本当は深いaikoの歌詞 ~コアなファンが語る3つのキーワード~


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はじめに

aikoに対して「いかにも恋に恋する恋愛ソングばかり」と感じている方も少なくないかもしれません。ただそれはある種の「誤解」なのです。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当て、ファン歴20年の筆者が彼女の歌詞世界の魅力をお伝えします。

実は誤解されているaikoのイメージ ~深淵な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

この章ではaikoのこれまでの軌跡を通してaikoが「誤解される理由」「20周年を越えてもなお愛される理由」をお伝えします。

aikoはなぜ誤解されるのか?
20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

この章ではaikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説します。aikoの楽曲に対する「かわいい」「明るい」「元気」といったイメージが大きく変わことでしょう。

① 哀愁
② 渋みとエグみ
③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

「もっとaikoの曲を聴いてみたい!」と思った方に向けて隠れた名曲を紹介します。

隠れた名曲満載!カップリング曲
おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

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aikoの歌詞世界の魅力をファン歴20年の筆者が紹介!aikoに対して恋に恋する恋愛ソングばかりと感じているとすれば、それは誤解です。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当てaikoの歌詞世界を解説!

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第1章 aikoという「存在」を理解する

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第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

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aikoのラブソングの魅力とは

 

シンガーソングライターaikoの魅力って何だと思いますか?

「aiko」の名前から多くの人がイメージするのはおそらく、元気に歌う姿、年齢を重ねてもかわいらしいルックス、ファッションセンス、関西人ならではのトークセンス、そしてもちろん、切ないラブソング…などではないでしょうか。

では、無数のラブソングが日々生み出されるJ-POP界において、aikoのラブソングが20年以上にわたって広く受け入れられ、多くのファンを獲得してきた理由とは?

「花火」や「カブトムシ」は聞いたことがあるけど、最近のaikoの歌はよく知らない…という人も多いでしょう。

もしかすると「aikoのラブソングってどれも同じように聞こえる」「他のアーティストのラブソングと何が違うのかわからない」「いかにも恋に恋する恋愛ソングばかり」なんて感じている人も、少なくないかもしれません。

 

実は「誤解」されている?aikoのイメージ

 

冒頭に挙げたように「aikoならでは」の魅力はいくつもあり、どれも正解と言えます。

しかし長年aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

「深遠」という表現を意外に感じる人もいるかもしれません。

aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。

しかしその一般的なイメージこそが、aikoの幅広い人気を支えていると同時に、狭めているとも言えるのです。

このWebonがそういったある種の「誤解」を解くことで、aikoの楽曲の多面的な魅力を多くの人に「再発見」してもらうきっかけになればいいなと思います。

 

アルバム『秋 そばにいるよ』の衝撃

 

かくいう筆者も、aikoのことを「誤解」していた一人でした。

彼女のテレビ出演の機会が徐々に増えていった1999年頃は、歌番組での明るく元気な振る舞いや「花火」などのアップテンポな楽曲のイメージからか、「最近流行ってるラブソング」程度の認識だったと記憶しています。

声や音楽の種類そのものが好みだったためよく聴いてはいましたが、まさか自分が20年も追いかけ続けるコアなファンになるとは、当時は思ってもみませんでした。

比較的ライトなファンだった筆者がコアなファンへと変わったきっかけは、2002年発売のアルバム『秋 そばにいるよ』との出会いです。

▼アルバム『秋 そばにいるよ』

 

「花火」「カブトムシ」「ボーイフレンド」という怒涛のヒット連発と、それに伴う余波も落ち着きを見せた時期にリリースされたこのアルバム。

タイトル通り「秋」のような静けさと憂いを帯びた、それまでのaikoとは少し違った印象を与える一枚でした。

バラードが多いから、という単純な理由だけではありません。

歌詞に描かれている世界が、それまでより明らかに深みを増しているように感じられたのです。

というより、もともとaikoの歌詞に備わっていた小説的な深みが、「誰もが知っているヒット曲」という色眼鏡を外されたことによって、ようやく浮き彫りになったと言った方が正しいかもしれません。

 

深遠な歌詞世界との出会い

 

このアルバムとの出会いをきっかけに、それまであまり聴いてこなかったカップリング曲や、ブレイク前にリリースされたファーストアルバム『小さな丸い好日』、そしてなじみのあるヒット曲も、改めて歌詞に注目して聴いてみるようになりました。

すると、一見「かわいい」aikoの歌詞に秘められた底知れぬ魅力、「切ない」「甘い」という言葉だけでは到底カバーしきれない、まさに「深遠な歌詞世界」が目の前に立ち上ってきたのです。

aikoが描く歌詞の世界は決して「切ない」「甘い」だけではなく、「恋に恋する恋愛」だけを歌っているわけではないのだ、と気付いた瞬間でした。

 

このWebonではaikoの歌詞の特徴を3つに分け、それぞれに「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」というキーワードを与えました。

aikoの楽曲になじみのない人からすると、意外すぎるキーワードかもしれませんね。

でも読んでいただければきっと「aikoの曲をもう一度きちんと聴いてみたい!」と思ってもらえるはずです。

このWebonを読んで「aikoを聴いてみたいけど、どれから聴けばいいかわからない」「どこが魅力なの?」「歌詞をもっと深く読み解きたい」というファンや未来のファンの皆さんに「なるほど、そういう楽しみ方もあるのか」と感じてもらい、aikoを(もっと)好きになる一つのきっかけにしてもらえたなら幸いです。

 

まずは1章でaikoの歴史を振り返り、aikoの一般的なイメージと深遠な歌詞世界とのギャップが生成されてきた過程を再確認しつつ、2章では上記3つのキーワードに沿って具体例とともにaikoの歌詞を読み解きます。

3章ではこれからもっとaikoを聴いてみたい!という人に、おすすめの作品をご紹介します。

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第1章 aikoという「存在」を理解する

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第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

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1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード 【① 哀愁】

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aikoの歌詞世界の魅力をファン歴20年の筆者が紹介!aikoに対して恋に恋する恋愛ソングばかりと感じているとすれば、それは誤解です。コアなファンにとってのaikoのキーワードである「哀愁」「渋み・エグみ」「普遍的な愛」に焦点を当てaikoの歌詞世界を解説!

