一生に一度は行きたい世界の絶景【街並み編】

 

 

一生に一度は行きたい世界の絶景【街並み編】

 

ヨーロッパをはじめ世界には、人の心を揺さぶる美しい街並みがあります。中世の情緒が残る街並みやルネッサンスに彩られた町並みなど、歴史と共に育った街並みの魅力は訪れた人にしか分からないかもしれません。

このページでは、「一生に一度は行きたい世界の絶景街並み編」をご紹介します。

 

1 【イタリア】世界中の人々が憧れる華やかな古都の街並み『フィレンツェ』

 

「屋根のない美術館」と称されるルネッサンスが花開いたフレンツェは、小さな町ですがその魅力は語りつくせません。

女性的で繊細な石畳の歴史地区を歩いているだけで、馬の蹄が聞こえてくるようです。

 

photo by Matthew Black Some rights reserved

ルネッサンス
14世紀から16世紀まで続いたイタリアで始まり、その後ヨーロッパ各地に広まっていった文化運動やその時代の事を言います。14世紀より前に栄えていたギリシア文化やローマ文化の復興を目指す運動が行われました。つまり当時一般的であった封建社会(簡単に言えば極端な縦社会)ではなく、個人の自由が尊重される近代的な社会・文化を目指す運動です。※ルネッサンスの定義には諸説あります。

そのような運動の中で音楽・絵画・哲学などが発展していき、その時代の芸術を「ルネッサンス音楽」などと言う。当時制作された代表的な芸術作品にミケランジェロの「ダビデ像」など。

▼ダビデ像

photo by Jörg Bittner Unna 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「フィレンツェ」基本情報

フィレンツェはイタリア共和国トスカーナ州の州都が置かれるコムーネ(基礎自治体=行政の最小単位)です。紀元前1世紀にローマ人によって建設された街で、「花の女神」を意味する「フロレンティア」の由来で名付けられました。フィレンツェを支配していた大富豪メディチ家(後述)の庇護のもと、レオナルド・ダ・ヴィンチたちが、イタリアルネサンスを花開かせた地としても有名です。

フィレンツェ 東京
38万人 人口 927万人
102㎢ 面積 2,193㎢

 

ルネッサンスが香る「花の都フィレンツェ」は、中世に膨大な経済力を誇っていたメディッチ家の栄華を肌で感じることができます。

 

メディッチ家
フィレンツェで銀行家・政治家として活躍し、有力者となっていた一族。レオナルドダヴィンチのパトロンなどになり、ルネッサンス文化の繁栄に一役買った。

 

ルネッサンスの巨匠たちの作品も点在しており、見て回るだけでも楽しいですよ。

また、ウフィッツィ美術館では、往年の巨匠たちの作品を心ゆくまで堪能することができます。

 

▼ウフィッツィ美術館

photo by Chris Wee – originally posted to Flickr as Galleria degli Uffizi 

 

旅行パンフレットでよく使われる「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」のドーム型のキュートな赤い屋根は、いつ見てもセンスの良さを伺えますね。

 

▼サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

photo by MarcusObal CC 表示-継承 3.0

 

このドームからは、360度の大パノラマを見ることができます。隣に立つジョットの鐘楼からは、大聖堂が見られるので更におすすめです。

 

▼フィレンツェの夜の街並み

photo by Oleg Sidorenko 

 

おすすめビューポイント

フィレンツェの街並みを一望できる、「ミケランジェロ広場」からの景色は見る価値あり。

▼ミケランジェロ広場からの眺め

photo by Sean X Liu Some rights reserved

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はもちろん、フィレンツェ独特のオレンジ色の屋根やアルノ川に架かるヴェッキオ橋も眼下に広がっています。フォトジェニックな街並みは、心の底からの癒しを感じられます。

アクセス

ローマからフィレンツェの空港まで約1時間。空港から旧市街までは車で約15分。ローマから鉄道で約1時間半。

URL:http://www.firenzeturismo.it/en/

 

 

2 【ウズベキスタン】シルクロードの栄華を今に伝える奇跡の青の都『サマルカンド』

▲東南アジア最大を誇るビビ・ハニム・モスク photo by David Stanley

 

ウズベキスタンが誇る、中世の古都「サマルカンド」。

サマルカンド・ブルーに包まれた町並みに、魅せられた人々がひっきりなしに訪れています。アレクサンダー大王や三蔵法師など古の昔からこの地の魅力の虜になった著名人も訪れました。

サマルカンドは「青の都」の他にも、「イスラム世界の宝石」や「東方の真珠」と称されています。

 

アレクサンダー大王や三蔵法師
アレクサンダー大王は紀元前4世紀ごろに活躍した古代ギリシアやエジプトの王様を務めた人物。三蔵法師(正式には玄奘三蔵)は7世紀ごろに生きた中国の仏教僧で自身のインドへの旅記が物語「西遊記」の元となった。
知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「サマルカンド」基本情報

サマルカンドは、中央アジアにあるウズベキスタンの古都です。ガラクシャン川の盆地に位置する、シルクロードのオアシス都市。現在でもその代表的な都市とされています。抜けように青い空とモスクの美しい青から『青い都』と称され、この街の青色は「サマルカンド・ブルー」と呼ばれています。

サマルカンド 東京
51万人(鳥取県と同じくらい) 人口 927万人
120㎢ 面積 2,193㎢

 

最近では、女子旅は一人旅などで訪れる人も増えつつあり、密かな人気を集めています。

見どころは、夜のライトアップも美しい「アミール・ティムール廟」や現在も多くの巡礼者が訪れる「シャーヒズィンダ廟群」などの歴史的建造物が最大の魅力です。

 

