King Gnu入門 〜全人類必聴の歴史的革命バンド〜 【メンバーと軌跡編】はこちらから!
はじめに
第1章 軌跡
第2章 常田大希
第3章 井口理
第4章 勢喜遊
第5章 新井和輝
著者:渡辺和歌
1970年生まれ。音楽を愛して40年。中学時代は『ベストヒットUSA』を欠かさずチェック。当時の洋楽ヒット曲をラジオから録音しお気に入りのカセットテープを作成。ビートルズのアルバムは全て揃え『イエロー・サブマリン』などのビートルズ映画上映会にも欠かさず参加。中森明菜さんのファンで歌詞を耳コピして書き起こしていた。中島みゆき、中森明菜、尾崎豊、サカナクション、大島保克、元ちとせにも傾倒。King Gnuを聴いて生き方が変わるほどの感銘を受ける。現在はラジオやテレビ出演、SNSやライブなどでチェックしKing Gnuを追いかけている。
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この章ではKing Gnuの軌跡を【Srv.Vinci時代~インディーズ時代】【『Flash!!!』~『Prayer X』】【メジャーデビュー後】と3ページに分けてお伝えします。
このページではKing Gnuのメジャーデビュー後の活動についてお伝えします。
▼赤い矢印のところを本ページで解説
年表 ~メジャーデビュー後~
年月 | 出来事 |
2019年1月 | 『Sympa』発売 |
2019年1月 | ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』放送(主題歌『白日』) |
2019年2月 | 『白日』発売 |
2019年2月 | 『Mステ』初出演 |
2019年3月 | ワンマンライブ『Sympa』初全国ツアー |
2019年4月 | ラジオ『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)』開始 |
2019年4月 | ラジオ『PERIMETRON HUB』開始 |
2019年4月 | 『Mステ』2回目出演 |
※2015年~2019年4月までの全体年表はこちらのページ
2019年『Sympa』でメジャーデビュー
▲『Sympa』(画像クリックで商品詳細へ。聴き放題無料体験有)
2019年1月、2枚目のアルバム『Sympa』(シンパ)でソニー・ミュージックレーベルズ傘下のアリオラジャパンからメジャーデビューを果たしたKing Gnu。
2018年9月リリースのファーストシングル『Prayer X』は、人気アニメのタイアップもありながら何とインディーズだったのです。
すっかり”ヌー沼”にハマっていた私は、『Prayer X』の時点で少なくとも日本中の人がKing Gnuを聴くだろうと確信していましたが、まわりを見渡すとまだ温度差がありました。
発売日の数日後に近所のCDショップに行っても『Sympa』の取り扱いはなかったのです。
今になって冷静に考えると、たしかに新人バンドのメジャーデビューアルバム。いきなり田舎の小さなCDショップにまで流通が行き届くとは限りません。ネットで購入する方法もあります。結局、妙な現場主義を貫き、確実に入手可能とアナウンスのあったお店で購入しました。
行くところに行けば、ちゃんと熱く盛り上がっている状況。それだけは大きな街のCDショップで確認し、いざ『Sympa』です。楽曲の解説はあとのお楽しみに取っておきますが、これは歴史的な名盤!とクラクラしました。ますますシンパ(共鳴者)になったことは言うまでもありません。
『Sympa』のライブツアーに参加した筆者の体験
少し話はそれますが、筆者の『Sympa』のライブに参加した時のお話をさせていただきます。(King Gnuの軌跡だけ知りたい!という方は文中下記の「『白日』が連続ドラマの主題歌に」という見出しまでスクロールいただければと思います。)
『Sympa』にはワンマンライブツアーの「チケット先行抽選申し込み」なるものが封入されていたのです。年齢(40代後半)や仕事を言い訳にして、前世の記憶になるほど遠ざかっていたライブ……。体力的・精神的に本当に行けるのだろうか?という不安がありました。
いや、歴史的革命バンドKing Gnuのライブです。しかも局所的には騒がれているのに、まだメジャーデビューを果たしたばかりというタイミング。この先は大きなライブ会場になるだろうし、間近で歴史的名盤『Sympa』を中心としたライブを観られるなんて、私にとってはラストチャンス!
