一生に一度は行きたい世界の絶景【サンライズ編】

 

 

一生に一度は行きたい世界の絶景【サンライズ編】

 

神々しく輝くサンライズを旅行先で見るのは、旅の醍醐味ですよね。

水平線から昇る黄金色に輝く朝日を浴びると、心も体も清められ清々しい気分になれます。

心の底からの幸せを感じさせてくれるサンライズって、とっても魅力的!

今回は、「世界の絶景サンライズ編」をご紹介します。

 

1 【アメリカ】ナバホの聖地を黄金に染め上げるサンライズ『モニュメント・バレー』

Mittens Navajo Tribal Park Monument Valley Sunrise

 

ナバホ族の聖地でアメリカの原風景と称される「モニュメント・バレー」のサンライズを見たい方って結構いらっしゃるのでは?

奇形ともいえる景色はフォレストガンプやバック・トゥ・ザ・フューチャーなど、数々の映画のロケ地となっています。

 

Sandstone Buttes Monument Valley Desert Arizona
▼フォレストガンプ

▼バック・トゥ・ザ・フューチャー

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「モニュメント・バレー」基本情報

モニュメント・バレーはアメリカのユタ州からアリゾナ州に広がる珍しい形に浸食した岩が点在する地帯。岩々が記念碑(モニュメント)に見えることからその名前が付けられた。ナバホ族が住んでいた場所で「ナバホ族の聖地」とも言われる。現在もナバホ族の管轄の下、公開されている。

モニュメント・バレー (参考)琵琶湖
74.33㎢ 面積 670.4㎢

 

漆黒の闇が少しずつオレンジ色に染まり始める朝景はとても幻想的。

奇岩の間からピカッと輝くサンライズが顔をみせた時の神々しさは言葉にならないほどの美しさです。

 

 

さすが「ナバホの聖地」と呼ばれるだけあり、強力な大地のパワーをいただける気がしてきます。

 

おすすめビューポイント

赤い土壌の大地がさらに赤く染め上げる朝日は、刻々と変化する絶景を演出してくれます。映画のロケ地となったテーブル状の台地やトーテムポールと呼ばれる岩柱も、写真に収めたいビューポイントです。朝日が昇り切った後の青空と奇岩のコラボも見る価値ありですよ。

▼奥に見える背の高い岩が「トーテムポール」

File:Monument Valley at sunrise-2.jpg

photo by Moyan_Brenn CC Attribution 2.0 Generic

アクセス

ラスベガスからも車で約6時間半。98号線から160号線を通り、カイエンタで163号線に乗る行き方が一般的です。モニュメント・バレーはアクセスが困難な場所にあり、自分で運転するかバスに乗っての長距離移動が必要です。

URL:https://www.visitarizona.com/

 

 

2 【インド】ヒンドゥー教の聖地『ガンジス川』で見る真っ赤な朝日

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聖地ガンジス川では、遥か彼方の地平線から昇るまん丸くて赤い朝日を拝むことができます。

昼や夜の喧騒が嘘のように朝は気温も低く静寂に包まれています。(ガンジス川周辺の昼や夜は観光客と商売をする人などでとても賑わっています。)

 

File:Sunrise @ Ganges.jpg

by Gunjanbonde CC Attribution-Share Alike 4.0 International 

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「ガンジス川」基本情報

ガンジス川はインドにある全長2525㎞の大河。現地では「ガンガー」と呼ばれ、ガンガーはヒンドゥー教の川の女神の名前。途中でガンジス川に合流する「ブラマプトラ川」を入れるとインド・バングラデシュ・ネパール・中国・ブータンを流れる。

ガンジス川 (参考)琵琶湖
173万㎢(ブラマプトラ川含) 面積 670.4㎢

 

ダークな赤色が黄金色に移り変わる朝日は、まるで神様を見ているよう。この黄金色の一瞬が、ガンジス川が最も綺麗に見える時間。

 

▼ゴールデンアワーの朝日

 