▼アミール・ティムール廟

File:Гур-Эмир - Amir Temur maqbarasi - Gur-e-Amir (By Khusen Rustamov).jpg

photo by Khusen Rustamov CC Attribution-Share Alike 4.0 International 

▼シャーヒズィンダ廟群

photo by Vaurien CC BY-SA 3.0 de

 

この街のシンボル「レギスタン広場」には、「ウルグベク・メドレセ」「ティラカリ・メドレセ」「シェルドル・メドレセ」の3つの神学校(キリスト教について学ぶ学校)が並んでいます。

 

▼レギスタン広場

 

モンゴルに破壊されるまで、都があった「アフラシャブの丘」では、悠久の時を感じられます。

 

おすすめビューポイント

かつて砂漠のオアシス都市だったこの地には、200もの池があったようです。現在も6つ残っており、美しい歴史的建造物と緑と池がコラボした風景は極上です。「ラビハウズ」という大きな人工の池がおすすめのビューポイントです。

アクセス

日本からソウルへ行きタシケントまで約8時間。タシケントからサマルカンドまで約1時間。タシケントからサマルカンドまでは、新幹線のような鉄道で行くのも快適です。所要時間は約2時間です。

URL:http://www.uzb.jp/articlephp/area_samarqand/index.html

 

 

3 【オーストリア】風光明媚な街並みと美しい湖の絶景『ハルシュタット』

 

ダッハシュタイン山塊とハルシュタット湖が織りなす、美しさは世界一といえる美しい街。

とっても小さな町ですが、湖畔に佇む風光明媚な街並みは、「真珠のように美しい街」と称えられています。

 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「ハルシュタット」基本情報

ハルシュタットは、オーストリア・ザルツブルクの近くに位置した小さなゲマインデ(基礎自治体:行政区画の最小単位)です。オーストリアの中部にあるオーバーエースターライヒ州屈指の景勝地(けいしょうち:自然の良い景色が見られる場所)で、「世界で最も美しい湖畔の街」と称されています。

ハルシュタット 東京
900人(高知県の馬路村と同じくらい) 人口 927万人
60㎢ 面積 2,193㎢

 

この場所は映画『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影が行われたことでも有名です。

▼サウンド・オブ・ミュージック

 

特に有名な景観は湖畔に佇む、ルーテル教会と湖の景観。

絵葉書に採用されている、ハルシュタットを代表する景観は素晴らしいですよ。

 

▼ルーテル教会と湖

Mountains Austria Water Hallstatt Lake Village

 

連絡船に乗って見る、湖からの景色も魅力的!中世を彷彿とさせる家並みもみどころ。

バルコニーに飾られた花々を見れば、この地で生活する人々の心の美しさまで見えるよう。

 

▼湖からの景色

photo by ::ErWin Some rights reserved

 

おすすめビューポイント

高台にはカトリック教区教会があり、そこから見るハルシュタットの街並みは息を飲むほどの美しさ。この景観は、「世界の湖畔で最も美しい」と称えられています。

また、湖畔の街並みと湖面に映るその姿、悠々と泳ぐ白鳥のコラボは、ハルシュタットならではの絶景ですね!きっと、フォトジェニックな写真が撮れるはず。

アクセス

ザルツブルクから鉄道で約2時間半。

URL:http://www.hallstatt.at/

 

 

4 【フランス】中世ルネッサンスの街並みが残る情緒に満ちた街『コルマール』

photo by Naval S

 

「コルマール」基本情報

 

 

ライン川上流にあるフランスとドイツの国境近くの街。戦災に巻き込まれることがなかったため、この美しい景観を今でも見ることができます。

アルザスワイン(フランスのアルザスで生産されるワイン)の産地としても知られており、フランスとドイツにある「ワイン街道(ワインを楽しめる居酒屋や宿などが点在する170kmにも及ぶ道)」の中でも人気の観光スポットになっています。

 

File:View of Église Saint-Martin (43833049001).jpg

photo by –sinava– from Berlin

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「コルマール」基本情報

フランス東部のグラン・テストという地域圏にあり、フランス革命後からは属しているオー・ラン県の県庁所在地となっています。県境に位置していることから、フランスに割譲されたりドイツに割譲されたりと、時代の影響を大きく受けた地でもあります。

ハルシュタット 東京
6.5万人(石川県の加賀市と同じくらい) 人口 927万人
66㎢ 面積 2,193㎢

 

旧市街地の石畳の道を散策すれば、アルザス風のカラフルな木骨組みの家が軒を連ねています。

ドイツでよく見るオシャレモダンなつり看板もあり、街を一段と趣あるものにしています。

 

photo by Eleazar Some rights reserved

 

また、クリスマスの時期はクリスマスツリーやイルミネーションが街を彩り、この時期に訪れるのもおすすめです♪

 

photo by Nico sann Some rights reserved

 

この地はディズニー映画の『美女と野獣』やジブリ映画の『ハウルの動く城』の舞台となっています。

▼美女と野獣

▼ハウルの動く城

 

町並みは、とってもキュートでまさに映画のワンシーンのよう。映画の中に迷い込んだ気分も味わえちゃいますよ。

 

photo by dynamosquito Some rights reserved

 

おすすめビューポイント

イタリアのヴェネツィアを彷彿とさせる、ブティット・ヴニーズと呼ばれる場所は特にロマンティックな景観。美しい花々が飾られた趣ある運河とパステル調の家並みは、インスタ映えのスポットです。小舟での運河巡りもおすすめですよ♪

アクセス

パリの東駅からTGVで約2時間半。ストラスブールからは、TERで約30分。

URL:https://www.tourisme-colmar.com/en/

 

 

5 【ハワイ・マウイ島】トレンディと歴史が交差する癒しの港町『ラハイナ』

File:Lāhainā oceanfront.JPG

 

「ラハイナ」はハワイ・マウイ島屈指の観光スポットです。このラハイナの魅力は、歴史に彩られた港街ならではの風情が漂うことです。

カメハメハ大王が暮らした地で、かつてハワイ王朝の首都が置かれたのもこのラハイナです。

 