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第1章 aikoという「存在」を理解する

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第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

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1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。ただ、aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

この章ではaikoのイメージに対する誤解を解くため、aikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説いたします。

このページでは「哀愁」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説します。

 

aikoの歌詞を読み解くキーワード「哀愁」

 

「aikoの歌を聴くと好きな人を思い出して胸がきゅんとする」「昔の恋を思い出して切なくなる」…そんな感想をよく耳にします。

「切なさ」を感じられるかどうかは、ラブソングの価値を測る上で重要な要素です。

一方で「切ないラブソング」の定義は幅広く、失恋や片思いをテーマとしていれば、たいてい「切ない」というキャッチコピーがついてしまうのも事実です。

そのせいか「切ないラブソング」という言葉自体に特に重みはなく、かえってありきたりな印象を与えることさえあります。

本当の切なさを感じられるラブソングと、ありきたりなラブソングとを隔てるものは何でしょうか。

 

aikoの歌詞を読み解くことで浮かび上がってくるキーワードは「哀愁」です.

aikoの歌詞は「好きな人に会えなくて寂しい」「好きすぎて苦しい」などのラブソングにありがちな場面を切り取る一方で、決して「恋している今」だけにフォーカスしないという特徴があります。

常に離れたところから客観的に「恋している今の自分」を見つめている別の視点があり、それはたいてい「終わりを知っている自分」です。

 

 

「終わりを知っている自分」は、時に「生き死にレベル」までリスナーを連れて行ってしまいます。

それはもはや「切なさ」というラブソングに多用されがちなキーワードでは伝えきれない、「哀愁」と呼ぶにふさわしい情感です。

「切なさ」を越えたこの「哀愁」こそがaikoのラブソングを真に切ないものにしていると思っています。

ここからは具体的にaikoの歌詞を分析し「哀愁」の秘密に迫りたいと思います。

 

歌詞に見る哀愁の例①「カブトムシ」

▲aiko「カブトムシ」music video short version

 

まずはaikoの代表曲の一つである「カブトムシ」の歌詞に注目してみましょう。

aikoの曲をあまり詳しく知らない人も、「少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ」というサビのフレーズを耳にしたことがあるでしょう。

好きな人へのまっすぐな思いを歌い上げていることから、結婚式のBGMに使用する人もいると聞きます。改めて歌詞を見てみましょう。

 

悩んでる身体が熱くて 指先は凍える程冷たい
「どうした はやく言ってしまえ」 そう言われてもあたしは弱い
あなたが死んでしまって あたしもどんどん年老いて
想像つかないくらいよ そう 今が何より大切で…

引用:aiko「カブトムシ」

 

語り手は「悩んでる身体」や「指先」の温度を通してリアルタイムの「今」を感じながらも、次の瞬間には「あなたが死んで」「あたしもどんどん年老いて」しまった「人生の終わり」へと唐突に視点を移動させます。

「想像つかないくらいよ 今が何より大切で」と一旦「今」に戻ってくるものの、2番の歌詞では季節の移り変わりの描写とともに、視点は再び未来へと移っていきます。

 

強い悲しいこと全部心に残ってしまうとしたら
それもあなたと過ごしたしるし そう 幸せに思えるだろう

引用:aiko「カブトムシ」

 

語り手は「あなた」と過ごした日々が終わる日を再び想像します。

数分間のうちに「今」の幸福感と「終わり」への不安を行ったり来たりしながら、「生涯忘れることはないでしょう」というリフレインとともに曲はエンディングを迎えます。

曲の前半に出てくる「死」というヘビーワードによって、リスナーは否応なく終わりを意識させられ、この曲が単なる幸せなラブソングではないことに気がつきます。

この曲で描かれる恋の終わりは「死」であり、「あなた」が死んだ後の「あたし」の心境にまで描写が及んでいます。「恋する今」だけにフォーカスしたラブソングとは一線を画した、ある種の切迫感が漂う作品です。

 

歌詞に見る哀愁の例②「シアワセ」

▲aiko「シアワセ」music video short version

 

もう一つ例を挙げましょう。

2007年リリースのシングル「シアワセ」の冒頭の歌詞です。

 

隣で眠ってるあなたの口が開く そして笑った
どんな夢見てるの?気になる…出来ればあたしが出てきたらいいのに

引用:aiko「シアワセ」

 

隣で眠る好きな人を見つめて幸せをかみしめている描写や「シアワセ」というタイトルのイメージからか、この曲もまた結婚式で使われることが多いようです。ところがサビの歌詞を見てみると、一筋縄ではいかないことがわかります。

 

二人何処かで廻るストーリー 生涯離れてしまっても
あなたの一歩になるならば 幸せに思える日が来るのです
(中略)
二人何処かで廻るストーリー 静かに終わりが来たとしても
最後にあなたが浮かんだら それが幸せに思える日なのです

引用:aiko「シアワセ」

 

「カブトムシ」同様、繰り返し「終わり」の予感がつづられています。むしろ覚悟はできていて、それすらも幸せに感じられるという、刹那的な恋愛感情を越えた愛情の描写です。

「最後にあなたが浮かんだら」というフレーズは、まるで「あなた」がいなくなった後の「あたし」の人生の終わりの場面を語っているようで、一気に哀愁が漂います。AメロやBメロがフワフワした幸福感に満ちているだけに、コントラストが際立っています。

 

こうした描き方はaikoの楽曲において頻繁に見られる特徴でありながら、あまり一般には認知されていません。

ともすれば重く暗くなりかねないモチーフを含んでいるにもかかわらず、あくまで親しみやすいポップスとしての形態を保っているのはなぜでしょうか。

第1章で言及した「明るく元気」など彼女の「イメージ」が関係していることはもちろんですが、親しみやすいポップスとしての形態を保っているのは、歌詞の表現が内省的であることが理由の一つでしょう。