晴れた日の力強く輝く朝日からは漲る(みなぎる)パワーを体いっぱいにいただけるようです。

また、沐浴のためにこの地までやって来た人々を見ると、神聖な儀式を見ているようで違った意味での感動が沸き起こるのも感じられます。

 

▼ガンジス川で沐浴をする人々

Varanasi River Ganges Ablution India Sunrise

 

おすすめビューポイント

夜明け前に手漕ぎボートに乗って、川をくだりながらサンライズを拝むのもおすすめです。ボートに乗って進むと、赤い朝日が空に登るにつれ川の水が茜色に染まる素晴らしい光景を見ることができます。

▼ボートツアーの様子

River India Water Travel Boat Hindu Ganges Asia
アクセス

インドの首都デリーからバラナシのラール・バハードゥル・シャーストリー空港へは飛行機で約1時間半。空港からバラナシ市内へは、タクシーやオートリキシャで約1時間。

URL:https://www.britannica.com/

 

 

3 【モロッコ】サラサラの砂をオレンジに染めるサンライズ『サハラ砂漠』

by Christopher L.

 

漆黒の夜空が燃え上がるような赤色に染まり、地平線からゆらゆらと昇る朝日はまるで映画の世界。砂漠のサンライズはとても幻想的です。

 

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知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「サハラ砂漠」基本情報

サハラ砂漠はアフリカ大陸北部にある砂漠で、世界最大の砂漠。面積はアメリカ合衆国とほぼ同じ。モロッコやエジプトなど11の国にまたがる砂漠で砂漠の人口は2500万人。「サハラ」は元々アラビア語で「砂漠」という意味。

サハラ砂漠 (参考)琵琶湖
940万㎢ 面積 670.4㎢

 

金色に輝くころは、砂漠の砂をオレンジ色に染める素晴らしい光景を目の当たりにします。

この景色を見ていると「砂漠に来たんだ」と改めて実感できるはず。

一面オレンジ色に染まるサラサラの砂紋の美しさは、植物も何もない広大なサハラ砂漠ならではの美しさです。

 

おすすめビューポイント

ラクダライドの日の出ツアーもおすすめです。ラクダに乗り連なって歩く光景は、まるで古(いにしえ)のキャラバン(日本語では「隊商」)のようですよ。

▼キャラバン隊のようなラクダツアー

最高の撮影スポットは、ラクダに乗った姿が砂の上に映るシルエット。一生の思い出に残ること間違いなし。

▼ラクダライドのシルエット

アクセス

モロッコのサハラ砂漠に行くには、ラバトからフェズ行きの鉄道に乗り約2時間半。フェズからメルズーガまでは、夜行バスでハシラビートまで行き途中下車します。メルズーガからはツアー参加になります。

 

 

4 【オーストラリア】朝日に照らされる近代的建築物のシルエット『オペラハウス』

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世界三大美港として知られるシドニー湾のシンボルで世界遺産の「オペラハウス」。

近代的でユニークな姿を見た人々は皆、オペラハウスの魅力に嵌まってしまうとか。

夜にライティングされるオペラハウスもステキですが、朝日を背にしたオペラハウスのシルエットもたまりません。

 

by John Solaro (sooolaro) Some rights reserved

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「オペラハウス」基本情報

オペラハウスはオーストラリア・シドニーにある世界的に有名なコンサートホール。2007年に世界遺産に登録された。中にはレストランやバーなども併設されている。

オペラハウス (参考)琵琶湖
0.045㎢ 面積 670.4㎢

 

一番のフォトスポットは、ザ・ロックスという街にある建物の高層階からハーバー全体を見下ろすサンライズです。

 

▼高層階から見るサンライズ

by Alpha Some rights reserved

 

ミルソンズ・ポイントの芝生からは、真正面を向いたオペラハウスを見ることができます。

 

▼ミルソンズ・ポイントの芝生

by Grant Sundin Some rights reserved

 

オペラハウスとハーバーブリッジのコラボ写真をお望みなら、ミセス・マックォーリーズ岬がおすすめです。

 