▼カメハメハ大王

 

まるで映画のワンシーンに迷い込んだような、錯覚を起こすほどの情緒に満ちています。

レンタサイクルで、ラハイナの海風を浴びながら疾走するのもいいかも。

 

File:Lahaina Town.jpg

photo by Eric Guinther CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「ラハイナ」基本情報

ハワイ諸島で2番目に大きなマウイ島に位置する、ハワイ王朝の首都が置かれていた地です。現在もノスタルジックな雰囲気を留めており、街内観光はもちろんホエール(鯨)ウォッチングのツアーも人気があります。

ラハイナ 東京
1.2万人(高知県の室戸市と同じくらい) 人口 927万人
24㎢ 面積 2,193㎢

 

街中をそぞろ歩きして史跡を巡るのもラハイナ観光では外せません。

アロハスピリットを感じる観光には「魔法の石」とも呼ばれる「ハウオラの石」がおすすめです。

この石は岸壁の端に位置しており、波に洗われる石の上に海の方を向いて座ると病気や怪我が治るといわれています。

他にも「バニャンツリーの大樹」も見逃せません。涼しげな木陰を作る大樹は、神秘に満ちている気がします。

 

▼バンヤンツリーの大樹

photo by Rick Obst

 

この大樹の場所では、芸術家たちが自分の作品を持ち寄る青空市場も開かれています。

 

おすすめビューポイント

おすすめはフロント・ストリートから見るラハイナの夕暮れ。歴史ある港町の情緒ある光景は、更に幻想的な雰囲気を醸しだしています。カジキマグロを積んだトローリングボートのシルエットもとてもロマンティック♪

サンセットクルーズに参加して、ゆっくり夕景を堪能するのも観光の醍醐味です。

▼サンセットの様子

photo by Benjamin Lipsman

アクセス

カフルイ空港から車で約40分。

URL:https://lahainatown.com/

 

 

6 【デンマーク】メルヘンチックな街並みはおもちゃの世界『コペンハーゲン』

 

デンマークのコペンハーゲンは「北欧のパリ」と呼ばれるデンマークの首都です。

街中を張り巡らす運河とオランダルネッサンスが彩る美しい街並みがステキ!オランダルネッサンス様式で建てられたローゼンボー離宮の内部は豪華絢爛。

 

▼ローゼンボー離宮

File:Rosenborg Castle lions.jpg

photo by Denmark_0256 – Rosenborg Castle CC Attribution-Share Alike 2.0 Generic 

 

離宮の隣にある「ローゼンボー公園」ではデンマーク最古とされるルネッサンス庭園を見ることができます。

 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「コペンハーゲン」基本情報

コペンハーゲンはデンマークの首都です。デンマーク最大の都市であり「商人の港」という意味を持つ街。良質な港を守るために要塞(攻撃を守る為の壁などがある城のようなもの)化されましたが、度々戦火に見舞われました。しかし今でも名前の通り「商人の街」として栄えており、16~17世紀の歴史的建築物が残っています。

コペンハーゲン 東京
58万人(鳥取県と同じくらい) 人口 927万人
88㎢ 面積 2,193㎢

 

コペンハーゲンは見どころが豊富で、港沿いにカラフルな建物が並ぶ「ニューハウン」や衛兵交代式が行われる「アマリエンボー宮殿」も必見です。

 

▼ニューハウン

▼アマリエンボー宮殿

Danish Nordic Denmark Copenhagen City Capital

 

また、アンデルセンが愛した地としても有名で「人魚姫の像」もフォトジェニックなスポットです♪

 

▼人魚姫の像

File:Statua della Sirenetta.JPG

photo by Jose Antonio CC Attribuzione 4.0 

 

アンデルセン(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)(1805-1875)

デンマークの童話作家であり詩人。コペンハーゲンにある人魚姫の像はアンデルセンの作った童話「人魚姫」をモチーフに作られた。

 

おすすめビューポイント

コペンハーゲンの美しい街並みを一望できるスポット「救世主教会の塔」は、人気の観光スポットから離れていますが訪れる価値あり。

▼救世主の塔

photo by CucombreLibre

オレンジ色の屋根はもちろん、宮殿や教会の塔など、「これぞコペンハーゲン」という絶景が広がっています。

アクセス

成田から直行便が飛んでおり、コペンハーゲンまでは約11時間半。空港からは国鉄DSBでコペンハーゲン中央駅まで約15分です。

URL:https://www.visitcopenhagen.com/copenhagen-tourist

 

 

7 【ドイツ】モノトーンでまとめられた統一感のある町並み『フロイデンベルク』

photo by Francisco Javier Garcia Orts Some rights reserved

 

今までご紹介してきた絶景の中では何度も「カラフル」という言葉を書いてきましたが、ここは「モノトーン」の美しさが有名な町並み。

旧市街にある街並みで、家と家の間隔がほぼ同じ。家の向きも同一方向なんですよ。ある意味インパクトが強すぎるといえるかも。

 

photo by Thomas Depenbusch (Depi) 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「フロイデンベルク」基本情報

ドイツ・オランダの観光街道オラニエ・ルート沿いにある、中低産地の丘陵地に広がる地域。フロイデンベルクは17の市区からなっており、最も古い地域は11世紀ごろからあったと言われる。

フロイデンベルク 東京
1.8万人(千葉県の勝浦市と同じくらい) 人口 927万人
54㎢ 面積 2,193㎢

 

周辺を緑に囲まれた白と黒のモノトーンで統一した街並みとのコラボは、言葉を失うほどの絶景です。

「秋の紅葉の時期が好きだ」という方が多いですが、新緑の頃のフロイデンベルクは清々しくて魅力的!

