャスト・スタッフへの批判、ネタバレ

 

同行者がいる場合、上演前や上演後のお喋りも楽しいものです。

ただし、出演者やスタッフへの批判は周りにファンがいることもあるので会場外ですることをおすすめします。

また、一度観た舞台の場合でも周りには初めて観る方がいるかもしれません。舞台のネタバレも小声で控えめにしておくと周りの方への配慮になります。

 

観劇マナーについて心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には「余裕を持って到着すること」「静かに楽しむこと」の2点を押さえれば問題ありません。

あとは舞台上で繰り広げられる物語を思いっきり楽しんでください。

 

 

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2.5次元舞台の鑑賞方法 【劇場編① チケット入手方法】

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2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

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著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

お問い合わせはこちらから
twitter【ゆうり藍】https://twitter.com/yuriran1

 



 

2.5次元舞台について説明してきましたが、実際に舞台を観てみることを強くおすすめします。

この章では2.5次元舞台を観る方法について解説していきます。

まずは「チケットを入手する方法」についてお伝えいたします。

 

チケットを入手するには準備が必要

 

2.5次元舞台を劇場で観るために必要なものは何と言ってもチケットです。

チケットさえあれば舞台は観れます。

しかし、観劇に馴染みがないとチケットの購入方法や購入するタイミングがわからないということもあるでしょう。まずは、チケットの取り方について説明します。

 

ちらしなどに書かれているチケットの発売日は一般発売日であることが多いです。しかしながら、2.5次元舞台のチケットは一般発売日の2~3カ月前から先行発売が行われることがほとんどです。

人気の舞台であれば一般発売に回るチケットの枚数も少なく、発売して即完売ということも珍しくありません。そのため、絶対に観に行きたい舞台は先行発売で確保しておくのがポイントです。

このページでは先行発売について詳しく解説していきます。

 

先行発売

チケット代の相場

 

先行発売のチケットの種類について知る前に、まず気になるのはチケット相場ではないでしょうか。

最近は席のランク(前方席とそれ以外の一般席)で金額を分けることが多いです。

前方確約席(プレミア席/スペシャルシート)で9000円~1万円

一般席が7000円~8000円

が相場かなと思います 。

 

先行発売の種類一覧

 

下記は先行発売の種類の一覧になります。詳細についてはこのページで解説しています。基本的にチケットを誰が獲得するかは全て「抽選」によって決定されます。

 

先行発売の種類 チケットの取り方
DVD、Blu-ray、CD購入者先行 シリアルナンバーで申し込み
ゲームユーザー先行 アプリ内から申し込み
ファンサイト、公式サイト先行 有料会員の特典
制作会社、2.5次元ミュージカル協会先行 舞台制作会社、2.5次元ミュージカル協会のサイトに登録
チケットガイド先行 一般発売日の前に申込み

 

チケット入手方法

「DVD」「Blu-ray」「CD」購入者先行

 

シリーズものの舞台によくあるパターンです。

前作のDVD・Blu-rayやCDを購入するとシリアルナンバーが封入されており、シリアルナンバーごとに申込みができるというものです。

チケットが購入できるかどうかは抽選になります。

 

シリアルナンバーごとに申し込むことができるため、人気作のファンになると大量に積む(複数枚のDVDやCDを買うこと)場合もあるようです。

 

シリアルナンバー付き作品の例

・舞台「刀剣乱舞」(序伝再演版、義伝、ジョ伝とシリーズ3作品にシリアルがついていました)

・ミュージカル「刀剣乱舞」(DVDではなくCDに先行のシリアルが封入されています。)2018/11/14発売

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~結びの響、始まりの音~」にも次回作のシリアルナンバー封入予定です)

・ツキステ。 

 

ゲームユーザー先行

 

原作がアプリゲームの場合などによく行われます。

原作ゲームのユーザー向けの先行で、アプリ内から申込みを行うことができます。

 

チケットが購入できるかは抽選になります。

アプリのダウンロードや登録は必要ですが「ここまでクリアしていないとダメ」ということはまずないので、ゲーム原作の2.5次元舞台を観に行く場合は登録してみてください。

 

▼アプリ先行発売の作品例:あんさんぶるスターズ!

