スターダスト・レビューの歴史 【デビュー前から三谷泰弘在籍時】

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「スターダスト・レビューが日本一のライブバンド」と言える理由を、数百本以上のライブに通い、ボーカル根本要のラジオを愛聴する筆者がお伝えいたします。スターダスト・レビューの「メンバー」「歴史」「魅力」など徹底解説!

スターダスト・レビュー入門 ~日本一のライブバンドと言える理由~ はこちらから

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

『スターダスト・レビュー入門』目次へ  (全14ページ)

 

 

この章(第1章)は「スターダスト・レビューのメンバーと歴史」。

このページから3ページに渡りスターダスト・レビューの歴史を紹介していきます。このページではアマチュアバンド時代~三谷氏が脱退するところまでを紹介します。

 

アマチュアバンド時代

 

スターダスト・レビューの前身は「アレレのレ」というアマチュアバンドです。

 


▲写真左から:柿沼・根本・林 ・寺田

 

根本要さんと柿沼清史さんは同い年で同じ高校、そこで出会います。

寺田正美さんと林”VOH”さんは同い年で要さんたちの2歳下、幼稚園の頃からの幼なじみ。

 

▼スタレビメンバーの関係図

 

「アレレのレ」ではキーボードをTHE JAYWALK(前J-WALK)の杉田裕さんが努めていましたが脱退したため、アマチュアバンド仲間で評価の高かった三谷泰弘さんが加わります。

 

J-WALK

1993年『何も言えなくて・・・夏』で紅白歌合戦に出場する。2011年に「J-WALK」からバンド名が「THE JAYWARK」になる。

▼アマチュアバンド仲間で評価の高かった三谷泰弘氏

 

三谷さんによれば「要さんから「アレレのレ」への誘いがあるだろうということは予想していたし、電話があった時は、とてもうれしかった」そう。

三谷さんは寺田さんたちと同い年。

 

▼アレレのレ時代メンバー図

 

1981年デビュー

▲『シュガーはお年頃 2002リマスター』

 

ヤマハポピュラーソングコンテストでデビューのきっかけをつかむまでは、要さん、柿沼さん、VOHさん、三谷さんは大学生、寺田さんは就職していました。

そして1981年に「シュガーはお年頃」でデビューしますが全然売れませんでした。

 

 

業界内の評判は割と高く、かろうじてアマチュア時代と同様にライブに力を注ぐことはできていましたが、レコードは売れないし、お客さんも入りません。

そんな中、エリック・クラプトンの武道館公演で前座をしたことがその当時の自慢。

 

▼エリック・クラプトン

photo by Steve Proctor

 

4枚目シングル「トワイライト・アヴェニュー」

 

鳴かず飛ばずで来ていたスタレビは、スタッフから

「次の曲が売れないと後がない」

と言われ、初めて作詞家に依頼して書いてもらった4枚目のシングル「トワイライト・アヴェニュー」(1983)が少しだけ注目を集めます。

切ない歌詞と美しいメロディー、私はこの曲が大好きで、私の中のベスト5に入ります。

 

著者がおすすめするスターダスト・レビューの名曲は第2章で解説!(現在第1章)

 

「トワイライト・アヴェニュー」までは主に、要さんとVOHさんが作詩をしており、要さん曰く「歌詞なんて正直なんでもよかったんだね(笑)」と。

音楽マニアの要さんは、聴いてきた音楽もその当時は歌詞の内容よりも音のカッコよさなどに魅了されていて、歌詞はあまり興味がなかったようなのです。

 

それは、自分の歌詞にも表れていて、今ではライブで大人気で大いに盛り上がるシングル

「シュガーはお年頃」(先述)

「銀座ネオンパラダイス」(2ndシングル・1981)

「ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス」(3rdシングル・1982)

も歌詞の内容はそこまで共感を得るようなものではなく、勢いのあるサウンドの楽しさに重点が置かれている印象です。

 