この家並みは17世紀に作られたもので、街並みをゆっくり観光するのもおすすめです。

 

photo by Polybert49 Some rights reserved

 

レストランやカフェなどもあり、アールヌーボーの釣り看板もひときわ美しく見えます♪

 

おすすめビューポイント

街歩きで満喫するのもいいですが、小高い丘の上にある保養公園からモノトーンの街並みを一望するのもおすすめです。

▼保養公園からの眺め

photo by Alexander Waltner

統一感のある町並みを見下ろせば、他とは違う美しさがあり、心の底から来てよかったと思えるはず!

アクセス

ケルン中央駅からバスで約2時間半。バス停から旧市街地まで徒歩で約10分。

 

 

8 【中華人民共和国】茶馬古道の要衝地として栄えた『麗江』

 

長い歴史を持つ中国にはもちろん趣のある美しい街並みを楽しめる絶景スポットがたくさんあります。

中でも旧市街が世界遺産にも登録されている「麗江」は、一生に一度は行ってみたい絶景スポットです。

シルクロードより長い歴史がある「茶馬古道の要衝地」であり、古い街並みの美しさでも知られています。

1996年の大地震により甚大な被害を受けました。しかし、世界遺産への登録により復興が進められ僅か4年で修復されています。

 

File:20130528丽江古城祥和路大研镇南门附近街景 - panoramio.jpg

photo by fish4fish  CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「麗江」基本情報

中華人民共和国・雲南省の西北部に位置する、清流が流れる自然環境と伝統文化が息づく観光地として有名な都市です。かつては少数民族のナシ族の王都だった場所でもあります。

麗江 東京
113万人(石川県と同じくらい) 人口 927万人
7,648㎢ 面積 2,193㎢

 

昆明(中国のミャンマーとラオスに隣接する雲南省の都市)から600kmにあり、石畳の道沿いには中国伝統の反りたった瓦屋根の住宅が軒を連ねているのが特徴です。

この瓦葺きの屋根がズラリと並ぶ景観は「かわらの海」と称されています。街をそぞろ歩きすれば、354もの石橋を見ることができます。

 

▼石橋

ファイル:1 lijiang old town 2012a.jpg

photo by chensiyuan CC Attribution-Share Alike 4.0 International

 

また夜になると家々がライティングされ、幻想的な雰囲気が広がります。

 

photo by Luca Casartelli Some rights reserved

 

人によっては「賑わう夜の観光が最高」という人もいるようです。

ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』の舞台となったとの噂もある地です。

▼千と千尋の神隠し

 

おすすめビューポイント

有料ですが麗江を一望するのは、獅子山公園が一番です。グレーの瓦屋根が密集する街並みと遠くの山々のコラボはとってもステキ。

▼グレーの瓦屋根

Dayan Lijiang In Yunnan Province

この景色を見ていると12世紀ごろにこの街を作ったナシ族たちの息吹が聞こえてくるようです。

アクセス

麗江空港までは昆明を経由して行くのがおすすめです。麗江空港からは、シャトルバスがあるので便利です。所要時間は約40分。

URL:http://www.lijiang.gov.cn/

 

 

9 【チベット】星空だけじゃない!赤い街並みのパノラマ『ラルンガルゴンパ』

File:Larung Gar (Setta, Sedda), Sichuan (22106949845).jpg

photo by Valerian Guillot CC Attribution 2.0 Generic 

 

東チベットにある、僧侶の街。

チベット仏教を学ぶために何千人もの僧侶がここで暮らしています。

山の斜面にびっしりと赤い建物が立ち並んでいます。これは全て僧侶たちの住居なんですよ。

しかも、建物の赤色は「僧侶の袈裟の色」と統一しているとか。

 

photo by Quỳnh Anh Chocopie 

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「ラルンガルゴンパ」基本情報

中国四川省、カンゼ・チベット族自治州色達県の標高4,000mにある東チベットの聖地。世界最大の仏教学院で、ここには4万以上の赤色の修行小屋が立ち並んでいます。1万人以上の学びの場となっています。

ラルンガルゴンパ 東京
人口 927万人
面積 2,193㎢

 

夜の景色もとっても美しいんですよ。

 

 

おすすめビューポイント

最高のビューポイントは天葬台。丘の上から見る絶景。青空と山、ピンク色の住宅が織りなす、景色は格別ですよ。

File:1 Seda facing south.jpg

photo by Chensiyuan CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported 

もしかしたらここでラルンガルゴンパで行われている「鳥葬(ちょうそう:遺体の処理を鳥が行う葬法)」を見られるかも。

アクセス

成都から色達まで、バスで約15時間。色達から車で約1時間です。

 

 

10 【日本・岡山】柳と白壁の美しい街並み『倉敷美観地区』

 

日本にも岐阜県の「飛騨高山」や石川県の「ひがし茶屋」奈良県の「ならまち」など、日本情緒を堪能できる街並みがたくさんあります。

岡山県の倉敷美観地区の街並みも、とってもステキ!

川の両岸に植えられた柳の木と白壁となまこ壁のコントラストは言葉を失うほど。夕景と共に川に映り込む姿はこの世のものとは思えないほどの絶景です。

 

photo by hiyang.on.flickr

知っていると街並みがもっと綺麗に見える!?「倉敷美観地区」基本情報

岡山県倉敷市にある町並保存地区で、江戸時代の日本の風情を今に伝える倉敷屈指の観光地です。観光スポットは、半径300mに集中しています。倉敷川を中心に白壁の建物が立ち並んでおり、柳の木が更に風情ある街内を演出しています。

倉敷市 東京
48万人 人口 927万人
354㎢ 面積 2,193㎢

 

情緒ある街並みをゆっくり散策すれば、倉敷発祥の帆布・デニム・マスキングテープなどとの出会いが待っています。個性あるショップを巡るのも楽しいですよ。

蔵や民家を改装したカフェで一休みするのもお忘れなく!