ファンサイト、公式サイト先行


(引用:https://www.tennimu.com/supporters/)

 

ミュージカル「テニスの王子様」ミュージカル「刀剣乱舞」など有料のファンクラブやファンサイトを持っています。そうした作品では有料会員向けの先行発売があります。こちらもチケットの購入は抽選です。

 

また「公式サイト先行」という名前で、先行発売を行う場合があります。

この場合は、申込み期間内であれば、誰でも(有料会員でなくても)公式サイトのリンクから購入できます。公式サイト先行の場合もチケット購入は抽選が多いですが、一部先着順という場合もあります。

 

▼<有料会員サイトの例>ミュージカル「テニスの王子様」の有料ファンクラブ詳細

ファンクラブ名 テニミュサポーターズクラブ
会員特典 ・公演チケット先行販売
・オリジナル会員証
・会報(年2回)
・会員限定イベント
会費 初年度年会費、新規入会費 4,100円(税込) (年会費3,100円+入会費1,000円) ※2年目からは年会費のみ。
リンク https://www.tennimu.com/supporters/

※情報は2018年現在のもの。

 

制作会社による先行


(引用:マーベラス公式ウェブサイト

 

マーベラスやネルケプランニングといった舞台制作会社では会員サイトを持っていて、登録している会員に対して先行発売を行っています。

<会員サイトリンク>
マーベラス公式ウェブサイト
ネルケプランニング公式サイト

 

どちらも登録は無料なので、観に行きたい舞台がある場合は登録しておきましょう。

 

さらに、2.5次元ミュージカル協会でも2.5フレンズという会員専用ページがあり、登録すると先行発売のお知らせがメールで届きます。

こちらも登録は無料なので、是非チェックしてみてください。

チケットの販売は抽選であることが多いです。

▼2.5フレンズの会員専用ページ

(引用:2.5次元ミュージカル協会公式サイト

 

チケットガイド先行

 

2.5次元舞台のチケットはイープラス、ローソンチケット、チケットぴあの3社のいずれか(または複数)が販売することがほとんどです。

 

チケットサイト リンク
イープラス https://eplus.jp/sys/main.jsp
ローソンチケット https://l-tike.com/
チケットぴあ https://t.pia.jp

 

各社ともに一般発売日の前に「プレリクエスト」や「先行抽選」といった名称で申込みを受け付け、抽選でチケットを販売します。

 

作品や制作会社によるところが大きく、必ずしも上記すべての先行発売が行われるわけではありません。

だいたい3~5回程度、一般発売前にチケットを購入するチャンスがあります。

早い先行で確保したチケットほど座席が良い(前方やセンターブロック)とも言われており、可能であれば早い先行から申込みをしたいところです。

 

チケット獲得のための情報収集

 

先行発売の申込み期間をチェックするためにも、舞台を観に行く前の情報収集が欠かせません。

チケットの発売情報は公式サイトのTwitterで告知されることがほとんどなので、Twitterをチェックしておくのが最も確実と言えるでしょう。

 

▼公式Twitterによるチケット情報参考

 

当日券

 

2.5次元舞台では当日券が出ることもほとんどです。枚数は前売りチケットの発売状況などにも左右されますが、平日公演などでは意外と購入できることも。

当日券の発売方法として多いのは、指定時間までに並び、並んだ人数が当日券の枚数より少ない場合はそのまま販売し、多い場合は抽選を行うというものです。

人気作になると数枚のチケットにたいして300人以上の人が詰めかけたケースもあります。

 

<筆者コラム>人気作の例
私の経験ですが、2017年3月のミュージカル「刀剣乱舞 三百年の子守唄」は当日券の整理券番号が300番台でした。(列に並んで整理券を受け取り、時間になったら当日券が買える人の番号が掲示される方式)

最近は当日券に数百人レベルで集まるような作品は、整理券自体を事前発券にするなど会場に人が集まらないようにしていることもあります。 

 

 

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