この当時のスタレビの音楽はみんなでわいわい楽しく歌える「ブギウギ、ドゥーワップ」の曲調のイメージがあり、後にライブでは上にあげた3曲を観客と一緒に歌うことが多いです。

当時あまり評価が高くなかったとはいえ、メンバー、特に要さんはとても自信を持っていて、今ではスタレビのスタンダードナンバーとなっているのだから不思議です。

 

カルピスCM「夢伝説」

 

そしてなんとか少しだけ結果につながり、ホッとできたスタレビは相変わらず精力的にライブ活動をしており、以前よりも集客も少しずつ上がっていき次の5thシングル「夢伝説」(1984)がカルピスのCMに使われたことからさらに注目を浴びることになります。

 

「この曲に救われた、これがなかったらスタレビは終わってた」

と要さん。

どんなに自信を持っている曲でも、いいライブをしていても、結果がともなわなければ厳しい音楽業界。

第一期のスタレビのターニングポイントはまさしくここだと言えます。

 

ここから

「今夜だけきっと」(9thシングル・1986)

「Stay My Blue」(14thシングル・1988)

「Nothern Lights」(15thシングル・1989)

「君のキャトル・ヴァン・ディス」(19th・1990)

「もう一度抱きしめて」(24thシングル・1993)

などさまざま楽曲を発表し世間の認知度も増え、もともと力を入れていたライブパフォーマンスの高さから、ファンが増え始めます。

 

代表曲「木蘭の涙」

 

そしてスタレビの一番知られているであろう曲「木蘭の涙」(25thシングル・1993)をリリースします。

 

・・・といってもそんなに当時売れたわけだはなく「スタレビの中では」ですよ。

 

今では、いろんなアーティストがカバーしているので「スタレビが本家」と知っている人もいなかったりして

「『木蘭の涙』ってスタレビもカバーしてるんですねぇ」

と業界関係者に言われ、気の弱い要さんは

「えっ、あっ、はい・・・」

なんて・・・。

 

この1980年代半ばのスタレビは三谷さん中心のシンセサイザーやデジタル音を多用したキラキラしたおしゃれなサウンド。

▼シンセサイザーの例

 

デビュー前、デビュー当時は泥臭くラフに好きな音楽をやっていたスタレビも、いつの間にかおしゃれなシティポップスと言われ始め、衣装も当時はやっていたダブルのカラースーツに身を包みます。

▼カラースーツ

 

三谷氏の脱退

▼三谷 泰弘氏

 

そうして少しだけ順調に動きだしたスタレビに最大の危機が。

キーボードの三谷さんが「スタレビを脱退したい」と言ってきたのです。

 

三谷さんは音楽の才能をさらに開花させ、この頃のスタレビの作曲編曲を手掛け、多くの名曲を生み出し、スタレビのなくてはならない大黒柱になっていました。

しかし、自身のソロ活動をしたいということで「脱退したい」と。

要さんは三谷さんと自分たちの音楽的レベルの差がどんどんかけ離れていっていることを実感していて三谷さんのやりたいことはスタレビではできない、感じていました。

 

そして1994年いっぱいで三谷さんはスタレビを脱退します。

消してケンカ別れではなく、快く送り出し、今でも三谷さんとは仲間であり、スタレビの記念ライブなどにも参加しています。

こうしてスタレビの名キーボーディストであり名作編曲家の三谷さんに頼りっぱなしだったスタレビはこれからの活動に不安を抱えていくのでした。

 

次のページでは三谷氏脱退後のスターダスト・レビューから、光田氏が在籍していた時までを紹介していきます。

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スターダスト・レビューの歴史② 【光田健一在籍時】

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「スターダスト・レビューが日本一のライブバンド」と言える理由を、数百本以上のライブに通い、ボーカル根本要のラジオを愛聴する筆者がお伝えいたします。スターダスト・レビューの「メンバー」「歴史」「魅力」など徹底解説!