「晴れの国」といわれる岡山ならではのフルーツを使ったスイーツを堪能するのも倉敷観光の醍醐味。

 

おすすめビューポイント

倉敷川を川舟に乗って、街並みを眺めるのはいかがでしょう。両岸に佇む白壁の建物は、川からでしか見られない表情を見せてくれます。期間限定ですが、「夜のくらしき川舟流し」も行われおり、ライトアップされ趣ある建物など、昼間とは全く違う幽玄の雰囲気が漂っています。

▼くらしき川舟渡し

アクセス

倉敷駅から徒歩で約10分。

URL:https://www.kurashiki-tabi.jp/kurashiki-h1/

 

まとめ

 

古の歴史が彩る趣ある街並みや色とりどりのカラフルな街並み、メルヘンチックな町並みなど絶景の街並みにも色々な特徴があります。

フォトジェニックな写真を撮れば一生の思い出に残ること間違いなし!

ぜひ、お好みの絶景スポットを探して出掛けてみてはいかがでしょう。

 

 

世界の絶景111選【夏編】

Webon紹介目次著者
世界の絶景を見れば癒される事間違い無し!今度の休日は初心者でも行きやすい絶景を見に出かけてみませんか?

「初心者も行ける!『世界の絶景』集」はこちらから!

著者:ポムポムリラコアラ

趣味が高じてフリーライターとして活躍中の、旅行おたくです。絶景スポットや歴史に彩られた観光地巡りが大好き!写真集などで色々な絶景に触れる、癒しの妄想旅行を楽しむのも日常茶飯事。ストレス社会のちょっとしたオアシスのような存在になれたら幸いです。お茶でも飲みながらカフェ気分で、癒しのひとときをどうぞ。

 

『世界の絶景111選』目次へ  (全12ページ)

 

第2章では、

】【】【】【

の四季に分けて「この季節に行きたい!」という絶景スポットをご紹介します。

誰でも知っている絶景スポットから、ここは行くべきという絶景スポットも組み込んでみました。是非お楽しみください!

 

夏に行きたい世界の絶景

 

開放感たっぷりの夏に、遠出の旅をしてみたいという方も多いのでは?

ベストシーズンを迎えるビーチリゾートはもちろん、南半球では花々が咲き誇る時期。

カナダのイエローナイフのオーロラや、オーストラリアのザトウクジラウォッチング、夏の定番リゾートのハワイやバリ島など、今回ご紹介できなかったスポットを含め本当にたくさんの絶景スポットがあります。

 

バリ島については別Webonで詳しく紹介!

 

今回は、夏に行きたい世界の絶景を、10スポット厳選してみました。

 

アクセスに長けたスポットやツアーで観光できるスポットなど、初心者でも観光しやすくおすすめの絶景スポットを選んでいます。

 

1 【フランス】フランスでも人気の高い『プロヴァンス』に行くなら夏!

 

67月の絶景旅行なら、フランスのプロヴァンスがおすすめです。

緩やかな丘には夏のフランスの青空下に広がる紫色のラベンダーが咲き乱れ、その癒し系の香りに包まれます。この絶景を楽しみに、世界中から多くの人々が訪れます。

いくつもあるラベンダー街道は、まさにバイオレットブルーの世界。

 

 

ツアー参加をすれば、ラベンダーの絶景にプラスαで、香水で有名なロクシタン博物館の見学ツアーなども観光できます。ラベンダー祭りも、あちらこちらで開催されているので、訪れる価値ありです。

 

<セナンク修道院>

 

もし、時間が許せば、ゴッホが愛した町「アルル」へ行って、満開のひまわり畑も共に観光してみてはいかがでしょう。

 

<アルルの風景>

photo by Steffen Heilfort

 

おすすめビューポイント

ラベンダー色に染まる谷間の小さな町に訪れて、石畳の道や石造の家々を見ながら中世南仏の素朴な雰囲気を楽しむのも◎。

特に人気のスポットは、渓谷美を望める小さな町レ・ボー・ド・プロヴァンス。城塞跡からの絶景は、晴れた日にはアフリカ大陸を見渡せるほど。

サン・ポール・ド・モーゾール修道院ではラベンダーとひまわりのコラボも見ることができます。また、ゴルドにある、セナンク修道院(画像3枚目)のラベンダーも有名です。

アクセス

パリ市内からアヴィニョンまで、TGV(新幹線)で約2時間半。パリからマルセイユ・プロヴァンス空港まで約2時間。空港からバスでエクスヴァンプロヴァンスのバスターミナルまで約50分。

URL: https://jp.france.fr/ja/provence

 

2 【アメリカ】ハワイより絶景?!『サンファン諸島』

photo by Bureau of Land Managem

 

アメリカの美しい島ランキングで、ハワイを抑えて1位になったことがある絶景スポット。

700を超える美しい島々が浮かび、「ワシントン州の宝石」と称されています。

 

photo by Benjamin Hollis

 

シアトルの人々が集う、ローカル的な避暑地となっています。観光シーズンは69月で、のんびりとした雰囲気が魅力です。

特に、サンファン島、ロペス島、オルカス島が有名。

初心者には、ワシントン州の北西隅にありカナダのバンクーバー島ビクトリアの隣島、サンファン島がおすすめです。

 

カナダのバンクーバー島ビクトリアの絶景はこちらでも紹介!

