KANおすすめの名曲【バラード・ミディアム編】

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KANさんは200万枚を超える大ヒット曲「愛は勝つ」で有名ですが、この曲はKANさんのほんの一面に過ぎないのです。ファン歴30年がKANさんの魅力を人柄・ライブ・楽曲に分けて徹底解説!

『KAN』入門 ~「愛は勝つ」だけじゃない!天才であり変態!類まれなソングライター~はこちらから!

著者:しあ

40代後半女性。KANのファン歴30年。1988年「BRACKET」を聴いて感動したのが出逢い。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。

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KANさんの楽曲には、様々なテイストのものがあり、その才能の豊かさに驚かされます。

この章では私の個人的主観で、

【バラード・ミディアム編】
【ポップ編】
【おふざけ・変態・自虐編】
【オマージュ編】
【コラボ編】

と5つにジャンル分けしてぜひ聴いていただきたい楽曲をご紹介したいと思います。

まず、バラード、ミディアムナンバー(少しテンポの早いバラード)からご紹介します。

 

① Songwriter

 

この曲は本当に素晴らしく、KANさんの曲の中でも私の中でベスト5に入ります。
ピアノが奏でるイントロの美しさに心をつかまれます。

 

I’m a songwriter  ピアノを叩き 繰りかえす表現のみが唯一存在の意義です

引用:KAN「Songwriter」作詞作曲 KAN

 

歌詞からも人生観が感じられるこの曲は、KANさんを代表する1曲だと思います。

また、この曲はKANさんがリスペクトするビリー・ジョエルの「Piano Man」へのオマージュではないかと思います。

▼ビリー・ジョエル「Piano Man」

 

KANさんはもともと「誰々っぽい曲を創りたくて創ったんです~」という事が多いです。

確かに似ているけれど、アーティストへのリスペクトが感じられつつ、きちんとKANさんの曲になっている。それがKANさんの素晴らしさです。

▼「Songwriter」収録アルバム「TIGERSONGWRITER」(画像クリックで商品詳細へ)

 

② よければ一緒に

 

この曲も、ファンの間で人気の高い曲で、私も大好きな1曲。

「よければ一緒に」というタイトル。

決して、押しつけがましくなく「よければ」というところに、KANさんの人柄、やさしさが表れていると思います。

 

よければ一緒に その方が楽しい

引用:KAN「よければ一緒に」作詞作曲 KAN

 

本当に詩の内容が素晴らしい。

とてもほのぼのとした曲で、ほぼ同じメロディーの繰り返しですが、どんどん高揚していくんです。

ライブでは曲後半にKANさんが「はいっ」と言って、会場みんなで「ラララ~」の合唱をする曲でもあります。

CDにもこの「はいっ」は入っています。

この曲を聴けば、KANさんの人柄がわかるのではないかと思います。

▼「よければ一緒に」収録アルバム「弾き語りばったり ♯19 今ここでエンジンさえ掛かれば」

 

③ カレーライス

 

彼女、もしくは奥さんとケンカをして、女性の方が家から出て行ってしまった。

冷蔵庫のカレーを温め直して待つ。

外に探しに行ったら、やっぱりいつもの河原で待っていた。

手をつないで家に帰り、残り物のカレーを二人で分け合って食べる。

 

作りすぎたカレーを翌朝食べるように 一度冷めて また温めて それでいい

引用:KAN「カレーライス」作詞作曲 KAN

 

けんかした二人の仲直りをカレーになぞらえて歌った、KANさんの詩の深さが感じられる1曲なのです。

▼「カレーライス」収録アルバム「la RiSCOPERTA」

 

④ 安息

 

この曲では、Mr.Childrenの桜井和寿さんが作詩を手がけています。

KANさんには歌詞がなかなかできないという弱点があり、詩の完成に何年もかかることがあるそうです。

この曲も曲は先に出来ていましたが、詩がなかなかできなくて、ライブなどでは全編「ラララ」で歌っていました。

でも「お客さんも、それじゃたまったもんじゃないな(笑)」と、KANさんは思ったそう。

 

