目次
- 一生に一度は行きたい世界の絶景【世界遺産編】
- 1 【クロアチア】「アドリア海の真珠」と称される世界遺産の街『ドゥブロヴニク旧市街』
- 2 【オーストラリア】白く美しい貝殻と希少な生物が生息する地『西オーストラリアのシャーク湾』
- 3 【オーストラリア】先住民アボリジニの精神が宿る聖地『ウルル=カタ・ジュタ国立公園』
- 4 【カンボジア】アンコール朝の繁栄を象徴する都市遺跡『アンコール』
- 5 【ペルー】インカ帝国の末裔が築いた空中都市遺跡『マチュピチュ』
- 6 【アルゼンチン】未だに成長し続ける氷河の世界『ロス・グラシアレス国立公園』
- 7 【スペイン】天才ガウディの奇抜なアイデアが生みだした芸術『アントニ・ガウディの作品群』
- 8 【中華人民共和国】息を飲むほどの渓谷美とチベット人の村々『九寨溝の渓谷の景観と歴史地域』
- 9 【イタリア】貿易港として繁栄した輝かしい歴史に彩られた街と美しい潟『ヴェネツィアとその潟』
- 10 【アメリカ合衆国】火の女神・ペレが住む神聖な場所『ハワイ火山国立公園』
- まとめ
一生に一度は行きたい世界の絶景【世界遺産編】
さまざまな歴史に彩られた「世界文化遺産」やひときわ優れた自然美などを満喫できる「世界自然遺産」など、世界には魅力的なスポットがいっぱいあります。
世界遺産には絶景好きも納得の美しい景色が見られるスポットもいっぱいです。
このページでは、ユネスコ世界遺産の中から10の絶景スポットを厳選してご紹介します。
1 【クロアチア】「アドリア海の真珠」と称される世界遺産の街『ドゥブロヴニク旧市街』
photo by Bracodbk CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
「ドゥブロヴニク旧市街」は、クロアチアの最南端に位置する世界文化遺産です。7世紀ごろから海上交易の重要な地として発展しています。
ジブリ映画(魔女の宅急便・紅の豚)でも有名になった地上の楽園と称される、オレンジ色の屋根に彩られた美しい街並みはとってもステキ!
きっとお気に入りのフォトジェニックな写真を撮れるはず。
▼魔女の宅急便
photo by Ben Snooks Some rights reserved
ドゥブロヴニク旧市街はクロアチアのアドリア海沿岸に位置するドゥブロヴニクにある旧市街。「アドリア海の真珠」とも言われるこの場所は1972年に世界遺産に登録されました。街の歴史はローマ帝国時代からとも言われる。
ドゥブロヴニク | 東京 | |
4万人 | 人口 | 927万人 |
21㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
趣ある旧市街地をそぞろ歩きすれば、中世に迷い込んだような気分も味わえますよ。
また、城壁の上を歩けば、グルッと情緒ある旧市街を簡単に一周できちゃうのも都市遺跡観光ならではの醍醐味です。
▼城壁からの眺め
photo by Miroslav.vajdic CC Attribution-Share Alike 4.0 International
アドリア海につき出した旧市街を写真に収めるなら、スルジ山の中腹のビュースポットがおすすめ。ここは、よくパンフレットの写真などにも使われているスポットです。紺碧の海と石造りの堅固な城壁の中に広がる美しい街並みを見れば、誰もが感動するはず。特にサンセットのころの美しさは幻想的です。
▼スルジ山からのサンセット
photo by Mario Fajt
ザグレブ国際空港からドブロニク空港まで、飛行機で約1時間。ピレ門前まで、空港シャトルバスで、約30分。
2 【オーストラリア】白く美しい貝殻と希少な生物が生息する地『西オーストラリアのシャーク湾』
photo by Lock the Gate Alliance
西オーストラリアの「シャーク湾」は、西オーストラリアの州都・パースの北にあるインド洋に面したペロン半島の中間点に位置する世界自然遺産です。
ここに住む動物たちはカンガルーやトカゲなど乾燥地に強い動物ばかり。人間が住むことができない地であり、特有の生態系が成り立っています。
ここを訪れて景色を眺めているだけで、私たちの想像もできない自然の摂理を目の当たりにできるのも魅力です。
シャーク湾はオーストラリアにある湾。1991年に世界遺産に登録された。水深2m程度で、浜辺は全て5mほどの厚さの貝殻で埋め尽くされている。
シャーク湾 | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
21,973㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
現存する世界最古の生物「ストロマトライト」の生息地としても有名です。
photo by Happy Little Nomad CC Attribution-Share Alike 2.0 Generic
他にも人魚姫のモデルとなったといわれるジュゴンは、1万頭も暮らしています。
▼ジュゴン
ジンベイザメやイルカ・ザトウクジラや緑ウミガメなど、約320種の生物がここにいるんですよ。
運がよければ、ウミガメの産卵も見られるかも。
最高のビューポイントは、貝殻で埋め尽くされた長さ約110kmもあるシェルビーチ。
▼シェルビーチ
photo by Hüseyin Kici
人間ではなく自然が作った絶景は、奇跡のような素晴らしいパノラマが広がっています。
パースから飛行機でモンキーマイア空港まで約2時間。空港から車で1時間ほど。
URL http://www.environment.gov.au/heritage/places/world/shark-bay
3 【オーストラリア】先住民アボリジニの精神が宿る聖地『ウルル=カタ・ジュタ国立公園』
「地球のへそ」と呼ばれるウルル山の絶景を目にした人は、この山の魅力の虜になること間違いなし!
