エキゾチックアニマルを飼おう② ~即売会(即売イベント)編~

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エキゾチックアニマルはペットとしての歴史が浅く、人に馴れにくいからこその魅力があります。多数のエキゾチックアニマルを飼育してきた筆者が、種類・飼い方・会える場所などを紹介。

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はじめに

エキゾチックアニマルとは

第1章 エキゾチックアニマルを深く知る

人類とペットの歴史 ~エキゾチックアニマルの魅力~

ペットを飼うなら知っておくべき心構え

エキゾチックアニマルを飼うなら知っておくべき心構え

第2章 代表的なエキゾチックアニマルの種類

代表的な飼えるエキゾチックアニマル  ~哺乳類編~

代表的な飼えるエキゾチックアニマル  ~爬虫類 / 両棲類編~

代表的な飼えるエキゾチックアニマル  ~鳥類 / 魚類編~

代表的な飼えるエキゾチックアニマル  ~奇蟲編~

第3章 定番エキゾチックアニマルの飼い方

エキゾチックアニマルの飼い方 ~フクロモモンガ編~

エキゾチックアニマルの飼い方 ~ヒョウモントカゲモドキ編~

エキゾチックアニマルの飼い方 ~ベタ編~

エキゾチックアニマルの飼い方 ~ダイオウサソリ / バンパイアクラブ編~

エキゾチックアニマルの飼い方 ~おすすめの飼育用品編~

第4章 エキゾチックアニマルを飼おう

エキゾチックアニマルに会いに行こう① ~動物園編~

エキゾチックアニマルに会いに行こう② ~アニマルカフェ編~

エキゾチックアニマルを飼おう① ~ペットショップ編~

エキゾチックアニマルを飼おう② ~即売会(即売イベント)編~

著者:國谷正明

北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。趣味は作曲と爬虫類飼育。好きな作曲家はエリック・サティ。好きな映画監督は深作欣二。好きなアニメはスポンジボブ。好きな学問は民俗学。敬愛する作家はジム・トンプスン。いいにおいのする文章を書こうと日々苦心しています。お問い合わせはこちらから
facebook(國谷) https://www.facebook.com/masaaki.kuniya.3344

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即売会(即売イベント)とは

photo by fortbragg

 

2013年の法改正において、爬虫類は販売前に事前の説明及び現物の確認を対面でおこなうことが義務付けられ、従来のように生体を通信販売で購入することはできなくなりました。

全国に爬虫類を専門に取り扱うショップが点在しているものの、取り扱う生体にはショップごとの特色があるため、近隣のショップで目当ての生体が手に入るとも限りません。

つまり、2013年の法改正は飼育者とショップ双方にとって大きな打撃となりうるものでした。

 

そういった問題を解消するイベントが、いわゆる即売会です。

 

即売会には全国から爬虫類ショップや個人のブリーダーらが出展し、市場相場よりもお買い得な価格で生体や関連グッズを販売しています。

関東、関西、中部、九州、四国、北海道など時期を変えて全国各地で開催されるため、遠く離れた地域に足を運ぶことなく、目当ての生体を購入できます。

 

即売イベント自体は法改正以前からも存在していましたが、法改正以降より頻繁に開催されるようになりました。

 

即売イベントは楽しい企画も目白押し!

photo by fortbragg

 

即売イベントは生体を販売するだけでなく、エキゾチックアニマルと触れ合うことのできるコーナーや、著名なゲストを迎えてのトークショーなど、動物好きなら誰でも楽しめるさまざまな企画が盛り込まれており、大規模なイベントには一万人を超える来場者が訪れます。

 

業界の盛り上がりに伴う問題点

photo by fortbragg

 

来場者数は年々増加傾向にあり、業界の盛り上がりを嬉しく思う一方で、需要の増加に伴って希少な野生個体を乱獲する悪質な業者も存在するなど、決して喜ばしいことばかりではありません。

 

「野生個体」と「繁殖個体」の違い
これらはその個体がペットショップ等までやってきた経緯を 表します。「野生個体」は、野生の状態で捕獲された個体を表します。「繁殖個体」は人間が育てた、またブリーダーが育てた親鳥から生まれてた個体のことを指します。

 

生物の多様性を維持していくためにも、希少種の野生捕獲個体(=WC個体)を購入するのであれば、しっかりと繁殖させて繁殖個体はペット流通に乗せるよう努めるなど、飼育者ひとりひとりが強い責任感をもって飼育に臨むことが大切です。

 

以下に、2018年時点での代表的な即売イベントを列記します。

 

代表的な即売会

 

ジャパンレプタイルズショー(通称:夏レプ、冬レプ)

(引用元:http://www.rep-japan.co.jp/jrs/index.html)

 

ジャパンレプタイルズショーは主に静岡で開催される即売イベントで、2013年の法改正以降は夏と冬それぞれ2日間にわたっておこなわれるようになりました。

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2018年からは北海道にも進出することが決定しており、北海道における業界の活性化が期待されます。

夏レプは8月上旬、冬レプは1月下旬に開催されることが恒例です。
爬虫類以外にもエキゾチックアニマル全般を取り扱っています。

 

公式リンク:http://www.rep-japan.co.jp/jrs/index.html

 

ブラックアウト

(引用元:https://www.blackout1999.com/)

 

ブラックアウトは奇蟲と爬虫類に幅広いエキゾチックアニマルを取り扱う即売イベントです。

現存の即売イベントのなかでは年の開催回数がもっとも多く、2018年には3月から12月にかけて東京で4回、大阪で2回、横浜と京都で1回ずつ、計8回の開催が決定しています。

 

公式リンク:https://www.blackout1999.com/

 

レプタイルズワールド(通称:トウレプ、コウレプ)

(引用元:http://tokyo.reptilesworld.jp/)

 

レプタイルズワールドはエキゾチックアニマル全般を取り扱う即売イベントで、2018年には東京で2回、神戸で1回、計3回の開催が決定しています。

いずれも2日間にわたって開催され、例年多くの来場者が訪れる人気の高いイベントです。

 

公式リンク:http://tokyo.reptilesworld.jp/

 

九州レプタイルズフェスタ(通称:九レプ)

(引用元:http://q-rep.net/)

 

九州レプタイルズフェスタは九州最大の即売イベントで、2018年には夏と冬に年2回の開催が決定しています。

上記のイベントと比べると規模は小さいですが、九州の爬虫類愛好家の間では根強い人気を誇っています。

 

公式リンク:http://q-rep.net/

 

ぶりくら

(引用元:https://burikura.com/)

 

ぶりくらは個人のブリーダーを中心とした即売イベントで、

「飼育モラルの向上及び啓発・ブリーダーの支援・育成」

「野生環境におけるペットトレード目的の乱獲抑制」

「適切な飼育技術の公開」

などを目的に掲げています。

 

例年2回、関東でおこなわれる「とんぶり市」と、関西でおこなわれる「ぶりくら市」が開催されており、規模は小さいながらも激しい盛り上がりをみせています。

 

公式リンク:https://burikura.com/

 

ご紹介した以外にも、全国各地でさまざまな即売イベントが開催されておりますので、興味のある方は是非足を運んでみては如何でしょうか。
無責任な衝動買いにはくれぐれもご注意ください。

 

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著者:國谷正明
北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。趣味は作曲と爬虫類飼育。好きな作曲家はエリック・サティ。好きな映画監督は深作欣二。好きなアニメはスポンジボブ。好きな学問は民俗学。敬愛する作家はジム・トンプスン。いいにおいのする文章を書こうと日々苦心しています。お問い合わせはこちらから
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