2.5次元舞台の擬人化もの【ヘタリア/青春鉄道/ラブ米】

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2.5次元舞台はアニメやゲームを舞台化した作品であり、近年ブームが起きています。その理由や作品を知ればきっと劇場に足を運びたくなることでしょう。

『2.5次元舞台』入門はこちらから!

著者:ゆうり藍

20代後半女性2.5次元舞台を中心に観劇が大好きなフリーライター。多い時で年間50公演以上観ることも。好きな作品は「ミュージカル テニスの王子様」「刀剣乱舞」「TRUMP」シリーズ「破壊ランナー」など。

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2.5次元舞台には「擬人化」ジャンルの作品が多数上演されています。

その理由を知ると、さらに2.5次元舞台の楽しみ方が広がることでしょう。

 

擬人化とは

 

擬人化とは人間以外のものを人の形で表現することをいいます。

元々は「人間以外のものに人間的な特徴を与える表現様式全般」を指す言葉です。

たとえば、夏目漱石の「我輩は猫である」では本来人語を解するはずのない猫が語り手となり、人の言葉を理解し、人の言葉で思考するという点で擬人化された表現を用いた作品といえます。

▼夏目漱石「我輩は猫である」(画像クリックで商品詳細へ)

 

漫画やゲームのジャンルとしての擬人化はもう少し定義としては狭く「人間以外のものを人間の形を模したキャラクターにすること」を指すことが多いようです。

擬人化で有名なキャラクターと言えば「ミッキーマウス」「きかんしゃトーマス」などがあります。

▼ミッキーマウス

▼きかんしゃトーマス

擬人化の対象となるものは、動物や食べ物、艦船や刀といった形のあるものから、国や都道府県のような概念まで幅広く、様々な人気作が生まれてきました。

 

▼擬人化作品の例

擬人化したもの 作品名
動物 けものフレンズ
食べ物 ラブ米(本ページで紹介)
艦船 艦隊これくしょん-艦これ-
刀剣乱舞
ヘタリア(本ページで紹介)
都道府県 四十七大戦

 

「擬人化もの」の魅力

 

2.5次元舞台の勢いが増した2012年以降、擬人化ものの漫画やゲームを原作とした2.5次元舞台も多数上演されています。

もちろん擬人化もののヒット作があったというのは大きな理由でしょう。(ヒット作については下で紹介しています。)

しかし、擬人化ものの魅力、また多数上演される理由はそれだけではないと思います。

 

擬人化作品の魅力は「ドラマと演劇との違いを知ること」で理解できると思います。

ドラマの場合は、ある程度はセットを作り込んだり、多数のエキストラを使ったりしてリアリティを出さなければ視聴者は納得できないことでしょう。

しかし、2.5次元舞台つまりは演劇はそうではないのです。

 

演劇というのは「見立て」が根底にあります。

たとえば、ナレーションや登場人物の台詞で「ここは戦国時代」と語られれば、舞台上のセットが簡素なものであっても、城や合戦場の風景を頭の中で描きながら芝居を楽しむことができるでしょう。

時には、舞台上に数人の役者しかいなくても演技や音響の力で、何十万の軍勢がそこにいることを観客は感じることもできるでしょう。

つまり「見立て」が根底にあるという点が、演劇はドラマと大きく違う部分なのです。

 

演劇においては、大人が子供を演じる、男性が女性を演じる、女性が男性を演じるといったことを観客は自然に受け取ることがができると思います。

それは、舞台上にあるものから想像力をもって頭の中に情景を映し出す「見立て」の効果があるからこそなのです。

 

2.5次元舞台の世界でも「人間が人間以外のものを演じる擬人化もの」は、演劇ならではの「見立て」の魅力に触れることができます。

だからこそ、次々と上演されていくのではないかと思います。

 

 

 

「擬人化もの」作品

ミュージカル「ヘタリア」

ミュージカル「ヘタリア」の原作は、国を擬人化した大ヒット漫画「ヘタリア」シリーズです。原作が大ヒットし、舞台版のファンも多い作品です。

 

▼漫画「ヘタリア」(画像クリックで商品詳細へ)

「イタリア」「ドイツ」「日本」というように、各国を擬人化しており、物語では国民性が元になった個性豊かなキャラクターが登場します。

物語は歴史的なエピソードやエスニックジョーク(=様々な国の人や民族の国民性を揶揄し笑いを誘うこと。)が盛り込まれ、コミカルなシーンからぐっと感動するシーンまでたっぷり詰め込まれています。

劇中のミュージカルナンバーもそれぞれのキャラクター性(つまり国民性)が現れており必見です。

 

