Endless SHOCKのみどころ② フライング/太鼓

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

Endless SHOCK(エンドレスショック)はストーリーが素晴らしいです。

また、演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。

Endless SHOCKの演目は「フライングがすごい!」など1シーンとして紹介されることがあります。ただ、ストーリーのつながりとともに演目を知ることで、よりEndless SHOCKという舞台の素晴らしさがわかるかと思います。

このページでは「フライング」「太鼓」についてお伝えします。

 

フライング

 

フライングとは「天井のワイヤーで吊られて(光一さんが)スタージ上や客席の上を飛び回るシーン」のことを指します。

Endless SHOCKがテレビなどで紹介される際に、よく話題となるのがフライングのシーン。

堂本光一さんが華麗に空中を舞っているあの姿です。

 

フライングはただ吊られているだけではダメなんです。

フライングをきれいに見せるには、体幹や姿勢が重要で、そのためには筋力も必要。

 

光一さんは全てを兼ね備えていてそのフライングは日本一と言われています。

光一さんほど、綺麗に空中を舞える人はいないそう。

 

フライングの方法

 

フライングはただ吊られているだけでは、体がぐらぐらしてしまいます。

光一さんの姿勢はピシッとしていて、片足を少し曲げるようにしてバランスをとっています。

 

▼片足を少し曲げるイメージ

 

こうすることで、体幹が整い上手く体に力が入るので、とても綺麗に飛ぶことができます。

光一さんはフライングをする際に体につけるハーネスを、背中が浮かないようにきつめにつけています。

 

▼ハーネスの装着イメージ。

 

 

こうすることでとても綺麗に見えるのですが、男性にとっては股間が痛いそう。

光一さんはそこのところを笑いながら語ったりもしますが、全ては最高のものを届けるため。

 

フライングは、自分で4、5歩ほど助走をつけて飛んでいきます。光一さんもそうやって舞台から飛び立ちます。

このフライングの時にステージ上で他のキャストが「天井から下りているワイヤー」と「光一さんの背中にあるハーネス」とをつなげるのですが、その時に光一さんの背中をトントンと叩きます。

 

これは、光一さん達の間で笑い話になっているのですが、光一さんの大親友でもあるTOKIOの長瀬智也さんが、昔ステージでフライングをする際に、まだワイヤーをつなげていないのに勢いよく走り出してしまってステージから落ちたとか…。

幸い大事には至らなかったようなのでよかったのですが、このハプニング以来ジャニーズでは「ちゃんと着けたよ」の意味を込めて背中をトントンするようになったそうです。

 

続いてEndless SHOCKでのフライング登場シーンと、フライング後に行われる太鼓についてご紹介します。

 

登場シーン

 

以下では、フライングの登場シーンとその魅力を紹介いたします。

 

–以下ネタバレ的な内容を含みます–

ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より! ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より!

 

 

フライングは何度かありますが、全て「劇中劇(キャストが演じる役が何かを演じている劇)」のシーンです。

一番最初のフライングは「シーン2 Off Broadwayのショー」で行われます。

 

一度目のフライングでは、それまでステージにいた光一さんが素早く移動し、突然天井から吊るされて登場しますので、知らない人は驚くと思います。

2階席の人は光一さんが目の前です。

 

歌いだしたところでワイヤーが切れる設定で、一旦ステージに戻り

「ショーにハプニングはつきもの。ショーを続けよう」

とコウイチ。

 

そしてステージから飛び立ち、華麗なフライングです。

遠心力でどんどん大きくなり、そして綺麗にステージに戻っていく姿はいつ見てもEndless SHOCKのオープニングにふさわしいワクワク感にあふれています。

 

私は何度も2階席で見ており、このシーンを知っているので、光一さんの様子を観察しています。

もちろん暗幕がしてあり暗がりですがよく見ていると、天井の通路を通ってくるところや、上から吊らされてススーっと定位置に下りるところなどがわかります。

いつも帝国劇場より小さい博多座で観ているので、感じられるのかもしれませんが…。

 

ちなみに、一度目のフライングがある「シーン2 Off Broadwayのショー」は、マジックなどショー的要素の詰まったシーンです。

ここでコウイチたちカンパニーのやっているショーが披露されることで、コウイチたちのショーにかける想いなどがわかると思います。

 

そしてその後の演目「Jungle」のシーンでのフライングは、上から吊るされたロープにつかまってのフライング。

足をロープに引っかけて、手をロープ上部に固定はしていますが、光一さん自身にワイヤーはついていません。

 

このフライングは2階席の中にまで入ってきそうな勢いで思わずのけぞってしまいます。

 

ラダーは天井から吊るされたいくつかの梯子を光一さんがフライングしながら飛び移っていく、人気が高い演目。

 

梯子が動くのでとてもむずかしいと思うのですが、光一さんが華麗に梯子を舞っていく姿は美しくて胸が熱くなります。

このラダーフライングの途中に、帝国劇場では2階席1列目前のスペースにスタッと降り立ちポージングします。

博多座では降り立つスペースがないため、2階席前で華麗にポージングです。

 