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、オーストラリア大陸の中心部に位置しています。その周辺には、6億年前の造山運動によって隆起して造られた巨大な岩石群が形成されました。
鉄分が酸化した岩肌は赤く独特の景観を創り出しています。岩肌をさらに美しく染め上げる、サンライズやサンセットのころは息を飲むほどの壮麗です。
▼ウルルのサンセット
ウルル=カタ・ジュタ国立公園はオーストラリアにある国立公園。1987年に世界遺産に登録された。岩石の山であるウルル(別名エアーズロック)とカタ・ジュタ(別名オルガ山)があり、入場には25オーストラリアドルが必要。
ウルル=カタ・ジュタ国立公園 | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
1,325㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
また、カタ・ジュタの夕景のころにオレンジ色に輝く空と奇岩群のシルエットも一生に一度は見たい絶景です。
▼カタ・ジュタ
絶景好きの方はもちろんですが、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)のアナング族の聖地としても有名で、国立公園内には数多くのパワースポットが点在しています。
この地は、独特の自然体系と半砂漠地帯という厳しい環境で暮らす、アボリジニたちによって長年営まれた伝統生活が評価され、世界複合遺産として登録されています。
世界最大級の一枚岩の山ウルル(エアーズ・ロック)は、2019年10月以降は登山が禁止になるので、トレッキングするなら今。
▼カタ・ジュタのサンセット
photo by Ryan Abblitt CC Attribution-Share Alike 4.0 International
カーサンセットという、ウルルの北西にある観賞スポットからの壮大なウルルは見逃せません。
オーストラリア国内で乗り継ぎエアーズ・ロック空港へ。ケアンズからは空路で約3時間。空港からは、車で約20分。国立公園のエリア内では、「ウルル・ホップオン・ホップオフ」を使うのもおすすめです。
4 【カンボジア】アンコール朝の繁栄を象徴する都市遺跡『アンコール』
アンコール遺跡群は、カンボジアのジャングルから突如として現れる壮大な遺跡群です。世界文化遺産に登録されており、クメール人(9-15世紀に東南アジアを支配していた)のアンコール朝がかつてどれだけ繁栄していたかが見てとれます。
カンボジアの国旗にも描かれている、遺跡群の中で最大の寺院アンコールワットは必見です。
▼カンボジア国旗
朝焼けに染まるアンコールワットの絶景は、早起きをしてでも見る価値ありですよ。
▼アンコールワットの朝焼け
アンコールはカンボジアのシェムリアップという都市にある遺跡群。1992年に「世界危機遺産」という「何かしらの危機にさらされている世界遺産」として登録された。その後修復が行われ2004年に世界文化遺産として登録された。
アンコール | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
– | 面積 | 2,193㎢ |
アンコールワットの5つの塔は、神々が住むメール山を表現したもの。また、ヒンドゥ教の聖典『ラーマーヤナ』にまつわる、宇宙観を表したレリーフ(浮き彫り細工)もとても美しいですよ。
▼レリーフ
アンコールワットから約1.5kmにある、アンコール朝の巨大な都城アンコールトムも仏教的な要素が随所に見られ、おすすめです。
▼アンコールトム
photo by Robert Nyman
アンコールワットのサンライズのベストビューは、聖池の左側です。遺跡の背後からゆっくり昇る神々しいサンライズは、言葉を失うほどの美しさ。池に映り込む、遺跡のシルエットも一緒に写真に収めてくださいね。
アンコールがあるシェムリアップの都市への直行便はないので、プノンペンから乗り換えます。シェムリアップの空港からはトゥクトゥクを利用するのがおすすめです。
アンコールへのツアーもたくさんあるのでそちらを利用するのも◎。
5 【ペルー】インカ帝国の末裔が築いた空中都市遺跡『マチュピチュ』
photo by Mizrak Some rights reserved
マチュピチュは、ペルー南部のアンデス山脈の上部に位置する、インカ帝国(かつて南米を中心に栄えた王国)の都市遺跡です。
ケチュア語(インカ帝国を興したケチュア人の言葉)で「老いた峰」という意味を持つマチュピチュは、文字を持たないインカ文明の謎めいた高度文明を伝えるものとして、また、手つかずの自然が残る地として世界複合遺産に登録されました。