 

この島には、かつてネイティブアメリカンが住んでおり、後にスペインによって植民地にされた名残を留めています。

島内の移動は、レンタサイクルやスクーターが便利。島では、カヤックやビーチ遊びはもちろんサイクリングやハイキングなどを楽しめます。もちろん海に沈む夕日も、ロマンティックで幻想的。

 

 

夏におすすめの理由は、1年中で晴天に恵まれるのは夏のみだから。

510月には、ここに生息する85頭前後のシャチたちを観測することもできます。

ホエールウォッチングツアーでは、くじらやシャチなど色々な海の生き物に出会えます♪

 

 

おすすめビューポイント

サンファン島のライム・キルン・ポイントや、国立歴史公園から太平洋を見る、ホエールウォッチングは、やってみたいことのひとつ。

陸からクジラが見られるので、初心者にもおすすめです。また、静寂に包まれると、シャチの声が聞こえるともいわれています。

アクセス

サンファン島へのアクセスは、水上飛行機(約1時間)やワシントン州フェリー(3時間半)などで行くことができます。

フィダルゴ・アイランドにあるアナコルテス市からワシントン州フェリーでは、サンファン・オーカス・ロペスの順に3つの観光島を無料で巡ることも可能です。

URL: https://www.junglecity.com/enjoy/san-juan-islands/

 

3 【イタリア】青色に輝く神秘的な洞窟内の海!『カプリ島青の洞窟』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blue_Grotto_IMG_0207.JPG?uselang=it)

 

南イタリアの絶景スポットの代表格といっても過言ではない、青の洞窟。カプリブルーと呼ばれる、絶景は一生に一度は見たいもの。

ローマやナポリからも日帰りで行くことができるので、初心者にもおすすめです。

特に78月頃は、入場できる確率が80%以上と高く絶好の観光シーズン。天候によって波が高くなるので、入れるかどうかは運次第。

午前中の方が、確率が高いかも。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blue_Grotto_藍洞_-_panoramio.jpg?uselang=it)

 

入口はとっても小さく、波が高いと洞窟の中には入れません。ピーク時は、海の上で1時間待ちということも。酔い止めを用意してくださいね。

高さ約15m奥行き60mの深い洞窟はとっても暗いですが、小さな入口から差し込む光でキラキラ輝きカプリブルーに染まる海を見れば心の底からの感動を覚えるはず。

 

photo by Thilo Hilberer

 

もし、洞窟に入れなくてもめげないでください。

高級リゾートのカプリ島内は、絶景観光スポットもいっぱい。特に、別荘ヴィラ・サンミケーレテラスからの眺めは最高です。

 

<ヴィラ・サンミケーレテラス公式サイト>

(出典:https://www.belmond.com/hotels/europe/italy/florence/belmond-villa-san-michele/)

 

<ヴィラ・サンミケーレテラスの情報は「検索」ボタンをクリックorタップ!>



Booking.com

 

おしゃれなレストランやお土産屋さんなどが、軒を連ねるや街並みを散策するだけでも思い出深い旅になるはず。

レモンの産地としても有名なので、「リモンチェッロ」を味わうのもカプリ島らしい観光のひとつ。

 

<リモンチェッロ>

photo by claudia

 

おすすめビューポイント
洞窟の絶景を見られるのは、ワンチャンスといっても過言ではありません。

一番奥についた時に、「発光禁止モード」にして入口に向けてシャッターを押してくださいね。フラッシュはたかない方が、いい写真が撮れるとの声もあります。

アクセス

ローマからナポリまで、バスで約3時間半。ナポリからカプリ島まで、高速船で約45分。フェリーや水中翼船もあります。マリーナ・グランデから、ボートに乗って洞窟へ向かいます。小さな小舟に乗り換えて洞窟内へ!

URL: https://www.capri.com/en/s/la-grotta-azzurra

 

4 【ロシア】終わりのない黄昏の町『サンクトペテルブルク白夜』

 

極寒の冬が過ぎ去り、白夜が2ヶ月も続くサンクトペテルブルクに行ってみませんか?

太陽が完全に沈まず、ピンクサファイア色に染まる絶景は、日本では体験できないだけに、一生に一度は見て見たいもの。

特におすすめの時期は、6月末~7月。昼間でも20度くらいと涼しく、30度になっても湿度が低く過ごしやすいので、日本の暑さから逃れることができます。

白夜体験を存分に楽しみたいなら、クルーズでの観光がおすすめです。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:St_Petersburg_Neva_River002.JPG?uselang=ja)

 

壮大な建物群を眺めながらのクルージングは、感動すること間違いなし!小さな町の次は森が現れ玉ねぎ型のドームなど、楽しい船旅を過ごせること請け合いです。

眠らない街だけに、夜の観光も充実しています。マリインスキー劇場を中心に“白夜をアーティスティックに過ごすため”のイベント「白夜祭り(57月まで)」も開催されます。

市内の劇場などでイベントが開催され、街では歴史的建築物がライティングされ花火まで上がり賑わいをみせます。特に有名なオペラとバレエ団の公演は見物。

 

 

マリインスキー劇場主催の「白夜の星」(夏に開催される音楽祭)では、古典を中心とした演目を見られます。

 

おすすめビューポイント

サンクトペテルブルクの白夜は、作家のドストエフスキーも「素晴らしい夜だ」と称賛したとか。

おすすめのビューポイントは、早朝のネヴァ川沿いの開いた跳ね橋。川を航行する貨物船が、行き交う風景を見ることができます。小高い丘の上に登って見下ろすのが絶好のフォトスポット。

アクセス
ヘルシンキを経由してプルコヴォ空港へ。空港からは39番バスに乗り20分で、モスコフスカヤ駅へ。

 

5 【インドネシアバリ島】バリ島の高原リゾート『キンタマーニ高原』

 

バリ島有数の避暑地で、北東部屈指の観光スポットです。

観光地が離れているので、レンタカーで巡ることになります。人気観光地だけにツアーの種類も豊富なので、初心者の方は、ツアー参加がおすすめです。

また、日本語ガイドドライバーを一日チャーターするのも良策です。15,000円くらいと費用もそれほどかかりません。

標高1,500mと夏でも涼しいのもおすすめポイント。

夏のみどころは、高原の展望台から見渡すバトゥール山とバトゥール湖。

 

photo by Tanti Ruwani

 