演目「夢幻」では、大きな赤い布を腕に巻きつけその力だけで飛ぶリボンフライングがあります。

赤い布は天井からワイヤーで吊られていますが、光一さんは布を腕に巻きつけただけなので、当然腕を離せば観客の上に落ちてしまいます。

赤い布を翻し飛ぶ姿は本当に美しい。

ストーリーを彩る素晴らしい演目だと思います。

 

太鼓

 

ブロードウェイで出逢ったパーカッショニストをカンパニーに迎え入れます。

このパーカッショニストを石川直さんが演じています。

石川さんは、実際に音楽集団Blast!などでも活躍にしており、世界的にもとても評価の高い方。

 

音楽集団Blast!
アメリカ発のエンターテイメント集団。演奏力や華麗なダンスパフォーマンスで楽しませる。石川直氏は日本人初の「Blast!」のメンバー。

▼石川直氏

 

もう一人、和太鼓奏者の日野一輝さんが出演しており、光一さん、ライバル役の内さんとで太鼓をたたくシーンがあります。

 

光一さんはリボンフライングをした後なので「腕がパンパン(笑)」だそう。
その中で、内さんと立ち位置を入れ替わりながら、丸く並べられた太鼓を連打する姿は圧巻です。

リボンフライングのある夢幻も太鼓のシーンも、衣装、音楽共に和のテイストなので、ダンスシーン含め「大和魂」のようなものが感じられる演目になっていると思います。

 

太鼓のシーンは、コウイチがウチ(ライバル)と和解し、自分がすでに亡くなっていること、そしてもう自分に残された時間がない事を知り、カンパニーでもう一度ひとつになってショーへと挑むことを誓った後に行われる演目の一つです。

コウイチ、ウチが太鼓を叩く場面もありますが、大太鼓が舞台上で叩かれる中、コウイチたちが和テイストのダンスを披露するシーンもあります。

コウイチとウチは、演目中にガッチリと手を握ったり、肩を組んでステージ後ろに下がっていったりと、互いを讃えるような演出(?)になっています。

「演出(?)」と書いたのは、演出には見えなくそこに本当の友情を感じるからです。

この太鼓のシーンはウチとコウイチの和解の後の演目なので、二人の友情が感じ取れるのです。

こんな風にEndless SHOCKはセリフや歌詞がないシーンでも、ストーリーを感じ取れるようになっていると思います 。

太鼓のシーンは演目とストーリーの相乗効果の素晴らしさを感じられるところのひとつです。

 

Endless SHOCKのみどころはこれだけではありません。続いては光一さんのダンスを堪能することができる「ダンスシーン」についてお伝えします。

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Endless SHOCKのみどころ① ストーリー/劇中劇シェイクスピア

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Endless SHOCK(エンドレスショック)には多くのみどころがあります。この第2章ではEndless SHOCKの6つのみどころについて解説していきます。

Endless SHOCKのみどころの中で、一番知ってほしいのがストーリーの素晴らしさです。

全ての演目はストーリーと繋がっているので、ストーリーを深く知ることでより演目の素晴らしさがわかると思います。

このページではまずは練り上げられた「ストーリー」と「劇中劇のシェイクスピア」について、お伝えいたします。

 

なお、これから解説していくみどころの詳しい解説ページはネタバレの内容を含みます。ネタバレしたくない方は下記のページよりみどころを知っていただければと思います。

 

ストーリー

 

Endless SHOCKは、光一さんが創り上げたストーリーが素晴らしいです。

Endless SHOCK以前のSHOCKシリーズとは脚本が変わっており、Endless SHOCKからは光一さんが全面的に脚本、音楽、演出に関わっています。

 

以前の「SHOCKシリーズ」については第1章で解説!(ここは第2章) 以前の「SHOCKシリーズ」については第1章で解説!(ここは第2章)

 

以前のSHOCKシリーズもEndless SHOCK同様にショーカンパニー(劇団のようなもの)のストーリーで、劇中劇として様々な演目を取り入れていました。

 

その豪華なパフォーマンスはジャニー喜多川社長(ジャニーズ事務所の社長)の「言葉がわからなくても、観てすごい!と思ってもらえるものを創る」という想いで始まったもの。

光一さんは「もっとストーリーにいろんな気持ちを込めたい、伝えたいことがある」とジャニー喜多川社長にストーリーや演出などの変更を申し入れたところ、快諾されます。

 

そしてポスターやパンフレットなどには

「作・構成・演出 ジャニー喜多川」

と表記されています。

これは「ジャニー喜多川社長への敬意」と「ジャニー喜多川社長の名前に傷をつけてならない。ジャニー喜多川社長が納得しないものを創ってはならない」という想いがあるから。

 

テーマ

 

Endless SHOCKでは、コウイチとライバルとの対立を通して

「Show must go on(何があってもショーを続けなければならない)」

のテーマが描かれています。

これは、舞台上の「ショー」のことだけではなく、「人生」にも置き換えられています。

 

光一さんは、観た人それぞれがそれぞれの「Show must go on 」を感じてもらえれば、と語っています。

 

コウイチのショーに全てを捧げた人生、ライバルのコウイチへの憧れ、嫉妬、成長、仲間との信頼関係…その全てに心が震え、Endless SHOCKを見終わった後には、きっと勇気をもらえると思います。

 

劇中劇「シェイクスピアシアター」

 

