世界の絶景111選【夏編】

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世界の絶景を見れば癒される事間違い無し!今度の休日は初心者でも行きやすい絶景を見に出かけてみませんか?

「初心者も行ける!『世界の絶景』集」はこちらから!

著者:ポムポムリラコアラ

趣味が高じてフリーライターとして活躍中の、旅行おたくです。絶景スポットや歴史に彩られた観光地巡りが大好き!写真集などで色々な絶景に触れる、癒しの妄想旅行を楽しむのも日常茶飯事。ストレス社会のちょっとしたオアシスのような存在になれたら幸いです。お茶でも飲みながらカフェ気分で、癒しのひとときをどうぞ。

 

『世界の絶景111選』目次へ  (全12ページ)

 

第2章では、

】【】【】【

の四季に分けて「この季節に行きたい!」という絶景スポットをご紹介します。

誰でも知っている絶景スポットから、ここは行くべきという絶景スポットも組み込んでみました。是非お楽しみください!

 

夏に行きたい世界の絶景

 

開放感たっぷりの夏に、遠出の旅をしてみたいという方も多いのでは?

ベストシーズンを迎えるビーチリゾートはもちろん、南半球では花々が咲き誇る時期。

カナダのイエローナイフのオーロラや、オーストラリアのザトウクジラウォッチング、夏の定番リゾートのハワイやバリ島など、今回ご紹介できなかったスポットを含め本当にたくさんの絶景スポットがあります。

 

バリ島については別Webonで詳しく紹介!

 

今回は、夏に行きたい世界の絶景を、10スポット厳選してみました。

 

アクセスに長けたスポットやツアーで観光できるスポットなど、初心者でも観光しやすくおすすめの絶景スポットを選んでいます。

 

1 【フランス】フランスでも人気の高い『プロヴァンス』に行くなら夏!

 

67月の絶景旅行なら、フランスのプロヴァンスがおすすめです。

緩やかな丘には夏のフランスの青空下に広がる紫色のラベンダーが咲き乱れ、その癒し系の香りに包まれます。この絶景を楽しみに、世界中から多くの人々が訪れます。

いくつもあるラベンダー街道は、まさにバイオレットブルーの世界。

 

 

ツアー参加をすれば、ラベンダーの絶景にプラスαで、香水で有名なロクシタン博物館の見学ツアーなども観光できます。ラベンダー祭りも、あちらこちらで開催されているので、訪れる価値ありです。

 

<セナンク修道院>

 

もし、時間が許せば、ゴッホが愛した町「アルル」へ行って、満開のひまわり畑も共に観光してみてはいかがでしょう。

 

<アルルの風景>

photo by Steffen Heilfort

 

おすすめビューポイント

ラベンダー色に染まる谷間の小さな町に訪れて、石畳の道や石造の家々を見ながら中世南仏の素朴な雰囲気を楽しむのも◎。

特に人気のスポットは、渓谷美を望める小さな町レ・ボー・ド・プロヴァンス。城塞跡からの絶景は、晴れた日にはアフリカ大陸を見渡せるほど。

サン・ポール・ド・モーゾール修道院ではラベンダーとひまわりのコラボも見ることができます。また、ゴルドにある、セナンク修道院(画像3枚目)のラベンダーも有名です。

アクセス

パリ市内からアヴィニョンまで、TGV(新幹線)で約2時間半。パリからマルセイユ・プロヴァンス空港まで約2時間。空港からバスでエクスヴァンプロヴァンスのバスターミナルまで約50分。

URL: https://jp.france.fr/ja/provence

 

2 【アメリカ】ハワイより絶景?!『サンファン諸島』

photo by Bureau of Land Managem

 

アメリカの美しい島ランキングで、ハワイを抑えて1位になったことがある絶景スポット。

700を超える美しい島々が浮かび、「ワシントン州の宝石」と称されています。

 

photo by Benjamin Hollis

 

シアトルの人々が集う、ローカル的な避暑地となっています。観光シーズンは69月で、のんびりとした雰囲気が魅力です。

特に、サンファン島、ロペス島、オルカス島が有名。

初心者には、ワシントン州の北西隅にありカナダのバンクーバー島ビクトリアの隣島、サンファン島がおすすめです。

 

カナダのバンクーバー島ビクトリアの絶景はこちらでも紹介!