とてもいい曲になりそうな予感がしていたので「桜井さんなら、きっといい歌詞を書いてくれるんじゃないか?」と思い依頼したところ、素晴らしい歌詞を書いてくれたとの事。

歌詞だけ見ると、Mr.Childrenの歌かな、と感じられる桜井さんっぽい詩。

桜井さんの詩と、KANさんの曲とのコラボで生まれた、人生の重みを感じる名曲です。

▼「安息」収録アルバム「6×9=53」

 

⑤ Regrets

 

Regrets = 後悔、のタイトル通り、過去の様々な出来事を、英語を交えて歌っています。

KANさんの、初期の名曲と言える失恋ソング。

洋楽テイストの曲調と、KANさんのあまり流暢ではない英語の発音が、何だかせつなさを感じさせ、KANさんの歌声との相乗効果で哀愁が感じられる1曲です。

KANさん曰く、詩の中に5人の登場人物が出てくる曲。

登場人物の5人を巡っては、さまざまな解釈の仕方があります。

ぜひ、ご自身でそれを確かめてほしい1曲です。

 

けやき通りがいろづく頃

引用:KAN「Regrets」作詞作曲 KAN

 

「けやき通り」はおそらく福岡のけやき通りを指していると思います。

KANさんは福岡出身ですし、この曲が収録されている「野球選手が夢だった」には「青春国道202」という、福岡の国道をタイトルにつけた曲もありますので。

私は、昔、初めて福岡のけやき通りを通った時に「ここがKANさんの歌のけやき通りか~」と感動しました。

▼「Regrets」収録アルバム「HAPPY TYTLE -幸福選手権-」

 

⑥ 50年後も

 

愛する人との50年後を想像した曲。

10代の人にとって50年後はまだ60代ですけど、50代の人にとって50年後の人生はどうなっているかわかりません。

暖かなメロディーで歌われる、歌詞の重みをかみしめながら聴いてほしい1曲。

▼「カレーライス」収録アルバム「la RiSCOPERTA」

 

⑦ プロポーズ

 

KANさんの優しさあふれるプロポーズソング。

「プロポーズ」といったタイトルから、とてもおしゃれな感じを想像してしまいそうですが、決しておしゃれなキラキラの歌ではありません。

とってもほのぼのとした落ち着く日常を切り取った詩の世界。

 

いますぐじゃなくてもいいから 思いきって僕のとこにおいで

引用:KAN「プロポーズ」作詞作曲 KAN

 

こんな人と結婚したら絶対に幸せな日々を送れそうです。

▼「プロポーズ」収録アルバム「ゆっくり風呂につかりたい」

 

以上、KANさんのおすすめ名曲の【バラード・ミディアム編】を紹介しました。

次のページではKANさんのポップな名曲についてお伝えします。

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40代後半女性。KANのファン歴30年。1988年「BRACKET」を聴いて感動したのが出逢い。ライブが大好きで今まで行ったライブは数百本。

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KANさんの経歴を紹介 【誕生~「愛は勝つ」でブレイク~留学から帰国】

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KANさんは200万枚を超える大ヒット曲「愛は勝つ」で有名ですが、この曲はKANさんのほんの一面に過ぎないのです。ファン歴30年がKANさんの魅力を人柄・ライブ・楽曲に分けて徹底解説!

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このページではKANさんの経歴を紹介いたします。

経歴を紹介する中でザ・ビートルズとビリー・ジョエルの事に触れていますが、KANさんの音楽においてその存在が外せないからです。

 

KANさんの簡易年表

▼このページで紹介する主な出来事

出来事
1962年 誕生
1978年頃 ビリー・ジョエルと出会う(当時高校生)
1987年 「テレビの中に」でレコードデビュー
1990年 「愛は勝つ」収録アルバムリリース
1999年 結婚
2002年 フランスで音楽学校に通う
2004年 帰国

 

KANの経歴

誕生~10歳の頃

 