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この章(第1章)は「スターダスト・レビューのメンバーと歴史」。

3ページに渡りスターダスト・レビューの歴史を紹介しています。このページでは三谷氏が脱退後~光田氏の脱退までを紹介します。

 

アルバム「艶」をリリース

 

三谷泰弘さんの脱退はスタレビにとって大きな打撃でした。

 

▼1994年にスタレビを脱退した三谷泰弘氏

 

スタレビのボーカル&ギターの根本要さんはバンドの解散も考えたのですが

「やはりバンドを続けたい、自分たちで頑張ろう」

と決意します。

 

「何十年もバンドを続けられてすごいですね」という問いには

「誰でも続けようと思えば続けられるよ。だって解散しなきゃいいんだもん(笑)」

と要さんらしい答えを返しています。

三谷さんが脱退するまでの数年間のスタレビサウンドは三谷色が強くキラキラしたイメージです。

 

▼根本要氏

 

三谷さん脱退後、スタレビは自分たちの音楽を再確認し、デジタルではなく生のバンドサウンドにこだわった「艶」(12thアルバム・1995年)というアルバムを発表します。

バラエティに富んだ、豊かな色を散りばめたアルバムとして「艶」と名付けたそうです。

 

▼アルバム「艶」

 

このアルバムの1曲目の「KEEP ON ROLLIN’」はスタレビらしい軽快なロックンロールナンバー。

 

この曲に新生スタレビの決意表明が表れている気がします。

私はこの曲が大好きで、セットリスト(ライブの曲順)にこの曲が入っているともう大興奮!

このアルバムのツアーグッズのキーホルダーに「Keep On Rollin’」の文字が刻まれていて、今でも大事にこのキーホルダーを持っています。

 

▼「艶」のツアー『STARDUST REVUE CONCERT TOUR 艶』

 

光田健一(みつだ けんいち)氏加入

 

このツアーからキーボードに光田健一(みつだ けんいち)さんがサポートとして加わります。

 

▼光田健一氏

 

光田さんは要さんより10歳も下で、素晴らしい音楽センスの持ち主。

メンバーが出したアイデアを、その音楽センスでどんどん実現化する光田さん。

 

「世の中にはこんなすごい人もいるんだなあ」

とメンバーは驚くばかり。

 

光田さんは両親ともに音楽に携わった仕事をしており、小さいころからクラシックを筆頭にたくさんの音楽に囲まれて育ちました。

東京芸術大学音楽部作曲科に在学していた経歴があり、絶対音感の持ち主で素晴らしい才能を持った光田さんはスタレビに様々なインスピレーションを与えることになります。

 

音楽を基礎から学んでいる光田さんとの出会いによって、スタレビの音楽はまた新たにいろんな可能性が広がっていくことになります。

ライブでもその音楽スキルの高さと、ルックスのかわいらしさからスタレビファンにも大人気だった光田さんを、1998年に正式メンバーとして迎えます。

新生スターダスト・レビューになってから初めてのライブで要さんはライブ後、大泣きしたそうです。

 

「これでいける、大丈夫だ」と。

 

そしてオリジナルアルバムの他、

光田さんが全曲アレンジを手掛けたアカペラアルバム『DEVOTION』(1999)

バラードなしのライブアルバム『No Ballds』(2001)

の発表など、より円熟した新しいスタレビの魅力は多くの称賛を受けその活動はとても順調でした。

 

そんな中、事務所独立というスタレビにとって新たなチャレンジも始まっていました。

 

事務所からの独立

 

2000年、スタレビは前事務所アップフロントエージェンシーから独立します。

 

自分たちのやりたいことだけをやれるように…

きちんと自分たちの音楽に集中できる環境で自分たちの目指す音楽をやり続けるために独立を決意したのです。

 

スタッフとタクシーに乗っているときに電話がかかってきて何やら良さげなニュースがあったよう。

「『なんだ?俺たちのことか?』と思ったら同じ事務所のKANちゃんのことだった(笑)」と。

スタレビの事務所を作って自分たちのためだけに動いてくれるスタッフが欲しかったんだ、と要さん。

 