▼オペラハウスとハーバーブリッジ

Sydney Opera House, Australia

 

ハーバーブリッジにある展望台からのオペラハウスも素敵ですよ。

 

おすすめビューポイント

豪華なヨットからハーバーブリッジと朝日に照らされるオペラハウスを見る「サンライズクルーズ」も必見です。

朝食を頂きながら赤やオレンジに染まる、息を飲むような朝景を満喫することができます。優雅な曲線を有するオペラハウスとハーバーブリッジ、朝日に輝く海のコラボはきっと忘れない思い出になるはず。

アクセス

シドニー国際空港からオペラハウスまでは、タクシーかエアポート・シャトルバスで向かうのがおすすめです。タクシーで、所要時間20~30分くらいです。

電車では、インターナショナル・エアポート駅から、シドニーセントラル駅で乗り換え、サーキュラー駅まで行きます。所要時間は約30分です。

URL:https://www.sydneyoperahouse.com/

 

 

5 【インドネシア】世界遺産の寺院遺跡の上で向かえるご来光!『ボロブドゥール遺跡』

File:Borobudur Sunrise and Volcano View.jpg

by Cmichel67 CC Attribution-Share Alike 4.0 International 

 

続いてご紹介するのはインドネシアにある『ボロブドゥール遺跡』。

前日から公園内のホテルに泊まって、約5分歩けば遺跡につきます。少し赤味を帯びた景色の先には薄っすらとムラピ山が見えてきます。

 

by alex hanoko Some rights reserved

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「ボロブドゥール遺跡」基本情報

ボロブドゥール遺跡はインドネシア・ジャワ島にある大きな仏教遺跡。「ボロブドゥール寺院遺跡群」の一部として1991年世界遺産に登録された。700年代後半から800年代にかけて建築され、以来信仰の対象として受け継がれてきている。

ボロブドゥール遺跡 (参考)琵琶湖
1.5万㎢ 面積 670.4㎢

 

真っ暗な中の遺跡は少し怖いですが、朝日で空が白み始めるころになると力強いパワーを感じる迫力満点のボロブドゥール遺跡を満喫できます。

幻想的なサンライズと壮大な寺院遺跡のコラボは「感動」のひとこと。

 

by Thrillseekr 

 

神秘的な72本のストゥーパ(仏塔)が連なるシルエットと朝日のコラボは、神秘的でフォトジェニックな写真を撮ることができます。

 

おすすめビューポイント

できれば朝日を浴びるストゥーパと雲海(うんかい:海のような雲)と連なる山々の景色をファインダーに収めたいもの。階段を降りて見る朝日に照らされた遺跡の姿はカッコいいですよ。

▼ストゥーパと雲海と連なる山々

by Robertus B. Herdiyanto Some rights reserved

アクセス

ジョグジャカルタ空港からボロブドゥール寺院へはタクシーで約1時間半。

URL:http://borobudurpark.com/

 

 

6 【バリ島】トレッキングをした後はダイナミックな日の出観賞『バトゥール山』

by jakhei89 Some rights reserved

 

バリ島旅行で一度は体験してみたい、日の出観賞トレッキングツアー。

パノラミックな景観で有名なキンタマーニ高原の活火山「バトゥール山」へのハイキング&日の出観賞と天然温泉がセットになったツアーです。

夜が明けない深夜に出発し満点の星空を眺めながらゆっくり日の出を待ちます。

標高 1,717 mのハイキングは、ちょっと辛いですが上る価値あり。

 

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「バトゥール山」基本情報

バトゥール山はインドネシアのバリ島にある火山。バトゥール火山の活動は活発で、頻繁に噴火している。

バトゥール山 (参考)琵琶湖
面積 670.4㎢

 

アバン山と雲海の向こうから昇る朝日は息を飲むほど。

 

▼中央がバトゥール山、右奥にアバン山、その手前にバトゥール湖

by Madbrons CC 表示-継承 3.0

 