ミュージカル全3作と2018年3月に行われたFINAL LIVEにてミュージカル「ヘタリア」としての上演は終了していますが、ネット配信やDVDでの視聴は可能となっています。

 

▼ミュージカル「ヘタリア」PV

 

<この作品を観る方法>

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます。

サービス名 購入方法
dアニメストア ・定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題
amazon ・Blu-ray/DVD
U-NEXT

・月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能。初回31日間無料お試し期間有り。

※アニメはdアニメストアU-NEXTで観ることができます。

 

※2.5次元舞台で人気作を劇場で鑑賞したいと考える場合は、先行販売でチケットを獲得することをおすすめします。

先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説! 先行販売でのチケット獲得方法については下記のページ(次の章)にて解説!

ミュージカル「青春鉄道」

ミュージカル「青春鉄道」は、鉄道路線を擬人化した漫画を原作とした作品です。舞台版はシリーズ化されており、評判のよい作品で私自身好きな作品であります。

 

▼漫画「青春鉄道」(画像クリックで商品詳細へ)

劇中には「宇都宮線」「高崎線」「東海道新幹線」など日常生活でも見聞きする鉄道路線がキャラクターとして登場します。

劇中のエピソードは実話を元にしたものが多いです。例えば「西武鉄道でメイドトレインが運行されたエピソード」「北陸新幹線の開業エピソード」「東北新幹線の全線開通日のエピソード(強風や人的ミスで運休や遅延が発生した) 」などです。

鉄道オタクでなくても楽しめますし、見終わった後には鉄道に興味が湧くのではないかと思います。

 

2018年11月までに3作が上演されており、各作品で登場する路線が異なります。

1作目から見るのがオススメですが、馴染みのある路線が登場する作品から見るのも良いでしょう。

 

<この作品を観る方法>

 

▼ミュージカル「青春鉄道」映像

 

<この作品を観る方法>

 

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サービス名 購入方法
amazon ・Blu-ray/DVD

 

RICE on STAGE「ラブ米」

米を擬人化したキャラクターたちが登場するのが、RICE on STAGE「ラブ米」です。舞台版はシリーズ化されています。評判がよい作品であり、また私が好きな作品でもあります。

 

原作は5分アニメで、米やパン、麺が擬人化されています。主人公の「ひのひかり」を筆頭に「ささにしき」「ひとめぼれ」といったお馴染みの品種が登場します。

▼アニメ「ラブ米」(画像クリックで商品詳細へ)

 

舞台は「キャラクターたちが協力して米の敵に立ち向かいながら成長していく様子」が描かれる1部と、「ハーベストショーというキャラクターたちによる歌やダンスのショー」が披露される2部という2部構成になっています。

米にまつわる豆知識やキーワードがあふれ、最後まで楽しく笑いながら見られる作品となっています。見ると絶対にご飯が食べたくなること間違いなしの作品で、実際に物販ではおにぎりが販売されていました。

 

▼RICE ON STAGE「ラブ米」ダイジェスト映像

 

<この作品を観る方法>

 

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サービス名 購入方法
amazon ・Blu-ray/DVD
DMM.com ・ダウンロード/ストリーミング

※アニメはdアニメストアで観ることができます。(定額配信。月額400円(税抜き)で見放題。初回31日は無料で見放題)

 

 

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燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

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カンフー映画を見たことがありますか?ブルース・リー氏やジャッキー・チェン氏は「俳優が武術をする」というよりは、「武術家が演技をする」と表現したほうがしっくりきます。カンフー映画鑑賞歴27年の著者が語ります!

「カンフー映画入門 ~観れば観るほど強くなる!?~」はこちらから!

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

このページから第4章。第4章ではおすすめのカンフー映画を13作品ご紹介します。

このページでは伝説のカンフー映画スター俳優、ブルース・リー氏の主演作品「燃えよドラゴン」をご紹介します。

 

▼紹介するおすすめカンフー映画

名前 公開年 主演
1 燃えよドラゴン⇐当ページ 1973年 ブルース・リー
2 片腕カンフー対空飛ぶギロチン 1975年 ジミー・ウォング
3 酔拳 1978年 ジャッキー・チェン
4 豚(とん)だカップル拳 1979年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)/ラウ・カーウィン
5 ユン・ピョウinドラ息子カンフー 1981年 ユン・ピョウ
6 少林寺 1982年 ジェット・リー
7 霊幻道士 1985年 ラム・チェンイン
8 プロジェクトA 1983年 ジャッキー・チェン
9 スパルタンX 1984年 ジャッキー・チェン
10 七小福(夢に生きた子供達) 1988年 サモハン(サモ・ハン・キンポー)
11 シティーハンター 1993年 ジャッキー・チェン
12 イップ・マン 序章 2008年 ドニー・イェン
13 捜査官X 2011年 ドニー・イェン/金城武