インカの人々は80年ほどで、マチュピチュを捨ててさらに奥地で生活したとか。彼らが去った後は、1911年7月24日に発見されるまで忘れ去られた遺跡となっています。
謎多き遺跡といわれ、新・世界七不思議の一つにも選ばれています。
マチュピチュはペルーのアンデス山脈にあるインカ帝国の遺跡。インカ帝国の首都は標高約2,400mのマチュピチュからさらに1,000mも高い「クスコ」という場所。今もクスコはペルー有数の都市として栄えている。インカ帝国は1533年にスペイン人により滅亡。
マチュピチュ | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
– | 面積 | 2,193㎢ |
15世紀に周辺の国を統一してできた国。ここに訪れば壮大な遺跡に出会うことができます。
かつて、西洋の勢力から財宝を守るために断崖絶壁に造られたという説や、ここが最後の砦だった、との説もあります。
遺跡に広がる段々畑や渓谷美、遺跡が織りなす絶景は、見る人の心を癒してくれます。
photo by Alberana CC署名-相同方式共享 3.0 未本地化版本
1日400人限定の、ワイナピチュ山への登山がおすすめです。上から見下ろす巨大なマチュピチュは、インカ帝国とペルーの大自然の素晴らしさを目の当たりにすることができます。
※マチュピチュを見下ろす有名な山が「マチュピチュ山」「ワイナピチュ山」とあり、ワイナピチュ山はマチュピチュを見下ろすポイントが登山中にいくつかあるなどの特徴があり人気。
ペルーのクスコからマチュピチュ村までは、鉄道やバスで約4時間のアクセスとなります。村からは、シャトルバスで約30分です。
6 【アルゼンチン】未だに成長し続ける氷河の世界『ロス・グラシアレス国立公園』
ロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチン南部のアンデス山脈の南端に位置する世界自然遺産です。
氷河地帯と森林と草原地帯から成る、普段見ることのできない絶景が広がっています。他の氷河ではなかなか見ることができない、幻想的な「青い氷河」。
▼草原地帯
1年を通して降る雪が積もって、その重みで氷が圧縮されることにより氷の中の空気がぬけるので、気泡が少なく透明度の高い氷ができます。
透明な氷は光の青だけを反射させるので、青く幻想的な氷が見られるという理由です。
ロス・グラシアレス国立公園はアルゼンチンのサンタクルス州にある国立公園。1981年に世界遺産に登録された。地球上で3番目に大きな氷床(地表を覆う氷塊)である南パタゴニア氷原がある。
ロス・グラシアレス国立公園 | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
4,459㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
最大の見どころは、47ある巨大な氷河です。「ペリト・モレノ氷河」「ウプサラ氷河」「スペガッツィーニ氷河」が特に有名です。
中でも長さ60kmもある一番大きな「ウプサラ氷河」では、青く美しい見事な氷河が広がる神秘に満ちたスポットです。
こんな極寒の氷河地帯にある、森林や草原地帯には希少動物も生息しています。
▼ウプサラ氷河
photo by David Uriarte CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
一番人気のある「ペリト・モレノ氷河」は、現在も活発に動く氷河として有名です。年間600~800mほど移動しているとか。
▼ペリト・モレノ氷河
「ウプサラ氷河」でも可能ですが「ペリト・モレノ氷河」でのトレッキングは最大の楽しみ。轟音とともに崩れ落ちる、迫力満点の氷河の崩落を見ることができます。
▼氷河の崩落
photo by Calyponte CC Attribution-Share Alike 4.0 International
高く切り立った氷河を見るなら「スペガッツィーニ氷河」がおすすめです。
▼スペガッツィーニ氷河
photo by isol CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
やっぱり「ペリト・モレノ氷河」の、氷河が崩れ落ちる瞬間がベストビューですよね♪
ブエノス・アイレス郊外にある、エセイサ国際空港に降り立ち、ホルヘ・ニューベリー空港へ、空港タクシーで向かいます。空港からはエル・カラファテへ国際空港は空路で約3時間です。約10km先の市内へは、シャトルバスも運行しています。
