スターダスト・レビューの歴史 【デビュー前から三谷泰弘在籍時】

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「スターダスト・レビューが日本一のライブバンド」と言える理由を、数百本以上のライブに通い、ボーカル根本要のラジオを愛聴する筆者がお伝えいたします。スターダスト・レビューの「メンバー」「歴史」「魅力」など徹底解説!

スターダスト・レビュー入門 ~日本一のライブバンドと言える理由~ はこちらから

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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この章(第1章)は「スターダスト・レビューのメンバーと歴史」。

このページから3ページに渡りスターダスト・レビューの歴史を紹介していきます。このページではアマチュアバンド時代~三谷氏が脱退するところまでを紹介します。

 

アマチュアバンド時代

 

スターダスト・レビューの前身は「アレレのレ」というアマチュアバンドです。

 


▲写真左から:柿沼・根本・林 ・寺田

 

根本要さんと柿沼清史さんは同い年で同じ高校、そこで出会います。

寺田正美さんと林”VOH”さんは同い年で要さんたちの2歳下、幼稚園の頃からの幼なじみ。

 

▼スタレビメンバーの関係図

 

「アレレのレ」ではキーボードをTHE JAYWALK(前J-WALK)の杉田裕さんが努めていましたが脱退したため、アマチュアバンド仲間で評価の高かった三谷泰弘さんが加わります。

 

J-WALK

1993年『何も言えなくて・・・夏』で紅白歌合戦に出場する。2011年に「J-WALK」からバンド名が「THE JAYWARK」になる。

▼アマチュアバンド仲間で評価の高かった三谷泰弘氏

 

三谷さんによれば「要さんから「アレレのレ」への誘いがあるだろうということは予想していたし、電話があった時は、とてもうれしかった」そう。

三谷さんは寺田さんたちと同い年。

 

▼アレレのレ時代メンバー図

 

1981年デビュー

▲『シュガーはお年頃 2002リマスター』

 

ヤマハポピュラーソングコンテストでデビューのきっかけをつかむまでは、要さん、柿沼さん、VOHさん、三谷さんは大学生、寺田さんは就職していました。

そして1981年に「シュガーはお年頃」でデビューしますが全然売れませんでした。

 

 

業界内の評判は割と高く、かろうじてアマチュア時代と同様にライブに力を注ぐことはできていましたが、レコードは売れないし、お客さんも入りません。

そんな中、エリック・クラプトンの武道館公演で前座をしたことがその当時の自慢。

 

▼エリック・クラプトン

photo by Steve Proctor

 

4枚目シングル「トワイライト・アヴェニュー」

 

鳴かず飛ばずで来ていたスタレビは、スタッフから

「次の曲が売れないと後がない」

と言われ、初めて作詞家に依頼して書いてもらった4枚目のシングル「トワイライト・アヴェニュー」(1983)が少しだけ注目を集めます。

切ない歌詞と美しいメロディー、私はこの曲が大好きで、私の中のベスト5に入ります。

 

著者がおすすめするスターダスト・レビューの名曲は第2章で解説!(現在第1章)

 

「トワイライト・アヴェニュー」までは主に、要さんとVOHさんが作詩をしており、要さん曰く「歌詞なんて正直なんでもよかったんだね(笑)」と。

音楽マニアの要さんは、聴いてきた音楽もその当時は歌詞の内容よりも音のカッコよさなどに魅了されていて、歌詞はあまり興味がなかったようなのです。

 

それは、自分の歌詞にも表れていて、今ではライブで大人気で大いに盛り上がるシングル

「シュガーはお年頃」(先述)

「銀座ネオンパラダイス」(2ndシングル・1981)

「ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス」(3rdシングル・1982)

も歌詞の内容はそこまで共感を得るようなものではなく、勢いのあるサウンドの楽しさに重点が置かれている印象です。

 

この当時のスタレビの音楽はみんなでわいわい楽しく歌える「ブギウギ、ドゥーワップ」の曲調のイメージがあり、後にライブでは上にあげた3曲を観客と一緒に歌うことが多いです。

当時あまり評価が高くなかったとはいえ、メンバー、特に要さんはとても自信を持っていて、今ではスタレビのスタンダードナンバーとなっているのだから不思議です。

 

カルピスCM「夢伝説」

 