Endless SHOCKの中では、劇中劇として、シェイクスピアシアターがあります。

「シェイクスピアシアター」は「ウチの夢の中で演じられるシェイクスピアの劇」であり、ところどころウチとコウイチが入れ替わる演目です。
(「ウチ」はコウイチのライバル。キャストによってライバルの名前は変わりますがこのページでは「ウチ」としています)

 

この演目がとても素晴らしい。

「リチャード3世」「ハムレット」が上演されますが、現実のウチの心とリンクしており、ウチの懺悔と後悔が伝わってきます。

 

「リチャード3世」「ハムレット」
劇作家シャイクスピアの作品。コウイチがやりたがっていた作品。どちらも王位を狙って王を倒す内容が含まれていてウチの心とリンクしている。

 

また、堂本光一さんの迫力が凄まじく、圧倒されます。

 

—以下ネタバレ的な内容を含んだ解説になります。—

ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より! ネタバレしたくない方のための「みどころまとめページ」は下記より!

 

このシェイクスピアシアターはウチの夢の中という設定。

ウチがショーで使う刀を真剣(本当に切れる剣)にすり替え、その刀で自らコウイチを刺してしまった事故から1年。

 

ウチが真剣にすり替えた経緯
コウイチとライバルのウチはショーの方針に関しての見解の違いから、火花を散らしていました。ある日ウチは、セットが舞台袖に引っ掛かるトラブルで舞台に出るのに失敗してしまう。それをスタッフのせいにするウチにコウイチが苦言を呈して大喧嘩に。その流れで刀を使う演目の「ジャパネスク」があり、そこでウチによる真剣へのすり替えが行われる・・・。

 

ウチはいつも同じ夢を見る、コウイチがやりたがっていたシェイクスピア。

ここから演目「シェイクスピアシアター」が始まります。

 

「裏切り者に復讐せよ!」というコウイチ演じる王の言葉に怯えるウチ。

そして一瞬にして、王からハムレットへと変わるコウイチ。

 

ハムレット
「ハムレット」はシェイクスピア作の悲劇であり、物語の主人公はデンマーク王子のハムレット。自身の父親を殺して王位を略奪した叔父に復讐するか思い悩み、そして叔父を討つ。ハムレット劇中の「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」というセリフは有名。

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「満点の星よ!大地よ!」と叫ぶ光一さんの姿がとても美しい。

「裏切り者に死を。生か死か…それが問題だ。どちらが男らしい生き方か。」

そう言うハムレットにウチは

「コウイチ!違うんだ、あれは事故なんだ!」

と。

 

ハムレットは「裏切り者に死を。その胸に剣を !!!!!」

この時の光一さんの迫力と大声に驚きます。

ウチを睨むその目の中の怒り、憎しみ、狂気に息を飲んでしまいます。

 

ここで、場面は「リチャード3世」へ。

 

リチャード3世
「リチャード3世」はシェイクスピアの作品で実際の歴史を基に作られた作品。人とは違う体つきで醜い容姿に生まれたリチャードは悪逆非道の限りを尽くし王の座を手に入れ、最終的に自分が殺した亡霊に苛まれながら戦死するという話。

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一見、光一さんがステージ奥に下がったと見せかけて、実はそれはダミーの人物で、実際はステージ上で蠢くキャスト(セットに扮していた)の中で着替え、ハムレットからすぐにリチャード3世へと早変わり。

ウチも「コウイチ待ってくれ!」と言いながら消えていきます。

 

リチャード3世に扮し、ステージ中央に立つ光一さんのオーラに圧倒されます。

五体の均整を奪われた体を引きずりながら、我が身の不遇を嘆くその姿からは狂気しか感じません。

 

注目してほしいのは、コウイチ演じるリチャード3世がウチ演じるリチャード3世と入れ替わるところ。

「こののどかな笛の音に酔いしれる平和な時世に、どんな楽しみがあるというのだ! と、なれば心を決めたぞ。」

「と、なれば心を決めたぞ」の部分でウチ扮するリチャード3世が現れます。

 

ウチはコウイチに胸ぐらをつかまれながら地面から現れ

「と、なれば心を決めたぞ。俺は悪党となって、この世の中のむなしい楽しみを憎んでやる」

このセリフを二人で言います。

 

ウチが突然現れるシーンはゾクゾクします。

ウチは、うつろに正面を向いたまま話し、コウイチはウチの胸ぐらをつかんだままウチを睨みながら話します。

その時の、コウイチの憎しみに溢れた表情がたまらない。

 

そしてコウイチは去っていき、ウチのリチャード3世が始まり、コウイチはリチャード3世から王へと変わります。

「思いおこすがいい。花の盛りにある私を刺したあの日のことを。絶望して死ねーーー!」

と言うコウイチ扮する王の言葉に、怯えるウチ扮するリチャード3世。

 

リチャード3世が王を刺した瞬間、リチャード3世はウチ自身に戻り

「違うんだコウイチーーーー!!!」

と叫び、この悪夢から目覚めます。

 

以上のように、シェイクスピアシアターでは、コウイチの表情、迫力、オーラ、そしてゾクゾクするシーンなどみどころが満載です。

次のページでは、Endless SHOCKを劇場で観たことない方でもテレビのニュースなどでお馴染みの「フライング」シーンについてお伝えします。

『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

 