現地ではツアーで行くことになります。
URL:https://www.parquesnacionales.gob.ar/areas-protegidas/region-patagonia-austral/pn-los-glaciares
7 【スペイン】天才ガウディの奇抜なアイデアが生みだした芸術『アントニ・ガウディの作品群』
photo by Travelbusy.com
アントニ・ガウディの作品群は、バルセロナとその近郊にある世界文化遺産です。スペインが誇る天才建築家ガウディが手掛けた、モデルニスモ(スペインを中心に流行した芸術様式)の傑作が街中に点在しています。
特に有名なのは、2026年のガウディ没後100年にあたる2026年に完成するといわれる未完成の大聖「サグラダ・ファミリア」。
▼サグラダ・ファミリアの内部
photo by Jorge Franganillo
アントニ・ガウディ(1852~1926年)はスペインの建築家。かつてガウディが建築した建築物が1984年に世界遺産に登録された。ガウディはバルセロナで学生時代から建築を学び、当時の校長から「天才か狂人かわからない」と言われていたという。
▼アントニ・ガウディ
バルセロナ | 東京 | |
160万人 | 人口 | 927万人 |
101㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
他にもカラフルで奇抜なテーマパーク的存在のグエル公園など、7つのガウディの作品が選ばれています。
▼グエル公園
photo by Andrew E. Larsen Some rights reserved
自然界をモチーフにした独創的なデザインは、どれも美しく見ているだけでワクワクしてきます。
芸術的な建築物を見て、それぞれの視点から感じる美しさを味わう絶景スポットとしておすすめです。
▼曲線が美しい住宅「カサ・ミラ」
photo by Ad Meskens CC Attribution-Share Alike 4.0 International
サグラダ・ファミリアも絶景といえますが、コンテンポラリー(現代的)な絶景を堪能できる「グエル公園」がおすすめです。まるでおとぎの国のようなガウディの傑作を観賞した後は、波打つベンチからバルセロナを一望するのもおすすめです。小高い丘の上に作られた公園なので眺めは最高ですよ♪
▼バルセロナが見渡せる波打つベンチ
photo by es:Usuario:Rapomon CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
バルセロナへの直行便はないので、ヨーロッパで乗り継ぎをします。空港に直結した地下鉄9号南線に乗りコイブラン駅で、地下鉄5号線に乗り換えます。
サグラダ・ファミリアへは地下鉄5号線サグラダ・ファミリア駅からすぐ。
グエル公園に行くには、地下鉄5号線レセップス駅から徒歩約15分
8 【中華人民共和国】息を飲むほどの渓谷美とチベット人の村々『九寨溝の渓谷の景観と歴史地域』
九寨溝(きゅうさいこう)の渓谷の景観と歴史地域は、中国四川省北部の奥地に位置する渓谷です。
原生林の生い茂る渓谷には100以上の湖や沼があり、その美しさから世界自然遺産に登録されました。また、国の景勝地の一つともなっており、四川省屈指の観光地としても有名です。
九寨溝は中国四川省にある保護区。1992年に世界遺産に登録された。チベット人の居住地でもあり、名前も「チベット人の9の村がある谷」ということから「九寨溝」と名付けられた。ジャイアントパンダの生息地でもある。
九寨溝 | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
72㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
渓谷を彩る透明度の高い幻想的な湖たちは、エメラルドグリーンに輝く宝石のよう。
photo by Jean-Marie Hullot
また、流れ落ちる水がシルクのように美しい諾日朗瀑布(だくじつろうばくふ)や珍珠灘瀑布(ちんじゅたんばくふ)は、自然の力強さも感じられます。
▼諾日朗瀑布
photo by Joe Lo Some rights reserved
▼珍珠灘瀑布
photo by Dice~commonswiki CC Attribution-Share Alike 3.0 Unported
四季が織りなす渓谷美は、言葉にならないほど美しく誰もが魅了されています。