主人公である「あたし」は未来への不安や終わりへの恐れを感じつつも、歌詞の言葉が「あなた」へ投げかけられることはありません。「マイナスな感情ほど内に秘める」というのもaikoの歌詞の特徴です。

一歩間違えれば深い情念になり得る感情の表現を内省にとどめることで、そこに「媚び」や「あざとさ」が生じるのを防ぎ、爽やかさが保たれています。

さりげない「哀愁」の表現で切なさを増幅させながらも、決して「恨み節」ではない内省的な語りをベースとすることで、受け入れられやすい「真に切ないラブソング」が完成しているのです。

 

以上、このページでは「哀愁」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説しました。

次のページではaikoの「渋みとエグみ」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説します。

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① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

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1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。ただ、aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

この章ではaikoのイメージに対する誤解を解くため、aikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説いたします。

このページでは「渋みとエグみ」というキーワードからaikoの歌詞の世界の魅力を解説します。

 

aikoの歌詞を読み解くキーワード「渋みとエグみ」

 

ラブソング専門であることや小柄な外見のイメージが影響してか、aikoの楽曲は「かわいい」「甘い」といったカテゴリーに分類されがちです。

ところが実は、その歌詞世界はときにシビアで、よい意味で甘くありません。

甘くない」を通り越して「渋み」や「エグみ」を感じることさえあります。

 

 

「渋み」や「エグみ」を感じる秘密はaikoの歌詞の特徴の一つである「物語的な場面展開」にあると言えるでしょう。

具体的に言うと曲の途中でガラリと状況が変わったり、後半で種明かし(伏線を回収)する語りの手法が用いられているのです。

「最後まで聴かないとわからない」、小説のようなaikoの歌詞の魅力についてご紹介します。

 

小説のような歌詞の例① 「二人」

▲aiko「二人」music video short version

 

2008年発売のシングル曲、「二人」の冒頭の歌詞を例に挙げましょう。

 

夢中になる前に 解って良かった
もう一度だけ手が触れた後だったら
きっとダメだっただろう 怖くなってただろう
止まらぬ想いに 止まらぬ想いに

引用:aiko「二人」

 

何が「夢中になる前に 解って良かった」のか、明らかにされないまま歌詞は次のように続きます。

 

隣に座って声を聞いた
何が好きなの?何が嫌いなの?
今 こっちを向いて笑ったの?
あたしに向かって笑ったの?

引用:aiko「二人」

 

サビ以降も、恋に恋するハイテンションな歌詞のオンパレードです。

音楽番組などでこの曲の1番だけを耳にした人は、「甘ったるいラブソングか」「ありがちな片思いの曲なんだろうな」、その程度の感想で終わってしまうかもしれません。

明るい曲調も手伝って、aikoの楽曲は往々にしてそういった「早合点」をされやすい傾向にあります。

ところが2番にさしかかると、さほど甘くない物語の展開が見えてきます。

 

あたしの背中越しに見てた
その目の行き先を 香るあの子の
甘い瞳を見ていたの?
甘い仕草を見ていたの?

引用:aiko「二人」

 

好きな人に好きな人がいたことを知らないまま「あたし」が一人勝手に盛り上がっていた事実が明かされました。

これによって「夢中になる前に解って良かった」という出だしのフレーズの伏線がようやく回収されます。

ここで終わればただの失恋物語なのですが、さらにaikoはたたみかけます。

 

あなたはあたしの時を止めた 帰りの道が見えない

引用:aiko「二人」

 

「あたし」の引き返せない気持ちを綴ることによって、「夢中になる前に 解って良かった」というフレーズとの矛盾を浮き彫りにします。

恋の終わりのエピソードと見せかけて、ここからまた新たな物語が展開しそうな含みがあります。

最後に注目したいのがタイトルの「二人」です。「二人」というキーワードは曲のラスト付近でようやく登場します。

 

一緒に撮った写真の中に夢見る二人は写っていたのね

引用:aiko「二人」

 

「二人」は「あたしとあなた」とも取れますが、「あなたとあの子」を指しているという解釈もできるでしょう。

そう考えると、タイトル自体が大変皮肉な響きをもつようになります。

単純そうに見えた物語に奥行きが生まれ、最後に向かって点と点が線でつなるような感覚を聞き手に与えます。

 

このように、aikoの楽曲は大事なことが後半で語られることが多く、甘いと思っていたシチュエーションが途中からじわじわと渋みやエグみを増してくることがあるのです。

さらにタイトルさえもその渋みを増幅させる役割を担うため、物語の全容がつかめた後に改めてタイトルを見ると、これまでとは異なる余韻を味わえるというおまけもついてきます。

物語が展開するうえで重要な部分(2番の歌詞)が歌番組ではカットされてしまうため、aikoの歌詞にある繊細な物語の魅力が伝わらないまま「ありきたりなラブソング」という判断をされてしまうことが多いのです。

 

小説のような歌詞の例②「気付かれないように」

 

もう1曲ご紹介しましょう。

アルバム『彼女』に収められた「気付かれないように」の冒頭の歌詞です。

シングル曲ではありませんが、ベストアルバム『まとめⅠ』にも収録されています。

 

久しぶりに逢ったあなた 照れ隠しに髪を触った
よみがえってくる思い出が 溢れぬ様に大人ぶって

引用:aiko「気付かれないように」

 

「あなた」と「あたし」の関係はこの段階ではっきりとは描かれません。

わかるのは昔好きだった人に再会した場面らしいということだけです。

さらにタイトルの「気付かれないように」が意味するものさえ、曲の前半では明らかにされません。

再会した「あなた」になかなか近況を聞き出せない「あたし」のじれったい思いが、歌詞の緩やかな展開を通して体感できる一曲です。

種明かしは2番のサビの歌詞にあります。

 