 

「燃えよドラゴン」(1973年公開)

基本情報

作品名 燃えよドラゴン
公開 1973年
主演 ブルース・リー
監督 ロバート・クローズ
備考 テーマソングは「ブルース・リーと言えばあの曲!」と言われるであろう音楽が使用されている。

ブルース・リー氏の名言「Don’t think, Feel.(考えるな、感じろ)」が誕生した映画。

 

あらすじ

3年ごとに武術トーナメントが開かれる香港の小島。そこは、かつて少林寺の修道僧であった麻薬密売組織の支配者ハンが麻薬と暴力で君臨していた。一方、少林寺で修行を続ける若者リーは、ハンの部下に殺された妹の復讐のため、ひとり悪の要塞島に乗り込む。麻薬と陰謀が渦巻く要塞島に、ブルース・リーの怒りが炸裂する! (引用:amazon

 

こんな人におすすめ!

 

「ブルース・リーの代表作を観てみたい」という方におすすめです!

コメディ要素はありませんが日本でも流行った「ブルース・リーの名言」「ブルース・リーの華麗なヌンチャク裁き」そしてあの有名な「ブルース・リーのテーマ」が聴ける作品です。

香港カンフー映画にまだ詳しくない方でも楽しめる初心者向けの映画と言えるでしょう

 

「燃えよドラゴン」の見どころ

1 ブルース・リー氏を観る為の映画!

 

ブルース・リー氏の代表作かつカンフー映画の威力を世界中に知らしめた作品として、マストな映画です。

 

ブルース・リー氏(1940~73)

香港カンフー映画スターの1人。肉体や武術の技を極限まで突き詰めて鍛え上げた人物として、歴代のアクションスターの中で最も「本物」という言葉がふさわしい人物。

 

「燃えよドラゴン」では次のページで紹介するジミー・ウォング氏の映画「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」と同様に武術大会が開催されるのですが、ジミー・ウォング氏の作品とは異なり、コメディ要素は一切なしです。

 

ジミー・ウォング氏(1943~)

カンフー映画ブームの基礎を作ったパイオニア的存在。ブルース・リー氏などのスターが出る前から活躍していたカンフー映画界のレジェンド。

 

ですが、ブルース・リー氏の鍛え抜かれた身体や技に目を離すことができません。

しかも突きや蹴りのスピードが速く、それにも驚かされます。

映画のストーリーを楽しむというより、ブルース・リー氏という一人の人物を見るための映画のように思います。

 

 

冒頭でのスパークリング・シーンで使っている「オープン・フィンガー・グローブ」は、ブルース・リー氏が考案しました。

指が割れたボクシンググローブのようで、内側は指が出ており、相手を殴るだけでなく、掴むことも可能です。

 

▼現在のオープン・フィンガー・グローブ

これは現在の総合格闘技で使われるグローブの原点となりました。

 

2 日本でも流行った名場面が生まれた映画!

 

この映画を観たことがない人でも聞いたことがあるようなブルース・リー氏の名セリフ

「Don’t think, Feel」(考えるな、感じろ)

を聞くことができます。

 

また、ブルース・リー氏が「素晴らしいヌンチャク裁きをする」という事は日本でも有名です。

この映画の後半では敵の持っているヌンチャクをブルース・リー氏はもともと持っていた鉄の棒2本で奪い、元のヌンチャクの持ち主に返り討ちを食らわせるシーンがあります。

このシーンは圧巻(シュンッシュンッという効果音も素晴らしいです。)でブルー・スリー氏のヌンチャク裁きの凄さを感じる事ができます。

 

このシーンを当時スクリーンで観た少年たちは、大いに影響を受け、ヌンチャクを自分で作ったり買ったりしてブルース・リー氏の真似をしていたそうです(ドニー・イェン氏もそうだったようです)。

 

ドニー・イェン氏(1963~)

カンフー以外にもプロレス技、ボクシングや総合格闘技等を自ら研究しており、映画によって様々な武術を使い分けられるカンフー映画スター。現在も第1線で活躍中。

photo by Roger Wo [1]https://www.flickr.com/photos/rogerwo/754841756/

 

私も、神戸の南京町へ校外学習で行った際に買った記憶があります。

 

この映画は他にも名場面がかなりあります。

ブルース・リー氏の身体能力や格闘の技術は素晴らしいのはもちろんのことですが、それだけでなく、ブルース・リー氏の武具などを効果的に使う発想力は今でも新鮮に感じます。

 

3 衝撃的な戦闘シーンが見られる映画!