 

この島には、かつてネイティブアメリカンが住んでおり、後にスペインによって植民地にされた名残を留めています。

島内の移動は、レンタサイクルやスクーターが便利。島では、カヤックやビーチ遊びはもちろんサイクリングやハイキングなどを楽しめます。もちろん海に沈む夕日も、ロマンティックで幻想的。

 

 

夏におすすめの理由は、1年中で晴天に恵まれるのは夏のみだから。

510月には、ここに生息する85頭前後のシャチたちを観測することもできます。

ホエールウォッチングツアーでは、くじらやシャチなど色々な海の生き物に出会えます♪

 

 

おすすめビューポイント

サンファン島のライム・キルン・ポイントや、国立歴史公園から太平洋を見る、ホエールウォッチングは、やってみたいことのひとつ。

陸からクジラが見られるので、初心者にもおすすめです。また、静寂に包まれると、シャチの声が聞こえるともいわれています。

アクセス

サンファン島へのアクセスは、水上飛行機(約1時間)やワシントン州フェリー(3時間半)などで行くことができます。

フィダルゴ・アイランドにあるアナコルテス市からワシントン州フェリーでは、サンファン・オーカス・ロペスの順に3つの観光島を無料で巡ることも可能です。

URL: https://www.junglecity.com/enjoy/san-juan-islands/

 

3 【イタリア】青色に輝く神秘的な洞窟内の海!『カプリ島青の洞窟』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blue_Grotto_IMG_0207.JPG?uselang=it)

 

南イタリアの絶景スポットの代表格といっても過言ではない、青の洞窟。カプリブルーと呼ばれる、絶景は一生に一度は見たいもの。

ローマやナポリからも日帰りで行くことができるので、初心者にもおすすめです。

特に78月頃は、入場できる確率が80%以上と高く絶好の観光シーズン。天候によって波が高くなるので、入れるかどうかは運次第。

午前中の方が、確率が高いかも。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blue_Grotto_藍洞_-_panoramio.jpg?uselang=it)

 

入口はとっても小さく、波が高いと洞窟の中には入れません。ピーク時は、海の上で1時間待ちということも。酔い止めを用意してくださいね。

高さ約15m奥行き60mの深い洞窟はとっても暗いですが、小さな入口から差し込む光でキラキラ輝きカプリブルーに染まる海を見れば心の底からの感動を覚えるはず。

 

photo by Thilo Hilberer

 

もし、洞窟に入れなくてもめげないでください。

高級リゾートのカプリ島内は、絶景観光スポットもいっぱい。特に、別荘ヴィラ・サンミケーレテラスからの眺めは最高です。

 

<ヴィラ・サンミケーレテラス公式サイト>

(出典:https://www.belmond.com/hotels/europe/italy/florence/belmond-villa-san-michele/)

 

<ヴィラ・サンミケーレテラスの情報は「検索」ボタンをクリックorタップ!>



Booking.com

 

おしゃれなレストランやお土産屋さんなどが、軒を連ねるや街並みを散策するだけでも思い出深い旅になるはず。

レモンの産地としても有名なので、「リモンチェッロ」を味わうのもカプリ島らしい観光のひとつ。

 

<リモンチェッロ>

photo by claudia

 

おすすめビューポイント
洞窟の絶景を見られるのは、ワンチャンスといっても過言ではありません。

一番奥についた時に、「発光禁止モード」にして入口に向けてシャッターを押してくださいね。フラッシュはたかない方が、いい写真が撮れるとの声もあります。

アクセス

ローマからナポリまで、バスで約3時間半。ナポリからカプリ島まで、高速船で約45分。フェリーや水中翼船もあります。マリーナ・グランデから、ボートに乗って洞窟へ向かいます。小さな小舟に乗り換えて洞窟内へ!