勇気を出して笑って問いかけた 今の事 今の彼女
すごく好きだよと照れて髪を触る 昔のあなたを見た
気付かないように 気付かれないように

引用:aiko「気付かれないように」

 

「今の彼女」というフレーズによって、「あたし」が「昔の彼女」であり「あなた」に対して今も抱いている自分の気持ちに「気付かれないように」していることが明らかになります。

シングル曲「二人」と同様、物語の核心部分を後半に取っておくことで、小説のページを一枚一枚めくるような期待を聞き手に抱かせる効果があります。

こうした特徴を持つaiko作品では、最後に行きつくのはたいてい「甘くない」結末です。

入り口の「甘さ」と中身の「渋さ」「エグさ」とのギャップは、まさに恋愛体験そのものであり、そのリアルさが共感を呼ぶのでしょう。

 

このような小説的な展開はaikoの歌詞世界の主要な特徴の一つですが、テレビやラジオではいまひとつ伝わりにくいのも事実です。

一瞬のフレーズに重要な意味合いが込められているため、ぼんやりと曲を聞いているだけでは気付くことができず、歌詞を見て改めて腑に落ちるという場合が多いでしょう。

しかし一度気付いてしまうとクセになる魅力です。

 

音楽といえばダウンロードが主流となった今も、aikoはCDを出すことに強いこだわりを持っています。

「歌詞カードを見ながら聴く」という昔ながらの楽しみ方が、aikoの作品を堪能するうえで欠かせないものだから、というのもCDにこだわりを持つ理由の一つではないでしょうか。

 

以上、このページでは「渋みとエグみ」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説しました。

次のページではaikoの「普遍的な愛」というキーワードからaikoの歌詞世界の魅力を解説します。

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第1章 aikoという「存在」を理解する

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aikoの一般的なイメージはおそらく「かわいい」「明るい」「元気」といったものが中心でしょう。ただ、aikoの楽曲に親しんできた一ファンの視点から分析すると、「ラブソング職人aiko」としての魅力は小説的ともいえる「深遠な歌詞世界」の中にこそ表れていると感じます。

この章ではaikoのイメージに対する誤解を解くため、aikoが描く歌詞の世界を「哀愁」「渋みとエグみ」「普遍的な愛」という3つのキーワードに分けて解説いたします。

このページでは恋愛だけじゃない「普遍的な愛」というキーワードからaikoの歌詞の世界の魅力を解説します。

 

aikoの歌詞を読み解くキーワード「普遍的な愛」

 

aikoと言えば「恋愛ソング」というのは誰もが抱くイメージであり、事実その通りです。

しかしそのイメージが行き過ぎると、「恋愛一辺倒」「恋愛の曲しか歌えない」というマイナスな印象を持たれることがあります。

ラブソングは幅広い層の共感を得られるカテゴリーであると同時に、「浮ついている」「軽い」と見られるデメリットもあるからです。

 

しかしこれまでにご紹介した通り、aikoの歌詞の世界はただの浮ついた恋物語ではありません。

しっかりとした重みがあり、物語のような奥行きがあります。

さらに言えば、決して「恋愛一辺倒」というわけでもないのです。

初期の曲こそ、恋愛そのものがテーマになっている作品が大半だったかもしれませんが、その表現方法は彼女が歳を重ねるごとに確実に変化してきています。

恋愛をテーマとしない作品もある、というだけではありません。

たとえ表面上は「恋愛ソング」の形式をとっていても、「普遍的な愛」がテーマとなっている楽曲がいくつも存在します。ここで言う「普遍的な愛」とは、恋愛に限らず家族愛や友情など、大切なもの全てに対して抱く感情と定義しています。

 

 

ここからはまず、「恋愛がテーマではない」aikoの楽曲を例に挙げて、aikoの愛の表現を分析していきましょう。

 

「普遍的な愛」の歌詞の例①「瞳」

 

aikoのアルバム曲の中には必ず「恋愛」というカテゴリーには収まりきらない「愛の曲」があります。

これまでで最も際立っている楽曲は、アルバム曲でありながら、CMにも起用され比較的認知度の高い「瞳」でしょう。

ベストアルバム『まとめⅠ』にも収録されています。以下は冒頭の歌詞です。

 

今頃がんばってるのかそれとも新しい光が
青白い瞳に映ってるのか
間に合うように届けようと遠慮がちに歌います
“Happy Birthday to You”
これから始まる毎日にきっと降り続けるのは
小さくて大きな生きる喜びでしょう

引用:aiko「瞳」

 

「瞳」はaikoが、友人が破水したと聞いたときに出産祝いとして作ったと言われる曲です。

前半部分は明るい祝福の言葉に満ちており、あくまで「赤ちゃんの誕生を祝う」友人の立場から語られています。

ところが、後半に進むにつれて次第に様子が変わってきます。

 

胸や体を引き裂くような別れの日も
いつかは必ず訪れる
そんな時にもきっとあたしがあなたのそばにいる

引用:aiko「瞳」

 

aikoの歌詞の特徴の一つである「死」や「終わり」を意識させるキーワードがここでも登場します。

それと同時に「友人」という語り手の立場が徐々に薄らぎ、より大きな「命を見守る存在」が表れてきます。

 

明日最後を遂げるもの明日始まり築くもの
時が過ぎて花を付けたあなたの小さな心の中に
一体何を残すだろう?

