一生に一度は行きたい世界の絶景【世界遺産編】

 

 

一生に一度は行きたい世界の絶景【世界遺産編】

 

さまざまな歴史に彩られた「世界文化遺産」やひときわ優れた自然美などを満喫できる「世界自然遺産」など、世界には魅力的なスポットがいっぱいあります。

世界遺産には絶景好きも納得の美しい景色が見られるスポットもいっぱいです。

このページでは、ユネスコ世界遺産の中から10の絶景スポットを厳選してご紹介します。

 

ユネスコ世界遺産
1972年から始まったユネスコ(国際連合教育科学文化機関)によろ登録をされた「普遍的な価値を持つ」とされる建造物や自然。移動ができない不動産が対象となっている。2018年現在、1000件以上の登録がある。

 

1 【クロアチア】「アドリア海の真珠」と称される世界遺産の街『ドゥブロヴニク旧市街』

File:Dubrovnik june 2011..JPG

photo by Bracodbk CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported 

 

「ドゥブロヴニク旧市街」は、クロアチアの最南端に位置する世界文化遺産です。7世紀ごろから海上交易の重要な地として発展しています。

ジブリ映画(魔女の宅急便・紅の豚)でも有名になった地上の楽園と称される、オレンジ色の屋根に彩られた美しい街並みはとってもステキ!

きっとお気に入りのフォトジェニックな写真を撮れるはず。

 

▼魔女の宅急便

photo by Ben Snooks Some rights reserved

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「ドゥブロヴニク旧市街」基本情報

ドゥブロヴニク旧市街はクロアチアのアドリア海沿岸に位置するドゥブロヴニクにある旧市街。「アドリア海の真珠」とも言われるこの場所は1972年に世界遺産に登録されました。街の歴史はローマ帝国時代からとも言われる。

ドゥブロヴニク 東京
4万人 人口 927万人
21㎢ 面積 2,193㎢

 

趣ある旧市街地をそぞろ歩きすれば、中世に迷い込んだような気分も味わえますよ。

また、城壁の上を歩けば、グルッと情緒ある旧市街を簡単に一周できちゃうのも都市遺跡観光ならではの醍醐味です。

 

▼城壁からの眺め

File:Dubrovnik grad.jpg

photo by Miroslav.vajdic CC Attribution-Share Alike 4.0 International

 

おすすめビューポイント

アドリア海につき出した旧市街を写真に収めるなら、スルジ山の中腹のビュースポットがおすすめ。ここは、よくパンフレットの写真などにも使われているスポットです。紺碧の海と石造りの堅固な城壁の中に広がる美しい街並みを見れば、誰もが感動するはず。特にサンセットのころの美しさは幻想的です。

▼スルジ山からのサンセット

photo by Mario Fajt

アクセス

ザグレブ国際空港からドブロニク空港まで、飛行機で約1時間。ピレ門前まで、空港シャトルバスで、約30分。

URL:http://planner.expoaus.org/destination/dubrovnik/

 

 

2 【オーストラリア】白く美しい貝殻と希少な生物が生息する地『西オーストラリアのシャーク湾』

photo by Lock the Gate Alliance

 

西オーストラリアの「シャーク湾」は、西オーストラリアの州都・パースの北にあるインド洋に面したペロン半島の中間点に位置する世界自然遺産です。

 

 

ここに住む動物たちはカンガルーやトカゲなど乾燥地に強い動物ばかり。人間が住むことができない地であり、特有の生態系が成り立っています。

ここを訪れて景色を眺めているだけで、私たちの想像もできない自然の摂理を目の当たりにできるのも魅力です。

 

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「シャーク湾」基本情報

シャーク湾はオーストラリアにある湾。1991年に世界遺産に登録された。水深2m程度で、浜辺は全て5mほどの厚さの貝殻で埋め尽くされている。

シャーク湾 東京
人口 927万人
21,973㎢ 面積 2,193㎢

 

現存する世界最古の生物「ストロマトライト」の生息地としても有名です。

 

ストロマトライト
細菌類などが層状に重なって形成される光合成を行う生物。32億年前に最初に地上に上がった生物だと言われる。下の画像の黒い岩のようなものがストロマトライト。

File:Stromatolites in Shark Bay.jpg

photo by Happy Little Nomad CC Attribution-Share Alike 2.0 Generic 

 

他にも人魚姫のモデルとなったといわれるジュゴンは、1万頭も暮らしています。

 

▼ジュゴン

 

ジンベイザメやイルカ・ザトウクジラや緑ウミガメなど、約320種の生物がここにいるんですよ。

 

▼ジンベイザメ

▼ザトウクジラ

▼緑ウミガメ

 

運がよければ、ウミガメの産卵も見られるかも。

 

おすすめビューポイント

最高のビューポイントは、貝殻で埋め尽くされた長さ約110kmもあるシェルビーチ。

▼シェルビーチ

photo by Hüseyin Kici 

人間ではなく自然が作った絶景は、奇跡のような素晴らしいパノラマが広がっています。

アクセス

パースから飛行機でモンキーマイア空港まで約2時間。空港から車で1時間ほど。

URL http://www.environment.gov.au/heritage/places/world/shark-bay

 

 

3 【オーストラリア】先住民アボリジニの精神が宿る聖地『ウルル=カタ・ジュタ国立公園』

 

「地球のへそ」と呼ばれるウルル山の絶景を目にした人は、この山の魅力の虜になること間違いなし!

ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、オーストラリア大陸の中心部に位置しています。その周辺には、6億年前の造山運動によって隆起して造られた巨大な岩石群が形成されました。

鉄分が酸化した岩肌は赤く独特の景観を創り出しています。岩肌をさらに美しく染め上げる、サンライズやサンセットのころは息を飲むほどの壮麗です。

 

▼ウルルのサンセット

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」基本情報

ウルル=カタ・ジュタ国立公園はオーストラリアにある国立公園。1987年に世界遺産に登録された。岩石の山であるウルル(別名エアーズロック)とカタ・ジュタ(別名オルガ山)があり、入場には25オーストラリアドルが必要。

ウルル=カタ・ジュタ国立公園 東京
人口 927万人
1,325㎢ 面積 2,193㎢

 

また、カタ・ジュタの夕景のころにオレンジ色に輝く空と奇岩群のシルエットも一生に一度は見たい絶景です。

 

▼カタ・ジュタ

 

絶景好きの方はもちろんですが、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)のアナング族の聖地としても有名で、国立公園内には数多くのパワースポットが点在しています。

この地は、独特の自然体系と半砂漠地帯という厳しい環境で暮らす、アボリジニたちによって長年営まれた伝統生活が評価され、世界複合遺産として登録されています。

 

世界複合遺産
「世界複合遺産」とは世界遺産の種類である「自然遺産」と「文化遺産」に登録される両方の基準を1つでも満たしている世界遺産の事を言う。基準は「自然遺産」は6つ「文化遺産」は4つあるのでどちらか1つずつ満たしていると「複合遺産」となる。1000件以上ある世界遺産のうち複合遺産は30件程度と極めて珍しい。

 

世界最大級の一枚岩の山ウルル(エアーズ・ロック)は、2019年10月以降は登山が禁止になるので、トレッキングするなら今。

 

▼カタ・ジュタのサンセット

File:Kata Tjuta at sunset.jpg

photo by Ryan Abblitt CC Attribution-Share Alike 4.0 International

 

おすすめビューポイント

カーサンセットという、ウルルの北西にある観賞スポットからの壮大なウルルは見逃せません。

アクセス

オーストラリア国内で乗り継ぎエアーズ・ロック空港へ。ケアンズからは空路で約3時間。空港からは、車で約20分。国立公園のエリア内では、「ウルル・ホップオン・ホップオフ」を使うのもおすすめです。

URL:https://parksaustralia.gov.au/uluru/

 

 

4 【カンボジア】アンコール朝の繁栄を象徴する都市遺跡『アンコール』

 

アンコール遺跡群は、カンボジアのジャングルから突如として現れる壮大な遺跡群です。世界文化遺産に登録されており、クメール人(9-15世紀に東南アジアを支配していた)のアンコール朝がかつてどれだけ繁栄していたかが見てとれます。

カンボジアの国旗にも描かれている、遺跡群の中で最大の寺院アンコールワットは必見です。

 

▼カンボジア国旗

カンボジアの国旗画像

 

朝焼けに染まるアンコールワットの絶景は、早起きをしてでも見る価値ありですよ。

 

▼アンコールワットの朝焼け

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「アンコール」基本情報

アンコールはカンボジアのシェムリアップという都市にある遺跡群。1992年に「世界危機遺産」という「何かしらの危機にさらされている世界遺産」として登録された。その後修復が行われ2004年に世界文化遺産として登録された。

アンコール 東京
人口 927万人
面積 2,193㎢

 

アンコールワットの5つの塔は、神々が住むメール山を表現したもの。また、ヒンドゥ教の聖典『ラーマーヤナ』にまつわる、宇宙観を表したレリーフ(浮き彫り細工)もとても美しいですよ。

 

▼レリーフ

 

アンコールワットから約1.5kmにある、アンコール朝の巨大な都城アンコールトムも仏教的な要素が随所に見られ、おすすめです。

 

▼アンコールトム

photo by Robert Nyman 

 

おすすめビューポイント

アンコールワットのサンライズのベストビューは、聖池の左側です。遺跡の背後からゆっくり昇る神々しいサンライズは、言葉を失うほどの美しさ。池に映り込む、遺跡のシルエットも一緒に写真に収めてくださいね。

アクセス

アンコールがあるシェムリアップの都市への直行便はないので、プノンペンから乗り換えます。シェムリアップの空港からはトゥクトゥクを利用するのがおすすめです。

アンコールへのツアーもたくさんあるのでそちらを利用するのも◎。

 

 

5 【ペルー】インカ帝国の末裔が築いた空中都市遺跡『マチュピチュ』

photo by Mizrak Some rights reserved

 

マチュピチュは、ペルー南部のアンデス山脈の上部に位置する、インカ帝国(かつて南米を中心に栄えた王国)の都市遺跡です。

ケチュア語(インカ帝国を興したケチュア人の言葉)で「老いた峰」という意味を持つマチュピチュは、文字を持たないインカ文明の謎めいた高度文明を伝えるものとして、また、手つかずの自然が残る地として世界複合遺産に登録されました。

 

世界複合遺産
「世界複合遺産」とは世界遺産の種類である「自然遺産」と「文化遺産」に登録される両方の基準を1つでも満たしている世界遺産の事を言う。基準は「自然遺産」は6つ「文化遺産」は4つあるのでどちらか1つずつ満たしていると「複合遺産」となる。1000件以上ある世界遺産のうち複合遺産は30件程度と極めて珍しい。

 

インカの人々は80年ほどで、マチュピチュを捨ててさらに奥地で生活したとか。彼らが去った後は、1911年7月24日に発見されるまで忘れ去られた遺跡となっています。

謎多き遺跡といわれ、新・世界七不思議の一つにも選ばれています。

 

File:Machupicchu intihuatana.JPG

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「マチュピチュ」基本情報

マチュピチュはペルーのアンデス山脈にあるインカ帝国の遺跡。インカ帝国の首都は標高約2,400mのマチュピチュからさらに1,000mも高い「クスコ」という場所。今もクスコはペルー有数の都市として栄えている。インカ帝国は1533年にスペイン人により滅亡。

マチュピチュ 東京
人口 927万人
面積 2,193㎢

 