ちょっと日本では見られない、渓谷美はどこも絶景の一言。吸い込まれそうに美しい「パンダ海」と驚くほど真っ青な「五彩池」は必見です。もちろん写真に撮ればインスタで「いいね」の連発間違いなしですよ♪
▼パンダ海
photo by gill_penney
▼五彩池
photo by Jill Shih Some rights reserved
北京や成都、西安、広州などで乗り継ぎ、約1時間で九寨溝空港へ行きます。空港からはリムジンバスが出ています。九寨溝の麓からはバスも少ないので、タクシーを手配しておくと安心です。
9 【イタリア】貿易港として繁栄した輝かしい歴史に彩られた街と美しい潟『ヴェネツィアとその潟』
ヴェネツィアとその潟はイタリアのヴェネツィアに位置する世界でも「絶景」と名高い世界文化遺産です。
5世紀ごろからゲルマン族の侵攻を恐れて不便な湿地帯に街が造られたのが始まりです。
ヴェネツィアはイタリア東北部にある都市。運河が縦横に走る水の都として知られている。元々は島でイタリアとは繋がっていなかったが杭を打ち込みその上に建物や橋を建設した為、今では車などでもイタリア本土と行き来できるようになっている。
ヴェネツィア | 東京 | |
26万人 | 人口 | 927万人 |
412㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
美しいヴェネツィアの景観は現在も「水の都」や「アドリア海の女王」と呼ばれており人々を魅了しています。
100以上の島が400以上の橋でつながれており、水と島々・中世から貿易港として栄えた町並みの美しさのコラボは一生に一度は見たいもの。
もちろん、150あるといわれる運河も文化的な価値が高く世界遺産への評価対象となっています。
やっぱりヴェネツィアの絶景ポイントといえば、網目状に入り組んだ小運河を巡るゴンドラクルーズでしょう。歴史的な街並みを眺めながら、水上を巡る趣ある観光は、素敵な思い出になりそうですね。
小運河からカラル・グランデ(大運河)に出ると、目の前を進む水上タクシー(ゴンドラ)とリアルト橋が見えます。ここが最高のフォトスポットです。
▼水上タクシー(ゴンドラ)とリアルト橋
ツアーによっては、ガイドさんのヴェネツィアに関する蘊蓄(うんちく)を聞きながら、ゆったりと運河でのひとときを満喫できます。
直行便のあるイタリアミラノへ行き、ユーロスターに乗り2時間35分超でヴェネツィアのサンタルチア駅へ。駅からは水上バスの1番船に乗り約25分。混み合う時は、40分かかることも。
10 【アメリカ合衆国】火の女神・ペレが住む神聖な場所『ハワイ火山国立公園』
ハワイ火山国立公園は、ハワイ島南東部に位置する世界自然遺産です。世界で最も大規模な活火山としても有名。
ハワイの火山と聞いてまっさきに思い浮かべるのが「キラウエア火山」ではないでしょうか。
▼キラウエア火山のハレマウマウ火口
伝説もハワイ旅の醍醐味。
キラウエア山のハレマウマウ火口(上画像)には、火の女神ペレが住んでおり、彼女が怒ると噴火するといわれています。
▼火の女神ペレ
ハワイ火山国立公園はハワイの火山地帯を中心とした国立公園。マウナロアとキラウエアといった2つの火山を有している。1987年に世界遺産に登録された。
ハワイ火山国立公園 | 東京 | |
– | 人口 | 927万人 |
1,332㎢ | 面積 | 2,193㎢ |
ハワイ火山国立公園には2018年5月に大噴火をしたキラウエア火山はもちろん、マウナ・ケア山など「アロハスピリット」の宝庫で魅力がたくさん詰まっています。
▼マウナ・ケア山
マウナ・ケアは世界屈指のサンセット&サンライズや、星空の絶景スポットとされているのでツアーなどで参加するのもおすすめです。
ハワイ島観光の最大のハイライトは、火山観光です。真っ赤な火と白い煙が吹き上がる火口では、偉大な自然の脅威を見ることができます。キラウエア展望台から火口を見るのもお忘れなく!
他にも、溶岩が作ったトンネル「サーストン・ラバ・チューブ」や海の絶景と溶岩流が作ったアーチ「ホーレイ・シーアーチ」もビュースポットとして外せません。
▼サーストン・ラバ・チューブ
▼ホーレイ・シーアーチ
photo by Niagara66 CC Attribution-Share Alike 4.0 International
ホノルル国際空港で乗り換え、ヒロ空港まで約1時間。空港からは車で、「ハワイ・ベルト・ロード」を走り約45分です。
まとめ
いかがでしたでしょう。「世界遺産って、なんだか堅苦しくてちょっと…。」と思っていらっしゃる方もいるでしょう。
「絶景スポット」と考えるとかなり気楽に観光できるのでは?
ぜひ海外旅行に行かれる時にもう一つのスポットとして検討されてみてはいかがでしょう。