KAN


CD売上累計201万枚以上の大ヒット曲「愛は勝つ」でお馴染みの日本のシンガーソングライター

後にKAN氏とスタレビは『SSKB』というユニットを組むことになります。第3章で紹介!(現在第1章)

 

アップフロントでスタレビについてくれていた鬼木氏が、現事務所「ラプソディ」の社長となりスタレビはまた新しい一歩を踏み出します。

要さんは

「お金もかかるし、正直簡単に独立できると思わなかった。でも鬼木さんがいろいろ計算してくれたら何とか大丈夫で、アップフロントとも話し合ってあっさり独立を認めてくれて円満退社です。本当に感謝してますし、自分たちの責任で音楽をやっていくんだと改めて思いました」

と。

 

光田氏の脱退

 

そして順調に進んでいたスタレビの活動に、新たな危機が・・・。

2001年11月、アルバム「Style」のレコーディング中に光田さんは突然スタレビを脱退します。

この事はファンの間で大騒ぎになり、今でもその衝撃を覚えています。

当時はネットが普及し始めていて、どこかからの発言が発端で噂が広まり、スタレビも光田さんも急遽コメントを発表しました。

 

実は光田さんはスタレビのサポートメンバーの時から自身のソロ活動やプロジェクトがあったそうです。

スタレビの正式メンバーとなってからも、マネージメントはスタレビ側ではなく、それまで通り光田さん側のマネージメントに所属していました。

 

要さんからの説明は

「決して仲たがいや金銭の問題などのトラブルではなく、マネージメントが上手くいかなくなってしまった。マネージメントが二つあることは難しかった」

とありました。

 

私たちにははかり知れない本人たちも上手く説明できないさまざまな理由、実情があるのでしょうが、双方ともにこれまでの感謝と最大のエールを綴っていました。

その言葉通り、今でも光田さんは仲間であり、初代キーボーディストの三谷さん同様、イベントに参加もしています。

 

「Style」完成

 

こうしてスタレビにとってもファンにとっても衝撃的な、レコーディング途中の脱退という出来事を乗り越えてアルバム「Style」(16thアルバム・2002年)を完成させるのでした。

制作時には急遽、元メンバーの三谷さんにサポート求めましたが、快く参加してくれています。

 

▼元メンバーの三谷泰弘氏

 

「Style」は真っ白なジャケットが印象的なのですが、その通り「新生スタレビ」という感じがとても漂っています。

 

▼Styleのアルバムジャケット

 

三谷さん脱退後のアルバム「艶」とはまた違う、新しさ。

もし、光田さんが脱退していなかったらこんなアルバムになっていなかったのか、それとも初めからこんなアルバムの予定だったのか、ジャケットはこうだったのか・・・。

全てが必然に思えてしまうアルバムです。

全体的にとてもシンプルでストレートなアルバムで、すべて根本要の作詩作曲。

これまではほとんど自分達でアルバムプロデュースをしてきましたが、初めて外部プロデューサーにエレファントカシマシなどを手掛けた熊谷昭氏を立て、制作したアルバムです。

 

エレファントカシマシ
1981年結成、日本のロックバンド。代表曲に「今宵の月のように」など。

▼エレファントカシマシ

 

要さんは作詩したものをことごとく熊谷氏に却下され、こてんぱんに詩の部分を鍛えられます。

書きあがった詩に対して

「根本君はしゃべりは面白いのに、詩は全然おもしろくないね。まだ、本気で書いてない。本音を書いてない。つくろってない本当の心からのラブソングが見たい」

などど何度も書き直しをさせられます。

 

要さんはこの時のことを

「本当に苦労した。だってラブソングって言っても、俺なんてそんなに恋愛経験ないしさぁ・・・」

と語っています。

アマチュア時代からデビュー後も歌詞に特別な思い入れがなかった要さんですが、熊谷氏との出会いによって要さんの作詩に対する意識はとても高いものになっていったそうです。

 

次のページではこの後のスターダスト・レビューから現在までの歴史を紹介します。

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スターダスト・レビューのメンバー紹介 【バンド名の由来】