引用:aiko「瞳」

 

一つの出産エピソードから命ある全てのものへ、そしてライフサイクルや命の循環を思わせる表現にまで広がっていきます。

曲の最後は次のような歌詞で締めくくられます。

 

胸を体を頭を心をもがれるような
別れの日も来る
そんな時にもきっと愛する人がそばにいるでしょう

引用:aiko「瞳」

 

この曲は恋愛をテーマとしていないだけでなく、語り手である「あたし」が物語の当事者ですらない特殊な作品です。

言ってみれば、aikoの武器である「恋愛モノ」の枠組みが取り払われています。

これによって、「aikoが曲を通して描きたいもの」がかえって見えやすくなったと言えるでしょう。

「瞳」に描かれているのは「今の幸せ」「終わりへの不安」、そして「不安を乗り越えるほどの大きな愛」です。短く表現すると「大切なもの全てに対する愛」と言えるでしょうか。まさに「カブトムシ」や「シアワセ」で表現されていることと、根底にあるものは同じではないでしょうか。

aikoが多くの楽曲を通じて描こうとしている「大切なもの全てに対する愛」という本質的なテーマは、恋愛という設定があってもなくても、決してぶれることがないようです。

むしろ「恋愛」と「それ以外の愛」を分け隔てなく扱っている、という見方もできます。

「恋愛」というわかりやすいフィルターを通して、伝えたいテーマが繰り返し描かれているのです。この傾向は、aikoが歳を重ねるごとに増しています。

 

「普遍的な愛」の歌詞の例②「ストロー」

▲aiko「ストロー」music video short version 

 

最後に比較的新しいシングル曲「ストロー」の歌詞を見ながら、その特徴を別の角度から確認してみましょう。

 

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように あるように あるように
君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように あるように あるように
初めて手が触れたこの部屋で 何でもないいつもの朝食を
喉を通らなかったこの部屋で パジャマのままでお味噌汁を

引用:aiko「ストロー」

 

ミュージックビデオの演出からもわかるように、この曲の場面設定が「同棲中のカップル」であることは確かなようです。

しかし実際に歌詞全体を見てみると、「初めて手が触れた」という歌詞以外、特別恋愛関係を匂わせるような部分が存在しないのです。

抽象的な表現が多く、二人の関係が恋人同士ではなかったとしてもそれほど違和感なく読めてしまう内容になっています。

それが意識的なものであれ無意識であれ、「恋愛」という設定があくまで形式にすぎないことの表れではないでしょうか。

言い換えれば、この曲において「恋愛」は入り口のとっつきやすさを印象付けるためのもので、本質はそこにないのです。「ストロー」を通して伝えたいことは、執拗に繰り返される「君にいいことがあるように」というフレーズに託されています。

 

こういった「相手の幸せを願う」感情はエゴを越えたものです。

「彼に会いたい」「愛されたい」といった恋愛特有のエゴを離れた、普遍的な愛情こそがこの曲のテーマとなっています。

それはaikoから聞き手に対する願いでもあります。

作り手の内側で完結する「表現」を越え、聞き手への「メッセージ」を存分に含んだ「ストロー」がシングル曲として放たれたことは、aiko史上においても重要な出来事と言えるでしょう。

これがaikoの「変わらない魅力」を支える「深化する歌詞世界」の秘密です。

 

【コラム】シングル「ストロー」がaikoにとって重要な出来事である理由
「ストロー」は恋愛ソングとしての要素よりも、aikoからリスナーへのメッセージ性が強い作品です。こうした作品はアルバム曲にはちらほらありましたが、シングル曲として発表されるのは珍しいことです。これによって「恋愛ソングのaiko」としてのコマーシャル性が最小限に抑えられ、誰もが(恋人に限らず)自分の大切な人を思って聴けるような一曲になっています。あくまで「恋愛ソング」の形式をとっているので「恋愛ソングのaiko」としてのイメージを壊すところまではいきませんが、画期的な出来事だったと思います。

 

入り口の気軽さに対する中身の奥深さのギャップこそ、aiko作品の醍醐味なのです。

「青春真っ只中」の恋愛時代だけでなく、歳を重ねても味わい続けられる魅力があります。

次の章では、そんなaikoの歌詞世界を堪能できるカップリング曲と、おすすめのオリジナルアルバムをご紹介します。

『本当は深いaikoの歌詞』目次へ  (全8ページ)

 

目次著者

はじめに

実は誤解されているaikoのイメージ ~深遠な歌詞世界の魅力~

第1章 aikoという「存在」を理解する

aikoはなぜ誤解されるのか?

20周年を越えてなお愛される理由

第2章 aikoの歌詞世界を理解する3つのキーワード

① 哀愁

② 渋みとエグみ

③ 普遍的な愛

第3章 今聴くべきaikoおすすめ作品

隠れた名曲満載!カップリング曲

おすすめアルバム

著者:MAKO

1980年代生まれ。aikoのファン歴20年。aikoの楽曲は全曲カラオケで歌うことができる(息継ぎまで再現できる)。子供の頃から母親の影響で60~70年代の邦楽・洋楽を聴いて育つ。中学3年の時aikoと椎名林檎の楽曲に出会い、青春を捧げる勢いでのめり込む。洋邦問わず、深みのある詞を書く、艶っぽい声のシンガーソングライターが大好き。今一番気になるアーティストは吉澤嘉代子。

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谷山浩子入門 ~『みんなのうた』でトラウマを与えた音楽家!?唯一無二のダークファンタジー世界~

はじめに

谷山浩子さんといえばNHK『みんなのうた』への提供曲「まっくら森の歌」。この曲を聴いてトラウマになった方もいるのではないでしょうか。浩子さんの曲は現実離れした世界観のものが多く、例えば「まもるくん」という曲は「まもるくん」が「新宿の地下道の壁」「警官の制服の肩」などから生えてきてニコニコ笑っているという内容。ファン歴30年以上が語る浩子さんの曲世界に足を踏み入れてみてください。

谷山浩子とは

第1章 谷山浩子の曲世界

NHK『みんなのうた』で人気の浩子さん。多くの楽曲で現実離れした展開を見せます。この章ではそんな浩子さんの楽曲をカテゴリーに分けて紹介します。浩子さんの楽曲のイメージが全体的に掴めることでしょう。