URL: https://www.capri.com/en/s/la-grotta-azzurra

 

4 【ロシア】終わりのない黄昏の町『サンクトペテルブルク白夜』

 

極寒の冬が過ぎ去り、白夜が2ヶ月も続くサンクトペテルブルクに行ってみませんか?

太陽が完全に沈まず、ピンクサファイア色に染まる絶景は、日本では体験できないだけに、一生に一度は見て見たいもの。

特におすすめの時期は、6月末~7月。昼間でも20度くらいと涼しく、30度になっても湿度が低く過ごしやすいので、日本の暑さから逃れることができます。

白夜体験を存分に楽しみたいなら、クルーズでの観光がおすすめです。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:St_Petersburg_Neva_River002.JPG?uselang=ja)

 

壮大な建物群を眺めながらのクルージングは、感動すること間違いなし!小さな町の次は森が現れ玉ねぎ型のドームなど、楽しい船旅を過ごせること請け合いです。

眠らない街だけに、夜の観光も充実しています。マリインスキー劇場を中心に“白夜をアーティスティックに過ごすため”のイベント「白夜祭り(57月まで)」も開催されます。

市内の劇場などでイベントが開催され、街では歴史的建築物がライティングされ花火まで上がり賑わいをみせます。特に有名なオペラとバレエ団の公演は見物。

 

 

マリインスキー劇場主催の「白夜の星」(夏に開催される音楽祭)では、古典を中心とした演目を見られます。

 

おすすめビューポイント

サンクトペテルブルクの白夜は、作家のドストエフスキーも「素晴らしい夜だ」と称賛したとか。

おすすめのビューポイントは、早朝のネヴァ川沿いの開いた跳ね橋。川を航行する貨物船が、行き交う風景を見ることができます。小高い丘の上に登って見下ろすのが絶好のフォトスポット。

アクセス
ヘルシンキを経由してプルコヴォ空港へ。空港からは39番バスに乗り20分で、モスコフスカヤ駅へ。

 

5 【インドネシアバリ島】バリ島の高原リゾート『キンタマーニ高原』

 

バリ島有数の避暑地で、北東部屈指の観光スポットです。

観光地が離れているので、レンタカーで巡ることになります。人気観光地だけにツアーの種類も豊富なので、初心者の方は、ツアー参加がおすすめです。

また、日本語ガイドドライバーを一日チャーターするのも良策です。15,000円くらいと費用もそれほどかかりません。

標高1,500mと夏でも涼しいのもおすすめポイント。

夏のみどころは、高原の展望台から見渡すバトゥール山とバトゥール湖。

 

photo by Tanti Ruwani

 

また、バトゥール山は現在も活火山のため、近くでは温泉も湧いており疲れを癒しにバリの温泉でゆっくりするのも◎。温泉は水着着用です。

 

photo by Jan Alonzo

 

周辺には、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院や観光者向けの農園BASアグロツーリズム、原住民族、バリ・アガの村など観光スポットも目白押しです。

 

<ウルン・ダヌ・バトゥール寺院>

photo by alex hanoko

 

おすすめビューポイント
ここの醍醐味は、絶景レストランでランチをしながら景色を楽しむこと。

アクセス
デンパサール国際空港から車で約3時間。ウブドから車で約1時間。ツアーあり。

 

 

バリ島観光の情報たくさん!バリ島観光に関するWebonはこちらから!