15世紀に周辺の国を統一してできた国。ここに訪れば壮大な遺跡に出会うことができます。

かつて、西洋の勢力から財宝を守るために断崖絶壁に造られたという説や、ここが最後の砦だった、との説もあります。

遺跡に広がる段々畑や渓谷美、遺跡が織りなす絶景は、見る人の心を癒してくれます。

 

File:P1150143 Pano4 - Machu Picchu.JPG

photo by Alberana CC署名-相同方式共享 3.0 未本地化版本

 

おすすめビューポイント

1日400人限定の、ワイナピチュ山への登山がおすすめです。上から見下ろす巨大なマチュピチュは、インカ帝国とペルーの大自然の素晴らしさを目の当たりにすることができます。

※マチュピチュを見下ろす有名な山が「マチュピチュ山」「ワイナピチュ山」とあり、ワイナピチュ山はマチュピチュを見下ろすポイントが登山中にいくつかあるなどの特徴があり人気。

アクセス

ペルーのクスコからマチュピチュ村までは、鉄道やバスで約4時間のアクセスとなります。村からは、シャトルバスで約30分です。

URL:https://www.peru.travel/jp/

 

 

6 【アルゼンチン】未だに成長し続ける氷河の世界『ロス・グラシアレス国立公園』

 

ロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチン南部のアンデス山脈の南端に位置する世界自然遺産です。

氷河地帯と森林と草原地帯から成る、普段見ることのできない絶景が広がっています。他の氷河ではなかなか見ることができない、幻想的な「青い氷河」。

 

▼草原地帯

 

1年を通して降る雪が積もって、その重みで氷が圧縮されることにより氷の中の空気がぬけるので、気泡が少なく透明度の高い氷ができます。

透明な氷は光の青だけを反射させるので、青く幻想的な氷が見られるという理由です。

 

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「ロス・グラシアレス国立公園」基本情報

ロス・グラシアレス国立公園はアルゼンチンのサンタクルス州にある国立公園。1981年に世界遺産に登録された。地球上で3番目に大きな氷床(地表を覆う氷塊)である南パタゴニア氷原がある。

ロス・グラシアレス国立公園 東京
人口 927万人
4,459㎢ 面積 2,193㎢

 

最大の見どころは、47ある巨大な氷河です。「ペリト・モレノ氷河」「ウプサラ氷河」「スペガッツィーニ氷河」が特に有名です。

中でも長さ60kmもある一番大きな「ウプサラ氷河」では、青く美しい見事な氷河が広がる神秘に満ちたスポットです。

こんな極寒の氷河地帯にある、森林や草原地帯には希少動物も生息しています。

 

▼ウプサラ氷河

File:Upsala Kayak Experience.JPG

photo by David Uriarte CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported 

 

一番人気のある「ペリト・モレノ氷河」は、現在も活発に動く氷河として有名です。年間600~800mほど移動しているとか。

 

▼ペリト・モレノ氷河

 

「ウプサラ氷河」でも可能ですが「ペリト・モレノ氷河」でのトレッキングは最大の楽しみ。轟音とともに崩れ落ちる、迫力満点の氷河の崩落を見ることができます。

 

▼氷河の崩落

Archivo:Perito Moreno Glacier ice fall.jpg

photo by Calyponte CC Attribution-Share Alike 4.0 International

 

高く切り立った氷河を見るなら「スペガッツィーニ氷河」がおすすめです。

 

▼スペガッツィーニ氷河

File:Glaciar Spegazzini - panoramio.jpg

photo by isol CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported

 

おすすめビューポイント

やっぱり「ペリト・モレノ氷河」の、氷河が崩れ落ちる瞬間がベストビューですよね♪

アクセス

ブエノス・アイレス郊外にある、エセイサ国際空港に降り立ち、ホルヘ・ニューベリー空港へ、空港タクシーで向かいます。空港からはエル・カラファテへ国際空港は空路で約3時間です。約10km先の市内へは、シャトルバスも運行しています。

現地ではツアーで行くことになります。

URL:https://www.parquesnacionales.gob.ar/areas-protegidas/region-patagonia-austral/pn-los-glaciares

 

 

7 【スペイン】天才ガウディの奇抜なアイデアが生みだした芸術『アントニ・ガウディの作品群』

photo by Travelbusy.com 

 

アントニ・ガウディの作品群は、バルセロナとその近郊にある世界文化遺産です。スペインが誇る天才建築家ガウディが手掛けた、モデルニスモ(スペインを中心に流行した芸術様式)の傑作が街中に点在しています。

特に有名なのは、2026年のガウディ没後100年にあたる2026年に完成するといわれる未完成の大聖「サグラダ・ファミリア」。

 

▼サグラダ・ファミリアの内部

photo by Jorge Franganillo 

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「アントニ・ガウディ」基本情報

アントニ・ガウディ(1852~1926年)はスペインの建築家。かつてガウディが建築した建築物が1984年に世界遺産に登録された。ガウディはバルセロナで学生時代から建築を学び、当時の校長から「天才か狂人かわからない」と言われていたという。

▼アントニ・ガウディ

バルセロナ 東京
160万人 人口 927万人
101㎢ 面積 2,193㎢

 

他にもカラフルで奇抜なテーマパーク的存在のグエル公園など、7つのガウディの作品が選ばれています。

 

▼グエル公園

photo by Andrew E. Larsen Some rights reserved

 

自然界をモチーフにした独創的なデザインは、どれも美しく見ているだけでワクワクしてきます。

芸術的な建築物を見て、それぞれの視点から感じる美しさを味わう絶景スポットとしておすすめです。

 

▼曲線が美しい住宅「カサ・ミラ」

File:Barcelona Casa Mila 001.jpg

photo by Ad Meskens CC Attribution-Share Alike 4.0 International 

 