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40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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Endless SHOCKのストーリー

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

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Endless SHOCK(エンドレス ショック)は、テレビや雑誌などでは華やかなショーの部分が注目を集めますが、実際にはどんなストーリーなのかよく知らない方も多いのでは。

このページでは「Endless SHOCKのストーリー」について詳しくご紹介します。

 

出演者で変わる役名

 

ストーリーをご紹介する前に役名についてご説明いたします。

 

Endless SHOCKではライバル役の名前は、演じる方によって変わります。

ライバル役が屋良朝幸(やら ともゆき)さんだった場合は、名前が「ヤラ」に。

ライバル役が内博貴(うち ひろき)さんだった場合は、名前が「ウチ」になります。

 

本ページのストーリー紹介ではライバル役を「ウチ」とさせていただいております。

私は今までに内博貴さんバージョンを多く観ていて、内さんのライバル役が大好きなのでライバル役には内さんを想定しています。

ここでは出演者にこだわらず、あくまでもストーリーを知っていただければと思います。

 

▼内博貴氏

▼主な役名

役名
主人公 コウイチ
ライバル ウチ
劇場のオーナー オーナー
オーナーの娘 リカ

 

ストーリー

第1幕

 

ブロードウェイを目指すコウイチ率いるショーカンパニー。

 

ブロードウェイ
アメリカの舞台芸能の中心地。

<筆者補足>ショーカンパニー

ショーカンパニーは、日本語訳すると「劇団」などの意味があります。

「劇団」というと、一つのお芝居を最初から最後までやるイメージですが、光一たちのカンパニーは、ショー・レヴュー(演芸)などのイメージです。

ショー・レヴューはいくつもの演目を披露している感じで、劇中では「カンパニー」という言葉で通しているので、これを日本語で「劇団」というのはSHOCKファンとしては違和感があります。

「ショーカンパニー」を日本語で表現すると「劇団のようなもの」になるかと思います。

 

毎日オフブロードウェイ(=ニューヨーク・マンハッタンにある小さい劇場)の小劇場で華やかなショーを繰り広げます。

そんな中の休演日、みんなでブロードウェイへ遊びに。

そこで魅力的なパーカッショニスト(石川直)と出逢い、自分たちのショーに組み込めないかとコウイチ。

 

パーカッショニスト石川直
「パーカッショニスト」は打楽器奏者のこと。石川直氏は役で演じているだけではなく、自身もパーカッショニストである。

▼石川直氏

 

また、そこではコウイチとコウイチ率いるカンパニーを絶賛する新聞記事が。

オーナーは、ブロードウェイの大劇場「インペリアルガーデンシアター」からショーへの誘いがあることをみんなに明かします。

浮かれる仲間たち。

 

コウイチは「大劇場だからいいとは限らない、最高のショーを創るために必要な場所…俺はそこを目指すだけ。」と。

 

コウイチにライバル心を燃やし、メジャーになりたいウチにとっては大きなチャンス。

冷静に「周りが見えなくなったらおしまいだぞ。」と言うコウイチとウチは不穏な空気に…。

 

半年後、ブロードウェイのステージに立つコウイチ率いるカンパニー。

ショーを開けて半年も経つのに満員で大盛況。

そこへトラブルが…。

 

–以下ネタバレ的な内容を含む–

※読みたくない方は次のページ(ネタバレしたくない方用のページ)へ

 

公演中。

2幕の演目「ジャパネスク」まであと15分。

 

楽屋ではセットが舞台袖に引っ掛かるトラブルがあり、自分が出トチリ(=演劇中で出るのに失敗すること)したのはスタッフのせいだと怒り心頭のウチ。

「ステージは生き物だ、何かあってもそれに対処するもの。踊ってたって、歌ってたって、周りが見えてなきゃいいものは創れない。Show must go on 何があってもショーは続けなければならない」

と言うコウイチ。

 

ウチは、今までの鬱憤を爆発させコウイチと大喧嘩に。

 

「お前はもうステージに立つな!」とまで言われたウチは、2幕で使う刀を手に取り「Show must go onかよ」と吐き捨てるように言い楽屋を後にする。

 

2幕ジャパネスクでは、コウイチとウチの壮絶な殺陣のシーン。

 

▼殺陣のイメージ

 

本来はハッピーエンドで終わるはずのジャパネスク。

 

しかしコウイチがウチを追い詰めたところで、ウチが刀を落としてしまう。

機転を利かせて仲間がウチに予備の刀を持ってくる。

コウイチが受け取りウチに渡す瞬間、コウイチはそれが真剣(本当に切れる剣)だと気付く。

 

不敵な笑いを浮かべるウチ。

 

それを見たコウイチはセットに刀を突き刺し、ウチに「抜けーーーーー!!」と叫ぶ。パニックになったウチはその真剣を抜き、コウイチを刺してしまう。

 

血まみれのコウイチはセットの大階段から転がり落ちてしまう、そこで演目「ジャパネスク」の幕が下りる。

 

第2幕

 

事故から1年、コウイチは病院のベッドの上にいる。

 