そしてなんとか少しだけ結果につながり、ホッとできたスタレビは相変わらず精力的にライブ活動をしており、以前よりも集客も少しずつ上がっていき次の5thシングル「夢伝説」(1984)がカルピスのCMに使われたことからさらに注目を浴びることになります。

 

「この曲に救われた、これがなかったらスタレビは終わってた」

と要さん。

どんなに自信を持っている曲でも、いいライブをしていても、結果がともなわなければ厳しい音楽業界。

第一期のスタレビのターニングポイントはまさしくここだと言えます。

 

ここから

「今夜だけきっと」(9thシングル・1986)

「Stay My Blue」(14thシングル・1988)

「Nothern Lights」(15thシングル・1989)

「君のキャトル・ヴァン・ディス」(19th・1990)

「もう一度抱きしめて」(24thシングル・1993)

などさまざま楽曲を発表し世間の認知度も増え、もともと力を入れていたライブパフォーマンスの高さから、ファンが増え始めます。

 

代表曲「木蘭の涙」

 

そしてスタレビの一番知られているであろう曲「木蘭の涙」(25thシングル・1993)をリリースします。

 

・・・といってもそんなに当時売れたわけだはなく「スタレビの中では」ですよ。

 

今では、いろんなアーティストがカバーしているので「スタレビが本家」と知っている人もいなかったりして

「『木蘭の涙』ってスタレビもカバーしてるんですねぇ」

と業界関係者に言われ、気の弱い要さんは

「えっ、あっ、はい・・・」

なんて・・・。

 

この1980年代半ばのスタレビは三谷さん中心のシンセサイザーやデジタル音を多用したキラキラしたおしゃれなサウンド。

▼シンセサイザーの例

 

デビュー前、デビュー当時は泥臭くラフに好きな音楽をやっていたスタレビも、いつの間にかおしゃれなシティポップスと言われ始め、衣装も当時はやっていたダブルのカラースーツに身を包みます。

▼カラースーツ

 

三谷氏の脱退

▼三谷 泰弘氏

 

そうして少しだけ順調に動きだしたスタレビに最大の危機が。

キーボードの三谷さんが「スタレビを脱退したい」と言ってきたのです。

 

三谷さんは音楽の才能をさらに開花させ、この頃のスタレビの作曲編曲を手掛け、多くの名曲を生み出し、スタレビのなくてはならない大黒柱になっていました。

しかし、自身のソロ活動をしたいということで「脱退したい」と。

要さんは三谷さんと自分たちの音楽的レベルの差がどんどんかけ離れていっていることを実感していて三谷さんのやりたいことはスタレビではできない、感じていました。

 

そして1994年いっぱいで三谷さんはスタレビを脱退します。

消してケンカ別れではなく、快く送り出し、今でも三谷さんとは仲間であり、スタレビの記念ライブなどにも参加しています。

こうしてスタレビの名キーボーディストであり名作編曲家の三谷さんに頼りっぱなしだったスタレビはこれからの活動に不安を抱えていくのでした。

 

次のページでは三谷氏脱退後のスターダスト・レビューから、光田氏が在籍していた時までを紹介していきます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

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はじめに ~『スターダスト・レビュー』とは~

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「スターダスト・レビューが日本一のライブバンド」と言える理由を、数百本以上のライブに通い、ボーカル根本要のラジオを愛聴する筆者がお伝えいたします。スターダスト・レビューの「メンバー」「歴史」「魅力」など徹底解説!

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スターダスト・レビューとは

グループ名 スターダスト・レビュー
メンバー ・根本要(ボーカル/ギター)写真右から2番目
・柿沼清史(ベース/ボーカル)写真左から2番目
・寺田正美(ドラムス/ボーカル)写真左
・林“VOH”紀勝(パーカッション/ボーカル)写真右
デビュー 1981年5月25日シングル『シュガーはお年頃』アルバム『STARDUST REVUE』でデビュー
代表曲はシングル売上約15万枚の『木蘭の涙』。カルピスのCMに『夢伝説』が起用され世間に広く認知された。デビュー35周年を迎えた現在も年間70本を超える全国ツアーを展開している。ライブ・パフォーマンスに定評があり、本Webonではスターダスト・レビューが日本一のライブバンドである理由を解説していく。

▼スターダスト・レビュー(スタレビ)の代表曲「木蘭の涙」

▼『夢伝説』ライブ映像

 

はじめに

 

スターダスト・レビュー(スタレビ)というバンドをご存知でしょうか?