また、眼下に広がるバトゥール湖に映り込むサンライズは必見ですよ♪

 

▼バトゥール湖に映り込むサンライズ

 

頂上まで登り切った達成感と美しい朝日を見ながら食べる朝食と暖かいコーヒーは、体に染み渡るようで忘れられない思い出になること間違いなしですね。

 

おすすめビューポイント

山頂から見る朝日は最高です。真っ暗闇の中からひょっこり顔をのぞかせたサンライズの素晴らしさは感動的。湖とのコラボ写真はお忘れなく♪ツアーでは火山(バトゥール山は火山)のクレーター見学もできちゃいます。

アクセス

キンタマーニ高原までは、ウブドから約1時間半。ツアー参加はホテルまで送迎をしてくれます。

URL:https://mountbatursite.wordpress.com/

バリ島については別Webon「バリ島観光入門」も是非ご覧ください!

 

 

7 【ミャンマー】幻想的なオレンジ色のまん丸サンライズをどうぞ『バガン遺跡』

File:The Temples of Bagan, Myanmar (15811775811).jpg

by Christopher Michel CC Attribution 2.0 Generic 

 

ミャンマーで一番美しい景色は「バガン遺跡のサンライズ」といわれています。

オレンジ色のまん丸な朝日とバガン遺跡&気球のシルエットは、壮麗で心の底からの癒しを感じられます。

 

horizon cloud sky sun sunrise sunset sunlight morning balloon dawn atmosphere dusk evening temple myanmar sonystreetphotographer burma afterglow bagan red sky at morning

 

遺跡を守るため寺院への登楼(とうろう:高い建物にのぼる事)は禁止になりました。でも、十分美しく輝くサンライズを見ることができます。

 

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「バガン遺跡」基本情報

バガン遺跡はミャンマーにある仏教の遺跡群。1000~1200年代に建築されたとされ、その後都市としてバガンが栄えたり遷都(都を移す事)により放棄されたりした。世界遺産の登録を目指し、修復等が行われている。

バガン遺跡 (参考)琵琶湖
41.4㎢ 面積 670.4㎢

 

暗闇から真っ赤な太陽が昇り始めたら、徐々に明るくなり気球が飛び始めます。

刻々と移り変わる風景はもちろん、遺跡と気球のコラボはまさに”メルヘンチック”。

ブレディ(Bulethi)遺跡からスラマニ寺院に向かう途中にある湖からの絶景も見物です。

 

landscape tree water horizon sky sun sunrise sunset sunlight morning lake dawn river pool dusk evening reflection calm reservoir temple hotel mood pagoda myanmar burma afterglow bagan temple complex temple level

 

おすすめビューポイント

バガン遺跡と気球のコラボを見るなら「ブレディ遺跡」がおすすめです。朝日が昇りだす無数の気球のシルエットと朝靄、バガン遺跡群がコラボする風景は壮麗でステキ。

by Peter Halling Hilborg 

遺跡を一周できるので360度の景色を見渡せます。太陽が昇った後に見る、色とりどりの気球も美しいですよ♪

アクセス

日本から直行便でヤンゴン国際空港へ。ヤンゴンからバガンまでは国内線で約1時間。空港からは車で約10分です。

 

 

8 【エジプト】気球に乗って見る!朝日に照らされる美しい遺跡『ルクソール』

by Jorge Láscar

 

ルクソールはナイル川中流域に位置する、野外博物館として有名なエジプト最大規模の神殿群です。

「大家の谷」や「カルナック神殿」、「ハトシェプスト女王葬祭殿」など壮大な遺跡をオレンジ色に染めるサンライズはとても神秘的!