おすすめビューポイント

サグラダ・ファミリアも絶景といえますが、コンテンポラリー(現代的)な絶景を堪能できる「グエル公園」がおすすめです。まるでおとぎの国のようなガウディの傑作を観賞した後は、波打つベンチからバルセロナを一望するのもおすすめです。小高い丘の上に作られた公園なので眺めは最高ですよ♪

▼バルセロナが見渡せる波打つベンチ

File:Parc Guell 09.jpg

photo by es:Usuario:Rapomon CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported 

アクセス

バルセロナへの直行便はないので、ヨーロッパで乗り継ぎをします。空港に直結した地下鉄9号南線に乗りコイブラン駅で、地下鉄5号線に乗り換えます。

サグラダ・ファミリアへは地下鉄5号線サグラダ・ファミリア駅からすぐ。

グエル公園に行くには、地下鉄5号線レセップス駅から徒歩約15分

URL:http://www.sagradafamilia.org/

 

 

8 【中華人民共和国】息を飲むほどの渓谷美とチベット人の村々『九寨溝の渓谷の景観と歴史地域』

 

九寨溝(きゅうさいこう)の渓谷の景観と歴史地域は、中国四川省北部の奥地に位置する渓谷です。

原生林の生い茂る渓谷には100以上の湖や沼があり、その美しさから世界自然遺産に登録されました。また、国の景勝地の一つともなっており、四川省屈指の観光地としても有名です。

 

File:九寨沟五花海.jpg

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「九寨溝」基本情報

九寨溝は中国四川省にある保護区。1992年に世界遺産に登録された。チベット人の居住地でもあり、名前も「チベット人の9の村がある谷」ということから「九寨溝」と名付けられた。ジャイアントパンダの生息地でもある。

九寨溝 東京
人口 927万人
72㎢ 面積 2,193㎢

 

渓谷を彩る透明度の高い幻想的な湖たちは、エメラルドグリーンに輝く宝石のよう。

 

photo by Jean-Marie Hullot 

 

また、流れ落ちる水がシルクのように美しい諾日朗瀑布(だくじつろうばくふ)や珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)は、自然の力強さも感じられます。

 

▼諾日朗瀑布

photo by Joe Lo Some rights reserved

▼珍珠灘瀑布

File:Pearl Waterfall JZG.JPG

photo by Dice~commonswiki CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported

 

四季が織りなす渓谷美は、言葉にならないほど美しく誰もが魅了されています。

 

おすすめビューポイント

ちょっと日本では見られない、渓谷美はどこも絶景の一言。吸い込まれそうに美しい「パンダ海」と驚くほど真っ青な「五彩池」は必見です。もちろん写真に撮ればインスタで「いいね」の連発間違いなしですよ♪

▼パンダ海

photo by gill_penney 

▼五彩池

photo by Jill Shih Some rights reserved

アクセス

北京や成都、西安、広州などで乗り継ぎ、約1時間で九寨溝空港へ行きます。空港からはリムジンバスが出ています。九寨溝の麓からはバスも少ないので、タクシーを手配しておくと安心です。

URL:https://www.jiuzhai.com/

 

 

9 【イタリア】貿易港として繁栄した輝かしい歴史に彩られた街と美しい潟『ヴェネツィアとその潟』

 

ヴェネツィアとその潟はイタリアのヴェネツィアに位置する世界でも「絶景」と名高い世界文化遺産です。

5世紀ごろからゲルマン族の侵攻を恐れて不便な湿地帯に街が造られたのが始まりです。

 

File:Venedig Basilika.jpg

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「ヴェネツィア」基本情報

ヴェネツィアはイタリア東北部にある都市。運河が縦横に走る水の都として知られている。元々は島でイタリアとは繋がっていなかったが杭を打ち込みその上に建物や橋を建設した為、今では車などでもイタリア本土と行き来できるようになっている。

ヴェネツィア 東京
26万人 人口 927万人
412㎢ 面積 2,193㎢

 

美しいヴェネツィアの景観は現在も「水の都」や「アドリア海の女王」と呼ばれており人々を魅了しています。

100以上の島が400以上の橋でつながれており、水と島々・中世から貿易港として栄えた町並みの美しさのコラボは一生に一度は見たいもの。

 

 

もちろん、150あるといわれる運河も文化的な価値が高く世界遺産への評価対象となっています。

 

おすすめビューポイント

やっぱりヴェネツィアの絶景ポイントといえば、網目状に入り組んだ小運河を巡るゴンドラクルーズでしょう。歴史的な街並みを眺めながら、水上を巡る趣ある観光は、素敵な思い出になりそうですね。

小運河からカラル・グランデ(大運河)に出ると、目の前を進む水上タクシー(ゴンドラ)とリアルト橋が見えます。ここが最高のフォトスポットです。

▼水上タクシー(ゴンドラ)とリアルト橋

ツアーによっては、ガイドさんのヴェネツィアに関する蘊蓄(うんちく)を聞きながら、ゆったりと運河でのひとときを満喫できます。

アクセス

直行便のあるイタリアミラノへ行き、ユーロスターに乗り2時間35分超でヴェネツィアのサンタルチア駅へ。駅からは水上バスの1番船に乗り約25分。混み合う時は、40分かかることも。

URL:http://visitaly.jp/unesco/venezia-e-la-sua-laguna

 

 

10 【アメリカ合衆国】火の女神・ペレが住む神聖な場所『ハワイ火山国立公園』

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ハワイ火山国立公園は、ハワイ島南東部に位置する世界自然遺産です。世界で最も大規模な活火山としても有名。

ハワイの火山と聞いてまっさきに思い浮かべるのが「キラウエア火山」ではないでしょうか。

 

▼キラウエア火山のハレマウマウ火口

File:Hawai'i Volcanoes National Park HAVO1837.jpg

 

伝説もハワイ旅の醍醐味。

キラウエア山のハレマウマウ火口(上画像)には、火の女神ペレが住んでおり、彼女が怒ると噴火するといわれています。

 