 

全然知らない、もしくはなんとなく名前は聞いたことがある・・・こういう方が一番多いのではないでしょうか。

 

私はスタレビの大ファンなのですが、初めて会う人と好きなアーティストの話になった時には必ず

「知らないかもしれませんが~」

という枕詞を使ってしまいます。

 

これは「スタレビファンあるある」で、私だけではなく多くのファンに通ずるスタレビの知名度の低さゆえの悲しい性なんです。

 

そして、なかなか

「わ~私もスタレビファンなんです!」

という話になったことがありません。

 

でも、そんなところも私たちスタレビファンは楽しんでいます。なぜなら、自分たちがスタレビファンであることを誇りに思っているから。

 

 

日本一だと思うライブバンド

 

私は音楽が大好きで今までにたくさんの音楽を聴いてきましたし、トータルで数百本のライブに参加してきました。

その中でもスタレビのライブは私の中で日本一だと思っていて、スタレビのバンドのクオリティを超えるものはなかなかありません。

 

一時期、スタレビはライブツアーのタイトルに

「LIVE ENTERTAINMENT TOUR 〇〇〇」

(ライブ エンターテインメント ツアー 〇〇〇)

とつけていましたが、まさにスタレビのライブはエンターテインメント

 

実際、「CDはあまり売れないけれどライブはお客さんが入るバンド」というのが世間の認識だったと思います。

 

一度ライブへ行ってみるとわかるのですが

「とにかく楽しい!」

 

これにつきます。

 

LIVE ENTERTAINMENT TOUR 〇〇〇の例
スタレビのツアーDVD。スタレビのツアーは文字通り「エンターテインメント」。

▼LIVE ENTERTAINMENT TOUR 「Heaven」

 

私がスタレビを好きになったきっかけ

 

私は、初めて行ったスタレビのライブ「楽団ツアー」(1994年6月28日大分文化会館)で一気にスタレビのとりこに!

このライブに行くまでは、その当時のスタレビの代表曲「夢伝説」と他数曲しか知りませんでした。

 

▼夢伝説

 

当時「とにかくライブがおもしろい」と音楽ファンの間では有名で、いつか行ってみたいと思っていました。

友達が行こうよと誘ってくれて初めてライブに参加したのですが、一曲目からスタレビに引き込まれていたのです。

 

セットリスト(そのライブで歌われる曲順)の中で知っている曲は5曲もなかったと思います。

ツアータイトルのアルバム「楽団」も聴いていませんでしたし・・・。

 

でもこの時の楽しさ、笑い、感動、いろんな要素が詰まったスタレビライブは忘れる事ができません。

この時から私はスタレビが大好きになり現在に至ります。

 

今まで毎ツアー参加していますし、野外ライブや他のアーティストとのコラボライブなど、スタレビのいろんなライブに参加してきました。

 

楽団
1995年5月に発売されたスタレビ11枚目のアルバム。26枚目シングル「クレイジー・ラブ」などを収録。

▼アルバム「楽団」

 

伝えたいスタレビの魅力

 

今まで行ったアーティストのライブはどれも全てよかったです。

 

本当に感動したもの、楽しかったものが多く、どのライブが一番よかったと比べられるものではありません。

でも、スタレビと比べるとどのライブもスタレビを超えないんですよね。

 

スタレビの他にも大好きなアーティストはたくさんいるけれど、私にとってスタレビは殿堂入りしていて絶対王者なんです。

 

私は今までスタレビにがっかりしたことがないんです。盲目的なファンではありませんが、スタレビの悪いところが見つからないというのでしょうか。

 

とにかくいつも私たちファンを楽しませてくれるスタレビが大好きなんです。音楽だけではなく、人として尊敬できるメンバーが大好き。

 

今、ファンから見て、スタレビはとてもいい形で活動出来ていると思います。

長年変わらず行ってきたことに対して、多くの人が関心を持って暖かく見守ってくれている気がしています。

 

そんなスタレビの楽曲やライブがたくさんの人の心に響けばうれしいなと思っています。

 

次のページではスターダスト・レビューのメンバーを紹介していきます。

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

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