普通なら1秒もかからず済ませる話に、歴史を持ち出さないと決心がつかないほど考え抜き、ようやくライブのチケット抽選に申し込みました。それなのに結果は落選。今どき携帯電話も持っておらず、SNSもとっくの昔に使わなくなっていた私ですが、パソコンで傍観だけはしていました。
ライブチケットの抽選に当選・落選と一喜一憂する人々の気持ちがようやくわかったのです。ライブに行くか?行かないか?で悩んでいたのに、抽選に落ちると、考えることはどうやったらライブに行けるのか?でした。次々と申し込んでは落選の繰り返し……。
もちろんライブチケットの高額取引はいけません。ただ仕事の都合などで、どうしてもライブに行けなくなる人もいます。代金と同額の個人的なチケットのやり取りなら問題はないでしょう。実際SNSにはチケットを譲ります・探していますという情報が乱れ飛んでいました。
これはもう、何十年ぶりにSNSを再開するしかありません。ライターとして本当に書きたいことを仕事にするなら、SNSくらいしていないと。そんなタイミングも重なりました。人生が変わったわけです。大げさですが。
おかげさまでものすごくやり取りがテキパキとした誠実なKing Gnuファンの方にチケットを譲っていただきました。”ぼっち参戦”(ひとりぼっちでライブに行くこと)を予定していましたが、追加公演のチケットを2枚。
「King Gnuのライブに行ける!」、抽選に落ちまくっていたので、このときの感動は天井を突き破って宇宙の果てまで飛び上がるほどの勢い。もはや確実に存在するとしか思えない、偉大なる存在に「ありがとうございます!」と大声で叫びそうになりましたが、どうにかこらえました。
さて冷静になって、もう1枚のチケットをどうするか?です。King Gnu初めての全国ツアーは本公演が9か所、追加公演が2か所、計11か所で開催されました。私はこの追加公演のチケットを2枚譲ってもらっていたわけですが、「1枚は本公演と交換」という方法が思い当たりました。
そうか!SNSで「交換してください」と発信すればいい!と気づいたのです。ライブに行き慣れ、SNSを日常的に使いこなしている方からすると、「何をもたもたしているの?」と謎ばかりでしょう。ところが当の本人にとっては人生が変わるほど思いきった行為でした。
紆余曲折を経て、本公演にも行けることになったのが、ライブの2日前。天井を突き破るほど感動……のくだりはこの際、省略します。結果的に、本公演と追加公演の2回とも、素敵な方々とお会いでき、最高のライブを堪能することができました。
King Gnuファンの皆さんは何らかの才能が異様に高く、個性的で愛にあふれた方ばかり。ヌーの群れに実際に紛れると、King Gnuの音楽に触れたときのような圧倒的なパワーを受け取ります。そこも含め、ライブの楽しみ方は別項目でご紹介するとして、脱線した話を元に戻しましょう。
『白日』が連続ドラマの主題歌に
▲『イノセンス 冤罪弁護士』日本テレビ土曜22時より2019年1月~3月放送(画像クリックで商品詳細へ)
2019年1月、アルバム『Sympa』によるメジャーデビューの3日後に始まったのが、坂口健太郎さん主演の連続ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』。その主題歌が『Sympa』未収録の新曲『白日』でした。デビュー直後の大抜擢。この『白日』がきっかけでKing Gnuを知った方も多いでしょう。
▼『白日』MV
畳みかけるように『Sympa』に収録されている『Sorrows』がアサヒ ドライゼロスパークのCMに起用。
▼アサヒドライゼロスパーク CM『Sorrows』
さらに『Hitman』がテニスプレイヤー大坂なおみ選手出演のANAグローバルCMに起用されました。
▼ANAグローバルCM『Hitman』
『Sympa』が歴史的名盤であることは、もはや周知の事実!
Mステ出演・ラジオ開始
さらに『ミュージックステーション』への2回の出演でKing Gnuのシンパ(共鳴者)が激増し、ヌーの群れが確実に巨大化しました。
2019年4月には『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)』、クリエイティブチームPERIMETRON(ペリメトロン)としての常田大希さんと佐々木集さんによる『PERIMETRON HUB』(ペリメトロンハブ)という2つのラジオ番組も始まりました。
バカリズムさんがMCを務める音楽番組『バズリズム02』でも「King Gnuはバズる!」とさんざん煽られていましたが、結果的にそのとおりになっています。
しかもこのWebonを執筆している最中に、平成から令和へ、本当に時代が変わりました。まだまだこれから!ということでしょう。
以上、King Gnuの軌跡についてお伝えしました。
続いて第2章です。歴史的な革命を起こし続けているKing Gnuのメンバー4人についても掘り下げていきます。
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はじめに
第1章 軌跡
第2章 常田大希
第3章 井口理
第4章 勢喜遊
第5章 新井和輝
著者:渡辺和歌
1970年生まれ。音楽を愛して40年。中学時代は『ベストヒットUSA』を欠かさずチェック。当時の洋楽ヒット曲をラジオから録音しお気に入りのカセットテープを作成。ビートルズのアルバムは全て揃え『イエロー・サブマリン』などのビートルズ映画上映会にも欠かさず参加。中森明菜さんのファンで歌詞を耳コピして書き起こしていた。中島みゆき、中森明菜、尾崎豊、サカナクション、大島保克、元ちとせにも傾倒。King Gnuを聴いて生き方が変わるほどの感銘を受ける。現在はラジオやテレビ出演、SNSやライブなどでチェックしKing Gnuを追いかけている。
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