▼火の女神ペレ

知っていると世界遺産がもっと素敵に見える!?「ハワイ火山国立公園」基本情報

ハワイ火山国立公園はハワイの火山地帯を中心とした国立公園。マウナロアとキラウエアといった2つの火山を有している。1987年に世界遺産に登録された。

ハワイ火山国立公園 東京
人口 927万人
1,332㎢ 面積 2,193㎢

 

ハワイ火山国立公園には2018年5月に大噴火をしたキラウエア火山はもちろん、マウナ・ケア山など「アロハスピリット」の宝庫で魅力がたくさん詰まっています。

 

▼マウナ・ケア山

by Nula666 CC 表示-継承 3.0

 

マウナ・ケアは世界屈指のサンセット&サンライズや、星空の絶景スポットとされているのでツアーなどで参加するのもおすすめです。

 

おすすめビューポイント

ハワイ島観光の最大のハイライトは、火山観光です。真っ赤な火と白い煙が吹き上がる火口では、偉大な自然の脅威を見ることができます。キラウエア展望台から火口を見るのもお忘れなく!

他にも、溶岩が作ったトンネル「サーストン・ラバ・チューブ」や海の絶景と溶岩流が作ったアーチ「ホーレイ・シーアーチ」もビュースポットとして外せません。

▼サーストン・ラバ・チューブ

ファイル:Nāhuku.jpg

▼ホーレイ・シーアーチ

File:Hawaii Volcanoes National Park 02.jpg

photo by Niagara66 CC Attribution-Share Alike 4.0 International 

アクセス

ホノルル国際空港で乗り換え、ヒロ空港まで約1時間。空港からは車で、「ハワイ・ベルト・ロード」を走り約45分です。

URL:https://www.nps.gov/havo/index.htm

 

まとめ

いかがでしたでしょう。「世界遺産って、なんだか堅苦しくてちょっと…。」と思っていらっしゃる方もいるでしょう。

「絶景スポット」と考えるとかなり気楽に観光できるのでは?

ぜひ海外旅行に行かれる時にもう一つのスポットとして検討されてみてはいかがでしょう。

 

 

世界の絶景111選【秋編】

Webon紹介目次著者
世界の絶景を見れば癒される事間違い無し!今度の休日は初心者でも行きやすい絶景を見に出かけてみませんか?

「初心者も行ける!『世界の絶景』集」はこちらから!

著者:ポムポムリラコアラ

趣味が高じてフリーライターとして活躍中の、旅行おたくです。絶景スポットや歴史に彩られた観光地巡りが大好き!写真集などで色々な絶景に触れる、癒しの妄想旅行を楽しむのも日常茶飯事。ストレス社会のちょっとしたオアシスのような存在になれたら幸いです。お茶でも飲みながらカフェ気分で、癒しのひとときをどうぞ。

 

『世界の絶景111選』目次へ  (全12ページ)

 



 

第2章では、

】【】【】【

の四季に分けて「この季節に行きたい!」という絶景スポットをご紹介します。

誰でも知っている絶景スポットから、ここは行くべきという絶景スポットも組み込んでみました。是非お楽しみください!

 

秋に行きたい世界の絶景

 

秋の絶景といえば、紅葉は外せません。

日本を飛び出して世界の美しい紅葉を愛でるのも、絶景旅の醍醐味です。911月の観光しやすい乾季を迎える、大自然を満喫できるスポットを、主に選んでいます。

この季節にしか味わえない絶景スポットに訪れて、SNS映えの写真をいっぱい撮ってくださいね。

 

自然を楽しめる秘境の地と呼ばれる場所はアクセスが困難なスポットが多いですが、初心者向けにアクセスに長けて行きやすい絶景スポットばかりです。

 

1 【カナダ】紅葉の王道の絶景スポット『メープル街道』

 

カナダといえば国旗にも描かれている「カエデ」を連想される方も多いのでは?

美しい紅葉が有名で、メープルシロップは、カナダの名産品のひとつ。秋におすすめの絶景スポットの王道といっても過言ではありません。

メープル街道は、オンタリオ州からケベック州にまたがるセント・ローレンス川沿いの観光ルート。

 

<モン・トランブラン>

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Fall_Colors_of_Mont_Tremblant.jpg)

 

ナイアガラフォールズ、トロント、オタワ、モントリオール、ケベックなど、約800kmにわたるカナダ東部落葉樹林帯が紅葉に染まる素晴らしい絶景を望めます。

メープル街道という名前は、日本人が付けた名前だとか。

 

<ケベック>

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Québec_City_-_Yacht_Club_de_Québec_-_Anse_au_Foulon_-_panoramio.jpg)

 

長距離バスやVIA鉄道などを組み合わせ一部ドライブで巡るのが最高ですが、数多くのツアーがあるので初心者にもおすすめです。

観光シーズンは日本よりちょっと早い、9月中旬~10月中旬です。

色々な紅葉スポットを巡るのはもちろん、9月下旬にアルゴンキン州立公園で、カヌーやハイキング、ここに棲む動物との出会いなど、プラスαの楽しみ方も豊富です。

早めの予約が必要ですが、キャンプをしてカナダの紅葉を満喫するのも◎。

 

 

絶景はもちろん、「文化遺産の道(Heritage Highway)」とも呼ばれており、ヨーロッパによって開拓されたルートという歴史的に重要な地で史跡も点在しています。

日本より気温は低いので、寒さ対策は厳重に!