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スタレビのメンバー紹介

▲写真左から:柿沼・根本・林 ・寺田

 

スターダスト・レビューは1981年デビューの4人組バンドです。(後述しますが、デビュー当時は5人でした。)

 

スタレビメンバーの名前と役割

ギター🎸&ボーカル・・・根本要(ねもと かなめ)

ベース🎸&コーラス・・・柿沼清史(かきぬま きよし)

ドラム&コーラス・・・寺田正美(てらだ まさみ)

パーカッション&サックス📯&コーラス・・・林 ”VOH”紀 勝(はやし・ボー・としかつ)

 

根本要(ギター&ボーカル)

名前 根本要(ねもと かなめ)
生年月日 1957年5月23日
出身地 埼玉県行田市

 

ギター&ボーカルの要さんはギターはもちろんの事、歌声やボーカルスキルの高さからボーカリストとしてとても評価が高いです。

3時間半を超えるライブの間、歌いっぱなし、しゃべりっぱなしでもつぶれない強靭な喉(のど)の持ち主。

 

しかもライブ後のメンバー、スタッフとの食事会でもしゃべりっぱなしで、とにかくおしゃべりが大好きな要さん。

その要さんから繰り広げられるライブ中のMCはいつもいつも大爆笑で、CDの特典として「MCD」なるMCだけを集めたCDがつけられたことも。

 

スタレビのライブDVD(Blu-ray)にはメンバー座談会の副音声がつけられていて、ファンは主音声ではなく、副音声から見始めることが多々あり。

そのトークのおもしろさは音楽界の落語家と評される、さだまさしさんからもお墨付き。

 

スタレビ根本氏のMCを楽しめるCD・DVD
スターダスト・レビューの35周年(2016年時)記念ベスト・アルバム。MCD、座談会が収録されている。

▼CD+DVD『「スタ☆レビ」-LIVE&STUDIO- (初回限定盤) 』

 

また、ボーカリストであるとともにギタリストとしてももちろん評価が高く、ライブではずっとギターを弾きながら歌っています。

とにかく仕事でもプライベートでも片時もギターを離さない要さん。

私は要さんのカッコよくて時に優しく温かいギターが世界一大好きなんです。

 

 

柿沼清史(ベース&コーラス)


▲左から二番目が柿沼清史

名前 柿沼清史(かきぬま きよし)
生年月日 1957年11月11日
出身地 埼玉県羽生市

 

ベースの柿沼さんは、そのほんわかしたたたずまいからはあまり想像できないかもしれませんが、そのベースプレイは「カッコいい!」の一言。

ブイブイとチョッパーで弾いている時の、そのグルーブ感はたまりません。

 

▼ベースのチョッパーの例

 

デビュー当時はアイドルっぽいルックスでとてもかっこいい柿沼さん(今も素敵ですよ)。

ルックスがコンプレックスのボーカル根本要さんやスタッフの間でも

「柿沼をフロント(前に押し出す)にした方がいいんじゃないのか?」

との声もあったほど。

 

でも、年齢と共にぽっちゃりしてきたことで、

「柿沼はステージで動かない」

といつも要さんにいじられますが、そのベースプレイはファンキーでとってもカッコよくて、このベースラインがあるからこそ心地よいグルーブが生まれるんだなあ、と感じています。

 

寺田正美(ドラム&コーラス)

▲右から二番目が寺田正美氏

名前 寺田正美(てらだ まさみ)
生年月日 1959年7月26日
出身地 埼玉県熊谷市

 

ドラムの寺田さん、寡黙であまり話さないキャラクター。

ステージ上でもあまり話さないので

「寺田が今日初めてしゃべった!」

なんて要さんにツッコまれますが、ボソッと話す一言がおもしろい寺田さんです。

 

穏やかで優しい人柄で、その細身の体から生み出されるパワフルなドラムはタイトでカッコいい!