 

▼大家の谷

by zolakoma

▼カルナック神殿

by Kurohito CC 表示-継承 3.0

▼ハトシェプスト女王葬祭殿

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「ルクソール」基本情報

ルクソールはエジプトの都市。古代エジプト時代の都である「テーベ」という都市があった場所にあり、当時の遺跡が数多く残っている。「古代都市テーベとその墓地遺跡」で世界遺産に1979年登録された。

ルクソール (参考)琵琶湖
416㎢ 面積 670.4㎢

 

ナイル川の向こう側の地平線から昇る朝日は心が洗われるほど壮麗です。

 

▼ナイル川とサンライズ

 

カルナック神殿はぜひ見ていただきたいサンライズスポットの一つ。

冬至のころの第2塔門の真ん中に太陽が昇る光景は一生に一度は見たい絶景です。

神々しい朝日と神殿とのコラボ写真はインスタ映え間違いなし。

 

▼カルナック神殿第2塔門

by Jorge Láscar

 

おすすめビューポイント
ルクソールに来たら「サンライズ気球体験」はエジプト観光でもするべきことの一つ。日の出の時間に合わせて気球が打ち上げられ600mまで上昇します。上空から見下ろすオレンジ色の壮大な遺跡群には感動すること間違いなし。

▼気球からの朝日

by strudelt

ごつごつした岩肌や周辺の山々、田園風景もステキ。もちろんナイル川も見下ろせます。

アクセス
ルクソール国際空港から車で約20分。

URL:http://www.luxor.gov.eg/default.aspx

 

 

9 【カナダ】北米最後の秘境!『スピア岬』で見る黄金色に輝くサンライズ

by Mark Goebel 

 

「スピア岬」はカナダ東海岸沖のニューファンドランド島に位置する、北米最東端の岬です。

「北米で最初に朝日が見える場所」として、サンライズを見に訪れる人が後を絶たない絶景スポット。

 

カナダに現存する最古の灯台や第二次世界大戦時の砲台や牢獄なども残っており、歴史観光も同時に楽しめます。古い灯台はとってもキュート。

 

▼旧灯台

Fichier:Cape Spear (old lighthouse 1).JPG

by Robthepiper CC Attribution – Partage dans les Mêmes Conditions 3.0 (non transposée).

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「スピア岬」基本情報

スピア岬はカナダのニューファンドランド島にある岬。旧灯台は1836年に建設され、修復され現在も残っている。名前の由来はポルトガル探検隊の「希望の岬」が元となっている。

スピア岬 (参考)琵琶湖
-㎢ 面積 670.4㎢

 

雄大な太平洋から昇ってくるサンライズと、新旧の2つの灯台をそれぞれ写真に収めるのもおすすめです。

 

by Aconcagua CC 表示-継承 3.0

 

また、サンセットも美しいので、時間がある方はこちらもぜひ。

 

おすすめビューポイント
カナダ国定史跡に登録されている岬に立つ木造の白い灯台とサンライズのコラボは最高のフォトスポット。

▼白い灯台とサンライズ

by Mark Goebel

断崖に立つ灯台から見る、朝日は壮麗で海の上に延びる太陽の光の道は神秘的。撮った写真はお部屋のインテリアとしても使えるほど壮麗ですよ。

アクセス

トロントから飛行機で約1時間半。州都のセントジョンズ市内から車で約15分。

URL:https://www.newfoundlandlabrador.com/

 

 

10 【イギリス】世界七不思議の一つ!『ストーンヘンジ』神秘に満ちたサンライズを

File:Summer Solstice Sunrise over Stonehenge 2005.jpg

by Andrew Dunn CC 表示-継承 2.0 一般

 

「ストーンヘンジ」は謎に満ちた巨大環状柱石として有名な、イギリスを代表する遺跡群です。国内でも人気観光地の一つで、年間に1000万人以上が訪れています。

「誰が何のために作ったかも分からない、未だに謎に満ちた古代遺跡」と「神秘的な日の出」を共に観賞できるなんてかなりの贅沢ですよね。

 

by Stonehenge Stone Circle

知っていると朝日がもっと素敵に見える!?「ストーンヘンジ」基本情報

ストーンヘンジは石を環状に配置したイギリスにある遺跡。紀元前2500年前に建てられたという説があり、さらに夏至に遺跡の中心とある岩を結ぶ直線上に太陽が昇る事から既に天文学の知識がある人々が建築したのでは、と言われている。1986年に世界遺産に登録された。