KANさんは1962年福岡県福岡市生まれです。

「かん」という名前は本名で「和」と書いて「かん」と読みます。

本名は木村和「きむらかん」です。

本名でデビューしたかったそうですが、読み間違いの可能性などの理由で「KAN」となったそうです。

 

幼稚園の頃からオルガンを学び、小学校に入学してからはクラシックピアノを習い始めます。

10歳の頃には、少年野球のチームに所属し野球でも活躍。

(ちなみに、この頃の将来の夢が野球選手だったかどうかは定かではありませんが、後に「野球選手が夢だった」というアルバムをリリースします。このアルバムに収録されていた「愛は勝つ」が、国民的大ヒットとなったのです。)

 

中学~高校 <ビリー・ジョエルと出会う>

 

中学校に入学すると自宅の近所にレコードショップが開店し、ずっと欲しい欲しいと思っていたザ・ビートルズのレコードを購入。中学生の頃は、ほぼザ・ビートルズばかり聴いていたそうです。

 

KANさんは、ビリー・ジョエルをリスペクトしています。

 

ビリー・ジョエル

1949年生まれ。アメリカ出身のシンガーソングライター。全世界で1億5000万枚以上のレコード・セールスを記録。1973年にリリースのアルバム「ピアノ・マン」が大ヒットとなる。

▼「ピアノ・マン」公式MV

 

高校生の時、友達が持っていたアルバム「52nd Street」を借りて聴いたのがビリー・ジョエル作品との出会い。「なんだこの音は!」と、大きな衝撃を受けたそうです。

▼1978年リリースアルバム「52nd Street」(画像クリックでamazon primeで視聴可能。

ビリー・ジョエルの「52nd Street」は、KANさんの人生において大きな影響を与えた一枚なのです。

 

KANさんの楽曲を聴けばビリー・ジョエルの音楽が、KANさんの音楽の基になっていることが感じられます。

KANさんの音楽や話などから、ビリー・ジョエルへのリスペクトがとても感じられるし、KANさんは「日本のビリー・ジョエル」と思える存在です。

 

ビリー・ジョエルの音楽が基になっていることがわかる楽曲は第3章で紹介!
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大学~デビュー

 

法政大学に進学するため福岡から上京したその足で、ビリー・ジョエル日本公演のチケットを購入。

その一週間後に行われた日本武道館でのビリー・ジョエルのコンサートは「自分にとって音楽家への志を更に強くしたものだった」との事。

1987年に4月25日に「テレビの中に」でレコードデビュー。

▼「テレビの中に」(画像クリックで商品詳細へ)

 

当時は、KANさんはまだそんなに知られていなくて、ひっそりとデビューしていた気がします…。私は、2枚目のアルバム「No-No-YESMAN」に収録されている「BRACKET」を、テレビで歌っている姿を見たのが、KANさんとの最初の出逢い。

 

 

印象的なピアノのイントロ、激しくピアノを弾く姿、間奏でのスキャットなど、とても音楽センスを感じて、引き込まれました。

 

「愛は勝つ」がヒット

 

1990年に、5枚目のアルバム「野球選手が夢だった」をリリース。

▼「野球選手が夢だった」(画像クリックで商品詳細へ)

このアルバムに収録されていた「愛は勝つ」が、ラジオ局のヘビーローテーションに起用されたり、徐々に評価をされ始めていたところ、山田邦子さん出演の大人気テレビ番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」のテーマソングに起用されました。

それにより全国に知られ国民的大ヒットとなり、1991年の日本レコード大賞では大賞を受賞しています。

 

結果的にKANさんの出世作となったアルバム「野球選手が夢だった」。

このアルバムには「愛は勝つ」も収録されていますが、このアルバムは「愛は勝つ」が注目され大ヒットする前にリリースされています。

このアルバムは、本当に名曲ぞろいの素晴らしいアルバムなのです。

「愛は勝つ」が大ヒットする前に創られているアルバムなので、その事を踏まえて聴くと、よりKANさんの魅力、素晴らしさを感じられるのでは、と思っています。

本当に名曲ぞろいなので、KANさんの才能が感じられると思います。

「売れるべくして売れた」と思います。

認められる人はやはり認められるのだと思いました。「愛は勝つ」が大ヒットしたおかげでこのアルバムが多くの人に聴かれることになったので、とてもよかったと思っています。