ドラムの音が重すぎず軽すぎずクリアでキレッキレなんです。

ベースの柿沼さんと共にこのリズム隊がスタレビの大きな土台になっているからこそ、すべてのバランスがいいのだと思います。

 

林 ”VOH”紀 勝(パーカッション&サックス&コーラス)

▲一番右が林 “VOH”紀 勝氏

名前 林”VOH”紀勝(はやし・ぼー・としかつ)
生年月日 1960年1月28日
出身地 埼玉県熊谷市

 

パーカッション(打楽器全般)のVOHさんは一見怖そうな見た目とは裏腹にとてもやさしく、よく気が付き、面倒見のよいバンドのお母さん的存在。

要さんによく愛のあるいじりをうけますが、暴走する要さんをいつもやさしくフォローしてくれます。

 

そしてVOHさんのパーカッションはスタレビの音楽にさまざまな彩を添えてくれます。

CDでもパーカッションの音色がよく聴こえていてカッコいいんですよね。

ライブではサックスを吹きながら右に左にと盛り上げるVOHさん、みんなそんなVOHさんが大好きなんです。

 

サポートメンバー

現在は上記4名にサポートメンバーとして

キーボード🎹&コーラス・・・添田啓二(そえだ けいじ)

ギター🎸&キーボード🎹&コーラス・・・岡崎昌幸(おかざき まさゆき)

を加えた6人でライブを行っています。

 

▼サポートメンバーの1人岡崎昌幸氏

 

デビューからの「メンバー脱退・加入」

 

スターダスト・レビューの前身は「アレレのレ」というアマチュアバンド。

ヤマハポピュラーソングコンテストにて「おらが鎮守の村祭り」という曲で優秀曲賞を受賞したのがデビューのきっかけ。

 

おらが鎮守の村祭り

「おらが鎮守の村祭り」はスタレビ7枚目のアルバム『HOT MENU』(ベストアルバム)に収録されている。この曲には元メンバーの三谷氏や光田氏が特別参加している。

 

ちなみにこの時のグランプリはクリスタルキングの「大都会」です。

 

1981年のデビュー当時にはキーボードの三谷泰弘(みたに やすひろ)氏を含めた5人だったのですが、1994年に脱退しました。

 

▼デビュー(1981年)~94年までメンバーだった三谷泰弘氏

 

その後キーボードのサポートメンバーだった光田健一(みつだけんいち)氏が1998年に正式加入しますが、2001年に脱退します。

 

▼1998~01年までメンバーだった光田健一氏

 

光田さん脱退の後は先ほど紹介した

キーボードの添田さんと

ギター他の岡崎さん

がサポートメンバーとしてツアーに、レコーディングにと大きく関わっています。

 

▼スタレビの歴史(概略図)

 

 

スタレビの人間性

 

スターダスト・レビューというおしゃれな名前がついていますが、メンバーたちはおしゃれ感とは程遠く、見た目にはあまりこだわらないただの音楽好きの人たち。

スタイリストさんや、メイクさんに

「体形が乱暴(笑)」

と言われることも多々あり。

 

要さんはただただ音楽が好きで好きで運よくデビューできて

「なんとなく好きなことをやっているだけでここまで来てしまった」

というような生粋の音楽マニア。

 

「アレレのレ」という名前も「バンドの名前なんて何でもよかった」と要さんの言うように、ただただ音楽を楽しくやっていただけ。

 

「スターダスト・レビュー」の由来

 

デビューの際にさすがにこのバンド名はまずいだろうと、「スターダスト・レビュー」というバンド名になりますが、この名前からうけるイメージと自分たちがあまりにも程遠いため当初はすごく名乗るのが恥ずかしかったそうです。

 

名前の由来は

ジャズのスタンダードナンバー「スターダスト」

自分たちの持つさまざまな音楽スタイルをライブでレビュー方式で見せたい

ということから。

 

その名の通り、スタレビのライブは音楽ではもちろん、要さんのトークで笑わせ、小芝居もあったりと毎回楽しいライブで私たちを楽しませてくれています。

 

