岡村靖幸復帰後の活動 ~最高傑作アルバム「幸福」など~

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歌手として強烈な個性を放ち、時には「気持ち悪い」とも称される「岡村靖幸」。デビュー前から岡村靖幸をリアルタイムで見てきた筆者が、その魅力を紐解きます。

『岡村靖幸』入門 ~超個性的シンガーの魅力に迫る~ はこちらから

著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから

 

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本格復帰以降の活動

 

2011年の本格復帰以降、とても良いペースで活動できている岡村さん。

精神的にも肉体的にもとても調子がよく、岡村靖幸のパワーを知らしめている印象です。

 

と、言っても本人はとてもクールに淡々と、自分のやりたいこと、できることをコツコツとやっているだけなのでは。

そんな、岡村さんを支えているのが、事務所社長でマネージャーの近藤雅信氏。

近藤氏とのパートナー関係がとてもよく、岡村さんは近藤氏をとても信頼しているよう。

 

岡村靖幸、活躍の理由

 

近藤雅信氏は、レコード会社の「アルファレコード」でYMOなどのA&Rとして活躍後、東芝EMI(レコード会社。現在のEMIミュージック・ジャパン)にヘッドハンティングされた音楽業界の実力者。

 

YMO

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)は、細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一の3人で構成される音楽グループ。代表曲に「RYDEEN」などがある。


A&Rとは
A&R(エーアンドアール)は、Artist & Repertoire(アーティスト・&・レパートリー)の略。アーティストの発掘・育成・楽曲の提供などを担当する。レコード会社の中の職務のひとつであるのが一般的。

 

近藤氏は1980年代中盤から1990年代中盤までプロデューサーとして、RCサクセションやTHE TIMERSなど故・忌野清志郎氏の音楽に関わってきた人です。

 

忌野清志郎

日本のロックミュージシャン。1968年に「RCサクセション」というバンドを結成する。「ザ・キング・オブ・ロック」の異名を持つ。「THE TIMERS」は正確に言うと、忌野清志郎に似ているボーカルが率いる覆面バンド。

 

忌野氏の革新的な音楽は社会的にも大きな話題となりました。

近藤氏は東芝EMIの制作・宣伝部長を務めた後、東芝EMIイギリスへ。

帰国後、ワーナーミュージック・ジャパン(レコード会社)常務取締役、ユニバーサルミュージック(レコード会社)のレーベルヘッド(レコードー会社の一部門の代表)を経て、自身の会社を立ち上げ岡村さんのマネージメントを手がけています。

 

レコード会社と事務所の違い
レコード会社は、CD作成やマネージメントや広告代理業務などを行う。レーベルはレコード会社の一部門である。事務所はアーティストのマネジメントを行うのが主。例えば事務所がジャニーズでもCDは違うレーベルから出されたりする。

 

岡村さんと近藤氏の出会いは2003年ごろ。

岡村さんはEPICソニーとの契約終了後、ユニバーサル・ミュージックに所属し、その時ユニバーサルにいた近藤氏が担当となりました。

 

その当時は、「スタッフ」と「アーティスト」という関係。

 

2011年の本格復帰後は、社長兼マネージャーとアーティストという関係ですが、マネージメント全てを近藤氏にゆだねることにより、自身の創作活動にとても専念できているそう。

 

以前は、スタッフの自分に対する愛情、敬意などがわからず、疑心暗鬼になって自分でイニシアティブをとっていたこともあった、と岡村さん。

しかし、岡村さんの才能を誰よりも認め、信じて見守ってくれる近藤氏との出会いによって、岡村さんは全面的にマネージメントを任せられるようになりました。

 

近藤氏に才能があるから任せられる、と岡村さん。

2011年の本格復帰後の活躍は、以前復活した時とは違う充実ぶりがとても感じられるのですが、両者の信頼関係によるものだと思うのです。

 

最高傑作「幸福」(2016)

▲CDアルバム『幸福』岡村靖幸(画像クリックで商品詳細へ)

 

本格復帰後、2016年にリリースしたオリジナルアルバム「幸福」。

私はこのアルバムを岡村さんの最高傑作だと思っています。

 

なんて、カッコいいいアルバムなんだ!! これこそ岡村靖幸!!