 

6 【ギリシャ】青いエーゲ海と白い街並みがステキ!『サントリーニ島』

 

一生に一度は、行ってみたい絶景スポットとしても人気の高い、サントリーニ島は夏の絶景観光地として外せないスポットです。

絶景と一緒にビーチリゾートを楽しめる、79月がおすすめです。78月は日差しが強すぎるので、9月が一番のベストシーズンといえます。

 

photo by Pedro Szekely

 

人気の観光地だけあり、アクセスもさほど難ではなく日本からのツアーも色々揃っているので初心者にもおすすめです。

紺碧のエーゲ海に浮かぶ、三日月形のサントリーニ島で最高の絶景は「断崖絶壁の白壁の町」+「青く輝くエーゲ海」です。

 

 

この美しい景色はギリシャ人の中でも、ハネムーナーに人気となっています。オーシャンビューホテルのバルコニーから眺める美しい景色は、リッチな旅を満喫したい方にはもってこい。

贅沢にホテルライフを楽しむだけでなく、フィラの町を散策するだけでも、素晴らしい絶景を見ることができます。

白い建物の中にほどよく色がついた建物が立ち、細い路地にはかわいらしいお店も並んでいます。

 

 

所々にカラフルな花々が飾られており、その風景はインスタ映え間違いなし!また、エーゲ海クルーズで、エーゲ海の島々を船で巡るツアーも人気です。

 

おすすめビューポイント
北端に位置する港町、イアから見る夕陽もロマンティック。この夕景は、世界一美しいと、絶賛されています。おすすめのビュースポットは、「Oia castle(イア・キャッスル)」からの眺めです。

アクセス

日本からの直行便はないので、最短で行けるトルコやアジアかヨーロッパの都市を経由して行く形になります。

アテネ国際空港から、サントリーニ空港まで空路で約1時間。エーゲ海を満喫しながらフェリーで行く方法も。所要時間は、約8時間です。

URL: https://www.santorini.net/

 

 

7 【アフリカ】ワインの産地で大自然を味わう『ケープ・ワイン・ランド』

photo by Steven dosRemedios

 

人気観光地ケープタウンの東に位置した絶景スポット。

渓谷の清冽な水が流れ込み、ワイン栽培に適した地として古くから知られています。

ここには、数百のワイナリーがあり、切妻屋根(本をかぶせたように斜めになっている屋根。日本ではよく見かける)をのせた白壁の建物と、渓谷に広がるワイン畑の絶景を楽しめます。

ワイナリーツアーがあるので、ケープタウンを観光する初心者の方に、もうひとつの南アフリカ旅の楽しみ方としてもおすすめです。

 

 

ベストシーズンは、南アフリカが春を迎える、7月半ばから9月半ばごろ。

ワイン・ランドの玄関口で300軒を超えるワイナリーが軒を連ねるステレンボッシュも訪れる価値あり。

ここから南下すること約30kmにある、フランスの伝統ワインづくりを継承するフランシュフックは、ラ・モットなど有名なワイナリーがあり人気です。

 

photo by South African Tourism

 

ワインに合わせたペリーやビーツを使った絶品料理を提供するレストランが点在し、フランスが香るグルメの町として知られています。

さらに南には、ケープ花王国のひとつ、グリーン・マウンテン・エコ・ルートがあり、ワイナリー観光にプラスαで、フィンボスが満開に咲き乱れる風景も見られます。

レンタサイクルで、ワイン・ランドを巡るのもおすすめです。

 

photo by warrenski

 

おすすめビューポイント
ぶどう畑をくねくねと曲がりくねるワインルートは、この時期には素晴らしい絶景が広がっています。

ぶどうの花を愛でながら、そぞろ歩きをするのが観光の醍醐味です。

アクセス

ケープタウンから車で約50分。初心者の方は、ツアーがおすすめです。

URL: http://south-africa.jp/meetsouthafrica_lists/308/

 

 

8 【フィリピン】セブ島屈指の美しいビーチ!『モアルボアル』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:High_tide_at_White_Beach_in_Moalboal.JPG)