ウチはショーが終わるといつもコウイチの病室を見に行っていた。

ウチはいつも同じ夢を見る。

夢の中では、コウイチが以前からやりたがっていたシェイクスピアが演じられていた。

「ハムレット」「リチャード3世」は現実の自分とリンク(どちらも「王位を狙って王を倒す」という内容が入っている物語)していて、ウチはいつも後悔と懺悔の想いに苦しめられていた。

 

シェイクスピア作品と自分(ウチ)がリンクするシーンは見所!次のページで解説! シェイクスピア作品と自分(ウチ)がリンクするシーンは見所!次のページで解説!
シェイクスピア
イギリスの劇作家。「ロミオとジュリエット」「ベニスの商人」など数多くの傑作を残す。「ハムレット」「リチャード3世」は共にシェイクスピアの作品。

 

–以下ネタバレ的な内容を含む–

※読みたくない方は次のページ(ネタバレしたくない方用のページ)へ

 

病院で「コウイチが亡くなった」と告げられるオーナーとリカ。

劇場へ戻ると、そこにはなぜか元気なコウイチの姿が…。

コウイチは入院していた際の記憶が無いという。

 

事故の後、カンパニーはオーナーの小劇場へ戻ったが、ウチは一人、インペリアルガーデンシアター(大劇場)でショーを続けている。

ウチを気にかけるコウイチは、リカ、仲間と共にウチのショーを観に。

 

ウチのショーに飛び入りしたコウイチにマスコミの取材が殺到。

ウチは一人歓喜の輪から外れている。

 

「コウイチのすごさは俺が一番わかってる。お前さえいなきゃ…なんで戻ってきたんだよ!」

 

そして「自分が予備の刀を真剣にすり替えた」と告白し、コウイチへの憧れ、嫉妬、報われないリカへの想いをぶちまける。

 

「どんなことがあってもショーを続けろ」と言っていたコウイチ、でもコウイチは立ち止まることも必要だったと気付く。

そして、コウイチは自分が病院で息を引き取っていたことを知り、自分にはもう残された時間がないと悟る。

コウイチとウチは和解し、もう一度一つになったカンパニー。

 

演目「夜の海」を演じた後に、コウイチは消えていきます。

 

コウイチは自分がいなくなることを知りながら、最後の瞬間まで命を燃やしショーに全てを捧げます。

 

この第1章ではEndles SHOCKの「歴史」「ストーリー」などの基礎知識についてお伝えしてきましたが、次の第2章からEndles SHOCKの数々の見どころについて解説いたします。

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Endless SHOCKの歴史

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Endless SHOCK(エンドレスショック)はKinki Kidsの堂本光一さん主演のミュージカルです。

2005年に「Endless SHOCK」というタイトルになるまでには、「MILLENNIUM SHOCK」「SHOW劇SHOCK」など様々なSHOCKシリーズの上演がされてきました。

このページでは「SHOCKの歴史」についてご紹介したいと思います。

 

SHOCKの歴史一覧

 

タイトル
1999年 SHOW劇’99 MASK(光一氏初主演ミュージカル。SHOCKシリーズではない。)
2000年 MILLENNIUM SHOCK
2001年 SHOW劇SHOCK
2002年
2003年 SHOCK is Real SHOCK
2004年 Shocking SHOCK
2005年~ Endless SHOCK
2012年 Endless SHOCK 初の地方公演
2018年 Endless SHOCK 単独主演1600回

 

 

SHOCKの歴史

2000年~「MILLENNIUM SHOCK」


photo by Wiiii  CC 表示-継承 3.0
▲日本生命ビル。この中に日生劇場がある。

 

光一さんの初主演ミュージカルは、1999年に日生劇場で上演された「SHOW劇’99 MASK」です。

「SHOW劇’99 MASK」は、過去に少年隊が上演したミュージカル「PLAYZONE ’90 MASK」をジャニー喜多川社長(ジャニーズ事務所の社長)が光一さんのためにアレンジしたもの 。

 

少年隊
ジャニーズ事務所所属の男性アイドル。1981年より活動を開始。ジャニーズで最長の活動歴。

▼VHS「PLAYZONE ’90 MASK」(画像クリックで商品詳細へ)

 

 

光一さん主演のSHOCKシリーズが始まったのは、2000年11月に帝国劇場で上演された「MILLENNIUM SHOCK(ミレニアム ショック)」からになります。

 

帝国劇場

1911年に開場された日本初の西洋式演劇場。世界で初めて「風と共に去りぬ」の舞台が上演されて、大ヒットロングラン公演となる。

▼帝国劇場


photo by Wiiii  CC 表示-継承 3.0

 

帝国劇場初のジャニーズ公演で、当時21歳の光一さんは最年少座長でした。

また、帝国劇場では初のフライングが導入されました。

 

「MILLENNIUM SHOCK」は、少年隊の大人気ミュージカル「PLAYZONE’ 91 SHOCK」を元にしていると言われていますが、内容などは異なっており新しい作品となっているようです。

光一さんが憧れ尊敬する、少年隊の東山紀之さんとの共演した作品です。

 

▼東山紀之氏

 

少年隊はデビューした時からダンスの上手さに定評があり、ミュージカルにも力を入れていました。

少年隊のミュージカル「PLAYZONE」シリーズは、1986年から2008年まで続き、夏の風物詩としても多くのファンに親しまれました。

 