ストーンヘンジ (参考)琵琶湖
-㎢ 面積 670.4㎢

 

柱石の間から見える朝日は壮麗で、古代遺跡のオーラをたっぷり感じられます。

雲間から太陽が降り注ぐ光は言葉にならないほど美しいですよ。

 

▼雲間から降り注ぐ朝日

by Andreas Dantz

 

おすすめビューポイント

早朝のサンライズツアーでは日頃中に入れないストーンヘンジの輪の内に入ることができることもあります。夏至にストーンヘンジで行われる夏祭りに参加して日の出を見るのもおすすめです。

▼夏祭りの日の出

by Stonehenge Stone Circle

石が連なる延長線上に昇る朝日はまさに感動もの。紀元前3000年頃には夏至の存在が知られており、人工的に作られていた事実も驚きですね。

アクセス

ロンドンのウォータールー駅からソールズベリー駅まで鉄道で約1時間半。バスに乗り継ぎ約40分

URL:http://www.english-heritage.org.uk/

 

まとめ

 

神秘に満ちた遺跡と光り輝くサンライズのコラボは遺跡からのパワーが漲っています。

太陽が発する清々しいパワーを体いっぱいに浴びるサンライズはまさに贅沢の極みです。

ぜひ、最高のサンライズと出会う幸せな旅をしてみませんか。

 

 

バックパッカー旅行におすすめの国35選【南アジア・中央アジア・中東編】

Webon紹介目次著者
バックパッカー旅行に興味はありますか?バックパッカー旅行とは から バックパッカー旅行におすすめな国までをバックパッカー旅行で40ヵ国以上巡ってきた著者が初心者の方にも分かりやすく解説をします!

「バックパッカー旅行初心者入門 ~興味があるなら踏み出そう!~」はこちらから!

著者:ぐちを

旅が大好きなフリーのライター&カメラマン。大学時代にバックパッカー旅行で40ヶ国以上を訪問し、数々の元紛争地を巡ったり、アフリカの電気水道が無い村で現地人と生活を共にしたりする。

特に好きな国は東南アジアのミャンマー。これから発展していく「アジア最後のフロンティア」に注目している。自身のTwitterやブログではミャンマーの観光事情を中心に、旅の情報やフリーランスの生き方を発信中。 お問い合わせはこちらから

Twitter(ぐちを):https://twitter.com/guchiwo583?lang=ja

 

『バックパッカー初心者入門』目次へ  (全17ページ)

 

 

 

バックパッカー旅行におすすめの国【南アジア・中央アジア・中東編】

 

前回こちらでご紹介した東アジア・東南アジアに引き続き、同じアジアの南アジア・中央アジア・中東について今回はご紹介します。

 

6 バックパッカーの聖地『インド』

 

 

インドは「バックパッカーの聖地」とよく評されています。もしバックパッカーとして海外を旅行しようとするなら、

「人生観が変わるから一度は訪れた方がいい」

と数多くのバックパッカーの先輩たちから言われることでしょう。

 

インドに行くと人生観が変わる理由は、様々なカオスを体験できるからだと言われています。

 

著者が思う「インドのカオス」

・  人間に限らず、犬や牛などありとあらゆるものが街を歩いている

・  道を聞いても聞く人ごとに答えがバラバラ

・  決まりのない交通ルール(とにかく車や人が行き交う!)

・  とにかく自由で一人一人が個性的すぎるインド人

 

こうした日本では絶対に経験できない体験をインドという国は与えてくれます。

タージマハルやガンジス川といった有名観光地だけでは語れないのがインドの魅力です。

 

タージマハル

インドの代表的建築物で世界遺産の一つ。ムガル帝国の皇帝が亡き愛妻の為に立てたお墓。

ガンジス川

インドを流れる大河。沐浴や火葬場としても有名で多くの観光客が訪れる。

 

また、インドは

・  暑い(場所や季節にもよるが、気温40度以上になることもある)

・  汚い(ゴミが街中に散乱している)

・  うるさい(都市部では車のクラクションが鳴りっぱなし)

といった3拍子が揃い、必ずといっていいほど「食あたり」をするとも言われている環境的に厳しい国です。

 

そんなインドですが、貴重な人生体験の一つとして一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

主観も入った!「インド」基本情報
「主観入り基本情報」の見方!

