モータースポーツ観戦初心者入門2 ~有名レース編~

著者:河村大志
関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。お問い合わせはこちらから
twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

 

モータースポーツを観たことがありますか?

モータースポーツは車やバイクでレースをするスポーツの総称です。モータースポーツには多くのカテゴリーがありそのそれぞれに違った魅力があります。

モータースポーツをより深く楽しむ為に各レースについて知り、実際に観戦に出かけてみてください!きっと興奮と感動が待っています!

 

同著者前作「モータースポーツ観戦初心者入門」はこちらから!

 

第1章 モータースポーツのカテゴリー

「モータースポーツ」と一口に言ってもバイクもあれば車もあり、そしてそれぞれにコースの違いやルールの違いがあります。まずは有名なレースを知る前に、どのようなカテゴリーに分かれているのかを学びましょう!

モータースポーツのカテゴリーを知ろう!

 

第2章 2輪スプリントレース

バイクで決められたコースを完走するスピードを競う「2輪スプリント」。世界一を決めるレースも日本一を決めるレースも、全てのレースに白熱したバトルがあり、ドラマがあります。日本でも世界選手権は行われているので是非観に行って、熱狂を体感してみてください!

MotoGP(ロードレース世界選手権)とは

スーパーバイク選手権(SBK)とは ~MotoGPとの違い~

全日本ロードレース選手権(MFJ SUPER BIKE)とは

 

第3章 2輪耐久レース

決められた距離を走るスプリントレースとは逆に決められた時間でどれだけ距離を走ったかを競う耐久レース。長いレースでは24時間走りっぱなしという人間にもマシンにも過酷なレースはドラマがいくつも生まれます。是非魅力たっぷりの2輪耐久レースを観てみてください!

「世界耐久選手権EWC」「ルマン24時間耐久レース」とは

鈴鹿8時間耐久レースとは

 

第4章 4輪スプリントレース

私たちの身近にある車。その車でいかに速くコースを走るかを競うのが「4輪スプリントレース」です。よく名前を聞く「F1」から、日本のレース、そして北米のレースまで、全世界で親しまれる4輪スプリントレースを知り、観戦してみてください!

F1(フォーミュラ1)とは

スーパーGTとは

スーパーフォーミュラとは

インディカーシリーズとは

 

第5章 4輪耐久レース

車で最大24時間を走り続ける「4輪耐久レース」。2輪同様に最後まで何が起こるかわからない、感動のドラマを生み出し続けています。さらに1周20kmを超す峠道のような道を走るレースもあったりと、知ればハマってしまう事間違い無しです。

WEC(FIA世界耐久選手権)とは

ニュルブルクリンク24時間耐久レース

 

第6章 ラリー

舗装されたコースや未舗装のコース、そして時には雪のコースを猛スピードで走っていくのが「ラリー」です。ロードレースには無い面白さや魅力が詰まったこのカテゴリーを是非現地で、動画で体験してみてください!

FIA 世界ラリー選手権(WRC)とは

スーパーバイク選手権(SBK)とは ~MotoGPとの違い~

Webon紹介目次著者
モータースポーツを観たことがありますか?F1もモータースポーツの一つですがF1以外にも面白いレースはいくつもあります。ルールはもちろん、走る場所・スピード・マシンも違うのです!

「モータースポーツ観戦初心者入門2 ~有名レース編~」はこちらから!

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 

さて、前のページではMotoGPの説明を簡単に説明させていただきました。

今回ご紹介するのも2輪(バイク)の世界選手権で、その名も「スーパーバイク世界選手権(SBK)」です!

 

スーパーバイク世界選手権「SBK」

▲スーパーバイク選手権(SBK)の様子 photo by Giandomenico Papello 

 

スーパーバイク選手権は2輪のスプリントレースです。その為前ページでご紹介したMotoGPとの違いを明確にするとどのような特徴のあるレースなのかが分かりますので、まずはMotoGPとスーパーバイク選手権(SBK)の違いを解説いたします。

 

2輪スプリントレース
モータースポーツの中でも2輪(バイク)でスピードを競うジャンルを「2輪スプリント」と呼ぶ。通常は決められたコースを走り切ったタイムで競う。

▼モータースポーツの種類

 

MotoGPとSBKの違い

 

同じバイクレースで同じ世界選手権、MotoGPと何が違うの?とお思いのそこのあなた!

めっちゃ簡単にざっくりと説明しますのでご一読を(笑)

 

1 マシンの違い

 

レースの為だけに造られたバイクを使ってレースをするMotoGPとは違い、スーパーバイク選手権(SBK)では私たちがお店で買える市販車をベースに改造したバイクでレースを行います。

スーパーバイク選手権では4ストローク2気筒1200cc以下のバイクか、3・4気筒1000cc以下のエンジンを搭載した市販車ベースで参加する事が決まっています。

市販車で行われているレースって親近感がありますよね!