光一さんはミュージカルが大好きで、

「歌、ダンス、芝居、全てが入ったミュージカルがやりたい」

とまだCDデビュー前の若い頃に語っていました。

 

東山さんの仕事に対するストイックさを尊敬しているので、憧れの東山さんとの共演でとても学ぶものが多かったようです。

 

 

「MILLENNIUM SHOCK」以降、帝国劇場では毎年「SHOCKシリーズ」が上演されることとなります。

 

  • 2001年、2002年 SHOW劇SHOCK
  • 2003年 SHOCK is Real SHOCK
  • 2004年 Shocking SHOCK

 

そして2005年からは2018年現在までEndless SHOCKが上演されています。

 

2005年~「Endless SHOCK」

 

Endless SHOCK 以前のSHOCKシリーズと、Endless SHOCKではストーリーが変更されています。

ただ、「ブロードウェイを目指すショーカンパニー」という設定や「Show must go on(何があってもshowを続けなければならない)」のテーマは変わっていません。

 

Endless SHOCKでは光一さんが「もっとストーリーを重視したものにしたい」と脚本、音楽、演出に大きく関わるようになりました。

ジャニー喜多川社長にその事を伝えたところ、

「あなたの思うSHOCKを創ってみたらいい」

との言葉を受けEndless SHOCK が始まりました。

 

ストーリーを変更するにあたり、今までのSHOCKシリーズを好きな人の気持ちや、今までのSHOCKの世界を壊さないようにと、相当な試行錯誤を重ね創り上げたそう。

こうして、新しいSHOCKとしてEndless SHOCKが誕生しました。2005 年からは毎年帝国劇場で上演され、チケットは即日完売となる大人気公演に。

 

Endless SHOCKのストーリーは次のページで解説! Endless SHOCKのストーリーは次のページで解説!

 

<筆者コラム>「SHOCK」時代の光一さんの関わり方

元々、最初のSHOCKシリーズを創ったのはジャニー社長ですが、SHOCKに関しても光一さんも座長として関わっていくようになります。

どれだけ関わっていたかその詳細ははっきりとはわかりませんが「劇中劇の演目をどれにするか」などには関わっていました。

Endless SHOCK以前のSHOCKシリーズでも階段落ちはあり、それをやりたいと言ったのは光一さんです。

脚本を変えたのは光一さんで、制作・東宝の方と創り上げていました。

一字一句セリフを含めてすべて脚本を書いた、というわけではないと思いますが、脚本を考えたのは光一さん、という事です。 

 

2012年「Endless SHOCK」地方公演


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▲博多座

 

全国からの熱い思いを受けて、2012年には福岡・博多座で初の地方公演。

博多座ではEndless SHOCK のために大規模な改修が行われました。

フライングなどに使う装置を天井につけるなどして、万全の態勢で光一さんたちを迎え入れ、大盛況となりました。

 

2012年~2015年、2017年と博多座で上演されており、光一さんも博多が大のお気に入りで「帰りたくない」と言うほど。

共演者の内博貴さんと博多でのおいしい食事が楽しみで、休演日には近場の温泉へ行ったりと博多を満喫していました。

 

内博貴(うち ひろき)氏
1986年生まれ。NEWS、関ジャニ∞のメンバーとしても活躍を果たす。2010年よりEndlessSHOCKにライバル役「ウチ」として出演している。

 

大阪・梅田芸術劇場でも2013年に初めて上演され、2014年~2015年、2017年と関西のファンも多く劇場に詰めかけました。

 

▼梅田芸術劇場(建物内)


photo by Edomura no Tokuzo CC 表示-継承 4.0

 

Endless SHOCKはファンのみならず、芸能・舞台・芸術関係者からも高い評価を受けており、2007年にはスタッフと出演者一同が「菊田一夫演劇大賞」を受賞しています。

 

菊田一夫演劇大賞
1975年に創設された日本の演劇賞。大衆演劇ですぐれた業績を示した芸術家が表彰される。

 

2018年「Endless SHOCK」単独主演1600回

 

2018年3月6日の帝国劇場公演にて、光一さんの単独主演1600回を迎えました。

これは故・森光子さんの「放浪記」の2017回に次ぐ記録です。

 

放浪記
1961年から2009年まで上演されていた森光子主演の舞台。同作は森光子氏の代表作であり、森光子氏が喜びのあまりでんくり返しするシーンが有名。

 

光一さんは、

「それだけの回数を重ねてきただけのことはあるな、とお客様に思っていただけるように。これからもできる限りやらせていただきたい。」

とEndless SHOCKへの熱い想いを語っていました。

 

Endless SHOCKは、光一さんにとってライフワークともいえる大切な作品。

1公演1公演大切に創り上げてきたからこそ、これだけの高い支持と評価を受けているのだと思います。

 

さて、そんなEndless SHOCKですが「テレビ等で階段落ちやフライングのシーンは観たことがあるけどストーリーは知らない」という方も多いのではないでしょうか。

次のページではストーリーについてお伝えします。

『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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『Endless SHOCK(エンドレスショック)』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。Endless SHOCKの帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。お問い合わせはこちらから

 

 