 

結婚、音楽学校へ

 

その後も、コンスタントにアルバムをリリースしライブを行い、1999年にはバイオリニスト早稲田桜子さんと結婚。

▼早稲田桜子さん

 

KANさんは2002年には、クラシックピアノを基礎から勉強しなおすためにフランスへ移住し、音楽学校へ通います。

私はこの事にとても驚いたのと同時に、音楽活動を休止して渡仏し勉強する姿勢を「とても素晴らしいな」と思いました。

また、ピアノ留学以外の理由として「フランス人になるという夢を叶えるため」という、ふざけたコメントを出したのもKANさんらしいな、と思いました。

こういったおかしなことを言うのがKANさんという人なのです。

 

帰国後の活動

 

2004年に帰国してからは精力的に活動。

KANとしてのソロ活動だけではなく、いろいろなアーティストとのコラボレーションも。

 

コラボ楽曲は第3章で紹介!
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また、ロックやポップスだけではなく、弦楽器の譜面も書けるKANさん。弦楽四重奏のアレンジを自ら行ったセルフカバーアルバムも発売、ライブも行うなど才能豊かな人なのです。

▼弦楽四重奏のアレンジを自ら行ったアルバム「la RINASCENTE」(リンク先で視聴可能)

KANさんは音楽は本当に素晴らしく、聴けば聴くほど天才だと思います。

と、同時に詩の内容から変態(いい意味で)だと思うことも多々あります。

次のページではKANさんのキャラクターを紹介します。なぜ、KANさんを「天才であり変態」だと思うのかお伝えします。

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KANとは ~稀有な存在のソングライター~

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KANさんは200万枚を超える大ヒット曲「愛は勝つ」で有名ですが、この曲はKANさんのほんの一面に過ぎないのです。ファン歴30年がKANさんの魅力を人柄・ライブ・楽曲に分けて徹底解説!

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KANとは ~基本情報~

名前 KAN
本名 木村 和(きむら かん)
生年月日 1962年9月24日
出身地 福岡県福岡市
デビュー年/曲 1987年4月アルバム『テレビの中に』でデビュー。
1990年9月にリリースされた8枚目シングル「愛は勝つ」がフジテレビ系「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」の挿入歌として人気を博す。累計売上201.2万枚を記録(1991年度オリコン年間3位)。1991年には第33回日本レコード大賞を受賞し、同年の紅白歌合戦にも出場。


▼『よければ一緒に』PV

 

「愛は勝つ」という国民的大ヒット曲を持つKANさん。

KANさんの名前は知らなくても「愛は勝つ」という楽曲は、多くの人が知っているのではないでしょうか。

この曲が大ヒットしてから、もう30年近くなりますので、当時のことを知らない若い世代の方はKANさんの事をよく知らないかも知れません。

また、あまりにも「愛は勝つ」が大ヒットしすぎて、KANさんの他の楽曲やKANさんというシンガーソングライターそのものについてもよくわからない、という方もいるかと思います。

 

日本の「ビリー・ジョエル」「天才であり変態」

 

私はKANさんの事を「日本のビリー・ジョエル」「天才であり変態」と思っています。

「変態」という言葉はいい意味で使っています。

大ヒット曲があるとそれに縛られて本来の自分が出せなくなることもあるかと思います。ただ、KANさんには「大ヒット曲の呪縛」というものがなく、自由に様々な楽曲を生み出しています。

「愛は勝つ」が、KANさんの全てではありません。

他の曲を知ることで「こんな素晴らしい曲があったのか」と、KANさんの才能に気づかされるかと思います。

KANさんを知れば知るほど「愛は勝つ」が、KANさんの一面にしかすぎないことがわかることでしょう。

KANさんはビリー・ジョエルとの出逢いで、本気で音楽を志すようになりました。KANさんは自らが尊敬するビリー・ジョエルのように、とてもピアノが上手で、ピアノ一本で音楽を伝えられる人です。