『みんなのうた』~カワイイのに怖い曲~編
コラボ編
ファンタジー世界編

第2章 谷山浩子の軌跡

浩子さんの不思議な楽曲に触れると、どんな人なのかが気になるかと思います。この章では浩子さんの軌跡を追うことで、浩子さんに対する理解を深めてまいりましょう。

谷山浩子の軌跡

第3章 ラジオとライブ

浩子さんは現在ラジオ番組に出演しており、どんな人柄か気になった方は是非ラジオを聴いてみてください。その場でリクエストされた曲を演奏する「リクエストライブ」ではミュージシャンの神業を堪能することもできます。

ラジオとライブ

著者 加藤 千鶴

1972年生まれのライター。谷山浩子ファン歴30年以上。小学6年生の時にラジカセから流れる音楽に魅了され日本のポップス・ロックを聴き続けてきました。谷山浩子さんはみんなのうたの「恋するニワトリ」でハマりました。音楽以外では、演劇やダンスなどの舞台鑑賞と、シュノーケリングなどの旅行、FMラジオが趣味。
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2.5次元舞台は「裏側」に注目するのがおすすめな理由

Webon紹介目次著者

2.5次元舞台は映像・照明・音響などの「裏側」に注目するのがおすすめ!刀の効果音は刀の長さや種類によって音が変えられていたり、裏側に秘められた技術や工夫に目を向けると2.5次元舞台の楽しみ方の幅が広がります!観劇後は必ず「観劇ノート」を書いている観劇マニアが解説します!

『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方 ~照明・映像・音響・裏方観劇を知る~』(全8ページ)はこちらから!

著者:零音(れおん)

小学生の時に劇団四季を見てから舞台の虜になっていく。現在はブロードウェイミュージカル・2.5次元ミュージカル・ストレートの舞台を観劇。観劇後は必ずキャスト・スタッフの方々に感想のお手紙を書くため、目を引いた所などは観劇ノートに書いている。裏方に注目し独学で勉強している。

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『2.5次元舞台の「裏側」の楽しみ方』目次へ  (全8ページ)

 

2.5次元舞台で何を観る?

2018年の年末には刀剣男子・刀剣乱舞が紅白歌合戦に登場し、近年注目されている「2.5次元舞台」。

話題になる前までは「2次元の作品を舞台化するなんてイメージが崩れる」「全く知らない俳優さんが好きなキャラクターを演じるなんて受け付けない」など、沢山の批判がされてきました。

現在では2.5次元舞台で人気の俳優さん達は「2.5次元俳優」という枠でメディア出演するなど露出も増えています。

 

さて、ここで皆さんに質問です。

皆さんは2.5次元舞台を見に行くとなったら『何を』観に行きますか?

「推しの俳優さんが出演しているから観に来た」「原作が好きだから興味を持って観に来た」その他たくさんの理由があって、チケットの争奪戦を乗り越えて劇場に観に行かれているのだと思います。

座席に着席し、舞台の幕が開きます。

目の前には、今まで2次元でしか見た事しかなかった世界が繰り広げられ、舞台の上にはキラキラした俳優さんが演じるキャラクターが喋ったり、歌ったり、踊ったり・・・。

まるで夢の世界です。

終演後は感動や満足感などで満たされ、幸せな気持ちで家路につく。

SNSなどで観劇の感想を書き込み、フォロワーさん達と感想を共有する。

「今日の〇〇かっこよかった!」「クオリティが高すぎて語彙力がない」などたくさんの感想が並びます。

私が今回皆さんにご紹介したいのは、このきらびやかな夢のような世界を作る「裏側」です。

 

「裏側」に注目するのがおすすめの理由

 

キャストさん達は、観客からすれば最もよく見える部分ですし、感想が一番多い所だと思います。

しかし、キャストさん達だけでは2.5次元舞台の世界は作れません。

キャストさんの演技力の他、衣装・音響・舞台セット・照明など沢山の演出効果があって成り立っています。

しかし「音の作り込みがすごかった!」「この部分のキャラクターに当たる照明が凄く綺麗だった!」などの感想で共感を得ることは難しいのです。

私はよくこのような感想を言うのですが「見る所が細かすぎる」「全然見てなかった」と言われる事の方が多いです。

 

2.5次元舞台はアニメや漫画の世界を再現しないといけません。

非現実な世界であるアニメや漫画の世界を舞台上で表現するのはとても難しいことです。映像・照明・音響などに関する応用的な技術や最先端の技術を積極的に取り入れていく必要があります。そして、そこにはただならぬ工夫が凝らされているのです。

そのため、ただストーリーを観るだけでなく、アニメや漫画の世界を「再現するための工夫」に目を向ければ、2.5次元舞台の「裏側」のすごさに気づき、今まで以上に2.5次元舞台をより楽しむことができるようになるでしょう。

 

今回は皆さんに2.5次元舞台の照明・映像・音響などについて面白さや、どんなことをしているのかなどをご紹介したいと思います!

2.5次元舞台の「裏側」について知れば、2.5次元舞台のみならず舞台全体の見方が変わります。見どころが増え、舞台鑑賞がこれまでよりもっと面白くなります!

では、皆さんの観劇ライフがより良いものとなりますように、心を込めてご説明したいと思います。

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谷山浩子のラジオとライブ

Webon紹介目次著者

ファン歴30年以上が谷山浩子さんの曲世界を紹介。トラウマソングとして有名なNHK『みんなのうた』への提供曲「まっくら森の歌」をはじめ、あまりにも独特すぎる不思議な曲の世界にの数々に虜になること間違いなし!?

谷山浩子入門 ~『みんなのうた』でトラウマを与えた音楽家!?唯一無二のダークファンタジー世界~はこちらから!