「Endless SHOCK(エンドレスショック)」とはKinki Kidsの堂本光一さん主演の、日本一チケットが取れないと言われているミュージカルです。

「階段落ち」や光一さんが宙に舞う「フライング」などの演目の映像は、メディアでも多く取り上げれており知ってる方も多いのではないでしょうか。ただ、光一さんが最も大切にしているところは「ストーリー」であり、その素晴らしさについてもっと知っていただきたいのです。

このWebonではEndless SHOCKの「ストーリーの素晴らしさ」を中心に「みどころ」「光一さんの魅力」「鑑賞方法」をお伝えいたします。

 

~~私としてはストーリーの素晴らしさをもっと知って欲しいという想いがあります。堂本光一さん自身も「階段落ちなどがよく話題になるけれど、我々が一番大切にしているのはそのストーリーの部分なんです。」と語っています。~~
はじめに 「Endless SHOCK(エンドレスショック)とは」より

 

【2019年Endless SHOCK情報(帝国劇場)】

公演日程 2/4(月)~3/31(日)
料金 S席 13,000円/ A席 9,000円
出演 堂本光一(主演) 内博貴 他
一般販売 1/12(土)10:00~

チケットぴあ

 

はじめに

Endless SHOCK(エンドレスショック)は「5分に1回は観客を驚かせる」と言われており「マジック」「ダンスナンバー」「殺陣」「太鼓」と様々な演目を楽しめます。ただ、このミュージカルで一番大切にされているのはストーリーの部分なのです。

Endless SHOCK(エンドレスショック)とは

 

第1章 基礎知識

ここではEndless SHOCKの「歴史」「ストーリー」に解説します。

Endless SHOCKの歴史

Endless SHOCKのストーリー

 

第2章 みどころ

Endless SHOCKは演目も素晴らしいものであり「ストーリーと演目の相乗効果」によって素晴らしい舞台になっていると思います。「フライング」「殺陣」だけでなくたくさんの魅力的な演目があるのです。

この章ではみどころを紹介していきますがネタバレを含みます。ネタバレしたくない方は「Endless SHOCKの6つのみどころ」をご覧くださいませ。

Endless SHOCKのみどころ① ストーリー/劇中劇シェイクスピア

Endless SHOCKのみどころ② フライング/太鼓

Endless SHOCKのみどころ③ ダンスシーン

Endless SHOCKのみどころ④ 殺陣・階段落ち

Endless SHOCKのみどころ⑤ 夜の海

Endless SHOCKのみどころ⑥ 共演者 内博貴さん/神田沙也加さん

 

▼ネタバレしたくない方向けのみどころまとめページ

Endless SHOCKの6つのみどころ

 

第3章 主演 堂本光一の魅力

Endless SHOCKで感動できるのは、堂本光一さんの存在があってこそなのです。この舞台ではKinKi Kidsとしての光一さんとはまた違った魅力を知ることができます。

堂本光一の魅力① 舞台にかける情熱

堂本光一の魅力② 最高のエンターテイナー

 

第4章 鑑賞方法

Endless SHOCKを実際に鑑賞する方法についてお伝えします。「博多座での楽しみ方」「チケット購入方法」「Blu-ray/DVD」「サウンドトラック」について解説。

「Endless SHOCK」鑑賞方法 【博多座での楽しみ方】

「Endless SHOCK」鑑賞方法 【チケットの購入方法/Blu-ray、DVD】

「Endless SHOCK」鑑賞方法 【サウンドトラック】

Endless SHOCK(エンドレスショック)とは

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「Endless SHOCK(エンドレスショック)」は堂本光一さん主演の日本一チケットが取れないと言われているミュージカル。「フライング」「階段落ち」などの演目も素晴らしいですが、ストーリーの素晴らしさをもっと知っていただきたい。帝国劇場での鑑賞経験はございませんが、精一杯魅力をお伝えします。

「『Endless SHOCK』入門 ~堂本光一主演ミュージカル~」はこちらから!

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40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

Endless SHOCK(エンドレスショック)とは

▲堂本光一氏

 

「Endless SHOCK(エンドレスショック)」とは、ジャニーズ事務所所属の人気デュオ「Kinki Kids(キンキ キッズ)」堂本光一さん主演の大人気ミュージカルです。

チケットは発売後に即日完売となる「日本一チケットが取れないミュージカル」とも言われています。

度々、テレビのワイドショーなどで光一さんの「フライング」「壮絶な殺陣」「階段落ち」が紹介されていますので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

▼フライングのイメージ(天井に吊られて飛び回る)

▼階段落ちのイメージ

 

 

でも、実際はどういったミュージカルなのか、詳しい内容まではご存じない方も多いのでは。こちらのWebonでは、Endless SHOCKについて詳しくご紹介していきたいと思います。

 

内容

▲ブロードウェイ

 

Endless SHOCKは、ブロードウェイを目指す主人公「コウイチ」率いるカンパニー(劇団)の物語です。

 

ブロードウェイ
本来「ブロードウェイ」はアメリカのマンハッタンの南北にある大通りを意味する。ただ、ブロードウェイは劇場が多く集中しているため、文中のようにブロードウェイを「アメリカの舞台芸能の中心地」としての意味で使うことが多い。

 

「Show must go on」=「何があってもshowを続けなければならない」

という、コウイチの信条を元に仲間との衝突・和解を繰り返しながら、皆と心を一つにしてshow(ショー:公演)に自分の全てを捧げていくコウイチの姿が描かれています。

「現実の芝居部分」と「劇中劇」とで、舞台は進行していきます。よく話題になるフライングや殺陣・階段落ちは劇中劇にあるシーンなんです。

 

Endless SHOCKのストーリーは次の章(第1章)で解説! Endless SHOCKのストーリーは次の章(第1章)で解説!