しかも同じバイクを持っている方はなおさらです。

「市販車を使う」という事で、バイクがもともと持っているポテンシャルがとても重要になってきますので、スーパーバイク選手権で「記録を残すメーカーやバイク」は性能の良さを証明することになります。

このようにマーケティングに直結するので、レーサーの争いだけではなく、メーカーにとって負けられない戦いなのです!

 

 

2 レース形式の違い

 

あともう一つ違う点はMotoGPが1イベント1レースなのに対し、スーパーバイク選手権は1イベントに2レース行われる事です。

モータースポーツはどのレースも大体は金曜から日曜日の週末に開催されます。

MotoGPは金曜日が練習走行、土曜日は練習走行と予選、日曜日に決勝が行われます。

一方スーパーバイクは金曜日に練習走行、土曜日にレース1の予選とレース1の決勝を行います。そして日曜日はレース1の決勝結果によって予選順位が決まります。

 

 

この日曜日の予選順位(スタート位置)の決め方がちょっとややこしい決め方になっています。

まず土曜日の決勝レース1で10位以下でフィニッシュしたライダーはそのままの順位でスタートします。

そして9位以内でレースを終えたライダーのスタート順位はというと・・・・

4位から6位と7位から9位は、そのままの並びでひとつ前の列になり、1位から3位のライダーは、1位と3位の並びを入れ替え、3列目まで下げられるのです!(詳しくは下図参照)

 

▼SBKの日曜日レースのスタート位置の決め方

 

めちゃくちゃややこしいですよね・・・・

どうやらよりレースを面白くする為の対策なのだとか。疑問の声も上がりましたが、意外にライダーは納得しているみたいです(笑)

 

日本のメーカーの活躍

 

そんなスーパーバイクで近年チャンピオンを獲り続けているメーカーがこれまた日本のメーカー「カワサキ」です。

 

▼カワサキのマシン

photo by PSParrot 

 

2015年から3年連続チャンピオンに輝くなど、今スーパーバイク選手権で最も戦闘力のあるバイクがカワサキのバイクです。

日本にはバイクメーカーが4メーカー(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ)ありますが、世界を舞台に日本のメーカーが世界の頂点に立っているのです!

日本のバイクってすごいですよね!!!

そのカワサキの最大のライバルがイタリアのバイクメーカー「ドゥカティ」。

 

▼デュカティのマシン

photo by driver Photographer Some rights reserved

 

イタリアを代表するバイクメーカーとカワサキの戦いは毎戦白熱の展開!

そこに割って入る「ヤマハ」や「ホンダ」の日本メーカーにも注目ですよ!!

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 



スポンサーリンク

 

目次著者

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

MotoGP(ロードレース世界選手権)とは

Webon紹介目次著者
モータースポーツを観たことがありますか?F1もモータースポーツの一つですがF1以外にも面白いレースはいくつもあります。ルールはもちろん、走る場所・スピード・マシンも違うのです!

「モータースポーツ観戦初心者入門2 ~有名レース編~」はこちらから!

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 

この章では国内外の有名な2輪スプリントレースについて書いていきたいと思います。

 

2輪スプリントレース
モータースポーツの中でも2輪(バイク)でスピードを競うジャンルを「2輪スプリント」と呼ぶ。通常は決められたコースを走り切ったタイムで競う。

▼モータースポーツの種類

 

サーキットなどの舗装された道路の上で行われるレースで、決められた距離や周回数を走りきった時間の早さを競うのが「スプリントレース」になります。

多くのカテゴリーがありますが、ここでは世界最高峰のレース「MotoGP(ロードレース世界選手権)」をご紹介致しましょう!

 

MotoGPとは

▲MotoGPの様子 photo by MotoGP Italia 

 

全てのライダーが憧れる世界最高峰の2輪レース、それがMotoGPです。

世界15ヶ国、全19戦で行われ、各クラス(エンジンの排気量別にクラスが分かれている)ごとに年間チャンピオンが決定します。

MotoGPの特徴は3クラスに分かれているところと、一般道を走る事が出来ないレース専用に作られたバイクで行われるというところです。

 

 

どのようにクラスが分かれているかというと、排気量でクラスが分かれています。

・1000ccで行われるMotoGPクラス

・600ccのバイクで争われるMoto2クラス

・250ccのバイクで争われるMoto3クラス

です。

 

 

ここからは簡単にクラスごとの説明をしていきましょう!