 

日本人にはまだあまり知られていない、セブ島南西部にある穴場ビーチ。

ホワイトサンドのビーチとエメラルドグリーンの海のコラボは、海好きはもちろん絶景ファンも悶絶間違いなし。

 

 

セブシティからも比較的スムーズに行けるので、初心者にもおすすめです。

アイランドホッピングやシュノーケルなど、マリンアクティビティが充実しているのも魅力です。沖の透明度の高い海もモアルボアルの自慢。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:P1220081-A_view_of_the_beach_at_Sandals,_Negril_(205033139).jpg)

 

ダイビングリゾートなので、ダイビングがお好きな方にもおすすめです。

 

 

おすすめビューポイント

アイランドホッピングで人気なのが、モアルボアルからボートで約20分のペスカドール島。

フィリピンでも心が洗われるほど美しい海が広がり、イワシの群れやカラフルな魚たちが我が物顔で泳ぐ姿を見ることもできます。ダイビングが主な観光ですが、シュノーケルでも充分楽しめます。

アクセス
セブシティのサウスバスターミナルから、バスとトライシクル(三輪タクシー)で約3時間。

セブシティのサウスバスターミナルまでタクシーで。バスターミナルからは、頻繁にモアルボアル行きのバスは出ています。所要時間は約34時間。

 

 

9 【ソウル】ソウルの暑い夏を大満喫!『漢江(ハンガン)』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:63_Building,_Seoul_(15495025317).jpg)

 

ソウルの中心部を流れる漢江(ハンガン)の夕景は、2006年に大ヒットした、韓国映画「殺人の記憶」で有名となり、世界的にも人気の観光地になっています。

<殺人の記憶(画像クリックでDVD詳細へ)>

 

全長500kmもの大きな川で、ソウル市内には、18の橋と鉄橋が3つかかっており、川と夜景と橋のコラボが魅力的。

ソウルの中心部なので、初心者にも行きやすい観光スポットです。

一番のおすすめは、遊覧船での漢江クルーズ。橋はもちろん、川からソウルの観光地を望むこともできます。

 

 

市民が憩う漢江公園には、プールやさまざまなイベントが行われており、いつも賑わいをみせています。

また、7月中旬~8月中旬にかけては、ソウルを代表する夏祭り「漢江サマーフェスティバル」が、行われるので時間が合う方はぜひ。

 

<漢江サマーフェスティバル公式サイトより>

 

漢江の魅力は、夏場の豊富な川の水の量ですが、南岸と北岸を結ぶ橋もステキ!

映画で有名になった西江大橋(ソガンテギョ)や漢江鉄橋(ハンガンチョルギョ)は必見です。

 

 

また、漢江を見渡すクルムカフェで、コーヒーを飲みながら眺める絶景も◎。サイクリングで川風を感じながら、漢江沿いを巡るのも気持ちがいいですよ。

 

おすすめビューポイント

ソウルのランドマークのひとつ「63ビルディング展望台」からの夜景は、ムードたっぷりでおすすめです。

キラキラ光るネオンと染まる川、美しい橋の競演が満喫できます。10月に漢江公園で開催される「ソウル世界花火祭り」のビューポイントとしても有名です。

アクセス

地下鉄5号線汝矣ナル(ヨイナル)駅 3番出口すぐ。

URL: http://hangang.seoul.go.kr/

 

 

10 【スイス】日本の暑い夏から逃避行!アレッチ氷河も見渡せる『ユングフラウヨッホ』

photo by rockyeda

 

Top of Europe(ヨーロッパで最も高い標高)にある鉄道駅です。

鉄道を乗り継ぎ、エレベーターを上れば標高3,571mのスフィンクス展望台。

 

<スフィンクス展望台>

photo by Kevin Poh

 