 

見られる紅葉
シュガーメープル・ポプラ・レッドメープル・白樺など

 

おすすめビューポイント

〇モン・トランブランのローレンシャン高原

メープル街道で一番人気は、ローレンシャン高原。メープル街道の絶景写真は、トランブラン山頂から見下ろす風景です。ゴンドラで上ることができ、ここからの紅葉も絶景。他より少し早く9月下旬がピークです。

〇ケベックシティ

ここでは、フランス文化が彩る古い街並みと紅葉のコラボを楽しむのにおすすめの地。見ごろはローレンシャン高原と同じでピークは早めです。

〇ナイアガラの滝

世界三大瀑布のひとつナイアガラの滝は、ちょっと遅めの10月中旬が見頃です。滝の絶景と紅葉のコラボは見る価値あり。

アクセス

日本からトロントまでは直行便で約12時間。モントリオールへは、バンクーバー経由で約15時間。

ローレンシャン高原へは、モントリオールからバスで約3時間です。初心者の方はツアー参加もおすすめです。

オンタリオ州 URL:http://www.ontariostyle.com/

ケベック州 URL:https://www.quebecoriginal.com

<ローレンシャン高原地図>

 

2 【台湾】SNSで人気沸騰中の『高美湿地』は秋も絶景

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sunset_of_Gaomei_Wetland.JPG)

 

台湾のウユニ塩湖として有名な、台中西部にある湿地帯の絶景が素晴らしいと大人気のスポット。

台風や雨の日が少ない9月後半~10月がおすすめのシーズンです。

人気なので道路は渋滞。電車の本数も少ないので、自力で行くのは少し大変かも。

初心者の方は、ツアーで行かれることをおすすめします。ツアーの費用も比較的リーズナブルです。

標高3,700mにある、南北100km、東西250kmの広大な塩原は、風が止まると「天空の鏡」という言葉がピッタリ。特に夕暮れ時が一番のフォトタイム。

 

photo by meow0623

 

とはいっても干潮時前後1時間が一番おすすめです。事前に、水位を調べてから訪れてくださいね。

夜に向けて気温がぐっと低くなるので、寒さ対策はお忘れなく。足場も良くないので、サンダルなどを用意されることをおすすめします。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:台灣_高美濕地_03.jpg)

 

バードウォッチングスポットとしても人気があり、ここに生息する120種類以上の鳥たちを写真に収めるのも◎。

また、台湾有数のカモの繁殖地としても有名です。近くには、サイクリングロードも敷設されているので、早めに行って日本統治時代の雰囲気を感じながら周辺を観光するのもいいかも。

 

おすすめビューポイント

近くにある、風力発電の大型風車と夕焼け、湿原に映り込む夕景のコラボは、神秘的という言葉がピッタリです。

 

アクセス

台中駅から清水駅まで鉄道で約45分。清水駅からはバスで約30分。駅からはタクシーで行くのも便利です。

URL: http://www.gaomei.com.tw/

 

 

3 【フィリピン】世界遺産に選ばれた棚田は秋も絶景『コルディリェーラの棚田群』

 

「天国へ昇る階段」と呼ばれる、フィリピン屈指の棚田。

ルソン島北部の山岳地帯に、標高1,000mを超える山の斜面に、天国へとつながるように階段状に作られた棚田は見る価値あり。しかも、棚田を集結した総面積は2kmもあり、これは世界最大です。

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Banaue_Rice_Terraces_Harvest.jpg)

 

イフガオ族(フィリピンの少数民族)が2000年もの間伝承してきたもので、今でも伝統的な方法で田植えや稲刈りが手作業で行われています。

緑色の初夏の棚田もいいですが、秋の稲穂が黄金色に染まるころの棚田群は言葉を失うほど。

 

 

また、6月ころの夕日が棚田に張られた水に映り込む絶景も素晴らしく、時代の流れにより姿を消してしまいそうな伝統的な棚田は初心者にも見てほしい絶景です。

日本でも、佐賀県玄海町の浜野浦の棚田や石川県輪島市の白米千枚田など、少なくなったとはいえ絶景を望める棚田が残っています。

 

 

<日本の棚田「白米千枚田」>

photo by Indiana jo

 

おすすめビューポイント

バナウエ・ビューポイントからは、棚田全体を見渡すことができます。町の中心から約4km。所要時間は約1時間です。最近は、途中にたくさん展望スポットがあるので、トライシクル(三輪タクシー)に乗って行かれる方は、メイン・ビューポイントと伝えましょう。

 

アクセス

首都マニラからバナウエまでバスで約9時間。

 

 

4 【イングランド】まるでピーターラビットの世界!『湖水地方』

 

シャクナゲが咲き誇る春や湖の涼しいそよ風の中の散策を楽しめる夏など、一年中いつでも絶景を楽しめるのが湖水地方の魅力。

秋の湖水地方は、木々の紅葉が湖面に映り込む、息をのむほどの絶景を満喫できます。911月は観光シーズンのピークを迎え、世界中のトラベラーが訪れています。

秋のトレンドの絶景スポットとして、初心者にもおすすめです。

イングランドの北西部に位置しており、秋には1,000m級の山々や渓谷とコラボする湖の絶景は美しいの一言。

 

 

牧歌的な田舎町の雰囲気は心地よく、点在する池や湖とのコラボ写真もステキ!日本にはない壮大な紅葉を満喫できますよ♪

 

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Borrowdale_from_Grayrigg_Forest.jpg?uselang=ja) 

 

おすすめビューポイント

イングランド最大の国立公園とされる、広大な湖水地方国立公園の秋は、絵はがきのような美しさ。広大なウィンダミア湖を観覧船に乗っての観光は見る価値あり。色々な登山道も用意されているので、紅葉やここに棲む鳥たちを観察するのも醍醐味ですね。

 

アクセス

成田からロンドンへ行き、ロンドンからは電車で約3時間半。

URL: http://www.lakedistrict.gov.uk/

 

 

5 【中国】中国で最も美しい街!『鳳凰古城』

 

湖南省西部にある、中国の古い街並みが残る地。

桜のころの春もおすすめですが、910月の紅葉のころは気温も安定し、最高の観光シーズン。日本からのツアーも多く、初心者にもおすすめです。

時間に余裕がある方には、映画『アバター』のロケ地として有名な、「武陵源」とセットでの観光をぜひ。

<アバター(画像クリックでDVD詳細へ)>

<武陵源>

photo by chensiyuan

 