 

魅力

 

Endless SHOCKの魅力は、派手な演出やマジック・フライング・キラキラと光り輝くshow・ダンスナンバー・殺陣や太鼓など、様々な演目が楽しめること。

「5分に1回は観客を驚かせる」

ということも言われていて、次から次へと目まぐるしく変わる展開からは目が離せません。

その魅力は世間でも注目されるところであり「階段落ち」「フライング」「殺陣」などの演目はメディアでもよく取り上げられます。

 

ダンスナンバーを観て「カッコいい!」というのも当然ですし、フライングを「きれい!」殺陣を「凄まじい…」という感想などもあると思います。

でも、全ての演目はストーリーと繋がっているので、ストーリーを深く知ることでよりその演目の素晴らしさがわかると思います。

 

私としてはストーリーの素晴らしさをもっと知って欲しいという想いがあります。

堂本光一さん自身も

「階段落ちなどがよく話題になるけれど、我々が一番大切にしているのはそのストーリーの部分なんです。」

と語っています。

 

青春群像劇と言えるEndless SHOCKのストーリーは、主人公「コウイチ」の生き様を通して「一生懸命今を生きること」が描かれています。

物語が進行していくうちに、コウイチの想いに胸が苦しくなるほどの感銘を受けると思います。ラストシーンは、何度見ても涙が止まりません。

青春群像劇とは
複数の若者が登場し、それぞれの物語が同時進行に描かれていく。それぞれの別のストーリーは全体を通して見ると、全体として1つのまとまった青春の物語になっている。

 

テーマ

 

「Show must go on(何があってもshowを続けなければならない)」

は物語の主人公である「コウイチ」のテーマですが、コウイチを演じる「光一さん」と共通点が多く、どんなに困難なことがあっても、前に進むという姿勢が一緒だなと感じます。

光一さんは

「自身の体調不良やケガなどは見に来てくれるお客さんには関係のない事。その1公演にしか来られない人もいる。その日の公演が今までで一番ベストになるように全力を尽くすだけ。」

と語っています。

舞台でも、ペース配分なんて考えておらず、最初から最後まで、全力で演じていることが伝わってきます。

日々のルーティンをかかさず、体調を整え舞台に情熱を捧げる…そんな光一さんと主人公コウイチの姿が重なって見えることもあります。

 

コウイチは堂本光一さんが演じることで、とても魅力的になっていると思います。

ショー的な演目も多く、ダンスシーン一つを切り取って観ると「光一さんのソロコンサートでは?」と感じるかもしれない演目も、コウイチとして演じています。

「光一さんがコウイチにしか見えない」というところがすごいと思うのです。堂本光一さんが創り上げたコウイチというキャラクターを、光一さんが見事にコウイチになりきって演じていることが素晴らしいと思うのです。

 

上演場所の拡大

 

Endless SHOCKは東京の帝国劇場のみで上演されてきましたが、近年では福岡の博多座、大阪の梅田芸術劇場でも上演されてきました。

今年2018年は2、3月に帝国劇場だけでの上演でした。

 

これは、2018年の7、8月に帝国劇場で光一さんの新しいミュージカル「ナイツ・テイル 騎士物語」が上演されるため、スケジュール的に忙しく博多座・梅田芸術劇場の公演がなかったのではないかと思うのですが…。

※ちなみに、2016年はKinki KidsのコンサートツアーがありEndless SHOCKの地方公演は行われませんでした。なので、毎年必ず地方公演があるとは限らないと思っています。

 

ナイツ・テイル 騎士物語
世界的演出家ジョン・ケアードとシェイクスピアによる「二人の貴公子」をモチーフにしたミュージカル。堂本光一と、ミュージカルや舞台を中心に活躍する井上芳雄が出演。

 

私はいつもEndless SHOCKを博多座で見ており、光一さんはカーテンコールで

「また博多座に戻ってこれるように頑張りたい。」

と言って下さるので、地方でもまた上演されるのではないかと期待しています。

 

DVDも、Blu-rayもリリースされていますので、ぜひEndless SHOCKをご覧になって、勇気や希望を感じ取ってもらえたら、と思います。

 

Endless SHOCKの「DVD」「Blu-ray」は第4章で解説!(現在は「はじめに」) Endless SHOCKの「DVD」「Blu-ray」は第4章で解説!(現在は「はじめに」)

 

次のページでは「SHOCKの歴史」についてお伝えします。

2005年に「Endless SHOCK」というタイトルになるまでには「MILLENNIUM SHOCK」「SHOW劇SHOCK」など様々なSHOCKシリーズの上演がされてきたのです。

『Endless SHOCK』目次へ  (全14ページ)

 

 

目次著者

著者:しあ

40代後半女性。Endless SHOCKは博多座にて多数鑑賞。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。

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