はじめに

谷山浩子とは

第1章 谷山浩子の曲世界

『みんなのうた』~カワイイのに怖い曲~編

コラボ編

ファンタジー世界編

第2章 谷山浩子の軌跡

谷山浩子の軌跡

第3章 ラジオとライブ

ラジオとライブ

著者:加藤千鶴

1972年生まれのライター。谷山浩子ファン歴30年以上。小学6年生の時にラジカセから流れる音楽に魅了され日本のポップス・ロックを聴き続けてきました。谷山浩子さんはみんなのうたの「恋するニワトリ」でハマりました。音楽以外では、演劇やダンスなどの舞台鑑賞と、シュノーケリングなどの旅行、FMラジオが趣味。

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『谷山浩子入門』目次へ  (全6ページ)

 

このページでは最近の谷山浩子さんのラジオやライブの活動についてご紹介します。

浩子さんの独特の詩や曲の世界、どこかパーソナルな印象を与える歌の魅力を、別の角度から支えるのがラジオやライブでの活動です。

ミュージシャンの神業が堪能できるオールリクエストライブは一見の価値ありです。

 

現在のラジオの活動『オールナイトニッポンモバイル』

 

浩子さんは以前、ニッポン放送のラジオ番組『オールナイトニッポン』のパーソナリティーをしていました。

その後もいくつかの番組を担当。

 

現在はニッポン放送がインターネット上で配信するラジオ番組『オールナイトニッポンモバイル』に出演しています。 “谷山浩子のラジオとライブ” の続きを読む

谷山浩子のこれまでの軌跡

Webon紹介目次著者

ファン歴30年以上が谷山浩子さんの曲世界を紹介。トラウマソングとして有名なNHK『みんなのうた』への提供曲「まっくら森の歌」をはじめ、あまりにも独特すぎる不思議な曲の世界にの数々に虜になること間違いなし!?

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はじめに

谷山浩子とは

第1章 谷山浩子の曲世界

『みんなのうた』~カワイイのに怖い曲~編

コラボ編

ファンタジー世界編

第2章 谷山浩子の軌跡

谷山浩子の軌跡

第3章 ラジオとライブ

ラジオとライブ

著者:加藤千鶴

1972年生まれのライター。谷山浩子ファン歴30年以上。小学6年生の時にラジカセから流れる音楽に魅了され日本のポップス・ロックを聴き続けてきました。谷山浩子さんはみんなのうたの「恋するニワトリ」でハマりました。音楽以外では、演劇やダンスなどの舞台鑑賞と、シュノーケリングなどの旅行、FMラジオが趣味。

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第1章では谷山浩子さんの楽曲の魅力をご紹介してきました。

第2章では谷山浩子さんの軌跡を通して、浩子さんへの理解を深めていただきたいと思います。

 

年表一覧

 

年月 出来事
1956年8月 誕生
1972年4月(当時15歳) 1回目のデビュー。シングル「銀河系はやっぱりまわってる」リリース
1974年5月 第7回ポピュラーソングコンテストで入選
1975年2月 2回目のデビュー。シングル「お早うございます帽子屋さん」をリリース
1977年3月 3回目のデビュー。シングル「河のほとりに」リリース。
1981年11月 橋本一子プロデュースのアルバム『時の少女』リリース
1982年4月(~1986年4月) 『谷山浩子のオールナイトニッポン』放送開始
1985年2月 『みんなのうた』に「恋するニワトリ」提供
1985年8月 『みんなのうた』に「まっくら森の歌」提供
1986年5月 斉藤由貴「土曜日のタマネギ」リリース
1986年11月(当時30歳) 斉藤由貴「MAY」リリース
1987年(~2001年) 『101人コンサート』始まる
1996年 結婚
1998年(~2005年) 音楽劇『幻想図書館』シリーズ上演開始
2002年 ライブ『猫森集会』開始
2006年6月(当時49歳) 『ゲド戦記』挿入歌「テルーの唄」リリース
2012年6月 『オールナイトニッポンモバイル』放送開始
2012年9月 共作アルバム『ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団』リリース
2017年9月 アルバム『月に聞いた11の物語』リリース
2019年9月 アルバム『花さかニャンコ』リリース

 

【1956年~1972年】誕生~最初のレコードデビュー

 

浩子さんは1956年生まれ、横浜市育ち。

音楽一家で育ち、そのうち曲を作るようになります。

中学生の時に学校の近所にあったレコード会社に曲の持ち込みを始めました。

元々は歌謡曲の作曲家志望でした。

ただ自分で歌えばレコードを出してもらえるというので、ピアノ弾き語りで一番初めのレコードデビューを果たします。1972年4月(浩子さん当時15歳)のシングル「銀河系はやっぱりまわってる」とアルバム『静かでいいな 〜谷山浩子15の世界〜』がデビュー作品です。

▼アルバム『静かでいいな 〜谷山浩子15の世界〜』

1972年は松任谷(荒井)由実さんがデビューした年。「シンガーソングライター(自分で作詞作曲して歌う歌手)」という新しい音楽の形が登場し始めた頃でした。 “谷山浩子のこれまでの軌跡” の続きを読む

谷山浩子の曲世界② 【コラボ編】

Webon紹介目次著者

ファン歴30年以上が谷山浩子さんの曲世界を紹介。トラウマソングとして有名なNHK『みんなのうた』への提供曲「まっくら森の歌」をはじめ、あまりにも独特すぎる不思議な曲の世界にの数々に虜になること間違いなし!?

谷山浩子入門 ~『みんなのうた』でトラウマを与えた音楽家!?唯一無二のダークファンタジー世界~はこちらから!