もちろん、初心者の遠出の海外旅行先として大変おすすめです。暑い日本の夏を逃れて、雪と氷の世界に逃避行したい方のバカンスにも最高ですよ。

アルプスの奥座敷(観光地・温泉地)と呼ばれるユングフラウヨッホから、「アレッチ氷河」が流れ出していることも見られます。

 

<アレッチ氷河>

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Grosser_Aletschgletscher_3178.JPG?uselang=ja)

 

「ベルナーオーバーラント鉄道」「ヴェンゲルンアルプ鉄道」「ユングフラウ登山鉄道」の、スイスが誇る3つの登山鉄道体験もでき、贅沢で気軽な旅を楽しめますよ。

しかも、麓から頂上まで、半日観光で楽しめるのも嬉しいポイントです。

初夏に鉄道に乗ったら、右側に座り高山植物の花々を観察するのも◎。スピードもスローなので、ゆっくり絶景を楽しめます。

 

 

スフィンクス展望台からの眺望は、言葉を失うほどの絶景。展望からの眺めを楽しんだ後は、下に降りて雪原の銀世界でスキーやそりを楽しむのもおすすめです。

また、「氷の宮殿」と呼ばれる氷河の内部を探訪する施設があり、氷像が並んでいます。

 

<氷の宮殿>

photo by Patrick Nouhailler

 

青白くライトアップされ、雰囲気も最高ですよ。鉄道を乗り継ぐだけで、アルプスに登れちゃう気軽な旅はかなりの贅沢。

時間をかけて、駅を起点に伸びるハイキングコースを歩いて絶景を楽しむのも醍醐味です。

クライネシャイデックからヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り50分にある、小さな村ラウターブルンネンへ行きシュタウフバッハ滝とトリュンメルバッハ滝を見学するのもおすすめです。

 

<シュタウフバッハ滝>

photo by Adrian Michael

 

おすすめビューポイント
おすすめのビューポイントは、全面ガラス張りのスフィンクス展望台。屋外バルコニーからは、4000m級の山々と谷間を走るヨーロッパ最長のアレッチ氷河の絶景が広がります。

アクセス

ベルンからインターラーケンオストまで約1時間。乗り継ぎ後ラウターブルネンへ約20分。ヴェンゲンアルプ鉄道へ乗り換え、クライネシャイデックまで約40分。ここから、ユングフラウヨッホまで約35分。(途中駅のイガーヴァントとアイスメーアには停車せず、終点まで一気に走ります。)

URL: https://www.jungfrau.ch/en-gb/

 

 

『世界の絶景111選』目次へ  (全12ページ)

 



 

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著者:ポムポムリラコアラ

趣味が高じてフリーライターとして活躍中の、旅行おたくです。絶景スポットや歴史に彩られた観光地巡りが大好き!写真集などで色々な絶景に触れる、癒しの妄想旅行を楽しむのも日常茶飯事。ストレス社会のちょっとしたオアシスのような存在になれたら幸いです。お茶でも飲みながらカフェ気分で、癒しのひとときをどうぞ。

【夏】の身近な昆虫 6選

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身近な昆虫の魅力を知り、子供の頃のように昆虫を見つけることに喜びを感じられるようになれば、毎日の生活にささやかな幸せが増えることでしょう。

國谷正明氏による『身近な昆虫の観察入門』はこちらから

著者:國谷正明

北関東在住の1児のパパ。フリーランスのライターとして、ゲームのシナリオや小説の執筆、記事作成を中心に活動しています。「ノワール文学」「エキゾチックアニマル」「東映実録映画」などのコンテンツ作成も手掛ける。お問い合わせはこちらから
facebook(國谷)

 

『身近な昆虫の観察入門』目次へ  (全17ページ)

 

 

