『ベトナム・ホーチミン生活入門 ~日本の生活に疲れた方へ~』はこちらから!
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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ホーチミンのタクシー事情
ホーチミン観光の際、移動の手段で最もよく使われているのはタクシーです。
鉄道がないホーチミン市内。
現在市内中心部では日本のゼネコンによって地下鉄工事中ですが、完成予定が2020年なんだそうです。
市内のど真ん中を走る地下鉄部分は予定通り2020年の完成のようですが、ベトナムや韓国の企業が請け負っている中心部を出てからの高架鉄道工事は、既に工期の延期が発表済で開通はいつになるのでしょうか。
それ故、車を持っている現地の方以外の移動手段は、路線バスかタクシー若しくはセオムと呼ばれるバイクタクシーです。
▼セオム(左の2台)
by ePi.Longo
しかし路線バスは地元の人でないと、バス停の位置とか路線の経路が分からないので、かなりの上級者でないと難しいです。
最近ではネットでそれらの情報がゲットできるようですので、バス好きの方ならチャレンジしても楽しいかもですね。
セオムは外務省海外安全ホームページにおいて、以下に挙げるようなトラブルが多いので「利用しないように」とされています。
私的にはバイク目線で見るホーチミン観光が絶対おすすめなのですが、金額交渉などほとんどのドライバーがベトナム語オンリーなので、利用は難しいかも。
▼バイク目線
By 兵庫胡志明倶楽部 – 兵庫胡志明倶楽部, CC 表示-継承 3.0, Link
最近では「クラップ(Grab)」というネットで連絡の取れるセオムも登場して利用がしやすくなってきてはいますが、確かにたちの良くないドライバーも少なくないので、慣れた方でなければ避けたほうが無難ですね。
配車アプリGrab⇒https://www.grab.com/sg/
と言うことは、安心して利用できるのが自然とタクシーになってしまいますね。
このページでは、タクシーを安全に利用するために知っておくといいタクシーの相場と4つのポイントをご紹介します。
タクシーの相場
メーターの数字を1桁間違えて、大金を払ってしまう人もおられるようですが、ベトナムのタクシー代金は安いです。
たまに新米の運転手で、道を間違うこともありますが、それは大目に見てあげてくださいね。
市内をちょこちょこ走るくらいなら500円前後で済みます。
タクシーの相場を少し詳しく述べさせていただくと、ベトナムを走るタクシーには、ふつうのセダン車(4人まで利用)と7人まで利用できる大き目の車種があります。
ベトナムの大手タクシー会社「ビナサンタクシー社」の場合の金額は、5シート車(最大4人利用)では初乗り料金(700メートルまで)11,000ドン(約55円)。
700メートル以降1キロメートル当たり15,000ドン(約75円)、31キロメートル以降1キロメートル当たり12,500ドン(約62円)、待機料金は3分間当たり2,000ドン(約10円)となっています。
8シート車(最大7人利用)での初乗り料金(700メートルまで)は5シートと同様に11,000ドン(約55円)、700メートル以降1キロメートル当たり16,000ドン(約80円)、31キロメートル以降1キロメートル当たり14,500ドン(約72円)、待機料金 3分間当たり2,000ドン(約10円)です。
5シート | 項目 | 8シート |
約55円 | 初乗り(~700m) | 約55円 |
約75円 | 700m~(1㎞当たり) | 約80円 |
約62円 | 31㎞~(1㎞当たり) | 約72円 |
約10円 | 待機(3分当たり) | 約10円 |
約150円 | 2㎞利用した場合 | 約160円 |
※レートは1ドン=約5円で換算。 【日本のタクシー相場(参考:日本交通株式会社)】初乗り(1.052km)410円、その後237m毎に80円。
他のタクシー会社も、多少の違いはあるようですがほとんど変わりません。
ベトナムドンは単位も大きくて分かりにくいのですが、お金のことですので、自己責任としてしっかりと把握しておきましょう。
※ベトナムドンなどの基本情報は「はじめに」で紹介しています!
安全にタクシーを利用するための4つのポイント
1 メーターのあるタクシー
外国からの観光客とみると、ぼったくるような悪徳タクシーがあるようです。
私はホーチミンに住んで8年ほどになりますが、幸いなことにそのようなタクシーに遭遇したことはありません。
でも話はよく聞くので、注意しないといけませんね。
特に良く聞くのが空港から乗るタクシー。
観光で訪れた方は距離的な感覚と金額の相場がわからないので、高い金額を請求されても払ってしまうようです。
まず注意するのは、絶対にメーターのあるタクシーに乗ることです。
そしておかしな雰囲気を感じたら、あからさまにタクシーに貼ってある車両ナンバーと運転手の名前&タクシー会社の名前と電話番号を控えるようにしましょう。
そのような行為をするだけでも、ぼったくりを防ぐ抑止力になります。
2 大手タクシー会社
ベトナムでは、様々なタクシー会社や個人のタクシーが走っています。
その中で、ホーチミン市において比較的安心して利用できる大手のタクシー会社は、ビナサン(Vina Sun)タクシーとマイリン(Mai Linh)タクシー、ビナ(Vina)タクシーも大丈夫だと思います。
▼ビナサン(Vinasun)
(出典:http://www.vinasuntaxi.com/taxi-4-cho)
▼マイリン(MaiLinh)
(出典:https://mailinh.vn/)
▼ビナ・ヴィナ(Vina)
(出典:http://vinataxi.vn/en/)
車のドアの側面に、社名と電話番号が書いてあるので、確認してから乗り込みましょうね。
3 ホテルや商店施設で呼ぶ
タクシーの利用方法は日本とさほど変わりませんので、手を挙げれば止まってくれます。
もし、なかなか路上でタクシーが拾えないときは、ホテルや商店施設などの前にタクシー会社のスタッフがいるので、タクシーといえば自分の会社のタクシーを呼んでくれます。
そのような場所にいるのはたいていビナサンのスタッフなので、安心です。
4 メモで行先を伝える
タクシーでのトラブル・・・というか日本人の方はトラブルと言うのですが、実際は双方の意思の食い違いから発生する、ただの勘違いが多いようです。
たとえばタクシーに乗って行き先を告げる時、ご自分では通じていると思っても、運転手は全然違う場所だと思っていることも少なくありません。
ベトナム語の発音は難しく、なかなか通じないんですよね。
それ故、必ず行き先の住所を書いたメモを持つことをおすすめします。
ホテルや各商店そしてレストランなどでは必ずショップカードがあって、それに住所が書いてあります。
それとガイドブックの地図を見せる人がいるようですが、何故か多くのベトナム人の運転手さんは、地図が読めません。
タクシーを利用する前には行き先の住所を調べておくことが不可欠で、トラブル防止になります。
以上、ホーチミンやベトナムで安全にタクシーを利用する為に知っておくといい事でした。次のページではベトナム人女性の服装やその値段について解説をしていきます。
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はじめに
第1章 生活の基本
第2章 生活を楽しむ
第3章 地元グルメ
著者:五百井飛鳥
2011年にベトナムのホーチミンに移り住み、現在ホーチミン近郊の片田舎で愛犬と一緒にのんびりと過ごしています。ストレスに溢れた日本と違い、素朴で大らかなベトナム人の皆さんに包まれて、本当の自分として生活をしています。大陸の風を感じながら過ぎ行く時間を楽しみ、にせもの女性ということも忘れて自分らしく生きています。
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