 

ブルース・リー氏のことばかり書きすぎたので、この辺りで違うアングルにも触れてみたいと思います。

個人的に印象に残っているのが、劇中に出てくる怪力筋肉男「ボロ」扮する(扮するというか怪力男そのものですが)俳優ヤン・スエ氏が、人を抱きかかえながらそのまま圧力で絞め殺すシーンです。

子供の時に初めて見て「そんなやり方ある?!」と衝撃的でした。

 

ヤン・スエ氏(1946~)

広東省出身で元香港ボディビル・チャンピオンの俳優。「燃えよドラゴン」ではボロという名前の役を演じた事で日本では「ボロ・ヤン」とも呼ばれる。

photo by PopeyeeFlickr: Budo Gala 2010 CC 表示-継承 2.0

 

 

4 下積み時代のスター達が見られる映画!

 

この映画を観て気づく方も多く、有名なことですが冒頭のスパークリング・シーンでブルー・スリー氏の相手役は何と、若かりし頃のサモハン氏です。

後に多くの主演を演じる事になるサモハン氏と比べるとこの時はかなり身体も締まっていてスリムです。

 

サモハン氏(1949~)

多くのヒット作の製作・監督・出演をするカンフー映画の主要人物。大きな体格にも関わらず、俊敏な動きで観る人を圧倒する。

photo by Sasoriza / Bryan Chanhttps://www.flickr.com/photos/sasoriza/114349755/ CC 表示-継承 2.0

 

他にもスタントマン時代のジャッキー・チェン氏が登場しており、ブルース・リー氏に抱きつきかかるも、髪の毛を掴まれて倒されるシーンも見どころです。

 

ジャッキー・チェン氏(1954~)

命がけのスタントで世間を魅了するカンフー映画スター。半身不随になりかけたり、全ての骨を骨折していたりしているのに、まだやるのか、と言いたくなるくらいのチャレンジ精神とファンを常に喜ばせようとする姿勢は脱帽。

 

また、劇中にブルース・リー氏が「オハラ」という敵との闘い中に足を取られて、後ろに翻っている(バク宙)シーンは、ブルース・リー氏本人ではなく、ユン・ワー氏という当時ブルース・リー氏がお気に入りだったスタントマンです。

 

ユン・ワー氏(1950~)

「霊幻道士」のキョンシー(中国の妖怪)役や、ブルース・リー氏の専属スタントマンを務めたカンフー映画スター俳優。「サイクロンZ」などでも名悪役としても活躍する。

▼右上がユン・ワー氏

 

ユン・ワー氏はジャッキー・チェン氏やサモハン氏達と同じ京劇(きょうげき:中国の伝統的な音楽劇)学院出身で「七小福(学内優秀成績者で構成されるグループ)」のメンバーでした。

 

京劇学院

中国の京劇役者養成学校。著名な卒業生にジャッキー・チェン氏など。親元を離れた幼い子供が集った全寮制の学院。入学後には身体技を中心に演技力や表現力などかなり厳しい訓練を受けた。

 

ユン・ワー氏は今や中華圏では名バイプレイヤー(名脇役)として有名な役者です。ちなみに、映画「霊幻道士」のキョンシー(中国の妖怪)役でもあります。

 

▼霊幻道士(画像クリックでDVD詳細へ)

 

更に武術指導にはブルース・リー氏の補佐として、後の「霊幻道士」シリーズの道士様役で活躍するラム・チェンイン氏が携わっています。

 

ラム・チェンイン氏(1952~97)

「霊幻道士」の道士様の印象が強いが、女形を演じたり、華麗な詠春拳を見せたりするカンフー映画スター俳優。真面目そうな風貌に似合わずおちゃめな面が垣間見えることも。

 

このように、「燃えよドラゴン」は後のカンフー映画ブームを担っていく大物役者たちが下積み時代として多く参加しており、カンフー映画において、観るべきとても重要な作品なのです。

 

この映画のおすすめポイントのおさらい!

 

  • ブルース・リー氏を観る為の映画!

鍛え抜かれた身体で突きや蹴りのスピードは圧巻!

  • 日本でも流行った名場面が盛りだくさん!

アクション・名言・ヌンチャクなど当時流行したものばかり登場!

  • 衝撃的な戦闘シーンが見られる映画!

ヤン・スエ氏が演じる「ボロ」という怪力男の殺人シーンにも注目!

  • 若かりし頃のスターたちが勢ぞろい!

サモハン氏、ジャッキー・チェン氏、ユン・ワー氏、ラム・チェンイン氏などの後にカンフー映画界を背負って立つスター俳優が出演!