この章(第1章)では【】【】【】【】に分けて、季節ごとに身近に棲息する昆虫たちを紹介していきます。

このページでは「夏の昆虫」を紹介します。昆虫の魅力を知り、昆虫を見つける喜びを知っていただきたく思います。

また、昆虫は似た姿をしているのに種が違う昆虫が多数存在します。こういった昆虫の見分け方を知っていると、昆虫を見つける喜びや楽しさがより深まると思います。適宜、似た昆虫の見分け方もお伝えしますので、こちらも参考になれば幸いです。

 

夏の昆虫について

 

気温とともに生物の活動が活発になり、夏には多くの昆虫が姿を現します。カブトムシやクワガタなどの成虫(=虫の最終形態)が発生し、セミが鳴きはじめます。

中にはこの季節にしか見ることのできない昆虫も少なくありません。

 

ゲンジボタル/ヘイケボタル

名称 ゲンジボタル
大きさ 体長 12~18mm
出現時期 7~8月
分布 本州・四国・九州
いる場所 川の周り
備考 日本最大のホタル。成虫は水だけを飲み、エサを食べることとはない。寿命は1週間ほど。

 


By yellow_bird_woodstock さん https://www.flickr.com/photos/yellow_bird_woodstock/https://www.flickr.com/photos/yellow_bird_woodstock/3709493763/, CC 表示-継承 2.0, Link 

名称 ヘイケボタル
大きさ 体長 7~8mm
出現時期 6~7月
分布 北海道・本州・四国・九州
いる場所 水田・池
備考 日本ではゲンジボタルと並ぶ、代表的な光るホタル。

 

ホタルは夏の風物詩として古くから高い人気を誇っている昆虫で、初夏になると自然公園等で開催されるホタルの観察会は例年多くの人で賑わいます。

日本にはゲンジボタルとヘイケボタルが見られます。

ゲンジボタルの名前の由来には『戦死した源頼政の亡霊が乗り移っていると考えられたことから「源氏蛍」と名付けられた』という説と『源氏物語に登場する光源氏が由来になっている』という説があります。

対して、ヘイケボタルはゲンジボタルよりも、ひとまわりほど小さい体長であるため『源平合戦で結果的に破れた平家の名を取った』と言われています。

 

源平合戦
1180年に起きて6年間にわたって続いた源氏と平氏の戦い。

 

ヘイケボタルとゲンジボタルは光り方が異なり、1分間に点滅する回数はゲンジボタルよりヘイケボタルの方が早いです。

 

▼ゲンジボタルの光り方

▼ヘイケボタルの光り方

 

ハグロトンボ


By Cory, CC 表示-継承 3.0, Link 

名称 ハグロトンボ
大きさ 体長 57~67mm
出現時期 5~10月
分布 本州・四国・九州
いる場所 小川・水路の付近

 

ハグロトンボは初夏から初秋にかけて見ることのできる昆虫で、小川や水路の付近で頻繁に姿を現します。

「羽黒蜻蛉(はぐろとんぼ)」という名の由来にもなっている黒々とした羽で蝶のようにひらひらと舞う姿は非常に印象的で、夏の訪れを強く感じさせる筆者お気に入りの昆虫のひとつです。

 

雄(オス)は以下の画像のように、全身に青みがかった金属光沢をまとっています。

 

▼雄(オス)のハグロトンボ

 

一方、雌(メス)のハグロトンボは全身が黒く、雄(オス)のような光沢は見られません。

 

▼雌(メス)のハグロトンボ


By
Tennen-Gas投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

ハグロトンボは、日本に200種ほどが棲息しているトンボの仲間の中でも特に美しい種であるといえます。

体長6cm前後と決して大きくはありませんが、真っ黒の翅(ハネ)は自然の景色の中でよく映えるため、容易に発見することができます。

 

▼約6cmのもの:マッチ箱の横の長さ(5.6cm)

 

 

 

ゴマダラカミキリ

名称 ゴマダラカミキリ
大きさ 体長 25~35mm
出現時期 6月~9月
分布 北海道・本州・沖縄
いる場所 農園・林の周辺

 