実際に多くの国を旅した著者が体験した事や様々な人と話した事を元に基本情報を作成しております。

<星の数の見方>

「英語伝わる度」

1:ほぼ通じない  2:あまり多くはない(日本と同じくらい) 3:観光業の人はかなり話せる 4:若い人はかなり話せる 5:お年寄りも話せる

「日本との文化の違い度」

1:日本と変わらない~5:日本と大きく異なる

「スリル」

1:スリルが無い~5:スリル満点

「物価」

1:安い~5:高い

東京からの距離 6,089km
東京との時差 -3.5時間
公用語 ヒンドゥー語(準公用語・英語)
主な宗教 多くがヒンドゥー教、その他様々な宗教
国民性 大らか
英語伝わる度
★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★★
★★★★★
スリル
★★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★

(入場料などで観光客価格(高めの値段設定)あり)

国旗
地図

 

7 中央アジアを訪れるなら『ウズベキスタン』

 

中央アジアを訪れるなら、オススメしたい国がウズベキスタンです。

 

中央アジアってどこ?

ユーラシア大陸の中央部。カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス・トルクメニスタン・タジキスタンなどが中央アジアに当たる。モンゴルなども含める場合がある。

▼ユーラシア大陸

▼中央アジア

 

 

ウズベキスタンはシルクロード(中国と地中海付近の国との歴史的な貿易道)の中継地点として古くから栄えた地域であり、歴史的な観光名所が数多く存在します。

 

特にサマルカンドやヒヴァといった歴史都市は本当に壮大なもので、その歴史的価値から世界遺産にも登録されていますね。

 

サマルカンド

ウズベキスタンの古都で世界遺産の一つ。青空と建築物の色から「青の都」と呼ばれる。

ヒヴァ

ウズベキスタンの代表的な宗教都市。

 

近年、ウズベキスタンは国を挙げて観光振興に力を入れており、20182月からは日本人はビザ無しでウズベキスタンに旅行できるようになりました。

 

ビザ無しとは

VISAと呼ばれる入国に際して必要な手続きが不要な国。通常、外国に入る場合VISAを事前に発行しておかなければならないが日本の信頼が厚い国(実際には協定を結んでいる国)などは日本のパスポートを提示すればVISAが無くても入れる。

VISAを発行するためには時間や費用がかかる(行く国によって異なる)のでビザなしの国は旅行者にとってありがたい。

 

ウズベキスタン航空なら日本からの直行便も通っているのでこれからますます注目される国となるでしょう!

 

主観も入った!「ウズベキスタン」基本情報
東京からの距離 6,354km
東京との時差 -4時間
公用語 ウズベク語
主な宗教 イスラム教9割
国民性 フレンドリー
英語伝わる度
★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★

(日本の半分程度)

国旗
地図

 

8 旅人を最大限にもてなす国『イラン』

 

「人が一番親切だった国はどこ?」

と聞くと、数多くのバックパッカーが揃って答える国がイランです。実際に、イランを旅行すると

 

・  地元の人に泊めさせてもらえる

・  レストランで食事をしていたら、隣の見知らぬ人が奢ってくれる

・  街中で「イランへようこそ!」と話しかけられる

 

といったことが普通に起こります。

 

イラン人の多くはイスラム教徒で、イスラム教の教えに

「旅人を最大限にもてなすべし」

といった教えがあるため、その教えを真に実践しているんですね。

 

イスラム教の教え「旅人を最大限にもてなすべし」

マスコミの報道などの影響で「危険」などのイメージがあるイスラム教だが実際は「旅人を最大限にもてなすべし」などの教えなどからも分かるように心優しい教えが多くある。「イスラム過激派」と「イスラム教」は異なる。

 

イランというと、核開発やアメリカと敵対している国というイメージ、また中東の国なので治安が心配という人も多いでしょう。

 

しかし、本当のイランは旅行者を大歓迎し、また治安も比較的落ち着いているバックパッカーならぜひ訪れておきたい国なんです。

 

特にオススメしたい観光地はその昔「世界の半分」と言われるまで栄えた歴史都市のエスファハーンです!