ちなみに「排気量」とは簡単にいえばエンジンが吸い込むことができる空気と燃料の量です。

搭載するクルマに合わせて0.66Lや2Lなど、最適な排気量のエンジンが用意されており、一般的に排気量が大きいと、よりパワフルになります。

 

 

Moto3クラス

▲Moto3の様子 photo by Smudge 9000 Some rights reserved

 

Moto3クラスは排気量が250ccのレース専用に作られたバイクで行われます。

3つのカテゴリーがあるMotoGPの中で一番小さいバイクで行われる「軽量級」クラスとなります。

もう一つの特徴は16歳以上から28歳以下までという年齢制限があり、若い選手達で行われるカテゴリーであるという事です。

 

世界最高峰のMotoGPクラスを目指している血気盛んな10代後半から20代前半の若いライダー達によるバトルはゴールするまで予想するのが難しく、観ていて面白くもありヒヤヒヤしっぱなしのレースとなっております(笑)

Moto3クラスの上にあるMoto2クラス、そしてMotoGPクラスで活躍しているライダーはこのMoto3クラスで好成績を収めたライダーが多いので、まさにMoto2、MotoGPクラスにステップアップする為の登竜門と言えるでしょう!

 

Moto2クラス

▲Moto2の様子 photo by antarc Some rights reserved

 

レース専用に作られた排気量600ccのバイクで行われるのがこのMoto2クラスになります。

ちょうどMoto3クラスとMotoGPクラスの間に位置する「中量級」クラスですね。

Moto2クラスにも年齢制限が設けられており、18歳から50歳までとなっていますが、Moto2クラスの大半のライダーが20代で、最高峰MotoGPクラス参戦を狙う若き実力者たちによるカテゴリーとなっています。

このクラスはMoto3から上がってきた選手に他のカテゴリーからきた選手、MotoGPクラスから戻ってきたライダーなど様々で、3つのカテゴリーのなかで一番参加台数の多いクラスになります。

そして何より世界最高の舞台、MotoGPクラスに最も近いクラスでもある為、選手たちは未来を掴む為、毎戦厳しい戦いを強いられます。

憧れの舞台を目の前にした熱く激しい戦いは毎戦エキサイティングで1戦も見逃せません!Moto2クラスにも注目ですよ!

 

MotoGPクラス

▲MotoGPの様子 photo by MotoGP Italia 

 

Moto3、Moto2の上のカテゴリーで2輪ロードレースの最高峰がこのMotoGPです。MotoGPはレース専用に作られた排気量1000ccのバイクで行われます。

 

MotoGPマシンの最高速度はなんと新幹線より速い350km/h!!

このとんでもないスピードで走るモンスターマシンを生身の人間が乗りこなす様は「凄い」を通り越して「驚嘆」です!

究極のマシンを自在に操るライダーは世界トップの技術と個性(みんなかなり個性が強い)を兼ね備えたヒーローなんです!

そんな技術も個性も一級品のライダーたちが繰り広げるレースは超絶テクニックの応酬と個性と個性がぶつかり合い、観ていてワクワクドキドキ、胸躍る最高のスポーツでありエンターテイメントです!

 

また、ライダーだけではなくマシンにも注目してみると面白いでしょう。

MotoGPに参入しているバイクメーカーは日本の「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」、イタリアの「ドゥカティ」「アプリリア」、オーストリアの「KTM」の6メーカーです。

まずみなさん、世界最高峰のレースに出ているメーカーのほとんどが日本のメーカーって凄くないですか?

近年でいうと2008年から2017年までチャンピオンを獲得したのは「ホンダ」と「ヤマハ」の2メーカーだけなんです!

日本のメーカーが世界一をずっと獲り続けているのはすごい事ですし、みなさんに是非知っていただきたい事実であります。

 

MotoGPは日本でも開催されていて、私たちでも世界最高峰のバトルを間近で観戦する事が出来ます!

どのモータースポーツでもそうですが、観戦した事がない方はまず迫力に圧倒されます。サーキットに行く手間や費用など時間やお金が必要ですが、それだけの価値があります!また来年も観に行きたい!と思う事間違いなしです。

私が保証します!

モータースポーツの観戦方法については「モータースポーツ観戦初心者入門」で!(このページは「観戦入門2」)

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 



スポンサーリンク

 

目次著者

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

全日本ロードレース選手権(MFJ SUPER BIKE)とは

Webon紹介目次著者
モータースポーツを観たことがありますか?F1もモータースポーツの一つですがF1以外にも面白いレースはいくつもあります。ルールはもちろん、走る場所・スピード・マシンも違うのです!

「モータースポーツ観戦初心者入門2 ~有名レース編~」はこちらから!