近郊に聳える山々が鳳凰に似ていることで名前がついており、山々が色づく秋はまさに絶景です。

古都の街並みを歩けば、石造の建物には鳳凰を模した飾り瓦や吊るされた赤い提灯が、情緒ある風景を醸し出しています。

 

photo by Vera & Jean-Christophe

 

春秋戦国時代や清の時代に軍事や政治の中心となった歴史を顧みながら巡ると、タイムスリップした気分も味わえます。また、町のシンボル南北に架かる2階建ての虹橋も必見です。

この街の美しさは、昼間だけではありません。夜は街がライティングされ、前奏的な雰囲気に包まれます。川沿いを散策すれば、インスタ映えの写真を撮れること間違いなし。

 

photo by Ken Marshall  

 

おすすめビューポイント

烏篷船と呼ばれる小舟に乗って、町の南北を二分する沱江川の穏やかな流れを感じながらの遊覧も観光の醍醐味。もちろん、美しい街並みを写真に収めるのもお忘れなく。

 

アクセス

成田から上海へ約3時間半。上海から張家界へ空路で約2時間。空港から鳳凰古城まで、車で約4時間。初心者は、ツアー参加がおすすめです。

URL: http://www.fhzf.gov.cn/

 

 

6 【ポーランド】2,700もの湖と自然が織りなす絶景『マズリアの湖沼地方』

 

美しい自然が有名なポーランドの絶景の中でも、大小さまざまな湖が点在する景勝地として人気の高い絶景スポットです。

ワルシャワから向かう途中には、コウノトリの巣も見ることができます。

ポーランドの北部に位置しヨーロッパ有数の夏の避暑地として賑わう場所ですが、近年秋の絶景スポットとしても注目を集めています。

夏は湖畔で水遊びを楽しむのが王道ですが、秋はサイクリングや湖畔でのんびりピクニックを楽しむのがおすすめです。

お城を改築した古城ホテルに泊まって、湖畔を眺めながら贅沢なホテルライフを楽しむのもいいかも。

 

 

9月の中旬ごろから、木々が赤やオレンジに色づきはじめ、鏡のような湖面に映り込む絶景は、ぜひ写真に収めたいもの。

また、湖でボート遊びを楽しむのも一興です。古くは東プロイセンの一部だった地で、ゲルマン的な謹厳さが残る街歩きを楽しむのも◎。

 

 

おすすめビューポイント

ポーランド最大のシュニアルドビー湖でのおすすめは、紅葉で彩られた絶景トレイルをハイキングすること。湖周辺の森を歩けば、ポーランドの生態系も垣間見られてユニークな出会いがあるかもしれません。

 

アクセス

ワルシャワからオルシュティンまで国鉄で向かい、駅からはPKS国営バスで約2時間半。ワルシャワから車で約3時間。

URL: https://www.poland.travel/ja/%E5%9C%B0%E6%96%B9/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%83%BC%E3%83%AA%E5%9C%B0%E6%96%B9-%E2%80%95-%E5%8D%83%E6%B9%96%E3%81%AE%E6%A5%BD%E5%9C%92

 

 

7 【アメリカ】ニューヨークの秋も紅葉の絶景スポット!『セントラルパーク』

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Southwest_corner_of_Central_Park,_looking_east,_NYC.jpg)

 

都会的なイメージの強いニューヨークですが、紅葉スポットとしても有名です。

特に北部の山々を彩る紅葉は、見る人の心を和ませてくれます。

山々の絶景までは見に行けないという初心者にもおすすめなのが、セントラルパークの紅葉です。おすすめのシーズンは、10月下旬~11月上旬です。

真っ白でロマンティックな橋、ボウ・ブリッジが、園内一番のフォトスポット。

 

<ボウ・ブリッジ>

(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bow_Bridge_in_Central_Park_on_Thanksgiving_2010.jpg)

 

真っ赤に染まる楓と白い橋、川を行くボートのコラボは、インスタ映えすること間違いなし。

ゆっくり歩きながら紅葉を見るのもいいですが、ボートやサイクリング、乗馬をして、いつもとは少し違う目線で、紅葉を楽しむのもおすすめです。

 

 

また、初心者には、ウォーキングツアーもあるので、予約をして出かけてみてはいかがでしょう。

 

Fall Benches New York City Green Central Park

 

おすすめビューポイント

高層ビルをバックに美しい紅葉を撮るのが、ニューヨークならではの写真の楽しみ方。セントラルパークの南側にある、「ザ・ポンド」の橋と周りの紅葉のコラボもステキですよ♡セントラルパーク側の五番街通りの紅葉もぜひ。

 

アクセス

地下鉄N/Q/R線に乗り、59th Street駅下車。公園は駅出口からすぐ。

JFK(ジョン・F・ケネディ)空港からは、空港バスが出ています。グランドセントラル駅で下車し徒歩で約20分。

URL: http://www.centralparknyc.org/

 

 

8 【フランス】フランスのワイナリー巡りも絶景スポット『ボルドー』

photo by Nigab Pressbilder

 

ボルドーといえばワイン作りで有名ですよね。

11万ヘクタールのぶどう畑が広がり、ぶどうの香りが街中を包みます。一番活気づく秋は、日本人が抱くボルドーの雰囲気を味わえます。

 

photo by Blaye Côtes de Bordeaux

 

この時期のシャトー(醸造所)は、早く締まることが多いので、ワイナリーツアーに参加するのがおすすめです。

季節としては、912月がベストシーズン。

ボルドー近郊のワイナリーを巡りながら走る、「ワインマラソン」や夜の花火、ミサが行われる「葡萄の収穫祭」などが行われるので、そちらの参加も視野に入れてスケジュールを組む人も多いようです。

 

<収穫祭の様子>

photo by Office de Tourisme du Cubzaguais

 

9月中旬~下旬にしかできない観光は、ぶどう収穫体験ツアー。

中には日本人ドライバーガイド付きツアーなどもあるので、初心者にもおすすめです。ワインの産地ボルドーで、ぶどうの収穫体験は、至福の思い出に残ること間違いなし!