MCで大爆笑の後にいきなりバラードが始まったりするのですが、それでも曲が始まると一瞬にして曲の世界に引き込んでしまえるのは高い音楽力があるから。

ライブでの演奏力の高さにいつも感動するのです。

 

以上、スターダスト・レビューのメンバー紹介とバンド名の由来でした。次のページからは3ページに渡ってスターダスト・レビューの歴史を解説していきます。

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スターダスト・レビュー入門 ~日本一のライブバンドと言える理由~

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はじめに

『スターダスト・レビュー』という音楽グループは名前は一度は聴いたことがあるとは思いますが、「ライブが面白い!」という評判があるのは知らない方が多いのではないかと思います。
このWebonでは数百本以上のライブを観てきた、しあ氏がスターダスト・レビューが日本一のライブバンドであると理由をお伝えし、スターダスト・レビューの歴史・魅力・楽しみ方などを学ぶことができます。

はじめに    〜「スターダスト・レビュー」とは~

第1章 メンバーと歴史

ここではスターダスト・レビューのメンバー、そして歩んできた軌跡についてお伝えいたします。デビュー前から順を追って解説します!これを読めばスタレビを把握したようなもの!?

メンバー紹介    【バンド名の由来】
歴史① 【デビュー前から三谷泰弘在籍時】
歴史② 【光田健一在籍時】
歴史③ 【現在まで】


第2章 魅力

筆者が日本一と謳うスターダスト・レビューのライブの魅力や、ボーカル根本要のMCのトーク力、おすすめの名曲などについて解説していきます。きっとライブに行きたくなるはずです!

ライブの魅力 【高い音楽性と低い腰】
スタレビ根本の魅力
おすすめの名曲 【代表曲「木蘭の涙」ほか】
おすすめアルバム 【37年間の作品から厳選】

第3章 楽しみ方

スターダスト・レビューはただ曲を聴くだけでなく、様々な楽しみ方があるのです。ギターの音色や他アーティストとのコラボ、ラジオのトークなど尽きる事がありません。

根本要のギター
他アーティストとのコラボ
根本要のラジオ番組
ファンへの愛の深さ

おわりに

ライブをメンバーの病気で怪我で中止にしたことがなかったスタレビ。2018年6月に根本要氏の突然の入院に伴い、予定していたライブの出演を見送ることになりました。事の経緯と、入院によって再確認されたスタレビへの思いをお伝えします。

おわりに ~根本要さん突然の入院と今後~

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友達にスタレビを伝えるなら

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5分でスタレビを理解できるようWebon編集部が『スターダスト・レビュー入門 ~日本一のライブバンド~』を独自にまとめました!友達に、家族に、恋人にスタレビを知ってもらいましょう! 

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はじめに ~『スターダスト・レビュー』とは~

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スターダスト・レビューとは

グループ名 スターダスト・レビュー
メンバー ・根本要(ボーカル/ギター)写真右から2番目
・柿沼清史(ベース/ボーカル)写真左から2番目
・寺田正美(ドラムス/ボーカル)写真左
・林“VOH”紀勝(パーカッション/ボーカル)写真右
デビュー 1981年5月25日シングル『シュガーはお年頃』アルバム『STARDUST REVUE』でデビュー
代表曲はシングル売上約15万枚の『木蘭の涙』。カルピスのCMに『夢伝説』が起用され世間に広く認知された。デビュー35周年を迎えた現在も年間70本を超える全国ツアーを展開している。ライブ・パフォーマンスに定評があり、本Webonではスターダスト・レビューが日本一のライブバンドである理由を解説していく。

▼スターダスト・レビュー(スタレビ)の代表曲「木蘭の涙」

▼『夢伝説』ライブ映像

 

はじめに

 

スターダスト・レビュー(スタレビ)というバンドをご存知でしょうか?