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 

全日本ロードレース選手権「MFJ SUPER BIKE」

▲全日本ロードレース選手権の様子 photo by bluXgraphics(motorcycle de Some rights reserved

 

前のページまでで世界一を争う2輪スプリントレースをご紹介しましたが、最後に日本一を決める全日本ロードレース選手権についてご紹介したいと思います!

 

2輪スプリントレース
モータースポーツの中でも2輪(バイク)でスピードを競うジャンルを「2輪スプリント」と呼ぶ。通常は決められたコースを走り切ったタイムで競う。

▼モータースポーツの種類

 

今回紹介する「全日本ロードレース選手権(MFJ SUPER BIKE)」は、前のページで紹介した「スーパーバイク選手権(SBK)」と同じく市販車ベースのバイクを使用します。

そして日本全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰の2輪ロードレース(バイクで舗装されたコースを走るレース)です。

日本のトップを目指すライダー、その先の世界への挑戦を見据えた日本のトップライダーの戦いも1戦も見逃せない白熱の展開です!

最終戦までもつれ込むチャンピオン争いは一年を通して私たちを楽しませてくれます!

 

クラス

 

全日本ロードレース選手権は、世界選手権「MotoGP」のようにクラスが分かれています。

最高峰クラスの「JSB1000」と呼ばれるクラスをはじめ「J-GP2」「J-GP3」「ST600」と4クラスに分かれています!

 

全日本ロードレース選手権<クラス分け>
JSB1000
J-GP2
J-GP3
ST600

 

JSB1000

▲JSB1000の様子 photo by bluXgraphics(motorcycle de Some rights reserved

 

JSB1000は最新スーパースポーツバイクと日本トップライダーが熱いバトルを繰り広げる日本の最高峰レースです。

今や夏の風物詩として有名な鈴鹿8時間耐久ロードレースにこのレースに参加したチームほとんどが参加する、という他のレースに繋がるようなクラスでもあります。

 

「鈴鹿8時間耐久ロードレース」について詳しくは第3章で!(このページは第2章)

 

J-GP2

 

J-GP2クラスは4ストローク600ccのバイクによるクラスで、同じ600ccで戦うロードレース世界選手権Moto2クラスを見据えたクラスでもあります。

 

4ストローク600cc
4ストロークとは簡単に言えばエンジンの構造の事で2ストロークというのもある(2ストロークの方がパワーが出る)がそれが指定されている、という事。600ccとはエンジンの排気量の事で多いほどパワーが出る。つまりマシンの性能が「4ストローク600cc」に定められている、という事。

 

J-GP3

 

J-GP3クラスは4ストローク250ccのバイクで争われるカテゴリーで、同じ250ccのロードレース世界選手権Moto3クラス直系のカテゴリーになります。MotoGP日本GPでは日本人選手がスポット参戦することもあります。

 

ST600

 

ST600クラスはマシンの性能差が少なくタイヤも同じものを使用する為、ほぼイコールコンディション(公平な状態)で行われるクラスです。

同じ600ccのアジアロードレース選手権SS600クラスと仕様が近く、近年では交流も行われています。

 

 

このようにそれぞれ違った魅力を持つ4つのカテゴリーで成り立つ全日本ロードレース選手権。

過去全日本から世界に旅立った選手もたくさんいらっしゃいます。

将来有望な日本のライダーたちのバトルはレベルも高く、世界でも通用する走りを見せてくれる事でしょう!

 

まとめ

 

この第2章では国内外の有名な2輪スプリントについて書かせていただきました!

300km/h以上出るバイクに生身で跨り、コントロールしつつバトルをするライダーの皆さんはアスリートであり、スーパーヒーローです!

バイクだけではなくライダー同士のプライドのぶつかり合いなどレースは迫力満点!全日本ロードレース選手権はもちろん、世界選手権の「MotoGP」も日本で開催されますので、是非足を運んでみてください!

レースを観に行ってよかった!凄かった!楽しかった!と思っていただけると私は確信しております!

 

『モータースポーツ観戦入門2』目次へ  (全13ページ)

 



スポンサーリンク

 

目次著者

著者:河村大志

関西在住のフリーランスライター。モータースポーツ関係の記事作成、企画立案、取材などを中心に活動しています。幼少期に実家にあるF1のVHSを見てモータースポーツに心を奪われる。出版社での経験もなく、いきなりフリーランスになるという暴挙に出るも、モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない自信がある24歳。趣味はモータースポーツ観戦と音楽鑑賞とギター(下手くそ)。モータースポーツの魅力を様々な側面からお伝え出来ればと思っています!

お問い合わせはこちらから

twitter【河村】https://twitter.com/taishikwmr?lang=ja