また、ワイン畑に囲まれた高級ホテルに宿泊してするのも、中世ボルドーの雰囲気を味わえますよ。

 

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Miroir_d%27eau_place_de_la_bourse_à_Bordeaux.jpg)

 

おすすめビューポイント

ボルドーで、ぶどう畑を写真に撮るのは外せませんが、プチ・パリと呼ばれるオシャレな街並みも魅力。

街の美しさから「月の都」とも賞賛されています。ガロンヌ川に面したブルス広場の「水鏡」は、絶対に写真に収めておきたいもの。夜の幻想的な景観も魅力的。

 

アクセス

パリのモンパルナス駅からボルドーまで、TGV(超高速列車)で約3時間半。

URL: https://jp.france.fr/ja/bordeaux

 

 

9 【ドイツ】夢想王の夢を現実にしたメルヘンチックなお城!『ノイシュヴァン・シュタイン城』

 

ディズニーランドの「眠れる森の美女」のお城のモデルとなったことでも有名な、メルヘンチックなお城。

<眠れる森の美女(画像クリックでDVD詳細へ)>

 

ロマンティック街道終点の町に広がる、アルプス山脈の山々の麓に位置しており、壮大な自然と白亜の美しい古城の絶景でも有名です。

このお城は、ルートヴィヒ2世によって17年の歳月をかけて建てられており、世界で最も美しい城のひとつとされ「白鳥城」とも呼ばれています。

<ルートヴィヒ2世>

Portrait of Louis II, King of Bavaria — Image by © Stefano Bianchetti/Corbis

 

アクセスも至便で、初心者の個人旅の絶景スポットとしてもおすすめです。

 

photo by Dan

 

このお城は、ルートヴィヒが混乱する政治や戦乱の世から逃れ、中世騎士道の世界と芸術を愛し戦争や政治とは全く無縁の「美しさのみ」を求めて作ったお城です。

だから美しいのは当たり前。ジグソーパズルなどでも使われる、山々とお城のコラボはもちろんですが、城内部の美しさを味わうのも醍醐味。

城内はガイドツアーのみで、入城することができます。

 

photo by Jiuguang Wang

 

マリエン橋からはもちろん、ホーエンシュヴァンガウ城から見上げる、ノイシュヴァン・シュタイン城は必見です。

ホーエンシュヴァンガウ城から続く小道をのんびり歩きながら、紅葉を楽しむのもお忘れなく。また、王になった気分で馬車に乗ってお城まで行くのもいいかも。

 

photo by Ashley Deason

 

おすすめビューポイント

秋の紅葉が彩る山々とお城のコントラストが美しい、絶景フォトスポットとされるマリエン橋がおすすめのビューポイント。逆にお城のテラスから、紅葉に染まった山々とアルプ湖、ノイシュヴァン・シュタイン城の絶景を望むのも◎。

 

アクセス

ミュンヘン中央駅からフッセン駅まで、直通で約2時間。駅からは、73番か78番バスでホーエンシュヴァンガウの町まで約10分。

ホーエンシュヴァンガウからシャトルバスで絶景ポイントマリエン橋まで約10分。徒歩では40分。マリエン橋からお城までは徒歩で約10分。

下りは、お城から麓まで徒歩で約30分。

URL: http://www.neuschwanstein.de/

 

 

10 【チェコ】中世の街並みと紅葉のコントラストが素晴らしい『チェスキー・クルムロフ』

photo by Marco Verch

 

チェコの南ボヘミア州にある小さな都市。

ルネサンス様式の町並みが素晴らしく、中世に迷い込んだようで、「まるでおもちゃの町のよう」と人気となっています。

秋はボヘミアの森の紅葉と蛇行するヴルタヴァ川とパステルカラーの家が軒を連ねるかわいらしい街並みのコラボレーションがステキ!

910月がベストシーズンといえます。

 

photo by Herbert Frank

 

半日で巡れる小さな町なので、観光は徒歩。首都プラハからの日帰り観光も可能なので、時間に余裕がない方や初心者にもおすすめです。

石畳のかわいらしい街並みを歩けば、おしゃれな看板や扉、窓の装飾など趣ある心地よい古都らしい雰囲気を満喫できます。

 

 

川の側にあるレストランのテラス席で、美しい景色を眺めながらランチを楽しむのもチェスキー・クルムロフの楽しみ方です。

 

photo by jeffhutchison 

 

おすすめビューポイント

チェコではプラハ城の次に規模が大きいとされる、チェスキー・クルムロフ城からの眺めは最高です。

中庭から見る街並みは、絵本を見ているような美しさ。赤い屋根の家が連なり、旧市街地と聖ヴィート教会を一望できます。

曲がりくねった川に沿って作られた町並みを、写真に収めてくださいね。スグラフィットというチェコならではのだまし絵が描かれたお城の外観も見る価値あり。

 

アクセス

プラハからブディヨヴィッツェから列車で約2時間半。そこからバスで約30分。プラハからバスで約3時間。

URL: http://www.ckrumlov.info/php/turista/

 

 

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目次著者

著者:ポムポムリラコアラ

趣味が高じてフリーライターとして活躍中の、旅行おたくです。絶景スポットや歴史に彩られた観光地巡りが大好き!写真集などで色々な絶景に触れる、癒しの妄想旅行を楽しむのも日常茶飯事。ストレス社会のちょっとしたオアシスのような存在になれたら幸いです。お茶でも飲みながらカフェ気分で、癒しのひとときをどうぞ。