『RPG初心者入門 ~有名RPGと色々な楽しみ方~』はこちらから!
著者:RPGreat!
フリーランサーとして活動。今でも私の生活においてRPGは捨てきれません。それほど大好きなのです。また、時間があればRPGツクールフェス(3DS)というソフトでRPGを作っています。趣味はラーメン巡りでおいしいラーメン屋に月1~2通っており、たまに新規ラーメン屋をこの舌で堪能するために開拓することもあります。また歴史が大好きで特に戦国時代はとあるゲームの影響でダントツといってよいほど好きですね。最近は『星ドラ』というスマホRPGにハマっております。
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私がRPGで遊んでいた時、必ずと言ってよいほど強い装備を買うための『お金』が枯渇しかけ資金難に陥ることがありました。
まあ、適当にその辺のモンスターを狩りまくってついでに経験値を手に入れれば一石二鳥ですが…。
それでも『お金』稼ぎが苦になるプレイヤーは多くいます。
私はたくさんRPGをプレイしてきたので、その人たちの気持ちは大いにわかります。
「早く物語を進めたい」という気持ちがある反面、必要な装備を新調しておかなければボス戦で苦労します…。
私はこういった人たちの苦悩がわかるので、RPGを自分で作る際に少しでも緩和したいと思っています。
この第4章では今度はRPGを作る側の立場になれるゲーム「RPGツクール」をプレイする際に役立つ知識を「娯楽施設」「闘技場」「お金稼ぎ」の3ページにわたってお話させていただいています。
このページではより楽しいRPGを作るために知っておくといい「お金稼ぎに関する画期的なシステム」をご紹介します。
お金稼ぎシステムが必要な理由
モンスターを倒してもさほど『お金』稼ぎにならない…
よくわかりますよ、この気持ちは!
雑魚敵を倒しまくっても大した稼ぎにはなりませんのでね。(多くのRPGではモンスターを倒すとお金が手に入ります)
大してお金稼ぎにならない例を私がプレイしたRPGの元に語らせていただきます。
仮に物理防御(魔法以外の攻撃に対する防御)と魔法防御が高い『まほうのよろい』という防具を買うために必要なお金の値が例えば3,000ゴールドだとします。
現在の所持金は200ゴールドで、今のストーリー進行状況だと周辺にいるモンスターを倒しても1回の戦闘あたり70ゴールド程度しかお金を手に入れることができません。
このような状況で『まほうのよろい』を買おうと思った場合、計算上40回程度戦うことになります。
それだけのために、1時間費やすとなれば虚しい気持ちにもなりますよね。
もしその装備を買った上でその先のボスに挑むことが前提なら、そのRPGには悪意を感じざるを得えませんね。
お得なモンスターがいるとは限らない
有名なRPGである「ドラゴンクエスト」に登場する『ゴールデンスライム』というモンスターを倒せばたくさんお金が手に入ります。
▼ゴールデンスライム
しかしすべてのRPGに『ゴールデンスライム』のようなお得なモンスターが登場するわけではありません。
辛いRPG(からいRPG:初心者にとって難易度の高いRPG)もプレイしたことがあるのでわかりますが、物語が進行して雑魚敵がちょっと強くなっても、倒した時に手に入る経験値やお金が序盤の敵を倒した時とあまり変わらないことだってあるのです。
例えば物語を進めていき、もう終盤に差し掛かったところ、ある村の武器防具屋で以下のようなものをこの値段で売っていたとします。
ミスリルソード…5,000ゴールド
ミスリルロッド…4,000ゴールド
ミスリルメイル…6,000ゴールド
ミスリルヘルム…4,500ゴールド
ミスリルシールド…3,500ゴールド
現在の所持金が1,000ゴールドだとして、その装備が売られている周辺の敵を1回の戦闘で倒した時に手に入るお金の平均が200ゴールドだとすれば、すべての装備を買うために何十回戦闘しなければならないのか…
しかも序盤のモンスターを倒して手に入るお金の平均も100ゴールド程度だった…
ここまで頑張ったのに…
これこそが苦行です。
買うことができればその先のボス戦などに対し有利に展開はできますが、ボスでもないただの敵と終盤で何度も戦うのはちょっとね…。
おすすめお金稼ぎシステム
RPGを私がやっていて上記のような経験をしたことがあって「RPGを作るなら是非取り入れてほしい」と思っているシステムを紹介します。
これがあれば無駄に雑魚敵を倒しまくって時間を無駄にすることがないと思います(嬉)
1 売却専用アイテム
ストーリーを進めてダンジョン内などで手に入る宝箱に売却すればお金になる『売却専用アイテム』を採用すれば、欲しい武器や防具があってお金が足りない時にそれを売って足しに出来ると思います。
例えば『金塊』という換金用アイテムがあれば名前の通り、売ればかなりお金になる便利なものです。
私なら仮に10,000ゴールド程度の値を付けますね。
2 物価変動システム
その換金用アイテムに日本も取り入れている市場経済、つまり「物価変動」ですね。
それをRPGの中に取り入れるのです。
仮に供給量が一定の状態だとして先ほどの『金塊』であれば、欲しい人が多い時は10,000ゴールドより多めの12,000ゴールド、欲しい人が少なければ8,000ゴールドといった感じで変化を出すのです。
そうすればストーリーを進める中で高く買い取ってくれるのかそうでないのかを道具屋で確認すればいいわけです。
これがあれば相場が高い時を狙って売ることもできます。それまでは保有していればいいので戦略の幅も広げることが可能になるのですよ。
さらに雑魚モンスターを倒せば一定の確率で売却専用アイテムをドロップ(落と)させるようにする。(多くのRPGでは敵を倒した時に敵が落としたアイテムはもらえる)
具体的にはドロップ率を1%以下設定にして手に入るようにすれば、たまたま手に入れたプレイヤーは喜ぶことでしょう。
これを用いれば、単純なお金稼ぎというわけではなく、売却専用アイテムを1つでもゲットできればお金稼ぎの時間を短縮することができるのです。
つまりお金稼ぎに運の要素が加わってエキサイティングなものになるわけですよ。
正直言ってお金稼ぎはレベル上げと違って目標が長くうんざりする部分もあります。
しかし、上記で紹介したシステム・要素を取り入れれば、お金稼ぎがそれほど苦行にならないと思います。
実際にこれらの要素が入っているRPGで遊んでみればその要素がないモノに比べるとはるかにプレイしやすいと感じることでしょう。
以上、RPGreat!氏による「RPG初心者入門」でした!
有名なRPG作品の解説から始まり、実際にRPGを作る場合に参考になるプレイヤー目線のお話までしていただきました。お読みになった方はきっとRPGをプレイしたくなった事でしょう。
是非RPGをプレイしてからもう一度読んでみてください。著者に共感できる部分が沢山あると思います!
ここからは3ページにわたり【番外編】としてRPGの世界へ踏み込んでいきたいと思います!興味のある方は是非お読みください!
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