 

「燃えよドラゴン」視聴方法

 

▼サービス名クリックorタップで公式サイトへ進めます

サービス名 取り扱い 視聴方法
TSUTAYA TV × DVD宅配サービスTSUTAYA DISCASなら取り扱いあり(最低1007円(税込)~の会員か530円(税込:送料込)の単品料金で利用可能)
Amazon Prime Video 月額400円(税込)のプライム会員で視聴可能

Amazon prime Videoで199円(高画質)でも視聴可能↓

Netflix ×
Hulu 月額1007円(税込)で会員になれば視聴可能
dTV 月額540円(税込)で会員になり別途324円(税込:標準画質)で視聴可能
U-NEXT 月額2149円(税込)で見放題会員になれば視聴可能
YouTube レンタル199円(低画質)400円(高画質)で視聴可能
DVD(amazon)

 

以上、おすすめカンフー映画「燃えよドラゴン」の紹介でした。

次のページでは「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」を紹介します。

『カンフー映画入門』目次へ  (全38ページ)

 

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目次著者

はじめに

はじめに ~カンフー映画を楽しもう!~

第1章 カンフー映画とは

カンフー映画とは 【カンフー映画の歴史①】

ジミー・ウォング氏の時代 【カンフー映画の歴史②】

ブルース・リー氏の時代 【カンフー映画の歴史③】

ジャッキー・チェン氏の時代「酔拳・蛇拳」 【カンフー映画の歴史④】

ジャッキー・チェン氏の時代「プロジェクトA」 【カンフー映画の歴史⑤】

ジェット・リー氏とドニー・イェン氏の時代 【カンフー映画の歴史⑥】

第2章 カンフー映画スター俳優9選

ジミー・ウォング(王羽) 【カンフー映画スター俳優9選①】

ブルース・リー(李小龍) 【カンフー映画スター俳優9選②】

サモハン(洪金寶、サモ・ハン・キンポー) 【カンフー映画スター俳優9選③】

ジャッキー・チェン(成龍) 【カンフー映画スター俳優9選④】

ユン・ピョウ(元彪) 【カンフー映画スター俳優9選⑤】

ユン・ワー(元華) 【カンフー映画スター俳優9選⑥】

ラム・チェンイン(林正英) 【カンフー映画スター俳優9選⑦】

ジェット・リー(李 連杰) 【カンフー映画スター俳優9選⑧】

ドニー・イェン(甄子丹) 【カンフー映画スター俳優9選⑨】

第3章 カンフー映画を観る方法

カンフー映画を観る方法 【動画配信サービス比較】

第4章 おすすめカンフー映画13選

燃えよドラゴン(1973) 【おすすめカンフー映画13選①】

片腕カンフー対空飛ぶギロチン(1975) 【おすすめカンフー映画13選②】

酔拳(1978) 【おすすめカンフー映画13選③】

豚(とん)だカップル拳(1979) 【おすすめカンフー映画13選④】

ユン・ピョウinドラ息子カンフー(1981) 【おすすめカンフー映画13選⑤】

少林寺(1982) 【おすすめカンフー映画13選⑥】

霊幻道士(1985) 【おすすめカンフー映画13選⑦】

プロジェクトA(1983) 【おすすめカンフー映画13選⑧】

スパルタンX(1984) 【おすすめカンフー映画13選⑨】

七小福(夢に生きた子供達)(1988) 【おすすめカンフー映画13選⑩】

シティーハンター(1993) 【おすすめカンフー映画13選⑪】

イップ・マン 序章(2008) 【おすすめカンフー映画13選⑫】

捜査官X(2011) 【おすすめカンフー映画13選⑬】

第5章 カンフー映画の寄り道話

『七小福』とは 【ジャッキー達の子供時代】

アンジェラ・マオ 【女性カンフー映画スター3選①】

ノラ・ミャオ 【女性カンフー映画スター3選②】

ムーン・リー 【女性カンフー映画スター3選③】

千葉真一 【日本のアクションスター俳優①】

真田広之 【日本のアクションスター俳優②】

第6章 カンフーを習おう!

カンフー(功夫)とは

カンフーの種類 【長拳・南拳・太極拳】

大阪のカンフー教室・カンフー漫画「拳児」

著者:HARUKA

大阪府出身。趣味はドラム。中国武術は現在見習い中です。好きな映画ジャンルはダントツでカンフー映画!小学生の頃にジャッキー映画にはまり、今に至る。カンフースターは映画「霊幻道士」の道士役ラム・チェンイン氏が一番好きです。多くの人に新旧問わずカンフー映画に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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