 

ビリー・ジョエル

1949年生まれ。アメリカ出身のシンガーソングライター。全世界で1億5000万枚以上のレコード・セールスを記録。1973年にリリースのアルバム「ピアノ・マン」が大ヒットとなる。

▼「ピアノ・マン」公式MV

 

ピアノをさらに勉強するために音楽活動を一時休止し、フランスへ留学していたこともありました。

その際には「フランス人になりたいという夢を叶えるため」という、KANさんらしいユーモア溢れるふざけたコメントも残しています。

実はKANさんは、とっても遊び心満載のエンターテインメント精神溢れる人なのです。

 

 

エンターテインメント精神溢れる人物

 

ライブは「弾き語り編」「バンド編」の2種類に分かれています。

弾き語り編は、KANさんのピアノ1本でライブ(またツアー)が行われます。

バンド編では多くの趣向を凝らし、バンドメンバーと共にエンターテインメント性の高いステージを繰り広げています。

衣装に凝っていることでも有名。

でも、奇抜な衣装や、ちょっとしたおふざけがあっても、KANさんの基礎には素晴らしい音楽センスがあるから、何をやっても許されるのです。

▼奇抜な衣装の例

 

KANさんは、アーティストの友達も多く、若い世代のアーティストからはリスペクトされている存在。

 

KANさんをリスペクトするアーティストの例

Mr.Childrenの桜井和寿/TRICERATOPSの和田唱/山崎まさよし/ASKA(CHAGE and ASKA)/スターダスト・レビュー/杉山清貴/馬場俊英/などなど…。KANさんの仲間については詳しくは第1章にて紹介!

 

お互いのライブに参加したり、コラボ楽曲などもあります。

KANさんがいろいろなことをしているので、スターダスト・レビューの根本要さん※からは「才能の無駄遣い」と言われています。

また、KANさんは、中国語、イタリア語、フランス語も勉強していて、日常会話には困らないほど。

旅行にもよく行っていて、ラジオ番組では旅先でのエピソードや、現地で買ったCDなどをかけたりしています。

 

スターダスト・レビュー根本要

スターダスト・レビューの代表曲はシングル売上約15万枚の『木蘭の涙』。カルピスのCMに『夢伝説』が起用され世間に広く認知された。デビュー35周年を迎えた現在も年間70本を超える全国ツアーを展開してる。根本要は同バンドのボーカル。(関連;『スターダスト・レビュー入門』(全14ページ)

 

筆者とKANの出逢い

 

私が初めてKANさんを知ったのは、1987年のセカンドシングルでありアルバム「No-No-YESMAN」にも収録されている『BRACKET』という曲です。

▼「BRACKET」

 

NHKの人気音楽番組「JUST POP UP」でピアノを弾きながら歌っているのを見て「めちゃめちゃいい曲!」と感動しました。

イントロ、間奏にたっぷりピアノが使われていて、その軽快さ美しさに一目ぼれ、というか一聴ぼれしたのです。ボーカルはもちろん間奏のスキャットが新鮮で、激しく足を動かしながらピアノを弾く姿もとても印象的でした。

 

スキャットとは

主にジャズで使われる歌唱法で「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」など意味のない音を即興的につないで歌うこと。

▼スキャットで有名な楽曲。スキャットマン・ジョン『スキャットマン』

 

すぐにアルバムを買って聴きこみましたが、この頃のKANさんは、まだそんなには世間に知られていませんでした。

後に「愛は勝つ」が大ヒットした時に、「才能がある人は、やはり世の中に出ていくのだな~」と思いました。

このWebonでは類まれなる才能の持ち主で、稀有な存在であるKANさんの魅力についてお伝えしたいと思います。

まず第1章では4ページにわたって、KANさんの人柄について紹介します。次のページではKANさんの経歴を紹介します。

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