ゴマダラカミキリも夏にしか姿を見ることのできない昆虫のひとつです。

「胡麻斑髪切(ごまだらかみきり)」という名のとおり全身に白と黒の斑点模様があり、イチジクやバラ、シラカバなどさまざまな樹木の生木を食樹(しょくじゅ:樹を食べること)します。

 

身の危険を感じると、他のカミキリムシの仲間と同じように、胸を強くこすり合わせてキィキィという甲高い鳴き声を発します。

また、生木を食樹することからもわかるように、強い顎の力の持ち主です。

ゴマダラカミキリは体長3cm前後と小さいため危険性は低いですが、大型のカミキリムシに噛まれると出血する場合もありますので捕まえる際には注意してください。

 

▼約3cmのもの:SDカードの縦の長さ

 

アオハナムグリ

名称 アオハナムグリ
大きさ 体長 15~19mm
出現時期 5月~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
いる場所 林の周辺・原っぱ

 

アオハナムグリは金属光沢のある緑色の体色が美しい中型の甲虫(こうちゅう:堅い前羽を持つ虫)です。

植物の葉を食べるコガネムシや樹液を吸うカナブンと違い、ハナムグリの仲間は花の蜜や花粉を食します。

ミツバチと同じように植物の受粉に大きく関わっているため、一般に益虫(えきちゅう:人の役に立つ虫)として扱われています。

 

姿形がよく似たアオカナブンやアオドウガネ。

ナミコガネムシとは鞘翅(しょうさ:堅くなった前翅)の形や模様で容易に見分けることができます。

 

▼アオドウガネ(腹部に長い毛が生えている。アオハナムグリと違い体色の光沢の艶が弱い。)


By I, KENPEI, CC 表示-継承 3.0, Link 

 

ただ、より近縁なナミハナムグリやコアオハナムグリは腹部の色味や脚部の毛の色で見分けるしかないため、見分ける難易度は高いといえます。

 

▼コアオハナムグリ(腹部は黒く、翅に毛が多いのが特徴)


By Daiju Azuma投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link 

 

オオスカシバ

名称 オオスカシバ
大きさ 前翅長(ぜんしちょう) 25~30mm
出現時期 6月~9月
分布 関東地方以南
いる場所 花の上・クチナシ
備考 「蜂」と間違えられることがあるが「ガ」の一種。

 

オオスカシバは透明な翅(はね)と鶯色(うぐいすいろ:くすんだ黄緑色。抹茶色に近い色)の毛並みが美しいスズメガの一種で、筆者がもっとも好きな昆虫のひとつでもあります。

夏の強い日差しのなか、透明な翅をすばやくはためかせて空中に静止したまま、蝶のような長い口吻で花の蜜を吸う姿は美しく、オオスカシバに遭遇すると思わず息を呑んで見入ってしまいます。

 

▼オオスカシバが空中に静止し花の蜜を吸う姿

 

成虫の飼育は困難ですが、飼育下で羽化したオオスカシバは人によく馴れます。幼虫から育てて羽化させ、ひとしきり観察した後で自然に放すというスタイルで愛でている愛好家も少なくありません。

羽化直後に『羽ばたいて翅から鱗粉がこぼれ落ちる様子』にはえも言われぬ美しさが漂っています。

稀にスズメガの仲間であるホシホウジャクと混同されることがありますが、体色が大きく異なるため容易に見分けることができます。

 

▼ホシホウジャク(全体にこげ茶色。後翅のみ黄褐色)


By I, KENPEI, CC 表示-継承 3.0, Link 

▼オオスカシバ(背中あたりがくすんだ黄緑色)


By Daiju Azuma投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link 

 

このページでは【夏】の身近な昆虫を紹介しました。

次のページでは【秋】の身近な昆虫を紹介します。秋は「もっとも美しい鳴き声のコオロギ」と言われる「エンマコオロギ」など、多くの虫たちを見つけることができます。

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