『利尻島観光入門』はこちらから!
第1章 利尻島観光の基本
第2章 利尻島のウニの魅力
第3章 利尻昆布の魅力
第4章 利尻島の観光おすすめスポット15選
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから
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このページから第2章。3ページにわたり利尻島の名産である「ウニ」についてご紹介していきます。読めばもっとウニを美味しく食べられるはずです。
利尻島のウニの魅力とおすすめウニレシピ
(出典:りしぷら)
「ウニは好きですか?」こう聞かれたときに、みなさんはなんと答えるでしょうか。
3年前の私の答えは
「嫌いです。一生食べなくてもいい。何が美味しいのか全然わからない」
でした。
そして、今ならこう答えます。
「利尻のウニは大好きです」と。
このページでは私のウニ嫌いを変えた、利尻のウニの魅力についてご紹介したいと思います。
利尻島のウニの魅力
▲利尻島でとれたウニ
ウニの味は、ウニが何を食べて成長したかで決まります。
「美味しいものを食べた分だけ、ウニは大きくなり味も良くなる」というシンプルな図式ですね。
利尻山の内部に浸透した雪や雨は、長い年月をかけてミネラルを豊富に蓄えた
湧水となり、島周辺の海に流れ込みます。(山の地中の成分がミネラルの元になっています)
そのため他の海域に比べてもミネラルの含有量が多いのです。
その海で育った利尻昆布なので、当然カルシウムやカリウムなどのミネラルがたっぷりなのです。
▼利尻昆布
(出典:りしぷら)
他にも利尻昆布には各種ビタミンや食物繊維、ヨウ素、フコイダンなども豊富に含まれていて、栄養の宝庫。
そんな栄養たっぷりの「利尻昆布」を利尻のウニは食べて成長しています。だから利尻島のウニは、甘みと旨みがたっぷりつまった極上の味になるのです。
ウニの食感やクセが苦手だった私ですが、利尻島に来てはじめて新鮮なウニを口にしてその甘さとまろやかさにノックアウトされました。
「ウニってこんなに美味しかったんだなー」と、感動すら覚えるほど。
その魅力に完全敗北でした。
利尻島民はウニを食べまくれる?
島への転勤が決まった時、周りから「ウニがいっぱい食べられるね。良かったね。」と、よく言われました。
その頃の私はまだウニ嫌いだったので嬉しくなかったのですが、一般的には「島民=ウニがたくさん食べられる」というイメージがあると思います。
ところが、実際にはそうではありません。
島民であっても他の方と同様にその日に決められた価格(市場に出る価格)で購入しなければいけません。
もちろん漁師さんの関係者であれば多少の恩恵はあるかもしれませんが、高値で販売される商品なのでそうそう気軽に食べられるわけではないのです。
地元民の絶品おすすめウニ料理レシピ3選
▲利尻島の海岸
1 ウニのお味噌汁
ウニでお味噌汁を作ると聞いたとき最初に思ったのは
「えー、もったいない。」
でした。
せっかくのウニの美味しさが薄れてしまう、と思ったんですね。でも実際に食べてみると美味しいのです。
お味噌汁だけではなく、お吸い物にしても美味しくいただけます。作り方は簡単。
① 利尻昆布でしっかりダシをとり
② 長ネギとウニをいれます。
野菜はアクセント程度なので玉ねぎやニラでも良いと思います。
③ あとは塩やしょうゆで味を整えてお吸い物にするか、ウニの風味を逃がさない程度にほんのり味噌を加えお味噌汁にするかお好みで。
利尻昆布から出る美味しいダシに、ウニの甘みと風味が加わった、何とも贅沢な一品なのです。
2 ウニの炊き込みご飯
ウニの風味がしっかりとしみこんだ絶品ご飯です。
米1合に対し利尻昆布でとったダシ汁180cc、しょうゆ(薄口がおすすめ)・酒、大匙(おおさじ)各1杯を目安に、お好みで味を整え炊飯器で炊くだけ。
ウニは通常売ってる瓶詰めのウニが30グラム~40グラムなので、そのくらい入れれば十分風味がでます。
もちろん多ければ多いほど風味たっぷりですが、何といってもお高いので!
ご飯が炊き上がり炊飯器のふたを開けた瞬間ふわーっと良い香りがたちこめ、幸せな気持ちになれます。
香りから美味しくて、食べると風味と甘みがあってやさしくて美味しい。
それが「ウニの炊き込みご飯」なのです。
3 ウニの天ぷら
ウニの天ぷらに蒸しウニではなく、生ウニを使うと聞いて最初はびっくりしたのですが、全然大丈夫でした。(「生の状態だと衣がつきにくく溶けやすいのではないか」と思い、驚きました)
生ウニを海苔で巻いて、衣をつけてさっと揚げるだけ。
お好みで塩やわさび醤油をつけても良いのですが、私はそのまま食べていました。
揚げたウニは旨みが凝縮するので、それだけで立派な味付けになります。揚げたては絶品中の絶品。
一度食べたら忘れられない、極上の味なのです。
利尻島のウニを使った地元民のレシピは、ウニ本来の甘みや旨みを壊すことなく、その美味しさをさらに引き出す魅力的なものばかりでした。
ぜひ一度お試しを。
次のページでは利尻島で採れるウニの種類や値段の決まり方について解説!知ればもっとウニをより美味しく食べてもらえると思います!
第1章 利尻島観光の基本
第2章 利尻島のウニの魅力
第3章 利尻昆布の魅力
第4章 利尻島の観光おすすめスポット15選
著者:そらゆか
旅が好きで日本一周を夢見る主婦ライター。「あなたのために、私のために。」をモットーに、読んでくれた方の心に足跡を残す文章作りを目指しています。学びが好きで、オールジャンルの記事作成が可能。夫の転勤により3年間利尻島で生活。夢の浮島とよばれる自然の美しさと、島の人々の優しさに触れ、利尻島のとりこに。元住民の視点で、島の楽しみ方やその魅力をたっぷりとお届けします。お問い合わせはこちらから