 

全然知らない、もしくはなんとなく名前は聞いたことがある・・・こういう方が一番多いのではないでしょうか。

 

私はスタレビの大ファンなのですが、初めて会う人と好きなアーティストの話になった時には必ず

「知らないかもしれませんが~」

という枕詞を使ってしまいます。

 

これは「スタレビファンあるある」で、私だけではなく多くのファンに通ずるスタレビの知名度の低さゆえの悲しい性なんです。

 

そして、なかなか

「わ~私もスタレビファンなんです!」

という話になったことがありません。

 

でも、そんなところも私たちスタレビファンは楽しんでいます。なぜなら、自分たちがスタレビファンであることを誇りに思っているから。

 

 

日本一だと思うライブバンド

 

私は音楽が大好きで今までにたくさんの音楽を聴いてきましたし、トータルで数百本のライブに参加してきました。

その中でもスタレビのライブは私の中で日本一だと思っていて、スタレビのバンドのクオリティを超えるものはなかなかありません。

 

一時期、スタレビはライブツアーのタイトルに

「LIVE ENTERTAINMENT TOUR 〇〇〇」

(ライブ エンターテインメント ツアー 〇〇〇)

とつけていましたが、まさにスタレビのライブはエンターテインメント

 

実際、「CDはあまり売れないけれどライブはお客さんが入るバンド」というのが世間の認識だったと思います。

 

一度ライブへ行ってみるとわかるのですが

「とにかく楽しい!」

 

これにつきます。

 

LIVE ENTERTAINMENT TOUR 〇〇〇の例
スタレビのツアーDVD。スタレビのツアーは文字通り「エンターテインメント」。

▼LIVE ENTERTAINMENT TOUR 「Heaven」

 

私がスタレビを好きになったきっかけ

 

私は、初めて行ったスタレビのライブ「楽団ツアー」(1994年6月28日大分文化会館)で一気にスタレビのとりこに!

このライブに行くまでは、その当時のスタレビの代表曲「夢伝説」と他数曲しか知りませんでした。

 

▼夢伝説

 

当時「とにかくライブがおもしろい」と音楽ファンの間では有名で、いつか行ってみたいと思っていました。

友達が行こうよと誘ってくれて初めてライブに参加したのですが、一曲目からスタレビに引き込まれていたのです。

 

セットリスト(そのライブで歌われる曲順)の中で知っている曲は5曲もなかったと思います。

ツアータイトルのアルバム「楽団」も聴いていませんでしたし・・・。

 

でもこの時の楽しさ、笑い、感動、いろんな要素が詰まったスタレビライブは忘れる事ができません。

この時から私はスタレビが大好きになり現在に至ります。

 

今まで毎ツアー参加していますし、野外ライブや他のアーティストとのコラボライブなど、スタレビのいろんなライブに参加してきました。

 

楽団
1995年5月に発売されたスタレビ11枚目のアルバム。26枚目シングル「クレイジー・ラブ」などを収録。

▼アルバム「楽団」

 

伝えたいスタレビの魅力

 

今まで行ったアーティストのライブはどれも全てよかったです。

 

本当に感動したもの、楽しかったものが多く、どのライブが一番よかったと比べられるものではありません。

でも、スタレビと比べるとどのライブもスタレビを超えないんですよね。

 

スタレビの他にも大好きなアーティストはたくさんいるけれど、私にとってスタレビは殿堂入りしていて絶対王者なんです。

 

私は今までスタレビにがっかりしたことがないんです。盲目的なファンではありませんが、スタレビの悪いところが見つからないというのでしょうか。

 

とにかくいつも私たちファンを楽しませてくれるスタレビが大好きなんです。音楽だけではなく、人として尊敬できるメンバーが大好き。

 

今、ファンから見て、スタレビはとてもいい形で活動出来ていると思います。

長年変わらず行ってきたことに対して、多くの人が関心を持って暖かく見守ってくれている気がしています。

 

そんなスタレビの楽曲やライブがたくさんの人の心に響けばうれしいなと思っています。

 

次のページではスターダスト・レビューのメンバーを紹介していきます。

『スターダスト・レビュー入門』目次へ  (全14ページ)

 

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目次著者

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

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