また、バトゥール山は現在も活火山のため、近くでは温泉も湧いており疲れを癒しにバリの温泉でゆっくりするのも◎。温泉は水着着用です。

 

photo by Jan Alonzo

 

周辺には、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院や観光者向けの農園BASアグロツーリズム、原住民族、バリ・アガの村など観光スポットも目白押しです。

 

<ウルン・ダヌ・バトゥール寺院>

photo by alex hanoko

 

おすすめビューポイント
ここの醍醐味は、絶景レストランでランチをしながら景色を楽しむこと。

アクセス
デンパサール国際空港から車で約3時間。ウブドから車で約1時間。ツアーあり。

 

 

バリ島観光の情報たくさん!バリ島観光に関するWebonはこちらから!

 

6 【ギリシャ】青いエーゲ海と白い街並みがステキ!『サントリーニ島』

 

一生に一度は、行ってみたい絶景スポットとしても人気の高い、サントリーニ島は夏の絶景観光地として外せないスポットです。

絶景と一緒にビーチリゾートを楽しめる、79月がおすすめです。78月は日差しが強すぎるので、9月が一番のベストシーズンといえます。

 

photo by Pedro Szekely

 

人気の観光地だけあり、アクセスもさほど難ではなく日本からのツアーも色々揃っているので初心者にもおすすめです。

紺碧のエーゲ海に浮かぶ、三日月形のサントリーニ島で最高の絶景は「断崖絶壁の白壁の町」+「青く輝くエーゲ海」です。

 

 

この美しい景色はギリシャ人の中でも、ハネムーナーに人気となっています。オーシャンビューホテルのバルコニーから眺める美しい景色は、リッチな旅を満喫したい方にはもってこい。

贅沢にホテルライフを楽しむだけでなく、フィラの町を散策するだけでも、素晴らしい絶景を見ることができます。

白い建物の中にほどよく色がついた建物が立ち、細い路地にはかわいらしいお店も並んでいます。

 

 

所々にカラフルな花々が飾られており、その風景はインスタ映え間違いなし!また、エーゲ海クルーズで、エーゲ海の島々を船で巡るツアーも人気です。

 

おすすめビューポイント
北端に位置する港町、イアから見る夕陽もロマンティック。この夕景は、世界一美しいと、絶賛されています。おすすめのビュースポットは、「Oia castle(イア・キャッスル)」からの眺めです。

アクセス

日本からの直行便はないので、最短で行けるトルコやアジアかヨーロッパの都市を経由して行く形になります。

アテネ国際空港から、サントリーニ空港まで空路で約1時間。エーゲ海を満喫しながらフェリーで行く方法も。所要時間は、約8時間です。

URL: https://www.santorini.net/

 

 

7 【アフリカ】ワインの産地で大自然を味わう『ケープ・ワイン・ランド』

photo by Steven dosRemedios

 

人気観光地ケープタウンの東に位置した絶景スポット。

渓谷の清冽な水が流れ込み、ワイン栽培に適した地として古くから知られています。

ここには、数百のワイナリーがあり、切妻屋根(本をかぶせたように斜めになっている屋根。日本ではよく見かける)をのせた白壁の建物と、渓谷に広がるワイン畑の絶景を楽しめます。

ワイナリーツアーがあるので、ケープタウンを観光する初心者の方に、もうひとつの南アフリカ旅の楽しみ方としてもおすすめです。

 

 

ベストシーズンは、南アフリカが春を迎える、7月半ばから9月半ばごろ。

ワイン・ランドの玄関口で300軒を超えるワイナリーが軒を連ねるステレンボッシュも訪れる価値あり。

ここから南下すること約30kmにある、フランスの伝統ワインづくりを継承するフランシュフックは、ラ・モットなど有名なワイナリーがあり人気です。

 

photo by South African Tourism

 

ワインに合わせたペリーやビーツを使った絶品料理を提供するレストランが点在し、フランスが香るグルメの町として知られています。

さらに南には、ケープ花王国のひとつ、グリーン・マウンテン・エコ・ルートがあり、ワイナリー観光にプラスαで、フィンボスが満開に咲き乱れる風景も見られます。

レンタサイクルで、ワイン・ランドを巡るのもおすすめです。

 

photo by warrenski

 

おすすめビューポイント
ぶどう畑をくねくねと曲がりくねるワインルートは、この時期には素晴らしい絶景が広がっています。

ぶどうの花を愛でながら、そぞろ歩きをするのが観光の醍醐味です。

アクセス

ケープタウンから車で約50分。初心者の方は、ツアーがおすすめです。

URL: http://south-africa.jp/meetsouthafrica_lists/308/

 

 

8 【フィリピン】セブ島屈指の美しいビーチ!『モアルボアル』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:High_tide_at_White_Beach_in_Moalboal.JPG)

 

日本人にはまだあまり知られていない、セブ島南西部にある穴場ビーチ。

ホワイトサンドのビーチとエメラルドグリーンの海のコラボは、海好きはもちろん絶景ファンも悶絶間違いなし。

 

 

セブシティからも比較的スムーズに行けるので、初心者にもおすすめです。

アイランドホッピングやシュノーケルなど、マリンアクティビティが充実しているのも魅力です。沖の透明度の高い海もモアルボアルの自慢。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:P1220081-A_view_of_the_beach_at_Sandals,_Negril_(205033139).jpg)

 

ダイビングリゾートなので、ダイビングがお好きな方にもおすすめです。

 

 

おすすめビューポイント

アイランドホッピングで人気なのが、モアルボアルからボートで約20分のペスカドール島。

フィリピンでも心が洗われるほど美しい海が広がり、イワシの群れやカラフルな魚たちが我が物顔で泳ぐ姿を見ることもできます。ダイビングが主な観光ですが、シュノーケルでも充分楽しめます。

