2.5次元舞台の鑑賞方法 【ライブビューイング編】

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2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

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著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

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いざ2.5次元舞台を観てみたいと思っても最初から劇場に足を運ぶのはなかなかハードルが高いもの。

特に地方に住んでいる方にとっては難しいかもしれません。

その場合におすすめしたいのが「ライブビューイング」です。

 

ライブビューイングとは

 

ライブビューイングとは「舞台を上演している劇場から各地の映画館に向けて同時生配信すること」です。

それぞれの映画館で舞台を楽しむことができます。

※ライブビューイング上映作品の例:ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト

 

料金は3500円~4000円程度で通常の映画よりは高めですが、舞台のチケットに比べれば半額程度で楽しむことができます。

また、映画館で行われるので、映画を観に行くような軽い気持ちで見ることができます。

 

▼ライブビューイングのイメージ映像「刀剣乱舞」

 

日程

 

2.5次元舞台では、ライブビューイングは千秋楽(公演の最終日)に行われることがほとんどです。

また、千秋楽は日曜日の夜公演に設定されていることが多く、ライブビューイングも日曜の夜というケースが目立ちます。

 

ただし、最近では平日に千秋楽が設定されていることもあり、その場合は「そのまま平日に上映するケース」や「千秋楽直前の土日」にライブビューイングを行うケースなど作品によっても違います。

 

チケット購入方法

 

ライブビューイングのチケットは、各プレイガイドで抽選方式の先行発売と一般発売に分けて販売されます。

 

ただし、通常の公演チケットと違い、先行発売は1~2回となっています。

たとえば、公式ファンサイト(会員向け)先行(1回目)、プレイガイド先行(2回目)という形で抽選方式の先行発売が行われます。

その後で一般発売として先着で販売されます。

通常の舞台公演だと、抽選方式の先行が「〇〇先行」という形で3~4回くらいあることも珍しくないのですが、ライブビューイングの場合は多くても2回程度です。

 

また、ライブビューイングの規模や希望する映画館にもよりますが、舞台公演のチケットに比べると競争率が低く、チケットがなかなか取れないということは少ないようです。

ただし、人気作については特に都心部を中心になかなかチケットが当たらないという話もあります。

 

なお、ライブビューイングの直前にチケットが余っている場合は、映画館のホームページや窓口でも購入することができます。

直前になって評判が良くて気になる作品があるという場合は、ライブビューイングで観てみるというのもおすすめです。

 

ライブビューイングのメリット・デメリット

メリット

 

ライブビューイングの一番大きなメリットは「気軽」ということです。

チケット代が安いことや、全国各地で行われることから、初めて舞台を観る人でも気軽に挑戦できます。

さらに、ライブビューイングを観ていると現地の雰囲気も分かるため、何も知らずに劇場に行ってみるのは不安という方は、一度ライブビューイングで雰囲気を感じてみてもいいのではないでしょうか。

 

また、ライブビューイングでは舞台全体を映すばかりでなく、シーンによっては役者をアップで映します。

そのため、実際の公演会場では「前方席でないと見ることのできない役者の表情や細かい仕草」を見ることもできます。そのため、一度現地で舞台を観たことがあってもライブビューイングは必ず行くという人もいます。

 

最近はライブビューイング限定で、出演者から公演前の意気込みや公演後の感想などが聞ける特典映像を用意している作品もあります。

 

 

デメリット

 

ライブビューイングのデメリットは「カメラワークが入ることで舞台作品の見方とは違った見方をせざるを得ない」ということです。

 

通常舞台作品は、舞台全体を視界に入れることができ「注目したいポイントや役者を自分の目で追う」という見方をします。どこに注目するかは観客の自由です。

しかし、カメラが入ることで「舞台全体が映る引きの映像」や「役者の表情を映すアップの映像」が観ている側に関係なく取捨選択されて上映されます。

 

もちろん配信される映像はプロの手で選択されていますが、舞台本来の見方とはどうしても変わってきてしまいます。

そのため、舞台作品が好きな人にとっては物足りなさや違和感を覚えることもしばしばです。

逆に言えば、舞台というよりも映画に近い見方になるため「舞台よりも映画に慣れている方に入りやすい」と言えるかもしれません。

 

 

 

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