と思います。

 

こんなカッコいいアルバムを50代でリリースできる岡村さん、最高すぎではないですか?

 

デビュー当時からその才能を注目され、「家庭教師」で天才と評された岡村さん。

 

問題作とも言われるアルバム「家庭教師」について詳しくは前のページで!

 

この「幸福」では、その天才ぶりにさらに拍車がかかったのでは。

私も今まで岡村さんを、

「天才!すごい!」

と思っていましたが、この「幸福」を聴いて

「岡村靖幸 天才!!」

と改めて思いました。

 

もう天才以上の言葉が見つからない。

とにかく、聴いてほしいです。

 

「幸福」の魅力

 

アルバムには既発表のシングル

「ビバナミダ」「愛はおしゃれじゃない」「彼氏になって優しくなって」「ヘアー」「ラブメッセージ」

が収録されており、新曲が少ない印象になるかもしれませんが、曲のクオリティがとても高いため、全然がっかりなんてしませんでした。

 

このシングルを知らない人からすれば、全てが新曲ですから最強です。

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このアルバムは、中毒のように何度も何度もずっとループして聴いてしまいます。

「ラブメッセージ」「愛はおしゃれじゃない」の胸キュンラブチューンも、50代の岡村さんが歌うことで、より甘酸っぱく胸がときめくのです。

 

「愛はおしゃれじゃない」は小出祐介氏とのコラボ楽曲。前のページで解説!

 

私が一押しなのが、「彼氏になって優しくなって」

 

 

このグルーブ感(ノリの良さ)は岡村さんにしか出せない。

もう聴いていて最高に気持ちいい!!!

 

言葉が韻を踏んでいるからとても心地よく、このリズム、グルーブ感、ボーカル全てが絡み合って身も心も岡村さんに抱かれている気分。

 

「ヘアー」という曲の狂気すら感じるボーカルもカッコよすぎる。

 

重めでハードなリズムに毒を感じて、くせになります。

そしてなんといっても、岡村さんのボーカルが最高すぎるのです。

 

もともとボーカルスキルが高く、クセのある個性的な歌い方で、それがとても魅力でした。

 

今作ではさらにボーカルに磨きがかかり、表現力や曲によって歌い方や、発声を変えているのが感じられて岡村さん史上、最高のボーカルではないかと思います。

私は、アーティストというのは、常に最新アルバムが最高のものであってほしい、と思っています。

岡村さんが、多くの人の期待を受け「幸福」というキャリア最高傑作のアルバムを創りあげたことに心から拍手を送りたいです。

 

 

岡村靖幸のファッションの変化

 

2011年以降の岡村さんのファッションスタイルは、黒スーツ(ダークスーツ)に黒縁メガネ、黒髪横分けと、一見、サラリーマンで部長風。

 

▼2011年以前のファッションの例

▼2011年以降のファッションの例

 

こんな人が歌、ダンス共に最高のパフォーマンスを見せたらそれはもうびっくりしてしまいますよね。

ファッションは自分ではタッチせず、すべておまかせ、ということなのでこのギャップも近藤氏の戦略によるものなのでしょうね。

 

岡村さんの昔を知っている人が聴けば、

「あれ?昔よりカッコよくない?」

と思ってもらえるはず。

 

岡村さんを知らない人が聴けば、あまりのカッコよさに衝撃を受け、

「もっと早く出逢いたかった」

と思ってもらえるはず。

 

岡村靖幸オリジナルアルバム一覧

 

※タイトルクリックで、曲を聴ける場所へ飛びます。「幸福」はアルバム詳細へ。

タイトル リリース年月
yellow 1987年3月
DATE 1988年3月
靖幸 1989年7月
家庭教師 1990年11月
禁じられた生きがい 1995年12月
Me-imi 2004年9月
幸福 2016年1月

 

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著者:しあ

40代後半女性。音楽が大好きでJ-POP K-POP 洋楽 演歌歌謡曲とさまざまな音楽を聴いています。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。全部チケットの半券をとっているのでとても大切な想い出です。音楽はとても生活を豊かにしてくれるもの。私の好きなアーティストの魅力を知っていただければ、と思います。お問い合わせはこちらから