 

エスファハーン

貿易が盛んで世界中の商品がエスファハーンに集まった事から「世界の半分」と称された歴史都市。

▼エスファハーン

photo by Khaju Bridge by User:Gire 3pich2005 Chehel Sotoun Palace by User:Arad Si-o-se Pol by User:Shahab.mg Naqsh-e Jahan Square

 

主観も入った!「イラン」基本情報
東京からの距離 7,655km
東京との時差 -4.5時間
公用語 ペルシア語
主な宗教 イスラム教
国民性 優しい
英語伝わる度
★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★★
★★★★★

(物価が上昇傾向にある)

国旗
地図

 

9 ビザ無しで1年も滞在できる『ジョージア』

 

「ジョージア」という国をご存知でしょうか。ジョージアはその昔「グルジア」とも呼ばれていた国です。

 

編集部コラム<ジョージアとグルジア>
2015年に「グルジア」から「ジョージア」に名称が変更された。多くの国が元々ジョージアという呼び方をしていた事が名称変更の主な理由。だが、現地語ではジョージアではなく「サカルトヴェロ」と呼ばれている。

グルジアはソ連の構成国家だったが1991年に独立を果たしている。ロシアやソ連からの支配が続いた事も影響してロシアと対立路線にいく事もしばしばある。

 

ジョージアはご飯がとても美味しい国と言われています。

地理的にアジア、ヨーロッパ両方の影響を受けているため、料理もパンやポテト・チーズを使ったヨーロッパ風のものから、小籠包に似た「ヒンカリ」と現地語で呼ばれるアジア風の料理まで多岐に渡ります。

 

▼ヒンカリ

 

また、ジョージアの特徴は日本人ならビザ無し(先述)で360日滞在できること。

ビザ無しで1年近くも滞在できてしまう国なんてまずありませんから、すごいことです。物価も安いので長く滞在することも十分に可能ですね。

 

観光としては、コーカサス山脈の大自然、また歴史のある教会や城塞(都市や町を守る建築物)を見に行くツアーがとてもオススメです!

 

コーカサス山脈

黒海からカスピ海に走る山脈。

スヴェティツホヴェリ大聖堂

ジョージアの歴史的な教会の一つ。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/グルジアの歴史#/media/File:Cathedrale_Svetitskhoveli.jpg)

 

 

主観も入った!「ジョージア」基本情報
東京からの距離 7,885km
東京との時差 -5時間
公用語 グルジア語7割(他はロシア語・アルメニア語など)
主な宗教 キリスト教(ジョージア正教)他
国民性 穏やか
英語伝わる度
★★★
★★★★★
日本との文化の違い度
★★★
★★★★★
スリル
★★★★
★★★★★
物価
★★
★★★★★

(ドミトリーは1泊500~1000円程度)

国旗
地図

 

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目次著者

著者:ぐちを

旅が大好きなフリーのライター&カメラマン。大学時代にバックパッカー旅行で40ヶ国以上を訪問し、数々の元紛争地を巡ったり、アフリカの電気水道が無い村で現地人と生活を共にしたりする。

特に好きな国は東南アジアのミャンマー。これから発展していく「アジア最後のフロンティア」に注目している。自身のTwitterやブログではミャンマーの観光事情を中心に、旅の情報やフリーランスの生き方を発信中。 お問い合わせはこちらから

Twitter(ぐちを):https://twitter.com/guchiwo583?lang=ja