アクセス
セブシティのサウスバスターミナルから、バスとトライシクル(三輪タクシー)で約3時間。

セブシティのサウスバスターミナルまでタクシーで。バスターミナルからは、頻繁にモアルボアル行きのバスは出ています。所要時間は約34時間。

 

 

9 【ソウル】ソウルの暑い夏を大満喫!『漢江(ハンガン)』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:63_Building,_Seoul_(15495025317).jpg)

 

ソウルの中心部を流れる漢江(ハンガン)の夕景は、2006年に大ヒットした、韓国映画「殺人の記憶」で有名となり、世界的にも人気の観光地になっています。

<殺人の記憶(画像クリックでDVD詳細へ)>

 

全長500kmもの大きな川で、ソウル市内には、18の橋と鉄橋が3つかかっており、川と夜景と橋のコラボが魅力的。

ソウルの中心部なので、初心者にも行きやすい観光スポットです。

一番のおすすめは、遊覧船での漢江クルーズ。橋はもちろん、川からソウルの観光地を望むこともできます。

 

 

市民が憩う漢江公園には、プールやさまざまなイベントが行われており、いつも賑わいをみせています。

また、7月中旬~8月中旬にかけては、ソウルを代表する夏祭り「漢江サマーフェスティバル」が、行われるので時間が合う方はぜひ。

 

<漢江サマーフェスティバル公式サイトより>

 

漢江の魅力は、夏場の豊富な川の水の量ですが、南岸と北岸を結ぶ橋もステキ!

映画で有名になった西江大橋(ソガンテギョ)や漢江鉄橋(ハンガンチョルギョ)は必見です。

 

 

また、漢江を見渡すクルムカフェで、コーヒーを飲みながら眺める絶景も◎。サイクリングで川風を感じながら、漢江沿いを巡るのも気持ちがいいですよ。

 

おすすめビューポイント

ソウルのランドマークのひとつ「63ビルディング展望台」からの夜景は、ムードたっぷりでおすすめです。

キラキラ光るネオンと染まる川、美しい橋の競演が満喫できます。10月に漢江公園で開催される「ソウル世界花火祭り」のビューポイントとしても有名です。

アクセス

地下鉄5号線汝矣ナル(ヨイナル)駅 3番出口すぐ。

URL: http://hangang.seoul.go.kr/

 

 

10 【スイス】日本の暑い夏から逃避行!アレッチ氷河も見渡せる『ユングフラウヨッホ』

photo by rockyeda

 

Top of Europe(ヨーロッパで最も高い標高)にある鉄道駅です。

鉄道を乗り継ぎ、エレベーターを上れば標高3,571mのスフィンクス展望台。

 

<スフィンクス展望台>

photo by Kevin Poh

 

もちろん、初心者の遠出の海外旅行先として大変おすすめです。暑い日本の夏を逃れて、雪と氷の世界に逃避行したい方のバカンスにも最高ですよ。

アルプスの奥座敷(観光地・温泉地)と呼ばれるユングフラウヨッホから、「アレッチ氷河」が流れ出していることも見られます。

 

<アレッチ氷河>

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Grosser_Aletschgletscher_3178.JPG?uselang=ja)

 

「ベルナーオーバーラント鉄道」「ヴェンゲルンアルプ鉄道」「ユングフラウ登山鉄道」の、スイスが誇る3つの登山鉄道体験もでき、贅沢で気軽な旅を楽しめますよ。

しかも、麓から頂上まで、半日観光で楽しめるのも嬉しいポイントです。

初夏に鉄道に乗ったら、右側に座り高山植物の花々を観察するのも◎。スピードもスローなので、ゆっくり絶景を楽しめます。

 

 

スフィンクス展望台からの眺望は、言葉を失うほどの絶景。展望からの眺めを楽しんだ後は、下に降りて雪原の銀世界でスキーやそりを楽しむのもおすすめです。

また、「氷の宮殿」と呼ばれる氷河の内部を探訪する施設があり、氷像が並んでいます。

 

<氷の宮殿>

photo by Patrick Nouhailler

 

青白くライトアップされ、雰囲気も最高ですよ。鉄道を乗り継ぐだけで、アルプスに登れちゃう気軽な旅はかなりの贅沢。

時間をかけて、駅を起点に伸びるハイキングコースを歩いて絶景を楽しむのも醍醐味です。

クライネシャイデックからヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り50分にある、小さな村ラウターブルンネンへ行きシュタウフバッハ滝とトリュンメルバッハ滝を見学するのもおすすめです。

 

<シュタウフバッハ滝>

photo by Adrian Michael

 

おすすめビューポイント
おすすめのビューポイントは、全面ガラス張りのスフィンクス展望台。屋外バルコニーからは、4000m級の山々と谷間を走るヨーロッパ最長のアレッチ氷河の絶景が広がります。

アクセス

ベルンからインターラーケンオストまで約1時間。乗り継ぎ後ラウターブルネンへ約20分。ヴェンゲンアルプ鉄道へ乗り換え、クライネシャイデックまで約40分。ここから、ユングフラウヨッホまで約35分。(途中駅のイガーヴァントとアイスメーアには停車せず、終点まで一気に走ります。)

URL: https://www.jungfrau.ch/en-gb/

 

 

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目次著者

著者:ポムポムリラコアラ

趣味が高じてフリーライターとして活躍中の、旅行おたくです。絶景スポットや歴史に彩られた観光地巡りが大好き!写真集などで色々な絶景に触れる、癒しの妄想旅行を楽しむのも日常茶飯事。ストレス社会のちょっとしたオアシスのような存在になれたら幸いです。お茶でも飲みながらカフェ気分で、癒しのひとときをどうぞ。