はじめに

谷山浩子とは

第1章 谷山浩子の曲世界

『みんなのうた』~カワイイのに怖い曲~編

コラボ編

ファンタジー世界編

第2章 谷山浩子の軌跡

谷山浩子の軌跡

第3章 ラジオとライブ

ラジオとライブ

著者:加藤千鶴

1972年生まれのライター。谷山浩子ファン歴30年以上。小学6年生の時にラジカセから流れる音楽に魅了され日本のポップス・ロックを聴き続けてきました。谷山浩子さんはみんなのうたの「恋するニワトリ」でハマりました。音楽以外では、演劇やダンスなどの舞台鑑賞と、シュノーケリングなどの旅行、FMラジオが趣味。

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この章では浩子さんの楽曲を

【『みんなのうた』~カワイイのに怖い曲~編】
【コラボ編】
【ファンタジー世界編】

に分けて3ページにわたって紹介いたします。

 

前ページで紹介した『みんなのうた』はアニメーションとの合作です。

谷山浩子さんは『みんなのうた』以外にもアニメとのコラボが盛んで、声優への提供曲も多いです。

このページでは浩子さんのコラボ作品を「アニメ」「声優」に分けて紹介いたします。

 

① アニメとのコラボ

浩子さんはアニメやマンガ等、ほかの分野とのコラボが多いです。浩子さんの自由で突飛な曲の世界観はアニメやマンガとの親和性が高いのでしょう。

アニメでは劇場版『未来少年コナン』の主題歌を作詞・作曲、スタジオジブリの映画『ゲド戦記』の挿入歌で手嶌葵さんが歌った「テルーの唄」の作曲と、アルバム『ゲド戦記歌集』の作曲を担当。『コクリコ坂から』の挿入歌の作曲も手掛けました。

▼アルバム『ゲド戦記歌集』(画像クリックで商品詳細へ)

大島弓子さん作の『綿の国星』のアニメの挿入歌の作詞・作曲をはじめ、マンガのイメージアルバム(マンガの場面やイメージを楽曲にしたアルバム)を多く担当。曲とマンガが相互に影響を与える作品も生まれています。

▼『綿の国星』(DVD)

アニメ・マンガだけでなく演劇とのコラボも。

浩子さんの曲「真夜中の太陽」からインスパイアされた同名の芝居は、生きる力や辛さ、希望と悲しみを包み込む名作になり再演を重ねました。

 

ちなみに浩子さんの曲はニコニコ動画でも大人気です。

不思議な世界は二次創作の意欲をかき立てるようです。

驚くことに、アニメとコラボしたDVD『うたのえほん』には、ニコニコ動画に上がっていた「まっくら森の歌」のパロディー作品「なっとく森のうた」を収録しています。

浩子さんの曲は、マンガを愛し、アニメに愛される、独自の想像力の世界が広がっています。

 

アニメとのコラボおすすめの曲3選

 

アニメとのコラボおすすめの曲は「テルーの唄」「愛をもういちど」「鳥は鳥に」です。アニメのために作られた曲の中で、比較的知られている曲だと思います。

▼曲名と世界観

曲名 アニメ
テルーの唄 映画『ゲド戦記』の挿入歌。手嶌葵が歌う。
愛をもういちど 映画『未来少年コナン』オープニング。研ナオコが歌う。
鳥は鳥に 映画『綿の国星』挿入歌。

 

② 声優とのコラボ

 

声優への楽曲提供も多くあります。多いのは岩男潤子さん。

▼岩男潤子(いわおじゅんこ)さん


By ファイルマーチ投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

岩男潤子さんは「カードキャプターさくら(大道寺知世役)」「新世紀エヴァンゲリオン(洞木ヒカリ役)」「るろうに剣心(雪代巴役)」等で活躍の声優さんです。

最近では豊崎愛生さん、上坂すみれさんへ詞や曲を提供しています。

作曲はせずに提供詞だけだった場合も、谷山浩子ワールド全開の不思議な世界で、空を飛んでくるのはなんとサバであることも。

提供した歌詞が「これは谷山さんにしか歌えない」と言われて出戻ってきたという話を本人がよくライブでしています。

「あそびにいこうよ!」のようにとろけるほど甘くてカワイイ歌もあります。

 

声優とのコラボおすすめ曲3選

 

声優への提供曲には特徴があり、やたらとカワイイ曲・詞が多いです。「あそびにいこうよ!」(詞のみ)、「ハーブガーデン」はその例です。「何かが空を飛んでくる」は、先にご紹介した空を飛んでくるのはサバという内容の詞です。

▼曲名と声優

曲名 声優
あそびにいこうよ! 岩男潤子
ハーブガーデン 岩男潤子
何かが空を飛んでくる 豊崎愛生

 

コラボおすすめアルバム・DVD

 

▼アルバム『テルーと猫とベートーヴェン』

▼アルバム『しまうま』

🐰おすすめの理由🐰

『テルーと猫とベートーヴェン』は『ゲド戦記』関連の曲が収められています。『しまうま』は岩男潤子さんへの提供曲が多く、柔らかい曲調の歌が多いアルバムです。

▼DVD『うたのえほん』

🐰おすすめの理由🐰

浩子さんの歌に、アニメーションや映像を付けたDVDです。ニコニコ動画のような感じです。このDVDには、ほかの人が作ったパロディー作品「なっとく森のうた」も収録されています。

 

おすすめ曲は筆者の好みで選んでいます。

浩子さんの曲は人気投票すると票がバラバラに分散してしまうほど、ファンはそれぞれ好きな曲が違います。

気に入ったら是非ほかの曲も聴いてみてください。

 

浩子さんの曲は現実離れしたことが起きる独特のファンタジー、というのも特徴です。次のページでは浩子さんのファンタジーな楽曲を「物語を題材にした曲」「夢の世界を描いた曲」「人とつながれない喪失感を描いた曲」の3つの項目に分けてお伝えします。

『谷山浩子入門』目次へ  (全6ページ)

 

目次著者

はじめに

谷山浩子とは

第1章 谷山浩子の曲世界

『みんなのうた』~カワイイのに怖い曲~編

コラボ編

ファンタジー世界編

第2章 谷山浩子の軌跡

谷山浩子の軌跡

第3章 ラジオとライブ

ラジオとライブ

著者:加藤千鶴

1972年生まれのライター。谷山浩子ファン歴30年以上。小学6年生の時にラジカセから流れる音楽に魅了され日本のポップス・ロックを聴き続けてきました。谷山浩子さんはみんなのうたの「恋するニワトリ」でハマりました。音楽以外では、演劇やダンスなどの舞台鑑賞と、シュノーケリングなどの旅行、FMラジオが趣味。

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